| 【発明の名称】 |
サッシ窓用窓枠の上枠 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐藤 慶一郎
【氏名】植田 英範
|
| 【要約】 |
【課題】室内側レール部の剛性大で見込み寸法が小さく、内観の見栄えが良い上枠とする。
【解決手段】金属枠20の横板21の室内側部分内面に第1樹脂枠30を接する。この第1樹脂枠30の第2下向き片32の室内側面に金属補強部材50の縦片52を接して室内側レール部Bを形成することで剛性大で見込み寸法を小さくする。前記金属補強部材50は縦片52の室内側面に第2樹脂枠40の縦片45を接して室内から見えないようにすることで内観の見栄えを良くする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 金属枠と、下向き片を備えた第1樹脂枠と、第2樹脂枠と、金属補強部材を備え、前記第1樹脂枠は金属枠の室内側部分内面を被覆して取付けられ、前記金属補強部材は第1樹脂枠の下向き片の室内側面に接して取付けられ、前記第2樹脂枠は金属補強部材の室内側面に接して取付けられ、前記下向き片と金属補強部材と第2樹脂枠でレール部を形成していることを特徴とするサッシ窓用窓枠の上枠。 【請求項2】 前記第2樹脂枠は横片と縦片を有し、前記金属補助部材は横片と縦片を有し、前記金属枠の内面に第1樹脂枠が接し、金属補強部材の横片が第1樹脂枠の内面に接し、かつ縦片が下向き片の室内側面に接し、前記第2樹脂枠の横片が金属補強部材の横片内面に接し、かつ縦片が金属補強部材の縦片室内側面に接し、前記金属枠と第1樹脂枠と金属補強部材の横片と第2樹脂枠の横片が重ね合ってビスで連結されている請求項1記載のサッシ窓用窓枠の上枠。 【請求項3】 室外寄りに下向き片を備えた金属枠と、第1下向き片と第2下向き片を備えた第1樹脂枠と、第2樹脂枠と、金属補強部材を備え、前記第1樹脂枠は、第2下向き片が金属枠の下向き片の室内面に接して金属枠の下向き片よりも室内側部分内面を被覆して取付けられ、下向き片と第2下向き片で外障子をガイドする室外側レール部を形成し、前記金属補強部材は第1樹脂枠の第1下向き片の室内面に接して取付けられ、前記第2樹脂枠は金属補強部材の室内側面に接して取付けられ、前記第1下向き片と金属補強部材と第2樹脂枠で内障子をガイドする室内側レール部を形成したことを特徴とするサッシ窓用窓枠の上枠。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウム等の金属枠と塩化ビニルやアクリル樹脂、PVC樹脂、FRP樹脂、GRP樹脂等の樹脂枠を組み合せた複合サッシ材で構成したサッシ窓用窓枠の上枠に関する。 【0002】 【従来の技術】複合サッシ材で構成したサッシ窓用窓枠の上枠としては、例えば特開平11−13343号公報に示すものが知られている。この上枠は、金属枠と、この金属枠の室内側部分内面を被覆し、かつ下向き片を有する樹脂枠と、この樹脂枠の室内側内面にビス止めされて下向き片の室内側面に接する金属補強部材で形成してある。この上枠は、樹脂枠の下向き片と金属補強部材で障子を走行ガイドする室内側レール部を形成しているので、その室内側レール部の見込み寸法が小さく、剛性大であるから、上枠の見込み寸法を小さくできる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前述の上枠は樹脂枠に設けた下向き片の室内側面に金属補強部材が接しているので、その金属補強部材が室内から見え、内観の見栄えが悪くなる。 【0004】そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにしたサッシ窓用窓枠の上枠を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】第1の発明は、金属枠と、下向き片を備えた第1樹脂枠と、第2樹脂枠と、金属補強部材を備え、前記第1樹脂枠は金属枠の室内側部分内面を被覆して取付けられ、前記金属補強部材は第1樹脂枠の下向き片の室内側面に接して取付けられ、前記第2樹脂枠は金属補強部材の室内側面に接して取付けられ、前記下向き片と金属補強部材と第2樹脂枠でレール部を形成していることを特徴とするサッシ窓用窓枠の上枠である。 【0006】第2の発明は、第1の発明において前記第2樹脂枠は横片と縦片を有し、前記金属補助部材は横片と縦片を有し、前記金属枠の内面に第1樹脂枠が接し、金属補強部材の横片が第1樹脂枠の内面に接し、かつ縦片が下向き片の室内側面に接し、前記第2樹脂枠の横片が金属補強部材の横片内面に接し、かつ縦片が金属補強部材の縦片室内側面に接し、前記金属枠と第1樹脂枠と金属補強部材の横片と第2樹脂枠の横片が重ね合ってビスで連結されているサッシ窓用窓枠の上枠である。 【0007】第3の発明は、室外寄りに下向き片を備えた金属枠と、第1下向き片と第2下向き片を備えた第1樹脂枠と、第2樹脂枠と、金属補強部材を備え、前記第1樹脂枠は、第2下向き片が金属枠の下向き片の室内面に接して金属枠の下向き片よりも室内側部分内面を被覆して取付けられ、下向き片と第2下向き片で外障子をガイドする室外側レール部を形成し、前記金属補強部材は第1樹脂枠の第1下向き片の室内面に接して取付けられ、前記第2樹脂枠は金属補強部材の室内側面に接して取付けられ、前記第1下向き片と金属補強部材と第2樹脂枠で内障子をガイドする室内側レール部を形成したことを特徴とするサッシ窓用窓枠の上枠である。 【0008】 【作 用】第1の発明によれば、金属枠の室内側部分内面が第1樹脂枠で被覆された複合サッシ材より成る上枠である。第1樹脂枠の下向き片を金属補強部材で補強してレール部を形成しているので、そのレール部の剛性大で見込み寸法小であるから、上枠の見込み寸法を小さくできる。金属補強部材の室外側面が第2樹脂枠で被覆されて室内から見えないので、内観の見栄えが良い。 【0009】第2の発明によれば、金属枠と第1樹脂枠と金属補強部材の横片と第2樹脂枠と横片が重ね合ってビスで連結してあるので、金属枠と第1樹脂枠と金属補強部材と第2樹脂枠を強固で、容易に連結できる。 【0010】第3の発明によれば、金属枠の下向き片と樹脂枠の第2下向き片で室外側レール部を形成しているので、室外側レール部は見込み寸法が小さく、剛性大となるし、室内側レール部は樹脂枠の第1下向き片が金属補強部材で補強したものであり、見込み寸法が小さく、剛性大となる。このようであるから、室外側レール部、室内側レール部は見込み寸法が小さく、剛性大であるから、上枠の見込み寸法を小さくできる。 【0011】また、室内側レール部を形成する金属補強部材の室内側面は第2樹脂枠で覆われているので、金属補強部材が室内から見えずに内観の見栄えが良い。 【0012】 【発明の実施の形態】図1に示すように、窓枠1に内障子2と外障子3を面内方向に引き違いに建て込んで引き違い窓を構成している。前記窓枠1は上枠4と下枠5と一方の縦枠6と他方の縦枠7を方形状に連結してある。 【0013】前記内障子2、外障子3は上框10、下框11、召合せ框12、戸当り框13を方形状に連結し、その内部にガラス14が装着してある。 【0014】前記上枠4は図2に示すように、アルミニウム等の金属枠20と、塩化ビニルやアクリル樹脂等の第1の樹脂枠30と、第2の樹脂枠40と、アルミニウム等の金属補強部材50を組み合せた複合サッシ材で構成してある。前記下枠5は図2に示すように、アルミニウム等の金属枠5aと塩化ビニルやアクリル樹脂等の樹脂枠5bを組み合せた複合サッシ材で構成してある。前記一方の縦枠6、他方の縦枠7は図3に示すように、アルミニウム等の金属枠6a,7aと塩化ビニルやアクリル樹脂等の樹脂枠6b,7bを組み合せた複合サッシ材で構成してある。 【0015】前記各上框10、各下框11、内障子2の召合せ框12、各戸当り框13は図、図3に示すように、アルミニウム等の金属枠10a,11a,12a,13aと塩化ビニルやアクリル樹脂等の樹脂枠10b,11b,12b,13bを組み合せ、金属枠の室内側面を樹脂枠で被覆した複合サッシ材で構成してある。前記外障子3の召合せ框13はアルミニウム等の金属枠であるが、前述の各框と同様に複合サッシ材としても良い。 【0016】次に前記上枠4の具体形状を図4に基づいて説明する。前記金属枠20は、室内外方向に向う横板21と、この横板21の室内外方向(見込み方向)中間に一体的に設けた上向きの躯体取付部22と、横板21の室外寄りに一体的に設けた下向き片23と、横板21の室外端部に一体的に設けた垂下片24と、横板21の室内寄り内面に一体的に設けた下向きの係止受片25と、前記横板21の室内寄り外面(上面)に一体的に設けた一対の立上り片26を備えている。 【0017】前記第1樹脂枠30は、室内外方向に向う横板31と、この横板31の室内寄りに一体的に設けられた第1下向き片32と、横板31の室外側端部に一体的に設けた第2下向き片33と、横板31の室内寄り外面(上面)に一体的に設けた係止片34を備えている。前記横板31の第1下向き片32よりも室内寄りの室内側部分が取付部35を形成している。 【0018】前記第2下向き片33の下端部は室外側に向けて鉤形に折曲し、金属枠20の下向き片23の下端部は室内側に向けて鉤形に折曲して上向き係止凹部23aを形成している。前記下向き片23の室内側面に第2下向き片33の室外側面に設けた突条33aが接し、前記上向き係止凹部23aに第2下向き片33の下端部が係止して連結してある。 【0019】これによって、下向き片23と第2下向き片33で中空形状の室外側レール部Aを形成している。 【0020】前記第1樹脂枠30の係合片34が金属枠20の係止受片25に係合し、前述の第2下向き片33と上向き係止凹部23aの係止部とによって第1樹脂枠30は金属枠20に仮支持される。第1樹脂枠30の取付部35が金属枠20の横板21における室内寄り部の内面に接し、この取付部35の室内側端部と横板21の室内側端部は見込み方向に同一位置である。これによって、金属枠20の下向き片23よりも室内寄りの室内側部分の内面が第1樹脂枠30で被覆される。 【0021】前記金属補強部材50は横片51と縦片52でほぼL字状であり、その横片51が第1樹脂枠30の横片31における取付部35に接している。前記縦片52が第1樹脂枠30の第1下向き片32の室内側面に接し、その第1下向き片32の下端部は室内側に向けて鉤形に折曲して上向き係止凹部32aを形成し、この上向き係止凹部32aに縦片52の下端部が係止して連結してある。 【0022】前記第2樹脂枠40は、中空形状の本体部41と、この本体部41の室外寄り内面部に一体的に設けた取付兼覆い部42と、本体部41の室外寄り外面部に一体的に設けた係止片43で形成されている。前記取付兼覆い部42は横片44と縦片45で略鉤形状で、横片44が金属補強部材50の横片51の内面に接し、縦片45が縦片52の室内側面に接している。前記係合片44が金属枠20の一方の立上り片26に係止する。 【0023】これによって、金属枠20の室内側端面、第1樹脂枠30の室内側端面、金属補強部材50が第2樹脂枠40で被覆される。また、第2樹脂枠40の横片44に形成した皿穴形状の孔46から固着具ビス47を、金属補強部材50の横片51、第2樹脂枠30の取付部35を貫通して金属枠20の横片21に固着(ねじ込み)することで、横片21、取付部35、横片51、横片45を重ね合せて連結している。 【0024】また、第1樹脂枠30の第1下向き片32と金属補強部材50の縦片52と第2樹脂枠40の縦片45で室内側レール部Bを形成している。この室内側レール部Bは金属補強部材50で補強されているので、剛性大であるし、見込み寸法が小さいから、上枠4の見込み寸法を小さくできる。しかも、金属補強部材50は第2樹脂枠40で被覆されるから、室内から見えずに見栄えが良い。 【0025】前記下枠5の金属枠5aは図2に示すように、その上面に室外側下レール60、室内側下レール61、室内側立上り部62を有し、下面には躯体取付部63、室内側取付部64を有する。この室内側取付部64は斜めの樹脂枠取付片64aと、この樹脂枠取付片64aと連続した横向きの躯体取付片64bで略く字形状である。 【0026】前記下枠5の樹脂枠5bは図2に示すように、中空形状の縦部65と、この縦部65の上部と連続して室外側に向うクランク形状に折曲した板状の横部66と、前記縦部65の下部と連続した斜め板状の取付部67を有する。前記縦部65が金属枠5aの室内側面(立上り部62)に接すると共に、横部66が室内側下レール61に接し、取付部67を貫通したビス68を樹脂枠取付片64aにねじ込むことで樹脂枠5bが金属枠5aに着脱自在に取付けられ、金属枠5aの室内側部分内面を被覆する。 【0027】前記各縦枠6,7の金属枠6a,7aは図3に示すように、縦枠見込み方向全長に亘る長さの板状の本体70と、この本体70の内面に一体的に設けた板状の係止受部71、板状の樹脂枠取付部72と、本体70の外面に一体的に設けた板状の躯体取付部73と、本体70の室内側端部と一体的に連続した板状の室内側取付部74を有する。 【0028】前記各縦枠6,7の樹脂枠6b,7bは図3に示すように、前記係止受部71に係止すると共に、本体70の内面に接する板状の本体75と、この本体75の室内側寄り外面に外向きに一体的に設けた板状の取付部76を有する。前記取付部76を樹脂枠取付部72に接し、室内側からビス77を取付部76を貫通して樹脂枠取付部72にねじ込むことで樹脂枠6b,7bが金属枠6a,7aに着脱自在に取付けられ、金属枠6a,7aの室内側部分内面を被覆する。前記ビス77は本体部75の室内端面よりも室外側に位置している。 【0029】前記各枠の金属枠20,5a,6a,7aの躯体取付部22,63,73が建物躯体80の室外面81に固着具で固着され、各枠の室内寄り部分がサッシ取付開口部82内に突出する。上枠4の室内寄り部分が固着具でサッシ取付開口部82の上内面82aに固着具で固着され、下枠5の取付部64bが固着具で下内面82bに固着され、各縦枠6,7の取付部74が固着具で縦内面82cに固着される。 【0030】前記各内面の室内寄りには額縁等の内装材83が取付けてある。下内面82bに取付けた内装材83で下枠5の樹脂枠取付部64を被覆し、その金属枠5aと樹脂枠5bを連結するビス68が室内から見えないようにしている。このようであるから、内装材83を取り外すことでビス68を室内から弛めて樹脂枠5bを取り外し、新らしい樹脂枠5bを取付けて再び内装材83を取付けることで、金属枠5aを建物躯体に取付けたままで樹脂枠5bを容易に交換できると共に、そのビス68が室内から見えずに内観の見栄えが良い。 【0031】前記縦内面83cに取付けた内装材83で縦枠6,7の金属枠6a,7aと樹脂枠6b,7bを連結するビス77が覆われて室内から見えない。前記内装材83を取り外しすることで、室内からビス77を弛めて樹脂枠6b,7bを取り外し、新らしい樹脂枠6b,7bを取付けて再び内装材83を取付けることで、金属枠6a,7aを建物躯体に取付けたままで樹脂枠6b,7bを容易に交換できると共に、そのビス77が室内から見えないので内観の見栄えが良い。 【0032】上枠4の第2の実施形態を図5に基づいて説明する。第1樹脂枠30は、横板31、第1下向き片32、第2下向き片33、係合片34、取付部35、室内側部37を有し、その室内側部37は縦片37aと横向37bでほぼL字形状で、その縦片37aと第1下向き片32との間に下向き凹部38を形成している。前記横片37bが内装材83にビスで固着される。 【0033】前記第2樹脂枠40は横片44と縦片45でほぼ鉤形状で、前記第1樹脂枠30の下向き凹部38内に設けられて金属補強部材50を被覆している。 【0034】以上の実施形態は引き違いサッシ窓であるが、内動片引き窓の場合などには外障子が固定されるので、室内側レール部Aのみを有する上枠とすれば良い。 【0035】 【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、金属枠の室内側部分内面が第1樹脂枠で被覆された複合サッシ材より成る上枠である。第1樹脂枠の下向き片を金属補強部材で補強してレール部を形成しているので、そのレール部の剛性大で見込み寸法小であるから、上枠の見込み寸法を小さくできる。金属補強部材の室外側面が第2樹脂枠で被覆されて室内から見えないので、内観の見栄えが良い。 【0036】請求項2に係る発明によれば、金属枠と第1樹脂枠と金属補強部材の横片と第2樹脂枠と横片が重ね合ってビスで連結してあるので、金属枠と第1樹脂枠と金属補強部材と第2樹脂枠を強固で、容易に連結できる。 【0037】請求項3に係る発明によれば、金属枠の下向き片と樹脂枠の第2下向き片で室外側レール部を形成しているので、室外側レール部は見込み寸法が小さく、剛性大となるし、室内側レール部は樹脂枠の第1下向き片が金属補強部材で補強したものであり、見込み寸法が小さく、剛性大となる。このようであるから、室外側レール部、室内側レール部は見込み寸法が小さく、剛性大であるから、上枠の見込み寸法を小さくできる。 【0038】また、室内側レール部を形成する金属補強部材の室内側面は第2樹脂枠で覆われているので、金属補強部材が室内から見えずに内観の見栄えが良い。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】390005267 【氏名又は名称】ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社
|
| 【出願日】 |
平成11年12月27日(1999.12.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100073818 【弁理士】 【氏名又は名称】浜本 忠 (外2名)
|
| 【公開番号】 |
特開2001−182432(P2001−182432A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月6日(2001.7.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−370043 |
|