| 【発明の名称】 |
自動ドア装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】上野 耕平
【氏名】越井 宣博
【氏名】松原 寛
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| 【要約】 |
【課題】専用のセンサを設けることなくトイレ内の人の存在の有無を判断することのできる自動ドア装置を提供する。
【解決手段】室内側操作部13の閉ボタンを押すことにより、全閉時に自動的に施錠するように構成した自動ドア2において、室内側操作部13の閉信号を受けてから戸体2aが全閉するまでの間に、安全センサ10の信号を受けた場合には、戸体2aの全閉時においてロック装置11を解錠状態にするようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】建物に設けられるドアと、前記ドアの室外側に取り付けられる室外側操作部と、前記ドアの室内側に取り付けられる室内側操作部と、前記各操作部からの開信号及び閉信号に基づいて前記ドアの開閉を行う制御部と、前記ドアを施錠するロック装置と、前記ドアの開口間に設けられる安全センサとからなり、前記室内側操作部の閉信号に基づいて前記ドアを閉鎖させると共に前記ロック装置を作動させて施錠し、前記室内側操作部の開信号に基づいて前記ロック装置を作動させて解錠すると共に前記ドアを開放するように構成した自動ドアの制御装置において、前記制御部は、前記室内側操作部の閉信号を受けてから前記ドアが全閉するまでの間に、前記安全センサの信号を受けた場合には、前記ドアの全閉時において前記ロック装置を解錠状態にしたことを特徴とする自動ドアの制御装置。 【請求項2】建物に設けられるドアと、前記ドアの室外側に取り付けられる室外側操作部と、前記ドアの室内側に取り付けられる室内側操作部と、前記各操作部からの開信号及び閉信号に基づいて前記ドアの開閉を行う制御部と、前記ドアを施錠するロック装置と、前記ドアの開口間に設けられる安全センサとからなり、前記室内側操作部の閉信号に基づいて前記ドアを閉鎖させると共に前記ロック装置を作動させて施錠し、前記室内側操作部の開信号に基づいて前記ロック装置を作動させて解錠すると共に前記ドアを開放するように構成した自動ドアの制御装置において、前記制御部は、前記室外側操作部の開信号を受けて前記ドアが開放してから、前記室内側操作部の閉信号を受けるまでの間に、前記安全センサからの信号を受けなかった場合には、前記ドアの全閉時において前記ロック装置を解錠状態にしたことを特徴とする自動ドアの制御装置。 【請求項3】建物に設けられるドアと、前記ドアの室外側に取り付けられる室外側操作部と、前記ドアの室内側に取り付けられる室内側操作部と、前記各操作部からの開信号及び閉信号に基づいて前記ドアの開閉を行う制御部と、前記ドアを施錠するロック装置とからなり、前記室内側操作部の閉信号に基づいて前記ドアを閉鎖させると共に前記ロック装置を作動させて施錠し、前記室内側操作部の開信号に基づいて前記ロック装置を作動させて解錠すると共に前記ドアを開放するように構成した自動ドア装置において、前記室内側操作部は、室外側からは実質操作不能な位置に設けられたことを特徴とする自動ドア装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、病院・駅等の公共トイレに設けられる自動ドア装置に関するものであり、詳しくは身体障害者専用トイレの使用される場合の自動ドア装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、身体障害者用トイレに用いられる自動ドア装置は、トイレの開口部に取り付けられる自動開閉式のドアと、前記トイレの開口部付近の屋外側壁面に設けられ前記ドアの開閉操作を行う屋外側操作部と、前記トイレの屋内側の壁面に設けられ前記ドアの開閉操作を行う屋内側操作部と、前記ドアの開放動作を規制するロック装置とを備えたものであった。前記屋外側操作部は外部開スイッチ及び外部閉スイッチを有し、屋内側操作部も同様に内部開スイッチ及び内部閉スイッチから構成されていた。 【0003】そして前記屋外側開スイッチを押すことで前記ドアが開放すると共に屋外側閉スイッチを押すと前記ドアが閉鎖するようになっていた。一方屋内側閉スイッチを押すと前記ドアが閉鎖すると共に前記ロック装置が作動して前記ドアを施錠状態に維持するようになっていて、また屋内側開スイッチを押すと前記ロック装置を作動させて前記ドアを解錠状態にすると共に前記ドアを開放させるように構成されていた。よって屋内側閉スイッチを操作してドアを閉じた状態にしたときはロック装置が働いているため、屋外側開スイッチを押してもドアは開放せず、トイレ使用中に第三者によって屋外側からドアを開放するのを防止していた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の身体障害者用トイレは屋内側操作部がドアの開口付近に設けられていたため、前記屋内側操作部の閉スイッチを押した後、ドアが全閉する前に退室した場合や、悪戯により屋外側から屋内側操作部の閉スイッチを押した場合には、トイレ内が無人のままドアが施錠してしまい、このような場合には前述のとおり屋外側開スイッチを操作してもドアは開放せず、トイレが使用不能になってしまうといった不具合があった。そこで従来は上記不具合を解消するために特開平7−293110号公報に示すようにトイレ内に人の不在・存在を検知するセンサを設けて、トイレ内が不在であると検知した場合にはロック装置を解錠するようにしたもの、又は特開平7−34757号公報に示すように、トイレの屋内側に身障者用の第1操作部と健常者用の第2操作部を設け、第1操作部の閉スイッチを押した時のみドアが閉鎖時にロックするようにし、健常者は第2操作部の閉スイッチを押した後、手動で錠を掛けるようにしたものがあった。 【0005】ところが前者の場合は、人の不在・存在を検知するための専用センサを別途トイレ内に設けなければならないため、製品のコストアップを招いていた。またこのようなセンサは高度な検知精度を要求されるため、高性能のセンサが必要であるばかりか、誤検知した場合には人が中に入っているにもかかわらずドアがロックされないという不具合が発生する恐れがあった。さらに後者のものは、身障者用の第1操作部の閉スイッチを押した後にドアが全閉する前に退室した場合や、悪戯で屋外側から身障者用の第1操作部の閉スイッチを押した場合にはドアが閉鎖して施錠状態を維持してしまうため、屋外側からの開操作によってドアは開放せず、従来の問題点を解決するには至らなかった。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、建物に設けられるドアと、前記ドアの室外側に取り付けられる室外側操作部と、前記ドアの室内側に取り付けられる室内側操作部と、前記各操作部からの開信号及び閉信号に基づいて前記ドアの開閉を行う制御部と、前記ドアを施錠するロック装置と、前記ドアの開口間に設けられる安全センサとからなり、前記室内側操作部の閉信号に基づいて前記ドアを閉鎖させると共に前記ロック装置を作動させて施錠し、前記室内側操作部の開信号に基づいて前記ロック装置を作動させて解錠すると共に前記ドアを開放するように構成した自動ドアの制御装置において、前記制御部は、前記室内側操作部の閉信号を受けて前記ドアが全閉するまでの間に、前記安全センサからの信号を受けた場合には、前記ドアの全閉時において前記ロック装置を解錠状態にしたことを特徴としたものである。 【0007】また本発明は、建物に設けられるドアと、前記ドアの室外側に取り付けられる室外側操作部と、前記ドアの室内側に取り付けられる室内側操作部と、前記各操作部からの開信号及び閉信号に基づいて前記ドアの開閉を行う制御部と、前記ドアを施錠するロック装置と、前記ドアの開口間に設けられる安全センサとからなり、前記室内側操作部の閉信号に基づいて前記ドアを閉鎖させると共に前記ロック装置を作動させて施錠し、前記室内側操作部の開信号に基づいて前記ロック装置を作動させて解錠すると共に前記ドアを開放するように構成した自動ドアの制御装置において、前記制御部は、前記室外側操作部の開信号を受けて前記ドアが開放してから、前記室内側操作部の閉信号を受けるまでの間に、前記安全センサからの信号を受けなかった場合には、前記ドアの全閉時において前記ロック装置を解錠状態にしたことを特徴としたものである。 【0008】さらに本発明は、建物に設けられるドアと、前記ドアの室外側に取り付けられる室外側操作部と、前記ドアの室内側に取り付けられる室内側操作部と、前記各操作部からの開信号及び閉信号に基づいて前記ドアの開閉を行う制御部と、前記ドアを施錠するロック装置とからなり、前記室内側操作部の閉信号に基づいて前記ドアを閉鎖させると共に前記ロック装置を作動させて施錠し、前記室内側操作部の開信号に基づいて前記ロック装置を作動させて解錠すると共に前記ドアを開放するように構成した自動ドアの制御装置において、前記室内側操作部は、室外側からは実質操作不能な位置に設けられたことを特徴としたものである。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1は自動ドア装置が取り付けられる身体障害者用トイレの平面図、図2は本発明に係る自動ドア装置の正面図である。トイレ1の室内と室外を結ぶ開口部には本発明である自動ドア装置2が設置されており、この自動ドア装置2は戸体2aと、戸体2aの上方に設けたハンガーローラー2b、2bと、開口部上方で左右方向に延設した長尺状のハンガーレール2cとから基本部分が構成され、戸体2aはハンガーローラー2b、2bを介してハンガーレール2cに対して摺動することで左右方向に移動自在となっている。3は戸体2aを開放駆動する開閉機で、また4は戸体2aを閉鎖駆動する引戸クローザーであり、開閉機3と引戸クローザー4の各プーリー3a、4aにそれぞれ巻回され、端部がそれぞれハンガーローラー2b、2bに固定される駆動ベルト5により、戸体2aに開閉機3及び引戸クローザー4の駆動力が伝達され、戸体2aの開閉動作が行われるようになっている。尚、開閉機3のプーリー3aには図示しない一方向クラッチが設けてあり、開閉機3は戸体2aが開放する方向には駆動力を伝達するが閉鎖する方向には駆動力を伝達せず空転する。また引戸クローザー4は常に戸体2aを閉鎖する方向に付勢しており、戸体2aの閉鎖時には開閉機3が閉鎖方向に回転して空転することにより引戸クローザー4の持つ付勢力で戸体2aを閉動作させるようになっている。 【0010】6は全閉用近接スイッチ、7は全開用近接スイッチであり、ハンガーローラー2bに取り付けられたマグネット8が接近することでそれぞれ戸体2aの全開・全閉を検知し、自動ドア装置2の開閉をコントロールする制御部9に信号を送るようになっている。また10は自動ドア2の開口間に設けられる安全センサであり、戸体2aの閉鎖中に制御部9が安全センサ10からの信号を受けると戸体2aの閉動作を停止させると共に開動作させ、一定時間後に再度戸体2aを閉動作させるように構成されている。本実施の形態では、安全センサ10は通常の自動ドア装置に用いられる挟まれ防止用の光電センサを使用している。11はロック装置であって図示しないロックピンが下方に向けて出没自在に設けられており、ロックピンがハンガーローラー2bの上部に設けられたピン受け11aに係合することにより、戸体2aを全閉状態で施錠するようになっている。また12は室外側操作部、13は室内側操作部であって、本実施の形態では両操作部とも開ボタンと閉ボタンからなる2点式の押しボタン装置である。 【0011】図3は本発明である自動ドア装置2のブロック図であり、自動ドア装置2の開閉駆動をコントロールする制御部9は、開閉機3及びロック装置11に駆動信号を送る駆動制御部9aと、主にマイコンからなる判断部9bとで構成される。判断部9bは全閉検知スイッチ6からなる全閉検知部6´と、全開検知スイッチ7からなる全開検知部7´と、安全センサ10と、室外側操作部12と、室内側操作部13及びロック装置11と接続されており、各信号がそれぞれ判断部9bに送られマイコンが処理をして駆動制御部9aに信号を出し、その信号を受けた駆動制御部9aが開閉機3及びロック装置11に駆動信号を送り、戸体2aを開閉駆動させ、またロック装置11を作動させて戸体2aを施錠する構成となっている。 【0012】そして室外側操作部12の開ボタンを押すと制御部9が室外側操作部12からの開信号を受けて戸体2aを開動作させ、また全開時に室外側操作部12の閉ボタンを押すと制御部9が室外側操作部12からの閉信号を受けて戸体2aが閉動作を行う。一方、戸体2aの全開時に室内側操作部13の閉ボタンを押すと制御部9が室内側操作部13からの閉信号を受けて戸体2aを閉動作させ、さらに全閉にてロック装置11が働き戸体2aが施錠される。また室内側操作部13の開ボタンを押すと制御部9が室内側操作部13からの開信号を受け、戸体2aが施錠されていない場合は開動作のみを行い、施錠されている場合はロック装置11を解錠してから戸体2aを開動作させるように構成されている。 【0013】次に本発明である自動ドア装置2の実際の動きについて、図4から図6のフローチャートに基づいて説明する。図4に示すSセクションではS0の初期状態からスタートする。ここで初期状態とは戸体2aが全閉でかつロック装置11が非ロック状態(制御部9に全閉検知部6´からの信号が入力され、かつロック装置11からの解錠信号が入力された状態)であることを指す。そしてまずS1にて室外側操作部12からの開信号(以下外開信号という)が入力されるか否かを判断する。ここで外開信号が判断部9bに入力されればS2に進み、S2にて駆動制御部9aから開閉機3に開信号が送られて戸体2aが開動作を行いS3へと進む。この開動作は前述した全開検知スイッチ7(全開検知部7´)からの信号があるまで行われ、信号があったときは戸体2aの全開と判断し開閉機3の駆動を停止する。S3では安全センサ10からの信号が入力されるか否か(自動ドア2の開口を人が横切ったかどうか)を判断する。ここで安全センサの信号が入力された(人が開口を横切った)場合にはAセクションに進み、安全センサからの信号が入力されない(人が開口を横切らない)場合にはBセクションへと進む。一方S1にて外開信号の入力がない場合にはS4に進み、S4にて室内側操作部13からの開信号(以下内開信号という)が入力されるか否かを判断する。ここで内開信号の入力がない場合にはS1に戻り、内開信号の入力があった場合にはS5へ進んで戸体2aの開動作が行われてAセクションへと進む。 【0014】次に図5に示すAセクションのフローチャートについて説明する。AセクションではまずS6にて室内側操作部13からの閉信号(以下内閉信号という)が入力されるか否かを判断する。ここで内閉信号があった場合にはS7へと進み、S7では駆動制御部9aが開閉機3に閉信号を送り戸体2aが閉動作を開始する。一方、S6で内閉信号の入力がない場合にはS8へと進み、S8にて室外側操作部12からの閉信号(以下外閉信号という)の入力があるかを判断する。ここで外閉信号が入力されない場合にはS6へと戻り、外閉信号の入力があった場合にはS9に進んで戸体2aが閉動作を開始する。 【0015】S7で戸体2aが閉動作を開始した場合はS10に進み、S10では安全センサ10からの信号が判断部9bに入力されるか否か(人が自動ドア2の開口を横切ったのか)を判断する。ここで安全センサ10からの信号が入力された(人が開口を横切った)場合にはS11に進み、S11では全閉検知部6´からの信号(以下全閉信号という)が入力されるか否かを判断する。ここで全閉信号の入力があった場合にはS12へと進み、S12にて戸体2aが全閉位置にあると判断して開閉機3の駆動を停止させる。そしてS13へと進み、ここで駆動制御部9aはロック装置11へ駆動信号を送らず解錠状態を維持させる。これはS6、S10、S12により、室内側操作部13の閉ボタンを押してから戸体2aが全閉するまでの間に人がトイレ1から退室した(トイレ1内は無人状態である)と判断したためにロック装置11を解錠状態にしたものである。そして初期状態であるSセクションのS0に戻るようになっている。またS11で全閉信号の入力がない場合にはS14へと進み、S14にて室外側操作部12又は室内側操作部13からの開信号(以下内外開信号という)が入力されるか否かを判断する。そして内外開信号の入力があった場合にはS15に進んで戸体2aは開動作を行い、その後S6へと戻ることになる。またS14にて内外開信号の入力がない場合にはS11に戻る。 【0016】一方、S10で安全センサ10からの信号の入力がない場合にはS16に進み、S16にて内外開信号の入力があるか否かを判断する。ここで内外開信号の入力があった場合には、戸体2aの閉動作を停止すると共にすぐに開動作を行いS6へと戻る。また内外開信号の入力がない場合にはS17に進む。S17では全閉信号が入力されるか否かを判断する。そして全閉信号が入力されない場合はS7に戻り閉動作を継続させ、全閉信号が入力した場合にはS18に進み、戸体2aが全閉位置にあると判断して開閉機3の駆動を停止する。そしてS19に進み、ここで駆動制御部9aがロック装置11へ駆動信号を送り、戸体2aがロック状態となる。これはS1、S3,S6、S10、S17から、人が室外側操作部12の開ボタンを押してトイレ1の内部に入り、室内側操作部13の閉ボタンを押して戸体が全閉になり、トイレ1内に人がいると判断したためである。 【0017】この状態になると判断部9bは室外側操作部12からの開信号を受け付けないため、トイレ使用中に第三者によって室外側から戸体2aを開放させられることがない。S19よりロック状態となると、S20に進み内開信号の入力があるか否かを判断する。ここで内開信号の入力がない場合にはロック装置11の施錠状態を維持すると共に引き続き内開信号の入力の有無を判断する。またS20で内開信号の入力がある場合にはS21に進み、ここで駆動制御部9aが解錠信号を送ってロック装置11を解錠させると共に開閉機3に開信号を送って戸体2aを開動作させる。そしてS21で開動作が行われるとS6へと戻ることになる。本実施の形態ではS19で戸体2aにロック装置11にて施錠が行われると、それと同時にタイマが起動する。そしてこのタイマに設定された時間が経過するとロック装置11を作動させて自動的に解錠状態になるようになっている。このようにすることで、もしロック状態が長く続いた場合にはトイレ1内で異常が発生したと見なして、ロック装置11を解除することができるため好適である。さらにこのタイマは例えば30分・45分・60分といったように時間を変更できるように構成したものが好ましい。 【0018】また、S9にて戸体2aの閉動作が行われるとS22に進み、S22では内外開信号の入力があるか否かを判断する。そして内外開信号の入力がある場合にはS23に進み、戸体2aの閉動作を停止すると共に開動作をさせてS6へと戻る。また内外開信号の入力がない場合にはS24に進み、全閉信号の入力があるか否かを判断する。S24で全閉信号が入力されない場合にはS9に戻り、引き続き戸体2aの閉動作を続ける。一方、全閉信号の入力があった場合には、S25へと進み、戸体2aが全閉位置にあると判断して開閉機3の駆動を停止する。さらにS26へと進み、駆動制御部9aはロック装置11に駆動信号を送らず非ロック状態を維持させる。これはS8において室外側操作部12の閉ボタンを押して戸体2aが閉鎖したと判断したためである。そして初期状態であるS0に戻るようになっている。 【0019】次に図6に示すBセクションのフローチャートについて説明する。前述の通りSセクションにおいてS0の初期状態からS1の外開信号を受けて、その後S3にて安全センサ10の信号の入力がなかった場合にはBセクションに進むようになっている。Bセクションでは最初にS27にて、内閉信号が判断部9bに入力されるか否かを判断する。ここで内閉信号が入力された場合にはS28に進み、駆動制御部9aが開閉機3に閉信号を送り戸体2aを閉動作させる。さらにその後S29に進み、今度はS29にて内外開信号の入力があるか否かを判断する。S29で内外開信号の入力があった場合には、S2へ戻り戸体2aの開動作を行う。また内外開信号の入力がない場合には、S30に進んで全閉信号の入力の有無を判断する。S30にて全閉信号の入力がない場合にはS28に戻り、閉動作を継続する一方、全閉信号の入力があった場合にはS31に進み、戸体2aが全閉位置にあると判断して開閉機3の駆動を停止する。さらにS32へと進み、駆動制御部9aはロック装置11へ駆動信号を送らず非ロック状態を維持させる。これはS1、S3、S27、S30により室外側操作部12の開ボタンを押して戸体2aを開放させた後に、安全センサ10を横切らず(トイレ内に入室せず)室内側操作部13の閉ボタンを押して戸体2aが全閉したと判断、すなわち室外側から室内側操作部13の閉ボタンを押したと判断したため、戸体2aを非ロック状態としたものである。そして初期状態であるS0に戻るようになっている。 【0020】一方S27で内閉信号が入力されない場合にはS33に進み、S33にて外閉信号の入力に有無を判断する。ここで外閉信号が入力されない場合にはS27に戻り、また外閉信号の入力があるとS34に進む。S34では駆動制御部9aが戸体2aを閉動作させるべく開閉機3に閉信号を送る。戸体2aが閉鎖し始めるとS35に進んで内外開信号の有無を判断する。S35で内外開信号の入力があった場合には、S2へ戻り戸体2aの開動作を行う。また内外開信号の入力がない場合には、S36に進んで全閉信号の入力の有無を判断する。S36にて全閉信号の入力がない場合にはS34に戻って戸体2aの閉動作を継続する一方、全閉信号に入力があった場合にはS37に進み戸体2aが全閉位置にあると判断して開閉機3の駆動を停止する。さらにS38へと進み、ここで駆動制御部9aはロック装置11へ駆動信号を送らず非ロック状態を維持させる。これはS33にて室外側操作部12の閉ボタンを押して戸体2aが全閉したため、戸体2aを非ロック状態としたものである。そして初期状態であるS0に戻るようになっている。 【0021】本発明による自動ドア装置2は以上のように動作する構成としたため、通常トイレを使用する場合、戸体2aが全閉、非ロック状態においてまず使用者は室外側操作部12の開ボタンを押して戸体2aを開動作させる(S1)。そしてトイレ1内に入室する。ここで入室する際には必ず自動ドア2の開口を通るため、自動ドア2の開口間に設けられた安全センサ10が検知して制御部9に信号を送る(S3)。さらに使用者は室内側操作部13の閉ボタンを押して戸体2aを閉動作させる(S6)。戸体2aが全閉になるとロック装置11が働き施錠状態となる(S19)。そして使用者はこの状態で用をたすこととなる。この状態になると室外側操作部12の開ボタンでは戸体2aを開放することができないため、使用中に第三者にて室外側から開けられるようなことは発生しない。そしてトイレ使用後に室内側操作部13の開ボタンを押し(S20)、ロック装置11を解錠させると共に戸体2aを開放させ(S21)、トイレ1を退室した後、室外側操作部12の閉ボタンを押して(S8)戸体2aを閉鎖させて初期状態(S0)に戻る。よって通常の操作によって不具合は生じない。 【0022】次にトイレ使用後に室内側操作部13の閉ボタンを押して退室した場合について説明する。まず使用者は室内側操作部12の閉ボタンを押す(S6)。そしてトイレ1から退室する。ここでトイレ1を退室する際には必ず自動ドア2の開口を通るため、自動ドア2の開口間に設けられた安全センサ10が検知して制御部9に信号を送る(S10)。その後戸体2aは全閉するがロック装置11は作動しないため戸体2aは施錠されない(S13)。よって、誤操作によって戸体2aは施錠させずに済み、トイレ1内が無人でロック状態となることがなく、トイレ1が使用不能になるといった不具合が発生しない。さらに悪戯で室外側から室内側操作部13の閉ボタンを押された場合について説明すると、まず初期状態(全閉、非ロック)から室外側操作部12の開ボタンを押す(S1)。その後室内には入らず(S3)、室外側から室内側操作部13の閉ボタンを押す(S27)。戸体2aは閉動作をして全閉する(S31)。しかしロック装置11は作動しないため戸体2aは施錠されない(S32)。よって悪戯により室外側から室内側操作部13の閉ボタンを押して全閉しても戸体2aは施錠されずに済み、トイレ1内が無人でロック状態となることがなく、トイレ1が使用不能になるといった不具合が発生しない。 【0023】以上にように本発明は、通常自動ドア装置に用いられる挟まれ防止用の安全センサ10を利用しており、安全センサ10からの信号と室内側操作部12からの信号と室外側操作部13からの信号により、トイレ1内に人の存在の有無を判断する。そしてトイレ1内に人がいると判断した場合には室内側操作部13の閉信号によって戸体2aを施錠し、トイレ1内に人がいないと判断した場合には室内側操作部13の閉信号によっても戸体2aを施錠しないようにした。よってトイレ1内が無人状態でロックされずトイレ1が使用不能となることがない。さらに従来のように、専用に設けた人感知センサによってトイレ内の人の有無を検知するものではなく、普通の自動ドア装置に用いられる挟まれ防止用安全センサ10からの信号を利用してトイレ1内に人が居るかを判断するため、専用のセンサを別個に設ける必要がなくこのような機能を付けても何ら製品のコストアップを招くことがない。 【0024】また図2に示すように室外側操作部12の取付位置は、その操作性から戸体2aの近傍に設けられるのが好ましい。一方室内側操作部13は室外側から押すことのできない位置、言い換えれば室内と室外とを結ぶ自動ドア装置2の開口から離れた位置に取り付けることが好ましい。これは本自動ドア装置2のような身体障害者用に用いられる自動ドアは、室内側に設けられた閉ボタンを押すとロック装置が働いて戸体2aが施錠する構成となっているため、室外側から室内側操作部13の閉ボタンを操作されたり、トイレ使用後、室内側操作部13の閉ボタンを押して退室した場合には、室内が無人の状態で戸体2aが施錠し、室外側操作部12の開ボタンでは戸体2aは開放せずトイレ1が使用不能になってしまう。本発明のように、室内側操作部13を室外側からは操作できない位置すなわちトイレ1の開口部から離れた位置に設けることにより、悪戯で室外側から室内側操作部13の閉ボタンを押されたりすることがなくなり、トイレ1内が無人状態で施錠されるといった不具合は発生しない。またトイレ1の開口部から遠い位置に設けられるため、トイレ使用後、室内側操作部13の閉ボタンを押しても開口部を通ろうとする前に戸体2aが閉鎖してしまうため、あえて室内側操作部13の閉ボタンを押して退室する人はいなくなり、従来の問題になっていた室内側が無人でロックされてしまうようなことは発生しない。 【0025】本実施の形態では、室内側操作部13と室外側操作部12は2点式の押しボタンスイッチであったが必ずしもその必要はなく、一点式の押しボタンであってもさらには手を近づけることで起動するセンサ式の操作装置であっても良い。この場合、全開(判断部が全閉信号を受けている)時に操作すると判断部は閉信号として認識し、それ以外の時の操作は開信号として判断部が処理を行うため、本発明の実施には何ら影響を及ぼさないものである。尚、センサ式の操作装置を使用する場合には一定時間例えば0.5秒間以上の連続入力があった時のみ信号を送るしたものが好ましい。さらに本実施の形態では全閉・全開を検知するために近接スイッチを利用しているが、例えばリミットスイッチやポテンショメータのようなものでも良く、要するに戸体2aが全閉位置にある又は全開位置にあることを検知できるものであれば良い。さらに本実施の形態では戸体2aの開駆動を開閉機で、閉駆動を引戸クローザーで行っていたが必ずしもそうでなくて良く、重力を使用して閉駆動するものや、開駆動及び閉駆動を共に開閉機で行う通常の駆動方式を使用しても良い。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000177302 【氏名又は名称】三和シヤッター工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年2月28日(2000.2.28) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−241263(P2001−241263A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月4日(2001.9.4) |
| 【出願番号】 |
特願2000−50815(P2000−50815) |
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