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【発明の名称】 引戸開閉装置
【発明者】 【氏名】外川 俊次

【氏名】斎藤 潤

【氏名】堀 宏展

【氏名】水野 光政

【要約】 【課題】引戸本体に手を触れることなく引戸本体を開閉できるようにしながらも引戸本体が自動的に開閉されることによる不都合を回避する。

【解決手段】引戸本体はコイル4の励磁タイミングを制御することによって電動で走行される。コイル4の励磁を制御する出力制御部70は受信部76a,76bで受信されるリモコン送信機20からのワイヤレス信号による指示を受けて動作する。リモコン送信機20は開操作部21を備え、開操作部21が操作されると、引戸本体は開口部を全開した後、コイル4の励磁を停止する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 建物の開口部の上縁に沿って配設される鴨居と、鴨居の長手方向に走行自在となるように配置された引戸本体と、鴨居内に収納されるとともに複数個のコイルが鴨居の長手方向に列設された固定子ブロックと、固定子ブロックにおける前記コイルの少なくとも一部に対向するように引戸本体に配設され鴨居の長手方向に沿って交互に異極性の磁極が並ぶ永久磁石を備えた可動子ブロックと、鴨居内に収納され引戸本体の位置および走行させる方向に応じて固定子ブロックの各コイルの励磁極性と励磁タイミングとを制御するコントローラと、前記開口部の近傍に配置されワイヤレス信号を受信しワイヤレス信号の内容に応じてコントローラにコイルの励磁を制御させる受信部と、受信部で受信可能なワイヤレス信号を送信してコントローラに引戸本体の開閉を指示するリモコン送信機とを備えることを特徴とする引戸開閉装置。
【請求項2】 前記リモコン送信機が複数設けられていることを特徴とする請求項1記載の引戸開閉装置。
【請求項3】 前記コントローラが前記引戸本体の開放時に前記コイルの励磁を停止する開放機能を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の引戸開閉装置。
【請求項4】 前記コントローラが前記受信部からの指示により前記引戸本体を開放位置まで走行させた後に前記コイルの励磁を停止する開放機能を有し、前記リモコン送信機が開放機能の起動を指示する開操作部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の引戸開閉装置。
【請求項5】 前記開口部の近傍に設定した検知エリア内における人の存否を検出する人感センサが付加され、前記コントローラが、人感センサにより人の存在が検出されたときに前記引戸本体を開放位置まで走行させるとともに人感センサにより人の存在が検出されなくなってからも前記コイルの励磁を停止させ続ける開放機能を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の引戸開閉装置。
【請求項6】 前記開放機能が作動中であることを報知する報知手段が付加されていることを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか1項に記載の引戸開閉装置。
【請求項7】 前記コントローラが、前記引戸本体の開方向と閉方向とのいずれかへの移動を検出すると前記引戸本体を移動した方向に走行させるようにコイルを励磁するアシスト機能と、前記引戸本体が走行して全開位置に達すると前記コイルの励磁を停止する開放機能と、開放機能が起動されてから一定時間はアシスト機能を禁止する不感機能とを備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の引戸開閉装置。
【請求項8】 前記引戸本体の走行中に引戸本体の走行が阻止されたことを検出すると前記コントローラが前記開放機能を起動させることを特徴とする請求項3記載の引戸開閉装置。
【請求項9】 前記リモコン送信機に閉方向への移動を指示する閉操作部が設けられ、前記引戸本体が開方向に走行を開始した後に全開位置に達するまでの間には前記リモコン送信機の閉操作部の操作による指示を無視する閉無効化機能を前記コントローラが備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の引戸開閉装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引戸本体を電動開閉させる引戸開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、引戸本体を電動開閉させるようにした引戸開閉装置が知られている。この種の引戸開閉装置には、商店やオフィスの入口などに設置される自動ドアとして用いられているものが多い。したがって、この種の引戸開閉装置では、引戸本体により開閉すべき開口部の近傍に設定した検知エリア内における人の存否を検出する人感センサを設け、人感センサにより人の存在が検出されると、引戸本体を開放する構成が採用されている。
【0003】一方、最近では高齢者や身体障害者にとって暮らしやすい住宅設備が要求されるようになってきており、住宅内においても開口部の電動開閉を可能にすることが要求されてきている。そこで、住宅における開口部に引戸本体を設け、引戸本体を手動と電動とのいずれでも開閉可能とするために、リニアモータを引戸本体の駆動源に用いる引戸開閉装置が提案されている。
【0004】この種の引戸開閉装置では、一般の自動ドアのように人が近くを通るだけで引戸本体が開放される構成を採用すると、プライバシーが損なわれたり、冷暖房の効率が低下したりするという問題が生じる場合がある。この種の問題を解決する構成として、引戸本体を開方向と閉方向とのいずれかに少しだけ移動させると、リニアモータが起動されて引戸本体が自動的に走行する構成が考えられている。すなわち、人感センサにより人の存在が検出されると引戸本体を開方向に走行させる構成ではなく、引戸本体を開閉するために人が力を加えて少しだけ開閉させると、その後は引戸本体を自動的に走行させるアシスト機能が考えられている。このようなアシスト機能を用いると、引戸本体を不用意に開閉させることが防止されることになる。
【0005】ここで、アシスト機能は引戸本体を開放する場合にのみ用い、引戸本体の開放から一定時間後に引戸本体を閉方向に走行させれば、引戸本体を閉じる動作は自動化されて操作が不要になり、かつ引戸本体が不用意に開放されることによる不都合は回避される。また、引戸本体の開放からの一定時間後ではなく、人感センサを設けて人感センサにより人の存在が検出されなくなってから一定時間後に引戸本体を閉じる構成も考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、引戸本体の開方向への移動と閉方向への移動とをともに自動化するとプライバシーや冷暖房などの点で不都合が生じ、また風通しなどのために引戸本体を開放しておくこともできないものである。一方、引戸本体を開方向に移動させる際にはアシスト機能を用いれば、電動走行を可能としながらもプライバシーや冷暖房に関する問題を解決することができる。しかしながら、引戸本体の閉方向への移動が自動化されたものでは、引戸本体を開放した状態に保つことができないという問題は依然として残されることになる。
【0007】また、アシスト機能を用いる場合には、引戸本体に手を触れなければ引戸本体を走行させることができないから、たとえば車椅子を利用しているときには引戸本体に手が届きにくく、人感センサを用いて引戸本体を自動的に開閉させるものに比較して引戸本体の開閉操作が面倒である。とくに、手が不自由な人では引戸本体に力を加えることすら難しく引戸本体の開閉が困難になる。
【0008】本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、引戸本体に手を触れることなく引戸本体を開閉できるようにしながらも引戸本体が自動的に開閉されることによる不都合を回避した引戸開閉装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、建物の開口部の上縁に沿って配設される鴨居と、鴨居の長手方向に走行自在となるように配置された引戸本体と、鴨居内に収納されるとともに複数個のコイルが鴨居の長手方向に列設された固定子ブロックと、固定子ブロックにおける前記コイルの少なくとも一部に対向するように引戸本体に配設され鴨居の長手方向に沿って交互に異極性の磁極が並ぶ永久磁石を備えた可動子ブロックと、鴨居内に収納され引戸本体の位置および走行させる方向に応じて固定子ブロックの各コイルの励磁極性と励磁タイミングとを制御するコントローラと、前記開口部の近傍に配置されワイヤレス信号を受信しワイヤレス信号の内容に応じてコントローラにコイルの励磁を制御させる受信部と、受信部で受信可能なワイヤレス信号を送信してコントローラに引戸本体の開閉を指示するリモコン送信機とを備えるものである。この構成によれば、ワイヤレス式のリモコン送信機の操作によって引戸本体から離れた場所からでも引戸本体を開閉することができる。たとえば、車椅子を利用している場合でも引戸本体に手を伸ばすことなく引戸本体を開閉させることができ、また手が不自由であってもリモコン送信機からワイヤレス信号を送信することができれば引戸本体を開閉することができる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記リモコン送信機が複数設けられているものである。この構成によれば、引戸本体の近傍で引戸本体の表裏両側にリモコン送信機を配置しておけば、リモコン送信機を携行しなくても引戸本体の開閉操作が可能になる。また、引戸本体を配置した開口部が建物内に複数箇所存在する場合には、各開口部ごとに異なるワイヤレス送信機を用いるようにすれば、開閉操作を意図していない引戸本体が誤って開閉されるのを防止することが可能になる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記コントローラが前記引戸本体の開放時に前記コイルの励磁を停止する開放機能を有するものである。この構成によれば、引戸本体の開放時にコイルの励磁を停止するから、風通しなどを行うために、引戸本体を開放位置に保つことが可能になる。ここで、開放位置は、引戸本体の全開位置だけではなく引戸本体を途中まで開いた位置も含み、引戸本体が開口部をすべて閉じている状態以外はすべて開放位置になりうる。開放位置における引戸本体の開量はあらかじめ設定しておく。
【0012】請求項4の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記コントローラが前記受信部からの指示により前記引戸本体を開放位置まで走行させた後に前記コイルの励磁を停止する開放機能を有し、前記リモコン送信機が開放機能の起動を指示する開操作部を備えるものである。この構成によれば、リモコン送信機の開操作部を操作することによって引戸本体を開放位置まで走行させ、開放位置に停止させることができる。この場合の開放位置は全開位置のようにあらかじめ規定しておく。
【0013】請求項5の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記開口部の近傍に設定した検知エリア内における人の存否を検出する人感センサが付加され、前記コントローラが、人感センサにより人の存在が検出されたときに前記引戸本体を開放位置まで走行させるとともに人感センサにより人の存在が検出されなくなってからも前記コイルの励磁を停止させ続ける開放機能を有するものである。この構成によれば、人感センサにより人が検出されると引戸本体が開放位置まで移動するから、リモコン送信機を操作することなく引戸本体を開放させることができる。しかも、引戸本体が開放位置まで移動した後には、引戸本体が閉じることなく開放位置に保たれるから、何らの操作も行うことなく引戸本体を開放位置に位置させることができる。この構成の場合、開放位置は全開位置のようにあらかじめ規定しておく。
【0014】請求項6の発明は、請求項3ないし請求項5の発明は、前記開放機能が作動中であることを報知する報知手段が付加されているものである。この構成によれば、引戸本体が開放位置に位置しているときに、報知手段によって開放機能の作動中か否かを確認することができるから、引戸本体が開放機能によって開放位置に位置しているのか、故障によって開放位置に位置しているのかを容易に判別することができる。
【0015】請求項7の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記コントローラが、前記引戸本体の開方向と閉方向とのいずれかへの移動を検出すると前記引戸本体を移動した方向に走行させるようにコイルを励磁するアシスト機能と、前記引戸本体が走行して全開位置に達すると前記コイルの励磁を停止する開放機能と、開放機能が起動されてから一定時間はアシスト機能を禁止する不感機能とを備えるものである。この構成によれば、アシスト機能を備えることによって引戸本体を開閉する際には手動で引戸本体を開方向または閉方向に少しだけ移動させれば、その後は引戸本体を自動的に開閉させることができ、使用者の意思に応じて引戸本体を移動させることができる。しかも、引戸本体が開放位置に達して開放機能によりコイルの励磁が停止してから一定時間は不感機能によってアシスト機能が禁止されるから、引戸本体が開放位置に達してから一定時間内であれば引戸本体の位置を調節することが可能であり、引戸本体の開量を任意に調節することが可能になる。
【0016】請求項8の発明は、請求項3の発明において、前記引戸本体の走行中に引戸本体の走行が阻止されたことを検出すると前記コントローラが前記開放機能を起動させるものである。この構成によれば、引戸本体の走行中に人や物が引戸本体に接触するなどして過負荷になると、開放機能が起動してコイルの励磁を停止させるから、過負荷状態における無駄な電力消費を防止することができ省エネルギになる。
【0017】請求項9の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記リモコン送信機に閉方向への移動を指示する閉操作部が設けられ、前記引戸本体が開方向に走行を開始した後に全開位置に達するまでの間には前記リモコン送信機の閉操作部の操作による指示を無視する閉無効化機能を前記コントローラが備えるものである。この構成によれば、引戸本体を開方向に走行させて開口部を人が通過しようとするときに他の人が引戸本体を閉じる操作を行っても引戸本体が閉方向に走行することがないから、開口部を安全に通過することができる。なお、引戸本体が開方向に移動すれば開口部を通過しようとする人が見えるから、引戸本体が全開位置に達した状態では他の人が閉操作部を操作する可能性は低くなる。
【0018】
【発明の実施の形態】図2に示すように、建物に設けられる開口部(たとえば、建物の出入口)の周縁に戸枠1が配設され、戸枠1内に引戸本体10が戸枠1内で走行自在となるように配設される。図示例では片引きの引戸を示しており、戸枠1を構成する鴨居31および敷居32は、長手方向の一端側が他端側の略半分の幅になるように鴨居31および敷居32の上記一端側には切欠部31a,32aがそれぞれ形成されている。したがって、戸枠1は鴨居31および敷居32と3本の縦枠33a〜33cとにより構成される。3本の縦枠33a〜33cのうちの1本の縦枠33aは鴨居31および敷居32の狭幅である上記一端に結合され、他の1本の縦枠33bは鴨居31および敷居32の広幅である上記他端に結合される。残りの1本の縦枠33cは切欠部31a,32aにおいて縦枠33bの一部に対向するように配置される。
【0019】戸枠1は組み立てられた後に開口部内に配置され、釘等の固定具を用いて開口部に固定される。図2においては鴨居31をまぐさに固定するための釘状の固定具34を例示しているが、他の部材についても同様にして開口部に固定される。敷居32には長手方向の略全長に亙ってレール溝35が形成され、引戸本体10の下面に設けた戸車11がレール溝35に案内される。一方、鴨居31の下面側には下方に開放された断面コ字状の走行レール36が鴨居31の全長に亙って取り付けられており、引戸本体10の上部が走行レール36に嵌入される。つまり、引戸本体10は走行レール36とレール溝35とにより支持された状態で走行することになる。
【0020】ところで、本実施形態において引戸本体10を走行させる動力源は、図3に示すように、鴨居31に設けた固定子ブロック2と引戸本体10に設けた可動子ブロック3とにより構成されたリニアモータからなる。鴨居31には図4に示すように、凹溝37が形成され、この凹溝37に固定子ブロック2が走行レール36とともに収納される。
【0021】固定子ブロック2は、図10および図11に示すように、鴨居31の長手方向に等間隔で列設された複数個のコイル4を備える。ただし、鴨居31の長手方向の1箇所についてはコイル4に代えてセンサブロック5を配置してある。センサブロック5は3個のホールIC6を鴨居31の長手方向に等間隔で配列したものであり、中央のホールIC6は隣接する2個のコイル4の中央に位置し、残りのホールIC6は、中央のホールIC6に対してコイル4の配列ピッチの3分の1の距離だけ離れて配置される。ホールIC6は基板41に実装されており、固定子ブロック2を構成する鉄心ブロック42にスペーサ43を介して基板41が取り付けられる。
【0022】鉄心ブロック42は板状のヨーク部42aに複数の鉄心42bを植設したものであって、各鉄心42bにコイル4が巻装される。したがって、コイル4に通電すればヨーク部42aを介して磁路が形成されることになる。また、固定子ブロック2において鉄心42bの側方には各コイル4および基板41に電気的に接続された接続基板44が配置される。本実施形態ではコイル4が3相で励磁されるように構成されており、接続基板44は各相のコイル4を互いに接続する。接続基板44の端部には信号用のコネクタ45aと電源用のコネクタ45bとが設けられ、コネクタ45a,45bは後述するコントローラ7に接続される。また、接続基板44には絶縁板46が重ねられる。
【0023】ところで、図6に示すように、固定子ブロック2のヨーク部42aと走行レール36との間にはスペーサ47が介装され、スペーサ47を通る取付ねじ48によって固定子ブロック2が走行レール36とともに鴨居31に固定される。このように、鴨居31に固定子ブロック2を収納することによって、従来の手動式の引戸に用いる鴨居31と同程度の寸法で固定子ブロック2を備えた鴨居31を構成することが可能になる。
【0024】一方、固定子ブロック2とともにリニアモータを構成する可動子ブロック3は、図2および図3に示すように、固定子ブロック2における各コイル4に対向するように配置され、かつコイル4との対向面に鴨居31の長手方向において交互に異極性の磁極が並ぶ永久磁石51を備える。永久磁石51は上下方向に着磁されており、永久磁石51の下面にはヨーク板52が固着される。ヨーク板52は鴨居31の長手方向における寸法が永久磁石51よりも長く、ヨーク板52の両端部はねじのような固定具53によって引戸本体10の上面に固着される。永久磁石51は上下方向に着磁された複数個の永久磁石を鴨居31の長手方向(ヨーク板52の長手方向)に配列するか、磁性体に多極着磁することによって形成されている。永久磁石51におけるコイル4との対向面に形成された磁極のピッチは、コイル4のピッチの3分の2に設定されている。したがって、コイル4への通電状態をホールIC6で検出される永久磁石51の極性に応じて順次変化させることで、固定子ブロック2と可動子ブロック3との間の磁力を、可動子ブロック3が固定子ブロック2に対して直進移動するように作用させることができ、結果的に鴨居31に対して引戸本体10を走行させることが可能になる。
【0025】上述したように、リニアモータを構成する要素としての固定子ブロック2と可動子ブロック3とを、それぞれ鴨居31と引戸本体10とに分離して設けていることによって、従来から用いられている引戸本体10に可動子ブロック3を取り付けるとともに、固定子ブロック2を収納した鴨居31を用いることで、動力源により駆動される引戸を構成することができ、鴨居31は手動式の引戸と同寸法に形成することが可能であるから、鴨居31の交換によって手動式の引戸を電動式の引戸に交換することが可能になる。
【0026】ところで、可動子ブロック2は上述したように複数個のコイル4を備え、またホールIC6を実装した基板41を備えている。可動子ブロック3を固定子ブロック2に対して走行させるには、ホールIC6の出力に基づいてコイル4への通電タイミングを制御する必要がある。そこで、コイル4への通電タイミングを制御するためにコントローラ7が設けられる。コントローラ7は図12および図13に示すように筐体61に収納されており、図5および図6に示すように、鴨居31の広幅部分における幅方向の一方側で凹溝37を形成していない部位に収納される。つまり、コントローラ7は建物の開口部における幅方向の中央付近に配置される。また、コントローラ7の筐体61の下面は鴨居31の他の部位の下面と揃えられている。筐体61をこのような位置に配置していることによって、コントローラ7の操作やメンテナンスに際して、コントローラ7は作業しやすい位置に設けられていることになる。
【0027】ところで、コントローラ7は、図1に示す構成を有し、商用電源(AC100V)71から電源スイッチ72を介して整流平滑部73で整流平滑した直流電源を、パワー出力部74を通して固定子ブロック2のコイル4に与えるように構成されている。パワー出力部74ではコイル4への通電のタイミングを出力制御部70からの指示に従って制御する。出力制御部70には上述したホールIC6のほか、赤外線を伝送媒体とするワイヤレス信号を受信する受信部76a,76bの出力が入力される。また、出力制御部70はマイコンを主構成要素として備え、整流平滑部73の出力電圧を制御電源部77で安定化させた電源が供給される。
【0028】受信部76a,76bは2個設けられているが、一方の受信部76aのみが筐体61に収納され、他方の受信部76bは別に設けたケース63に収納される。筐体61の下面には受光窓64が形成され、ワイヤレス信号は受光窓64を通して受信部76aに入射する。この受光窓64には突出部が形成されず開口部を通過する際の邪魔になることがない。
【0029】出力制御部70では受信部76aにより受信したワイヤレス信号の内容に応じて引戸本体10の走行を制御する。つまり、赤外線を媒体としたワイヤレス信号により引戸本体10の開閉が指示可能になっている。筐体61に収納されていない受信部76bは受信部76aと等価に機能するものであって、受信部76bで受信したワイヤレス信号によっても出力制御部70は引戸本体10の開閉を制御する。コントローラ7の筐体61の下面には窓62および受光窓64の近傍に発光ダイオードからなる表示灯66a,66bが配置される。表示灯66aは電源供給時に点灯して電源が正常に供給されているか否かを示し、表示灯66bはリモコン送信機20からのワイヤレス信号を受信したときに点灯するようになっている。表示灯66a,66bは鴨居31の下面に露出しており、視認性のよい場所に設置されている。
【0030】受信部76bを収納するケース63は図14に示すようにワイヤレス信号が通過する受光窓65を長手方向の中央部に有しており、このケース63は図5に示すように鴨居31の長手方向の中央付近に配置される。ただし、ケース63を取り付ける位置は、引戸本体10が走行する走行レール36を挟んで筐体61とは反対側に配置される。要するに引戸本体10の表裏両側に各受信部76a,76bが配置されることになる。このように、引戸本体10に対して表裏両側に受信部76a,76bを設けていることによって、引戸本体10の表裏のどちらからでもワイヤレス信号による引戸本体10の開閉の指示が可能になり、ワイヤレス信号を送信するリモコン送信機20を使用可能な領域が広くなるのである。
【0031】リモコン送信機20は押釦スイッチからなる操作部を備え、操作部としては引戸本体10を開方向に走行させることを指示する開操作部21と、引戸本体10を閉方向に走行させることを指示する閉操作部22とを備える。開操作部21が操作されると、出力制御部70では開放機能が起動され、引戸本体10を開方向に走行させ引戸本体10を全開させた後にコイル4の励磁を停止する。したがって、開操作部21の操作によって引戸本体10を走行させた後にはコイル4の励磁が停止しているから、開口部を開放した状態に保つことができる。また、開放機能により引戸本体10を開放したときには、引戸本体10を開放している間に表示灯66a,66bの点灯状態を変化させる(たとえば、点滅点灯させる)ことによって、出力制御部10の開放機能が作動して引戸本体10が開放されたことを報知する。このことによって、停電などの異常ではないことを確認することができる。
【0032】リモコン送信機20は両受信部76a,76bで共通に使用可能なものを2台以上設けることができ、また別の開口部に配置した引戸本体10を走行させるために別のチャンネルを有したリモコン送信機20を用いるようにしてもよい。上述のように受信部76a,76bを引戸本体10の表裏両側に設けているから、リモコン送信機20も引戸本体10の表裏両側に配置しておけば、リモコン送信機20を持ち歩くことなく引戸本体10の表裏のどちらからでも引戸本体10の操作が可能になる。また、引戸本体10を設けた開口部が複数存在するときには、各開口部ごとに異なるチャンネルを用いれば、意図しない他の開口部の引戸本体10を誤って操作することを防止できる。
【0033】出力制御部70は従来構成としても説明したアシスト機能も備える。アシスト機能は、停止中の引戸本体10を開方向または閉方向に少しだけ移動させたときに、ホールIC6の出力変化を検出することによってコイル4の励磁を開始し、引戸本体10を移動させた方向に自動走行させる機能である。つまり、最初に引戸本体10を少しだけ移動させると、その後は、引戸本体10を自動走行させることができる。ただし、本実施形態においては、開放機能を用いて引戸本体10を全開させたときに、引戸本体10が全開位置に達した後から一定時間はアシスト機能の作動を禁止する不感機能を出力制御部70に設けてある。この不感機能によって、引戸本体10が全開位置に達して一定時間内であれば、引戸本体10を自由に移動させることが可能であり、このことによって引戸本体10による開口部の開量を自由に調節することが可能になる。つまり、室内の風通しのために開口部を少しだけ開けておくことも可能になる。この機能を用いることによって、電源スイッチ72により電源を切ることなく引戸本体10の開量を自由に設定することが可能になる。
【0034】出力制御部70では、引戸本体10の走行速度をホールIC6の出力変化によって監視しているから、コイル4の励磁タイミングとホールIC6の出力変化とを比較することで、引戸本体10の実際の走行速度が引戸本体10を走行させようとしている速度よりも遅くなったことを検出することが可能である。このような状態は、引戸本体10が人や障害物に接触するなどして過負荷になっている状態と考えられるから、出力制御部70では過負荷状態を検出すると、上述した開放機能によって引戸本体10を開方向に走行させた後にコイル4の励磁を停止する。このことにより、過負荷状態が継続されて無駄に電力が消費されるのを防止することができ省エネルギになる。
【0035】リモコン送信機20は上述したように複数台設けられているから、1台のリモコン送信機20によって引戸本体10の開放が指示され人が通過しようとしているときに、別のリモコン送信機20によって同じ引戸本体10を閉じるように指示される場合が考えられる。そこで、出力制御部70には閉無効化機能を設けてあり、引戸本体10が開方向に走行を開始した後に全開位置に移動するまでの間にはリモコン送信機20から引戸本体10を閉じる指示があっても無視するようにしてある。このように、引戸本体10が走行している開方向に走行している間にはリモコン送信機20の閉操作部22の操作を無効にしているから、開口部を通過しようとしているときに、引戸本体10の走行方向が閉方向に反転して引戸本体10に衝突するということがなく、開口部を安全に通ることができる。引戸本体10が全開位置に達すれば、開口部を通過しようとしている人が確実に見えるようになるから、他の人が閉操作部22を操作する可能性は少ない。
【0036】なお、閉無効化機能を引戸本体10が開方向に走行を開始してから全開位置に達するまでではなく、引戸本体10が開方向に走行を開始してから開口部を人が通過する程度に設定した一定時間の期間としたり、後述するように開口部の近傍を検知エリアとする人感センサを設けておき、引戸本体10が開方向に走行を開始してから人感センサで人が検知されなくなるまでの期間としたりすることも可能である。
【0037】ところで、コントローラ7の筐体61の長手方向の両端部にはそれぞれ蓋61a,61bが着脱可能に取着される。一方の蓋61aは固定子ユニット2に接続する接続部を覆うものであって、この部位には信号用のコネクタ78や電源用のコネクタ79が収納される。図8のようにコネクタ78には接続線81が接続され、接続線81は図7のようにコネクタ45aに接続される。また、コネクタ79には図8のように接続線82が接続され、接続線82は図7のようにコネクタ45bに接続される。これらの接続線81,82は鴨居31の内部で配線され、鴨居31の外部で配線する必要はない。つまり、施工時において電源供給用の電線以外の配線が不要であり、配線施工が容易である。
【0038】他方の蓋61bに対応する部位には電源スイッチ72および電源端子77が設けられ、電源端子77は蓋61bによって隠蔽されるが、電源スイッチ72の操作部は蓋61bを通して下面側に露出するようになっている。電源端子77は速結端子構造を有しており、蓋61bを外すと電線挿入口77aおよび解除釦(図示せず)を操作する操作孔77bが露出する。ここで、速結端子構造とは、板ばねからなる鎖錠ばね(図示せず)によって電線の接続と抜止とを行うものであり、電線挿入口77aから電線を挿入するだけで鎖錠ばねにより電線の接続と抜止とが行われる。また、操作孔77bにマイナスドライバの先端部のような工具を挿入して解除釦を押せば、解除釦が鎖錠ばねを撓ませて鎖錠ばねによる電線の保持を解除することができるように構成されている。
【0039】しかして、施工時には電源供給用の電線を電線挿入口77aに挿入し、蓋61bを取り付ければ電線は露出せず、電源スイッチ72の操作部のみが鴨居31の下面に露出することになる。このように電源スイッチ72が鴨居31の下面側に露出するから電源スイッチ72の操作が容易になっている。電線は鴨居31の端部付近から鴨居31の外部に引き出され壁内に配線される。すなわち、受信部76aを収納したコンローラ7の筐体61と、受信部76bを収納したケース63とが鴨居31に収納されているから、受信部76a,76bの配線、コントローラ7と固定子ブロック2との間の配線などは鴨居31の内部で行われ、これらは工場で組み立てられるから、施工時に面倒な配線作業を行う必要がないのである。その結果、現場施工時には電源供給用の電線のみを配線すればよいのであって、現場での配線作業が容易になる。また、上述したように、本実施形態で用いる鴨居31は、手動式の引戸の鴨居とほぼ同寸法であるから、手動式の引戸に対して鴨居31のみを交換し、引戸本体10の上面に可動子ブロック3を取り付けるだけで電動式の引戸を構成することができ、既製の手動式の引戸を低コストで電動式の引戸に交換することができる。
【0040】上述の実施形態では片引きの引戸を例示したが、引き違い戸でも同様の構成を採用することが可能である。
【0041】ところで、上述した実施形態は、住宅内などで使用することを想定しており、従来構成としても説明したように、人が近付くだけで引戸本体10が不用意に開放されるのを防止するために人感センサは設けていないものとして説明した。ただし、目的によっては人感センサを設けてリモコン送信機70からの指示を行うことなく引戸本体10を開放するのが望ましい場合もある。以下では、人感センサを用いて引戸本体10を自動的に開放させる場合について、引戸本体10を開放位置に維持する例を説明する。
【0042】人感センサ75は人体から放射される熱線を用いて人の存否を検出する焦電型赤外線センサを用いたものであり、図1に二点鎖線で示しているように出力制御部70に接続される。この種の人感センサ75は、人から放射される熱線を受光し、熱線量に所定量以上の変化が生じたときに出力を変化させる。すなわち、人感センサ75は受動型であって対象物に赤外線を照射する機能が不要であるから構成が簡単であり、しかも冷却などの必要がなく安価かつ省スペースで取り扱いも容易になっている。人感センサ75の検知領域は光学的に視野を制御することによって容易に設定することができ、検知領域を開口部の周囲にバランスよく設定することができる。コントローラ7の筐体61の下面には図に二点鎖線で示しているように、人感センサ75に対応する部位に赤外線を通過させる1つの窓62が形成される。窓62は筐体61の長手方向の中央に形成されており、しかも、コントローラ7は引戸本体10が開閉する開口部において引戸本体10の走行方向の中央付近に位置するから、結果的に検知領域をバランスよく形成することができる。
【0043】ところで、出力制御部70は、人感センサ75により人の存在が検出されている間に開口部を開放するように引戸本体10を開方向に移動させ、その後はコイル4の励磁を停止して引戸本体10を開放状態に保つ開放機能を有している。すなわち、人感センサ75で人の存在が検出されたときには引戸本体10を全開させるが、その後はコイル4の励磁を停止して開放位置に保つのである。一般に自動ドアにおいては、人の存在が検出されなくなった後に開口部を閉じるのであるが、本実施形態では人感センサ75の出力に関連付けて引戸本体10を閉じる動作は行わないようにしてある。ここにおいて、人感センサ75を用いて引戸本体10を開放する構成は自動ドアと同様であるが、引戸本体10を閉方向に移動させる際には人感センサ75の出力に依存しないから、従来構成に対して部品点数を変更することなく、出力制御部70の機能のみを変更すれば、開放機能を実現することが可能になる。人感センサ75は上述したように閉無効化機能の期間を規定するために用いることも可能である。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明は、建物の開口部の上縁に沿って配設される鴨居と、鴨居の長手方向に走行自在となるように配置された引戸本体と、鴨居内に収納されるとともに複数個のコイルが鴨居の長手方向に列設された固定子ブロックと、固定子ブロックにおける前記コイルの少なくとも一部に対向するように引戸本体に配設され鴨居の長手方向に沿って交互に異極性の磁極が並ぶ永久磁石を備えた可動子ブロックと、鴨居内に収納され引戸本体の位置および走行させる方向に応じて固定子ブロックの各コイルの励磁極性と励磁タイミングとを制御するコントローラと、前記開口部の近傍に配置されワイヤレス信号を受信しワイヤレス信号の内容に応じてコントローラにコイルの励磁を制御させる受信部と、受信部で受信可能なワイヤレス信号を送信してコントローラに引戸本体の開閉を指示するリモコン送信機とを備えるものであり、ワイヤレス式のリモコン送信機の操作によって引戸本体から離れた場所からでも引戸本体を開閉することができるから、たとえば、車椅子を利用している場合でも引戸本体に手を伸ばすことなく引戸本体を開閉させることができ、また手が不自由であってもリモコン送信機からワイヤレス信号を送信することができれば引戸本体を開閉することができるという利点がある。
【0045】請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記リモコン送信機が複数設けられているものであり、引戸本体の近傍で引戸本体の表裏両側にリモコン送信機を配置しておけば、リモコン送信機を携行しなくても引戸本体の開閉操作が可能になるという利点があり、また、引戸本体を配置した開口部が建物内に複数箇所存在する場合には、各開口部ごとに異なるワイヤレス送信機を用いるようにすれば、開閉操作を意図していない引戸本体が誤って開閉されるのを防止することが可能になるという利点がある。
【0046】請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記コントローラが前記引戸本体の開放時に前記コイルの励磁を停止する開放機能を有するものであり、引戸本体の開放時にコイルの励磁を停止するから、風通しなどを行うために、引戸本体を開放位置に保つことが可能になるという利点がある。
【0047】請求項4の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記コントローラが前記受信部からの指示により前記引戸本体を開放位置まで走行させた後に前記コイルの励磁を停止する開放機能を有し、前記リモコン送信機が開放機能の起動を指示する開操作部を備えるものであり、リモコン送信機の開操作部を操作することによって引戸本体を開放位置まで走行させ、開放位置に停止させることができるという利点がある。
【0048】請求項5の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記開口部の近傍に設定した検知エリア内における人の存否を検出する人感センサが付加され、前記コントローラが、人感センサにより人の存在が検出されたときに前記引戸本体を開放位置まで走行させるとともに人感センサにより人の存在が検出されなくなってからも前記コイルの励磁を停止させ続ける開放機能を有するものであり、人感センサにより人が検出されると引戸本体が開放位置まで移動するから、リモコン送信機を操作することなく引戸本体を開放させることができるという利点がある。しかも、引戸本体が開放位置まで移動した後には、引戸本体が閉じることなく開放位置に保たれるから、何らの操作も行うことなく引戸本体を開放位置に位置させることができる。
【0049】請求項6の発明は、請求項3ないし請求項5の発明は、前記開放機能が作動中であることを報知する報知手段が付加されているものであり、引戸本体が開放位置に位置しているときに、報知手段によって開放機能の作動中か否かを確認することができるから、引戸本体が開放機能によって開放位置に位置しているのか、故障によって開放位置に位置しているのかを容易に判別することができるという利点がある。
【0050】請求項7の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記コントローラが、前記引戸本体の開方向と閉方向とのいずれかへの移動を検出すると前記引戸本体を移動した方向に走行させるようにコイルを励磁するアシスト機能と、前記引戸本体が走行して全開位置に達すると前記コイルの励磁を停止する開放機能と、開放機能が起動されてから一定時間はアシスト機能を禁止する不感機能とを備えるものであり、アシスト機能を備えることによって引戸本体を開閉する際には手動で引戸本体を開方向または閉方向に少しだけ移動させれば、その後は引戸本体を自動的に開閉させることができ、使用者の意思に応じて引戸本体を移動させることができるという利点がある。しかも、引戸本体が開放位置に達して開放機能によりコイルの励磁が停止してから一定時間は不感機能によってアシスト機能が禁止されるから、引戸本体が開放位置に達してから一定時間内であれば引戸本体の位置を調節することが可能であり、引戸本体の開量を任意に調節することが可能になる。
【0051】請求項8の発明は、請求項3の発明において、前記引戸本体の走行中に引戸本体の走行が阻止されたことを検出すると前記コントローラが前記開放機能を起動させるものであり、引戸本体の走行中に人や物が引戸本体に接触するなどして過負荷になると、開放機能が起動してコイルの励磁を停止させるから、過負荷状態における無駄な電力消費を防止することができ省エネルギになる。
【0052】請求項9の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記リモコン送信機に閉方向への移動を指示する閉操作部が設けられ、前記引戸本体が開方向に走行を開始した後に全開位置に達するまでの間には前記リモコン送信機の閉操作部の操作による指示を無視する閉無効化機能を前記コントローラが備えるものであり、引戸本体を開方向に走行させて開口部を人が通過しようとするときに他の人が引戸本体を閉じる操作を行っても引戸本体が閉方向に走行することがないから、開口部を安全に通過することができる。
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【出願日】 平成12年6月2日(2000.6.2)
【代理人】 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
【公開番号】 特開2001−349138(P2001−349138A)
【公開日】 平成13年12月21日(2001.12.21)
【出願番号】 特願2000−166569(P2000−166569)