| 【発明の名称】 |
開き戸の仮止具及び保護具 |
| 【発明者】 |
【氏名】奥田 幸爾
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| 【要約】 |
【課題】開き戸2の外観をほとんど変えず、構造が簡単で、強く押し付けると、開き戸2の端面21にはまって仮止めされ、強く引くと仮止めが解除される、開き戸の仮止具を提供すること。及び、この仮止具1が接触することによって引き起こされる、開き戸2の端面21等の接触箇所の摩耗等の損傷を防止するための、開き戸の保護具を提供すること。
【解決手段】断面形状が凸状の仮止片141、水平部分、垂直部分よりなる仮止部14と壁3又は床4への取り付け手段を備えた取付部11とを弾性を有する支持部12で結合した仮止具を作る。又、薄い板状物に粘着剤等の装着手段を備えた保護具を作る。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 断面形状が凸状である仮止片(141)・水平部分・垂直部分よりなる仮止部(14)と壁(3)又は床(4)への取り付け手段を備えた取付部(11)とを弾性を有する支持部(12)で結合した、開き戸の仮止具。 【請求項2】 ほぼ直角に方向転換が可能で、少なくとも水平方向に方向が保持される機構を備えた方向転換部(121)を支持部(12)に設けた、請求項1記載の開き戸の仮止具。 【請求項3】 支持部(12)又は仮止部(14)の垂直部分に緩衝部(16)を設けた、請求項1又は2記載の開き戸の仮止具。 【請求項4】 開き戸(2)の厚さと同じ幅を持った薄い帯状物である端面保護部(51)に装着手段を設けた、開き戸の保護具。 【請求項5】 端面保護部(51)の側面をほぼ直角に折り曲げて側面保護部(52)を設けた、請求項4記載の開き戸の保護具。 【請求項6】 端面保護部(51)が2つの長方形で構成され、これらの2つの長方形の各長辺又は各短辺の和が、通常の開き戸(2)の厚さよりも小さい、請求項4又は5記載の開き戸の保護具。 【請求項7】 端面保護部(51)が、互いに向き合う形状で、互いに接する部分の一方が突き出ると、他方の対応した部分が対応した形状で引っ込む、組み合わされた形状の外側が平行な形状である、凹凸対応組み合わせ型帯体で構成された、請求項4又は5記載の開き戸の保護具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、開き戸の仮止具及びこの仮止具が接触することによって、引き起こされる摩耗等の損傷から開き戸を護るための保護具に関する。詳しくは、開き戸を開けた状態で強く押し付けると、一時的に保持されて、風等の弱い力では動かず、強く引くと仮止が解除されて、開き戸が動く様になる仮止具に関する。及びこの仮止具が当たる、開き戸の端面及び端面と正面又は背面との角(かど)の一部を前記仮止具による摩耗や衝撃から護るための保護具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、開き戸を開けた状態に仮止めするには、次のようなものがあった。ここに、仮止めとは、開き戸を一時的に動かなくすることで、弱い力では動かず、強い力ではこの一時的な保持が解除されて、開き戸が動くようになることをいう。仮止具には、開き戸を壁側に寄せて仮止めするものと任意の位置で仮止めするものとがある。 【0003】1.壁側に寄せて仮止めするものでは、例えば、実公昭 10-6149「扉煽止装置」、実公昭34-21452「ドアーのストッパー」、実公昭57-25963「ドアー開放停止金具」等のように、球状の突起とこの突起が丁度はまる形状、大きさの凹部をもったゴム等弾性体との組み合わせ、又は、実公昭47-10133「戸当り」のように、突起物とこれを弾性体により挟むものとの組み合わせによるもの等が知られている。又、実開平 5-64382「戸当たり」、実開平 10-159425「ドアストッパー」等のように、磁石と磁性体との組み合わせによるものも知られている。 【0004】即ち、開き戸に凹部をもったゴムを取り付け、この凹部に対応する位置に突起が丁度来る様に取付部を壁又は床に取り付ける。開き戸を開けた状態に仮止めするときは、開き戸を壁際に強く押し付けると、突起がゴムに押し付けられ、ゴムの凹部が広がって中に入り、仮止される。風等の弱い力で押し付けても、仮止めされない。開き戸を閉めるときは、開き戸を強く引くと、今度は逆にゴムの凹部が広がって、突起が外れ、開き戸が動くようになる。弱い力では、引いても仮止めは外れない。開き戸と壁又は床への取り付けは、逆でもよい。磁石と磁性体との場合も同様である。 【0005】2.開き戸を任意の位置で、仮止めするものでは、(仮止めの上記定義には、厳密にははてはまらないが)例えば、特開平6-264663「ドア開閉の中間ロック装置」は、多数の係合孔をもった開き角度保持版を室壁体に取り付け、ドアの上端縁部に設けられた係合ピンと前記係合孔との嵌合によりドアが保持される。特開平 8-68253「開放ドアの仮止め方法およびドアキャッチャー」は、ドアの周端部に取り付けた係止部が、床面に取り付けられたドアキャッチャーの止縁と係合して、仮止めされる。特開平 9-72144「ドアストッパー」、特開平9-158589「ドアストッパー」は、ドアの下部にドアストッパーを取り付ける。ドアを開かれた状態に保持する時は、足で止め駒を下げセットする。解除する時は、ドアをもう少し開くと、止め駒がドアから外れる。 【0006】開き戸の端面及び端面と正面又は背面との角(以下、この明細書では、端面等と略称する。)の仮止具が当たる箇所を護る保護具は、この発明の仮止具によって必要となったものであるから、従来の技術にはなかった。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】これらの開き戸の仮止具には、次のような問題点があった。 【0008】1.開き戸を壁側に寄せて仮止めするもの。球状の突起を先端にもった挿入部とこの球状突起が丁度はまる凹部をもったゴムでできた受け部との組み合わせによる仮止具は、着脱にかがむ必要がなくてよいが、(A)受け部のゴムの硬さや凹部の大きさによる仮止めの強弱の調整が難しい。(B)挿入部と受け部との2つの別々の要部で構成される。(C)従って、部品数が多い。コストが高くなる。(D)開き戸と壁又は床との両方に取り付けねばならない。(E)2つの別々の構成要部が丁度はまる様に取り付けねばならず、その位置合わせが難しい。 【0009】磁石と磁性体との組み合わせによるものは、上記に準ずるが、(E)の2つの構成要素の位置合わせは厳密でなくてもよい。 【0010】2.開き戸を任意の位置で仮止めするもの。(厳密な意味での仮止めではないが)。特開平6-264663「ドア開閉の中間ロック装置」は、多数の係合孔をもった開き角度保持版を室壁体に取り付け、ドアの上端縁部に係合ピン設けねばならず、又、この係合ピンを動かすための機構が複雑で、ドアの内部に設けねばならない。既存のドアには、適用しにくい。 【0011】特開平 8-68253「開放ドアの仮止め方法およびドアキャッチャー」は、ドアの周端部に係止部を取り付けねばならず、面倒でる。床面に取り付けるドアキャッチャーも構造が複雑である。 【0012】特開平 9-72144「ドアストッパー」、特開平9-158589「ドアストッパー」は、ドアの下部にドアストッパーを取り付けねばならない。取り付けにビス等は、必要ないが、ドアストッパーの構造が複雑である。ドアを開かれた状態に保持するときには、毎回、足で止め駒を下げ、セットしなければならない。又、ドアストッパーは、楔形のかなり大きなものであり、外観上も目立つし、邪魔になる。 【0013】開き戸の端面等の一部を保護する保護具は、従来技術にはなかったものであるが、この発明の仮止具は、開き戸の端面等の一部に当たり、端面等を擦るため、主として摩耗、更には衝撃による損傷(以下、摩耗等の損傷と略称する。)を端面等の接触箇所に与えることが考えられるので、端面等の接触箇所をこの損傷から護るものが必要となる。仮止具を長期的に使用するためには、開き戸の損傷防止は当然のことであり、この保護具が必要となる。保護具は、仮止具の一部とも言える。 【0014】この発明が解決しようとする課題は、上記の問題点を解決したもので、開き戸の外観をほとんど変えず、構造が簡単で、強く押しつけると、開き戸の端面がはまり、仮止めされ、強く引くと仮止めが解除される、開き戸の仮止具を提供することである。又、この仮止具が接触することによって引き起こされる、開き戸の端面等の接触箇所の摩耗等の損傷を防止するための、開き戸の保護具を提供することである。 【0015】 【課題を解決するための手段】この発明に係る開き戸の仮止具及びこの仮止具によって引き起こされる、摩耗等の損傷から開き戸の端面等の接触箇所を護る保護具は、前記の課題を解決したものであって、次のようなものである。 【0016】請求項1記載の発明は、壁又は床に取り付けるもので、壁又は床への取り付け手段を備えた取付部及び垂直部分・水平部分・断面形状が凸状である仮止片により構成された仮止部を弾性を有する支持部で結合した、開き戸の仮止具である。 【0017】取付部は、仮止具を壁又は床に取り付けるためのもので、取り付け手段としてネジ孔、粘着剤、磁石を設ける。ネジ、釘、粘着剤、磁石により取り付ける。 【0018】支持部は、仮止部を壁又は床に対して支持するもので、その長さは壁用のときはドアノブの長さを考慮して決める。取り付ける壁の向きによっては、長くしてもよい。床用のときは、床と開き戸との間隔を考慮して決める。形状は、板状、断面逆J字状に限らず、他の形状でもよい。例えば、板状は、波状、棒状等、逆J字状は、逆V字形、コの字形等でもよい。 【0019】仮止部は、開き戸を仮止めするもので、側面形状がコの字形の一部を崩した形をした、垂直部分、水平部分、仮止片からできている。開き戸の端面は、この仮止部にはまる。支持部側の垂直部分は、停止部の働きをし、開き戸が壁側に進むのを防止する。水平部分は、少なくとも開き戸の厚さ分の長さがある。仮止片は、開き戸に強く押されたとき及び仮止めされた開き戸に強く引かれたときに浮き上がるように、断面形状を凸状にしている。凸状は、側面がV字形の、平面を折り曲げた形のものでも、側面が円弧状の円筒の一部のような曲面{図2(A)参照}でもよいし、又は、断面が円弧状のスプーン・半球のような形状{図2(B)参照}でもよい。先端部が尖っていても、滑らかでもどちらでもよい。要は、傾斜が付いていて、端面等に押されたときに、浮き上がればよい。仮止片の外側の方は、端面の角が確実に当たるように、少し長くしてもよい。仮止片の凸状は、上向きでも下向きでもよい。尚、仮止部は、複数個設けてもよい。 【0020】仮止具の幅は、適宜でよい。厚さは、幅、材質、仮止めの強さ等を考慮して試行錯誤法で決める。 【0021】材質は、金属でもプラスチックでもよい。予め板状になったものを折り曲げて形成したものでも、射出成形で成形したものでもよい。形状は、図面に示す形状以外のものでもよい。支持部等は、素材の弾性により、多少は上下に動く。仮止部の水平部分が弾性により曲がり、仮止片が上下に動いてもよい。仮止片自体が、弾性により変形してもよい。仮止具は、開き戸の端面には(嵌)めて仮止めする。 【0022】仮止具の仮止めの強さや開き戸の仮止具への入り易さは、素材の弾性、支持部等の厚さ・幅、仮止部の仮止片の傾斜により調整する。 【0023】請求項2記載の発明は、請求項1記載の仮止具の支持部に、ほぼ直角に方向転換が可能で、少なくとも水平方向に方向が保持される機構を持った方向転換部を設けた、開き戸の仮止具である。 【0024】方向転換部は、図3(A)のように断面正方形の回転(左右に回転)部をL字形の挟み部2個で両方向から挟み付けている。回転部を回すと、挟み部は材料の弾性により広がり、90度回ると弾性により又、締め付けられ、回転部は保持される。従って、支持部は、水平、垂直両方向に保持される。 【0025】方向転換部は、他の形式のものでもよい。例えば、方向転換部は、2つの板状物が図3(B)のようにヒンジ状(プラスチック成形で薄いシート状に形成され、繰り返し折り曲げることができ、耐久性があるもの)で結合され、仮止具として使用するときは、支持部を水平にして、固定爪にはめる。支持部を上方に立てるときは、固定爪から支持部を外して、壁側に立てる。従って、この場合の方向転換角度は、正確には直角ではない。ほぼ直角としたのはこのためである。なお、支持部を上方に確実に立てるため、別の固定爪付支持板を垂直方向に設けてもよい。 【0026】図3(C)の方向転換部は、図3(B)のものの固定爪を固定突起と固定凹部とに変えたもので、固定突起を固定凹部にはめて固定する。その他は、図3(B)と同じである。少なくとも水平方向に方向が保持される機構とは、図3(A)(B)(C)に関して上述したように、水平方向には支持部が保持される機構をいう。 【0027】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の仮止具の支持部又は、仮止部4の垂直部分に緩衝部を設けたものである。 【0028】緩衝部は、支持部の側面を逆V字形に折り曲げたもの、逆U字形に折り曲げたもの、仮止部の垂直部にゴム・軟質プラスチックや発泡体、フェルト類等の緩衝材を取り付けたもの、材料の弾性による薄い板状の緩衝片を取り付けたもの等がある。どのような形式のものでもよいが、一体成形のものがコスト面では有利である。これらの一体成形のものは、素材の弾性により衝撃を吸収するものである。逆V字形や逆U字形の緩衝部は、複数個にしてもよい。緩衝材や緩衝片は、緩衝部の一部である。 【0029】請求項4記載の発明は、開き戸の端面等を仮止具による摩耗等の損傷から護る保護具で、開き戸の厚さと同じ幅をもつ薄い帯状物である端面保護部に装着手段を設けた、開き戸の保護具である。 【0030】この保護具は、開き戸の厚さが一定の規格品等に適用するものである。端面保護部の幅は、開き戸の厚さに合わせる。端面保護部の厚さは、薄くする。通常、開き戸の上側端面と鴨居に相当するところとの隙間や下側端面と敷居に相当するところとの隙間は狭い。しかし、狭くても 1mm程度はある。通常、 2,3mm程度はある。従って、粘着剤等装着手段を含めて、端面保護部の厚さが 1mm以下であればよい。 【0031】長さは、仮止具の幅より短くても、実用上問題はないが、仮止具の幅よりも長めにしておいた方が、保護具の位置決めが容易である。形状は、長方形がよいが、相対する2辺が平行であれば、他の形状でもよい。厚さが薄く、端面に密着している上、開き戸の上下どちらの端面に装着しても、目線の高さからは斜めになるので、保護具は目立たない。なお、開き戸を初めから作る場合は、保護具が丁度はまる凹部を端面に設けておいてもよい。保護具を装着後の端面が平坦になる。 【0032】材質は、金属やプラスチックでもよいし、木、竹、セラミックス等他のものでもよい。ステンレスは、外観、耐久性もよい。透明なプラスチックは、目立たなくてよい。開き戸の端面は、通常平板状であり、端面保護部が薄くても、変形させる力は働かないので、強度的には問題ない。 【0033】耐久性で主として問題になるのは、摩耗である。他に考えられるのは、衝撃である。いわゆるゼンマイ(渦巻状で、おもちゃ等の動力に使うもの)は、鋼鉄製で、その厚さは、 0.1mmである。ゼンマイと類似の材料では、 0.1mm厚でも耐久性はよい。従って、 0.1mm厚さでもよい。勿論、防錆処理や塗料の塗布等もよい。金属でもプラスチックでも厚さが 0.2mmあれば、実用上十分な耐久性はある。 【0034】装着手段は、端面保護部を開き戸の端面に取り付けるためのもので、粘着剤や接着剤でもネジ孔によるネジ又は釘止めでもよい。ネジ孔を設けた上に剥離紙付の粘着剤を貼付けてもよいし、それぞれを単独で用いてもよい。 【0035】端面保護部の外周部に三角形の突起を出して折り曲げたり、内部にV字形の切れ目を入れて折り曲げたものでもよい。ネジや釘は、頭部の厚さがあるが、粘着剤・接着剤や三角形の突起を折り曲げたものは、薄くできるので、好都合である。 【0036】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明の端面保護部の側面をほぼ直角に折り曲げて、側面保護部にしたものである。側面は、図9のように両側を折り曲げてもよいし、片側だけを折り曲げてもよい。折り曲げる角度は、厳密に直角でなくても、直角より多少大きくても小さくてもよい。折り曲げる幅即ち側面保護部の幅は、僅かでよい。幅が大きいと目立って、外観上よくない。尚、側面は、端面保護部に対しての側面であり、開き戸では正面と背面になる。 【0037】請求項6記載の発明は、請求項4又は5記載の発明の端面保護部を2つの長方形にし、これらの2つの長方形の各長辺が又は、各短辺の和が、通常の開き戸の厚さよりも小さい、開き戸の保護具である。 【0038】開き戸の端面の、仮止具が接触する部分に2つの端面保護部を装着するときに、長辺を端面に平行に置いても、短辺の和が開き戸の厚さ以下であれば、端面保護部ははみ出さない。長辺を垂直に置いても長辺が開き戸の厚さ以下であれば、端面保護部は端面からはみ出さない。開き戸の厚さに対応して、2つの端面保護部の間隔を調整して装着する。2つの長方形は、同じ大きさでもよいし、異なる大きさでもよい。 【0039】2つの長方形の端面保護部を並べた外側即ち、端面の端に接する辺をほぼ直角に折り曲げて、側面保護部を設けてもよい。側面保護部は、外側の両方に設けてもよいし、片側だけに設けてもよい。 【0040】尚、通常の開き戸とは、一般に建具業界で製作されている開き戸や既製品として販売されている開き戸をいう。即ち、厚さは、必ずしも一定ではない。厚さのバラツキとは、開き戸の厚さがいろいろあって、この変動をいう。 【0041】請求項7記載の発明は、請求項4又は5記載の発明の端面保護部が凹凸対応組み合わせ型帯体で構成された、開き戸の保護具である。凹凸対応組み合わせ型帯体とは、相向き合う2つの平面形状が、互いに接する部分で、一方の一部が突き出る(凸)と、他方がその突き出た部分の場所・形状に対応して、前記2つの平面形状が丁度合う形に引っ込む(凹)もので、この組み合わされた形状の外側が平行である形状をいう。例えば、図11の(A)〜(G)のようなものであるが、他の形状でもよい。 【0042】組み合わされた形状の平行な外側即ち、端面の端に接する辺をほぼ直角に折り曲げて、側面保護部を設けてもよい。側面保護部は、外側の両方に設けてもよいし、片側だけに設けてもよい。 【0043】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基づき、図面を参照しながら説明する。 【0044】 【実施例】実施例1実施例1を図1に基づいて説明する。図1の(A)は、仮止具1が開き戸2の上側端面21を仮止めした状況を示す斜視図である。(B)、(C)、(D)は、開き戸2が仮止めされる状況を説明する側面図である。(E)、(F)は、仮止具1が開き戸2の他の端面21を仮止めした状況を示す斜視図である。 【0045】仮止具1は、帯状の板状物を折り曲げた形のもので、取付部11、支持部12及び仮止部14で構成される。尚、図の各部の大きさの比は、正確ではない。 【0046】取付部11は、壁3に取り付けるためのもので、ネジ孔を設ける。支持部12は、仮止部14を壁3に対して支持するもので、取付部11と仮止部14とを結合し、その長さはドアノブ23の長さを考慮して決める。 【0047】仮止部14は、開き戸2を仮止めするもので、側面形状がコの字形の一部を崩した形をした、垂直部分、水平部分及び断面がV字形の仮止片141からできている。支持部12側(寄り)の垂直部分は、開き戸2が壁3側に進むのを防止するものである。開き戸2の厚さ分か又はやや長い水平部分は、開き戸2がはまるところである。端の仮止片141は、仮止めされた開き戸2が強く引かれたときに浮き上がるように、又、開き戸2が強く押しつけられたときに浮き上がるように、傾斜が付けてある。 【0048】板状物の幅は、適宜でよい。厚さは、幅、材質、仮止めの強さ等を考慮して試行錯誤法で決める。 【0049】材質は、金属でもプラスチックでもよい。予め板状になったものを折り曲げて形成したものでも、射出成形で成形したものでもよい。支持部12、仮止部14の水平部分、仮止片141等は、素材の弾性により、多少は上下に動く。仮止具1は、開き戸2の端面21には(嵌)めて仮止めする。 【0050】次に、開き戸2が仮止めされる状況を説明すると、(B)に示すように、開き戸2が仮止部14の仮止片141に当たり、矢印方向に強く押しつけられると、仮止片141は傾斜が付いているので、弾性により、(C)のように、上に上がる。なおも進むと、開き戸2は仮止部14にはまり、垂直部分に当たるので、(D)のように、停止し、仮止具1は弾性によって下がり、開き戸2は、仮止めされる。仮止具1に風等の弱い力で開き戸2が当たっても、仮止片141等は動かず、開き戸2は仮止めされない。 【0051】開き戸2を仮止めから外すときは、開き戸2を閉める方向(壁3の反対方向即ち、図の矢印方向の逆)へ強く引くと、仮止部14の仮止片141には傾斜が付いているため、仮止部14は上に浮き上がり、なおも引くと、仮止部14から開き戸2は外れる。(B)〜(D)とは、逆になる。仮止め状態のときに、風等の弱い力では、開き戸2を閉める方向に引いても、仮止めは外れない。 【0052】仮止具1の仮止めの強さや開き戸2の仮止具1への入り易さは、素材の弾性、支持部12等の厚さ・幅、仮止部14の仮止片141の傾斜により、調整する。開き戸2は、蝶番22により壁3に取り付けられ、ドアノブ23が付いている。尚、ドアノブ23の付いている面が正面又は背面である。 【0053】仮止具1の取付部11の延長線と仮止部14の延長線とは平行ではなく、両延長線がなす角度は、ドアノブ23のため少し開いた、開き戸2と壁3との角度に合わせる。平行であっても仮止部14の水平部分の長さが開き戸2の厚さよりも長ければ、両延長線の角度分を吸収できるので、差し支えない。 【0054】既存の開き戸2の厚みには、多少のバラツキがあるので、このバラツキを吸収する意味でも、仮止部14の長さは、余裕を見て長めにしてもよい。仮止部14の長さが開き戸2の厚さよりも長いと、仮止部14の中で開き戸2が多少動くが、異方向の力が絶えず交互にかかるわけではないので、問題ない。 【0055】ドアノブ23の長さのバラツキによる、壁3と開き戸2とがなす角度のバラツキは、仮止具1の水平方向の取り付け位置で調整する。蝶番22側に寄せると、この角度は大きくなる。 【0056】仮止具1の壁3への取り付けは、ネジによる。取り付け位置は、ドアノブ23が壁3に当たらない程度に、開き戸2の端からの水平距離を調整し、開き戸2の上側の端面21が仮止具1の仮止片141に丁度当たり、仮止部14にはまる高さに調整して、決める。 【0057】(E)、(F)のように、開き戸2の下側の端面21や横の端面21に、仮止具1がはまるように、取り付けてもよい。(F)のように横の端面21にはめる場合は、上部か下部が目立たなくてよい。 【0058】仮止具1の長期間使用による、開き戸2の端面21等の摩耗等による損傷を防止するため、(B)(C)(D)に示すように、端面21に保護具5を装着してもよい。保護具5については,実施例8以降で詳しく説明する。 【0059】実施例1の仮止具1は、開き戸2の外観を変える事なく、即ち、基本的には、既存の開き戸2でもそのままでよく、壁3に仮止具1を取り付けるだけで、開き戸2を仮止めできる。即ち、開き戸2を強く仮止具1に押しつけるだけで、仮止部14にはまって仮止めでき、仮止めされた開き戸2は、強く引くだけで仮止めが外れる。 【0060】軽く押したり、引いたりしたのでは、仮止めしたり、外れたりはしない。即ち、風の力位では、仮止めしたり、外れたりはしないし、仮止めを意識せずに普通に当てた位では、仮止めにならない。構造が簡単である。部品が1個なので、安価にでき、取り付けが容易で、むつかしい調整は不要である。開き戸2を仮止めしたり、外したりするのに、例えば、かがんで掛け金を着脱する等のことは不要で、立ったままで、唯、開き戸2を強く押し付けるか引くだけでよく、使い方が簡単で楽である。無色透明なプラスチックで作ると目立たない、という効果がある。 【0061】実施例2実施例2を図2に基づいて説明する。(A)、(B)は緩衝部16付の仮止具1に開き戸2が仮止めされた状態を示す側面図、(C)は緩衝材161付の仮止具1を示す斜視図、(D)、(E)は緩衝片162付の仮止具1を示す斜視図である。 【0062】実施例2は、実施例1の仮止具1に緩衝部16を付けたものである。仮止具1に開き戸2を強く押しつけたときに、壁3に伝わる衝撃を和らげるため、緩衝部16を設けたものである。 【0063】緩衝部16は、(A)のように支持部12の側面を逆V字形に折り曲げたもの、(B)のように逆U字形に折り曲げたもの、(C)のように仮止部14の垂直部分にゴム・軟質プラスチックや発泡体、フェルト類等の緩衝材161を取り付けたもの、(D)、(E)のように緩衝片162を取り付けたもの等がある。 【0064】どのような形式のものでもよいが、(A)、(B)、(D)、(E)のような一体成形のものがコスト面では有利である。これらの一体成形のものは、素材の弾性により衝撃を吸収するものである。緩衝材161や緩衝片162は、緩衝部16の一部である。緩衝材161や緩衝片162を取り付けるものは、当然のことではあるが、仮止部14の水平部分は長めにしておく。尚、(A)の仮止片141は、側面形状が円弧状の、帯状体が曲面になったものである。(B)の仮止片141は、断面形状が円弧状のスプーン状又は、半球状のようなものである。 【0065】図2は、開き戸2の下側の端面21に仮止具1を仮止めさせているが、他の上側や横側の端面21に仮止めさせてもよい。 【0066】実施例2の仮止具1の内、仮止部14に緩衝材161や緩衝片162が付いているものは、開き戸2の厚さのバラツキを吸収する働きもある。開き戸2の厚さのバラツキ対策にもなる。 【0067】その他は、実施例1と同じである。 【0068】実施例2の仮止具1は、実施例1のものの効果の他に、緩衝部16(緩衝材161、緩衝片162を含む。)が付いているので、開き戸2を強く又は急激に壁3に押し付けたときでも、壁3への衝撃が和らげられる。又、仮止部14に緩衝部16を付けたものは、開き戸2の厚さのバラツキを吸収するという効果がある。 【0069】実施例3実施例3を図3に基づいて説明する。(A)は、仮止具1の支持部12に方向転換部121を設けたものの斜視図である。(B)、(C)は、方向転換部121の要部を示す斜視図及び側面図である。(D)、(E)、(F)は、方向転換部121と緩衝部16(緩衝材161、緩衝片162を含む。)付の仮止具1を示す側面図である。 【0070】実施例3は、仮止具1の支持部12に方向転換部121を設けたものである。仮止具1を図3(E)、(F)のように、開き戸2の下側の端面21に適用したものは、床4近くに仮止具1があるので、掃除の際等に邪魔になる。 【0071】この対策として、支持部12に方向転換部121を設けたもので、方向転換部121は、なるべく取付部11に近付けた方が仮止部14等を立てたときに邪魔にならなくてよい。季節等により、仮止めが必要ないときには、仮止部14等を立てておけばよい。 【0072】仮止めが不要で、仮止部14等を立てておいたときに、緩衝部16を働かせたい場合は、(D)の他に、(E)、(F)のように緩衝材161、緩衝片162を方向転換部121より先の支持部12の下部に設けてもよい。 【0073】(A)の方向転換部121は、断面正方形の回転(左右に回転)部をL字形の挟み部2個で両方向から挟み付けている。回転部を回すと、挟み部は材料の弾性により広がり、90度回ると弾性により又、締め付けられ保持される。 【0074】方向転換部121は、他の形式のものでもよい。例えば、(B)のように、方向転換部121は、2つの板状物がヒンジ状で結合され、仮止具1として使用するときは、支持部12を水平にして、固定爪122にはめる。支持部12を上方に立てるときは、固定爪122から支持部12を外して、壁3側に立てる。尚、支持部12を上方に確実に立てるため、別の固定爪122付支持板を垂直方向に設けてもよい。 【0075】(C)の方向転換部121は、(B)のものの固定爪122を固定突起123と固定凹部124とに変えたもので、固定突起123を固定凹部124にはめて固定する。その他は、(B)と同じである。 【0076】(D)の仮止具1は、(A)のものの支持部12に、逆V字形に折り曲げた緩衝部16を設けたものである。緩衝部16は、他のものの支持部12に設けてもよい。緩衝部16を設けたものは、開き戸2を強く押し付けたときに壁3に与える衝撃を緩和する。緩衝部16は、逆U字形のものでもよい。 【0077】(E)の仮止具1は、(A)のものの支持部12の方向転換部121よりも先の下部にゴムや発泡体、フェルト等の緩衝材161を設けたものである。仮止具1として使用するときには、緩衝材161は役目を果たさないが、仮止めが不要で、仮止部14等を立てておいた場合に、緩衝材161の役目を果たす。即ち、開き戸2を壁3に強く又は急激に押し付けても、壁3に対する衝撃は、緩和される。 【0078】(F)の仮止具1は、(A)のものの支持部12の方向転換部121よりも先の下部に一体成形の緩衝片162を設けたものである。但し、仮止部14の垂直部分の向きが逆になっている。その他は、(E)のものと同じである。(F)の仮止具1は、緩衝片162が一体成形により作られるので、コスト面で有利である。 【0079】仮止具1は、開き戸2の下側の端面21に適用する他、上側や横の端面21に適用してもよい。 【0080】その他は実施例2と同じである。 【0081】実施例3の仮止具1は、実施例1のものの効果の他に、掃除の際に邪魔にならない。仮止めを望まないときには、仮止部14等を上に上げておけばよい。緩衝部16を設けたものは、仮止具1として使用したときに、壁3に与える衝撃を緩和する。緩衝部16付や緩衝材161、緩衝片162を支持部12の方向転換部121よりも先の下部に設けたものは、仮止めを望まず、仮止部14等を上方に上げているときに、壁3に与える衝撃を緩和するという効果がある。 【0082】実施例4実施例4を図4に基づいて説明する。(A)、(B)は仮止具1の使用状況を示す側面図である。実施例4は、仮止部14を多数もった仮止具1で、開き戸2の開き角度をいろいろ変えて、仮止めできるものである。 【0083】(A)は、仮止部14を連続的に設けたもので、開き戸2の開き角度を細かく、段階的に変えることができる。(B)は、仮止部14を間隔を空けて、飛び飛びに設けたもので、開き戸2の開き角度を大まかに変えることができる。(B)は、一定間隔をあけて仮止部14を設けているが、間隔を一定でなく、適宜に変えたものでもよい。 【0084】その他は、実施例1と同じである。 【0085】実施例4の仮止具は、実施例1のものの効果の他に、開き戸2の開き角度を任意にとまでは行かないが、段階的にいろいろ選べるという効果がある。 【0086】実施例5実施例5を図5に基づいて説明する。(A)は取り付け状態全体を示す斜視図、(B)は(A)の仮止具1だけを示し、仮止部14が1個の仮止具1を示す斜視図、(C)は仮止部14が複数個ある仮止具1の斜視図である。 【0087】実施例5は、仮止具1を、実施例4までのような、開き戸2を開き切った方の壁3にではなく、開き戸2を閉めた方の壁3に取り付けるものである。又、実施例4までのような、仮止具1を開き戸2のドアノブ23の上方(蝶番22の反対側)にではなく、蝶番22寄りの方に取り付けるものである。 【0088】(B)の仮止具1は、開き戸2を一杯に開けた状態になるように、仮止部14の位置を調整する。仮止部14の垂直部分の位置は、実施例1の仮止具1とは逆に外側(先端側)になる。即ち、垂直部分と仮止片との位置関係が逆になる。取り付ける壁3が反対側になったため、仮止具1の先端に垂直部分を設ける。 【0089】(C)の仮止具1は、(B)のものの仮止部14と取付部11との間に、1個又は複数個の仮止部14を設けたものである。支持部12は、(B)のようにカーブを付けてもよいし、(C)のように直線状にしてもよい。 【0090】その他は、実施例1と同じである。 【0091】実施例5の仮止具1は、閉め切った側の壁3の蝶番22寄りに取り付けるので、目立ちにくい。仮止部14が複数個ある仮止具1は、開き戸2の開き角度を選べるという効果がある。 【0092】実施例6実施例6を図6に基づいて説明する。(A)、(B)は、仮止め状態を示す側断面図である。(A)は、開き戸2の上側の端面21にV字形の溝24を設けたものである。(B)は、開き戸2の上側の端面21に、半円形又はU字形の溝24を設け、仮止具1の仮止部14の仮止片の先端の下部に丸みを付けて側面形状を円弧状にしたものである。 【0093】溝状の他、凹部(断面形状はV字形、U字形、半円形等で、平面形状は円、楕円、小判形、多角形等)でもよい。その場合は、仮止具1の仮止部14の仮止片の下端を小さくしなければならない。 【0094】溝24、凹部等は、開き戸2の下側の端面21に設けてもよい。当然、仮止具1は、逆向きに取り付ける。溝24等は、端面21に設けるので、開き戸2の外観は変わらない。 【0095】その他は、実施例1と同じである。 【0096】実施例6の仮止具は、開き戸2を仮止めできるという効果の他に、開き戸2の背面が仮止具1に当たらないので、仮止具1との接触による損傷がないという効果がある。 【0097】実施例7実施例7を図7に基づいて説明する。図7は、仮止具1を示す斜視図である。実施例7の仮止具1は、開き戸2の下側の端面21に適用するもので、開き戸2と床4との隙間に合わせて、高さを調整できるものである。 【0098】ほぼ長方形の取付部11の長手方向の一端寄りに、高さ調整用の細長いネジ孔をもった調整板17を垂直に立てる。一方、幅を持った板状の支持部12の下方には、ネジ孔を開け、上方を逆U字形に曲げて、開き戸2を停止させる垂直部分とし、その下部は直角に曲げ、開き戸2の厚さよりもやや長めの水平部分とし、その先を逆V字形に曲げて仮止片として仮止部14とする。調整板17と支持部12とは、ネジとナットにより、高さを開き戸2と床4との間隔に合わせて調整して固定し、仮止具1とする。 【0099】逆U字形に曲げた、支持部12と仮止部14の垂直部分とで構成する部分は、緩衝部の働きをするが、逆V字形に曲げてもよい。又は、ピッタリと付けて、緩衝作用をなくしたものでもよい。 【0100】取付部11には、床4に取り付け用のネジ孔を設ける。取付部11の底面に、剥離紙付の粘着剤を付けてもよい。取付部11を床4に取り付けるのは、ネジでもよいし、粘着剤でもよい。両方でもよい。床4の必要な箇所に鉄板やステンレス板を貼り、取付部11の底面には磁石を付けてもよい。 【0101】使い方は、仮止具1を床4に取り付ける。任意の開き角度が設定可能であるが、開き戸2が開き切った位置で、ドアノブ23が壁3に当たらないようにして、仮止部14の垂直部分が開き戸2と平行になるようにして、床4に取り付けてもよい。 【0102】その他は、実施例2と同じである。開き戸2の下部と敷居(引き戸の敷居に相当するもので、開き戸2を閉めた場合に隙間を挟んで、接するところをいう。通常、床4よりは高くなっている。)との隙間が小さくても、床4との隙間はかなり大きいことが多い。 【0103】実施例7の仮止具は、実施例2の効果の他に、高さ調整ができ、任意の開き角度が設定できる。磁石を使用したものは、不要なときは、簡単に外しておくことができるという効果がある。 【0104】実施例8実施例8を図8に基づいて説明する。(A)は、保護具5を開き戸2の上部端面21に装着した状態を示す斜視図である。(B)は、保護具5の断面図である。実施例8は、実施例7までとは異なり、開き戸2の端面21に装着して、端面21等を仮止具1との接触による摩耗等の損傷から保護する保護具である。 【0105】実施例8の保護具5は、両端が平行な帯状物の端面保護部51にネジ孔53を設け、下側に剥離紙55付の粘着剤54を付けたものである。 【0106】実施例8の保護具5は、開き戸2の厚さが一定の規格品等に適用するものである。端面保護部51の幅は、開き戸2の厚さに合わせる。端面保護部51の厚さは、薄くする。粘着剤54を含めて、端面保護部51の厚さが 1mm以下であればよい。 【0107】長さは、仮止具1の幅より短くても、実用上問題はないが、仮止具1の幅よりも長めにしておいた方が、保護具5の位置決めが容易である。形状は、長方形がよいが、相対する2辺が平行であれば、他の形状でもよい。 【0108】材質は、金属やプラスチックでもよいし、木、竹、セラミックス等他のものでもよい。ステンレスは、外観、耐久性もよい。透明なプラスチックは、目立たなくてよい。 【0109】使い方は、開き戸2の端面21の仮止具1が当たる箇所に保護具5を装着する。装着方法は、粘着剤54や接着剤でもよいし、ネジ孔53を通して、ネジや釘で固定してもよい。保護具5は、開き戸2のどの端面21に適用してもよい。 【0110】保護具5を装着した開き戸2の端面21や端面21と正面・背面との角は、長期に亘って仮止具1が当たり、擦れても、摩耗等の傷みから保護され、仮止具1と急激に当たっても衝撃から保護され、耐久性が向上する。又、薄い板状であるので、上の端面21、下の端面21のどちらに装着しても目立たず、開き戸2の外観が変わらないという効果がある。 【0111】実施例9実施例9を図9に基づいて説明する。(A)は、保護具5を開き戸2の上側端面21に装着した状態を示す斜視図である。(B)は、保護具5の断面図である。実施例9の保護具5は、実施例8のものの側面に側面保護部52を設けたものである。 【0112】実施例9の保護具5は、帯状物の側面をほぼ直角に折り曲げて、側面保護部52を形成して、断面がL字形又は、コの字形を延ばしたような形にし、上部平板部の端面保護部51にネジ孔53を設け、L字形又は、コの字形の内側に剥離紙55付の粘着剤54を付けたものである。側面保護部52の幅は、僅かでよい。尚、側面保護部52は、片側だけに設けてもよい。 【0113】実施例9の保護具5は、開き戸2の厚さが一定の規格品等に適用するものである。折り曲げた保護具5の内側の寸法は、開き戸2の厚さに合わせる。端面保護部51の厚さは、薄くする。 【0114】側面保護部52は、薄くてよいが、厚くしてもよい。厚くすれば、摩耗面で有利である。 【0115】その他は、実施例8と同じである。 【0116】実施例9の保護具5は、実施例8のものの効果の他に、側面保護部52があるので、摩耗に対する耐久性は更に向上する。側面保護部52が付いているので、端面21に装着する際に位置が決め易いという効果がある。 【0117】実施例10実施例10を図10に基づいて説明する。図10の(A)は、保護具5を開き戸2の上側端面21に装着した状態を示す斜視図である。(B)、(C)は装着状態を示す平面図である。実施例10の保護止具5は、実施例8の保護具5と異なり、2枚の細長い長方形の板状物でできた保護具5である。 【0118】2枚の長方形の帯状物が、端面保護部51である。端面保護部51には、ネジ孔53を設ける。下側に剥離紙55付の粘着剤54を付けてもよい。実施例10は、開き戸2の厚さに関係なく適用できるものである。 【0119】尚、保護具5の平面形状は、(B)のように平行四辺形でもよく、又は、(C)のように相対する外側の2辺が平行であれば、他の四角形の組み合わせでもよい。この明細書では(B)、(C)のように相対する外側の2辺が平行であるものも長方形に含まれるものとする。 【0120】使い方は、開き戸2の端面21の仮止具1が当たる箇所に保護具5を装着する。(A)に示すように、開き戸2の端面21の端と保護具5の端とが丁度合うようにして装着する。もう一方の保護具5も同様にして、端面21の反対側の端に合わせて装着する。2枚の保護具5の間に隙間が空いても仕方がない。 【0121】装着方法は、粘着剤54でもよいし、ネジ孔53を通して、ネジや釘で固定してもよい。保護具5は、開き戸2のどの端面に適用してもよい。開き戸2の厚さが大のときは、この隙間も大になる。尚、端面保護部51の外側をほぼ直角に折り曲げて、側面保護部52を設けてもよい。 【0122】その他は、実施例8と同じである。 【0123】実施例10の保護具5は、実施例8のものの効果の他に、開き戸2の厚さを選ばず、どのような厚さの開き戸2にも適用できるという効果がある。側面保護部52を設けたものは、更に、端面21に合わせ易い効果もある。 【0124】実施例11実施例11を図11に基づいて説明する。図11は、保護具5を示す平面図及び斜視図である。実施例11は、凹凸対応組み合わせ型帯体の保護具5である。凹凸対応組み合わせ型帯体は、課題を解決するための手段の欄で説明した通りである。(A)〜(G)は平面図、(H)〜(J)は斜視図である。尚、図11では、端面の線は省略している。 【0125】(A)は、2つの直角三角形状の端面保護部51が、互いに斜辺を向き合わせて並んだ保護具5であり、互いの位置をずらせて、開き戸2の厚さの変動に対応している様を示す。尚、直角三角形の直角部分は、厳密な意味での直角である必要はなく、他の角度でもよい。要は、端面21上で向き合った、2つの端面保護部51の外側の2辺が、平行であればよい。 【0126】(B)は、(A)の2つの直角三角形状の端面保護部51の長辺が、端面と垂直になったものを示す。(C)は、V字形の凹部とこれに対応した山形の凸部とを持った2つの端面保護部51を示す。(D)は、円弧状の凹部とこれに対応した凸部とをもった2つの端面保護部51を示す。(E)は、鋸歯状の凹凸を持った、2つの端面保護部51が、互いにかみ合った状態を示す。 【0127】(F)は、緩やかな波形の凹凸を持った、2つの端面保護部51が、互いにかみ合った状態を示す。(G)は、U字形の凹凸を持った、2つの端面保護部51が、互いにかみ合った状態を示す。(H)は、互いにかみ合った端面保護部51の両側に側面保護部52を設けたものである。(I)は、V字形の切れ目を入れ、この切れ目によって作られた三角形部分を下側に折り曲げた装着突起56を示す。(J)は、外周部にV字形の突起を設け、これを下側に折り曲げた装着突起56を示す。 【0128】実施例11の保護具5は、互いに向き合った2つの端面保護部51の接する部分の一方の一部が突き出ると、他方の対応した部分が対応した形状で引っ込んだ形で、外側の2辺が平行な保護具5である。2つの端面保護部51の位置をずらすことにより、開き戸2の厚さの変動に対応できる。隙間ができても、仮止具1が移動したときに仮止具1がスムーズに移動できる。 【0129】2つの端面保護部51には、他の実施例と同様に装着手段を設ける。(I)や(J)に示す装着突起56を装着手段として用いたものは、釘やネジの頭がないので、薄くでき、端面21と鴨居や敷居との隙間が狭いときによい。 【0130】端面保護部51の外側をほぼ直角に折り曲げて、側面保護部52を設けてもよい。側面保護部52は、両側に設けてもよいし、片側だけに設けてもよい。 【0131】その他は、実施例10と同じである。 【0132】実施例11の保護具5は、開き戸2の端面21等を、長期に亘る仮止具1の接触による、摩耗等の傷みから保護し、耐久性を向上させ、又、開き戸2の厚みを選ばず、どのような厚みの開き戸2にも適用できる、という効果の他に、2枚の保護具5の間に隙間がなくなるようにできるものもあるし、又、隙間があっても、この隙間がかみ合った凹凸で形成されているので、仮止具1が保護具5の上を滑っていくときに、この隙間に落ち込むことがなく、スムーズに移動できるという効果がある。側面保護部52を設けたものは、端面21の端に合わせ易い。又、装着手段として、装着突起56を用いたものは、釘やネジの頭がないので、粘着剤や接着剤と同様、薄くできるという効果がある。 【0133】 【発明の効果】請求項1〜3に示す発明の開き戸の仮止具は、開き戸2の外観をほとんど変えず、構造が簡単で、開き戸2を強く押し付けると仮止めされ、仮止めされた開き戸2を強く引くと仮止めが解除される。弱い力で、押し付けたり引いたりしても仮止めやその解除はしないという効果がある。 【0134】請求項4〜7に示す発明の開き戸の保護具は、開き戸2の外観をほとんど変えず、請求項1〜3に示す発明の開き戸の仮止具が接触することによって引き起こす、摩耗等の損傷から開き戸2の端面21等の接触箇所を保護するという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000121752 【氏名又は名称】奥田 幸爾
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| 【出願日】 |
平成11年12月27日(1999.12.27) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−182415(P2001−182415A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月6日(2001.7.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−370288 |
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