| 【発明の名称】 |
扉の開閉機構 |
| 【発明者】 |
【氏名】三浦 俊哉
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| 【要約】 |
【課題】扉が完全に閉じる直前で扉に抵抗を付与し、急に閉じるのを防止し、音や振動の発生を抑制する。
【解決手段】収納家具などの開口部を回動して開閉する扉2の開閉機構であり、扉2は回動中心がヒンジ3などで支持され、かつ閉じ方向にバネにより付勢される。扉2が閉じる付近で扉2の内面に当接して閉じ運動に抵抗を付与する緩衝器5を枠体4に埋め込んだりして取り付ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】開口部を回動して開閉する扉の開閉機構において、扉の回動中心を枠体に対して回動自由に支持する手段と、扉を閉じ方向に付勢する手段と、前記枠体に取付けられ、扉が閉じる付近で扉の内面に当接して制動をかける緩衝器とを備えることを特徴とする扉の開閉機構。 【請求項2】前記緩衝器は前記枠体の内部に埋め込まれ、緩衝器のプッシュロッドが扉の内面に略垂直方向から当接する請求項1に記載の扉の開閉機構。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は家具などの扉の開閉機構、とくに自動的に閉じ方向に付勢された扉にあって、完全に扉が閉じる付近おける急激な閉じ方向の動きを抑制し、静かに扉を閉じる機構に関するものである。 【0002】 【従来の技術及び課題】従来、家具などの扉にあって、バネ付きのヒンジにより、扉が閉じる方向に付勢されるものがある。扉を閉じるときに、手を離すと、とくに最終的に閉じるあたりで、勢いよく枠に当たり、大きな音や振動を起こす。 【0003】ヒンジのバネを弱く設定すると、扉の閉まり具合が悪く、閉じた位置で扉をしっかり保持できないことがある。 【0004】家具の扉ではないが、家の入り口のドアを自動的に閉じるドアクローザがあり、これはスプリングと緩衝器を内蔵していて、リンクを介してドアを閉じる。このドアクローザは比較的大きく、家具の扉の開閉には適さないし、また緩衝器がドアの広い角度範囲で抵抗力を発生するので、ドアの開閉時間が長くなるという問題もある。 【0005】本発明はこのような問題を解決するために提案されたものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は開口部を回動して開閉する扉の開閉機構において、扉の回動中心を枠体に対して回動自由に支持する手段と、扉を閉じ方向に付勢する手段と、前記枠体に取付けられ、扉が閉じる付近で扉の内面に当接して制動をかける緩衝器とを備えることを特徴とする。 【0007】また本発明において、前記緩衝器は前記枠体の内部に埋め込まれ、緩衝器のプッシュロッドが扉の内面に略垂直方向から当接するように構成される。 【0008】 【作用効果】本発明では扉が完全に閉じる直前で緩衝器が抵抗を付与し、静かに扉を閉じることができ、閉じるときの音や振動の発生を防ぐことができる。扉が閉じる直前でのみ抵抗を付与するので、扉の開閉時間が長く成ることがない。また開閉機構は小型であり、取付も簡単であり、とくに枠体に緩衝器を埋め込んだときには、収納家具などの有効内容積を減らすこともない。 【0009】 【実施の形態】以下、本発明の最適な実施例について、図面に基づいて説明する。 【0010】図1において、収納家具1の開口部に取付けられる開閉扉2は、その片側の上下の部分で、それぞれ公知のバネ付きヒンジ3により、枠体4に支持されている。なお、図では一方の扉2だけ示してあるが、通常は、左右一対の扉がある。 【0011】前記バネ付きヒンジ3は内部にバネを備えていて、扉2をバネの力より閉じ方向に付勢する。したがって開いた扉2はバネの力により自動的に閉じる。 【0012】図2のように、扉2が閉じたときは、収納家具1の枠体4の端面4Aに密着する。この枠体4の端面4Aの一部には、扉2の回動する先端側に位置して、枠体4には緩衝器5が取付けられる。 【0013】なお、緩衝器5の取付位置は、ヒンジ3を中心として回動する扉2の少なくとも中央付近から回転先端側で扉2と当接する位置が好ましい。 【0014】緩衝器5は枠体4に設けた取付穴6に収納され、かつ固定され、扉2が開いているときは、想像線で示すように、緩衝器5のプッシュロッド7の一部が枠体4の端面4Aから突出するように取付けられる。プッシュロッド7は緩衝器内部の図示しないバネにより突出方向に付勢されているが、扉2の内面2Aとほぼ垂直方向から当接することにより押し込まれ、このとき緩衝器内部の図示しないピストンが移動するが、ピストンの移動を流体の抵抗により抑制し、扉2が急に閉じるのを防止する。 【0015】ただし、バネ付きヒンジ3が扉2を閉じる方向の付勢力よりも緩衝器5の伸びだし方向の力が小さく設定される。 【0016】緩衝器5の形状は円筒形に形成され、したがって取付穴6をドリル加工などにより円形断面の穴に形成することで、緩衝器5を簡単に取付穴6内に装着することができる。 【0017】なお、枠体4の板厚が緩衝器5の直径と同等あるいはそれ以下のときは、穴を明けずに、枠体4の下面などにブラケットなどを利用して緩衝器5を取り付けることもできる。 【0018】このようにして扉2がバネ付きヒンジ3により自動的に閉じるときに、扉2が完全に閉じる直前において、緩衝器5のプッシュロッド7が扉2の内面に略直角方向から当接し、扉2の運動に制動をかけ、このため扉2がゆっくりと閉じる。 【0019】このため、扉2が閉じるときに大きな音や振動を発生することが阻止できる。また、扉2に対する緩衝作用は完全に閉じる直前でのみ発生するので、それ以外の扉2の作動領域では抵抗とならず、扉2の開閉速度が遅くなることもない。 【0020】扉2の回転半径方向に緩衝器5を取付る位置を変更することにより、緩衝を開始する扉2の角度を自由に調整することができる。また、扉2の重量や大きさに応じて緩衝器5の数量を変化させることで、最適な緩衝作用を発揮させられる。 【0021】本発明では従来のドアクローザに比較して小型であり、とくに緩衝器5を枠体4の内部に埋め込んだ場合には、家具のデザインを損なわず、また家具の内容積を減少させることもない。また、扉2を開いたときには、プッシュロッド7の一部が端面4Aから突出するだけなので、緩衝器5が邪魔になることもない。 【0022】本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、例えばバネ付きヒンジの代わりに、バネとヒンジとを別々に設けてもよく、その他、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内でさまざまな変更がなしうる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000929 【氏名又は名称】カヤバ工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年12月28日(1999.12.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075513 【弁理士】 【氏名又は名称】後藤 政喜 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−182427(P2001−182427A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月6日(2001.7.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−372970 |
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