| 【発明の名称】 |
開閉部材駆動装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】辻田 一昭
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| 【要約】 |
【課題】開閉部材を駆動するためのワイヤの延びによる開閉動作の遅れを解消する。
【解決手段】キャリアプレート12には、第1ワイヤ14の他端14aを係止する係止部20と、第2ワイヤ15の他端15aを係止するワイヤ保持部21とを設ける。ワイヤ保持部21は、第2ワイヤ15に対し張力を与えてその延びをキャリアプレート12側に取り込む圧縮コイルばね22と、延びを取り込むことで伸張した圧縮コイルばね22の変位によって作動し、延びが取り込まれた第2ワイヤ15の他端15aを新たな位置で固定保持するラチェット機構23とから構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 開閉部材をその開閉方向に案内するための開閉案内部材と、前記開閉方向に移動可能に前記開閉案内部材に案内されるとともに、前記開閉部材が固定される移動部材と、前記開閉部材を、前記開閉方向に往復移動させるための駆動源と、前記開閉案内部材に対して所定の位置関係に固定され、前記駆動源にて回転駆動されるワイヤドラムと、前記ワイヤドラムの一方の回転向きの回転に伴ってその一端が固定された状態で他端側がワイヤドラムに巻き取られるとともに、前記他端が前記移動部材に連結される第1ワイヤと、前記ワイヤドラムの他方の回転向きの回転に伴ってその一端が固定された状態で他端側がワイヤドラムに巻き取られるとともに、前記他端が前記移動部材に連結される第2ワイヤと、前記開閉案内案内部材に設けられ、前記第1ワイヤの他端側が前記ワイヤドラム側に巻き取られるに伴って前記移動部材が前記開閉方向の一方の向きに移動させるように、該第1ワイヤを前記移動部材に案内する第1案内部材と、前記開閉案内部材に設けられ、前記第2ワイヤの他端側が前記ワイヤドラム側に巻き取られるに伴って前記移動部材が前記開閉方向の他方の向きに移動するように、該第2ワイイヤを前記移動部材に案内する第2案内部材とを備えた開閉部材駆動装置において、前記移動部材には、前記第1ワイヤ又は第2ワイヤの他端を、該ワイヤに弛みがない状態で固定保持するワイヤ保持手段が設けられている開閉部材駆動装置。 【請求項2】 前記ワイヤ保持手段は、前記第1ワイヤ及び第2ワイヤに対して張力を与えることで両ワイヤの延びを前記移動部材に取り込むばね部材と、延びを取り込んだ前記ばね部材の変位によって作動し、延びが取り込まれた前記ワイヤの他端を新たな位置で固定保持するラチェット機構とからなっている請求項1に記載の開閉部材駆動装置。 【請求項3】 前記ばね部材は、前記第1ワイヤ又は第2ワイヤを挿通させた状態で、外端が前記移動部材に対して固定された圧縮コイルばねであり、前記ラチェット機構は、前記移動部材に対して固定され、前記開閉方向に延びる固定側爪列を備えた固定側ラチェット部材と、前記開閉方向に移動するように前記移動部材に保持され、前記固定側爪列に係止される可動側爪部を備えるとともに、前記圧縮コイルばねに挿通された前記第1ワイヤ又は第2ワイヤの他端が連結され、前記圧縮コイルばねが圧縮された状態でその内端が当接される可動側ラチェット部材とからなっている請求項2に記載の開閉部材駆動装置。 【請求項4】 前記可動側ラチェット部材は、前記可動側爪部としての可動側爪列が一体に形成された弾性材から形成されるとともに、該可動側爪列が前記固定側爪列に係止されるように弾性的に付勢するようにその形態が形成されている請求項3に記載の開閉部材駆動装置。 【請求項5】 前記可動側ラチェット部材は、前記可動側爪部としての可動側爪体と、該可動側爪体を前記前記固定側爪列側に付勢する付勢ばねとを備えている請求項3に記載の開閉部材駆動装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両のドアのサイドガラス等の開閉部材を開閉駆動するためのワイヤ方式の開閉部材装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】上記のようなワイヤ方式の開閉部材駆動装置であるパワーウィンドウレギュレータには、例えば、特開平9−25765号公報に開示されるものがある。このパワーウィンドウレギュレータは、図8に示すように、サイドガラスGの昇降方向に延びるように設けられたガイド50と、このガイド50に沿ってその延長方向に移動可能に支持されたスライダベース51とを備える。又、図示しないモータにて双方向に回転駆動されるドラム52にはワイヤ53a,53bの各一端側がそれぞれ巻き掛けられている。そして、ワイヤ53aの他端は、ガイド50の上端を介してスライダベース51の上端に連結され、ワイヤ53bの他端は、ガイド50の下端を介してスライダベース51の下端に連結されている。 【0003】モータが上昇側に回転動作すると、ガイド50の上端を介してスライダベース51に連結されているワイヤ53aがドラム52に巻き取られるとともに、ガイド50の下端を介してスライダベース51に連結されているワイヤ53bがドラム52から繰り出される。その結果、ガイド50に沿ってスライダベース51が上昇動作し、サイドガラスGが上昇する。反対に、モータが下降側に回転動作すると、ワイヤ53bがドラム52に巻き取られるとともにワイヤ53aがドラム52から繰り出される。その結果、ガイド50に沿ってスライダベース51が下降動作し、サイドガラスGが下降する。 【0004】ここで、ドラム52とスライダベース51とを接続しているワイヤ53a,53bに弛みがあると、上昇動作あるいは下降動作時に、ドラム52の回転動作に対してスライダベース51の昇降動作が遅れる状態が発生する。 【0005】即ち、上昇動作後には、図10に示すように、ドラム52から繰り出されたワイヤ53bに弛みが生じる。この状態から、サイドガラスGを下降動作させるためにドラム52を反時計方向に回転させたとき、ワイヤ53bに弛みがなくなるまではスライダベース51が下降動作しない。同様に、下降動作後には、図11に示すように、ドラム52から繰り出されたワイヤ53aに弛みが生じる。この状態から、サイドガラスGを上昇動作させるためにドラム52を時計方向に回転動作させたとき、ワイヤ53aに弛みがなくなるまではスライダベース51が上昇動作しない。 【0006】従って、例えば、運転者が、閉じているサイドガラスGを、換気等のために少しだけ下降させようとして、ウィンドウスイッチを短い時間だけ下降側にスイッチ操作したときに、サイドガラスGが、スイッチ操作と同時に下降動作せず、ワイヤ53a,53bの延び量に応じた時間だけ遅れて下降動作する。あるいは、開けているサイドガラスGを、風の浸入を制限するためにウィンドウスイッチを短い時間だけ上昇側にスイッチ操作したときに、スイッチ動作と同時にサイドガラスGが上昇動作せず、ワイヤ53a,53bの延び量に応じた時間だけ遅れて上昇動作する。即ち、サイドガラスGの位置を少しだけ調整しようとする場合に、所望の位置に容易に調整することができない。 【0007】このような事態を防止するため、各ワイヤ53a,53bは、ドラム52とスライダベース51との間に弛みができないように所定の張力を持った状態で組み付けられている。上記のパワーウィンドウレギュレータでは、図8に示すように、ワイヤ53a,53bの各他端が、スライダベース51上に設けられた金属性のワイヤエンドケース54に係止されている。そして、各ワイヤ53a,53bには、図9に示すように、ワイヤエンドケース54内に設けられたスプリング55によって張力が付与され、弛みが発生しないようになっている。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】ところが、ワイヤ53a,53bは、長期間の内に延びて当初の長さよりも長くなることがある。ここで、上記特開平9−25765号公報のパワーウィンドウレギュレータでは、スライダベース51のワイヤエンドケース54内に設けられたスプリング55によってワイヤ53a,53bの延びが吸収される。このため、ワイヤ53a,53bが当初の長さより長くなっても、ワイヤ53a,53bが弛みは発生しない。 【0009】しかしながら、ワイヤ53a,53bの延びを吸収したスプリング55がワイヤ53に与える張力は弱くなる。このため、ドラム52の回転時に、ドラム52に巻き取られる側のスプリング55が弾性変形して、ワイヤ53a,53bがある程度巻き取られるまではスライダベース51が移動しない状態が発生する。従って、このパワーウィンドウレギュレータにおいても、ドラム52に巻き取られる側のワイヤ53a,53bに弛みがあるときと同様に、サイドガラスGの位置を少しだけ調整しようとする場合に、所望の位置に容易に調整することができない問題が発生する。 【0010】本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、開閉部材を駆動するためのワイヤの延びによる開閉動作の遅れを解消することができる開閉部材駆動装置を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するため、請求項1に記載の発明は、開閉部材をその開閉方向に案内するための開閉案内部材と、前記開閉方向に移動可能に前記開閉案内部材に案内されるとともに、前記開閉部材が固定される移動部材と、前記開閉部材を、前記開閉方向に往復移動させるための駆動源と、前記開閉案内部材に対して所定の位置関係に固定され、前記駆動源にて回転駆動されるワイヤドラムと、前記ワイヤドラムの一方の回転向きの回転に伴ってその一端が固定された状態で他端側がワイヤドラムに巻き取られるとともに、前記他端が前記移動部材に連結される第1ワイヤと、前記ワイヤドラムの他方の回転向きの回転に伴ってその一端が固定された状態で他端側がワイヤドラムに巻き取られるとともに、前記他端が前記移動部材に連結される第2ワイヤと、前記開閉案内部材に設けられ、前記第1ワイヤの他端側が前記ワイヤドラム側に巻き取られるに伴って前記移動部材が前記開閉方向の一方の向きに移動させるように、該第1ワイヤを前記移動部材に案内する第1案内部材と、前記開閉案内部材に設けられ、前記第2ワイヤの他端側が前記ワイヤドラム側に巻き取られるに伴って前記移動部材が前記開閉方向の他方の向きに移動するように、該第2ワイイヤを前記移動部材に案内する第2案内部材とを備えた開閉部材駆動装置において、前記移動部材には、前記第1ワイヤ又は第2ワイヤの他端を、該ワイヤに弛みがない状態で固定保持するワイヤ保持手段が設けられている開閉部材駆動装置である。 【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ワイヤ保持手段は、前記第1ワイヤ及び第2ワイヤに対して張力を与えることで両ワイヤの延びを前記移動部材に取り込むばね部材と、延びを取り込んだ前記ばね部材の変位によって作動し、延びが取り込まれた前記ワイヤの他端を新たな位置で固定保持するラチェット機構とからなっている。 【0013】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記ばね部材は、前記第1ワイヤ又は第2ワイヤを挿通させた状態で、外端が前記移動部材に対して固定された圧縮コイルばねであり、前記ラチェット機構は、前記移動部材に対して固定され、前記開閉方向に延びる固定側爪列を備えた固定側ラチェット部材と、前記開閉方向に移動するように前記移動部材に保持され、前記固定側爪列に係止される可動側爪部を備えるとともに、前記圧縮コイルばねに挿通された前記第1ワイヤ又は第2ワイヤの他端が連結され、前記圧縮コイルばねが圧縮された状態でその内端が当接される可動側ラチェット部材とからなっている。 【0014】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記可動側ラチェット部材は、前記可動側爪部としての可動側爪列が一体に形成された弾性材から形成されるとともに、該可動側爪列が前記固定側爪列に係止されるように弾性的に付勢するようにその形態が形成されている。 【0015】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記可動側ラチェット部材は、前記可動側爪部としての可動側爪体と、該可動側爪体を前記前記固定側爪列側に付勢する付勢ばねとを備えている。 【0016】(作用)請求項1に記載の発明によれば、駆動源によってワイヤドラムが回転駆動されると、第1ワイヤあるいは第2ワイヤのいずれか一方のワイヤの他端側がワイヤドラムに巻き取られるとともに、他方のワイヤの他端側がワイヤドラムから繰り出される。すると、第1及び第2ワイヤの各他端が接続されている移動部材が、開閉案内部材に沿って開閉方向のいずれかの向きに移動する。その結果、移動部材に固定されている開閉部材が開動作又は閉動作する。長期間の内に第1及び第2ワイヤが延びて当初の長さよりも長くなると、移動部材に設けられたワイヤ保持手段が、各ワイヤに弛みがない状態でその他端を固定保持するので、ワイヤドラムの動作に遅れることなく移動部材が動作する。 【0017】請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、第1及び第2ワイヤの延びは、ばね部材によって移動部材に取り込まれ、延びが取り込まれたワイヤの他端が、新たな位置でラチェット機構によって固定保持される。その結果、各ワイヤに弛みがない状態で、その他端が固定保持される。従って、簡単な機構であるラチェット機構によって第1及び第2ワイヤの弛みが取り除かれる。 【0018】請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の作用に加えて、可動側ラェット部材は、可動側爪部が固定側爪列に係止することにより、固定側ラチェット部材に対し、保持しているワイヤの張力に抗して開閉方向の所定位置で固定保持される。第1ワイヤ又は第2ワイヤに延びが生じると、圧縮状態でワイヤの他端を移動部材側に付勢する圧縮コイルばねから可動側ラチェット部材に対し、ワイヤの延びを移動部材に取り込む向きの開閉方向の付勢力が加わり、この付勢力によって可動側ラチェット部材が、ワイヤに弛みを生じない向きに移動する。ワイヤの延びが取り込まれると、圧縮コイルばねの付勢力がワイヤの張力と釣り合う状態となって、圧縮コイルばねから可動側ラチェット部材に付勢力が加わらなくなり、可動側ラチェット部材の移動が停止して固定側ラチェット部材に保持される。そして、新たな位置に固定保持された可動側ラチェット部材によって、各ワイヤに弛みが無い状態でワイヤの他端が固定保持される。従って、ラチェット機構が直線動作で作動する簡単な構造となる。 【0019】請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の作用に加えて、弾性材で形成された可動側ラチェット部材は、その形態によって可動側爪列が弾性的に付勢されることで可動側爪列が固定側爪列に係止される。圧縮コイルばねによって可動側ラチェット部材が開閉方向にワイヤの延びを移動部材に取り込む向きに付勢されると、固定側爪列から可動側爪列が受ける反力によって可動側ラチェット部材の形態が弾性変形して可動側爪列が固定側爪列に係止されない状態となり、ワイヤに弛みが生じない向きに移動する。ワイヤの延びが取り込まれて圧縮コイルばねから付勢力が加わらなくなると、可動側ラチェット部材の移動が停止する。すると、可動側爪列が反力を受けなくなり、可動側ラチェット部材が弾性変形状態から復帰して可動側爪列が固定側爪列に係止される。その結果、延びが取り込まれたワイヤの他端を保持した可動側ラチェット部材が、新たな位置で固定側ラチェット部材に保持される。従って、可動側ラチェット部材が、別部品であるばね、爪部等からなる係止機構を備えることなく、弾性材によって一体で形成される。 【0020】請求項5に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の作用に加えて、可動側ラチェット部材は、その可動側爪体が付勢ばねによって固定側爪列側に付勢されることで可動側爪体が固定側爪列に係止する。圧縮コイルばねによって可動側ラチェット部材が開閉方向にワイヤの延びを移動部材に取り込む向きに付勢されると、固定側爪列から可動側爪体が受ける反力によって付勢ばねの付勢力に抗して可動側爪体が後退して固定側爪列に係止されない状態となり、可動側ラチェット部材がワイヤの弛みがなくなる向きに移動する。ワイヤに弛みがなくなって圧縮コイルばねから付勢力が加わらなくなると、可動側ラチェット部材の移動が停止する。すると、可動側爪体が反力を受けなくなり、付勢ばねの付勢力によって可動側爪体が突出して固定側爪列に係止される。その結果、延びが取り込まれたワイヤの他端を保持した可動側ラチェット部材が、新たな位置で固定側ラチェット部材に保持される。従って、可動側ラチェット部材が、簡単な機構で構成される。 【0021】 【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明を車両のサイドガラス開閉用のパワーウィンドウレギュレータに具体化した第1の実施形態を図1〜図4に従って説明する。 【0022】図3に示すように、開閉部材駆動装置としてのパワーウィンドウレギュレータ10は、開閉案内部材としてのガイドレール11、移動部材としてのキャリアプレート12、モータユニット13及び第1、第2ワイヤ14,15等を備えている。 【0023】ガイドレール11は、開閉部材としてのサイドガラスGをその開閉方向としての昇降方向に案内するものであって、昇降方向に延びるように図示しない車両のドア内に設置されている。 【0024】ガイドレール11には、移動部材としてのキャリアプレート12が昇降方向に移動可能に案内されるとともに、サイドガラスGの下部が固定されている。モータユニット13は、ガイドレール11に対して所定の位置関係となるようにドア内に固定されている。 【0025】モータユニット13は、サイドガラスGを昇降方向に往復移動させるための駆動源としての電動モータ16と、この電動モータ16によって双方向に回転駆動されるワイヤドラム17とが一体化されている。電動モータ16は出力軸に図示しないウォームが固定され、ワイヤドラム17の回転軸に固定された図示しないウォームホイールに歯合されている。 【0026】ワイヤドラム17には、第1ワイヤ14が巻き回されている。第1ワイヤ14は、ワイヤドラム17が図3における時計方向に回転駆動されるときに、その回転に伴って、その図示しない一端がワイヤドラム17に固定された状態で他端側がワイヤドラム17に次第に巻き取られるように設けられている。第1ワイヤ14は、その他端14aがキャリアプレート12の上端部に連結されている。 【0027】又、ワイヤドラム17には、第2ワイヤ15が巻き回されている。第2ワイヤ15は、ワイヤドラム17が図3における反時計方向に回転駆動されるときに、その回転に伴って、その図示しない一端がワイヤドラム17に固定された状態で他端側が巻き取られるように設けられている。第2ワイヤ15は、その他端15aがキャリアプレート12の下端部に連結されている。 【0028】ガイドレール11の上端には、第1ワイヤ14の他端側がワイヤドラム17に巻き取られるに伴ってキャリアプレート12を昇降方向の上昇側に移動させるように、第1ワイヤ14の他端側をキャリアプレート12に案内する第1案内部材としての第1ガイドローラ18等が設けられている。 【0029】又、ガイドレール11の下端には、第2ワイヤ15の他端側がワイヤドラム17に巻き取られるに伴って、キャリアプレート12を昇降方向の下降側に移動させるように、第2ワイヤ15の他端側をキャリアプレート12に案内する第2案内部材としての第2ガイドローラ19が設けられている。 【0030】図2に示すように、キャリアプレート12には、その裏面に第1ワイヤ14の他端14aを係止する係止部20が設けられている。係止部20には、第1ワイヤ14の他端14aが、キャリアプレート12に対して移動しない状態で係止されている。 【0031】又、キャリアプレート12の裏面には、第2ワイヤ15の他端15aを係止するワイヤ保持部21が設けられている。ワイヤ保持部21は、ワイヤドラム17とキャリアプレート12との間における第1ワイヤ14の弛み、及び、ワイヤドラム17とキャリアプレート12との間における第2ワイヤ15の弛みがない状態で第2ワイヤ15の他端15aを固定保持する。 【0032】ワイヤ保持部21は、第2ワイヤ15に対して張力を与えることで第2ワイヤ15の延びをキャリアプレート12に取り込むばね部材としての圧縮コイルばね22と、延びを取り込んだ圧縮コイルばね22の変位によって作動し、延びが取り込まれた第2ワイヤ15の他端15aを固定保持するラチェット機構23とを備えている。 【0033】詳述すると、図1に示すように、圧縮コイルばね22は、第2ワイヤ15の他端15aを挿通させた状態で、その外端がキャリアプレート12の下端に設けられた係止片24の内面に当接されている。 【0034】ラチェット機構23は、一対の固定側ラチェット部材25と、可動側ラチェット部材26とからなる。両固定側ラチェット部材25は、キャリアプレート12の裏面に固定され、それぞれ昇降方向に延びる固定側爪列27を備えている。 【0035】可動側ラチェット部材26は、昇降方向にのみ移動するように、一対の固定側ラチェット部材25、及び、ガイドレール11の表面によって、キャリアプレート12の裏面に保持されている。可動側ラチェット部材26は、各固定側爪列27にそれぞれ係止される一対の可動側爪列28が一体に形成された弾性材としての合成樹脂によって形成されるとともに、各可動側爪列28が各固定側爪列27に係止されるようにそれぞれ弾性的に付勢するようにその形態が形成されている。又、可動側ラチェット部材26には、第2ワイヤ15の他端15aが連結されている。可動側ラチェット部材26の下端には、圧縮コイルばね22が圧縮された状態でその上端(内端)が当接されている。 【0036】即ち、固定側ラチェット部材25は、可動側ラチェット部材26の両側に可動側ラチェット部材26を挟むように一対で設けられ、可動側ラチェット部材26には、各固定側ラチェット部材25の固定側爪列27にそれぞれ係止される可動側爪部としての可動側爪列28が一対で設けられている。 【0037】次に、以上のように構成されたパワーウィンドウレギュレータの作用について説明する。図示しないパワーウィンドウスイッチの操作に基づいてコントローラがモータ16を回転制御し、ワイヤドラム17が図3における時計方向に回転駆動されると、ワイヤドラム17に一端が固定された第1ワイヤ14の他端側が次第に巻き取られるとともに、ワイヤドラム17に一端が固定された第2ワイヤ15の他端側がワイヤドラム17から次第に繰り出される。すると、ガイドレール11に設けられた第1ガイドローラ18によって案内され、他端がキャリアプレート12に連結されている第1ワイヤ14と、第2ガイドローラ19によって案内され、他端がキャリアプレート12に連結されている第2ワイヤ15とによってキャリアプレート12が昇降方向に上昇する。その結果、キャリアプレート12に固定されているサイドガラスGが上昇してサイドウィンドウが閉じる。 【0038】又、モータ16の回転制御によってワイヤドラム17が反時計方向に回転駆動されると、第2ワイヤ15の他端側が次第に巻き取られとともに、第1ワイヤ14の他端側が次第に繰り出される。すると、キャリアプレート12が昇降方向に下降する。その結果、キャリアプレート12に固定されているサイドガラスGが下降してサイドウィンドウが開く。 【0039】ここで、第2ワイヤ15は、ワイヤ保持部21の圧縮コイルばね22によって張力が与えられた状態で、その他端15aがラチェット機構23によって固定保持されている。 【0040】長期間の内に、第2ワイヤ15が延びて当初の長さよりも長くなっても、キャリアプレート12に設けられているワイヤ保持部21が、第2ワイヤ15に弛みがない状態で他端15aを固定保持するので、サイドガラスGの閉動作後の開動作時に、ワイヤドラム17の動作に遅れることなくキャリアプレート12が下降動作する。 【0041】即ち、第2ワイヤ15の延びは、第2ワイヤ15に張力を与えているワイヤ保持部21の圧縮コイルばね22によってキャリアプレート12に取り込まれる。そして、延びが取り込まれた第2ワイヤ15の他端15aが、ラチェット機構23によって新たな位置で固定保持される。その結果、第2ワイヤ15に弛みがない状態で他端15aが固定保持される。 【0042】本発明は、従来のパワーウィンドウレギュレータと異なり、第2ワイヤ15に弛みがない状態でその他端15aがワイヤ保持部21に固定保持されるので、ワイヤドラム17が回転したときに、キャリアプレート12に取り込まれている第2ワイヤ15が再び引き出されることがない。このため、ワイヤドラム17の動作に遅れることなくキャリアプレート12が下降動作する。 【0043】ワイヤ保持部21の作用を詳述する。可動側ラチェット部材26は、可動側爪列28が固定側爪列27に係止されることにより、固定側ラチェット部材25に対し、保持している第2ワイヤ15の張力に抗して昇降方向の所定位置で固定保持される。 【0044】このとき、弾性材で形成された可動側ラチェット部材26は、図4(a)に示すように、その形態によって可動側爪列28が弾性的に付勢されることで可動側爪列28が固定側爪列27に係止される。 【0045】第2ワイヤ15に延びが生じると、圧縮状態で第2ワイヤ15の他端15aをキャリアプレート12側に付勢する圧縮コイルばね22から可動側ラチェット部材26に対し、第2ワイヤ15の延びをキャリアプレート12に取り込む向きの昇降方向の付勢力が加わり、この付勢力によって可動側ラチェット部材26が、第2ワイヤ15に弛みを生じない向きに移動する。 【0046】このとき、圧縮コイルばね22によって可動側ラチェット部材26が第2ワイヤ15の延びをキャリアプレート12に取り込む向きに付勢されると、図4(b)に示すように、固定側爪列27から可動側爪列28が受ける反力によって可動側ラチェット部材26が弾性変形して可動側爪列28が固定側爪列27に係止されない状態となり、第2ワイヤ15に弛みが生じない向きに移動する。 【0047】第2ワイヤ15の延びが取り込まれると、圧縮コイルばね22の付勢力が第2ワイヤ15の張力と釣り合う状態となって、可動側ラチェット部材26の移動が停止して固定側ラチェット部材25によって固定保持される。そして、新たな位置に固定保持された可動側ラチェット部材26により、第2ワイヤ15に弛みがない状態でその他端15aが固定保持される。 【0048】このとき、第2ワイヤ15の延びが取り込まれて圧縮コイルばね22と釣り合う状態となって、可動側ラチェット部材26の移動が停止する。すると、可動側爪列28が固定側爪列27から反力を受けなくなり、図4(c)に示すように、可動側ラチェット部材26が弾性変形状態から復帰して可動側爪列28が固定側爪列27に係止され、可動側ラチェット部材26がその位置に固定保持される。 【0049】なお、本機構(ワイヤ保持部21)を、第1ワイヤ14側に設けることによって、第1ワイヤ14の延びを吸収することができるため、開動作後の閉動作時、すなわち上昇動作時にもワイヤドラム17の動作に遅れることなくキャリアプレート12が上昇動作する。 【0050】以上詳述した本実施形態によれば、以下に記載の各効果を得ることができる。 (1) ワイヤドラム17にそれぞれ一端側が固定された状態でワイヤドラム17の回転方向に応じていずれか一方が他端側が巻き取られるとともに他方の他端側が繰り出される一対の第1ワイヤ14及び第2ワイヤ15の他端14a,15aが連結されているキャリアプレート12に、第2ワイヤ15に弛みがない状態でその他端15aを固定保持するワイヤ保持部21を設けた。 【0051】従って、第2ワイヤ15が延びて当初の長さより長くなっても、モータ16の反転動作時に、モータ16の動作に対して遅れることなくキャリアプレート12が昇降動作する。その結果、第2ワイヤ15の延びによる開動作の遅れを解消することができる。 【0052】(2) ワイヤ保持部21を、第2ワイヤ15に対して張力を与えることで第2ワイヤ15の延びをキャリアプレート12に取り込む圧縮コイルばね22と、延びを取り込んだ圧縮コイルばね22の変位によって作動し、延びが取り込まれた第2ワイヤ15の他端15aを新たな位置で固定保持するラチェット機構23とから構成した。 【0053】従って、簡単な機構であるラチェット機構23によって第2ワイヤ15の弛みが取り除かれる。その結果、ワイヤ保持部21を小さい体積内に設けることができ、従来のパワーウィンドウレギュレータにも装着することができる。 【0054】(3) 第2ワイヤ15を挿通させるとともに外端(下端)をキャリアプレート12の係止片24に当接させた圧縮コイルばね22によって第2ワイヤ15に対して張力を与えることで延びをキャリアプレート12に取り込むようにした。又、キャリアプレート12に固定され、昇降方向に延びる固定側爪列27を備えた固定側ラチェット部材25と、昇降方向に移動可能にキャリアプレート12に保持され、固定側爪列27に係止される可動側爪列28を備えるとともに、第2ワイヤ15の他端15aが連結され、圧縮コイルばね22が圧縮された状態でその内端(上端)が当接される可動側ラチェット部材26とで、ラチェット機構23を構成した。 【0055】従って、ラチェット機構23が下降方向の直線動作で作動する構造となるので、第2ワイヤ15の延びが円滑に取り込まれる。その結果、第2ワイヤ15が確実に弛みがない状態で他端15aが固定保持されるので、第2ワイヤ15の延びによる開動作の遅れを確実に解消することができる。 【0056】(4) 可動側ラチェット部材26を、可動側爪列28が一体に形成された弾性材から形成するとともに、可動側爪列28が固定側爪列27に係止されるように弾性的に付勢する形態に形成した。 【0057】従って、可動側ラチェット部材26が、別部品であるばね、爪部等からなる係止機構を備えることなく、弾性材によって一体で形成されるので、部品点数及び組み立て工数を少なくすることができる。 【0058】(5) 固定側ラチェット部材25を、可動側ラチェット部材26の両側に可動側ラチェット部材26を挟むように一対で設け、可動側ラチェット部材26には、各固定側ラチェット部材25の固定側爪列27にそれぞれ係止される可動側爪列28を一対で設けた。従って、可動側ラチェット部材26の各可動側爪列28が、各固定側ラチェット部材25の固定側爪列27に確実に係止されるので、可動側ラチェット部材26が所定位置に確実に固定保持される。その結果、第2ワイヤ15の延びによる開動作の遅れが確実に解消される。 【0059】(第2の実施形態)次に、本発明を同じく車両のサイドガラス開閉用のパワーウィンドウレギュレータに具体化した第2の実施形態を図5〜図7に従って説明する。尚、本実施形態は、前記第1の実施形態のラチェット機構23を、ラチェット機構30に変更したことのみが第1の実施形態と異なる。従って、第1の実施形態と同じ構成については、符号を同じにしてその説明を省略し、ラチェット機構30のみについて詳述する。 【0060】図5,6に示すように、ラチェット機構30は、一対の固定側ラチェット部材31と、可動側ラチェット部材32とからなる。固定側ラチェット部材31は、キャリアプレート12の裏面に固定され、それぞれ昇降方向に延びる固定側爪列33を備えている。 【0061】可動側ラチェット部材32は、昇降方向に移動するように、一対の固定側ラチェット部材31、及び、ガイドレール11の表面によって、キャリアプレート12の裏面に保持されている。可動側ラチェット部材32は、それぞれが固定側爪列33に係止される可動側爪部としての一対の可動側爪体34と、各可動側爪体34を各固定側爪列33側に付勢する付勢ばねとしての圧縮コイルばね35とを備えている。 【0062】又、可動側ラチェット部材32には、第2ワイヤ15の他端が連結されている。可動側ラチェット部材32の下端には、圧縮コイルばね22が圧縮された状態でその上端が当接されている。 【0063】次に、以上のように構成されたパワーウィンドウレギュレータの作用について説明する。第2ワイヤ15の延びは、第2ワイヤ15に張力を与えているワイヤ保持部21の圧縮コイルばね22によってキャリアプレート12に取り込まれる。そして、延びが取り込まれた第2ワイヤ15の他端15aが、ラチェット機構23によって新たな位置で固定保持される。その結果、第2ワイヤ15が延びて当初の長さより長くなっても、第2ワイヤ15に弛みがない状態でその他端15aが固定保持される。 【0064】ワイヤ保持部21の作用を詳述する。可動側ラチェット部材32は、可動側爪体34が固定側爪列33に係止されることにより、固定側ラチェット部材31に対し、保持している第2ワイヤ15の張力に抗して下降方向の所定位置で固定保持される。 【0065】このとき、可動側ラチェット部材32は、図7(a)に示すように、圧縮コイルばね35によって付勢された各可動側爪体34がそれぞれ固定側爪列33に係止されることで、その位置に固定保持されている。 【0066】第2ワイヤ15に延びが生じると、圧縮状態で第2ワイヤ15の他端15aをキャリアプレート12側に付勢する圧縮コイルばね22から可動側ラチェット部材32に対し、第2ワイヤ15の延びをキャリアプレート12に取り込む向きに下降方向の付勢力が加わり、この付勢力によって可動側ラチェット部材32が、第2ワイヤ15に弛みを生じさせない向きに移動する。 【0067】このとき、圧縮コイルばね22によって第2ワイヤ15の延びがキャリアプレート12に取り込まれることで可動側ラチェット部材32が昇降方向の上昇側に付勢されると、図7(b)に示すように、可動側爪体34が固定側爪列33から受ける力によって可動側爪体34が圧縮コイルばね35の付勢力に抗して固定側爪列33から離間して係止されない状態となり、第2ワイヤ15の延びを取り込むまで昇降方向の上昇側に移動する。 【0068】第2ワイヤ15の延びが取り込まれると、圧縮コイルばね22の付勢力が第2ワイヤ15の張力と釣り合う状態となって、可動側ラチェット部材32の移動が停止する。そして、新たな位置に固定保持された可動側ラチェット部材32によって、第2ワイヤ15に弛みがない状態でその他端15aが固定保持される。 【0069】このとき、第2ワイヤ15の延びが取り込まれて圧縮コイルばね22から付勢力が加わらなくなると、可動側ラチェット部材32の移動が停止する。すると、可動側爪体34が固定側爪列33から反力を受けなくなり、図7(c)に示すように、各可動側爪体34が圧縮コイルばね35の付勢力によって各固定側爪列33側に突出して係止され、可動側ラチェット部材32がその位置に固定保持される。 【0070】以上詳述した本実施形態のパワーウィンドウレギュレータによれば、前記第1の実施形態における(1)〜(3),(5)に記載の各効果の他に以下に記載の効果を得ることができる。 【0071】(6) 可動側ラチェット部材32には、可動側爪体34と、この可動側爪体34を固定側爪列33側に付勢する圧縮コイルばね35とを設けた。従って、可動側ラチェット部材32が簡単な機構で構成されるので、部品点数及び組み立て工数が多くならないようにすることができる。 【0072】以下、上記実施形態以外の実施形態を列挙する。 ・ 上記各実施形態では、第1ワイヤ14及び第2ワイヤ15を別部材とし、各ワイヤ14,15の一端をそれぞれワイヤドラム17に固定することで、ワイヤドラム17が回転するときに、各ワイヤ14,15の一端が固定された状態で他端側が巻き取られるようにした。これを、ワイヤドラム17との滑りを防止するためにゴルデワイヤなどを用いて、1本のワイヤの半分を第1ワイヤとし、残りの半分を第2ワイヤとしてもよい。 【0073】・ 第1の実施形態では、固定側ラチェット部材25をキャリアプレート12の裏面に一対で設け、その間に可動側ラチェット部材26を配置することで、可動側ラチェット部材26を昇降方向に移動可能にキャリアプレート12に保持するようにした。この構成に代えて、1つの固定側ラチェット部材を設けるとともに、この固定側ラチェット部材と協同して可動側ラチェット部材を昇降方向に移動可能にキャリアプレート12に保持するための案内部を設けた構成としてもよい。 【0074】同様に、第2の実施形態で、一対の固定側ラチェット部材31に代えて1つの固定側ラチェット部材を設けるとともに、この固定側ラチェット部材と協同して可動側ラチェット部材を昇降方向に移動可能にキャリアプレート12に保持するための案内部を設けた構成としてもよい。 【0075】・ ラチェット機構を、キャリアプレート12の裏面に固定され、第2ワイヤ15の他端側を巻き取り可能なようにその他端15aが連結されたラチェットホイテールと、ラチェットホイールの周縁に設けられ、第2ワイヤ15を巻き取る回転向きでの回転を許容し、第2ワイヤ15を繰り出す向きでの回転を規制する爪部とからなる構成としてもよい。又、ばね部材は、例えばラチェットホイールを、第2ワイヤ15を巻き取る回転向きに付勢するねじりコイルばねとする。 【0076】この構成であっても、ワイヤ保持部を小さい体積内に設けることができ、従来のパワーウィンドウレギュレータにも装着することができる。 ・ 第2ワイヤ15の他端15aを固定保持するワイヤ保持部21に加え、第1ワイヤ14の他端14aを固定保持するワイヤ保持部をキャリアプレート12に設けた構成としてもよい。 【0077】・ 車両のドアのサイドガラス開閉用のパワーウィンドウレギュレータに限らず、その他、例えば、テールゲートガラスの開閉用、ルーフウィンドウ開閉用等の車両用パワーウィンドウレギュレータに実施してもよい。 【0078】また、マニュアル式のウィンドウレギュレータに実施してもよい。 ・ 車両用の各種ウィンドウ開閉用のウィンドウレギュレータに限らず、船舶用、列車用等の各種乗り物における各種ウィンドウ開閉用のウィンドウレギュレータに実施してもよい。 【0079】・ 各種乗り物における各種ウィンドウ開閉用のウィンドウレギュレータに限らず、住宅、ビルディング、倉庫等の各種家屋の各種開閉部材用の開閉部材駆動装置に実施してもよい。 【0080】以下、特許請求の範囲に記載した各発明の外に前述した実施形態又は各別例から把握される技術的思想をその効果とともに記載する。 (1) 請求項3に記載の発明において、前記固定側ラチェット部材は、前記可動側ラチェット部材の両側に該可動側ラチェット部材を挟むように一対で設けられ、前記可動側ラチェット部材には、前記各固定側ラチェット部材の固定側爪列にそれぞれ係止される可動側爪列が一対で設けられている。このような構成によれば、可動側ラチェット部材が所定位置に確実に固定保持されるので、各ワイヤの延びによる開閉動作の遅れが確実に解消される。 【0081】 【発明の効果】請求項1〜請求項5に記載の発明によれば、ワイヤの延びによる開閉動作の遅れを解消することができる。また、駆動源の駆動量と、開閉部材の開閉位置とのずれを解消することができる。 【0082】請求項2〜請求項5に記載の発明によれば、弛みを取り除いた状態でワイヤの端部を固定保持する機構を小さい体積内に設けることができ、従来のパワーウィンドウレギュレータにも装着することができる。 【0083】請求項3〜請求項5に記載の発明によれば、ワイヤの弛みを確実に取り除くことができ、開閉動作の遅れを確実に解消することができる。請求項4に記載の発明によれば、ワイヤを保持するラチェット機構の部品点数及び組み立て工数を少なくすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000101352 【氏名又は名称】アスモ株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年5月31日(2000.5.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068755 【弁理士】 【氏名又は名称】恩田 博宣 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−336350(P2001−336350A) |
| 【公開日】 |
平成13年12月7日(2001.12.7) |
| 【出願番号】 |
特願2000−161701(P2000−161701) |
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