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【発明の名称】 回動式ウイング用ノブ
【発明者】 【氏名】安部 俊也

【氏名】土橋 正幸

【要約】 【課題】開閉操作用のノブと開閉位置ロック機構部との分散配置を廃し、ウイングの取付作業を容易にし、開閉操作が容易にできる回転式ウイング用ノブを提供する。

【解決手段】ウイング本体1の上下同軸上に位置し且つ開口の縁部に係合してウイング本体の回動支点となる回転軸12dと、ウイング本体に固定され回転軸と同軸の円筒状のアウターレース17と、アウターレース内で回転軸に保持され一体に回転するインナーレース18よりなり、アウターレースの内周面17aとインナーレースの外壁面とによって形成された間隙内に、板バネ21により間隙の対向間隔の狭い方へ付勢される複数のコロ20が設けられ、回転軸に同軸に設けられたノブ本体22を握持しての操作によってコロを板バネ材の付勢に抗して変位させて食込みを解除した後に回転軸を回転させるリリース部22bがノブ本体に設けられている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】壁面に形成された開口を開閉するウイング本体と、該ウイング本体の上下同軸上に位置し且つ前記開口の開口縁部に係合して前記ウイング本体の回動支点となる回転軸と、前記回転軸と同軸上に位置して前記ウイング本体に固定された円筒状のアウターレースと、該アウターレース内に位置して前記回転軸と一体に回転するように前記回転軸に保持されたインナーレースと、前記アウターレースの内周面と前記インナーレースの外壁面とによって形成された対向間隔が変化する間隙内に変位可能に設けられた食込部材と、前記間隙内に設けられて常時は前記食込部材を前記間隙の対向間隔の狭い方へと付勢して食い込ませる付勢部材と、前記回転軸に同軸に設けられたノブ本体と、該ノブ本体を握持しての回転操作によって前記食込部材を前記付勢部材の付勢に抗して変位させて食い込みを解除した後に前記回転軸を回転させるリリース部とを備えることを特徴とする回動式ウイング用ノブ。
【請求項2】前記回転軸は前記ウイング本体の幅方向一端寄りに位置され、前記ノブ本体は前記ウイング本体の下方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の回動式ウイング用ノブ。
【請求項3】前記回転軸が前記ウイング本体の幅方向中央寄りに位置され、前記ノブ本体が前記ウイング本体の下方と上方とに配置されると共に、該上下のノブ本体をシャフト部材で連動連結していることを特徴とする請求項1に記載の回動式ウイング用ノブ。
【請求項4】前記アウターレース、前記インナーレース、前記食込部材、前記付勢部材、前記リリースは、前記ウイング本体の上下一方の前記ノブ本体に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の回動式ウイング用ノブ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の壁面に形成された開口を開閉する窓やドアなどのウイングに関し、特に、そのウイングを回動させて開口を開閉する際の操作に用いられるノブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、図10に示すように、建物の壁面1に形成された開口1aを回動式のウイング2で開閉するものが知られている。
【0003】ウイング2は、開口1aに略一致するフレーム3と、このフレーム3に保持されたガラス4と、フレーム3の一側方中央に位置してウイング2の閉成状態を維持する閉成ロック部5の一部を兼用したノブ本体6と、フレーム3の下方中央に位置してウイング2の開閉位置を多段式に維持する開成ロック部7とを備え、フレーム3の他側方上下から突出する軸(図示せず)を開口1aに係合させることによって、図11に示すように、適宜開成位置への回動並びに開成位置の維持を可能としている。
【0004】閉成ロック部5は、図12に示すように、フレーム3に螺子5aで固定されると共にノブ本体6を回動可能に保持するブラケット5bと、ノブ本体6の握持部6aから略直角に設けられた係合爪6bと係合するように壁面1に螺子5cで固定される鍵部5dとを備えている。
【0005】そして、図12(A)に示すように、握持部6aの軸線を上下方向とした際には係合爪6bがフレーム3と壁面1とに跨ると同時に鍵部5dに係合してウイング2の開成方向の回動が阻止される。また、図12(B)に示すように、握持部6aの軸線を水平方向とした際には係合爪6bがフレーム3側に位置すると同時に鍵部5dとの係合が解除されてウイング2の開成方向の回動が許容される。
【0006】開成ロック部7は、壁面1に固定された固定側ブラケット7aと、固定側ブラケット7aに固定された操作ボタン7bを有するロック操作機構部7cと、フレーム3に固定された可動側ブラケット7dと、この可動側ブラケット7dに一端が回動可能に保持され且つロック操作機構部7cを進退動可能に貫通して操作ボタン7bと係合してウイング2の開成位置を位置決めする複数の位置決め穴7eを有するバー7fとを備えている。
【0007】尚、開成ロック部7の具体的な操作等は周知のため、その説明を省略する。また、上記従来技術では、ウイング2の一側方にのみ閉成ロック部5を設けると共にウイング2の他側方にウイング2の回動用の軸を設けたものを開示したが、ウイング2の両側方に閉成ロック部5を設けると共にウイング2の略中央にウイング2の回動用の軸を設けたものも知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く構成された回動式ウイング用ノブにあっては、ウイング2の閉成状態を実質的に維持する閉成ロック部5とウイング2の開成位置を維持する開成ロック部7とが別々の位置に分散配置されているため、ウイング2の取付作業が面倒であるという問題が生じていた。
【0009】また、ウイング2を閉成状態から開成状態へと操作するためには、閉成ロック部5のロック状態を解除した上で(図12(A)の状態から図12(B)の状態へと可変操作する)、握持部6aを握持したままウイング2を回動させるという二段階の操作が必要であり、しかも、開成位置を、例えば、全開(許容範囲で)する際には、複数箇所の位置決め穴7eへの係合をその度に解除するか、操作ボタン7bを押したまま握持部6aを握持して開放させるという両手操作を余儀なくされてしまい(ウイング2を開成状態から閉成状態とする場合も同様)、開閉操作が煩雑であるという問題も生じていた。
【0010】さらに、ウイング2の開成位置は、位置決め穴7eの個数や位置によって決められてしまうため、任意の開度でのウイング2の開成をすることができないという問題も生じていた。
【0011】しかも、ウイング2を開成した際には、ノブ本体6並びに開成ロック部7(特に、バー7f)が外部へと露出して建物全体の見栄えが悪いばかりでなく、ウイング2を閉成する際には開口1aから身を乗り出してノブ本体6を握持しなければならないという問題も生じていた。
【0012】本発明は、上記問題を解決するため、開閉操作用のノブと開閉位置ロック用のロック機構部との分散配置を廃止してウイングの取付作業を容易に行い得て、開閉操作の容易性を確保することができるばかりでなく、ウイングの開成位置を任意とすることができ、しかも、見栄えの向上並びに安全性を確保することができる回動式ウイング用ノブを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するため、請求項1に記載の回動式ウイング用ノブは、壁面に形成された開口を開閉するウイング本体と、該ウイング本体の上下同軸上に位置し且つ前記開口の開口縁部に係合して前記ウイング本体の回動支点となる回転軸と、前記回転軸と同軸上に位置して前記ウイング本体に固定された円筒状のアウターレースと、該アウターレース内に位置して前記回転軸と一体に回転するように前記回転軸に保持されたインナーレースと、前記アウターレースの内周面と前記インナーレースの外壁面とによって形成された対向間隔が変化する間隙内に変位可能に設けられた食込部材と、前記間隙内に設けられて常時は前記食込部材を前記間隙の対向間隔の狭い方へと付勢して食い込ませる付勢部材と、前記回転軸に同軸に設けられたノブ本体と、該ノブ本体を握持しての回転操作によって前記食込部材を前記付勢部材の付勢に抗して変位させて食い込みを解除した後に前記回転軸を回転させるリリース部とを備えることを要旨とする。
【0014】このような請求項1に記載の回動式ウイング用ノブにあっては、ノブ本体の回動のみで任意位置でのロック操作とウイング回動操作を実現することができる。また、回転軸と同軸にノブ本体の回動支点を有することから、ウイングが開成するに従って壁面からノブ本体が離反することもなく、常に回動支点近傍にノブ本体を位置させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の回動式ウイング用ノブの実施の形態を回動式窓に適用し、図面に基づいて説明する。
【0016】(実施の形態1)図1乃至図6は本発明の回動式ウイング用ノブの実施の形態1を示す。
【0017】図5及び図6において、10は建物の壁面(一部)、11は壁面10に形成された開口10aを開閉するウイング本体、12はウイング本体11のフレーム、13はフレーム12に保持されたガラス、14はウイング本体11の開閉操作用のノブである。
【0018】フレーム12の底面12aの一側方寄りには、図1に示すように、室内側に向かって末広がりに開放するノブ回動範囲許容凹部12bを有する収納空間12cが形成されている。また、収納空間12cの底壁面には底面12aから先端が突出する回転軸12dが一体に設けられている。この回転軸12dには、面取り部12eが形成されている。また、フレーム12の底面12aには、図2に示すように、ノブ回動範囲許容凹部12bを開放した状態で収納空間12cを閉成する蓋体15が固定されている。この蓋体15は底面12aと面一となることが望ましい。
【0019】尚、図示を省略するが、フレーム12の他側方寄りの上面にも回転軸12dと同軸の回転軸が突出されている。従って、例えば、図2に示すように、フレーム12の底面12a側の回転軸12dを開口10aの一側方寄り底面に形成された軸受凹部10bに回転可能に保持させると同時にフレーム12の上面側の回転軸を開口10aの一側方寄り上面に形成された軸受凹部(図示せず)に回転可能に保持させることによって、これらを回動支点としたウイング本体11の回動(開口10aの開閉)が許容される。
【0020】ノブ14は、回転軸12dと同軸上に位置してウイング本体11(蓋体15)に螺子16を介して固定されたアウターレース17と、アウターレース17内に位置して回転軸12dと一体に回転するように回転軸12dに保持されたインナーレース18と、図3に示すように、アウターレース17の内周面17aとインナーレース18とによって形成された間隙19内に変位可能に設けられた食込部材としての複数のコロ20と、間隙19内に設けられた複数の付勢部材としての板バネ21と、回転軸12dに同軸に設けられた略L字形状のノブ本体22とを備えている。
【0021】アウターレース17は、蓋体15に固定されるためのフランジ17bを、このフランジ部17bを貫通すると共に内周面17aを断面真円形状とするようにフランジ部17bから立ち上げられた円筒部17cとを備えている。また、フランジ17bには螺子16と螺合する螺子孔17dが形成されている。
【0022】インナーレース18は、回転軸12dと同軸上に位置しており、円盤状のベース18aと、ベース18aの中心から一体に立ち上げられた円筒部18bと、円筒部18bからベース18aに跨って形成されて回転軸12dが貫通すると共に回転軸12dの断面形状と略一致する断面略小判型形状の貫通孔18cと、円筒部18bの突出端寄りに形成されてCリング23が嵌合するスリット18dと、円筒部18bの3等分点位置から放射状に突出した扇形突起18eと、隣接する扇形突起18eの中間に形成された凹部18fと、扇形突起18eと凹部18fとの間に形成された外壁面としての平面部18gとを備を備えている。
【0023】ノブ本体22は、先端側がノブ回動範囲許容凹部12bからウイング本体12の外部へと突出する握持部22aと、握持部22aの基端に一体に形成されたリリース部22bとを備えている。
【0024】リリース部22bは、インナーレース18の円筒部18bが貫通する穴22cを有する有底円筒部22dと、この有底円筒部22dから突出されて間隙19内に臨んだ状態で凹部18cに遊嵌される断面略扇形の扇形アーム22eとを備えている。
【0025】間隙19は、アウターレース12に形成された断面真円形状の内周面17aとインナーレース18の平面部18gとによって扇形アーム22e寄りの対向間隔の方が扇形突起18e寄りの対向間隔よりも狭くなっている。
【0026】コロ20と板バネ21とは、間隙19の扇形アーム22eと扇形突起18eとの間にそれぞれ設けられ、全体として一対三組づつ配置されている。この際、コロ20は間隙19の扇形アーム22e寄りに配置され、バネ21は間隙19の扇形突起18b寄りに配置されている。従って、板バネ21は、常時はコロ20を扇形アーム18b側、即ち、間隙19の対向間隔の狭い方に向けて付勢し、これにより、コロ20が間隙19に食い込んだ状態となっている。
【0027】これにより、図3の時計回り方向の回転軸12dの回転は、扇形アーム22eの時計回り方向に位置するコロ20の間隙19への食い込みによって阻止されている。また、図3の反時計回り方向の回転軸12dの回転は、扇形アーム22eの反時計回り方向に位置するコロ20の間隙19への食い込みによって阻止されている。
【0028】ところで、上述したアウターレース17、インナーレース18、コロ20、板バネ21、ノブ本体22のリリース部22bからなるウイング本体11のロック機構部は、図4に示すように、上記図2に示した状態と上下逆に組み付けることも可能である(同一符合使用)。
【0029】上記の構成において、例えば、図5に示すウイング本体11による開口10aの閉成状態から、図6に示すウイング11による開口10aの開成状態とするには、握持部22aを握持してこの握持部22aを前方に押し出すように回動させるだけで良い。
【0030】即ち、握持部22aを押し出し方向に回動させると、リリース部22bが図3の反時計回り方向に回転(矢印C参照)する。
【0031】リリース部22bが反時計回り方向に回転すると、扇形アーム22eも同時に反時計回り方向に回転することから、扇形アーム22eの反時計回り方向に位置するコロ20に扇形アーム22eが当接し、板バネ21の付勢に抗してそのコロ20を反時計回り方向に移動させる。
【0032】この移動は、そのコロ20による間隙19への食い込みが解除されることとなるため、握持部22aの操作に基づくリリース部22bのさらなる回転によって扇形アーム22eに凹部18fが当接した後、この扇形アーム22eの回転変位によって凹部18fを介してインナーレース18が回転軸12dと一体に反時計回り方向に回転してウイング本体11の開口10aの開放方向への回動が開始される。
【0033】この際、扇形アーム22eの時計回り方向に位置するコロ20にあっては、インナーレース18の回転が反時計回り方向、即ち、間隙19に対する食い込み解除方向に変位(若しくは転動)することとなるため、インナーレース18の反時計回り方向の回転を阻止することはない。
【0034】そして、任意の位置若しくは全開位置迄のウイング本体11の回動が終了して握持部22aから手を離すと、扇形アーム22eの両側に位置するコロ20が各板バネ21の付勢によって再び間隙19内にそれぞれ食い込んでロック状態となるため、ウイング本体11の不測な回転が阻止される。
【0035】また、握持部22aはウイング本体11の回動支点となる回転軸12dの近傍に位置していることから、例え、ウイング本体11を全開状態にまで回動させたとしても、握持部22aが開口10aから大幅に離間することがなく、常に開口10aの一側方付近に位置させることができる。
【0036】一方、図6に示すウイング11による開口10aの開成状態から、図5に示すウイング本体11による開口10aの閉成状態とするには、回転軸12dの近傍に位置する握持部22aを握持してこの握持部22aを手前に引き戻すように回動させるだけで良い。
【0037】即ち、握持部22aを押し出し方向に回動させると、リリース部22bが図3の時計回り方向に回転(矢印Cと逆方向参照)する。
【0038】リリース部22bが時計回り方向に回転すると、扇形アーム22eも同時に時計回り方向に回転することから、扇形アーム22eの時計回り方向に位置するコロ20に扇形アーム22eが当接し、板バネ21の付勢に抗してそのコロ20を時計回り方向に移動させる。
【0039】この移動は、そのコロ20による間隙19への食い込みが解除されることとなるため、握持部22aの操作に基づくリリース部22bのさらなる回転によって扇形アーム22eに凹部18fが当接した後、この扇形アーム22eの回転変位によって凹部18fを介してインナーレース18が回転軸12dと一体に時計回り方向に回転してウイング本体11の開口10aの閉成方向への回動が開始される。
【0040】この際、扇形アーム22eの反時計回り方向に位置するコロ20にあっては、インナーレース18の回転が時計回り方向、即ち、間隙19に対する食い込み解除方向に変位(若しくは転動)することとなるため、インナーレース18の時計回り方向の回転を阻止することはない。
【0041】そして、任意の位置若しくは全閉位置迄のウイング本体11の回動が終了して握持部22aから手を離すと、扇形アーム22eの両側に位置するコロ20が各板バネ21の付勢によって再び間隙19内にそれぞれ食い込んでロック状態となるため、ウイング本体11の不測な回転が阻止される。
【0042】(実施の形態2)ところで、上記実施の形態1では、回転軸12dをウイング本体11の一側方寄りに設け、ウイング本体11としての回動が一端を回動支点として行われるように構成した物を開示したが、例えば、図7乃至図9に示すように、ウイング本体31の回動支点となる回転軸12bをフレーム12の略中央寄りに位置させることによって、回転軸12bを中心として左右に位置するウイング本体31が室外側と室内側とに位置するように回転しつつ開口10aを開閉するタイプへの適用も可能である。
【0043】尚、この際、ウイング本体31の上面側の回転軸に握持部22aのみを回転可能に設け、上下の握持部22a間にシャフト24を設けて操作性を向上させることも可能である。この際、ウイング本体31の上面側の回転軸に上述したストッパ機構を設けて上下で連動させても良く、ウイング本体の上方側にのみストッパ機構を設けても良い。
【0044】また、この実施の形態の構成とした場合、ウイング本体31の開成方向は、シャフト24の押し出し方向若しくは引き戻し方向のどちらであっても設定が可能である。
【0045】ところで、この実施の形態2では、上述した回転軸12bの位置、並びに、ウイング本体31の上面側にも握持部を設けてシャフト24で連結した以外の構成は実施の形態1と同一であるため、図面上に同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0046】このように、本発明の回動式ウイング用ノブにあっては、ウイング本体11の閉成状態を実質的に維持する閉成ロック機構とウイング本体11の開成位置を維持する開成ロック機構とを一つで兼用することができ、ウイング本体11の取付作業を容易とすることができる。
【0047】また、ウイング本体11を閉成状態から開成状態へと操作するためには、握持部22aを片手で握持し、ウイング本体11の開成方向に握持部22aを回動させる連続した一段階の操作で良い。しかも、握持部22aを離すだけで再び食込によるロック状態となるため、片手での簡素な開閉操作とすることができる。
【0048】さらに、コロ20の食い込み位置が無段階設定であることから、任意の開度でのウイング本体11の開成とすることができる。
【0049】しかも、ウイング本体11を開成しても、握持部22aがウイング本体11の回動支点となる回転軸12dの近傍に配置されていることから、握持部22aの外部への露出、並びに、開口10aから外部方向への離間距離を最小限とすることができ、建物全体の見栄えを向上し得て、しかも、ウイング本体11を閉成する際には開口10aから身を乗り出して握持部22aを握持しなければならないという不具合も解消される。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の回動式ウイング用ノブにあっては、壁面に形成された開口を開閉するウイング本体と、該ウイング本体の上下同軸上に位置し且つ前記開口の開口縁部に係合して前記ウイング本体の回動支点となる回転軸と、前記回転軸と同軸上に位置して前記ウイング本体に固定された円筒状のアウターレースと、該アウターレース内に位置して前記回転軸と一体に回転するように前記回転軸に保持されたインナーレースと、前記アウターレースの内周面と前記インナーレースの外壁面とによって形成された対向間隔が変化する間隙内に変位可能に設けられた食込部材と、前記間隙内に設けられて常時は前記食込部材を前記間隙の対向間隔の狭い方へと付勢して食い込ませる付勢部材と、前記回転軸に同軸に設けられたノブ本体と、該ノブ本体を握持しての回転操作によって前記食込部材を前記付勢部材の付勢に抗して変位させて食い込みを解除した後に前記回転軸を回転させるリリース部とを備えることにより、開閉操作用のノブと開閉位置ロック用のロック機構部との分散配置を廃止してウイングの取付作業を容易に行い得て、開閉操作の容易性を確保することができるばかりでなく、ウイングの開成位置を任意とすることができ、しかも、見栄えの向上並びに安全性を確保することができる。
【出願人】 【識別番号】000000136
【氏名又は名称】市光工業株式会社
【出願日】 平成12年3月23日(2000.3.23)
【代理人】 【識別番号】100082670
【弁理士】
【氏名又は名称】西脇 民雄
【公開番号】 特開2001−271545(P2001−271545A)
【公開日】 平成13年10月5日(2001.10.5)
【出願番号】 特願2000−82210(P2000−82210)