| 【発明の名称】 |
ドアガード |
| 【発明者】 |
【氏名】倉持 信行
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| 【要約】 |
【課題】居住者が室外に締め出されるような事態を確実に防止することができるドアガードを提供する。
【解決手段】レバー4を中立位置に位置させた状態でドアBを閉位置から開回動させたとき、係合板部43の先端面43aが受け部材2の大径部23に突き当たるようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 躯体に設けられる受け部材と、ドアに施錠位置と解錠位置との間を回動可能に設けられるレバーと、このレバーが所定の中立位置から上記施錠位置側に外れるとレバーを施錠位置側へ回動付勢し、上記中立位置から開錠位置側に外れると開錠位置側へ回動付勢する付勢手段とを備え、上記レバーには、これを上記施錠位置に回動させた状態で上記ドアを閉位置から開回動させると、上記受け部材に係合して上記レバーが解錠位置側へ回動するのを阻止する係合部、およびドアが所定の半開位置まで回動すると、上記受け部材に突き当たることによってドアがそれ以上開回動するのを阻止するストッパ部が設けられたドアガードにおいて、上記レバーに、このレバーを上記中立位置に回動させた状態で上記ドアを閉位置から開回動させたときに上記受け部材に突き当たる当接部を設けたことを特徴とするドアガード。 【請求項2】 上記当接部を、上記回動レバーから上記受け部材側へ向って突出させたことを特徴とする請求項1に記載のドアガード。 【請求項3】 上記中立位置と上記解錠位置との間に安定位置が設けられ、この安定位置では、上記レバーが上記付勢手段により節度をもって位置固定されることを特徴とする請求項1または2に記載のドアガード。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、ドアの開度を制限して不法侵入を阻止するドアガードに関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、ドアガードは、躯体に固定される受け部材と、ドアに施錠位置と解錠位置との間を回動自在に自在に設けられるレバーと、このレバーを施錠位置または解錠位置に付勢する付勢手段とを備えており、レバーを施錠位置に回動させた状態でドアを閉位置から開回動させると、レバーの係合部が受け部材に係合し、レバーが施錠位置から解錠位置側へ回動するのを阻止する。しかも、ドアが所定の半開位置まで回動すると、レバーのストッパが受け部材に突き当たり、ドアがそれ以上開回動するのを阻止するようになっている(実公平4−54286号公報、特開平10−37567号公報参照)。 【0003】ところで、付勢手段は、レバーが中立位置から施錠位置側に位置しているときにはレバーを施錠位置側へ付勢し、中立位置から解錠位置側に位置しているときには解錠位置側へ付勢している。しかし、レバーが中立位置に位置しているときにには、レバーを回動付勢することがない。この中立位置では、付勢手段の付勢力に起因する摩擦抵抗により、レバーが中立位置に維持される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】付勢手段によるレバーを中立位置に維持する摩擦力は弱いので、仮にレバーを中立位置に位置させた状態でドアを閉じると、ドアが閉位置に達した時の衝撃によってレバーが中立位置から施錠位置側へ外れる。一旦、レバーが中立から外れると、その後は付勢手段によって施錠位置まで回動させられる。このため、レバーを中立位置に回動させた状態でドアを開け、室外に出てからドアを閉めると、レバーが施錠位置に回動してしまう。その結果、ドアを半開位置以上に開けることができなくなってしまい、室外に締め出されるおそれがあった。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明は上記の問題を解決するために、躯体に設けられる受け部材と、ドアに施錠位置と解錠位置との間を回動可能に設けられるレバーと、このレバーが所定の中立位置から上記施錠位置側に外れるとレバーを施錠位置側へ回動付勢し、上記中立位置から開錠位置側に外れると開錠位置側へ回動付勢する付勢手段とを備え、上記レバーには、これを上記施錠位置に回動させた状態で上記ドアを閉位置から開回動させると、上記受け部材に係合して上記レバーが解錠位置側へ回動するのを阻止する係合部、およびドアが所定の半開位置まで回動すると、上記受け部材に突き当たることによってドアがそれ以上開回動するのを阻止するストッパ部が設けられたドアガードにおいて、上記レバーに、このレバーを上記中立位置に回動させた状態で上記ドアを閉位置から開回動させたときに上記受け部材に突き当たる当接部を設けたことを特徴としている。この場合、上記当接部を、上記回動レバーから上記受け部材側へ向って突出させるのが望ましい。上記中立位置と上記解錠位置との間に安定位置が設けられ、この安定位置では、上記レバーが上記付勢手段により節度をもって位置固定されることが望ましい。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態について図1〜図11を参照して説明する。図1〜図6において符号Aは、躯体の一部をなすドア枠の上下に延びる縦枠部であり、符号Bはドアである。ドアBは、図1に示す側部とは逆側の側部がドア枠の他方の縦枠部にヒンジ(図示せず)を介して回動可能に支持されている。ドアBは、図に示す閉位置と、この閉位置から室外O側へ向ってほぼ90°回動した開位置との間を回動可能である。 【0007】縦枠部AとドアBとの間には、この発明に係るドアガード1が設けられている。ドアガード1は、縦枠部Aに設けられた受け部材2、ドアBに支持金具3を介して回動自在に設けられたレバー4、およびこのレバー4をカム軸5を介して回動付勢する板ばね(付勢手段)6を有している。 【0008】受け部材2は、縦枠部AのドアB側を向く内面に固定される基板部21を有している。この基板部21には、閉じたドアBとほぼ平行に水平に起立する軸部22が形成されており、この軸部22の先端部には、軸部22より大径の大径部23が軸部22と同芯に形成されている。また、基板部21の軸部22から室内I側に離れた個所には、軸部22とほぼ平行に突出する位置規制突片24が形成されている。 【0009】上記レバー4は、上下に対向し、かつ平行に延びる一対の主板部41,41を有している。この一対の主板部41,41の基端部には、上記カム軸5が軸線を上下方向に向けて回動不能に設けられている。このカム軸5は、支持金具3に回動可能に設けられている。これにより、レバー4の基端部がドアBに水平方向へ回動可能に支持されている。レバー4は、縦枠部Aにほぼ沿って位置する図1の施錠位置と、ドアBの室内I側の面に突き当たった図4に示す解錠位置との間のほぼ90°の範囲を回動可能である。一対の主板部41,41の先端部は、それらと一体に形成された略U字状をなす連結板部(ストッパ部)42によって連結されている。この連結板部42が形成されたレバー4の先端部には、ゴム等からなる緩衝材7が設けられており、これによってレバー4が解錠位置側へ回動してドアBに突き当たるときの衝撃を緩和するようになっている。 【0010】主板部41,41の受け部材2側の各側部には、互いに接近するように突出する一対の係合板部41,41が形成されている。図1に示すように、係合板部43が上記受け部材2の位置規制突片24に突き当たることにより、レバー4の施錠位置が決定されている。レバー4が施錠位置に回動した状態では、上記受け部材2の大径部23が一対の主板部41,41の基端部間に入り込むとともに、係合板部43,43の一端部(レバー4の基端側の端部)が大径部22と位置規制突片24との間に位置するようになっている。 【0011】一対の係合板部41,41は互いに離れており、それらの間隔は、上記受け部材2の軸部22の外径より大きくなっている。したがって、レバー4を施錠位置に回動させた状態でドアBを閉位置から開回動させると、受け部材2の軸部22が一対の係合板部41,41間に入り込む。しかも、一対の係合板部41,41の間隔は、大径部23の外径より小径になっている。したがって、係合板部41、41間に軸部22が入り込んだ状態では、大径部23が係合板部41,41に突き当たる。これにより、レバー4が施錠位置位置に維持される。ドアBを半開位置までさらに開回動させると、大径部23が連結板部42に緩衝材7を介して突き当たり、それ以上開回動させることができなくなっている。勿論、半開位置においても、係合板部41が大径部23に係合することにより、レバー4が施錠位置に維持される。 【0012】上記板ばね6は、図7〜図10に示すように、一平面上に配置された一対の固定板部61,61と、この固定板部61,61間にそれらと一体に設けられたばね板部62,62と、このばね板部62,62を連結するU字部63とから構成されている。そして、板ばね6は、その固定板部61,61がドアBと支持金具3とによって挟持固定されている。ばね板部62,62は、それ自体の弾性により、その中央部においてカム軸5の外周にその両側から押圧接触し、カム軸5を介してレバー4を回動付勢している。 【0013】すなわち、カム軸5は、板ばね6が接触する部分が断面正六角形のカム部51になっている。このカム部51は、レバー4が図1に示す施錠位置に回動しているときには、図7に示すように、カム部51の一対の対頂角部51a,51aがばね板部61,61にその中央から外れた個所において接触している。この状態では、ばね板部62,62の付勢力がカム軸5の中心Cに向うことなく、中心Cから外れている。したがって、ばね板部62,62の付勢力は、カム軸5に対し回動モーメントとして作用する。この回動モーメントは、レバー4を開錠位置側から施錠位置側へ向わせる方向(図7において矢印X方向)に作用している。したがって、レバー4は、施錠位置では位置規制突片24に突き当てられ、施錠位置に維持される。 【0014】レバー4を板ばね6の付勢力に抗して施錠位置から解錠位置へ向う方向(図7において矢印Y方向)へ所定角度(例えば、15°〜20°程度)回動させると、図8に示すように、一対の対頂角部51a,51aがばね板部62,62とその中央において接触するようになり、ばね板部62,62の付勢力がカム軸5の中心Cに向う。したがって、このときにはばね板部62の付勢力がレバー4を回動させる力として作用することがなく、ばね板部62の付勢力はばね板部62とカム部51との間に摩擦を生じさせるだけである。この摩擦抵抗により、レバー4が一定の回動位置に維持される。このときのレバー4の回動位置が、図2に示す中立位置である。 【0015】レバー4を中立位置からさらに所定角度(この実施の形態では30°)だけ解錠位置側へ回動させると、レバー4は、図3に示す安定位置に達する。安定位置においては、図9に示すように、対頂角部51aとこれに隣接する対頂角部51bが板ばね部62に同時に接触する。したがって、カム軸5は、板ばね部62,62により所定の大きさの力で矢印X,Y両方向への回動が阻止される。これにより、レバー4が節度をもって安定位置に維持される。 【0016】レバー4を安定位置から所定角度(例えば45°程度)だけ回動させると、図4に示す解錠位置に達する、解錠位置においては、図10に示すように、対頂角部51b,51bがばね板部62,62とそれらの中央から外れた個所において接触するので、ばね板部62,62の付勢力がカム部51に施錠位置側から解錠位置側へ向う方向(図7の矢印Y方向)の回転モーメントとして作用する。したがって、レバー4は解錠位置に維持される。 【0017】図2に示すように、ドアBを閉じた状態においてレバー4を中立位置に回動させると、係合板部43の室外O側を向く先端面43aが受け部材2の大径部23の外周面と対向するようになっている。したがって、レバー4を中立位置に回動させた状態でドアBを閉位置から開回動させると、係合板部43の先端面43aが大径部23に突き当たり、それ以上ドアBを開回動させることができない。このため、軸部22が係合板部43,43間に入り込むことができず、係合板部43が大径部23と係合することができない。よって、室内の者は室外に出ることができず、室外に締め出されることもない。これから明らかなように、このドアガード1においては、先端面43aが当接部になっている。 【0018】ここで、ばね板部62と対頂角部51aとの間の摩擦力は弱いものである。したがって、先端面43aが大径部23に突き当たると、その衝撃によってレバー4が中立位置から外れる。そして、板ばね6によって施錠位置または安定位置に回動させられる。 【0019】レバー4が施錠位置側に回動した場合には、大径部23が連結板部42に突き当たることにより、ドアBの半開位置以上の回動が阻止される。したがって、室内の者は室外に出ることができない。よって、この場合にも室外に締め出されることがない。 【0020】また、レバー4が安定位置に回動した場合、安定位置ではレバー4が板ばね6により大きな力で施錠位置側および開錠位置側への回動が阻止される。したがって、ドアBを開いて室外に出た後、ドアBを閉じてもそのときの衝撃によってレバー4が安定位置から施錠位置へ回動することがない。よって、室外に締め出されることがない。 【0021】図11は、この発明の他の実施の形態を示すものであり、この実施の形態のドアガード1′においては、係合板部43の先端部を折り曲げてレバー4から縦枠部A側へ突出させ、その突出部44を当接部としている。その他の構成は、上記の実施の形態と同様である。突出部44を当接部とした場合には、突出部44がレバー4から突出した分だけ大径部23との対向幅(レバー4の回動方向における幅)が広くなる。したがって、レバー4が中立位置になっている角度範囲が仮に広くても、それに対応することができる。また、中立位置になるときのレバー4の施錠位置からの回動角度を大きくすることができる。 【0022】なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。例えば、上記の実施の形態においては、中立位置と開錠位置との間に安定位置を設けているが、安定位置は設けなくともよい。その場合には、安定位置若しくはその近傍位置を中立位置にしてもよい。 【0023】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば、ドアガードによって室外に締め出されるような事態を確実に防止することができるという効果が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000107572 【氏名又は名称】スガツネ工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年5月15日(2000.5.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085556 【弁理士】 【氏名又は名称】渡辺 昇
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| 【公開番号】 |
特開2001−323709(P2001−323709A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月22日(2001.11.22) |
| 【出願番号】 |
特願2000−141187(P2000−141187) |
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