| 【発明の名称】 |
入退場管理端末、および入退場管理システム |
| 【発明者】 |
【氏名】森田 亙由
【氏名】小林 孝至
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| 【要約】 |
【課題】入退場の管理を有効に行え、カードが読み込まれてから判定終了までの時間を短縮し、入退場を円滑にできる入退場管理端末、および入退場管理システムを提供する。
【解決手段】利用者のカードに記録された利用者の個人情報と、カードの有効期限とを読み込むよう構成された読込手段と、読込手段により読み込まれた個人情報と有効期限とに基づき、第1のエリアから第2のエリアへの利用者の移動を許可できるか否かを判定するよう構成された判定手段と、判定手段が移動を許可できると判定した場合に、カードの有効期限を更新するよう構成された記録手段とを備えた入退場管理端末及び該入退場管理端末を備えた入退場管理システムとする。更新される有効期限の間隔を適宜定め、入退場管理端末に記録する個人情報を少なくし適正量とすることができ、利用者の移動許可を迅速に判定することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】利用者のカードに記録された前記利用者の個人情報と、前記カードの有効期限とを読み込むよう構成された読込手段と;前記読込手段により読み込まれた前記個人情報と前記有効期限とに基づき、第1のエリアから第2のエリアへの前記利用者の移動を許可できるか否かを判定するよう構成された判定手段と;前記判定手段が前記移動を許可できると判定した場合に、前記カードの前記有効期限を更新するよう構成された記録手段とを備えた;入退場管理端末。 【請求項2】前記記録手段が、所定の期間内にのみ、前記有効期限を更新するよう構成された;請求項1に記載の入退場管理端末。 【請求項3】前記読込手段が、前記カードに記録された第1のエリアを示すエリア情報を読み込むよう構成され;さらに、前記読込手段により読み込まれた前記個人情報と前記有効期限とに加えて、前記読込手段により読み込まれた第1のエリアを示すエリア情報に基づき、前記判定手段が前記移動を許可できるか否かを判定するよう構成され;前記判定手段が前記移動を許可できると判定した場合に、前記記録手段が、前記カードに記録された前記1のエリアを示すエリア情報を、前記第2のエリアを示すエリア情報に更新するように構成された;請求項1または請求項2に記載の入退場管理端末。 【請求項4】開閉する扉装置を備え;前記扉装置が、前記判定手段が前記移動を許可できると判定した場合に開となり、前記判定手段が前記移動を許可できないと判定した場合に閉となるように構成された;請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の入退場管理端末。 【請求項5】前記個人情報と、前記第2のエリアを示すエリア情報とを送信する送信手段を備えた請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の入退場管理端末と;前記送信手段から送信された前記個人情報と前記第2のエリアを示すエリア情報とを管理する入退場管理装置とを備えた;入退場管理システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、入退場を許可された者か否かを管理する入退場管理端末、該入退場管理端末を備えた入退場管理システムに関し、特に入場の禁止を有効に管理する入退場管理端末、および該入退場管理端末を備えた入退場管理システムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の入退場管理システムとして、カード情報を読み込むカードリーダを備えた入退場管理端末(ゲート)と、入退場管理端末に接続され、入退場情報を監視する上位の制御機器である入退場管理装置とから構成される入退場管理システムが知られている。 【0003】このような入退場管理システムにおいては、カードリーダで読み込まれたカード情報は、入退場管理端末から入退場管理装置に送信され、入退場管理装置でカード情報の適否を判定するとともに入退場情報が記録される。カード情報の適否の判定は、ブラックリストに登録されているか否かの照合により行われ、ブラックリストに登録されている場合には、カードが無効である旨の判定を行い、ブラックリストに登録されていない場合には、カードが適正である旨の判定を行うものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の入退場管理システムによれば、カードの情報を読み込む毎に入退場管理端末と入退場管理装置との間でデータの送受信を行うために、データ処理に時間が掛かり、カードが読み込まれてから判定が終了するまで利用者は待たされていた。 【0005】一方、入退場管理端末にブラックリストを記録させる場合には、記録場所が端末であるため記録量は制限される。仮にブラックリストエリアを十分に大きく設けたとしても、照合に時間が掛かってしまう。さらに長期の運用によりブラックリストにはブラックデータが蓄積され続けるため、いずれはブラックデータがブラックリストエリアを埋めてしまうことになる。さらにブラックデータの量が記録量の制限を越えると、それ以上ブラックデータをブラックリストに登録することができず、ブラックリストからあふれ出てしまう。ブラックリストに登録されていないブラックデータが記録されたカードを使用する利用者は、本来は入退場が禁止されるべきであるにもかかわらず、自由に入退場管理端末を通過して入退場することができてしまう。 【0006】そこで本発明は、利用者の入退場の管理を有効に行え、カードが読み込まれてから判定終了までの時間を短縮することによって、入退場を円滑にできる入退場管理端末、および該入退場管理端末を備えた入退場管理システムを提供することを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1に係る発明による入退場管理端末11は、例えば図1に示すように、利用者のカード2に記録された前記利用者の個人情報106と、カード2の有効期限104とを読み込むよう構成された読込手段13A、Bと;読込手段13A、Bにより読み込まれた個人情報106と有効期限104とに基づき、第1のエリアから第2のエリアへの前記利用者の移動を許可できるか否かを判定するよう構成された判定手段17と;判定手段17が前記移動を許可できると判定した場合に、カード2の有効期限104を更新するよう構成された記録手段13A、Bとを備える。 【0008】このように構成すると、カードの有効期限を更新するよう構成された記録手段と、個人情報と有効期限とに基づき、第1のエリア(利用者が入退場管理端末を移動して通過する前のエリア)から第2のエリア(利用者が入退場管理端末を移動して通過する通過先のエリア)への利用者の移動を許可できるか否かを判定するよう構成された判定手段とを備えるので、判定手段は、更新される有効期限内の個人情報に基づき判定を行えばよく、更新される有効期限外の個人情報は、判定には必要がない。よって、判定手段による判定に必要な個人情報の量を適正量に限定することができる。したがって、記録容量の小さい入退場管理端末に個人情報を記録させることができる。 【0009】なお、有効期限は適宜定められた所定の期限だけ更新するとよい。個人情報は、通常は有効期限に対応させて更新される。個人情報に基づく判定は、通常は入退場管理端末の通過を許可する利用者の個人情報、または通過を許可しない利用者の個人情報を入退場管理端末に記録させておき、カードから読み取った個人情報との照合によって行なう。 【0010】請求項2に係る発明による入退場管理端末11は、請求項1に記載の入退場管理端末において、例えば図1に示すように、記録手段13A、Bが、所定の期間内にのみ、有効期限104を更新するよう構成されている。 【0011】このように構成すると、記録手段が、所定の期間内にのみ、有効期限を更新するよう構成されているので、この所定の期間の末日の翌日から、更新によって延長される有効期限の末日までの個人情報を基に判定をすればよく、判定に必要な個人情報の量を適正量に限定することができる。入場時に有効期限を書き換えてもよく、また入場時に有効期限を書き換えずに、退場時に書き換えるものとしてもよい。所定の期間は、所定の周期をもって(例えば1月毎、半年毎に1ヶ月、1年毎に1ヶ月)定めてもよい。 【0012】請求項3に係る発明による入退場管理端末11は、請求項1または請求項2に記載の入退場管理端末において、例えば図1に示すように、読込手段13A、Bが、カード2に記録された第1のエリアを示すエリア情報103を読み込むよう構成され;さらに、読込手段13A、Bにより読み込まれた個人情報106と有効期限104とに加えて、読込手段13A、Bにより読み込まれた第1のエリアを示すエリア情報103に基づき、判定手段17が前記移動を許可できるか否かを判定するよう構成され;判定手段17が前記移動を許可できると判定した場合に、記録手段13A、Bが、カード2に記録された前記第1のエリアを示すエリア情報103を、前記第2のエリアを示すエリア情報103に更新するように構成されている。 【0013】このように構成すると、判定手段が個人情報と、有効期限と、第1のエリアを示すエリア情報とに基づき、利用者の移動を許可できると判定した場合に、記録手段が、カードに記録された第1のエリアを示すエリア情報を、利用者の第2のエリアを示すエリア情報に更新するので、移動を許可された利用者のカードのエリア情報を利用者が入退場管理端末を移動して通過した通過先のエリアのエリア情報に更新することができる。 【0014】よって、移動の許可の判断を常に入退場管理端末が接続するエリアであって利用者の移動前のエリアのエリア情報に基づいて行うことができる。よって、入退場管理端末は、個人情報、有効期限による判定では通過を許可できる者であっても正しいエリア情報を記録していないカードを持つ者の通過を拒否することができ、正当なルートを経て移動し正しいエリア情報を記録するカードを持つ者のみ通過を許可し、より適切な入退場管理をすることができる。また、入退場管理端末は利用者の移動の方向を認識することができるので利用者の特定の方向の移動のみを許可または不許可とすることができる。 【0015】請求項4に係る発明による入退場管理端末11は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の入退場管理端末において、例えば図1に示すように、開閉する扉装置12を備え;扉装置12が、判定手段17が前記利用者の前記移動を許可できると判定した場合に開となり、判定手段17が前記利用者の前記移動を許可できないと判定した場合に閉となるように構成されている。 【0016】このように構成すると、開閉する扉装置を備えるので、入退場判定において、移動が許可できないと判定された利用者の移動を扉を閉とすることにより阻止することができ、移動が許可できると判定された利用者の移動を扉を開とすることにより可能とすることができるため、利用者の入退場をより確実に管理することができる。 【0017】請求項5に係る発明による入退場管理システム1は、例えば図1に示すように、個人情報106と、前記第2のエリアを示すエリア情報103とを送信する送信手段16を備えた請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の入退場管理端末11と;前記送信手段16から送信された個人情報106と前記第2のエリアを示すエリア情報103とを管理する入退場管理装置31とを備えている。 【0018】前述のような入退場管理端末と、入退場管理装置とを備えるので、入退場管理システムは、利用者の入退場管理端末の通過先のエリアを把握することができるので、利用者が許可された経路を辿って移動していることを管理することができる。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図において互いに同一あるいは相当する部材には同一符号を付し、重複した説明は省略する。 【0020】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る入退場管理システム1の構成を示す概念図である。図に示すように、入退場管理システム1は、入退場管理端末11(ゲート11)と、入退場管理端末11に接続され入退場情報を管理する入退場管理装置31を含んで構成される。入退場情報とは、利用者の入退場に関する情報をいい、本実施の形態では、入退場が拒絶されたことを表すNG情報111と、入退場が許可された者及び拒絶された者のカード2に記録されたカード情報101をいうものとする。なお、入退場とは、入場及び退場をいう。 【0021】入退場管理システム1は、通常は一つのビル40(図4参照)に一つ設置され、入退場管理装置31はそのビルの保安要員が詰めている保安室(不図示)に設置される。入退場管理端末11は、例えばビル40の出入口41A(図4参照)、ビルの所定の部屋及び所定の廊下等であるエリアA〜E(区画)(図4参照)の出入口42A〜46A(図4参照)、特に人の入場を制限したいエリアの出入口に設置される。よって、入退場管理端末11は第1のエリアと第2のエリアを接続し、利用者は入退場管理端末11を通過して第1のエリアから第2のエリアに移動する。ここで、第1のエリアとは、利用者が入退場管理端末11を正当に移動する前のエリアをいい、第2のエリアとは、当該移動先のエリアをいい、ともに利用者側から見たエリアをいう。 【0022】入退場管理端末11は、扉装置12と、読込手段としての入場用カードリードライタ13Aと、読込手段としての退場用カードリードライタ13Bと、入場する人間を検知するセンサを備えた検出部14Aと、退場する人間を検知するセンサを備えた検出部14Bと、制御部15と、送信手段としての送受信部16と、判定手段としての判定部17とを備える。入場用カードリードライタ13Aと、退場用カードリードライタ13Bは、後述のように記録手段でもある。 【0023】入退場管理端末11は、本実施の形態では互いに平行に配置された一対の細長いボックス状をしており、その間に形成された通路(不図示)を利用者が通過して移動する。入退場管理端末11の内側(通路側)中央には扉装置12が取り付けられている。扉装置12は通常は閉となっており、この状態では利用者の入退場管理端末11の通過は阻止される。扉装置12が開となった場合のみ利用者は入退場管理端末11を通過することができる。扉装置12は不図示の駆動部を備え、制御部15からの駆動部への不図示の制御信号により開閉される。 【0024】入退場管理端末11の扉装置12を挟んで入場側には入場用カードリードライタ13Aが、退場側には退場用カードリードライタ13Bが取り付けられている。入場用カードリードライタ13Aは、入場する利用者がかざしたカード2に記録されたカード情報101を読み込む(リード機能)。退場用カードリードライタ13Bは、退場する利用者がかざしたカード2に記録されたカード情報101を読み込む(リード機能)。入場用、退場用カードリードライタ13A、13Bのカード2への書き込み(ライト機能)については後述する。なお、読み込み、書き込みはカード2をかざしただけで非接触の状態で行われる。 【0025】なお、入退場管理端末11の入場側、退場側は入退場管理端末11の設置状況に応じて、固定されている。入退場管理端末11が例えば廊下と部屋を繋ぐ場合、廊下側を入場側とし部屋側を退場側と決めるとよい。入退場管理端末11が部屋と部屋を接続する場合は、どちらか一方の部屋から他方の部屋へ移動することを入場とすれば、他方の部屋から一方部屋に移動することが退場であり、入場側、退場側の別は適宜決めればよい。 【0026】利用者が入退場管理端末11に近づきカードリードライタ13A、Bにカード2をかざす位置に来たときに、入場する利用者を検出するように検出部14Aが、退場する利用者を検出するように検出部14Bが入退場管理端末11に取り付けられている。言い換えると検出部14A、Bは、扉装置12を挟んで、入場側と、退場側に、それぞれ取り付けられている。検出部14A、14Bが利用者を検出したという情報は制御部15に送られる。 【0027】検出部14A、14Bにより、利用者が検出されたときに、カード2が入場用、退場用カードリードライタ13A、13Bにかざされていない場合は、判定部17は、NG情報111を発し、NG情報111を制御部15の後述のデータエリア18に送る。 【0028】次に、カード2のデータエリア3に記録されるカード情報101について説明する。カード情報101には、ユーザコード102、エリア情報としてのエリアコード103、カード2の有効期限104、グループID105、個人情報としての個人ID106がある。ユーザコード102は、各ユーザに与えられるコードである。エリアコード103は、原則として利用者が現在存在するエリアを表すコードである。すなわちエリアコード103は、利用者が入退場管理端末11を通過する前のエリアのエリアコード103であり、または後述のように入退場管理端末11を通過しようとし、通過を許可されたときにカード2のエリアコード103は入場用、退場用カードリードライタ13A、13Bによって新しく書き換えられ(カードリードライタのライト機能)、新しく書き換えられたエリアコード103は入退場管理端末11を通過した後に利用者が存在するエリアのエリアコード103である。通過した先のエリアのエリアコード103は利用者がさらに別の入退場管理端末11を通過する場合は、別の入退場管理端末11を通過する前のエリアのエリアコード103でもある。 【0029】有効期限104は、そのカード2が有効に通用する期限である。但し、有効期限104が有効なカード2を所持していても、所持者は入退場を許可されるとは限らず、許可のためには他の条件が課せられる。このことについては後述する。 【0030】グループID105は使用者が属するグループを示すIDであって、例えば所属する課等(営業課、設計課等)を表す。グループID105は、あるエリアの入退場を所定のグループID105を有する者にのみ許可する場合のホワイトリスト122に利用される。例えば、開発室には設計課に属する者(設計課のグループID105を有する者)は許可するが、営業課に属する者(設計課のグループID105を有しない者)には許可しない等である。 【0031】個人ID106とは、個人に与えられるIDであり、同じ個人ID106を別人が持つことがないように管理されている。個人ID106は個人ごとに入退場を許可したり、また入退場の許可を所定のエリアに限るためのブラックリスト121の作成に利用される。ブラックリスト121とは、本実施の形態では、退職者の個人ID106、カード2を紛失した者の個人ID106である。カード2を紛失した個人には新しい別個の個人ID106を付与する。 【0032】図2に示すように、カード2のデータエリア3の記録単位は、ブロック0からブロック5により成り立ち、ブロック0にはユーザコード102が、ブロック1にはエリアコード103が、ブロック2には有効期限104が、ブロック3にはグループID105が、ブロック4とブロック5には個人ID106が記録されている。利用者が、カード2を、入場用、又は退場用カードリードライタ13A、13B(図1参照)にかざすことによってこれらのカード情報101が入場用、又は退場用カードリードライタ13A、13Bによって読み込まれる。 【0033】図1を参照して、さらに入退場管理端末11の構成を説明する。制御部15は、入退場管理端末11の内部に収納され、制御部15は情報を記録するデータエリア18を有する。データエリア18には、入退場管理端末11を通過する各利用者のカード2から読み込まれたカード情報101、判定部17からのNG情報111、入退場管理端末11が接続するエリアへの入場を許可しない個人ID106、及び当該エリアからの退場を許可しない個人ID106をリスト化したブラックデータを記録するブラックリスト121、入退場を許可するグループIDをリスト化したホワイトリスト122、現在の日付123、入場側エリアコード124、退場側エリアコード125、ユーザコード126が記録される。グループIDによる入退場の許可の判定を行う必要のない場合は、ホワイトリストを作成しない。 【0034】入退場管理端末11の、データエリア18に記録された、カード情報101とNG情報111は所定の期間(例えば1日)だけ記録され、所定の期間を経過した場合は記録がクリアされるようにすると、記録容量が少なくてすむ。 【0035】入退場管理端末11が備える送受信部16は、データエリア18に記録されたカード情報101、NG情報111を入退場管理装置31の送受信部33に送信する。カード情報101とNG情報111は、送受信部33から、データエリア18より記録容量の大きいデータエリア32内に送られて記録される。データエリア32内のカード情報101、NG情報111は、入退場管理端末11のデータエリア18より長期間記録されるようにするとよい。 【0036】また、送受信部16は、入退場管理装置31のデータエリア32に記録されたブラックリスト131のうち、入退場管理端末11に記録されるべきブラックリスト121を入退場管理装置31の送受信部33から受信する。さらに、送受信部16は、入退場管理装置31に記録されたホワイトリスト132のうち、入退場管理端末11のデータエリア18に記録されるべきホワイトリスト122を入退場管理装置31の送受信部33から受信する。 【0037】入退場管理端末11のデータエリア18のブラックリスト121、ホワイトリスト122を変更(追加、削除を含む)する場合は、先ず入退場管理装置31のデータエリア32のブラックリスト131、ホワイトリスト132を変更する。さらに、変更後のブラックリスト121、ホワイトリスト122が、入退場管理装置31の送受信部33から、入退場管理端末11の送受信部16を経て、データエリア18に送信されるようにする。 【0038】判定部17は、ユーザコード126と、入退場管理端末11のデータエリア18のカード情報101中のユーザコード102とが一致するか否か判定する。同様に、判定部17は、カード情報101中の個人ID106が、ブラックリスト121に記録されているか検索して判定し、カード情報101中のグループID105が、ホワイトリスト122に記録されているか検索して判定する。 【0039】ブラックリスト121は、前述のように入退場管理端末11を通過して入退場管理端末11が接続するエリアへ入場できない者の個人ID106、及び当該エリアから退場できない者の個人ID106からなるリストである。ホワイトリスト122は、前述のように入退場管理端末11を通過して入退場管理端末11が接続するエリアへ入場できる者のグループID105、当該エリアから退場できる者のグループID105からなるリストである。さらに、判定部17は、カード情報101中の有効期限104が、現在の日付123と一致するか、または現在の日付123以後か否かを判定する。 【0040】カード情報101のユーザコード102がユーザコード126に一致していないか、個人ID106がブラックリスト121に記録されているか、グループID105がホワイトリスト122に記録されていないか、有効期限104が当日以前であるかの、いずれかに該当する場合は、判定部17は入場を許可できないとしてNG情報111を出す。いずれにも該当しない場合は、NG情報111は出されず、入退場が許可され、カード2に記録された有効期限104がカードリードライタ13A、Bによって書き換えられて更新され(カードリードライタ13A、Bのライト機能)、さらにカード2に記録されたエリアコード103が入場先、または退場先のエリアのエリアコード103に書き換えられ(ライト機能)、扉装置12が開となる。カード2に記録された有効期限104を書き換えて更新するのを所定の期間のみ行うようにしてもよい。 【0041】判定部17による判定結果が、入場許可である場合には、扉装置12が開となる。判定部17による判定結果が、入場不許可である場合には、扉装置12が閉となり、扉装置12に備え付けられた不図示の警報装置が警報を鳴らすよう構成されている。警報装置には、図示しないが、後述のように無札進入があったと判定された場合に、鳴動するゲート警報装置と、カード2に記録されたカード情報101に入退場を許可できない要因があると判定された場合に鳴動するカード警報装置がある。 【0042】カード2の有効期限104は、所定の期間に入退場管理端末11を通過したときに書き換えられるようにするとよい。例えば有効期限104が4月1日までであり、有効期限104の書き換え期間を3月中とすると、3月中に入退場管理端末11を適正に通過すると有効期限104が次年の4月1日までに書き換えられる。なお、3月中に一度入退場管理端末11を通過し、有効期限104が次年の4月1日までに書き換えられている場合には改めて有効期限104を書き換えることはしないようにするとよい。 【0043】このようにすると、有効期限104を4月1日を基準として毎年3月中に更新するので、有効期限104を越えていないカードの利用者の個人ID106をブラックリスト121に載せればよく、ブラックリスト121を適正量とすることができる。そして、4月1日を経過したときに、有効期限104を越えたブラックデータを削除するものとすれば、ブラックリスト121を適正量で管理することができる。 【0044】所定の期間内に入退場管理端末11を通過するときにカード2の有効期限104を書き換えるものとしたが、これに限定されるものではなく、入場するごとに有効期限104を書き換えるものとしてもよい。たとえば、入場するごとに有効期限104を1年後の年月日までとするものとしてもよい。この場合には、有効期限104を経過し有効期限104が更新されなかったブラックデータを順次削除するものとすればブラックリスト121を適正量で管理することができる。 【0045】図3を参照し、適宜図1を参照して第1の実施の形態のゲート11の作用を説明する。入退場管理端末11のデータエリア18に任意のユーザを示すユーザコード126が設定される。入退場管理装置31のデータエリア32に記録されているブラックリスト131、ホワイトリスト132のうち、ゲート11のデータエリア18に記録されるべきブラックリスト121、ホワイトリスト122が、送受信部33、送受信部16を経て、ゲート11のデータエリア18に送られている。入退場管理装置31のデータエリア32にユーザコードを記録し、ゲート11(通常は多数)のデータエリア18にユーザコードが同様にして送られるようにしてもよい。 【0046】利用者である入退場者によってゲート11の入場用カードリードライタ13A、または退場用カードリードライタ13Bにカード2がかざされた否か、即ちカード2が有りか否かが判断される(ステップS1)。カード2がかざされカード有りの場合は(ステップS1がY(YES)の場合)、カード2に記録されたカード情報101が入場用カードリードライタ13A、または退場用カードリードライタ13Bにより読み込まれ(ステップS2)、読み込まれたカード情報101は制御部15のデータエリア18に送られる。 【0047】カード2がかざされずカード2が有りでない場合は(ステップS1がN(NO)の場合)、無札進入有りか無しか否かが判定され(ステップS3)(検出部14A、14Bにより人間が検知されたか否かで判定)、カードがかざされずに検出部14A、14Bが続けて人間を検知した場合は無札進入(強行突破)と判定され(ステップS3が有りの場合)、不図示のゲート警報装置が鳴動し(ステップS4)、NG情報111を入退場管理装置31へ通知(ステップS5)し、終了する。無札進入でなければ(ステップS3が無しの場合)、終了する。 【0048】入場用カードリードライタ13A、または退場用カードリードライタ13Bからは、カード2がかざされた場合に、カード2がかざされたという情報が、判定部17に送られる。NG情報111の入退場管理装置31への通知に際して、検出部14A、Bから、検出情報が判定部17に送られ、このとき判定部17は、カードリードライタ13A、Bからカード2がかざされたという情報が来ていない場合は、NG情報111を発する。NG情報111は、データエリア18へまず送られ、送受信部16、送受信部33を経て入退場管理装置31のデータエリア32に送られる。 【0049】読み込まれたカード情報101は、データエリア18に送られ、さらに判定部17に送られる。 【0050】次に判定部17によってユーザコード判定が行われる(ステップS6)。ユーザコード判定は、判定部17に送られたカード情報中のユーザコード102と、データエリア18に記録されたユーザコード126が一致するか否かを判定部17が判定することにより行われる。ユーザコード102とユーザコード126とが一致し適正な場合には(ステップS6がコードOKの場合)、次にブラックリスト判定を行う(ステップS7)。ユーザコード102とユーザコード126とが一致せず不適正な場合には(ステップS6がコードNGの場合)、扉装置12は閉のまま、不図示のガード警報装置が鳴動し(ステップS8)、判定部17は、NG情報111とカード情報101をデータエリア18、送受信部16、送受信部33を介して入退場管理装置31へ通知(ステップS5)し、終了する。 【0051】ブラックリスト判定(ステップS7)には、判定部17によってカード情報中の個人ID106が、ブラックリスト121に記録されているか否か、ブラックリスト121を検索することにより行われる。検索によって、合致する個人IDがブラックリスト121が発見されない場合には(ステップS7が該当無しの場合)、次にホワイトリスト122の有無の判定を行う(ステップS9)。合致する個人IDがブラックリスト121にある場合には、ブラックと判定し(ステップS7が該当有りの場合)、ステップS6がコードNGの場合と同様に、扉装置12は閉のまま、カード警報装置が鳴動し(ステップS8)、判定部17はNG情報111とカード情報101をデータエリア18、送受信部16、送受信部33を介して入退場管理装置31へ通知し(ステップS5)、終了する。 【0052】ホワイトリスト122の有無の判定は(ステップS9)、ホワイトリスト122がデータエリア18に記録されているか否かを判定することよって行い、データエリア18に記録されている場合(ステップS9がリスト有りの場合)、次にホワイトリスト判定を行う(ステップS10)。データエリア18に記録されていない場合は(ステップS9がリスト無しの場合)、ホワイトリスト判定を行わず有効期限判定を行う(ステップS11)。 【0053】ホワイトリスト判定は、判定部17によってカード情報中のグループID105が、ホワイトリスト122に記録されているか否か、ホワイトリスト122を検索することにより行われる。検索によって合致するグループID105がホワイトリスト122に発見された場合には(ステップS10が該当有りの場合)、有効期限判定を行う(ステップS11)。合致するグループIDがホワイトリスト122にない場合には(ステップS10が該当無しの場合)、前述のステップS6がコードNGの場合と同様の過程を経て終了する。ホワイトリスト122は、例えば、限られた者だけが入場できる会議室等の入り口に設置されたゲート11を含む入退場管理システム1に対して採用され、作成される。 【0054】有効期限判定は、判定部17が、カード情報中の有効期限104と、制御部15のデータエリア18に記録されている現在の日付123とを比較して、現在の日付123が有効期限104を経過していない場合には(ステップS11が期限内の場合)、次にエリアコード判定が行われる(ステップS12)。現在の日付123が有効期限104を経過している場合には(ステップS11が期限外の場合)、前述のステップS6がコードNGの場合と同様の過程を経て終了する。 【0055】エリアコード判定は(ステップS12)、判定部17が、制御部15のデータエリア18に記録されているカード情報中のエリアコード103と、データエリア18に記録されている入場側エリアコード124(入場する場合)、または退場側エリアコード125(退場する場合)とが一致するか否かを判定することによって行われる。データエリア18に記録されているエリアコード103が適正な場合には(ステップS12がOKの場合)、入場用カードリードライタ13A、または退場用カードリードライタ13Bがカードに記録されている有効期限及びエリアコードの書き換えを行なう(ステップS13)。入場する場合は、退場側エリアコード125に、退場する場合は、入場側エリアコード124に、エリアコードが書き換えられる。 【0056】書き換え後、利用者の通過を可能とするため、扉装置12が開けられる(ステップS14)。利用者のゲートの通過を検知したら(ステップS15)、ゲート扉を閉め(ステップS16)、データエリア18内のカード情報101を、送受信部16、送受信部33を介して入退場管理装置31へ送信して(ステップS17)、終了する。エリアコードが一致せずエリアコード判定が不適正な場合には(ステップS12がNGの場合)、前述のステップS6がコードNGの場合と同様の過程を経て終了する。 【0057】利用者のゲート11通過の検知を、入場の場合は、検出部14Aのオン・オフ、次に検出部14Bのオン・オフ作動により行い、退場の場合は、検出部14Bのオン・オフ、次に検出部14Aのオン・オフ作動により行ってもよい。 【0058】以上のように本実施の形態にかかる発明によれば、更新される有効期限104の間隔を適宜定めることにより、入退場管理端末11に記録されるブラックリスト121の量を減少させ適正量とすることができ、利用者の入退場の管理を迅速にかつ適正に行うことが可能となる。また、記録されるブラックリスト121の量を減少させ適正量としたので、記録容量の小さい入退場管理端末11にブラックリスト121を記録させることができる。よって、カード2のカード情報101を読み込み、ブラックリスト121を使用し入退場の許可の判定を行う際し、入退場管理端末11と入退場管理装置31との間の情報の授受が不要となったので、カード情報101の読み込みから入退場の許可の判定を迅速かつ適正に行うことができる。 【0059】次に、図4を参照して、第2の実施の形態におけるエリアコード管理とカード2(図1参照)のエリアコード103(図1参照)の書き換えについて説明する。図において、ビル40がエリアA、B、C、D、Eに区分されている。ビル40の外部のエリアをZとする。エリアAとエリアZの間の出入口41Aに入退場管理端末としての、ゲート41が、エリアAとエリアBの間の出入口42Aにゲート42が、エリアBとエリアCの間の出入口43Aにゲート43が配置されている。さらに、エリアAとエリアDの間の出入口44Aにゲート44が、エリアAとエリアEの間の出入口45Aにゲート45が、エリアEとエリアCの間の出入口46Aにゲート46が配置されている。例えば、エリアAからエリアCに行くには、エリアBを経由して行くこともできるし、エリアEを経由して行くこともできる。ゲート41〜46は双方向に通過が可能である。また、ゲート41〜46は不図示の入退場管理装置に接続されている。 【0060】エリアZである外部からビル40に入ろうとする利用者は、ゲート41を通過しなければならなず、ビル40から外部に出ようとする者も、ゲート41を通過しなければならない。利用者がゲート41を通過できるためには、利用者がゲート41を通過する際にかざすカード2(図1参照)に記録されたユーザコード102(図1参照)が適正なものであり、有効期限104(図1参照)が通過時現在の日付に合致するかその日付以降でなければならない。ゲート42〜46を通過するに際しても同様である。 【0061】なお、本第2の実施の形態において、ゲート41〜46は、第1の実施の形態のゲート11と同様の構成を有する。また、利用者の入場または退場を許可できると判定したときに有効期限104を更新する。有効期限104の更新を最初に通過するゲート41を通過して入場するとき(または通過に際して入場が許可されたとき)にのみ行うようにしてもよい。 【0062】利用者がゲート41を通過できるためには、エリアZからエリアA方向への通過にはカード2に記録されたエリアコード103がZでなければならず、エリアAからエリアZ方向への通過にはカード2のエリアコード103がAでなければならない。前者の場合は、第1のエリアがエリアZ、第2のエリアがエリアAである。後者の場合は、第1のエリアがエリアA、第2のエリアがエリアZである。また、ゲート41に記録されたブラックリストに、エリアZからエリアAに入場できず、エリアAからエリアZに退場するとことができない者として個人コードが登録されていない者であることが必要である。ゲート41の通過が許可された場合は、カード2のエリアコード103はZからAに、またはAからZに変更される。このことは、利用者がゲート42〜46を通過する場合も同様である。 【0063】例えば、ゲート46をエリアEからエリアCに通過できる利用者の一部は、ゲート46をエリアCからエリアEへは通過できないようにしてもよい。この場合、エリアEからエリアCにゲート46を通過する場合のブラックリスト121(図1参照)と、エリアCからエリアEにゲート46を通過する場合のブラックリスト121を区別し、該当する個人ID106(図1参照)を、前者のブラックリスト121には載せないが、後者のブラックリスト121には載せるようにするとよい。または、エリアEからエリアCにゲート46を通過する場合のホワイトリスト122(図1参照)と、エリアCからエリアEにゲート46を通過する場合のホワイトリスト122を区別し、該当するグループID105(図1参照)を、前者のホワイトリスト122には載せるが、後者のホワイトリスト122には載せないようにするとよい。 【0064】以上のように本実施の形態にかかる発明によれば、利用者のゲート41〜46の通過許可の判定を、カード2に記録されたエリアコード103に基いて行い、通過を許可できると判定した場合に、カード2のエリアコード103を移動先のエリアコード103に更新する。よって、正しいエリアコード103を記録するカード2を携帯する者しか、移動が許可されない。また、移動後に移動先のエリアを示すエリアコード103が記録されたカード2を携帯するので、このことは適正にゲート41〜46を通過したことの証明になり、次のゲートでは一つ前のゲート41〜46を適正に通過したことを証明するカード2を携帯する者しか、通過を許可されないので、利用者のエリアからエリアへの移動、すなわち利用者のエリア間の移動経路を管理し、正規の経路を通って入退場する者のみの入退場を許可することができる。エリアコード103を利用して前述のように入退場を管理しているので、ゲート41〜46だけで入退場許可の判定ができ、入退場許可の判定に際し、入退場管理装置31(図1参照)との情報の授受が不要であり迅速に判定をすることができる。 【0065】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、更新される有効期限の間隔を適宜定めることにより、入退場管理端末に記録する個人情報を少なくし適正量とすることができ、利用者の入退場の管理を迅速にかつ適正に行うことが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000143396 【氏名又は名称】株式会社高見沢サイバネティックス
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| 【出願日】 |
平成12年5月18日(2000.5.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097320 【弁理士】 【氏名又は名称】宮川 貞二 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−323699(P2001−323699A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月22日(2001.11.22) |
| 【出願番号】 |
特願2000−146103(P2000−146103) |
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