| 【発明の名称】 |
取付具及びこれを用いた扉の開閉装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤田 利親
【氏名】西田 達
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| 【要約】 |
【課題】1本のねじ体を締込むことにより該ねじ体と当接部とで杆を挾着し、該杆に強固に固定することができるようにする。
【解決手段】適宜の杆5への当接が可能な当接部81a及び該当接部81aの両側に設けられた一対の係合部81b,81bを有する当接体81と、前記一対の係合部81b,81bに掛止される一対の掛止部82a,82a及びこれら掛止部82a,82aの間に穿設されたねじ孔82bを有するねじ保持体82と、前記ねじ孔82bに螺合したねじ体83とを備え、このねじ体83と前記当接部81aとの間で前記杆5を挾着して取付けるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 杆の長手方向の適宜の位置に取付ける取付具において、前記杆へ当接する当接部及び該当接部の両側に設けられた一対の係合部を有する当接体と、前記一対の係合部に掛止する一対の掛止部及びこれら掛止部の間に穿設されたねじ孔を有するねじ保持体と、前記ねじ孔に螺合したねじ体とを備え、このねじ体と前記当接部との間で前記杆を挾着して取付けるようにしてあることを特徴とする取付具。 【請求項2】 前記当接部は前記一対の係合部の間に離間して突設された複数の突部である請求項1記載の取付具【請求項3】 前記一対の係合部は前記当接部側へ湾曲しており、これら係合部及び当接部の間の空間に前記一対の掛止部が挿入されている請求項1又は請求項2記載の取付具。 【請求項4】 静止杆に対して移動する移動杆をその長手方向の適宜の位置で挾着して取付ける請求項1乃至請求項3の何れかに記載された一対の取付具と、駆動源に連動するピニオンとの噛合によって移動し、一方の取付具に連繋したラックと、一端を扉に連繋し、他端を他方の取付具に連繋した連繋杆とを備え、前記ラックの移動により前記移動杆及び連繋杆を介して扉を開閉するようにしてあることを特徴とする扉の開閉装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はラック等を適宜の杆に取付ける取付具、及び該取付具によってラックを移動杆に取付け、該移動杆に連繋された農業用ハウス等の扉を前記ラックの移動により開閉する開閉装置に関する。 【0002】 【従来の技術】農業用ハウスは1棟の骨組み又は連続する複数棟の骨組みにビニール樹脂フィルムなどの透光シートが張設されているとともに、1棟の骨組みの屋根又は連続する複数棟の骨組みの屋根には内部を換気する換気用の窓及び扉が設けられており、また、屋根の内側に前記扉を開閉する開閉装置が設けられている。 【0003】連続する複数棟の骨組みに配設される扉の開閉装置は、骨組みを構成する静止杆に取付ける一台のモータと、減速機構を介して前記モータと連動し、その軸長方向に離間して複数のピニオンを有する回転軸と、該回転軸を角形杆を用いてなる前記静止杆に回転可能に取付ける複数の第1の取付具と、前記回転軸と直交する方向へ移動可能に配置され、円形杆を用いてなる複数の移動杆と、これら移動杆を支持する回転輪を有し、前記静止杆に取付ける複数の第2の取付具と、前記夫々のピニオンに噛合して扉開位置及び扉閉位置の間を移動する複数のラックと、これらラックの両端部を前記移動杆に連繋して取付ける一対の第3の取付具と、複数棟の夫々の扉に連繋される連繋杆を前記夫々の移動杆に取付ける第4の取付具とを備えている。 【0004】第3の取付具は、移動杆の周面への当接が可能な当接部と該当接部の両側に設けられた第1締込部及び第2締込部とを有する一対の挾着板と、これら挾着板の第1締込部及び第2締込部を締込む複数本のねじ体と、一対の挾着板をラックに連結する連結板とを備えている。 【0005】第4の取付具は、離間して向き合う一対の連結板が移動杆の周面に溶接されており、これら連結板に1本の取付ねじを介して前記連繋杆が連結されている。開閉装置による扉の開閉は、モータの駆動により減速機構を介して回転軸を回転させ、該回転軸に設けられた複数のピニオンと噛合する複数のラックを扉開位置又は扉閉位置へ移動させる。これらラックの移動が第3の取付具、複数の移動杆、第4の取付具、連繋杆を介して複数の扉に伝達され、これら扉が開閉される。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところが、第3の取付具は、一対の挾着板の当接部に対し一端側に第1締込部を設け、他端側に第2締込部を設け、これら2箇所の第1締込部及び第2締込部をねじ体が締込むため、取付工数が多く、組込作業性の改善が要望されていた。 【0007】また、第4の取付具は、連結板が移動杆に溶接されているため、連結板の固定に熟練が必要であり、しかも、農業用ハウスの骨組みに開閉装置を組込む場合、移動杆に連結板が溶接され、取付具の移動杆への固定位置を変えることができないため、扉及び移動杆の相対位置関係を取付具によって調整することが困難であり、組込作業性の改善が要望されていた。また、移動杆に溶接された連結板が移動杆に対して突出するため、移動杆の搬送及び移動杆を用いて農業用ハウスを組立てるとき前記連結板が邪魔であった。 【0008】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、杆へ当接する当接部の両側に一対の係合部を有する当接体と、前記一対の係合部に掛止する掛止部の間にねじ孔を有するねじ保持体と、前記ねじ孔に螺合するねじ体とを用いることにより、ねじ体と前記当接体とで杆を挾着し、取付具を杆に固定することができる取付具及び扉の開閉装置を提供することを目的とする。 【0009】また、当接部を複数の突部とすることにより移動杆が円形杆である場合においてもねじ体による固定を強固に行うことができる取付具及び扉の開閉装置を提供することを目的とし、また、前記一対の係合部を前記当接部側へ湾曲させ、これら係合部及び当接部の間の空間に一対の掛止部を挿入した構成とすることにより、ねじ体による固定をより一層簡易にできる取付具及び扉の開閉装置を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】第1発明に係る取付具は、杆の長手方向の適宜の位置に取付ける取付具において、前記杆へ当接する当接部及び該当接部の両側に設けられた一対の係合部を有する当接体と、前記一対の係合部に掛止する一対の掛止部及びこれら掛止部の間に穿設されたねじ孔を有するねじ保持体と、前記ねじ孔に螺合したねじ体とを備え、このねじ体と前記当接部との間で前記杆を挾着して取付けるようにしてあることを特徴とする。 【0011】第4発明に係る扉の開閉装置は、静止杆に対して移動する移動杆をその長手方向の適宜の位置で挾着して取付ける請求項1乃至請求項3の何れかに記載された一対の取付具と、駆動源に連動するピニオンとの噛合によって移動し、一方の取付具に連繋したラックと、一端を扉に連繋し、他端を他方の取付具に連繋した連繋杆とを備え、前記ラックの移動により前記移動杆及び連繋杆を介して扉を開閉するようにしてあることを特徴とする。 【0012】第1発明及び第4発明にあっては、当接体の当接部を杆の長手方向の適宜の位置で杆に当接させ、ねじ保持体の一対の掛止部を前記当接体の一対の係合部に掛止するとともに、ねじ体を締込むことにより、このねじ体の締込み反力が一対の掛止部及び係合部から当接部に加わり、該当接部及びねじ体により杆を挾着するため、杆の所望の位置に取付具を強固に固定することができ、しかも、一箇所のねじ体を操作するだけで取付具の固定位置を調整することができる。 【0013】このように当接体の当接部を杆に当接させるとともに、ねじ保持体を当接体に掛止し、1本のねじ体を締込むだけの簡易な作業によって取付具を杆に強固に固定することができ、また、ラック、移動杆、扉の相互の位置関係を取付具によって調整しつつ組込むことができ、組込作業性を改善することができる。 【0014】第2発明に係る取付具は、前記当接部は前記一対の係合部の間に離間して突設された複数の突部であることを特徴とする。 【0015】第2発明にあっては、杆の複数の周方向位置に突部が当接し、これら突部にねじ体の締込み反力を均等に加えることができるため、杆が円形杆である場合においてもねじ体による固定を強固に行うことができ、また、直径寸法が異なる杆であっても該杆の複数の周方向位置にねじ体の締込み反力を均等に加えることができる。 【0016】第3発明に係る取付具は、前記一対の係合部は前記当接部側へ湾曲しており、これら係合部及び当接部の間の空間に前記一対の掛止部が挿入されていることを特徴とする。 【0017】第3発明にあっては、掛止部の係合部への掛止によって当接体及びねじ保持体を杆に支持させることができるため、ねじ体による固定をより一層簡易にできる。 【0018】 【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は取付具及び扉の開閉装置を農業用ハウスに装着した状態の模式的斜視図、図2は開閉装置が扉を開いた状態の模式的斜視図である。 【0019】農業用ハウスAは、コンクリート基礎に立設した複数の柱11…及びこれら柱11…の上部に固定される角形杆を用いてなる梁等の複数の静止杆12…を備えた平面視矩形状の棟の複数が連続する骨組みに、ビニール樹脂フィルムなどの透光シートが張設され、骨組みの全体を覆っている。また、夫々の棟の骨組みの屋根には内部を換気する換気用の窓13…及び扉14…が棟の長手方向へ長くなるように設けられており、また、屋根の内側には前記夫々の扉14…を一度に開閉する開閉装置Bが設けられている。 【0020】図3は扉の開閉装置を示す斜視図である。この開閉装置は、棟の骨組みを構成し、棟の長手方向に長い第1の静止杆12aに取付ける一台のモータ1(駆動源)と、第1の静止杆12aと平行状に配置し、減速機構を介して前記モータ1と連動する回転軸2と、該回転軸2の軸長方向に離間して配置し、前記回転軸2を第1の静止杆12aと直交する第2の静止杆12bに回転可能に取付ける複数の第1の取付具3…と、前記回転軸2にその軸長方向に離間して嵌合固定した複数のピニオン4…と、前記第2の静止杆12bの長手方向へ移動するように配置した複数の移動杆5…と、これら移動杆5…を支持する回転輪60を有し、前記第2の静止杆12bに取付ける複数の第2の取付具6…と、前記夫々のピニオン4…に噛合して扉開位置及び扉閉位置の間を移動する複数のラック7…と、これらラック7…の両端部を前記移動杆5…に取付ける一対の第3の取付具8…と、複数棟の夫々の扉14…に一端を連繋する連繋杆10…の他端を前記夫々の移動杆5…に連繋して取付ける複数の第4の取付具9…とを備えている。 【0021】図4は第3の取付具を杆に取付けた状態を示す拡大断面図、図5は図4の右側面図、図6は第3の取付具の構成を示すもので、(a) は正面図、(b) は左側面図、(c) は平面図、(d) は底面図である。 【0022】第3の取付具8…は、前記移動杆5の周面へ当接する当接部81a及び該当接部81aの両側に設けられた一対の係合部81b,81b並びにこれら係合部81b,81bの一方側に設けられ、前記ラック7に連繋軸20を介して連繋される二又状の連繋部81cを有する当接体81と、前記一対の係合部81b,81bに掛止する一対の掛止部82a,82a及びこれら掛止部82a,82aの間の中央に穿設された一つのねじ孔82bを有する略コ字形のねじ保持体82と、前記ねじ孔82bに螺合し、そのねじ端を前記周面に当接させる1本のねじ体83とを備えている。 【0023】当接部81aは前記移動杆5の複数の周方向位置に当接することが可能な一対の突部であり、また、一対の係合部81b,81bは前記当接部81a側へ湾曲しており、これら係合部81b,81b及び当接部81aの間の空間に前記一対の掛止部82a,82aを挿入してある。 【0024】前記連繋部81c及びラック7の端部には夫々一対の貫通孔81d,7aが設けてあり、これら貫通孔81d,7aに挿通する一対の連繋軸20によって取付具8をラック7に連繋する。 【0025】図7は第4の取付具の構成を示す拡大断面図、図8は図7の右側面図、図9は第4の取付具の構成を示すもので、(a) は正面図、(b) は左側面図、(c) は平面図、(d) は底面図である。 【0026】第4の取付具9は、前記移動杆5の周面へ当接する当接部91a及び該当接部91aの両側に設けた一対の係合部91b,91b並びにこれら係合部91b,91bの一方側に設け、前記ラックに連繋される連繋部91cを有する当接体91と、前記一対の係合部91b,91bに掛止する一対の掛止部92a,92a及びこれら掛止部92a,92aの間の中央に穿設した一つのねじ孔92bを有する略コ字形のねじ保持体92と、前記ねじ孔92bに螺合し、そのねじ端を前記周面に当接させる1本のねじ体93とを備えている。 【0027】当接部91aは前記移動杆5の複数の周方向位置に当接することが可能な一対の突部であり、また、一対の係合部91b,91bは前記当接部91a側へ湾曲しており、これら係合部91b,91b及び当接部91aの間の空間に前記一対の掛止部92a,92aを挿入してある。 【0028】前記連繋部91c及び連繋杆10の端部には夫々貫通孔91d,10aが設けてあり、これら貫通孔91d,10aに挿通する連繋軸21によって連繋杆10を取付具9に連繋してある。 【0029】図10は第1の取付具を杆に取付けた状態を示す拡大断面図である。第1の取付具3…は、前記第2の静止杆12bの長手方向の適宜の位置に嵌合するコ字形の嵌合凹部31bと、該嵌合凹部31bの一端に設けられた掛止部31aと、他端に設けられた第1締込部31cとを有する板状の第1の挾着体31と、前記掛止部31aに掛止する係合部32a及び前記第1締込部31cと向き合う第2締込部32bを有する第2の挾着体32と、前記第1締込部31c及び第2締込部32bを締込むねじ体33と、回転軸2が嵌合される軸受34を保持する保持体35とを備え、該保持体35の一端部が前記ねじ体33及び該ねじ体33に螺着されたナット36によって前記第2の挾着体32に取付けられている。 【0030】図11は第2の取付具の拡大断面図である。第2の取付具6…は、前記第2の静止杆12bの長手方向の適宜の位置に嵌合するコ字形の嵌合凹部61bと、該嵌合凹部61bの一端に設けられた掛止部61aと、他端に設けられた第1締込部61cとを有する板状の第1の挾着体61と、前記掛止部61aに掛止する係合部62a及び前記第1締込部61cと向き合う第2締込部62b並びにこれら係合部62aと第2締込部62bとの間で前記嵌合凹部61bに対して反対側へ突出され、前記静止杆12bに対して移動が可能な移動杆5を支持する回転輪60を軸支した一対の支持片62c,62cを有する第2の挾着体62と、前記第1締込部61c及び第2締込部62bを締込むねじ体63とを備え、該ねじ体63にナット65が螺着されている。 【0031】ピニオン4は、回転軸2に外嵌した筒体4aと一体に形成されており、取付ねじの締込みにより筒体4aを回転軸2に固定してある。また、筒体4aの両端部に合成樹脂性の軸受22を介してラック案内体23を相対回転可能に保持してある。 【0032】尚、当接体81,91及びねじ保持体82,92はアルミニウム合金を成形したものである。 【0033】以上の如く構成された取付具8,9及び扉の開閉装置Bは、農業用ハウスAの骨組みに組込まれる。この開閉装置Bのラック7を移動杆5に連繋して取付ける場合、第3の取付具8の当接体81の当接部81aを移動杆5の長手方向の適宜の位置に当接させ、ねじ保持体82を当接体81と向き合う位置に対し移動杆5の長手方向へ位置ずれした位置から移動杆5に沿って当接体81側へ移動させ、その掛止部82a,82aを前記係合部81b,81b及び当接部81aの間の空間に挿入し、一対の掛止部82a,82aを一対の係合部81b,81bに掛止する。 【0034】この状態で1本のねじ体83を締込むことにより、このねじ体83の先端が移動杆5の周面に当接し、さらにねじ体83を締込むことにより、該ねじ体83の締込み反力が一対の掛止部82a,82a及び係合部81b,81bから当接部81aの一対の突部に加わり、一対の突部(当接部81a)及びねじ体83により移動杆5を3点で挾着する。この挾着により移動杆5の所望の位置に取付具を強固に固定することができ、しかも、一箇所の1本のねじ体83を操作するだけで取付具8の固定位置を調整することができる。 【0035】このように当接体81の突部(当接部81a)を移動杆5に当接させるとともに、ねじ保持体82を当接体81に掛止し、1本のねじ体83を締込むだけの簡易な作業によって取付具8を移動杆5に強固に固定することができる。尚、取付具8及びラック7の連繋は、連繋部81c及びラック7の端部に穿設された貫通孔81d,7aに連繋軸20を挿通することにより連繋することができる。 【0036】また、扉14に連繋された連繋杆10を移動杆5に連繋して取付ける場合、第4の取付具9の当接体91の当接部91aを移動杆5の長手方向の適宜位置に当接させ、ねじ保持体92を当接体91と向き合う位置に対し移動杆5の長手方向へ位置ずれした位置から移動杆5に沿って当接体91側へ移動させ、その掛止部92a,92aを前記係合部91b,91b及び当接部91aの間の空間に挿入し、一対の掛止部92a,92aを一対の係合部91b,91bに掛止する。 【0037】この状態で1本のねじ体93を締込むことにより、このねじ体93の先端が移動杆5の周面に当接し、さらにねじ体93を締込むことにより、該ねじ体93の締込み反力が一対の掛止部92a,92a及び係合部91b,91bから当接部91aの一対の突部に加わり、一対の突部(当接部91a)及びねじ体93により移動杆5を3点で挾着する。この挾着により移動杆5の所望の位置に取付具9を強固に固定することができ、しかも、一箇所の1本のねじ体93を操作するだけで取付具9の固定位置を調整することができる。 【0038】この第4の取付具9にあっても、当接体91の突部(当接部91a)を移動杆5に当接させるとともに、ねじ保持体92を当接体91に掛止し、1本のねじ体93を締込むだけの簡易な作業によって取付具9を移動杆5に強固に固定することができる。尚、取付具9及び連繋杆10の連繋は、連繋部91c及び連繋杆10の端部に穿設された貫通孔91d,10aに連繋軸21を挿通することにより連繋することができる。 【0039】以上の如く構成された開閉装置Bによる扉14の開閉は、モータ1の駆動により減速機構を介して回転軸2及び該回転軸2に設けられたピニオン4が回転し、該ピニオン4と噛合する複数のラック7が扉開位置又は扉閉位置へ移動し、これらラック7に第3の取付具8を介して連動する複数の移動杆5が移動し、これら移動杆5に第4の取付具9及び連繋杆10を介して連動する扉14が開位置又は扉閉位置へ移動する。 【0040】図12は移動杆の継合構造を示す断面図である。移動杆5は、市販の規格化されたパイプを用いるが、農業用ハウスAの大きさによっては複数本のパイプが継合される。この継合は、2本のパイプ5a,5aの周面一箇所に頭部を有する締付ねじ24の頭部が挿入される挿入孔5b,5bを穿設するとともに、夫々のパイプ5a,5a内に挿入される比較的短い寸法の継合軸25に、前記締付ねじ24のねじ部の直径寸法よりも若干小さい直径寸法の貫通孔25a,25aを前記挿入孔5b,5bに対応して穿設する。そして、継合軸25の両端部を2本のパイプ5a,5aの両端部内に挿入し、パイプ5a,5aの端縁を突合せた状態で夫々の挿入孔5b,5bに挿入する2本の締付ねじ24,24を貫通孔25a,25aにねじ込むことにより、該貫通孔25a,25aにねじ溝を形成しつつ螺着し、これら締付ねじ24,24及び継合軸25を介して2本のパイプ5a,5aを、段差を生じさせることなく継合する。 【0041】尚、以上説明した実施の形態では、取付具8,9の当接部81a,91aを移動杆5の複数の周方向位置に当接することが可能な複数の突部を有する構成としたが、その他、この突部の代わりに移動杆5の周面に当接することが可能な湾曲面としてもよい。 【0042】また、以上説明した実施の形態では、当接体81,91が連繋部81c,91cを有する構成としたが、その他、ねじ保持体82,92が連繋部81c,91cを有する構成としてもよい。 【0043】また、以上説明した実施の形態では、円形杆を用いてなる移動杆5に取付具8,9を固定する構成としたが、その他、取付具8,9は角形杆を用いてなる移動杆5に固定する構成としてもよい。 【0044】 【発明の効果】第1発明及び第4発明によれば、当接体の当接部を杆に当接させるとともに、ねじ保持体を当接体に掛止し、一箇所のねじ体を締込むだけの簡易な作業によって杆の所望の位置に取付具を強固に固定することができ、しかも、一箇所のねじ体を操作するだけで取付具の固定位置を調整することができるため、ラック、移動杆、扉の相互の位置関係を取付具によって調整しつつ組込むことができ、組込作業性を改善することができる。 【0045】第2発明によれば、杆の複数の周方向位置に当接する突部にねじ体の締込み反力を均等に加えることができるため、杆が円形杆である場合においてもねじ体による固定を強固に行うことができ、しかも、直径寸法が異なる杆であっても該杆の複数の周方向位置にねじ体の締込み反力を均等に加えることができる。 【0046】第3発明によれば、掛止部の係合部への掛止によって当接体及びねじ保持体を杆に支持させることができるため、ねじ体による固定をより一層簡易にできる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390038807 【氏名又は名称】サンキン株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年2月17日(2000.2.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078868 【弁理士】 【氏名又は名称】河野 登夫
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| 【公開番号】 |
特開2001−227242(P2001−227242A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月24日(2001.8.24) |
| 【出願番号】 |
特願2000−40336(P2000−40336) |
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