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【発明の名称】 折戸のストッパー
【発明者】 【氏名】土川 善司

【要約】 【課題】長期にわたって嵌合溝の弾性保持力を保持することができると共に、一品種のストッパープレートに着脱自在なスプリング部材を組み合わせることによって簡単に弾性力を変更することができるようにする。

【解決手段】一端縁に向かって開口して扉10の滑走体8の走行軸部9を受け入れる嵌合溝1を備え、他端部にレールBへの取付部Aを備えた平面視略四角形の合成樹脂製ストッパープレート2と、前記嵌合溝1が開口した一端縁を除くストッパープレート2の三方の側面に沿って着脱自在に嵌め込まれた略U字形の金属製スプリング部材11とからなる構造。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一端縁に向かって開口して扉10の滑走体8の走行軸部9を受け入れる嵌合溝1を備え、他端部にレールBへの取付部Aを備えた平面視略四角形の合成樹脂製ストッパープレート2と、前記嵌合溝1が開口した一端縁を除くストッパープレート2の三方の側面に沿って着脱自在に嵌め込まれた略U字形の金属製スプリング部材11とからなる折戸のストッパー。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は折戸や引き戸の滑走体をガイドするレールに組み込まれて、滑走体の移動を制限するストッパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に折戸では、左右一対の扉板がヒンジを介して連結されており、各扉板の遊端部でピンやローラー等の滑走体を介して家具等の収納体の間口に設けられたレールに摺動自在にはめ込まれている。そしてこの滑走体の移動を制限するための手段として例えば本出願人が提案した実用新案登録第2558696号考案がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来手段によればストッパープレート2がその形態上合成樹脂で成形されるため、走行体を受け入れる嵌合溝1の開脚方向への弾性力がストッパープレートの樹脂素材がもつ固有の弾性力のみに頼っている。従って使用中の経年変化によって嵌合溝の弾性保持力が劣化して走行体との間にガタツキが生じるといった欠点があった。またもう一つの問題として、成形されたストッパープレートの弾性力は一定であるから、扉の大小に応じた弾性保持力を一つの品種で対応することはできず、ユーザーの要求に応じて、厚みや材料を代えることにより異なった弾性保持力を持つ各種の製品を用意する必要があり、その為制作費や管理費等のコストが高くつく、といった欠点があった。
【0004】そこで本発明は上記の欠点を解消して長期にわたって嵌合溝の弾性保持力を保持することができると共に、一品種のストッパープレートに着脱自在なスプリング部材を組み合わせることによって簡単に弾性力を変更することができるようにし、これによりコストの低減化を図ることを主たる目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために本発明のストッパーでは、一端縁に向かって開口して扉滑走体の走行軸部9を受け入れる嵌合溝1を備え、他端部にレールBへの取付部Aを備えた平面視略四角形の合成樹脂製ストッパープレート2と、前記嵌合溝1が開口した一端縁を除くストッパープレート2の三方の側面に沿って着脱自在に嵌め込まれた略U字形の金属製スプリング部材11とからなる構造としたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1乃至図5は本発明のストッパーの一実施例を示すものであって、このストッパーは、一端縁に向かって開口して扉10の滑走体8の走行軸部9を受け入れる嵌合溝1を備え、他端部にレールBへの取付部Aを備えた長方形をなす合成樹脂製のストッパープレート2と、前記嵌合溝1が開口した一端縁を除くストッパープレート2の三方の側面に沿って着脱自在に嵌め込まれた略U字形の金属製スプリング部材11とからなる。
【0007】前記取付部Aは、上下に向かって回動自在貫通する水平なネジ軸3と、前記ネジ軸3の上部突出部分に螺合された水平な矩形状の挟着板4と、該挟着板4の側面部に隣設されて挟着板の回動を阻止するダボ5,5とから成る。前記挟着板4はその長さ方向が前記嵌合溝1の中心線に対して直交するように形成され、且つ挟着板4の長さは開口部6を狭くしたチャンネル状レールBの開口部の巾より長くしてストッパープレート2と挟着板4との間でレール開口縁部7を狭着できるように形成されている。加えて前記ダボ5を含む挟着板4の巾方向の寸法が前記レールの開口部6の開口巾より小さく形成されいてレール開口部にはめ込むことができるように形成されている。又前記ネジ軸3の下面にはネジ軸3を回動するための手段、例えばドライバー嵌合溝3aが設けられている。
【0008】前記U字形のスプリング部材11は鋼線を折り曲げて形成されており、ストッパープレート2に対してはめ込みやすいように、ストッパープレート2の外側面に溝12が設けられている。
【0009】上記のごとく構成されたストッパーを取り付ける時は、図1に示すように、挟着板4をレールBに対して平行にした姿勢でレール開口部6にはめ込み、ストッパーフレート2を図4に示すように90度回動させてレール開口縁部7をストッパープレート2と狭着板4との間に挟み込む。この状態でネジ軸3をドライバー等で回動させることによりレール開口縁部7を強く狭着してストッパーを希望する位置に固定すればよい。使用時においてはストッパープレート2の樹脂素材が持つ弾性力とスプリング部材11のもつ弾性力によって確実な弾性保持力が得られると共に、万一使用中に経年変化によってストッパープレート2の素材が持つ弾性力が劣化したとしてもスプリング部材11によって嵌合溝1の弾性保持力が確保されて長期にわたって確実な動作を補償することができる。またスプリング部材11を代えるだけでストッパープレートの弾性保持力を希望の強度に変更することができるので、一品種のストッパープレートだけで多様な用途に対応することができる。
【0010】以上本発明の代表的な実施例について説明したが、本発明は必ずしも上記の実施例構造にのみに限定されるものでない。例えばストッパープレート2をレールBに取り付ける手段は上記の代えて、直接ビス等でレールに固定するようにしても良い。その他本発明ではその構成要件を備え、且つ効果を有する範囲内で適宜変更して実施できることは勿論である。
【0011】
【発明の効果】本発明は上記の如く構成されたものであるから、使用中に経年変化によってストッパープレートの素材が持つ弾性力が劣化したとしてもスプリング部材によって嵌合溝の弾性保持力が確保されて長期にわたって確実な動作を補償することができと共に、スプリング部材を代えるだけでストッパープレートの弾性保持力を希望の強度に変更することができるので、一品種のストッパープレートだけで多様なニーズに対応することができる、といった優れた効果がある。
【出願人】 【識別番号】391006902
【氏名又は名称】土川 善司
【出願日】 平成12年6月5日(2000.6.5)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−349126(P2001−349126A)
【公開日】 平成13年12月21日(2001.12.21)
【出願番号】 特願2000−166880(P2000−166880)