| 【発明の名称】 |
施解錠状態監視システム |
| 【発明者】 |
【氏名】奥山 雅裕
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| 【要約】 |
【課題】シリンダー錠の施解錠状態を常時監視し、外部からの不正行為による解錠を防止して防犯性能の向上を図る。
【解決手段】第1,第2シリンダー錠が解錠状態から第1,第2シリンダー錠の順に施錠動作が行われると、第1錠信号がL「解錠」からH「施錠」に変化した後、第2錠信号がL「解錠」からH「施錠」に変化し、ラッチ回路23が保持出力する異常信号がリセットされる。その後、第1錠信号がH「施錠」からL「解錠」に変化すると、第1合成信号の立ち下がりのタイミングでタイマー回路22がタイマーカウントが開始し、第2錠信号がH「施錠」からL「解錠」に変化したときの第2合成信号の立ち下がりのタイミングでタイマー回路22のタイマーカウントが停止する。このとき、タイマー回路22の経過時間がタイマー時間(設定時間)を越えると、ラッチ回路23から異常信号が保持出力される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 施解錠を許可するべく予め特定されたキーが挿入される挿入口を有する複数のシリンダー錠と、前記シリンダー錠の各々の施解錠状態を検知する検知手段と、前記複数のシリンダー錠を解錠又は施錠したときに、前記検知手段の検知出力に基づいて各シリンダー錠が解錠又は施錠される間の経過時間を監視し、経過時間が予め設定した設定時間を越えたときに異常信号を出力する施解錠状態監視手段とを備えたことを特徴とする施解錠状態監視システム。 【請求項2】 施解錠を許可するべく予め特定されたキーが挿入され、該キーの回転操作に連動して施解錠が行われる複数のシリンダー錠と、前記シリンダー錠の各々の施解錠状態を検知し、各シリンダー錠毎の施錠又は解錠を示す錠信号を出力する検知手段と、前記複数のシリンダー錠を解錠又は施錠したときの各シリンダー錠の解錠又は施錠動作が行われる間で、前記検知手段が出力する1のシリンダー錠の錠信号が施錠から解錠又は解錠から施錠を示す信号に変化したタイミングで経時を開始し、次に前記検知手段が出力する他のシリンダー錠の錠信号が施錠から解錠又は解錠から施錠を示す信号に変化したタイミングで前記経時を停止することにより各シリンダー錠が解錠又は施錠される間の経過時間を監視し、経過時間が予め設定した設定時間を越えたときに異常信号を出力する施解錠状態監視手段とを備えたことを特徴とする施解錠状態監視システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えばワンドア2ロックシステム等のように、扉に複数のシリンダー錠を備えた施解錠装置における各シリンダー錠の施解錠状態を監視する施解錠状態監視システムに関する。 【0002】 【従来の技術】施解錠装置には、防犯性能を高めるために、一の扉に二つの錠前を設ける、所謂ワンドア2ロックシステムが従来より採用されている。従来、このワンドア2ロックシステムは、屋外側に2シリンダー、屋内側に2サムターンを装着する、すなわちそれぞれが単独で機能する施解錠装置を2つ設ける構成が一般的である。このような施解錠装置を採用した場合には、施錠箇所に種々の錠前を設けることができるので、バール等によるこじ開けを困難にして防犯性能を高めることができる。 【0003】ところで、近年、上記ワンドア2ロックシステムを採用した部屋に警備システムを導入したものも知られている。この警備システムでは、全てのシリンダー錠が施錠されたときにその部屋が自動的に警戒状態となり、再び部屋に戻って来て全てのシリンダー錠が解錠されたときに自動的に警戒状態が解除されるようになっている。これにより、より高い防犯性能の実現を図っている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のように、ワンドア2ロックシステムと警備システムを併用した構成でも、部屋を留守にしている間に、外部からの不正行為により全てのシリンダー錠が解錠された場合には、警戒状態を解除した状態でその部屋に不法侵入されてしまうという問題があった。 【0005】このため、ワンドア2ロックシステムを採用した構成だけでなく、ワンドア2ロックシステムと警備システムを併用した構成においても、より高い防犯性能が望まれている。 【0006】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、シリンダー錠の施解錠状態を常時監視し、外部からの不正行為による解錠を防止して防犯性能の向上を図ることができる施解錠状態監視システムを提供することを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1の発明は、施解錠を許可するべく予め特定されたキーが挿入される挿入口を有する複数のシリンダー錠と、前記シリンダー錠の各々の施解錠状態を検知する検知手段と、前記複数のシリンダー錠を解錠又は施錠したときに、前記検知手段の検知出力に基づいて各シリンダー錠が解錠又は施錠される間の経過時間を監視し、経過時間が予め設定した設定時間を越えたときに異常信号を出力する施解錠状態監視手段とを備えたことを特徴とする。 【0008】請求項2の発明は、施解錠を許可するべく予め特定されたキーが挿入され、該キーの回転操作に連動して施解錠が行われる複数のシリンダー錠と、前記シリンダー錠の各々の施解錠状態を検知し、各シリンダー錠毎の施錠又は解錠を示す錠信号を出力する検知手段と、前記複数のシリンダー錠を解錠又は施錠したときの各シリンダー錠の解錠又は施錠動作が行われる間で、前記検知手段が出力する1のシリンダー錠の錠信号が施錠から解錠又は解錠から施錠を示す信号に変化したタイミングで経時を開始し、次に前記検知手段が出力する他のシリンダー錠の錠信号が施錠から解錠又は解錠から施錠を示す信号に変化したタイミングで前記経時を停止することにより各シリンダー錠が解錠又は施錠される間の経過時間を監視し、経過時間が予め設定した設定時間を越えたときに異常信号を出力する施解錠状態監視手段とを備えたことを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】図1は本発明による施解錠状態監視システムの回路構成図、図2は同システムが採用されるワンドア2ロックシステムにおけるシリンダー錠の概略構成の一例を示す斜視図、図3は同システムの正常時のタイミングチャート、図4は同システムの異常時のタイミングチャートである。 【0010】本例の施解錠状態監視システムは、従来の技術でも説明したワンドア2ロックシステムを採用した構成、ワンドア2ロックシステムと警備システムを併用した構成等に適用されるものである。以下では、本例の施解錠監視システムをワンドア2ロックシステムの構成に適用した場合について説明する。本例の施解錠監視システムは、図2に示すワンドア2ロックシステムのシリンダー錠の構成部分と、図1に示す回路部分(施解錠状態監視手段)を有している。 【0011】まず、図2を参照しながらワンドア2ロックシステムのシリンダー錠の構成について説明する。図2において、不図示の扉の端部に内蔵される錠箱には、キー1の挿入口2,3が屋外側に露出した状態で第1シリンダー錠4と、第2シリンダー錠5とが上下に設けられている。これら第1シリンダー錠4と第2シリンダー錠5は、施解錠を許可するべく予め特定された同一又は異なるキー1を挿入口2,3に挿入して回転操作される。 【0012】なお、特に図示はしないが、前記錠箱には、第1シリンダー錠4、第2シリンダー錠5、サムターンの操作により扉枠に対してデットボルトを進退させて施解錠を可能とする施解錠機構が内蔵されている。 【0013】第1シリンダー錠4の回転軸4aには、回転板の一部に突出部を有する突起片6が取り付けられている。突起片6は、第1シリンダー錠4の挿入口2にキー1が挿入されて内筒が回転操作されたときに、この回転操作に連動して回転するものである。図2の例では、第1シリンダー錠4の挿入口2が水平状態で挿入口2にキー1を挿入して第1シリンダー錠4の内筒が時計回りに90°回転した位置を施錠位置としている。これに対し、第1シリンダー錠4の挿入口2が水平状態で挿入口2にキー1を挿入して第1シリンダー錠4の内筒が反時計回りに90°回転した位置を解錠位置としている。施錠位置には検知手段としての施錠用マイクロスイッチ7が設けられ、同様に解錠位置には検知手段としての解錠用マイクロスイッチ8が設けられている。 【0014】そして、上述した第1シリンダー錠4の回転操作によって突起片6が施錠用マイクロスイッチ7の作動子7aを押圧したときに、施錠用マイクロスイッチ7から施錠を示す錠信号(ハイレベル「H」の第1錠信号)が出力され、第1シリンダー錠4の回転操作によって突起片6が解錠用マイクロスイッチ8の作動子8aを押圧したときに解錠用マイクロスイッチ8から解錠を示す錠信号(ローレベル「L」の第1錠信号)が出力される。 【0015】第2シリンダー錠5についても、上述した第1シリンダー錠4と同様に、第2シリンダー錠5の回転軸5aには、回転板の一部に突出部を有する突起片9が取り付けられている。突起片9は、第2シリンダー錠5の挿入口3にキー1が挿入されて内筒が回転操作されたときに、この回転操作に連動して回転するものである。図2の例では、第2シリンダー錠5の挿入口3が水平状態で挿入口3にキー1を挿入して第2シリンダー錠5の内筒が時計回りに90°回転した位置を施錠位置としている。これに対し、第2シリンダー錠5の挿入口3が水平状態で挿入口3にキー1を挿入して第2シリンダー錠5の内筒が反時計回りに90°回転した位置を解錠位置としている。施錠位置には検知手段としての施錠用マイクロスイッチ10が設けられ、同様に解錠位置には検知手段としての解錠用マイクロスイッチ11が設けられている。 【0016】そして、上述した第2シリンダー錠5の回転操作によって突起片9が施錠用マイクロスイッチ10の作動子10aを押圧したときに施錠用マイクロスイッチ10から施錠を示す錠信号(ハイレベル「H」の第2錠信号)が出力され、第2シリンダー錠5の回転操作によって突起片9が解錠用マイクロスイッチ11の作動子11aを押圧したときに解錠用マイクロスイッチ11から解錠を示す錠信号(ローレベル「L」の第2錠信号)が出力される。 【0017】次に、図1を参照しながら回路部分の構成について説明する。回路部分は、図1に示すように、信号合成回路21、タイマー回路22、ラッチ回路23を備えて概略構成される。 【0018】信号合成回路21は、マイクロスイッチ7,8からの第1錠信号と、マイクロスイッチ10,11からの第2錠信号を合成して第1合成信号と第2合成信号を出力している。更に説明すると、図1の例における信号合成回路21は、マイクロスイッチ7,8から入力される第1錠信号と、マイクロスイッチ10,11から入力される第2錠信号の論理積(アンド)をとって第1合成信号を出力している。すなわち、信号合成回路21は、入力される第1錠信号と第2錠信号が共にハイレベル(施錠)のときにハイレベルの第1合成信号を出力する。これに対し、入力される第1錠信号と第2錠信号のいずれかがローレベル(解錠)のときにはローレベルの第1合成信号を出力する。この第1合成信号は、タイマー回路22のスタート端子及びクリアー端子、ラッチ回路23のD端子に入力される。 【0019】また、信号合成回路21は、マイクロスイッチ7,8から入力される第1錠信号と、マイクロスイッチ10,11から入力される第2錠信号の論理和(オア)をとって第2合成信号を出力している。すなわち、信号合成回路21は、入力される第1錠信号と第2錠信号のいずれかがハイレベル(施錠)のときにハイレベルの第2合成信号を出力する。これに対し、入力される第1錠信号と第2錠信号が共にローレベル(解錠)のときにはローレベルの第2合成信号を出力する。この第2合成信号は、タイマー回路22のスタート端子、ラッチ回路23のクリアー端子に入力される。 【0020】タイマー回路22は、第1錠信号が「施錠」(ハイレベル)から「解錠」(ローレベル)に変化したときにタイマーカウントを開始し、タイマーカウントが開始されてからの経過時間が予め設定されたタイマー時間を越えたときに、オーバーフロー信号をラッチ回路23に出力している。ここで、上記タイマー時間は、日常の施解錠動作で、第1シリンダー錠4を解錠してから第2シリンダー錠5を解錠するまでに要する必要最小限の時間(例えば数秒)に設定されている。 【0021】図1の例におけるタイマー回路23は、スタート端子に対して信号合成回路21から入力される第1合成信号がハイレベルからローレベルに変化したときのタイミングでタイマーカウントが開始される。また、タイマー回路23は、スタート端子に対して信号合成回路21から入力される第2合成信号がハイレベルからローレベルに変化したときのタイミングでタイマーカウントが停止し、その内容がクリアーされる。そして、タイマー回路22は、タイマーカウントが開始されてから停止するまでの経過時間が予め設定した前記タイマー時間を越えたときに、オーバーフロー信号をラッチ回路23のクロック端子(CK)に出力している。 【0022】ラッチ回路23は、タイマー回路23のタイマーカウントによる経過時間がタイマー時間を越えたときに異常信号を出力保持している。図1の例におけるラッチ回路23は、D型フリップフロップ回路で構成される。このラッチ回路23では、クロック端子(CK)にタイマー回路22からオーバーフロー信号が入力されたとき、すなわち、タイマー回路22のタイマーカウントによる経過時間がタイマー時間(設定時間)を越えたときにハイレベルの異常信号をQ端子から保持出力している。なお、ラッチ回路23は、クリアー端子に入力される信号合成回路21からの第1合成信号がローレベルからハイレベルに変化したときに、そのとき保持出力しているハイレベルの異常信号の出力がクリアーされる。 【0023】次に、上記施解錠状態監視システムの動作を図3及び図4を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、正常時及び異常時に、施錠と解錠の動作が第1シリンダー錠4、第2シリンダー錠5の順に行われたものとしている。 【0024】・正常時の動作…図3のタイミングチャート第1シリンダー錠4及び第2シリンダー錠5が共に解錠状態にある状態から第1シリンダー錠4、第2シリンダー錠5の順に施錠動作が行われると、第1錠信号が「解錠」を示すローレベルから「施錠」を示すハイレベルに変化した後、第2錠信号が「解錠」を示すローレベルから「施錠」を示すハイレベルに変化する。これにより、ラッチ回路23が保持出力するハイレベルの異常信号がリセット(クリアー)され、ラッチ回路23の出力がローレベルとなる。 【0025】その後、第1シリンダー錠4及び第2シリンダー錠5が共に施錠状態となり、所定時間経過後、第1シリンダー錠4、第2シリンダー錠5の順にあまり間を空けることなく解錠動作が行われると、第1錠信号が「施錠」を示すハイレベルから「解錠」を示すローレベルに変化したときに、第1合成信号の立ち下がりのタイミングでタイマー回路22のタイマーカウントが開始し、第2錠信号が「施錠」を示すハイレベルから「解錠」を示すローレベルに変化したときの第2合成信号の立ち下がりのタイミングでタイマー回路22のタイマーカウントが停止する。このとき、第1シリンダー錠4、第2シリンダー錠5はあまり間を空けることなく解錠動作が行われたので、タイマー回路22の経過時間がタイマー時間(設定時間)内となり、ラッチ回路23からはハイレベルの異常信号は出力されない。すなわち、ラッチ回路23の出力はローレベルのままとなる。 【0026】・異常時の動作…図4のタイミングチャート第1シリンダー錠4及び第2シリンダー錠5が共に解錠状態にある状態から第1シリンダー錠4、第2シリンダー錠5の順に施錠動作が行われると、第1錠信号が「解錠」を示すローレベルから「施錠」を示すハイレベルに変化した後、第2錠信号が「解錠」を示すローレベルから「施錠」を示すハイレベルに変化する。これにより、ラッチ回路23が保持出力する異常信号がリセット(クリアー)され、ラッチ回路23の出力がローレベルとなる。 【0027】その後、第1錠信号が「施錠」を示すハイレベルから「解錠」を示すローレベルに変化すると、第1合成信号の立ち下がりのタイミングでタイマー回路22がタイマーカウントが開始し、第2錠信号が「施錠」を示すハイレベルから「解錠」を示すローレベルに変化したときの第2合成信号の立ち下がりのタイミングでタイマー回路22のタイマーカウントが停止することになるが、その際に、例えばバール等のこじ開けにより解錠操作がなされると、第2錠信号が「施錠」を示すハイレベルから「解錠」を示すローレベルに変化するまでに時間を要する。このため、タイマー回路22のタイマーカウントによる経過時間がタイマー時間(設定時間)を越えることになり、ラッチ回路23からハイレベルの異常信号が保持出力される。 【0028】なお、上述した動作では、正常時及び異常時のいずれにおいても、施錠動作と解錠動作が第1シリンダー錠4、第2シリンダー錠5の順に行われるものとして説明したが、第1シリンダー錠4と第2シリンダー錠5の施錠動作と解錠動作の順番は逆であってもよい。すなわち、本例の施解錠状態監視システムでは、ワンドア2ロックシステムに適用した場合、一方のシリンダー錠の解錠動作が行われてから他方のシリンダー錠の解錠動作が行われるまでの経過時間を監視し、この経過時間が予め設定した設定時間を越えたときに異常信号を保持出力するものである。 【0029】このように、本実施の形態の施解錠状態監視システムによれば、最初のシリンダー錠4の解錠動作が行われてから次のシリンダー錠5の解錠動作が行われるまでの経過時間を監視し、この経過時間が設定時間を越えたときに異常信号を保持出力する構成なので、全てのシリンダー錠4,5の施解錠状態を常時監視することができ、また外部からの不正行為による解錠を防止して防犯性能の向上を図ることができる。 【0030】ところで、本例の施解錠状態監視システムは、上述したワンドア2ロックシステムを採用した構成だけでなく、ワンドア2ロックシステムと警備システムを併用した構成にも適用することができる。例えば異常時にラッチ回路23から出力される異常信号によって警備センターに通報したり、部屋に装備された警報装置を動作させて警報音を鳴らすことにより周囲に異常が発生したことを知らせることができる。 【0031】また、本例の施解錠状態監視システムにおける回路部分の構成は、上述した図2及び図3に示す動作を実現するものであれば、特に図1に示す回路構成に限定されるものではない。 【0032】さらに、本例の施解錠状態監視システムは、複数のシリンダー錠の各々から施錠を示す錠信号又は解錠を示す錠信号が出力できる構成であればよく、図2に示すようなキー1の挿入回転によって施解錠されるシリンダー錠の構成に限定されるものではない。例えば電子シリンダー錠にも適用することができる。電子シリンダー錠は、シリンダー錠の挿入口にキーが挿入されたときに、キー内の電子回路から固有の識別コードが送信され、この送信された識別コードをシリンダー錠側の電子回路で受信し、この受信した識別コードを施解錠許可識別コードとを比較して一致したときに施解錠を許可するものである。 【0033】また、上述した実施の形態では、2つのシリンダー錠4,5を備えたワンドア2ロックシステムに適用した場合について説明したが、3つ以上のシリンダー錠を備えたシステム(警備システムとの併用を含む)にも適用することができる。この場合、全てのシリンダー錠が施錠となっている状態から各シリンダー錠が順次解錠されたときに、解錠された順番に各シリンダー錠が解錠される間の経過時間を監視し、これらの経過時間が予め設定した設定時間を越えたときに異常信号を保持出力する。 【0034】さらに、上述した実施の形態では、全てのシリンダー錠が施錠となっている状態から各シリンダー錠が順次解錠されたときに、解錠された順番に各シリンダー錠が解錠される間の経過時間を監視し、これらの経過時間が予め設定した設定時間を越えたときに異常信号を保持出力する構成について説明したが、全てのシリンダー錠が解錠となっている状態から各シリンダー錠が順次施錠されたときに、施錠された順番に各シリンダー錠が施錠される間の経過時間を監視し、これらの経過時間が予め設定した設定時間を越えたときに異常信号を保持出力する構成ととしてもよい。例えば上記のようなワンドア2ロックシステムを採用した各戸を作業者が巡回し、各戸のシリンダー錠を全てのシリンダー錠が解錠となっている状態から各シリンダー錠を順次施錠してシリンダー錠の動作確認する場合、施錠された順番に各シリンダー錠が施錠される間の経過時間を監視し、これらの経過時間が予め設定した設定時間を越えたときにシリンダー錠の異常状態の発生を示す異常信号を保持出力する構成とすれば、シリンダー錠の動作異常の確認を行うことができる。 【0035】 【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明によれば、シリンダー錠の施解錠状態を常時監視し、外部からの不正行為による解錠を防止して防犯性能の向上が図れ、また、シリンダー錠の動作異常の確認を行うことができる。 【0036】また、警備システムと併用した場合には、異常時に出力される異常信号によって警備センターに通報したり、部屋に装備された警報装置を動作させて警報音を鳴らすことにより周囲に異常が発生したことを知らせることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390037028 【氏名又は名称】美和ロック株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年5月23日(2000.5.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100067323 【弁理士】 【氏名又は名称】西村 教光 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−329728(P2001−329728A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月30日(2001.11.30) |
| 【出願番号】 |
特願2000−151677(P2000−151677) |
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