| 【発明の名称】 |
ランナー装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】半井 伸太郎
【氏名】金本 吉雄
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| 【要約】 |
【課題】支持部材,支持軸を確実に連結する。安全に使用できるようにする。
【解決手段】戸板Pに固定される支持部材1と、レールRに沿って走行するガイド部材2と、支持部材1,ガイド部材2を連結する支持軸3とからなる。支持部材1は、戸板Pに埋込まれる抜止ピン11と抜止ピン11の戸板Pからの抜出しを阻止する当板12とを備えている。支持軸3は、戸板Pに挿入されて径方向に支持部材1の抜止ピン11が挿通される挿通孔311を備えている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 戸板に固定される支持部材と、レールに沿って走行するガイド部材と、支持部材,ガイド部材を連結する支持軸とからなるランナ装置において、支持部材は戸板に埋込まれる抜止ピンと抜止ピンの戸板からの抜出しを阻止する当板とを備え、支持軸は戸板に挿入されて径方向に支持部材の抜止ピンが挿通される挿通孔を備えていることを特徴とするランナー装置。 【請求項2】 請求項1のランナー装置において、支持軸の挿通孔は抜止ピンが挿通される側の端部から軸方向へ延び続いて周方向へ屈曲して延びるほぼL字形からなることを特徴とするランナー装置。 【請求項3】 請求項2のランナー装置において、支持部材の当板と支持軸との間には支持部材の抜止ピンに対して支持軸の挿通孔を適正位置に位置させる位置合わせ構造が備えられていることを特徴とするランナー装置。 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかのランナー装置において、支持部材の当板は支持軸の一部に係止して支持軸の戸板からの抜出しを阻止することを特徴とするランナー装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、収納家具,室内間仕切り等に装備され戸板の開閉移動を案内するランナー装置に係る技術分野に属する。 【0002】 【従来の技術】 従来、ランナー装置としては、例えば、実公平6−13335号公報,実公平8−7006号公報に記載のものが知られている。 【0003】これ等の従来のランナー装置は、戸板に固定される支持部材と、レールに沿って走行するガイド部材と、支持部材,ガイド部材を連結する支持軸とからなる。なお、実公平6−13335号公報に係る従来のランナー装置では、支持部材,支持軸を回転係合構造で連結して離脱を防止している。また、実公平8−7006号公報に係る従来のランナー装置では、支持部材,支持軸を面で当接する座,座受構造で連結して離脱を防止している。 【0004】これ等の従来のランナー装置によると、支持部材,支持軸の連結構造が簡素化されているため、支持部材,支持軸の連結工作(戸板への取付工作)が容易になるという利点がある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】 前述の実公平6−13335号公報に係る従来のランナー装置では、支持部材,支持軸の連結構造が回転係合構造であるることから、連結後に逆回転で不測に連結が解除されるおそれがあるため、使用の際の安全性が低いという問題点がある。 【0006】また、前述の実公平8−7006号公報に係る従来のランナー装置では、支持部材,支持軸の連結構造が広い面で当接する座,座受構造であることから、精密な当接が困難であるため、連結の確実性が低いという問題点がある。 【0007】本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、支持部材,支持軸を確実に連結することができて安全に使用することのできるランナー装置を提供することを課題とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】 前述の課題を解決するため、本発明に係るランナー装置は、次のような手段を採用する。 【0009】即ち、請求項1では、戸板に固定される支持部材と、レールに沿って走行するガイド部材と、支持部材,ガイド部材を連結する支持軸とからなるランナ装置において、支持部材は戸板に埋込まれる抜止ピンと抜止ピンの戸板からの抜出しを阻止する当板とを備え、支持軸は戸板に挿入されて径方向に支持部材の抜止ピンが挿通される挿通孔を備えていることを特徴とする。 【0010】この手段では、支持部材,支持軸が抜止ピン,挿通孔の挿通係合構造で連結されるため、確実な連結が可能になる。また、支持部材の抜止ピンが当板によって抜出しを阻止され、不測に支持部材,支持軸の連結が解除されるおそれがないため、使用の際の安全性が高くなる。 【0011】また、請求項2では、請求項1のランナー装置において、支持軸の挿通孔は抜止ピンが挿通される側の端部から軸方向へ延び続いて周方向へ屈曲して延びるほぼL字形からなることを特徴とする。 【0012】この手段では、支持部材の抜止ピンに対して支持軸の挿通孔を押込んでから回転させることで連結が完了する。 【0013】また、請求項3では、請求項2のランナー装置において、支持部材の当板と支持軸との間には支持部材の抜止ピンに対して支持軸の挿通孔を適正位置に位置させる位置合わせ構造が備えられていることを特徴とする。 【0014】この手段では、支持部材の抜止ピンに対する支持軸の挿通孔の回転位置が位置合わせ構造によって案内,保持される。 【0015】また、請求項4では、請求項1〜3のいずれかのランナー装置において、支持部材の当板は支持軸の一部に係止して支持軸の戸板からの抜出しを阻止することを特徴とする。 【0016】この手段では、支持部材の当板も直接的に支持軸に連結される。 【0017】 【発明の実施の形態】 以下、本発明に係るランナー装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0018】この実施の形態では、折戸の上部吊部分に適用されるものを示してある。 【0019】この実施の形態は、前述の従来例と同様に、戸板Pに固定される支持部材1と、レールRに沿って走行するガイド部材2と、支持部材1,ガイド部材2を連結する支持軸3とによって構成されている。 【0020】支持部材1は、抜止ピン11,当板12,取付ネジ13からなる。抜止ピン11は、戸板Pの後側面Paから前側面Pbに向けて堀込まれた取付孔Pcに埋込まれるピンからなるもので、相対的に小径の本体部111の両端部に相対的に僅かに大径の頭部112が形成されている。この抜止ピン11の頭部112は、戸板Pの取付孔Pcの径よりもやや大きく形成され、打込みによって戸板Pに食込み固定される。好ましくは、頭部112はセレーション軸としてボスを径方向へ突出させる構造とする。当板12は、戸板Pの後側面Pa,上端面Pdに当接するほぼL字形片からなるもので、戸板Pの後側面Paに当接する側片121に取付ネジ13が挿通される皿孔122が開孔され、戸板Pの上端面Pdに当接する上片123に方形のガイド溝124が切込み形成されている。この当板12の側片121は、戸板Pの取付孔Pcを覆う面積を有している。 【0021】ガイド部材2は、コ字形のレールRの内部を走行する形態であればよく、図示するような車輪形で実施される。 【0022】支持軸3は、ネジ筒31,ネジ軸32,六角部33からなる。ネジ筒31は、戸板Pの上端面Pdに堀込まれた取付孔Peに挿入される円筒からなるもので、内周面に雌ネジ314が刻設され、下端部に支持部材1の抜止ピン11の本体部111が径方向に挿通される挿通孔311が形成され、上端部に支持部材1の当板12のガイド溝124に対応した方形のフランジ312と円筒の端面がフランジ312から突出した突出部313とが形成されている。このネジ筒31の挿通孔311は、下端から軸方向へ延びる垂直挿通孔311aと、この垂直挿通孔311aに続いて周方向へ屈曲してほぼ45度の角度分延びる回止挿通孔311bとから全体としてほぼL字形からなるもの1対が対称的に形成されている。垂直挿通孔311aはその下端開口に案内面311cを拡開し、回止挿通孔311bはその下辺を凹状とした抜け止め構造とする。また、このネジ筒31のフランジ312は、長手方向の中心線aが挿通孔311の軸方向へ延びる部分を通る線bとほぼ45度の角度θを介している(図5参照)。ネジ軸32は、ネジ筒31に螺合され上端部がガイド部材2に回動可能に連結されている。六角部33は、ナット状を呈し、ネジ軸32に形成されネジ軸32の回動によるネジ筒31からの突出長(戸板Pの上下位置)を可変する操作部となっている。 【0023】この実施の形態によると、支持部材1,支持軸3の連結に際して、まず、支持部材1の抜止ピン11を戸板Pの取付孔Pcに打込む。そして、図5に示すように、支持軸3を戸板Pの取付孔Peに挿入して、支持軸3のネジ筒31を支持部材1の抜止ピン11に突当て押込む。 【0024】このとき、支持軸3のネジ筒31のフランジ312の中心線aが支持部材1の抜止ピン11の軸線cとほぼ45度の角度をもたせる(挿通孔311の軸方向へ延びる部分を通る線bと抜止ピン11の軸線cとを一致させる)と、支持軸3のネジ筒31の挿通孔311の軸方向へ延びる部分が支持部材1の抜止ピン11をスライドして押込みが円滑に奏される。この結果、図6に示すように、支持軸3のネジ筒31のほぼ全体が戸板Pの取付孔Peの内部に収まることになる。 【0025】続いて、図7に示すように、支持軸3をほぼ45度回動させる。この結果、支持軸3のネジ筒31の挿通孔311の周方向へ延びる部分の端部に支持部材1の抜止ピン11が位置することになる。この結果、支持軸3の戸板Pからの抜出しが防止されることになる。 【0026】このとき、支持部材1の抜止ピン11の頭部112が戸板Pに食込み固定されているため、支持軸3のネジ筒31の挿通孔311の押込み,回動の際に抜止ピン11が脱落することはない。また、支持軸3のネジ筒31の挿通孔311の押込み,回動で支持部材1の抜止ピン11との連結が行われ、戸板Pの内部での抜止ピン11,挿通孔311の軸合わせ(芯合わせ)が無用となるため、連結作業が容易となる。また、前述の従来例のような広い面での当接が回避されているため、確実な連結が可能になる。 【0027】なお、この支持軸3の回動については、支持部材1の当板12のガイド溝124を支持軸3のネジ筒31のフランジ312に係合させてスパナのように使用することもできる。 【0028】この後、図8に示すように、支持部材1の当板12を戸板Pの後側面Pa,上端面Pdに当接して取付ネジ13で締付け固定する。この結果、支持部材1の抜止ピン11に当板12が当接され、抜止ピン11の戸板Pからの抜出しが阻止されて、支持軸3の戸板Pからの抜出しが確実に防止される。 【0029】なお、支持部材1の当板12の上片123が支持軸3のネジ筒31の突出部313に当接係止するため、支持軸3の戸板Pからの抜出しがより確実に防止される。 【0030】また、支持部材1の当板12のガイド溝124は、支持軸3のネジ筒31のフランジ312とともに、支持軸3のネジ筒31の挿通孔311の周方向へ延びる部分の端部に支持部材1の抜止ピン11が位置するのを案内する位置合わせ構造を構成する。さらに、この位置合わせ構造は、支持軸3の回動を阻止して前述の位置を保持する。従って、支持部材1,支持軸3の連結が精密になり連結が確実に保持される。 【0031】以上、図示した実施の形態の外に、折戸の下部支部分や引戸の上下部に適用することも可能である。 【0032】 【発明の効果】 以上のように、本発明に係るランナー装置は、支持部材,支持軸が抜止ピン,挿通孔の挿通係合構造で連結され、広い面での当接が回避されているため、確実な連結が可能になる効果がある。 【0033】さらに、支持軸に連結する支持部材の抜止ピンが当板によって抜出しを阻止され、不測に支持部材,支持軸の連結が解除されるおそれがないため、使用の際の安全性が高くなる効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000169329 【氏名又は名称】アトムリビンテック株式会社 【識別番号】000119449 【氏名又は名称】磯川産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年4月28日(2000.4.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081271 【弁理士】 【氏名又は名称】吉田 芳春
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| 【公開番号】 |
特開2001−311350(P2001−311350A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月9日(2001.11.9) |
| 【出願番号】 |
特願2000−130274(P2000−130274) |
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