| 【発明の名称】 |
ドアラッチ |
| 【発明者】 |
【氏名】藤原 康人
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| 【要約】 |
【課題】航空機の内装部品として使用されるヒンジドアのドアラッチの消音化を図る。
【解決手段】ドアラッチ100は、ヒンジドア側に固定されるハウジング110を有し、ハウジング110のスリット112にノブ140が摺動自在に案内される。ボルトガイド120に挿入されるボルト130は、ビス160によりノブ140に取付けられる。ノブ140を摺動させると、スリット112の端部112a,112bに衝突して位置規制される。衝突部にプラスチック製のダンパー150を取付けて消音を図る。デイテント用のボール136もプラスチック製とし、更なる消音効果を得る。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ヒンジドアのロック機構に使用されるドアラッチであって、ハウジングに取付けられるボルトガイドと、ドアに固定されるハウジングと、ボルトガイドに摺動自在に挿入されるボルトと、ハウジングに形成されるスリットにより摺動自在に案内されるノブと、ノブとボルトとを結合する締付具とを有し、ノブがハウジングのスリットの端部と衝突する部分にプラスチック製のダンパーを備えるドアラッチ。 【請求項2】 ボルトの後端部にボルトの軸線に直行する方向に設けられる有底の穴と、有底の穴に挿入されるコイルスプリングと、コイルスプリングにより付勢されるプラスチック製のボールとを有し、ボルトガイドはボールを受け入れる穴を備える請求項1記載のドアラッチ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ヒンジドアのロックに使用するドアラッチに係り、特に航空機の内装部材として使用されるドアラッチに関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、航空機に内装部材として装備されるギャレイ(調理設備)やトイレット等の開口部には、ヒンジドアが装備される。ヒンジドアのロック機構としては、スライドするボルトをノブで操作して、キャッチに対してボルトを出し入れする構造が採用されている。ボルトはハウジングに設けられるボルトガイド内に摺動自在に挿入され、ノブはハウジングに形成されるスリットに沿って摺動するように設けられる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ユーザがノブを把持してノブを摺動させると、ノブはハウジングのスリットの端部まで移動し、端部に衝突して停止する。ハウジングやノブは、強度上金属部品でつくられているために、この衝突音は騒音の発生源となる。又、ボルトを引き込めた位置にあって、ボルトの遊動を防止するために、ボールとスプリングを用いた保持機構(デイテント)も装備されている。このデイテント機構からも衝撃音が発生する。 【0004】航空機の内装部材は、客席近傍に配設されるために、これらの衝撃音は、乗客に対する騒音となり、安眠を妨げるといった問題があった。そこで本発明は、操作時の衝撃音を低減する構造を有するドアラッチを提供するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明のドアラッチは、ハウジングに取付けられるボルトガイドと、ドアに固定されるハウジングと、ボルトガイドに摺動自在に挿入されるボルトと、ハウジングに形成されるスリットにより摺動自在に案内されるノブと、ノブとボルトとを結合する締付具とを有し、ノブがハウジングのスリットの端部と衝突する部分にプラスチック製のダンパーを備えるものである。 【0006】そして、ボルトの後端部にボルトの軸線に直行する方向に設けられる有底の穴と、有底の穴に挿入されるコイルスプリングと、コイルスプリングにより付勢されるプラスチック製のボールとを有し、ボルトガイドはボールを受け入れる穴を備えるものである。 【0007】 【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用する航空機の客室内に装備するギャレイ(調理設備)の斜視図である。全体を符号1で示すギャレイは、筐体10内に多数の収納部12を有する構造を備える。ギャレイ1は、収納部12の外に、調理用のテーブル14や流し台16等を有し、また、サービスカートを収容するスペース20も設けられる。 【0008】各収納部の開口部には、ヒンジドア30が設けられ、各ヒンジドア30は、ラッチ100とストッパ40でロックされる。このロック機構は、航空機の飛行中に収納部の内容物が不用意に飛び出すことを防止するためにギャレイに要求される機構である。 【0009】図2は、ヒンジドア30の表側の斜視図、図3はヒンジドア30の裏側の斜視図である。板状のヒンジドア30の一方の側端部には、ドアラッチ100が取付けられる。図示のドアにあっては、2個のラッチ100が設けられている。 【0010】図4は、ドア30に対するドアラッチ100の取付構造を示す。ドア30の開口部32にシール部材50と裏金52を介して、ドアラッチ100を挿入し、2本のボルト54によって、ドアラッチ100をドア30に固着する。 【0011】図5は、ドアラッチ100を構成する部材の斜視図、図6は正面図、図7は右側面図、図8は下面図、図9は図7のA−A断面図、図10は背面図である。ドアラッチ100は、蓋状のハウジング110を有し、ハウジング110の中央部にはスリット112が形成される。そして、スリット112を覆う筒状のボルトガイド120が固着される。ボルトガイド120内には、ボルト130が摺動自在に挿入され、ノブ140がダンパー150とともにビス160でボルト130に取付けられる。ダンパー150は、例えばプラスチック等の弾性材でつくられる。ノブ140は、ダンパー150とともにハウジング110に形成されたスリット112内を摺動して、ボルト130を相手側のボルトキャッチに対して出し入れする。 【0012】ボルト130の後端部近傍には、ボルト130の軸線方向に直行する方向の有底の穴132が形成される。そして、この穴132にコイルスプリング134を介してボール136が挿入される。このボール136は、例えばプラスチック等の弾性材でつくられる。 【0013】ボルト130がボルトガイド120に対して最も引き込まれた位置にあって、ボール136に対向するボルトガイド120の側壁部に穴124が形成される。この穴124はボール136の直径寸法より小さな直径寸法を有する。したがって、ボール136がコイルスプリング134のスプリング力によって、ボルトガイド120の穴124に押し込まれることによって、ボルト130は誘導することなく、所定の操作力を受けるまでは、引き込み位置に静止するし、いわゆるデイテント機構を形成する。 【0014】ボルトガイド120の一部には、作業用の開口部122が形成してあり、この開口部122を介して作業工具を差し込んで、ビス160の着脱を行なう。ドアラッチ100の操作にあたっては、ユーザはノブ140を把持して、ボルト130の出し入れを行なう。 【0015】図6以下に示す状態にあっては、ボルト130は、ボルトガイド120内に引き込まれた状態にあって、ボール136はコイルスプリング136によって、ボルト120の穴124に挿入されている。ヒンジドアを閉めて、ノブ140をボルト130を押し出す方向に所定の力以上で付勢すると、ボール136は穴124から押し戻されて離脱し、ボルト130は相手側のボルトキャッチ(図示せず)側に挿入される。 【0016】ノブ140はダンパー150とともに、ハウジング110のスリット112の端部112aに衝突して、ボルト130の進行は停止する。ハウジング110は、金属板で作られているので、この衝突により衝撃音が発生するが、本発明のドアラッチにあっては、ノブ140にダンパー150を取付けてあるので、このダンパー150がスリットの端部112aに衝突する際に、緩衝機能を発揮し、衝撃音の発生を防止する。したがって、ラッチを閉じる際の緩衝と衝撃音の減少効果を得ることができる。 【0017】ドアラッチを開く際には、ノブ140を把持して、反対側へ付勢する。ノブ140とともにダンパー150は、スリット112の反対側の端部112bに衝突するまで移動し、ボルト130は引き込まれ、同時にボール136がボルトガイド120の穴124に係合して、ヒンジドアを開くことができる。 【0018】この開き操作にあっても、ノブ140をダンパー150がスリット112の端部112bに衝突する際の衝撃音と、ボール136が穴124に係合する際の係合音が発生する。 【0019】本発明にあっては、スリットの端部との衝突部に弾性材のプラスチックでつくられたダンパーを設けてあるので、この衝撃音の発生が低減される。また、ボール136も弾性材のプラスチックでつくられているので、穴124との係合音も低減される。 【0020】 【発明の効果】本発明のドアラッチは以上のように、ノブの摺動経路の終端部で衝突する部分に弾性材であるプラスチックのダンパーを設けるとともに、ボルトの静止用のボールに弾性材であるプラスチック製のボールを使用したので、操作感も向上し、衝撃音の低減を図ることができる。実験の結果、従来構造のドアラッチの操作音が72デシベルに対して、本発明のドアラッチの操作音は、65デシベルに低減する結果が得られた。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000132013 【氏名又は名称】株式会社ジャムコ
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| 【出願日】 |
平成12年3月6日(2000.3.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095913 【弁理士】 【氏名又は名称】沼形 義彰 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−248350(P2001−248350A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月14日(2001.9.14) |
| 【出願番号】 |
特願2000−60638(P2000−60638) |
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