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【発明の名称】 扉の鎖錠装置
【発明者】 【氏名】中村 忠芳

【要約】 【課題】ロット棒ホルダーへのロット棒の組み込みを容易とした取手の操作により上下動するロット棒により鎖錠・解錠を行う扉の鎖錠装置を提供する。

【解決手段】取手2の操作によりロット棒ホルダー5の案内下に上下動するロット棒1、1を箱本体101から係脱させる扉の鎖錠装置において、前記ロット棒ホルダー5を開口部51を設けたコ字状の規制枠部材52と該開口部51を閉塞自在とする閉塞部材6よりなるものとする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 取手(2) の操作によりロット棒ホルダー(5) の案内下に上下動するロット棒(1) 、(1) を箱本体から係脱させる扉の鎖錠装置において、前記ロット棒ホルダー(5) を開口部(51)を設けたコ字状の規制枠部材(52)と該開口部(51)を閉塞自在とする閉塞部材(6) よりなるものとしたことを特徴とする扉の鎖錠装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器収納箱に使用される取手の操作により上下動するロット棒により鎖錠・解錠を行う扉の鎖錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の取手の操作により上下動するロット棒により鎖錠・解錠を行う扉の鎖錠装置は、ロット棒が鎖錠位置を的確にとることができるように、ロット棒の水平方向への移動を規制するためのロット棒ホルダーはロット棒を遊嵌する孔を板材に設けたものであった(例えば、実開昭62−132607号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ロット棒をロット棒ホルダーの孔に遊嵌するにはロット棒を取手に連動する作動部材と枢支する前に行う必要があり、取手を扉に取り付けた状態におけるロット棒と作動部材と枢支作業が厄介となる問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するためになされた本発明の扉の鎖錠装置は、取手の操作によりロット棒ホルダーの案内下に上下動するロット棒を箱本体から係脱させる扉の鎖錠装置において、前記ロット棒ホルダーを開口部を設けたコ字状の規制枠部材と該開口部を閉塞自在とする閉塞部材よりなるものとしたことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づき説明する。1、1は取手2の操作により上下動するロット棒である。このロット棒1、1は基端を取手2の操作により上下動する作動部材3にネジ4をもって枢着して、該ロット棒1に設けた係止部1aを箱本体101に設けた受け金具102に係脱させて鎖錠・解錠を行うものである。図示の取手2は、本体21の後面に基端部31を貫通させて該本体21の前面に前後方向に回動可能に軸支して、該基端部31を、本体21に軸支したフック32を軸支し、該フック32と基端部31とをリンクプレート33により連結して、取手2が起伏することにより基端部31が上下動してリンクプレート33を介してフック32も上下動してフック32が箱本体101の受け金具103に係脱させるものであり、上下動する基端部31とフック32を前記作動部材3に構成したものである。すなわち、上方に位置するロット棒1の基端はフック32にネジ4をもって枢着して下方に位置するロット棒1の基端は取手2の基端部31にネジ4をもって枢着されている。なお、作動部材3は取手2の回動操作によりロット棒1の基端を枢着した箇所を上下動させるものであってもよい。
【0006】5は扉201の裏面に取り付けた前記ロット棒1が鎖錠位置に的確に案内するためのロット棒ホルダーであり、該ロット棒ホルダー5は開口部51を設けたコ字状の規制枠部材52と開口部51を閉塞自在とする閉塞部材6よりなるものである。すなわち、図1〜図6に示すロット棒ホルダー5は、扉201の側枠部202に溶接により取り付ける主板部52aの左右縁の少なくとも一側にねじ取付板部52bを連設するとともに主板部52aの上下縁の少なくとも一側に前記ねじ取付板部52bとの間にロット棒1が遊嵌できる間隙sを残して規制板部52cを連設して開口部51を設けたコ字状の規制枠部材52に形成してねじ取付板部52bに設けたねじ孔52dに閉塞部材6である抜け止めねじ6を螺合するものであり、抜け止めねじ6を取り外した状態でロット棒1を横方向からコ字状の規制枠部52に嵌合して抜け止めねじ6をねじ取付板部52bのねじ孔52dに螺合して開口部51を閉塞してロット棒1の上下動をロット棒ホルダー5により離脱することなく案内するのである。なお、前記主板部52aの内面に半球状突起54を突設することによりロット棒1を主板部52aから離れた位置で保持することができるうえロット棒1の上下動時の摩擦による抵抗も軽減できるものである。
【0007】また、図8に示すロット棒ホルダー5は主板部52aの左右幅をロット棒1の太さより若干広幅として該主板部52aの左右両縁にねじ取付板部52bと規制板部52cを連設した開口部51を設けたコ字状の規制枠部52に形成してねじ取付板部52bに設けたねじ孔52dに閉塞部材6である抜け止めねじ6を螺合するものである。さらに、図9に示すロット棒ホルダー5は扉201に水平方向に取り付けられる案内板部53にU字状の切欠53aを設けて開口部51を設けたコ字状の規制枠部材52に形成したうえ前記切欠53aの開口部51の内縁に折曲形成したねじ取付板部52bに設けたねじ孔52dに閉塞部材6である抜け止めねじ6を螺合するものである。
【0008】また、前記ロット棒1に設けた係止部1aは先端部の側面にスライダー7を取り付けてなるものである。すなわち、スライダー7とロット棒1の接触面に相互に噛み合う凹凸溝8を上下方向に対して鉛直方向に設けるとともに該スライダー7又はロット棒1の何方か一方に上下方向の長孔9を他方にネジ孔10を設けて長孔9から挿通したネジ11をネジ孔10に螺合して該スライダー7をロット棒1の先端部の側面に取り付けたものである。なお、図4及び図6に示すようにスライダー7に長孔9を設けるものとした場合は長孔9の孔縁にネジ11の頭部11aが没入できる低段部9aを設けることが好ましい。また、スライダー7は受け金具102との係合面の両側を傾斜面7aに形成して受け金具102への初期の引っ掛かり食いつきがスムーズとしている。さらに、受け金具102の係合面の両側を傾斜面7aに対応した傾斜面102aに形成することがより好ましい。
【0009】このように構成されたものは、取手2を操作することによりロット棒1、1を上下動させて、箱本体101から係脱させて扉201の鎖錠・解錠を行うものである。本発明においては、ロット棒1が鎖錠位置に的確に案内するためのロット棒ホルダー5は開口部51を設けたコ字状の規制枠部材52と開口部51を閉塞自在とする閉塞部材6よりなるものであるから、このロット棒ホルダー5にロット棒1を組み込むには閉塞部材6を外した状態としてロット棒1を開口部51から規制枠部材52に嵌合したうえ該開口部51を閉塞部材6により閉塞すればよいのでロット棒1の基端を取手2の操作により上下動する作動部材3にネジ4をもって枢着した状態でも行うことができるものである。
【0010】なお、ロット棒1に設けた係止部1aを該ロット棒1の先端部の側面に取り付けたスライダー7よりなるものとしたのでロット棒1が箱本体101に設けた受け金具102に引っ掛かる虞がないので、下方のロット棒1のようにロット棒1が先端側に移動する際にスライダー7が受け金具102との係止を解除するものとしてもロット棒1が受け金具102に引っ掛かかり扉201の開きを阻害することの無いものである。
【0011】また、スライダー7とロット棒1との接触面に相互に噛み合う凹凸溝8を設けるとともに該スライダー7又はロット棒1の何方か一方に上下方向の長孔9を他方にネジ孔10を設けて長孔9から挿通したネジ11をネジ孔10を螺合して該スライダー7をロット棒1の先端部の側面に取り付けたものとすることにより、凹凸溝8の噛み合わせ位置を変更することによりスライダー7の位置調整が容易なものである。また、凹凸溝8の噛み合わせにより1本のネジ11による締めつけであってもスライダー7が傾いて取り付けられる虞も無いものである。
【0012】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の扉の鎖錠装置は、ロット棒ホルダーを開口部を設けたコ字状の規制枠部材と該開口部を閉塞自在とする閉塞部材よりなるものとしたのでロット棒のロット棒ホルダーへの組み込みが容易に行えるものである。従って、従来の扉の鎖錠装置の問題点を解決したものとして業界にもたらす益大なものである。
【出願人】 【識別番号】000227401
【氏名又は名称】日東工業株式会社
【出願日】 平成12年3月1日(2000.3.1)
【代理人】 【識別番号】100078101
【弁理士】
【氏名又は名称】綿貫 達雄 (外2名)
【公開番号】 特開2001−241252(P2001−241252A)
【公開日】 平成13年9月4日(2001.9.4)
【出願番号】 特願2000−55300(P2000−55300)