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【発明の名称】 電動シャッターの駆動制御装置
【発明者】 【氏名】上野 耕平

【氏名】岩崎 信也

【要約】 【課題】操作スイッチが引掛かって故障してしまったような場合でも、少なくとも応急的にシャッターカーテンを動かすことのできる電動シャッターの制御装置を提供することを目的とする。

【解決手段】制御手段は、操作手段から出力される少なくとも1つの操作信号が所定時間以上続けて入力された場合には、通常時の操作行う通常操作モードから、操作手段からの操作信号を制限する操作制限モードに移行すると共に、操作制限モード下では操作手段からの連続入力している操作信号以外の操作信号に基づいてシャッターカーテンの開閉動作を行うようにした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】シャッターカーテンを開閉するための開閉機と、該開閉機を駆動するための操作信号を出力する操作手段と、該操作手段からの操作信号を受けて開閉機に対して駆動信号を出力する制御手段とで構成される電動シャッターにおいて、前記操作手段はそれぞれ異なる操作信号を出力する少なくとも2つの操作スイッチで構成されているものとし、該制御手段は、前記操作手段から出力される少なくとも1つの操作信号が所定時間以上続けて入力された場合には、通常時の操作行う通常操作モードから、操作手段からの操作信号を制限する操作制限モードに移行すると共に、該操作制限モード下では操作手段からの前記連続入力している操作信号以外の操作信号に基づいてシャッターカーテンの開閉動作を行うようにしたことを特徴とする電動シャッターの駆動制御装置。
【請求項2】請求項1において、前記操作手段は少なくとも開放信号、閉鎖信号及び停止信号を出力する少なくとも3つの操作ボタンから構成されるものとし、前記制御手段は、前記操作手段から出力される開放信号又は閉鎖信号が一定時間以上続けて入力された場合には、通常時の操作行う通常操作モードから、操作手段からの操作信号を制限する操作制限モードに移行すると共に、該操作制限モード下では操作手段からの停止信号に基づいてシャッターカーテンの開閉動作を行うようにしたことを特徴とする電動シャッターの駆動制御装置。
【請求項3】請求項1又は2において、前記操作制限モードに移行した場合には操作制限モードに移行したことを報知する報知手段を具備していることを特徴とする電動シャッターの駆動制御装置。
【請求項4】請求項1乃至3において、前記制御手段は前記操作制限モード中に前記操作手段からの前記連続入力している操作信号以外の操作信号の入力があった場合、シャッターカーテンが全開位置にあるときには閉動作を、シャッターカーテンが全開以外の位置にある時には開動作をするようにしたことを特徴とする電動シャッターの駆動制御装置。
【請求項5】請求項1乃至4において、前記制御手段は前記操作手段からの前記連続入力している操作信号以外の操作信号が入力されている間のみシャッターカーテンを駆動するようにしたことを特徴とする電動シャッターの駆動制御装置。
【請求項6】請求項1乃至5において、前記操作制限モードから通常操作モードへの復帰は、前記操作手段からの前記連続入力している操作信号が前記制御手段に入力されなくなったことを検知して行うことを特徴とする電動シャッターの駆動制御装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の開口部や車庫等に取り付けられる電動シャッターの制御装置に係り、詳しくはシャッターカーテンの駆動を操作する押しボタンスイッチ又はリモコンのスイッチが故障したときの制御に関するものである【0002】
【従来の技術】従来の電動シャッターは、シャッターカーテンを開閉するための開閉機と、該開閉機を駆動するための操作信号を出力する操作手段と、該操作手段からの信号を受けて開閉機に対して駆動信号を出力する制御手段とで構成されていた。そして操作手段として例えば開放信号、閉鎖信号、停止信号をそれぞれ出力する開ボタン、閉ボタン、停ボタンからなるスイッチボックスやリモコンが使用されており、各ボタンを押すことで制御手段に対して操作信号を出力し、その操作信号に基づいて制御手段が開閉機に駆動信号を出力することによりシャッターカーテンの開閉駆動を制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電動シャッターでは操作手段である操作部のボタン(スイッチ)が何らかの原因で引掛かって復帰しなくなってしまったり、操作部に水が入ってスイッチがショート(短絡)してしまったような場合には、制御手段には操作信号が入力されたままの状態になってしまう。そしてこの状態になると、例えば閉鎖ボタンが引掛かっているのを知らずにシャッターカーテンを開放しようとして開ボタンを押した場合には、制御手段には常に閉鎖信号が入力されているためシャッターカーテンが全開した後ただちに閉動作を開始してしまうといった不具合が発生していた。このためスイッチが引掛かった場合には安全のためにシャッターを操作できないようにすることが考えられるが、このようにした場合には専門の修理業者が来るまでの間はシャッター操作できないことになり、夜間時の防犯性の問題や緊急時であってもシャッターカーテンが開放できないといった不具合が発生していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、シャッターカーテンを開閉するための開閉機と、該開閉機を駆動するための操作信号を出力する操作手段と、該操作手段からの操作信号を受けて開閉機に対して駆動信号を出力する制御手段とで構成される電動シャッターにおいて、前記操作手段はそれぞれ異なる操作信号を出力する少なくとも2つの操作ボタン(スイッチ)で構成されているものとし、該制御手段は、前記操作手段から出力される少なくとも1つの操作信号が所定時間以上続けて入力された場合には、通常時の操作行う通常操作モードから、操作手段からの操作信号を制限する操作制限モードに移行すると共に、該操作制限モード下では操作手段からの前記連続入力している操作信号以外の操作信号に基づいてシャッターカーテンの開閉動作を行うようにしたことを特徴としたものである。そしてこのようにしたことで例えばスイッチが引掛かったり、短絡してしまった場合でも、制御手段がその故障を検知でき、またその故障したスイッチにより出力される操作信号は制御手段には入力するものの無効となるため、その操作信号によって従来生じていた不具合は解消される。さらにこのような事態になっても残りの正常なスイッチを使用することにより、少なくとも応急処置として必要なシャッターカーテンの動作は確保することができ、従来では問題となっていた夜間時の防犯性の問題や緊急時であってもシャッターカーテンが開放できないといった不具合は解消されることとなる。
【0005】またこのものにおいて、前記操作手段は少なくとも開放信号、閉鎖信号及び停止信号を出力する少なくとも3つの操作ボタンから構成されるものとし、前記制御手段は、前記操作手段から出力される開放信号又は閉鎖信号が一定時間以上続けて入力された場合には、通常時の操作行う通常操作モードから、操作手段からの操作信号を制限する操作制限モードに移行すると共に、該操作制限モード下では操作手段からの停止信号に基づいてシャッターカーテンの開閉動作を行うようにしたことを特徴としたものである。
【0006】またこのものにおいて、前記操作制限モードに移行した場合には操作制限モードに移行したことを報知する報知手段を具備していることを特徴としたものである。そしてこのようにすることで電動シャッターを使用する人は、操作スイッチが故障したと判断できると共に通常の操作が可能な通常操作モードから操作信号の入力が制限される操作制限モードへ移行したことを認識できる。
【0007】さらにこのものにおいて、前記制御手段は前記操作制限モード中に前記操作手段からの前記連続入力している操作信号以外の操作信号の入力があった場合、シャッターカーテンが全開位置にあるときには閉動作を、シャッターカーテンが全開以外の位置にある時には開動作をするようにしたことを特徴としたものである。そしてこのようにすることで少なくとも一つのボタンでシャッターカーテンを開閉することができると共に全開位置以外は常に開動作するため安全である。
【0008】このものにおいて、前記制御手段は前記操作手段からの前記連続入力している操作信号以外の操作信号が入力されている間のみシャッターカーテンを駆動するようにしたことを特徴としたものである。そしてこのようにすることで、操作スイッチを押している時だけシャッターカーテンが駆動されるため、シャッター操作者の監視下のもとでシャッターカーテンの開閉が行われ安全性がさらに向上する。
【0009】さらにこのものにおいて、前記操作制限モードから通常操作モードへの復帰は、前記操作手段からの前記連続入力している操作信号が前記制御手段に入力されなくなったことを検知して行うことを特徴としたものである。そしてこのようにすることで特殊な操作をしなくても通常操作モードに戻るため、シャッター操作者を煩わせることが無いばかりか操作スイッチの故障が直らない段階ではいかなる場合もモードが復帰しないため安全である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1は電動シャッターの正面図であり、図面において、1は建築開口部に設置される電動シャッターのシャッターカーテンであって、シャッターカーテン1は、開口部上方の躯体側に設けられる巻き取りシャフト2に巻装されており、巻き取りシャフト2に開閉機3が連動連結されていると共に、開閉機3の正逆駆動に基づく巻き取りシャフト2の正逆回転により、シャッターカーテン1の左右両端部を躯体側に設けられた一対のガイドレール4,4に案内されながら昇降することにより建物開口部を開閉する構成となっている。5はシャッターカーテン1を開閉動作させるための操作信号を出力するスイッチボックス、また6もスイッチボックス5同様にシャッターカーテン1を開閉動作させるための操作信号を送信するリモコンであって、これらスイッチボックス5、リモコン6は本発明の操作手段7を構成するものである。また本実施形態では、操作手段7はスイッチボックス5及びリモコン6で構成しているが、どちらか一方のみで構成されているものであっても本発明の実施を妨げるものとはならない。
【0011】スイッチボックス5、リモコン6はそれぞれ開放ボタンPBU、停止ボタンPBS、閉鎖ボタンPBDの三点の押しボタンで構成されており、各ボタンPBU、PBS、PBDはそれぞれ異なる操作信号(PBUを押すと開放信号、PBSを押すと停止信号、PBDを押すと閉鎖信号)を、シャッターの開閉をコントロールする制御手段8に出力するようになっている。また9は電動シャッターの使用者に対して、後述する通常操作モードから操作制限モードに移行したことを知らしめる報知手段であって、該報知手段9は音声、光等を利用するスピーカやLED又は液晶画面表示等が該当するが、その設置位置は躯体側に固定、あるいは操作手段7であるスイッチボックス5やリモコン6に設けるものであっても良く、要するに使用者がモードの移行を確認できるものであればどのような形態のものでもよい。
【0012】図2は、本発明を構成する操作手段7及び制御手段8のつながりを示すブロック図であり、制御手段8は判断部8aとタイマ部8bで構成されている。判断部8aはスイッチボックス5、位置検出手段10及びリモコン6の電波信号を受信して電気信号へ変換する受信機11にそれぞれ接続されており、スイッチボックス5、位置検出装置10、リモコン6から入力される信号に基づいて適宜判断を行い、シャッターカーテン5を駆動する開閉機3に対して駆動信号(開駆動信号、停止信号、閉駆動信号)を出力するようになっている。スイッチボックス5とリモコン6は前述の通り判断部8aに対してそれぞれ開信号、停信号、閉信号を出力する構成になっており、判断部8aはこれら操作信号が複数入力された場合であっても、それぞれどの信号が現在入力されているかを認識できるようになっている。本実施の形態では、位置検出手段10は抵抗値を変化させることによってシャッターカーテン1の位置を検出するポテンショメータであり、判断部8aはポテンショメータからの入力される電圧の読みとることでシャッターカーテン1の位置を認識している。尚、位置検出手段10はこれに限定されることなく、たとえばカウンタ式のリミットスイッチや近接スイッチを用いても良く、要するにシャッターカーテン1の全開位置と全閉位置を認識できるものであれば、どのような形態のものでも良い。
【0013】一方、タイマ部8bはスイッチボックス5、リモコン6からの各操作信号が連続して入力される時間をカウントする機能を持つと共に、あらかじめ設定された時間をオーバーした場合には判断部8aに対して信号を出力する構成になっている。また判断部8aは報知手段9と接続されており、判断部8aから駆動信号によって報知手段9が作動する構成となっている。
【0014】次に本発明である電動シャッターの実際の動作について、図3から図5のフローチャートに基づいて説明する。図3は通常時の操作が行われる通常操作モードの動作についてのフローチャートである。まず通常操作モードではS0において初期状態となる。ここでいう初期状態とはシャッターカーテン1が動作していない状態を指している。まず最初にS1に進み、スイッチボックス5又はリモコン6からの開放信号(以下開信号という)が判断部8aに入力されるか否かを判断する。ここで判断部8aに開信号が入力されるとS2へと進む。S2ではシャッターカーテン1が全開位置にあるか否かを判断する(実際にはポテンショメータから入力される電圧があらかじめ設定されているシャッタースラット1の全開位置に対応する電圧であるかを判断している)。ここでシャッターカーテン1が全開位置にあると判断するとS0に戻り、また全開位置ではない場合にはS3へと進むことになる。S3においては、スイッチボックス5又はリモコン6からの停止信号(以下停信号という)が判断部8aに入力されたか否かを判断する。ここで停信号が入力されると判断部8aは開閉機3に対して停止信号を出力してS0に戻り、また停信号が入力されなけれはS4に進み、S4では判断部8aが開閉機3に対して開駆動信号を出力して、シャッターカーテン1が開動作を開始してS2に戻る。よってシャッターカーテン1が全開位置なるか又は停止信号が判断部8aに入力されるまでシャッターカーテン1の開駆動を継続することとなる。
【0015】一方、S1において開信号が入力されないと判断した場合にはS5に進む。S5では、スイッチボックス5又はリモコン6からの閉鎖信号(以下閉信号という)が判断部8aに入力されるか否かを判断する。ここで閉信号が入力された場合にはS6に進み、閉信号が入力されなければS0に戻る。S6では、シャッターカーテン1が全閉位置にあるか否かを判断する。ここで全閉位置にある場合にはS0に戻り、また全閉位置ではない場合にはS7へと進むこととなる。S7では判断部8aに停信号が入力するか否かを判断する。ここで停信号が入力されると判断部8aは開閉機3に対して停止信号を出力してS0に戻り、また停信号の入力がない場合にはS8に進むこととなる。S8に進むと判断部8aは開閉機3に対して閉駆動信号を出力してシャッターカーテン1が閉動作を開始してS2に戻る。よってシャッターカーテン1が全閉位置なるか又は停止信号が判断部8aに入力されるまでシャッターカーテン1の閉駆動を継続することとなる。
【0016】図4は本発明の電動シャッター制御装置が通常操作モードから操作制限モードへと移行する過程のフローチャートである。本発明の制御システムを起動するとまずT1に進み、通常時のシャッターカーテン1の開閉操作を行う通常操作モードに設定させる。尚、通常操作モード時のシャッターカーテンの動作は前述の通りである。そしてT2に進み、判断部8aは通常操作モード中に開信号が入力されるか否かを判断する。ここで判断部8aに開信号が入力されるとタイマ部8bが起動して開信号が連続入力する時間をカウントし始めると共にT3に進む。T3では、前記起動したタイマがあらかじめ設定した時間以上経過したか(本実施の形態では開信号が10秒以上連続入力したか)を判断する。ここで開信号が10秒以上連続で入力された場合にはT6に進み、連続入力が10秒未満であった場合にはT1に戻ることとなる。
【0017】一方、T2において判断部8aに開信号の入力がない場合にはT4に進む。T4では、通常操作モード中において判断部8aに閉信号が入力するか否かを判断する。ここで閉信号が入力した場合にはタイマ部8bが起動して閉信号が連続入力する時間をカウントし始めると共にT5に進む。またT4にて閉信号の入力がない場合にはT1へと戻ることとなる。T5ではT4で起動したタイマがあらかじめ設定した時間以上経過したか(本実施の形態では閉信号が10秒以上連続入力したか)を判断する。ここで閉信号が10秒以上連続で入力された場合にはT6に進み、連続入力が10秒未満であった場合にはT1に戻ることとなる。
【0018】T6に移行すると制御手段8のタイマ部8bは判断部8aに対して信号を送り、その信号を受けた判断部8aはいかなる場合であっても直ちに開閉機3に対して停止信号を出力しシャッターカーテン1の開閉動作を停止させる。その後T7に進み、T7にて判断部8aは報知手段9に対して駆動信号を送り報知手段9を作動(例えば警報を鳴らす、アナウンスをする、LEDを点滅(点灯)させる、液晶画面に表示する等)させる。さらにT8に進み、ここで操作手段7からの操作信号が制限される操作制限モードに設定される。
【0019】図5は操作手段から入力される操作信号が制限される操作制限モードの動作についてのフローチャートである。はじめに操作制限モードに移行するとU1に進み、U1において、前記設定時間以上連続で入力されていた開信号又は閉信号がこの時点においてまだ入力され続けているかを判断する。ここで既に入力がない場合にはU2に進み、通常時の操作を行う通常操作モードへ移行する。またU1にて依然として開信号又は閉信号の入力が続いている場合には、U3に進むこととなる。U3ではシャッターカーテン1が全開位置にあるか否かを判断する。ここでシャッターカーテン1が全閉位置の場合にはU4に進み、U4では判断部8aにスイッチボックス5又はリモコン6からの停信号が入力されているかを判断する。U4で停信号が入力されていない場合にはU1に戻る一方、停信号が入力されている場合にはU5に進むこととなる。U5では判断部8aが開閉機3に対して閉駆動信号を出力して、シャッターカーテン1が閉動作を開始する。U5で閉駆動が開始するとU6に進み、U6にてシャッターカーテン1が全閉位置にあるか否かを判断する。ここでシャッターカーテン1が全閉位置にある場合には、判断部8aが開閉機3に停止信号を出力してシャッターカーテン1の閉動作を停止すると共にU1に戻ることとなる。またシャッターカーテン1が全閉位置にない場合にはU7に進むこととなる。
【0020】U7ではU1同様、前記設定時間以上連続で入力されていた開信号又は閉信号がこの時点においてまだ入力され続けているかを判断する。ここで既に入力がない場合、判断部8aは開閉機3に対して停止信号を出力してシャッターカーテン1の閉動作を停止すると共にU2に進み、通常時の操作を行う通常操作モードへ移行する。またU7にて依然として開信号又は閉信号の入力が続いている場合には、U4に戻ることとなる。よってシャッターカーテン1が全開位置にある場合、停信号が判断部8aに入力している間(スイッチボックス5又はリモコン6の停止ボタンPBSを押している間)は、シャッターカーテン1が全閉位置に達するまで、判断部8aは開閉機3に対して閉駆動信号を送り続けシャッターカーテン1は閉動作を行うこととなる。
【0021】一方、U3にてシャッターカーテン1が全開位置にないと判断した場合にはU8に進むことなる。U8では判断部8aに対して停信号が入力されているかを判断する。U8で停信号が入力されていない場合にはU1に戻る一方、停止信号が入力されている場合にはU9に進むこととなる。U9では判断部8aが開閉機3に対して開駆動信号を出力してシャッターカーテン1が開動作を開始する。U9で閉駆動が開始するとU10に進み、U10にてシャッターカーテン1が全開位置にあるか否かを判断する。ここでシャッターカーテン1が全開位置にある場合には、判断部8aが開閉機3に停信号を出力してシャッターカーテン1の開動作を停止すると共にU1に戻ることとなる。またシャッターカーテン1が全開位置にない場合にはU11に進むこととなる。
【0022】U11ではU1同様、前記設定時間以上連続で入力されていた開信号又は閉信号がこの時点においてまだ入力され続けているかを判断する。ここで既に入力がない場合、判断部8aは開閉機3に対して停信号を出力してシャッターカーテン1の開動作を停止すると共にU2に進み、通常時の操作を行う通常操作モードへ移行する。またU11にて依然として開信号又は閉信号の入力が続いている場合には、U8に戻ることとなる。よってシャッターカーテンが全開以外の位置にある場合、停信号が判断部8aに入力している間(スイッチボックス5又はリモコン6の停止ボタンPBSを押している間)は、シャッターカーテン1が全開位置に達するまで、判断部8aは開閉機3に対して開駆動信号を送り続けシャッターカーテン1は開動作を行うこととなる。
【0023】本発明の駆動制御装置は以上のように動作するため、シャッターカーテン1の通常時である通常操作モード中は、シャッターカーテン1が全開位置以外にある時にスイッチボックス5又はリモコン6の開放ボタンPBUが押されると、シャッターカーテン1が開動作すると共に停止ボタンPBSが押されるか又は全開位置に達するまで開動作を継続する。一方シャッターカーテン1が全閉位置以外にある時にスイッチボックス5又はリモコン6の閉鎖ボタンPBDが押されると、シャッターカーテン1が閉動作すると共に停止ボタンPBSが押されるか又は全開位置に達するまで閉動作を継続する。またシャッターカーテン1の動作中にスイッチボックス5又はリモコン6の停止ボタンPBSを押すと、シャッターカーテン1の動作が停止する。
【0024】そして上記動作をする通常操作モード中に、スイッチボックス5又はリモコン6の開放ボタンPBU又は閉鎖ボタンPBDが引掛かって復帰しなくなったり、内部に水が入ってスイッチが短絡してしまって、操作信号が連続信号として判断部8aに入力した時は、制御手段8のタイマー部8bがカウントを開始する。また所定時間以上連続で操作信号(本実施の形態では開放信号及び閉鎖信号)が入力した場合には、スイッチの故障と認識してシャッターカーテン1の緊急停止させると共に報知手段9が作動して通常操作モードから操作制限モードに移行する。
【0025】操作制限モードに移行すると、本実施の形態では停止ボタンPBSを押すことにより出力させる停信号以外の操作信号は、入力されても判断部8aは開閉機3に対して駆動信号は送らず、停止信号が入力された時だけ判断部8aは開閉機3に対して駆動信号を送ることとなる。通常操作モードでは停止信号が入力すると開閉機3に対して停止信号を出力していたが、操作制限モード下においてはシャッターカーテン1が全開位置にあるときのみ開閉機3に対して閉駆動信号を出力し、それ以外は閉駆動信号を出力するようになっている。これにより操作スイッチが故障したとしても一つのボタンでシャッターカーテン1の開閉操作が可能になるため、夜間に開放したままスイッチが故障してしまった場合であっても、又はスイッチの故障中に緊急でシャッターカーテン1を開放したい場合でも応急的にシャッターカーテン1を駆動させることができ好適である。またシャッター使用者は操作制限モードに移行すると報知手段が作動することにより操作制限モードに移行したことを認識できる。
【0026】さらに、停止ボタンPBSを押している間だけシャッターカーテン1が駆動するため、安全性が向上すると共に再度シャッター使用者にスイッチが故障したことを認識させることができる。また操作制限モード中に、操作スイッチの故障により連続入力していた操作信号が入力されなくなると自動的に通常操作モードに戻るため、スイッチが回復した場合には即座に通常の操作が行える。尚、モードが復帰した場合には報知手段9の作動は停止する構成になっている。
【0027】本実施の形態では、操作手段として開放ボタンPBU、停止ボタンPBS、閉鎖ボタンPBDの3点押しボタンで構成されていたが、2点式のものやさらには4点式以上のものであっても良い。さらにPBU、PBS、PBDの各ボタンの他に、通常操作モードではシャッターカーテン1の動作には影響を及ぼさないが操作制限モード時のみシャッターカーテン1を動作させる操作信号を出力する非常操作ボタンを設けても良い。この場合、操作制限モード中はPBU、PBS、PBDの各ボタンから出力させる信号によってはシャッターカーテン1は動作しないものとする。尚、この非常操作ボタンは操作しにくいようにされていることが好ましい。また本実施形態では開信号又は閉信号の連続入力があった場合、停信号の入力によりシャッターカーテン1を開閉できるようになっていたが、どの操作信号の連続入力であっても、その連続入力する操作信号以外を出力する操作ボタンを押すことによりシャッターカーテン1の開閉動作を行えるようにしたものでも良い。また本実施の形態では操作手段からの連続入力する操作信号が10秒以上続けて入力された場合に操作制限モードが移行するように構成されているがこの値は任意に設定可能なものあり、15秒や20秒であっても良い。
【出願人】 【識別番号】000177302
【氏名又は名称】三和シヤッター工業株式会社
【出願日】 平成12年4月28日(2000.4.28)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−311361(P2001−311361A)
【公開日】 平成13年11月9日(2001.11.9)
【出願番号】 特願2000−129489(P2000−129489)