| 【発明の名称】 |
移動体用機器遠隔制御装置及び移動体用携帯機 |
| 【発明者】 |
【氏名】岡田 広毅
|
| 【要約】 |
【課題】本発明は、移動体用機器遠隔制御装置及び移動体用携帯機に関し、携帯機との通信により複数の搭載機器がそれぞれ遠隔制御される移動体での防盗性の向上を図ることを目的とする。
【解決手段】車両20は、各ドアのロック・アンロック時には携帯機50の応答を要求する車室外リクエスト信号を発信し、また、エンジン始動時には携帯機50の応答を要求する車室内リクエスト信号を発信する。携帯機50は、車両20からの車室外リクエスト信号を受信した場合には、車両20のドアをロック又はアンロックすべく周波数f1に変調した応答信号を発信する。一方、車両20からの車室内リクエスト信号を受信した場合には、エンジンを始動すべく周波数f2に変調した応答信号を発信する。車両20は、携帯機50からの周波数f1に変調された応答信号を受信した場合にはその応答信号に基づいてドアをロック又はアンロックさせ、また、携帯機50からの周波数f2に変調された応答信号を受信した場合にはその応答信号に基づいてエンジンを始動させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 携帯機の応答を要求するリクエスト信号を送信する送信手段と、携帯機の発する応答信号を受信する受信手段と、を備え、前記受信手段に受信された前記応答信号に含まれるコードに基づいて、移動体に搭載されている複数の機器をそれぞれ遠隔制御する移動体用機器遠隔制御装置であって、前記複数の機器を、それぞれ、通信形態が互いに異なる前記リクエスト信号又は前記応答信号を用いて遠隔制御することを特徴とする移動体用機器遠隔制御装置。 【請求項2】 請求項1記載の移動体用機器遠隔制御装置において、前記送信手段は、前記複数の機器が遠隔制御される際に、それぞれ、通信形態が互いに異なる前記リクエスト信号を送信することを特徴とする移動体用機器遠隔制御装置。 【請求項3】 請求項1記載の移動体用機器遠隔制御装置において、前記複数の機器は、それぞれ、通信形態が互いに異なる前記応答信号のコードに基づいて遠隔制御されることを特徴とする移動体用機器遠隔制御装置。 【請求項4】 携帯機の応答を要求するリクエスト信号を送信する送信手段と、携帯機の発する応答信号を受信する受信手段と、を備え、前記受信手段に受信された前記応答信号に含まれるコードに基づいて、移動体に搭載されている複数の機器をそれぞれ遠隔制御する移動体用機器遠隔制御装置であって、前記送信手段は、所定のエリアごとに、通信形態が互いに異なる前記リクエスト信号を送信することを特徴とする移動体用機器遠隔制御装置。 【請求項5】 請求項2または4記載の移動体用機器遠隔制御装置において、通信形態が互いに異なる前記リクエスト信号は、出力レベルが互いに異なる信号であることを特徴とする移動体用機器遠隔制御装置。 【請求項6】 携帯機の応答を要求するリクエスト信号を送信する送信手段と、携帯機の発する応答信号を受信する受信手段と、を備え、前記受信手段に受信された前記応答信号に含まれるコードに基づいて、移動体に搭載されている複数の機器をそれぞれ遠隔制御する移動体用機器遠隔制御装置であって、前記送信手段は、前記複数の機器がそれぞれ遠隔制御される際に、前記携帯機が発すべき応答信号の通信形態を指示する所定の指示コードを含んだ前記リクエスト信号を送信すると共に、前記受信手段は、前記携帯機に指示した通信形態を有する前記応答信号を受信することを特徴とする移動体用機器遠隔制御装置。 【請求項7】 携帯機の応答を要求するリクエスト信号を送信する送信手段と、携帯機の発する応答信号を受信する受信手段と、を備え、前記受信手段に受信された前記応答信号に含まれるコードに基づいて、移動体に搭載されている複数の機器をそれぞれ遠隔制御する移動体用機器遠隔制御装置であって、前記受信手段は、遠隔制御すべき前記機器ごとに、送信周波数が互いに異なる前記応答信号を受信することを特徴とする移動体用機器遠隔制御装置。 【請求項8】 移動体から送信されるリクエスト信号を受信した場合に、該移動体に搭載されている機器を遠隔制御すべく応答信号を発信する移動体用携帯機であって、前記機器を遠隔制御する際、該機器ごとに、通信形態が互いに異なる前記応答信号を発信することを特徴とする移動体用携帯機。 【請求項9】 移動体から送信されるリクエスト信号を受信した場合に、該移動体に搭載されている機器を遠隔制御すべく応答信号を発信する移動体用携帯機であって、前記機器を遠隔制御する際、前記リクエスト信号に含まれる所定の指示コードに従った通信形態を有する前記応答信号を発信することを特徴とする移動体用携帯機。 【請求項10】 移動体から送信されるリクエスト信号を受信した場合に、該移動体に搭載されている機器を遠隔制御すべく応答信号を発信する移動体用携帯機であって、前記機器を遠隔制御する際、通信形態が互いに異なる複数の前記応答信号を発信することを特徴とする移動体用携帯機。 【請求項11】 請求項8または10記載の移動体用携帯機において、通信形態が互いに異なる前記応答信号は、出力レベルが互いに異なる信号であることを特徴とする移動体用携帯機。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、移動体用機器遠隔制御装置及び移動体用携帯機に係り、特に、移動体と携帯機との通信により移動体に搭載される複数の搭載機器をそれぞれ遠隔制御する移動体移動体用機器遠隔制御装置、及び、移動体用携帯機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、例えば特開平11−91507号に開示される如く、車両と携帯機との通信により車両に搭載される複数の機器をそれぞれ遠隔制御する車載遠隔制御装置が知られている。この装置は、車両側から発せられるリクエスト信号に携帯機が応答して発する応答信号を受信することにより、例えば、携帯機を携帯したユーザが車両に近づいた際には車両のドアロックを解除し、また、ユーザが車両に乗り込んだ後にはエンジンを始動させる。従って、上記従来の装置によれば、ユーザが車両に対して何ら操作を行うことなく、車両に搭載されている複数の機器をそれぞれ制御することができるので、ユーザにとっての利便性の向上を図ることができる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の装置においては、車両のドアロックを解除する場合と車両のエンジンを始動させる場合とで、互いに同一周波数に変調されたリクエスト信号が携帯機に向けて送信される。この場合には、車両における防盗性の向上が図れなくなってしまう。 【0004】本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、携帯機との通信により複数の搭載機器がそれぞれ遠隔制御される移動体における防盗性の向上を図ることが可能な移動体用機器遠隔制御システム及び移動体用携帯機を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1に記載する如く、携帯機の応答を要求するリクエスト信号を送信する送信手段と、携帯機の発する応答信号を受信する受信手段と、を備え、前記受信手段に受信された応答信号に含まれるコードに基づいて、移動体に搭載されている複数の機器をそれぞれ遠隔制御する移動体用機器遠隔制御装置であって、前記複数の機器を、それぞれ、通信形態が互いに異なる前記リクエスト信号又は前記応答信号を用いて遠隔制御することを特徴とする移動体用機器遠隔制御装置により達成される。 【0006】請求項1記載の発明において、送信手段は、携帯機の応答を要求するリクエスト信号を送信する。また、受信手段は、携帯機の発する応答信号を受信する。移動体に搭載された複数の機器は、受信手段に受信された応答信号に含まれるコードに基づいてそれぞれ遠隔制御される。この際、複数の機器は、それぞれ、通信形態が互いに異なるリクエスト信号又は応答信号を用いて遠隔制御される。すなわち、一の機器が遠隔制御される場合と、他の一の機器が遠隔制御される場合とでは、リクエスト信号又は応答信号の通信形態が互いに異なる。この場合には、通信形態が同一である場合に比して、移動体と携帯機との通信の複雑化が図られる。従って、本発明によれば、移動体における防盗性の向上を図ることができる。 【0007】尚、本発明において、「通信形態」とは、送受信周波数や変調方式等、送受信信号を通信する際の形態に関することであり、信号内のコード内容やコードのフォーマット形式,ビットレート等を含まない概念である。 【0008】この場合、請求項2に記載する如く、請求項1記載の移動体用機器遠隔制御装置において、前記送信手段は、前記複数の機器が遠隔制御される際に、それぞれ、通信形態が互いに異なる前記リクエスト信号を送信することとしてもよい。 【0009】また、請求項3に記載する如く、請求項1記載の移動体用機器遠隔制御装置において、前記複数の機器は、それぞれ、通信形態が互いに異なる前記応答信号のコードに基づいて遠隔制御されることとしてもよい。 【0010】上記の目的は、請求項4に記載する如く、携帯機の応答を要求するリクエスト信号を送信する送信手段と、携帯機の発する応答信号を受信する受信手段と、を備え、前記受信手段に受信された前記応答信号に含まれるコードに基づいて、移動体に搭載されている複数の機器をそれぞれ遠隔制御する移動体用機器遠隔制御装置であって、前記送信手段は、所定のエリアごとに、通信形態が互いに異なる前記リクエスト信号を送信することを特徴とする移動体用機器遠隔制御装置により達成される。 【0011】請求項4記載の発明において、送信手段は、所定のエリアごとに、通信形態が互いに異なるリクエスト信号を送信する。すなわち、一のエリアと他の一のエリアとでは、リクエスト信号の通信形態が異なる。この場合には、通信形態が同一である場合に比して、所定のエリアごとに移動体と携帯機との通信の複雑化が図られる。従って、本発明によれば、移動体における防盗性の向上を図ることができる。 【0012】ところで、移動体と携帯機との間の必要な通信距離は、遠隔制御すべき機器に応じて変化する。すなわち、遠隔制御すべき機器によっては、必要な通信距離が短くてよい場合もあれば、長い通信距離が必要となる場合もある。移動体と携帯機との間の必要な通信距離が短くてよいにもかかわらずリクエスト信号の出力レベルが高い場合は、その分だけリクエスト信号の通信領域が広がることに起因して、その信号の秘匿性が低下してしまう。 【0013】従って、請求項5に記載する如く、請求項2または4記載の移動体用機器遠隔制御装置において、通信形態が互いに異なる前記リクエスト信号は、出力レベルが互いに異なる信号であることとしてもよい。 【0014】上記の目的は、請求項6に記載する如く、携帯機の応答を要求するリクエスト信号を送信する送信手段と、携帯機の発する応答信号を受信する受信手段と、を備え、前記受信手段に受信された前記応答信号に含まれるコードに基づいて、移動体に搭載されている複数の機器をそれぞれ遠隔制御する移動体用機器遠隔制御装置であって、前記送信手段は、前記複数の機器がそれぞれ遠隔制御される際に、前記携帯機が発すべき応答信号の通信形態を指示する所定の指示コードを含んだ前記リクエスト信号を送信すると共に、前記受信手段は、前記携帯機に指示した通信形態を有する前記応答信号を受信することを特徴とする移動体用機器遠隔制御装置により達成される。 【0015】請求項6記載の発明において、送信手段は、複数の機器がそれぞれ遠隔制御される際に、携帯機が発すべき応答信号の通信形態を指示する指示コードを含んだリクエスト信号を送信する。また、受信手段は、携帯機に指示した通信形態を有する応答信号を受信する。すなわち、受信手段は、携帯機に指示した通信形態以外の通信形態を有する応答信号を受信しない。かかる構成においては、複数の機器がそれぞれ遠隔制御される毎に、携帯機が発すべき応答信号の通信形態をランダムに変更させることができると共に、その通信形態に対応する応答信号を受信することができる。この場合には、通信形態が固定されているもの或いは規則性のあるものに比して、移動体と携帯機との通信の複雑化が図られる。従って、本発明によれば、移動体における防盗性の更なる向上を図ることができる。 【0016】上記の目的は、請求項7に記載する如く、携帯機の応答を要求するリクエスト信号を送信する送信手段と、携帯機の発する応答信号を受信する受信手段と、を備え、前記受信手段に受信された前記応答信号に含まれるコードに基づいて、移動体に搭載されている複数の機器をそれぞれ遠隔制御する移動体用機器遠隔制御装置であって、前記受信手段は、遠隔制御すべき前記機器ごとに、送信周波数が互いに異なる前記応答信号を受信することを特徴とする移動体用機器遠隔制御装置により達成される。 【0017】請求項7記載の発明において、受信手段は、遠隔制御すべき機器ごとに、送信周波数が互いに異なる応答信号を受信する。すなわち、一の機器が遠隔制御される場合と、他の一の機器が遠隔制御される場合とでは、受信手段が受信する応答信号の送信周波数が互いに異なる。従って、本発明によれば、移動体における防盗性の向上が図られる。 【0018】上記の目的は、請求項8に記載する如く、移動体から送信されるリクエスト信号を受信した場合に、該移動体に搭載されている機器を遠隔制御すべく応答信号を発信する移動体用携帯機であって、前記機器を遠隔制御する際、該機器ごとに、通信形態が互いに異なる前記応答信号を発信することを特徴とする移動体用携帯機により達成される。 【0019】請求項8記載の発明において、移動体用携帯機は、移動体から送信されるリクエスト信号を受信した場合に、その移動体に搭載される機器を遠隔制御すべく応答信号を発信する。この際、移動体用携帯機は、遠隔制御すべき機器ごとに、通信形態が互いに異なる応答信号を発信する。この場合には、応答信号の通信形態が同一である場合に比して、移動体と携帯機との通信の複雑化が図られる。従って、本発明によれば、移動体における防盗性の向上を図ることができる。 【0020】上記の目的は、請求項9に記載する如く、移動体から送信されるリクエスト信号を受信した場合に、該移動体に搭載されている機器を遠隔制御すべく応答信号を発信する移動体用携帯機であって、前記機器を遠隔制御する際、前記リクエスト信号に含まれる所定の指示コードに従った通信形態を有する前記応答信号を発信することを特徴とする移動体用携帯機により達成される。 【0021】請求項9記載の発明において、移動体用通信機は、移動体に搭載される機器を遠隔制御する際、移動体からのリクエスト信号に含まれる指示コードに従った通信形態を有する応答信号を発信する。かかる構成においては、機器が遠隔制御される毎に、発すべき応答信号の通信形態がランダムに変更される。この場合には、通信形態が固定されているもの或いは規則性のあるものに比して、移動体と携帯機との通信の複雑化が図られる。従って、本発明によれば、移動体における防盗性の更なる向上を図ることができる。 【0022】また、上記の目的は、請求項10に記載する如く、移動体から送信されるリクエスト信号を受信した場合に、該移動体に搭載されている機器を遠隔制御すべく応答信号を発信する移動体用携帯機であって、前記機器を遠隔制御する際、通信形態が互いに異なる複数の前記応答信号を発信することを特徴とする移動体携帯機により達成される。 【0023】請求項10記載の発明において、移動体用携帯機は、移動体に搭載される機器を遠隔制御する際、通信形態が互いに異なる複数の応答信号を発信する。この場合には、発信する応答信号が単一である場合に比して、移動体と携帯機との通信の複雑化が図られる。従って、本発明によれば、移動体における防盗性の向上を図ることができる。 【0024】ところで、上述の如く、移動体と携帯機との間の必要な通信距離は、遠隔制御すべき機器に応じて変化する。移動体と携帯機との間の必要な通信距離が短くてよいにもかかわらずリクエスト信号の出力レベルが高い場合は、その分だけリクエスト信号の通信領域が広がることに起因して、その信号の秘匿性が低下してしまう。 【0025】従って、請求項11記載する如く、請求項8または10記載の移動体用携帯機において、通信形態が互いに異なる前記応答信号は、出力レベルが互いに異なる信号であることとしてもよい。 【0026】 【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である移動体用機器遠隔制御装置のシステム構成図を示す。図1に示す如く、本実施例のシステムは、車両20を備えている。車両20は、車両用電子制御ユニット(以下、車両用ECUと称す)22を搭載しており、車両用ECU22により制御される。車両用ECU22には、当該車両20のIDコード等が記憶されたメモリが内蔵されている。 【0027】車両用ECU22には、送信機24,26、及び、受信機28が接続されている。送信機24は、車室外に配置されたアンテナ30を有しており、所定周波数f0(例えば125kHz)に変調した信号をアンテナ30から車室外に送信する回路である。送信機26は、車室内に設置されたアンテナ32を有しており、送信機24と同様に所定周波数f0に変調した信号をアンテナ32から車室内に送信する回路である。また、受信機28は、2つのアンテナ34,36を有しており、アンテナ34,36に受信された所定周波数f1,f2の信号をそれぞれ増幅・復調する回路である。送信機24,26から送信される信号には、それぞれ、通信可能領域が数mとなる程度の強度が付与される。車両用ECU22は、所定状況下において、一定時間ごとに送信機24,26から車両20のIDコードと送信機24,26を区別する判別コードとを含む信号(以下、この信号をリクエスト信号と称す)が送信されるように、送信機24,26に指令信号を供給する。 【0028】尚、以下では、送信機24を「車室外送信機24」と、送信機26を「車室内送信機26」と、受信機28を「応答コード受信機28」と、車室外送信機24から送信されるリクエスト信号を「車室外リクエスト信号」と、車室内送信機26から送信されるリクエスト信号を「車室内リクエスト信号」と、それぞれ称す。 【0029】車両用ECU22には、また、車両20のドアの開閉状態に応じた信号を出力するドア開閉スイッチ38が接続されている。車両用ECU22は、ドア開閉スイッチ38の出力信号に基づいて車両20のドアが開いているか又は閉じているか否かを判定する。車両用ECU22には、更に、ドアロックアクチュエータ40及びエンジン制御部42が接続されている。ドアロックアクチュエータ40は、車両20の各ドアをロック又はアンロックするアクチュエータであり、車両用ECU22から供給される指令信号に基づいて車両20の各ドアをロック又はアンロックする。また、エンジン制御部42は、車両20に搭載されるエンジンの始動及び停止を制御する回路であり、車両用ECU22から供給される指令信号に基づいてエンジンの始動・停止を行う。 【0030】また、本実施例のシステムは、車両20の乗員が携帯可能な携帯機50を備えている。携帯機50は、■車両20の各ドアを非接触で遠隔的にロック又はアンロックするための機器であると共に、■車両20に搭載されるエンジンの始動・停止を非接触で遠隔的に制御するための機器である。携帯機50は、携帯用電子制御ユニット(以下、携帯用ECUと称す)52を備えており、携帯用ECU52により制御される。 【0031】携帯用ECU52には、受信機54、及び、送信機56,58が接続されている。受信機54は、アンテナ60を有しており、アンテナ60に受信された所定周波数f0の信号を増幅・復調する回路である。また、送信機56,58は、それぞれ、アンテナ62,64を有しており、所定周波数f1,f2に変調した信号をアンテナ62,64から送信する回路である。送信機56,58から送信される信号には、それぞれ、車両20側の送信機24,26が送信する信号と同程度の、通信可能領域が数mとなる程度の強度が付与される。尚、以下では、受信機54を「リクエスト受信機54」と、送信機56を「第1送信機56」と、送信機58を「第2送信機58」と、それぞれ称す。 【0032】携帯用ECU52には、リクエスト信号をデコードする暗号解読部66、及び、アンテナ62,64から送信すべき信号を予め定められたフォーマットで暗号化するコード生成部68が内蔵されている。また、携帯用ECU52には、当該携帯機50に対応する車両20のIDコード等が記憶されたメモリが内蔵されている。携帯用ECU52は、車両20からのリクエスト信号がアンテナ60に受信された場合にそのリクエスト信号を照合した後、車両20のIDコードを含む信号(以下、この信号を応答信号と称す)が送信されるように、送信機56,58に指令信号を供給する。 【0033】上記のシステムにおいて、車両20のエンジン停止中にドアがロックされている場合、車両用ECU22は、一定時間ごとに、暗号化された車室外リクエスト信号がアンテナ30から所定の送信周波数を伴って送信されるように車室外送信機24に指令信号を供給する。車両20のアンテナ30から車室外リクエスト信号が発信されている状況下で、その車両20に、その車両20に対応する携帯機50を携帯したユーザが近づくと、すなわち、車両20の車室外送信機24の通信可能領域内に携帯機50が進入すると、携帯機50は、車両20のアンテナ30が発した車室外リクエスト信号を受信する。 【0034】この場合、携帯機50の携帯用ECU52は、受信したリクエスト信号の判別コードに基づいてそのリクエスト信号が車両20の車室外送信機24を介して送信されたものであるのか、車室内送信機26を介して送信されたものであるのか、すなわち、ドアのロック・アンロックが要求されているのか、エンジンの始動が要求されているのかを判別すると共に、そのリクエスト信号を復調しその暗号を解読した後、そのリクエスト信号に含まれるIDコードと自己のメモリに記憶されているIDコードとを照合する。そして、リクエスト信号によりドアのロック・アンロックが要求されており、かつ、両IDコードが一致する場合は、コード生成部68で所定のフォーマットにより暗号化された応答信号が第1送信機56を介して送信されるように、すなわち、所定周波数f1に変調された応答信号が車両20へ向けて送信されるように第1送信機56に指令信号を供給する。 【0035】車両用ECU22は、車室外送信機24のアンテナ30から車室外リクエスト信号が送信された後に、所定周波数f1に変調された応答信号が応答コード受信機28のアンテナ34に受信された場合、その応答信号を復調しその暗号を解読し、その応答信号に含まれるIDコードと自己のメモリに記憶されているIDコードとを照合する。そして、両者が一致する場合に、正規のユーザが車両20に近づいたとして車両20の各ドアをアンロックすべくドアロックアクチュエータ40に指令信号を供給する。 【0036】また、エンジン停止後に車両20のドアが開閉された場合にも、車両用ECU22は、変調され暗号化された車室外リクエスト信号がアンテナ30から送信されるように車室外送信機24に指令信号を供給する。かかる状況下で、携帯機50が車室外リクエスト信号を受信した場合、携帯用ECU52は、そのリクエスト信号を復調し暗号解読した後にそのIDコードとメモリ内のIDコードとを照合し、両者が一致する場合は、所定周波数f1に変調された応答信号が車両20へ向けて送信されるように第1送信機56に指令信号を供給する。そして、車両用ECU22は、所定周波数f1に変調された応答信号が応答コード受信機28のアンテナ34に受信された場合、その応答信号を復調し暗号解読した後にその応答信号内のIDコードとメモリに記憶されているIDコードとを照合し、両者が一致する場合に、正規のユーザが車両20から離れていくとして車両20の各ドアをロックすべくドアロックアクチェエータ40に指令信号を供給する。 【0037】このように、本実施例において、車両用ECU22は、車室外リクエスト信号が車室外送信機24を介して送信された後に携帯機50の発する所定周波数f1の応答信号に基づいて、車両20の各ドアをロック又はアンロックさせるドアロックアクチュエータ40の駆動を制御する。従って、本実施例のシステムによれば、車両20との間で所定信号の送受信を行うことが可能な携帯機50を用いることにより、車両20のユーザが何ら操作を行うことなく、車両20の各ドアを非接触で遠隔的にロック又はアンロックすることが可能となる。 【0038】また、上記のシステムにおいて、車両用ECU22は、車両20の各ドアがアンロックされ、ドアが開閉された後の一定期間、暗号化された車室内リクエスト信号がアンテナ32から所定の送信周波数を伴って送信されるように車室内送信機26に指令信号を供給する。車両20のアンテナ32から車室内リクエスト信号が発信されている状況下で、携帯機50を携帯した乗員が車室内に搭乗することにより車室内送信機26の通信可能領域内に携帯機50が進入すると、携帯機50は、車両20のアンテナ32が発したリクエスト信号を受信する。 【0039】この場合、携帯機50の携帯用ECU52は、リクエスト信号に基づいて、ドアのロック・アンロックが要求されているのか、エンジンの始動が要求されているのかを判別すると共に、そのリクエスト信号に含まれるIDコードと自己のメモリに記憶されているIDコードとを照合する。その結果、リクエスト信号の発信元が車室内送信機26であり、かつ、両IDコードが一致する場合は、第1送信機56を介して送信される応答信号のフォーマットと同一のフォーマットにより暗号化された応答信号が第2送信機58を介して送信されるように、すなわち、所定周波数f2に変調された応答信号が車両へ向けて送信されるように第2送信機58に指令信号を供給する。 【0040】車両用ECU22は、車室内送信機26のアンテナ32から車室内リクエスト信号が送信された後に、所定周波数f2に変調された応答信号が応答コード受信機28のアンテナ36に受信された場合、その応答信号を復調しその暗号を解読し、その応答信号に含まれるIDコードと自己のメモリに記憶されているIDコードとを照合する。そして、両者が一致する場合は、正規のユーザが車両20に乗り込んだとして車両20のエンジンを始動すべくエンジン制御部42に指令信号を供給する。 【0041】このように、本実施例において、車両用ECU22は、車室内リクエスト信号が車室内送信機26を介して送信された後に携帯機50の発する所定周波数f2の応答信号に基づいて、車両20のエンジンを始動させるエンジン制御部42を制御する。従って、本実施例のシステムによれば、車両20との間で所定信号の送受信を行うことが可能な携帯機50を用いることにより、車両20のユーザが何ら操作を行うことなく、車両20のエンジンを非接触で遠隔的に始動させることが可能となる。 【0042】本実施例のシステムは、上記の如く、車両20側のリクエスト信号に応答して送信周波数が互いに異なる2つの応答信号を発信する携帯機50を用いて、車両20の各ドアを非接触で遠隔的にロック・アンロックすると共に、車両20のエンジンを非接触で遠隔的に始動させるシステムである。具体的には、携帯機50は、車両20のドアをロック・アンロックさせる際にはアンテナ62から所定周波数f1の応答信号を車両20へ向けて送信し、車両20のエンジンを始動させる際にはアンテナ64から上記所定周波数f1と異なる所定周波数f2(≠f1)の応答信号を車両20へ向けて送信する。また、車両20は、アンテナ30から車室外リクエスト信号を送信した後に携帯機50の発する所定周波数f1の応答信号を受信した場合には各ドアをロック又はアンロックさせ、アンテナ32から車室内リクエスト信号を送信した後に所定周波数f2の応答信号を受信した場合にはエンジンを始動させる。 【0043】かかる構成においては、車両20が車室外送信機24のアンテナ30から車室外リクエスト信号を送信した後に所定周波数f1以外の周波数(例えば所定周波数f2)を有する応答信号を受信しても、各ドアがロック・アンロックされることはなく、また、車両20が車室内送信機26のアンテナ32から車室内リクエスト信号を送信した後に所定周波数f2以外の周波数(例えば所定周波数f1)を有する応答信号を受信しても、エンジンが始動されることはない。 【0044】このように、本実施例において、車両20の各ドアのロック・アンロックとエンジンの始動とは、送信周波数が互いに異なる応答信号を用いて遠隔制御される。すなわち、車両20の各ドアが携帯機50を用いて遠隔的にロック・アンロックされる場合と、車両20のエンジンが携帯機50を用いて遠隔的に始動される場合とでは、それぞれ、携帯機50の発する応答信号の送信周波数が互いに異なる。この場合には、応答信号の送信周波数が互いに同一である場合に比して、車両20と携帯機50との通信の複雑化が図られる。従って、本実施例のシステムによれば、車両20と携帯機50との信号の授受において、ドアのロック・アンロック時とエンジンの始動時とでそれぞれ送信周波数が互いに異なる応答信号を用いることで、車両20における防盗性の向上が図られている。 【0045】また、本実施例の携帯機50は、ユーザが携帯するものであるため、小型であることが望ましく、その電源も小型であることが望まれる。しかしながら、携帯機50のリクエスト受信機54が複雑な構成にされた場合は、多くの面積が必要になると共に、多大な電力が消費されることとなる。 【0046】これに対して、本実施例においては、車室外送信機24のアンテナ30から送信される車室外リクエスト信号の送信周波数f0と、車室内送信機26のアンテナ32から送信される車室外リクエスト信号の送信周波数f0とが同一であるため、携帯機50のリクエスト受信機54が送信周波数f0のリクエスト信号のみを受信できればよい。すなわち、携帯機50のリクエスト受信機54を多系統にすることは不要であり、送信周波数f0のリクエスト信号のみを受信できる一系統の簡素な構成にすることができる。この場合は、リクエスト受信機54が多系統である場合に比して、携帯機50の面積が小さくなると共に、待機電力が小さく抑制される。このため、本実施例のシステムによれば、携帯機50の大型化を回避できると共に、電力消費の低下を防止することが可能となっている。 【0047】また、本実施例においては、上述の如く、車両20のドアのロック・アンロック時とエンジンの始動時とで、それぞれ、携帯機50の発する応答信号の送信周波数は互いに異なる。このため、車両20の応答コード受信機28は2系統にする必要がある。しかしながら、応答コード受信機28は、車両20に搭載され、車両20のバッテリに駆動されるため、多くの面積や多大な電力消費が伴っても何ら問題は生じない。従って、本実施例のシステムによれば、携帯機50の負担をできるだけ増大させることなく、車両20における防盗性の向上を図ることができる。 【0048】また、本実施例において、車両20のドアのロック・アンロック時とエンジンの始動時とで、携帯機50の発する応答信号の送信周波数は互いに異なっている一方、そのIDコードのフォーマット形式は同一である。この場合、車両20の車両用ECU22は、受信された応答信号を復調した後、その信号に含まれるIDコードを同一の形式でデコードできる。このため、本実施例においては、車両用ECU22が応答信号を解読する際の負担の軽減が図られている。 【0049】尚、上記の第1実施例においては、車室外送信機24及び車室内送信機26が特許請求の範囲に記載した「送信手段」に、応答コード受信機28が特許請求の範囲に記載した「受信手段」に、車両20が特許請求の範囲に記載した「移動体」に、ドアロックアクチュエータ40及びエンジン制御部42が特許請求の範囲に記載した「機器」に、携帯機50の発する応答信号の送信周波数が特許請求の範囲に記載した「通信形態」に、それぞれ相当している。 【0050】次に、上記図1と共に、図2乃至図5を参照して、本発明の第2実施例について説明する。 【0051】図2は、本実施例の移動体用機器遠隔制御装置のシステム構成図を示す。尚、図2において、上記図1に示す構成部分と同一の部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。図2に示す如く、本実施例のシステムは、乗員が携帯可能な携帯機100を備えている。携帯機100は、上記の携帯機50と同様に、■車両の各ドアを非接触で遠隔的にロック又はアンロックするための機器であると共に、■車両に搭載されるエンジンの始動・停止を制御するための機器である。 【0052】携帯機100は、上記した携帯用ECU52と同様に、リクエスト受信機54に接続し、暗号解読部66及びコード生成部68を内蔵した携帯用ECU102を備えている。携帯用ECU102には、携帯機100に対応する車両のIDコード等が記憶されたメモリが内蔵されている。また、携帯用ECU102には、送信機104が接続されている。送信機104は、アンテナ106を有しており、車両のIDコードを含む信号を振幅変調又は周波数偏移変調してアンテナ106から送信する回路である。以下、送信機104を「応答コード送信機104」と称す。 【0053】図3は、本実施例の応答コード送信機104の内部構成図を示す。図3に示す如く、応答コード送信機104は、トランジスタ108を備えている。携帯用ECU102のコード生成部68には、電源電圧Vcc1に接続し得るポート出力端子110、及び、変調出力端子に接続するポート出力端子112が設けられている。ポート出力端子110は、抵抗114を介して、トランジスタ108のコレクタ端子108cおよびアンテナ106に接続されている。トランジスタ108のコレクタ端子108cは、抵抗116を介してベース端子108bに接続されている。トランジスタ108のエミッタ端子108eは接地されている。また、ポート出力端子112は、アノード側が接地されたバリキャップダイオード118のカソード側に接続されている。バリキャップダイオード118のカソード側は、発振周波数f11の共振子120を介してトランジスタ108のベース端子108bに接続されている。 【0054】図4(A)は、応答コード送信機104のアンテナ106から振幅変調された信号(以下、ASK信号と称す)を送信する場合に、携帯用ECU102のコード生成部68のポート出力端子110,112に作用させる電圧の時間変化の一例を示す。また、図4(B)は、応答コード送信機104のアンテナ106から周波数偏移変調された信号(以下、FSK信号と称す)を送信する場合に、携帯用ECU102のコード生成部68のポート出力端子110,112に作用させる電圧の時間変化の一例を示す。 【0055】図4(A)に示す如く、ポート出力端子112の出力がロー信号に維持され、かつ、ポート出力端子110の出力が車両のIDコードに従ってオン・オフされると、トランジスタ108のコレクタ端子108cに、一定の発振周波数を有する振幅変調されたASK信号が現れる。この場合は、応答コード送信機104においてASK信号が生成されるので、応答コード送信機104のアンテナ106から車両のIDコードに従ったASK信号が応答信号として発信される。 【0056】また、図4(B)に示す如く、ポート出力端子110の出力が常時電源電圧Vcc1に維持され、かつ、ポート出力端子112の出力が車両のIDコードに従ってオン・オフされると、バリキャップダイオード118の容量変化により共振子120の発振周波数が変化し、トランジスタ108のコレクタ出力端子108cに、一定の振幅を有する周波数偏移変調されるFSK信号が現れる。この場合は、応答コード送信機104においてFSK信号が生成されるので、応答コード送信機104のアンテナ106から車両のIDコードに従ったFSK信号が応答信号として発信される。 【0057】図2に示す如く、本実施例のシステムは、車両130を備えている。車両130は、該車両130のIDコード等が記憶されたメモリを内蔵する車両用ECU132を搭載しており、車両用ECU132により制御される。車両ECU132には、車両ECU22と同様に、車室外送信機24、車室内送信機26、ドア開閉スイッチ38、ドアロックアクチュエータ40、及び、エンジン制御部42が接続されていると共に、受信機134が接続されている。受信機134は、アンテナ136を有しており、アンテナ136に受信された信号を増幅・復調する回路である。以下、受信機134を「応答コード受信機134」と称す。 【0058】図5は、本実施例の応答コード受信機134の内部構成図を示す。図5に示す如く、応答コード受信機134は、受信アンテナ136に接続するバンド・パス・フィルタ140、プリアンプ142、ミキサ144、ローカル発振器146、バンド・パス・フィルタ148、リミッタアンプ150を備えている。リミッタアンプ150には、クワドラチャ検波回路152を介して2値化回路154が接続されていると共に、そのRSSI出力を介して2値化回路154が接続されている。2値化回路154の出力端子は、車両用ECU132に接続されている。リミッタアンプ150と2値化回路154との間には、クワドラチャ検波回路152の出力に接続する状態とリミッタアンプ150のRSSI(Received Signal Strength Indicator)出力に接続する状態とを選択的に切り換えるスイッチ156が介装されている。スイッチ156には、車両用ECU132が接続されている。スイッチ156は、リミッタアンプ150と2値化回路154とを、車両用ECU132からの指令信号に従って接続する。 【0059】リミッタアンプ150と2値化回路154とがクワドラチャ検波回路152を介して接続されている場合は、2値化回路154に、アンテナ136に受信された信号の送信周波数の変化に従った電圧を有する信号が入力される。また、リミッタアンプ150のRSSI出力と2値化回路154とが接続されている場合は、2値化回路154に、アンテナ136に受信された信号の振幅の変化に従った電圧を有する信号が入力される。2値化回路154は、入力された電圧がしきい値以上である場合にハイ信号を出力し、入力された電圧がしきい未満である場合にロー信号を出力する。車両用ECU132は、アンテナ136に受信された信号がASK変調及びFSK変調のいずれの変調方式で変調されている場合にも、スイッチ156を適当に駆動することで、その信号を携帯機100の発した信号として認識することができる。 【0060】上記のシステムにおいて、車両130のエンジン停止中にドアがロックされている場合、車両用ECU132は、一定時間ごとに、変調され暗号化された車室外リクエスト信号がアンテナ30から所定の送信周波数を伴って送信されるように車室外送信機24に指令信号を供給する。かかる状況下で、その車室外送信機24の通信可能領域内に携帯機100が進入すると、携帯機100は、車両130のアンテナ30が発した車室外リクエスト信号を受信する。 【0061】この場合、携帯機100の携帯用ECU102は、受信したリクエスト信号に基づいて、ドアのロック・アンロックが要求されているのか、エンジンの始動が要求されているのかを判別すると共に、そのリクエスト信号に含まれるIDコードと自己のメモリに記憶されているIDコードとを照合する。その結果、リクエスト信号の発信元が車室外送信機24であり、かつ、両IDコードが一致する場合は、ポート出力端子110,112に図4(A)に示す如く電圧を作用させる。この場合は、応答コード送信機104のアンテナ106から車両130のIDコードに従ったASK信号が応答信号として発信される。 【0062】車両用ECU132は、車室外送信機24のアンテナ30から車室外リクエスト信号が送信される場合には、スイッチ156を駆動することによりリミッタアンプ150のRSSI出力と2値化回路154とを接続させる。この場合、応答コード受信機134は、ASK変調方式で変調された応答信号を増幅・復調できることとなる。車両用ECU132は、車室外送信機24のアンテナ30から車室外リクエスト信号が送信された後に、ASK変調方式で変調された応答信号が応答コード受信機134のアンテナ136に受信された場合、その応答信号に含まれるIDコードと自己のメモリに記憶されているIDコードとを照合し、その結果として両者が一致する場合は、正規のユーザが車両130に近づいたとして車両130の各ドアをアンロックすべくドアロックアクチュエータ40に指令信号を供給する。 【0063】また、エンジン停止後に車両130のドアが開閉された場合にも、車両用ECU132は、変調され暗号化された車室外リクエスト信号がアンテナ30から送信されるように車室外送信機24に指令信号を供給する。かかる状況下で、携帯機100が車室外リクエスト信号を受信した場合、携帯用ECU102は、そのリクエスト信号に含まれるIDコードと所定のIDコードとを照合し、両者が一致する場合に、ポート出力端子110,112に図4(A)に示す如く電圧を作用させる。そして、車両用ECU132は、携帯機100の発するASK信号が応答コード受信機134のアンテナ136に受信された場合、その応答信号に含まれるIDコードを照合し、そのIDコードが正規のものである場合に、正規のユーザが車両130から離れていくとして車両130の各ドアをロックすべくドアロックアクチェエータ40に指令信号を供給する。 【0064】このように、本実施例において、車両用ECU132は、車室外リクエスト信号が車室外送信機24を介して送信された後に携帯機100の発するASK変調された応答信号に基づいて、車両130の各ドアをロック又はアンロックさせるドアロックアクチュエータ40の駆動を制御する。従って、本実施例のシステムによれば、車両130側の車室外リクエスト信号に応答してASK信号を発信することが可能な携帯機100を用いることにより、車両130のユーザが何ら操作を行うことなく、車両130の各ドアを非接触で遠隔的にロック又はアンロックすることが可能となる。 【0065】また、上記のシステムにおいて、車両用ECU132は、車両130の各ドアがロックされ、ドアが開閉された後の一定期間、車室内リクエスト信号がアンテナ32から送信されるように車室内送信機26に指令信号を供給する。かかる状況下で、携帯機100を携帯した乗員が車室内に搭乗することにより車室内送信機26の通信可能領域内に携帯機100が進入すると、携帯機100は、車両130のアンテナ32が発した車室内リクエスト信号を受信する。 【0066】この場合、携帯機100の携帯用ECU102は、受信したリクエスト信号に基づいて、ドアのロック・アンロックが要求されているのか、エンジンの始動が要求されているのかを判別すると共に、そのリクエスト信号に含まれるIDコードと自己のメモリに記憶されているIDコードとを照合する。その結果、リクエスト信号の発信元が車室内送信機26であり、かつ、両IDコードが一致する場合は、ポート出力端子110,112に図4(B)に示す如く電圧を作用させる。この場合は、応答コード送信機104のアンテナ106からFSK信号が応答信号として発信される。 【0067】車両用ECU132は、車室内送信機26のアンテナ32から車室内リクエスト信号が送信される場合には、スイッチ156を駆動することによりリミッタアンプ150と2値化回路154とをクワドラチャ検波回路152を介して接続させる。この場合、応答コード受信機134は、FSK変調方式で変調された応答信号を増幅・復調できることとなる。車両用ECU132は、車室内送信機26のアンテナ32から車室内リクエスト信号が送信された後に、FSK変調方式で変調された応答信号が応答コード受信機134のアンテナ136に受信された場合、その応答信号に含まれるIDコードと自己のメモリに記憶されているIDコードとを照合する。そして、両者が一致する場合は、正規のユーザが車両130に乗り込んだとして車両130のエンジンを始動すべくエンジン制御部42に指令信号を供給する。 【0068】このように、本実施例において、車両用ECU132は、車室内リクエスト信号が車室内送信機26を介して送信された後に携帯機100の発するFSK変調された応答信号に基づいて、車両130のエンジンを始動させるエンジン制御部42を制御する。従って、本実施例のシステムによれば、車両130側の車室内リクエスト信号に応答してFSK信号を発することが可能な携帯機100を用いることにより、車両130のユーザが何ら操作を行うことなく、車両130のエンジンを非接触で遠隔的に始動させることが可能となる。 【0069】本実施例のシステムは、上記の如く、車両130側のリクエスト信号に応答してASK信号又はFSK信号を発する携帯機100を用いて、車両130の各ドアを非接触で遠隔的にロック・アンロックすると共に、車両130のエンジンを非接触で遠隔的に始動させるシステムである。具体的には、携帯機100は、車両130側の発するリクエスト信号に含まれる送信機24,26を区別する判別コードに基づいて、ドアのロック・アンロックが要求されているのか、あるいは、エンジンの始動が要求されているのかを判別する。そして、車両130のドアをロック・アンロックさせる際にはアンテナ106からASK変調された応答信号を車両130へ向けて送信し、一方、車両130のエンジンを始動させる際にはアンテナ106からFSK変調された応答信号を車両130へ向けて送信する。また、車両130は、アンテナ30から車室外リクエスト信号を送信する場合にはASK信号のみを受信することが可能になり、その後携帯機100の発するASK信号を受信した場合には各ドアをロック又はアンロックさせる。また、アンテナ32から車室内リクエスト信号を送信する場合にはFSK信号のみを受信することが可能になり、その後携帯機100の発するFSK信号を受信した場合にはエンジンを始動させる。 【0070】かかる構成においては、車両130が車室外送信機24のアンテナ30から車室外リクエスト信号を送信した後、ASK信号以外の信号(例えばFSK信号)を有する応答信号を受信することはできない。このため、車両130がアンテナ30から車室外リクエスト信号を送信した後にASK信号を受信しなければ、各ドアがロック・アンロックされることはない。また、車両130が車室内送信機26のアンテナ32から車室内リクエスト信号を送信した後、FSK信号以外の信号(例えばASK信号)を有する応答信号を受信することはできない。このため、車両130がアンテナ32から車室内リクエスト信号を送信した後にFSK信号を受信しなければ、エンジンが始動されることはない。 【0071】このように、本実施例において、車両130の各ドアのロック・アンロックとエンジンの始動とは、変調方式が互いに異なる応答信号を用いて遠隔制御される。すなわち、車両130の各ドアが携帯機100を用いて遠隔的にロック・アンロックされる場合と、車両130のエンジンが携帯機100を用いて遠隔的に始動される場合とでは、それぞれ、携帯機100の発する応答信号の変調方式が互いに異なる。この場合には、応答信号の変調方式が互いに同一である場合に比して、車両130と携帯機100との通信の複雑化が図られる。従って、本実施例のシステムによれば、車両130と携帯機100との信号の授受において、ドアのロック・アンロック時とエンジンの始動時とでそれぞれ変調方式が互いに異なる応答信号を用いることで、車両130における防盗性の向上が図られている。尚、上記の第2実施例においては、応答コード受信機134が特許請求の範囲に記載した「受信手段」に、車両130が特許請求の範囲に記載した「移動体」に、携帯機100の発する応答信号の変調方式が特許請求の範囲に記載した「通信形態」に、それぞれ相当している。 【0072】ところで、上記の第2実施例においては、携帯機100に、車両130の各ドアのロック・アンロック時にASK信号を発信させ、エンジン始動時にFSK信号を発信させることとしているが、ASK信号とFSK信号とを逆にして発信させることとしてもよい。また、携帯機100に、例えば、ドアのロック・アンロック時にまずASK信号を発生させ、次にFSK信号を発信させ、一方、エンジン始動時にまずFSK信号を発生させ、次にASK信号を発生させることとしてもよい。かかる構成においては、車両用ECU132において両応答信号のIDコードが共に正規なものであると判別される場合に、各ドアがロック又はアンロックされ、或いは、エンジンが始動されることとなる。この場合には、車両130と携帯機100との通信が複雑となるため、車両130における防盗性が更に向上する。また、ドアのロック・アンロック時はASK信号及びFSK信号のいずれかのみを、一方、エンジン始動時はASK信号及びFSK信号のいずれをも、携帯機100に発信させることとしてもよい。 【0073】また、上記の第2実施例においては、車両130が、車両130の各ドアのロック・アンロック時に携帯機100にASK信号の発信を要求し、エンジン始動時に携帯機100にFSK信号の発信を要求することとしているが、ドアのロック・アンロック時及びエンジン始動時ごとに、規則性なくランダムに携帯機100の発すべき応答信号の変調方式を選択し、携帯機100にその選択された変調方式で変調される応答信号の発信を要求することとしてもよい。この場合には、応答信号の変調方式が規則性を有している場合に比して、車両130と携帯機100との通信が更に複雑化される。従って、かかる構成によれば、車両130における防盗性の更なる向上を図ることができる。 【0074】また、上記の第2実施例においては、車両130のドアのロック・アンロック時とエンジン始動時とで応答信号の変調方式をASK変調とFSK変調とに切り換えているが、PSK変調を採用することとしてもよい。 【0075】次に、図6乃至図8を参照して、本発明の第3実施例について説明する。 【0076】図6は、本実施例のシステムが備える携帯機200の内部構成図を示す。本実施例の携帯機200は、上記図3に示す構成において、応答コード送信機104に代えて応答コード送信機202を用いることにより実現される。尚、図6において、上記図3に示す構成部分と同一の部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。 【0077】図6に示す如く、応答コード送信機202は、アンテナ106と共にアンテナ204を有しており、車両のIDコードを含む信号を、2つの異なる周波数で周波数偏移変調してそれぞれアンテナ106,204から送信する回路である。応答コード送信機202において、トランジスタ108のコレクタ端子108cは、コンデンサ206を介して、トランジスタ208のベース端子208bに接続されている。トランジスタ208のベース端子208bは、抵抗210を介してコレクタ端子208cに接続されている。トランジスタ208のコレクタ端子208cは、抵抗212を介して、電源電圧Vcc2が供給される電源端子214に接続されていると共に、アンテナ204に接続されている。トランジスタ208のエミッタ端子208eは接地されている。また、トランジスタ208のベース端子208bは、発振周波数f12の共振子216を介して接地されている。 【0078】上記の構成において、ポート出力端子110及び電源端子214に電源電圧Vcc1及びVcc2が供給されている状況下で、ポート出力端子112の出力が車両のIDコードに従ってオン・オフされると、バリキャップダイオード118の容量変化により共振子120の発振周波数が変化する。この場合には、応答コード送信機202においてFSK信号が生成されるので、ほぼ周波数f11に同調されたアンテナ106から、車両のIDコードに従ったFSK信号が応答信号として発信される。 【0079】また、トランジスタ208のベース端子208bには、トランジスタ108のコレクタ出力端子108cからコンデンサ206を介して周波数推移変調されたFSK信号が入力されると共に、共振子216による発信周波数f12を有する信号が入力される。この場合、トランジスタ208がそれらの信号をミキシングすることにより、トランジスタ208のコレクタ出力端子208cに、トランジスタ208の非線形特性に起因して、周波数f11,f12成分に加えて、周波数f11と周波数f12との和の成分(f11+f12)、差の成分(f11−f12)、及び、それらの2乗成分,3乗成分等が現れる。本実施例においては、周波数(f11+f12)にほぼ同調されたアンテナ204から、車両のIDコードに従ったFSK信号が応答信号として発信される。 【0080】図7は、本実施例のシステムが備える車両220の要部構成図を示す。本実施例の車両220は、上記図2に示す構成において、車両用ECU132及び応答コード受信機134に代えて、車両用ECU222、第1応答コード受信機224、及び第2応答コード受信機226を用いることにより実現される。第1応答コード受信機224は、アンテナ228を有しており、アンテナ228に受信された所定周波数f11の信号を増幅・復調する回路である。また、第2応答コード受信機226は、アンテナ230を有しており、アンテナ230に受信された所定周波数(f11+f12)の信号を増幅・復調する回路である。 【0081】第1及び第2応答コード受信機224,226と車両用ECU222との間には、第1応答コード受信機224と車両用ECU222とを導通させる状態と、第2応答コード受信機226と車両用ECU222とを導通させる状態とを切り換えるスイッチ232が介装されている。スイッチ232には、車両用ECU222が接続されている。スイッチ232は、車両用ECU222からの指令信号に従って、車両用ECU222を第1又は第2応答コード受信機224,226に選択的に導通させる。車両用ECU222は、携帯機200の発する応答信号が互いに2つの異なる周波数に変調される場合にも、スイッチ232を適当に駆動することで、その応答信号を携帯機200の発した信号として認識することができる。 【0082】上記のシステムにおいて、車両220のエンジン停止中にドアがロックされている場合、車両用ECU222は、車両用ECU132と同様に、一定時間ごとに車室外リクエスト信号を携帯機200に向けて送信すべく指令信号を車室外送信機24に供給する。また、エンジン停止後に車両220のドアが開閉された場合にも、車室外リクエスト信号を携帯機200に向けて送信すべく指令信号を車室外送信機24に供給する。更に、車両220の各ドアがアンロックされ、ドアが開閉された後の一定期間、車室内リクエスト信号を携帯機200に向けて送信すべく指令信号を車室内送信機26に供給する。 【0083】上記の状況下で、携帯機200が車両220からのリクエスト信号を受信した場合、携帯用ECU102は、そのリクエスト信号に含まれるIDコードと自己のメモリに記憶されているIDコードとを照合する。そして、両者が一致する場合は、ポート出力端子110及び電源端子214に電源電圧Vcc1,Vcc2を供給すると共に、周波数f11に変調された応答信号および周波数(f11+f12)に変調された応答信号がアンテナ106,204から車両220へ向けて送信されるように、ポート出力端子112に指令信号を供給する。 【0084】車両用ECU222は、車室外送信機24のアンテナ30から車室外リクエスト信号が送信される場合には、スイッチ232を駆動することにより該車両用ECU222を第1応答コード受信機224に導通させる。この場合、車両220側は、周波数f11に変調された応答信号のみを増幅・復調できることとなる。車両用ECU222は、車室外送信機24のアンテナ30から車室外リクエスト信号が送信された後に、周波数f11に変調された応答信号が第1応答コード受信機224のアンテナ228に受信された場合、その応答信号に含まれるIDコードと自己のメモリに記憶されているIDコードとを照合する。そして、そのIDコードが一致する場合は、正規のユーザが車両220に近づいたとして、或いは、車両220から離れていくとして車両220の各ドアをアンロック又はロックすべくドアロックアクチュエータ40に指令信号を供給する。 【0085】また、車両用ECU222は、車室内送信機26のアンテナ32から車室内リクエスト信号が送信される場合には、スイッチ232を駆動することにより該車両用ECU222を第2応答コード受信機226に導通させる。この場合、車両220側は、周波数(f11+f12)に変調された応答信号のみを増幅・復調できることとなる。車両用ECU222は、車室内送信機26のアンテナ32から車室内リクエスト信号が送信された後に、周波数(f11+f12)に変調された応答信号が第2応答コード受信機226のアンテナ230に受信された場合、その応答信号に含まれるIDコードと自己のメモリに記憶されているIDコードとを照合する。そして、車両が一致する場合は、正規のユーザが車両220に乗り込んだとして車両220のエンジンを始動すべくエンジン制御部42に指令信号を供給する。 【0086】このように、本実施例において、携帯機200は、車両220からのリクエスト信号を受信した場合、その発信元が車室外送信機24であるのか、車室内送信機26であるのかにかかわらず、そのリクエスト信号に応答して、常に、周波数f11,(f11+f12)に変調された複数の応答信号を発信する。また、車両220は、車室外リクエスト信号が車室外送信機24を介して送信された場合には周波数f11に変調された応答信号のみを受信することが可能になり、その後携帯機200の発する信号のうち周波数f11に変調された応答信号に基づいて、車両220の各ドアをロック又はアンロックさせるドアロックアクチュエータ40の駆動を制御する。また、車室内リクエスト信号が車室内送信機26を介して送信された場合には周波数(f11+f12)に変調された応答信号のみを受信することが可能になり、その後携帯機200の発する信号のうち周波数(f11+f12)に変調された応答信号に基づいて、車両220のエンジンを始動させるエンジン制御部42を制御する。 【0087】従って、本実施例のシステムによれば、車両220側のリクエスト信号に応答して周波数が互いに異なる複数の応答信号を発信する携帯機200と、携帯機200の発する複数の応答信号をドアのロック・アンロック時とエンジン始動時とで選択して受信する車両220とを用いることで、車両220のユーザが何ら操作を行うことなく非接触で遠隔的に、車両220の各ドアをロック・アンロックさせると共に、エンジンを始動させることが可能となる。 【0088】本実施例のシステムにおいて、携帯機200は、上述の如く、車両220側のリクエスト信号の発信元にかかわらず、そのリクエスト信号に応答して常に周波数が互いに異なる2つの応答信号を発信する。従って、携帯機200がリクエスト信号の発信元に応じた応答信号を発信することは不要であるので、携帯機200側でリクエスト信号の発信元を判定する必要はない。このため、本実施例によれば、携帯機200側における信号処理の負担を軽減することが可能となり、携帯機200を簡素な構成で実現することが可能となっている。 【0089】また、本実施例のシステムにおいて、車両220は、リクエスト信号を送信した後、携帯機200の発する周波数が互いに異なる2つの応答信号の中から、遠隔制御されるべき対象(すなわち、ドアロックアクチュエータ40及びエンジン制御部42)に応じた信号を選択して受信する。この点、車両220の各ドアが遠隔的にロック・アンロックされる場合と、車両220のエンジンが遠隔的に始動される場合とでは、それぞれ、車両220側が携帯機200の発する応答信号を受信する際の受信可能周波数が互いに異なる。この場合には、車両220側の受信可能周波数が互いに同一である場合に比して、車両130と携帯機100との通信が複雑となる。従って、本実施例のシステムによれば、車両220と携帯機200との信号の授受において、ドアのロック・アンロック時とエンジンの始動時とで車両220側の受信可能周波数が互いに異なることで、車両220における防盗性の向上が図られている。 【0090】図8は、本実施例の携帯機200が発信する応答信号のスペクトルデータを示す。本実施例のシステムにおいて、携帯機200は、共振子120の発振周波数f11および共振子216の発振周波数f12を利用して、周波数f11,(f11+f12)に変調された複数の応答信号を発信する。一般に、発振周波数f11と発振周波数f12とにおける出力が互いに同レベル程度であるものとすると、それらの和(f11+f12)や差(f11−f12)の成分等の出力レベルは、図8に示す如く、周波数f11,f12の出力レベルに比して低下する。従って、本実施例において、携帯機200は、出力レベルの比較的高い周波数f11に変調された応答信号をアンテナ106から送信し、出力レベルの比較的低い周波数(f11+f12)に変調された応答信号をアンテナ204から送信する。 【0091】アンテナ106から送信された応答信号は、車両220の各ドアをロック・アンロックさせるドアロックアクチュエータ40の駆動のために用いられる。また、アンテナ204から送信された応答信号は、車両220のエンジンを始動させるエンジン制御部42の制御のために用いられる。車両220の各ドアがロック・アンロックされる場合は、車両220と携帯機200とがある程度離間している状況下で信号の授受が行われる。一方、車両220のエンジンが始動される場合は、携帯機200を携帯したユーザが車両220に乗り込んだ後、車両220と携帯機200とが接近している状況下、すなわち、携帯機200が車室内に存在する状況下で信号の授受が行われる。従って、車両220又は携帯機200の発する信号の出力レベルは、ドアのロック・アンロック時にはある程度高いことが必要である一方、エンジン始動時には比較的低くてもよい。 【0092】この点、本実施例においては、ドアのロック・アンロック時に用いられる携帯機200の発する応答信号の出力レベルは比較的高く、一方、エンジン始動時に用いられる携帯機200の発する応答信号の出力レベルは比較的低くなっているため、適当な出力レベルの応答信号が携帯機200から送信されることとなる。この場合には、応答信号を不必要に増幅することなく適当な出力レベルが維持されるため、不要な増幅器を搭載しない携帯機200を実現することが可能となる。 【0093】また、本実施例においては、エンジン始動時に用いられる応答信号の出力レベルが比較的低くなっているので、その応答信号が広範囲にわたって送信されることが回避される。このため、エンジン始動時に携帯機200の発する応答信号の秘匿性が向上し、その結果、車両220における防盗性が向上する。 【0094】ところで、本実施例のシステムは、車両220と携帯機200との間で無線通信が行われることにより、ユーザが何ら操作を行うことなく非接触で遠隔的に車両220のエンジンを始動させるシステムである。かかるシステムにおいては、エンジン始動時にユーザが携帯機200を特定の位置に装着する必要がない。このため、本実施例では、エンジンの始動が完了した後に、運転者が交代し、或いは、車内の荷物が車外へ手渡された等に起因して、携帯機200が車外に持ち出されていないか否かを確認する必要がある。 【0095】本実施例において、上記の確認を行う手法としては、車両220側が、車室内送信機26のアンテナ32から車室内リクエスト信号を送信し、その車室内リクエスト信号に応答して携帯機200の発する応答信号を受信することが適切である。しかしながら、かかる場合に、車室内リクエスト信号が送信されることにより、スイッチ232の駆動によって車両用ECU222が第2応答コード受信機226に導通されるものとすると、車両220側が、携帯機200の発する出力レベルの低い応答信号しか受信できないこととなる。この場合には、携帯機200が車内に存在するにもかかわらず、携帯機200が車外に持ち出されたと誤判定されるおそれがある。従って、携帯機200が車外に持ち出されたか否かを判定するうえでは、車両220側が出力レベルの高い応答信号を受信できることが好ましい。 【0096】図9は、上記の機能を実現すべく、本実施例において車両ECU222が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図9に示すルーチンは、その処理が終了する毎に繰り返し起動されるルーチンである。図9に示すルーチンが起動されると、まずステップ250の処理が実行される。 【0097】ステップ250では、車両220のドアがアンロックされた後にユーザが車両220に乗り込んだか否かが判別される。本実施例においては、ドア開閉スイッチ38の出力信号に基づいてドアが開・閉されたと判定された場合に、ユーザが車両220に乗り込んだと判断される。本ステップの処理は、上記の条件が成立すると判別されるまで繰り返し実行される。その結果、上記の条件が成立すると判別された場合は、次にステップ252の処理が実行される。 【0098】ステップ252では、エンジンの始動が開始されたか否かを表示するフラグFrを“0”にリセットする処理が実行される。 【0099】ステップ254では、アンテナ32から車室内リクエスト信号が発信されるように車室内送信機26に指令信号を供給する処理が実行される。 【0100】ステップ256では、フラグFrが“0”にリセットされているか否かが判別される。フラグFrが“0”にリセットされている場合は、ユーザが車両220に乗り込んだ後、未だエンジンが始動されていないと判断できる。従って、かかる判別がなされた場合は、次にステップ258の処理が実行される。 【0101】ステップ258では、第2応答コード受信機226が該車両用ECU222と導通するようにスイッチ232を駆動する処理が実行される。 【0102】ステップ260では、携帯機200の発する応答信号が第2応答コード受信機226に受信され、かつ、その応答信号に含まれる車両のIDコードが自己のメモリに記憶されているIDコードと一致する否かが判別される。その結果、肯定判定がなされた場合は、次にステップ262の処理が実行される。一方、否定判定がなされた場合は、次にステップ264の処理が実行される。 【0103】ステップ262では、エンジンを始動すべくエンジン制御部42へ指令信号を供給する処理が実行される。本ステップ262の処理が実行されると、次にステップ266の処理が実行される。 【0104】ステップ264では、車両220に装着されたスタータスイッチがユーザの操作によりオンされたか否かが判別される。本ステップ264の処理は、スタータスイッチがオンされるまで繰り返し実行される。その結果、スタータスイッチがオンされたと判別された場合も、次にステップ266の処理が実行される。 【0105】ステップ266では、フラグFrを“1”にセットする処理が実行される。 【0106】ステップ268では、エンジン始動後に、車両220のドアが開いたか、或いは、車両220の窓が開いているか否かが判別される。ドアが開いた場合や窓が開いている場合には、運転者が交代し、或いは、窓を介して車内の荷物が車外へ手渡されるおそれがある。従って、本ステップ268において肯定判定がなされた場合は、次に、携帯機200の応答を要求すべく、上記ステップ254の処理が再び実行される。一方、否定判定がなされた場合は、携帯機200が車外へ持ち出されていることはないので、次に、ステップ270の処理が実行される。 【0107】ステップ270では、車両220に乗車していたユーザが車両220から降車したか否かが判別される。その結果、ユーザが車両220から降車していないと判別された場合は、次に上記ステップ268の処理が繰り返し実行される。一方、ユーザが車両220から降車したと判別された場合は、次にステップ272の処理が実行される。 【0108】ステップ272では、エンジンの運転を停止する処理が実行され、ステップ274では、フラグFrを“0”にリセットする処理が実行される。ステップ274の処理が終了すると、今回のルーチンは終了される。 【0109】上記ステップ256においてフラグFrが“1”にセットされている場合は、既にエンジンは始動されているため、携帯機200が車外に持ち出されていないか否かを確認するための、携帯機200との通信を行う必要があると判断できる。従って、かかる判別がなされた場合は、次にステップ276の処理が実行される。 【0110】ステップ276では、第1応答コード受信機224が該車両用ECU222と導通するようにスイッチ232を駆動する処理が実行される。 【0111】ステップ278では、携帯機200の発する応答信号が第1応答コード受信機224に受信され、かつ、その応答信号に含まれる車両のIDコードが自己のメモリに記憶されているIDコードと一致する否かが判別される。その結果、肯定判定がなされた場合は、次に上記ステップ268の処理が実行される。一方、否定判定がなされた場合は、次にステップ280の処理が実行される。 【0112】ステップ280では、携帯機200が車内から車外へ持ち出されたとして、車両220に搭載される所定の警報装置を駆動する処理が実行される。この場合には、携帯機200の車両220からの持ち出しに関し、ユーザに注意が喚起される。本ステップ280の処理が終了すると、今回のルーチンは終了される。 【0113】上記の処理によれば、エンジンを始動すべく車室内リクエスト信号を送信した場合には、携帯機200の発する応答信号のうち出力レベルの低いものを受信する第1応答コード受信機224が選択される一方、携帯機200が車外へ持ち出されたか否かを確認すべく車室内リクエスト信号を送信した場合には、携帯機200の発する応答信号のうち出力レベルの高いものを受信する第2応答コード受信機226が選択される。すなわち、車両220は、車室内リクエスト信号を送信する状況下でも、携帯機200の車外への持ち出しを確認する場合には、出力レベルの高い応答信号のみを受信できることとなる。 【0114】このため、本実施例によれば、携帯機200が車外へ持ち出されたか否かを確認すべく車室内リクエスト信号が送信された際に、携帯機200が車内に存在するにもかかわらず車両220側が携帯機200の発する応答信号を受信できないという事態を回避することができる。従って、本実施例のシステムによれば、携帯機200の車外への持ち出しを確認する際に、携帯機200が車外へ持ち出されたと誤判定されるのを確実に防止することができる。 【0115】尚、上記の第3実施例においては、第1及び第2応答コード受信機224、226が特許請求の範囲に記載した「受信手段」に、車両220が特許請求の範囲に記載した「移動体」に、携帯機200の発する応答信号の送信周波数が特許請求の範囲に記載した「通信形態」に、それぞれ相当している。 【0116】ところで、上記の第3実施例においては、携帯機200は、車両220からのリクエスト信号を受信した場合、そのリクエスト信号の発信元にかかわらず、ポート出力端子110及び電源端子214に電源電圧Vcc1,Vcc2を供給することにより、常に周波数が互いに異なる2つの応答信号を発信することとしているが、例えば、リクエスト信号の発信元が車室外送信機24である場合はポート出力端子110にのみ電源電圧Vcc1を供給し、一方、リクエスト信号の発信元が車室内送信機26である場合はポート出力端子110及び電源端子214に電源電圧Vcc1,Vcc2を供給することにより、リクエスト信号の発信元に応じて周波数が互いに異なる2つの応答信号を発信することとしてもよい。尚、かかる構成においては、リクエスト信号の発信元が車室外送信機24である場合に、ポート出力端子110にのみ電源電圧Vcc1が供給され、電源端子214に電源電圧Vcc2が供給されることがないので、携帯機200の節電効果が向上することとなる。 【0117】次に、上記図3と共に、図10及び図11を参照して、本発明の第4実施例について説明する。本実施例の携帯機は、上記図3に示す携帯機100において、ポート出力端子110,112に図4(B)に示す如く電圧が作用されることにより実現される。この場合は、応答コード送信機104のアンテナ106からFSK信号が応答信号として発信される。 【0118】図10は、携帯機100が発する応答信号を例えばログペリオディックアンテナ等の広帯域アンテナで受信した場合のその周波数スペクトルデータを示す。携帯機100の発する応答信号には、発振周波数f11の整数倍となる複数の周波数成分が含まれている。この周波数成分の出力レベルは、図10に示す如く、原則として、発振周波数f11に対する倍率が大きくなるほど小さくなる。但し、一般に、発振周波数f11に対する倍率が奇数倍である場合の出力レベルは、その倍率が偶数倍である場合のものに比して高くなる。 【0119】図11は、本実施例のシステムが備える車両310の要部構成図を示す。本実施例の車両310は、上記図7に示す構成において、第2応答コード受信機226に代えて第3応答コード受信機312を用いることにより実現される。第3応答コード受信機312は、アンテナ314を有しており、アンテナ314に受信された所定周波数2・f11の信号を増幅・復調する回路である。第1及び第3応答コード受信機224,312と車両用ECU222との間に介装されるスイッチ232は、車両用ECU222からの指令信号に従って、該車両用ECU222を第1又は第3応答コード受信機224,312に選択的に導通させる。 【0120】上記のシステムにおいて、車両用ECU222は、車室外送信機24のアンテナ30から車室外リクエスト信号が送信される場合には、スイッチ232を駆動することにより該車両用ECU222を第1応答コード受信機224に導通させる。この場合、車両310は、周波数f11に変調された応答信号のみを受信することが可能になる。また、車両用ECU222は、車室内送信機26のアンテナ32から車室内リクエスト信号が送信される場合には、スイッチを駆動することにより該車両用ECU222を第3応答コード受信機312に導通させる。この場合、車両310は、周波数2・f11に変調された応答信号のみを受信することが可能になる。 【0121】本実施例において、携帯機100は、車両310からのリクエスト信号を受信した場合、そのリクエスト信号に応答して周波数f11に変調された応答信号を発信する。また、車両310は、車室外リクエスト信号が車室外送信機24を介して送信された後に携帯機100の発した周波数f11に変調された応答信号に基づいて、各ドアをロック又はアンロックさせるドアロックアクチュエータ40の駆動を制御する。また、車室内リクエスト信号が車室内送信機26を介して送信された後に携帯機100の発した応答信号の周波数成分2・f11に基づいて、エンジンを始動させるエンジン制御部42を制御する。 【0122】従って、本実施例のシステムによれば、車両310に、携帯機100の発する応答信号の複数の周波数成分(f11及び2・f11)をドアのロック・アンロック時とエンジン始動時とで選択して受信させることで、車両310のユーザが何ら操作を行うことなく非接触で遠隔的に、車両310の各ドアをロック・アンロックさせると共に、エンジンを始動させることが可能となる。 【0123】本実施例のシステムにおいて、携帯機100は、車両310の車室外送信機24又は車室内送信機26からのリクエスト信号を受信した場合、そのリクエスト信号に応答して単一の周波数f11に変調された応答信号を発信する。この場合は、上記第3実施例の場合と同様に、携帯機100側でリクエスト信号の発信元を判定する必要はないので、携帯機100側における信号処理の負担が軽減され、携帯機100の構成が簡素化される。 【0124】また、本実施例のシステムにおいて、車両310は、車室外リクエスト信号または車室内リクエスト信号を送信した後、携帯機100の発する応答信号の2つの周波数成分のうち、遠隔制御すべきドアロックアクチュエータ40及びエンジン制御部42に応じた成分を選択して受信する。この点、車両310の各ドアが遠隔的にロック・アンロックされる場合と、車両310のエンジンが遠隔的に始動される場合とでは、それぞれ、車両310側が携帯機100の発する応答信号を受信する際の受信可能周波数が互いに異なる。従って、本実施例のシステムによれば、上記第3実施例と同様に、車両310と携帯機100との通信が複雑となることで、車両310における防盗性の向上が図られている。 【0125】一般に、携帯機100の発する応答信号の周波数成分2・f11の出力レベルは、図10に示す如く、発振周波数f11のものに比して小さくなる。ところで、本実施例において、エンジン始動は、車両310と携帯機100とが接近している状況下で行われるので、エンジン始動時には携帯機200の発する応答信号の出力レベルを高くする必要はない。エンジン始動時に応答信号の出力レベルが高い場合は、その分だけ受信可能領域が広がり、エンジン始動時に用いられる応答信号の秘匿性が低下してしまう。 【0126】この点、本実施例においては、ドアのロック・アンロック時に用いられる携帯機100の発する応答信号の出力レベルは高く、一方、エンジン始動時に用いられる携帯機100の発する応答信号の出力レベルは低くなっている。従って、本実施例によれば、ドアのロック・アンロック時とエンジン始動時とでそれぞれ適当な出力レベルを有する応答信号の周波数成分が選択されるので、エンジン始動時に用いられる応答信号の秘匿性が向上し、その結果、車両310における防盗性が向上する。 【0127】また、本実施例においても、上記第3実施例と同様に、エンジンを始動すべく車室内リクエスト信号を送信した場合には、携帯機100の発する応答信号の周波数成分うち出力レベルの低いものを受信する第3応答コード受信機312が選択される一方、携帯機100が車外へ持ち出されたか否かを確認すべく車室内リクエスト信号を送信した場合には、携帯機100の発する応答信号の周波数成分うち出力レベルの高いものを受信する第1応答コード受信機224が選択されることとしてもよい。かかるシステムによれば、上記第3実施例と同様に、携帯機100の車外への持ち出しを確認する際に、車両310側が携帯機100の発する応答信号の周波数成分を受信できない事態を回避することができ、携帯機100が車外へ持ち出されたと誤判定されるのを確実に防止することができる。 【0128】尚、上記の第4実施例においては、第1及び第3応答コード受信機224、312が特許請求の範囲に記載した「受信手段」に、車両310が特許請求の範囲に記載した「移動体」に、携帯機100の発する応答信号の周波数成分が特許請求の範囲に記載した「通信形態」に、それぞれ相当している。 【0129】ところで、上記の第1乃至第4実施例においては、携帯機50が、■車両20の各ドアを非接触で遠隔的にロック又はアンロックするための機器として機能する場合と、■車両20に搭載されるエンジンの始動・停止を制御するための機器として機能する場合とで、車両20と携帯機50との信号の通信形態を変更することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯機50を用いてステアリングをロック・アンロックする場合や、エンジンへの燃料供給を許可・禁止するイモビライザ機能を実現する場合等に、上記した通信形態を変更することとしてもよい。 【0130】また、上記の第1乃至第4実施例においては、ドアのロック・アンロック時とエンジン始動時とで、携帯機の発する応答信号の通信形態を互いに異ならせているが、車両の発するリクエスト信号の通信形態を互いに異ならせることとしてもよい。かかる構成においては、車両と携帯機との通信が複雑となるので、車両の防盗性が向上することとなる。また、この場合、ドアのロック・アンロック時には出力レベルの高いリクエスト信号を送信し、一方、エンジン始動時には出力レベルの低いリクエスト信号を送信すれば、エンジン始動時のリクエスト信号の秘匿性が向上し、更なる防盗性の向上を図ることが可能となる。 【0131】 【発明の効果】上述の如く、請求項1、4記載の発明によれば、移動体における防盗性の向上を図ることができる。 【0132】請求項2記載の発明によれば、複数の機器がそれぞれ遠隔制御される際にリクエスト信号の通信形態を互いに異ならせることで、移動体における防盗性の向上を図ることができる。 【0133】請求項3記載の発明によれば、複数の機器がそれぞれ遠隔制御される際に通信形態が互いに異なる応答信号を受信することで、移動体における防盗性の向上を図ることができる。 【0134】請求項5記載の発明によれば、リクエスト信号の秘匿性の低下を防止することで、移動体における防盗性の向上を図ることができる。 【0135】請求項6記載の発明によれば、機器が遠隔制御される毎に、携帯機が発すべき応答信号の通信形態を指示することで、移動体における防盗性の更なる向上を図ることができる。 【0136】請求項7記載の発明によれば、遠隔制御される機器ごとに送信周波数が互いに異なる応答信号を受信することで、移動体における防盗性の向上を図ることができる。 【0137】請求項8記載の発明によれば、遠隔制御される機器ごとに通信形態が互いに異なる応答信号を発信することで、移動体における防盗性の向上を図ることができる。 【0138】請求項9記載の発明によれば、機器が遠隔制御される毎に、移動体からの指示に従った通信形態を有する応答信号を発信することで、移動体における防盗性の向上を図ることができる。 【0139】請求項10記載の発明によれば、機器が遠隔制御される際に、通信形態が互いに異なる複数の応答信号を発信することで、移動体における防盗性の向上を図ることができる。 【0140】また、請求項11記載の発明によれば、応答信号の秘匿性の低下を防止することで、移動体における防盗性の向上を図ることができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000003207 【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
|
| 【出願日】 |
平成12年6月9日(2000.6.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100070150 【弁理士】 【氏名又は名称】伊東 忠彦
|
| 【公開番号】 |
特開2001−349109(P2001−349109A) |
| 【公開日】 |
平成13年12月21日(2001.12.21) |
| 【出願番号】 |
特願2000−174344(P2000−174344) |
|