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【発明の名称】 自動閉鎖式ドアのストッパー
【発明者】 【氏名】菅沼 芳郎

【要約】 【課題】自動閉鎖式ドアを任意の時間だけ開放状態とすることができる自動閉鎖式ドアのストッパーを提供する。

【解決手段】自動閉鎖装置を備えたドアと、該ドアの戸当たりに取り付けた吸盤と、該吸盤の当接する上記ドア表面に接着した被着板とからなり、該被着板は任意のドア解放時間に応じて上記吸盤が脱吸着するように空気の流路が形成されていることを特徴とするストッパー付き自動閉鎖式ドア構造。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 自動閉鎖装置を備えたドアと、該ドアの戸当たりに取り付けた吸盤と、該吸盤の当接する上記ドア表面に接着した被着板とからなり、該被着板は任意のドア解放時間に応じて上記吸盤が脱吸着するように空気の流路が形成されていることを特徴とするストッパー付き自動閉鎖式ドア構造。
【請求項2】 戸当たりに取り付ける吸盤もしくは吸盤を取り付けた戸当たりと、任意のドア解放時間に応じて上記吸盤が脱吸着されるように空気の流路が形成された表面を有する被着板とからなることを特徴とする自動閉鎖式ドアのストッパー。
【請求項3】 流通量がそれぞれ異なるように空気の流路が形成された複数の表面を用意し、任意のドア開放時間に応じて一の表面を選択できるようにしてなる請求項2記載の自動閉鎖式ドアのストッパー。
【請求項4】 流路が形成された表面が粗面化処理した表面である請求項2又は3記載の自動閉鎖式ドアーのストッパー。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動閉鎖式ドアのストッパーに関し、詳細には自動閉鎖式ドアを一時的に解放保持した後自動的に閉鎖するドアーのストッパーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィスビル等の通路に自動閉鎖装置を備えたドアが設けられている。このドアは人が押すことによって開けることができるが、バネの力で定位置に戻るようになっている。この種のドアを解放状態とするために掛け金の付いたドアストッパーが設置されている箇所もあるが、防災上の理由から解放して使用することが法的に規制されているものも多い。このようなドアを通って台車で荷物を運搬する際や、このようなドアの周りの床を清掃する際は、開放したドアが直ちに閉まってしまうので作業の支障となっていた。特開平10−317768号公報には、ストッパーに吸盤を取り付けることによりドアの開放保持を可能とすることが開示されているが、このドアストッパーは解放状態を人為的に解除するものであって、ドアを一定時間開放した後自動的に閉鎖することを目的としたものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、自動閉鎖式ドアを任意の時間だけ開放状態とすることができる自動閉鎖式ドアのストッパーを提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動閉鎖装置を備えたドアと、該ドアの戸当たりに取り付けた吸盤と、該吸盤の当接する上記ドア表面に接着した被着板とからなり、該被着板は任意のドア解放時間に応じて上記吸盤が脱吸着するように空気の流路が形成されていることを特徴とするストッパー付き自動閉鎖式ドア構造に関する。更に本発明は、戸当たりに取り付ける吸盤もしくは吸盤を取り付けた戸当たりと、任意のドア解放時間に応じて上記吸盤が脱吸着されるように空気の流路が形成された表面を有する被着板とからなることを特徴とする自動閉鎖式ドアのストッパーに関する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明を図面に基いて説明する。図は本発明のストッパー付きドア構造を示している。自動閉鎖装置11はドア10の最上部に設置され、開放されたドア10をバネなどの作用により元の位置、すなわちドア10を閉鎖状態に戻すためのものである。
【0006】戸当たり12には吸盤13がドア10の方向に向けて取り付けられている。戸当たり12は開放されたドア10が接触する壁面又は床に取り付けられる。被着板14は金属板、プラスチック板等の素材で形成され、ドアの外表面の吸盤13が当接する位置に接着剤、両面テープ等により接着する。被着板14はドア10を解放したい間、例えば5分間とか30分間といった時間だけ吸盤13が吸着され、一定時間経過後は自動的に吸盤13と脱吸着するように、その表面に空気の流路aが形成されている。被着板14の表面に空気の流路を形成するには、例えば、滑らかな表面を有する金属板を荒い目のサンドペーパーで1、2回擦ることにより表面を粗面とすることにより達成できる。又、表面に刃物により切り傷を形成してもよい。このように被着板14の表面を加工することで吸盤13の吸着面を介して吸盤内への空気の流入が可能となる。
【0007】被着板14は粗面化処理の程度が異なる表面のものを複数用意し、使用者の所望の開放時間を選択できるようにすることも可能である。例えば、一枚の被着板の表面と裏面の粗面化処理の程度を変えたものを用意してもよいし、表面の粗面化処理の程度の異なる複数枚の被着板を用意し、使用者が任意の一枚を選択できるようにしてもよい。
【0008】
【作用】ドア10が開放されて戸当たり12の吸盤13に接触すると吸盤13は被着板14に吸着し、ドア10は開放状態を保持する。しかしながら、被着板14には空気の流路が形成されているので、吸盤内部と外圧の圧力差で空気が吸盤内に流入し、吸盤13の吸着力は時間とともに低下する。一方、自動閉鎖装置11はドアを閉める方向に絶えず力を加えるので、吸盤13の吸着力がドアを閉める力より小さくなると吸盤13は被着板14への吸着を維持できずドア10は閉鎖する。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、常時開放状態とすることが制限されているドアにあっても一時的に開放状態を保持した後は自動的に閉鎖するので、台車による荷物の搬送や床の清掃の際、作業の支障となることがない。又、開放時間は被着板の空気流量の異なる表面を複数用意することにより任意に設定が可能である。又、本発明では、開放状態を保持しているドアに外圧を加えることによって、吸盤が被着板から用意に脱着するので、設定時間が経過する前にドアを閉じることも極めて容易である。
【出願人】 【識別番号】599106156
【氏名又は名称】菅沼 良介
【識別番号】599106167
【氏名又は名称】菅沼 芳郎
【出願日】 平成12年5月19日(2000.5.19)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−329734(P2001−329734A)
【公開日】 平成13年11月30日(2001.11.30)
【出願番号】 特願2000−188442(P2000−188442)