| 【発明の名称】 |
折戸類の軸受け金具 |
| 【発明者】 |
【氏名】野口 宣男
【氏名】都築 康宏
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| 【要約】 |
【課題】高さ位置調整可能な軸受け部材を備えた折戸の軸受け金具に係り、前記軸受け部材を円滑に移動調整できるようにする。
【解決手段】軸受け金具2は、上面にピボット取付用開口部7aが形成されるとともに、このピボット取付用開口部7aより側方に連通する中空部12が形成され、かつ前記中空部12の奥端部に凹陥部7bが形成された金具本体7と、前記中空部12内に、前記凹陥部7bに一方がわ端側係合突部9aを係合させ前記凹陥部7bを支点として上下方向に揺動自在に収容されるとともに、前記ピボット取付用開口部7aに対応する位置にピボット嵌合孔9cが形成された軸受け揺動部材9と、前記金具本体7の上面側より中空部12に貫通して設けられるとともに、ネジ部10aを前記軸受け揺動部材9に螺入させ、回転操作により前記軸受け揺動部材9を揺動動作させる高さ調整ボルト10とから構成される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】折戸類をピボットを介して回転自在に支持する軸受け金具であって、上面にピボット取付用開口部が形成されるとともに、このピボット取付用開口部より側方に連続して中空部が形成され、かつ前記中空部の奥端部に揺動支点部が形成された金具本体と、前記中空部内に、前記揺動支点部に一方がわ端部を係合させ、前記揺動支点部を支点として上下方向に揺動自在に収容されるとともに、前記ピボット取付用開口部に対応する位置にピボット軸受け部が形成された軸受け揺動部材と、前記金具本体の上面側より中空部に貫通して設けられるとともに、ネジ部を前記軸受け揺動部材に螺入させ、回転操作により前記軸受け揺動部材を揺動動作させる高さ調整ボルトと、からなることを特徴とする折戸類の軸受け金具。 【請求項2】前記中空部の奥端面に凹陥部を形成して揺動支点部とするとともに、前記軸受け揺動部材の一方がわ端部に係合突部を形成し、前記係合突部を前記凹陥部に係合させ、前記軸受け揺動部材を揺動自在に支持する請求項1記載の折戸類の軸受け金具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、洋服ダンス等の収納家具またはクローゼット等の収納建具、さらには間仕切り等に使用される折り畳みにより開閉自在とされる折戸、間仕切り戸などの軸受け金具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、洋服タンス等の収納家具またはクローゼット等の収納建具に使用される折戸および間仕切り戸等は、図9に示されるように、複数枚の扉60,60の側縁部分を蝶番61、61などにより連結して折り畳み自在としたもので、その支持機構は同図に示されるように、取付け枠の上下枠部にそれぞれ上レール62および下レール63を取付けるとともに、折戸の戸元側位置に前記上下レール62,63に固定される軸受け金具64,65を設け、戸元側上下部をそれぞれ前記軸受け金具64,65によって回転自在に支持するとともに、戸先側上下部に前記上下レール62,63に沿って移動自在とされるランナ66,67を取付けた構造となっている。 【0003】また、近年は図1に示されるように、バリアフリー化のために、下レールを設けず軸受け金具2をフロア面に直接固定し、折戸の戸元側上下部を回転自在に支持し、戸先側の上部には吊り戸車4を設け上レール内を走行させるようにしたものなどがある。 【0004】一般的に、収納家具や収納建具には製作誤差があり、また床面と無目との間の距離も施工誤差等により一定でないため、隣接する折戸間で高さ方向の調整を必要とすることがある。 【0005】そこで、高さ調整を可能とした軸受け金具が特開平8−284515号公報などに提案されている。この軸受け金具50は、金具本体51と、金具本体内部に収容される軸受け昇降部材52と、調整ボルト53とから構成されるもので、前記金具本体51の上面側にピボット取付用開口51bを形成するとともに、このピボット取付用開口51bより側方に連続して裏面側に開口する中空部51aを形成し、一方軸受け昇降部材52には、その上面に軸受け凹部52aを形成するとともに、下部周面より側方に延在する突出腕部52bを形成し、金具本体51の上面より貫通させた高さ調整ボルト53のネジ部を前記突出腕部52bに螺合させた構造となっている。前記高さ調整ボルト53を軸芯回りに回転させると、前記軸受け昇降部材52が上下方向に昇降し折戸の高さ位置が調整可能となっている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記軸受け金具において、折戸の下縁と床面との隙間を極力小さくするために、たとえば図7に示されるように、軸受け昇降部材52の上面を金具本体51の上面よりも没入した状態とすると、詳しくは図8の拡大図に示されるように、軸受け昇降部材52が折戸の自重を受けて傾くことによって軸受け昇降部材52の隅部52cが軸受け昇降部材52に形成されたピボット取付用開口51bの周面に食い込み、前記高さ調整ボルト53を回して上昇させようとしても移動不能となることがあった。 【0007】また、硬材質のものを使用したため前記食い込みがないとしても、前記軸受け昇降部材52の周面がピボット取付用開口51bに強く接触し、軸受け昇降部材52の上下移動が円滑に出来ないなどの問題が生じていた。 【0008】そこで本発明の主たる課題は、高さ位置調整可能な軸受け部材を備えた折戸類の軸受け金具に係り、折戸自重が載荷された状態であっても前記軸受け部材を円滑に移動調整できるようにすることにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するための本発明は、折戸類をピボットを介して回転自在に支持する軸受け金具であって、上面にピボット取付用開口部が形成されるとともに、このピボット取付用開口部より側方に連続して中空部が形成され、かつ前記中空部の奥端部に揺動支点部が形成された金具本体と、前記中空部内に、前記揺動支点部に一方がわ端部を係合させ、揺動支点部を支点として上下方向に揺動自在に収容されるとともに、前記ピボット取付用開口部に対応する位置にピボット軸受け部が形成された軸受け揺動部材と、前記金具本体の上面側より中空部に貫通して設けられるとともに、ネジ部を前記軸受け揺動部材に螺入させ、回転操作により前記軸受け揺動部材を揺動動作させる高さ調整ボルトと、からなることを特徴とするものである。 【0010】前記軸受け揺動部材の揺動支点部構造としては、たとえば前記中空部の奥端面に凹陥部を形成して揺動支点部とするとともに、前記軸受け揺動部材の一方がわ端部に係合突部を形成し、前記係合突部を前記凹陥部に係合させ、前記軸受け揺動部材を揺動自在に支持する構造を挙げることができる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。図1は折戸1の取付け状態を示す斜視図であり、図2は折戸1の戸元側軸受け部を示す側面図である。 【0012】図示される折戸1は、図2に示されるように、取付け枠の無目に上レール5を取付け、折戸1の戸元側下端部を床面6に直付けされた下部固定用軸受け金具2によって回転自在に支持するとともに、戸元側上端部を前記上レール5に固定された上部固定用軸受け金具3によって回転自在に支持し、かつ戸先側上端部に設けた吊り戸車4を前記上レール5に沿って走行自在とした構造の折戸である。なお、前記吊り戸車4に代えて摺動ピボットとすることでもよい。 【0013】以下、前記下部固定用軸受け金具2について図3〜図5を参照しながら具体的に詳述する。前記下部固定用軸受け金具2は、床面6に固定ビス8,8によって固定される金具本体7と、この金具本体7内に収容されピボット11を介して折戸1を回転自在に支持するとともに、揺動動作によって折戸1の高さ調整を可能とした軸受け揺動部材9と、前記軸受け揺動部材9の高さ位置調整を行うための高さ調整ボルト10とから構成される軸受け金具である。 【0014】以下、具体的に詳述すると、前記金具本体7は、前後端部にそれぞれ表裏面方向に貫通するビス用通孔7d、7eが形成され、前記固定ビス8、8によって床面6に直付けされる部材で、上面にはピボット取付用開口部7aが形成されるとともに、このピボット取付用開口部7aより側方に連続する中空部12が形成されている。この中空部12は軸受け揺動部材9を装着するために図示の例では裏面側が開口となっている。なお、前記金具本体7の裏面側には軸受け揺動部材9を装着した後、裏蓋を取付けるようにしてもよい。前記中空部12の奥端面には揺動支点部となる凹陥部7bが形成され、前記中空部12の上面壁には高さ調整ボルト10の軸部を貫通させるためにボルト通孔7cが形成されている。 【0015】前記中空部12の内部には、揺動動作によって折戸1の高さ位置調整を可能とする軸受け揺動部材9が収容されている。この軸受け揺動部材9は、その一方がわ端部に係合突部9aが形成され、この係合突部9aを前記中空部12奥端面の凹陥部7bに係合させ、凹陥部7bを支点として揺動自在に支持されている。また、中間部には前記高さ調整ボルト10のネジ部10aが螺入されるネジ通孔9bが形成されるとともに、前記ピボット取付用開口部7a位置に対応する他方がわ端部にはピボット11の回転軸部11aが嵌合されるピボット嵌合孔9cが形成されている。前記ピボット11は、前記ピボット嵌合孔9cの上面部をスラスト軸受け面として鉛直支持されている。 【0016】前記高さ調整ボルト10は、ワッシャー13を間に介して金具本体7の上面側よりボルト通孔7cを貫通して設けられるとともに、ネジ部10aを前記軸受け揺動部材9のネジ通孔9bに螺入して設けられている。 【0017】かかる軸受け金具2において、折戸1の高さ位置調整を行うには、高さ調整ボルト10を軸芯回りに回転させ、前記軸受け揺動部材9を上下方向に揺動動作させる。図5は軸受け揺動部材9を最大高さ位置まで揺動させた場合の図であるが、前記軸受け揺動部材9は、常に凹陥部7bを支点として揺動動作し折戸1の高さ位置を調整する。 【0018】かかる軸受け金具2の場合には、折戸1の自重が載荷された状態であっても前記軸受け揺動部材9に掛かる荷重は最終的には前記凹陥部7bによって受け止められ、かつ高さ調整に当たっても凹陥部7bを支点として揺動動作するものであるため、軸受け揺動部材9の隅部がピボット取付用開口部7aの周面と強く接触することが無く、常に円滑に移動調整できるようになる。 【0019】なお、本実施例では床面に直付けされる軸受け金具2を例に採って本発明について説明を行ったが、もちろん図9に示されるような下レール53に固定される軸受け金具55であっても同様に適用が可能である。 【0020】 【発明の効果】以上詳説のとおり本発明によれば、高さ調整可能な軸受け部材を備えた折戸類の軸受け金具に係り、折戸荷重が載荷された状態であっても前記軸受け部材がピボット取付用開口部の周面に強く接触することがなく、常に円滑に移動調整できるようになる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000155207 【氏名又は名称】株式会社明工
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| 【出願日】 |
平成12年5月18日(2000.5.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100104927 【弁理士】 【氏名又は名称】和泉 久志
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| 【公開番号】 |
特開2001−323716(P2001−323716A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月22日(2001.11.22) |
| 【出願番号】 |
特願2000−145937(P2000−145937) |
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