| 【発明の名称】 |
入退室管理システム |
| 【発明者】 |
【氏名】秋山 知哉
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| 【要約】 |
【課題】入室時、退室時ともにアクセスを管理することができ、接触型ICカードと同等なセキュリティを備え、更に利便性も高い入退室管理システムを提供する。
【解決手段】入室時には、入室ゲート装置1A又は2Aによって、カード10と接触状態で通信をして、ホストコンピュータ20が入室ゲートのロック解除の許可を行い、退室時には、退室ゲート装置1B又は2Bによって、カード10と非接触状態で通信をして、ホストコンピュータ20が退室ゲートのロック解除の許可を行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外部と接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、入口のロックを解除する入室ゲート装置と、外部と非接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、出口のロックを解除する退室ゲート装置と、前記入室ゲート装置及び/又は前記退室ゲート装置により得られた情報を基にして、入室及び/又は退室の可否を判定する判定部と、を備える入退室管理システム。 【請求項2】 外部と非接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、入口のロックを解除する入室ゲート装置と、外部と接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、出口のロックを解除する退室ゲート装置と、前記入室ゲート装置及び/又は前記退室ゲート装置により得られた情報を基にして、入室及び/又は退室の可否を判定する判定部と、を備える入退室管理システム。 【請求項3】 外部と非接触状態及び/又は接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、入口のロックを解除する入室ゲート装置と、外部と非接触状態及び/又は接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、出口のロックを解除する退室ゲート装置と、前記入室ゲート装置及び/又は前記退室ゲート装置により得られた情報を基にして、入室及び/又は退室の可否を判定する判定部と、を備える入退室管理システムにおいて、入室から退出までの間に、少なくとも1回は、接触状態で前記判定が行われた場合のみ、前記退室ゲート装置のロック解除の許可を行う退室許可部と、を備える入退室管理システム。 【請求項4】 外部と接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、入口のロックを解除する入室ゲート装置と、外部と非接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、出口のロックを解除する退室ゲート装置と、前記入室ゲート装置と接触状態で情報の授受を行う接触情報記憶媒体と、前記退室ゲート装置と非接触状態で情報の授受を行い、前記接触情報記憶媒体と関連付けられた非接触情報記憶媒体と、前記入室ゲート装置及び/又は前記退室ゲート装置により得られた情報を基にして、入室及び/又は退室の可否を判定する判定部と、を備える入退室管理システム。 【請求項5】 外部と非接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、入口のロックを解除する入室ゲート装置と、外部と接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、出口のロックを解除する退室ゲート装置と、前記入室ゲート装置と非接触状態で情報の授受を行う非接触情報記憶媒体と、前記退室ゲート装置と接触状態で情報の授受を行い、前記非接触情報記憶媒体と関連付けられた接触情報記憶媒体と、前記入室ゲート装置及び/又は前記退室ゲート装置により得られた情報を基にして、入室及び/又は退室の可否を判定する判定部と、を備える入退室管理システム。 【請求項6】 外部と非接触状態及び/又は接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、入口のロックを解除する入室ゲート装置と、外部と非接触状態及び/又は接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、出口のロックを解除する退室ゲート装置と、前記入室ゲート装置及び/又は前記退室ゲート装置と接触状態で情報の授受を行う接触情報記憶媒体と、前記入室ゲート装置及び/又は前記退室ゲート装置と非接触状態で情報の授受を行い、前記接触情報記憶媒体と関連付けられた非接触情報記憶媒体と、前記入室ゲート装置及び/又は前記退室ゲート装置により得られた情報を基にして、入室及び/又は退室の可否を判定する判定部と、を備える入退室管理システムにおいて、入室から退出までの間に、前記接触情報記憶媒体を使用した前記判定が行われたか否かを記憶する接触判定記憶部と、前記接触判定記憶部に、少なくとも1回は、前記接触情報記憶媒体を使用した前記判定が行われたことが記憶されている場合のみ、前記退室ゲート装置のロック解除の許可を行う退室許可部と、を備える入退室管理システム。 【請求項7】 請求項4から請求項6までのいずれか1項に記載の入退室管理システムにおいて、前記非接触情報記憶媒体及び前記接触情報記憶媒体は、一枚のICカードであること、を特徴とする入退室管理システム。 【請求項8】 請求項7に記載の入退室管理システムにおいて、前記ICカードは、前記非接触情報記憶媒体が使用する非接触情報記憶領域、及び、前記接触情報記憶媒体が使用する接触情報記憶領域の少なくとも一部が共通の記憶領域を使用すること、を特徴とする入退室管理システム。 【請求項9】 請求項4から請求項8までのいずれか1項に記載の入退室管理システムにおいて、前記退室許可部は、入室から退出までの間に、前記接触情報記憶媒体及び/又は前記非接触情報記憶媒体を用いて、所定の処理が行われたときに、前記退室ゲート装置のロック解除の許可を行うこと、を特徴とする入退室管理システム。 【請求項10】 請求項9に記載の入退室管理システムにおいて、前記退室許可部は、前記所定の処理が確認できない場合であって、前記接触情報記憶媒体を用いて前記判定が前記退室ゲート装置において行われたときには、前記退室ゲート装置のロック解除の許可を行うこと、を特徴とする入退室管理システム。 【請求項11】 請求項3又は請求項6に記載の入退室管理システムにおいて、前記判定部は、前記入室ゲート装置については、接触状態で前記判定をし、前記退室ゲート装置については、非接触状態で前記判定をすること、を特徴とする入退室管理システム。 【請求項12】 請求項3又は請求項6に記載の入退室管理システムにおいて、前記判定部は、前記入室ゲート装置については、非接触状態で前記判定をし、前記退室ゲート装置については、接触状態で前記判定をすること、を特徴とする入退室管理システム。 【請求項13】 請求項3又は請求項6に記載の入退室管理システムにおいて、前記入室ゲート装置における前記判定が行われたことを記憶する入室履歴記憶部を備え、前記退室許可部は、前記入室履歴記憶部に入室履歴が記憶されているときには、前記退室ゲート装置のロック解除を許可すること、を特徴とする入退室管理システム。 【請求項14】 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の入退室管理システムにおいて、接触状態で前記判定を行うときに本人確認情報の確認を行う本人確認手段を備えること、を特徴とする入退室管理システム。 【請求項15】 請求項14に記載の入退室管理システムにおいて、前記本人確認手段は、指紋認証装置であること、を特徴とする入退室管理システム。 【請求項16】 請求項14に記載の入退室管理システムにおいて、前記本人確認手段は、暗証番号入力装置であること、を特徴とする入退室管理システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、特定の領域又は部屋への入退場又は入退室の管理を行う入退室管理システムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の入退室管理システムでは、磁気カード、ICカード、指紋認証等が利用されており、カード等をリーダライタ(以下、R/W)等のアクセス管理ユニットに挿入することにより、アクセスの可否を判断し、入室可と判断された場合のみ、入室が可能となる。また、入室者のID番号、入室時間等の情報を制御ホストで監視することも可能である。また近年、非接触ICカードを用いることにより、カード等をゲート部に設置されたR/Wに近づけるだけで、カード認証を行い、アクセス可能と判断された場合、入場が可能となるというシステムもある。上述した、入退室管理システムは、入室時のアクセス管理のみを行うシステムと、入室時、退室時の双方においてアクセス管理を行うシステムとに大きく2つに分けられる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の入室時のみを管理するシステムでは、入室時において、アクセス管理ができる反面、退出時における退出管理ができないために、誰が、どの時点で、どこにいるのか、部屋には、誰がいるのか等を、管理できないという問題があった。また、入室時のみを管理するシステムでは、入室時に複数の人が同時に入室した場合には、本来入室させてはならない者が入室することができ、セキュリティが低いという問題があった。 【0004】一方、入室時、退室時ともに管理するシステムにおいては、入室時、退室時ともにアクセス管理を行う必要があるため、利用者は、アクセスのたびにカード等を取り出す必要があり、利便性に欠けるという問題があった。そこで、利便性を高めたい場合には、入室時、退室時ともにカードをかざすだけでアクセスが可能となる非接触ICカードを用いた入退室管理システムが使用される。しかし、非接触ICカードは、カード自体の駆動に使用する電力が電磁波によって非接触で供給されているので、使用可能な電力が少ない。また、通信可能な時間が使用者の使い方(カードのR/Wへのかざし方)によって変化するので、処理可能時間が短い事が望ましい。したがって、非接触ICカードのみを用いたシステムは、複雑な暗号処理、暗証番号入力等を行うことが困難であり、接触型ICカード、指紋認証システム等と比較した場合、セキュリティが低いという問題があった。 【0005】本発明の課題は、入室時、退室時ともにアクセスを管理することができ、接触型ICカードと同等なセキュリティを備え、更に利便性も高い入退室管理システムを提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、外部と接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、入口のロックを解除する入室ゲート装置(1A,2A)と、外部と非接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、出口のロックを解除する退室ゲート装置(1B,2B)と、前記入室ゲート装置及び/又は前記退室ゲート装置により得られた情報を基にして、入室及び/又は退室の可否を判定する判定部(20)とを備える入退室管理システムである。 【0007】請求項2の発明は、外部と非接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、入口のロックを解除する入室ゲート装置と、外部と接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、出口のロックを解除する退室ゲート装置と、前記入室ゲート装置及び/又は前記退室ゲート装置により得られた情報を基にして、入室及び/又は退室の可否を判定する判定部とを備える入退室管理システムである。 【0008】請求項3の発明は、外部と非接触状態及び/又は接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、入口のロックを解除する入室ゲート装置(1A,2A)と、外部と非接触状態及び/又は接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、出口のロックを解除する退室ゲート装置(1B,2B)と、前記入室ゲート装置及び/又は前記退室ゲート装置により得られた情報を基にして、入室及び/又は退室の可否を判定する判定部(20)とを備える入退室管理システムにおいて、入室から退出までの間に、少なくとも1回は、接触状態で前記判定が行われた場合のみ、前記退室ゲート装置のロック解除の許可を行う退室許可部(20)とを備える入退室管理システムである。 【0009】請求項4の発明は、外部と接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、入口のロックを解除する入室ゲート装置(1A,2A)と、外部と非接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、出口のロックを解除する退室ゲート装置(1B,2B)と、前記入室ゲート装置と接触状態で情報の授受を行う接触情報記憶媒体(10)と、前記退室ゲート装置と非接触状態で情報の授受を行い、前記接触情報記憶媒体と関連付けられた非接触情報記憶媒体(10)と、前記入室ゲート装置及び/又は前記退室ゲート装置により得られた情報を基にして、入室及び/又は退室の可否を判定する判定部(20)とを備える入退室管理システムである。 【0010】請求項5の発明は、外部と非接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、入口のロックを解除する入室ゲート装置と、外部と接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、出口のロックを解除する退室ゲート装置と、前記入室ゲート装置と非接触状態で情報の授受を行う非接触情報記憶媒体(10)と、前記退室ゲート装置と接触状態で情報の授受を行い、前記非接触情報記憶媒体と関連付けられた接触情報記憶媒体(10)と、前記入室ゲート装置及び/又は前記退室ゲート装置により得られた情報を基にして、入室及び/又は退室の可否を判定する判定部(20)とを備える入退室管理システムである。 【0011】請求項6の発明は、外部と非接触状態及び/又は接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、入口のロックを解除する入室ゲート装置(1A,2A)と、外部と非接触状態及び/又は接触状態で情報の授受を行うリーダライタを備え、出口のロックを解除する退室ゲート装置(1B,2B)と、前記入室ゲート装置及び/又は前記退室ゲート装置と接触状態で情報の授受を行う接触情報記憶媒体(10)と、前記入室ゲート装置及び/又は前記退室ゲート装置と非接触状態で情報の授受を行い、前記接触情報記憶媒体と関連付けられた非接触情報記憶媒体(10)と、前記入室ゲート装置及び/又は前記退室ゲート装置により得られた情報を基にして、入室及び/又は退室の可否を判定する判定部(20)とを備える入退室管理システムにおいて、入室から退出までの間に、前記接触情報記憶媒体を使用した前記判定が行われたか否かを記憶する接触判定記憶部(11)と、前記接触判定記憶部に、少なくとも1回は、前記接触情報記憶媒体を使用した前記判定が行われたことが記憶されている場合のみ、前記退室ゲート装置のロック解除の許可を行う退室許可部(20)とを備える入退室管理システムである。 【0012】請求項7の発明は、請求項4から請求項6までのいずれか1項に記載の入退室管理システムにおいて、前記非接触情報記憶媒体及び前記接触情報記憶媒体は、一枚のICカード(10)であること、を特徴とする入退室管理システムである。 【0013】請求項8の発明は、請求項7に記載の入退室管理システムにおいて、前記ICカード(10)は、前記非接触情報記憶媒体が使用する非接触情報記憶領域、及び、前記接触情報記憶媒体が使用する接触情報記憶領域の少なくとも一部が共通の記憶領域(11)を使用することを特徴とする入退室管理システムである。 【0014】請求項9の発明は、請求項4から請求項8までのいずれか1項に記載の入退室管理システムにおいて、前記退室許可部(20)は、入室から退出までの間に、前記接触情報記憶媒体(10)及び/又は前記非接触情報記憶媒体(10)を用いて、所定の処理が行われたときに、前記退室ゲート装置のロック解除の許可を行うことを特徴とする入退室管理システムである。 【0015】請求項10の発明は、請求項9に記載の入退室管理システムにおいて、前記退室許可部(20)は、前記所定の処理が確認できない場合であって、前記接触情報記憶媒体(10)を用いて前記判定が前記退室ゲート装置において行われたときには、前記退室ゲート装置のロック解除の許可を行うことを特徴とする入退室管理システムである。 【0016】請求項11の発明は、請求項3又は請求項6に記載の入退室管理システムにおいて、前記判定部(20)は、前記入室ゲート装置(1A,2A)については、接触状態で前記判定をし、前記退室ゲート装置(1B,2B)については、非接触状態で前記判定をすることを特徴とする入退室管理システムである。 【0017】請求項12の発明は、請求項3又は請求項6に記載の入退室管理システムにおいて、前記判定部(20)は、前記入室ゲート装置(1A,2A)については、非接触状態で前記判定をし、前記退室ゲート装置(1B,2B)については、接触状態で前記判定をすることを特徴とする入退室管理システムである。 【0018】請求項13の発明は、請求項3又は請求項6に記載の入退室管理システムにおいて、前記入室ゲート装置(1A,2A)における前記判定が行われたことを記憶する入室履歴記憶部(11)を備え、前記退室許可部は、前記入室履歴記憶部に入室履歴が記憶されているときには、前記退室ゲート装置のロック解除を許可することを特徴とする入退室管理システムである。 【0019】請求項14の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の入退室管理システムにおいて、接触状態で前記判定を行うときに本人確認情報の確認を行う本人確認手段を備えることを特徴とする入退室管理システムである。 【0020】請求項15の発明は、請求項14に記載の入退室管理システムにおいて、前記本人確認手段は、指紋認証装置(1E,2E)であることを特徴とする入退室管理システムである。 【0021】請求項16の発明は、請求項14に記載の入退室管理システムにおいて、前記本人確認手段は、暗証番号入力装置(1F,2F)であることを特徴とする入退室管理システムである。 【0022】 【発明の実施の形態】以下、図面等を参照しながら、本発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明による入退室管理システムの第1実施形態を示すブロック図である。入退室管理システムは、入室ゲート装置1A,2A、退室ゲート装置1B,2B、暗証番号入力装置1F,2F、ホストコンピュータ20、カード10等を備えている。 【0023】入室ゲート装置1A,2Aは、カード10と接触状態で情報の授受を行う図示しないR/W、暗証番号(パスワード)を入力する暗証番号入力装置1F,2F、鍵開閉制御部1C,2C等を備え、入室時にカード10に記憶された情報及び入力された暗証番号をホストコンピュータ20に送信して、その情報が入室を許可してもよい情報であるか否かの確認を行い、入室を許可してもよい情報である場合にのみ、鍵開閉制御部1C,2Cに鍵を開ける指示をする装置である。 【0024】退室ゲート装置1B,2Bは、カード10と非接触状態で情報の授受を行う図示しないR/W、鍵開閉制御部1D,2D等を備え、入室時にカード10に記憶された情報をホストコンピュータ20に送信して、その情報が退室を許可してもよい情報であるか否かの確認を行い、退室を許可してもよい情報である場合にのみ、鍵開閉制御部1D,2Dに鍵を開ける指示をする装置である。 【0025】鍵開閉制御部1C,1D,2C,2Dは、入室ゲート装置1A,2A又は、退室ゲート装置1B,2Bの指示に従って通常鍵が掛けられた図示しない入室ゲート又は退室ゲートの鍵を開ける駆動制御部である。 【0026】ホストコンピュータ20は、入退室管理システム全体を統括する制御装置であって、入室ゲート装置1A,2A及び退室ゲート装置1B,2Bとデータの送受信が行えるように接続されている。ホストコンピュータ20は、入室ゲート装置1A,2A及び退室ゲート装置1B,2Bからカード10に記憶された情報を受け取り、各ゲートを開けてよいか否かの判定を行なったり、他の条件に基づき退出を許可することの可否の判定等を行う。 【0027】カード10は、データ及び電力の授受を端子が接触した状態で行う接触情報記憶媒体の機能(以下、接触機能)と、データ及び電力の授受を非接触状態で、電磁波を介して行う非接触情報記憶媒体の機能(以下、非接触機能)とを併せ持つ、接触/非接触共用ICカードである。 【0028】図2は、カード10の内部構成を説明するブロック図である。カード10は、メモリ11,CPU12,非接触I/F(インターフェイス)13,非接触用アンテナ14,接触用端子15等を備えている。 【0029】メモリ11は、接触機能を用いてアクセス可能な接触情報記憶領域と非接触機能を用いてアクセス可能な非接触情報記憶領域とが共通の記憶領域を使用するメモリである。 【0030】CPU12は、接触機能及び非接触機能のいずれの場合にも使用される演算処理部であり、メモリ11と、非接触I/F13と、接触端子15とに接続されている。 【0031】非接触I/F13は、非接触機能を使用する場合に、R/Wからの電磁波を、CPU12内で使用するデータ及び電力に変換し、また、CPU12からR/Wへ送るデータを電磁波に変換する部分である。 【0032】非接触用アンテナ14は、非接触機能を使用する場合に、R/Wと電磁波のやりとりを行うアンテナであり、導体を電気的に接触しないように複数回巻いたコイルであり、非接触I/F13に接続されている。 【0033】接触用端子15は、接触機能を使用する場合に、図示しないR/Wの端子と接触して、データ及び電力の伝達を行う端子である。接触機能を使用する場合には、電磁波を介する必要がないので、接触端子15は、直接CPU12に接続されている。 【0034】図3は、本実施形態における、入退室管理システムを使用した場合の、入室から退室までの流れを簡単に示す図である。尚、以下に示す流れ図の説明において、各ステップを、Sと省略して示す。入室ゲート装置1A又は2Aがカード10から、接触状態で情報を読み込み(S10)、この情報を基に入室を許可してよいか否かを判定し(S11)、入室を許可するか(S12)、入室を許可せず、入室ゲートを閉鎖した状態で保持するか(S13)のいずれかの動作が行われる。退室ゲート装置1B又は2Bがカード10から、非接触状態で情報を読み込み(S14)、この情報を基に退室を許可してよいか否かを判定し(S15)、退室を許可するか(S16)、退室を許可せず、退室ゲートを閉鎖した状態で保持するか(S17)のいずれかの動作が行われる。 【0035】図4は、図3のS10からS13に示した入室時の流れを、更に詳しく示した図である。S100において、入室ゲート装置1A又は2AのR/Wに設けられたカード挿入口に、カード10が挿入される。この時点で、カード10の接触用端子15と、図示しないR/Wの端子とが接続される。 【0036】S101において、入室ゲート装置1A又は2Aは、接触端子が接続されたことにより、カードが挿入されたことを検知する。 【0037】S102において、カード10の使用者が正規のカード保有者であることを確認するために、入室ゲート装置1A又は2Aに設けられた暗証番号入力装置1F,2Fにより、暗証番号の入力を受ける。暗証番号は、ホストコンピュータ20へ送信される。 【0038】S103において、入室ゲート装置1A又は2Aは、R/Wを介してカード10と接触状態で通信を行い、カード10内のメモリ11に記憶されているID番号(個人識別番号)等のカード情報を読み出す。カード情報は、ホストコンピュータ20へ送信される。 【0039】S104及びS105において、S102で入力を受けた暗証番号及びS103で読み出したカード情報が、ホストコンピュータ20に登録されている人物のものであって、正しいものであるか否かの確認をして、入室を許可してもよいか否かの判定をホストコンピュータ20により行う。判定結果が入室許可(OK)の場合には、S106に進み、入室不許可(NG)の場合には、S108に進む。 【0040】S106において、ホストコンピュータ20は、入室許可であることを示す信号を入室ゲート装置1A又は2Aに伝え、入室ゲート装置1A又は2Aは、ゲート開放信号を鍵開閉制御部1C,2Cに送信する。S106終了後は、S107に進み、鍵開閉制御部1C,2Cにより入室ゲートの開放が行われる。 【0041】S108において、入室ゲートの閉鎖状態を保持し、利用者に、カードの再確認等を促す。 【0042】図5は、図3のS14からS17に示した退室時の流れを、更に詳しく示した図である。S110において、退室ゲート装置1B又は2BのR/Wに設けられたアンテナ付近に、退室者によってカード10が近づけられる。 【0043】S111において、退室ゲート装置1B又は2Bは、R/Wを介して所定のデータが返信されたことにより、カード10の存在を検知する。 【0044】S112において、退室ゲート装置1B又は2Bは、R/Wを介してカード10と非接触状態で通信を行い、カード10内のメモリ11に記憶されているID番号(個人識別番号)等のカード情報を読み出す。カード情報は、ホストコンピュータ20へ送信される。 【0045】S113及びS114において、S112で読み出したカード情報が、ホストコンピュータ20に登録されている人物のものであって、正しいものであるか否かの確認をして、退室を許可してもよいか否かの判定を、ホストコンピュータ20により行う。判定結果が退室許可(OK)の場合には、S115に進み、退室不許可(NG)の場合には、S117に進む。 【0046】S115において、ホストコンピュータ20は、退室許可であることを示す信号を退室ゲート装置1B又は2Bに伝え、退室ゲート装置1B又は2Bは、ゲート開放信号を鍵開閉制御部1D,2Dに送信する。S115終了後は、S116に進み、鍵開閉制御部1D,2Dにより退室ゲートの開放が行われる。 【0047】S117において、退室ゲートの閉鎖状態を保持し、利用者に、カードの再確認等を促す。 【0048】本実施形態によれば、入室時には、接触機能を使用し、退室時には、非接触機能を使用しているので、退室時には、カードをかざすだけでゲートを通過することが可能となる。したがって、入室時、退室時ともにアクセスを管理することができ、接触型ICカード、指紋認証システム等と同等なセキュリティを備えた入退室管理システムであっても、毎回R/Wにカードを挿入する必要もなく、利便性が高いシステムとする事ができる。また、入室時に暗証番号を要求するので、更にセキュリティが高くなる。 【0049】(第2実施形態)本発明の第2実施形態として、第1実施形態に示した入退室管理システムに、セキュリティを高めるための確認事項を更に付加した形態を示す。尚、本実施形態における入退室管理システムの概要は、第1実施形態と同様であるので、重複する説明は省略し、異なる部分については、以下の動作説明中において、適宜説明を行う。 【0050】図6は、本発明による入退室管理システムの第2実施形態を示すブロック図である。入退室管理システムは、第1実施形態と同様に、入室ゲート装置1A,2A、退室ゲート装置1B,2B、ホストコンピュータ20、カード10等を備え、更に、特定処理装置3を備え、暗証番号入力装置1F,2Fを指紋認証装置1E,2Eに置き換えた形態である。 【0051】指紋認証装置1E,2Eは、入室ゲート装置1A又は2Aに設けられており、入室者の指紋のパターンを認識して読み取る装置である。指紋認識装置1E,2Eによって読み取られた指紋情報は、入室ゲート装置を介してホストコンピュータ20に送られる。 【0052】特定処理装置3は、室内に設けられ、接触機能を有したR/Wを備える装置であり、例えば金庫の開閉を管理する装置である。この特定処理装置3は、入室後に、室内でカード10の接触機能を使用した特定の処理、例えば、金庫の開閉等を特定処理装置3を使用して行ったか否かの確認を行う装置である。 【0053】図7は、本実施形態における入室時の流れを示す図である。S200において、入室ゲート装置1A又は2AのR/Wに設けられたカード挿入口に、カードを挿入される。この時点で、カード10の接触用端子15と、図示しないR/Wの端子とが接続される。 【0054】S201において、入室ゲート装置1A又は2Aは、接触端子が接続されたことにより、カードが挿入されたことを検知する。 【0055】S202において、カード10の使用者が正規のカード保有者であることを確認するために、指紋認証装置1E又は2Eにより、指紋情報を入力する。指紋認証装置は、第1実施形態における暗証番号入力よりも更にセキュリティを高める個人識別装置である。指紋情報は、ホストコンピュータ20へ送信される。 【0056】S203において、入室ゲート装置1A又は2Aは、R/Wを介してカード10と接触状態で通信を行い、カード10内のメモリ11に記憶されているID番号(個人識別番号)等のカード情報を読み出す。カード情報は、ホストコンピュータ20へ送信される。 【0057】S204及びS205において、S202で入力を受けた指紋情報及びS203で読み出したカード情報が、ホストコンピュータ20に登録されている人物のものであって、正しいものであるか否かの確認をして、入室を許可してもよいか否かの判定をホストコンピュータ20により行う。判定結果が入室許可(OK)の場合には、S206に進み、入室不許可(NG)の場合には、S209に進む。 【0058】S206において、入室履歴情報を、カード10のメモリ11に書き込む。入室履歴情報は、正規に入室したことを示す情報であり、退室時に再確認することにより、更にセキュリティを高めるために、ゲートの開放前に、書き込みを行う。S206終了後は、S207へ進む。 【0059】S207において、ホストコンピュータ20は、入室許可であることを示す信号を入室ゲート装置1A又は2Aに伝え、入室ゲート装置1A又は2Aは、ゲート開放信号を鍵開閉制御部1C,2Cに送信する。S207終了後は、S208に進み、鍵開閉制御部1C,2Cにより入室ゲートの開放が行われる。 【0060】S209において、入室ゲートの閉鎖状態を保持し、利用者に、カードの再確認等を促す。 【0061】図8は、退室時の流れを示した図である。S210において、退室ゲート装置1B又は2BのR/Wに設けられたアンテナ付近に、退室者によってカード10が近づけられる。 【0062】S211において、退室ゲート装置1B又は2Bは、R/Wを介して所定のデータが返信されたことにより、カード10の存在を検知する。 【0063】S212において、退室ゲート装置1B又は2Bは、R/Wを介してカード10と非接触状態で通信を行い、カード10内のメモリ11に記憶されているID番号(個人識別番号)等のカード情報を読み出す。カード情報は、ホストコンピュータ20へ送信される。 【0064】S213において、入室後に、室内でカード10の接触機能を使用した特定の処理を特定処理装置3を使用して行ったか否かの確認を行う。これは、特定の処理を目的とした者及び特定の処理を行える能力がある者のみを正規の入室者として、退出を許可することによって、よりセキュリティを高めるためである。特定の処理が行われている場合には、その時点で特定処理装置3によって、カード10にそのことを示す処理情報が記憶されており、処理の有無は、ホストコンピュータ20により把握することができるようになっている。処理が行われていれば、通常の入室者であるので、S214に進み、処理が行われていない場合は、不正な入室者である可能性があるので、S220へ進む。 【0065】S214において、入室履歴があるか否かを確認する。入室履歴がある場合は、通常の入室者であるので、S215へ進み、入室履歴がない場合は、不正な入室者である可能性があるので、S220へ進む。 【0066】S215及びS216において、S212で読み出したカード情報が、ホストコンピュータ20に登録されている人物のものであって、正しいものであるか否かの確認をして、退室を許可してもよいか否かの判定を、ホストコンピュータ20により行う。判定結果が退室許可(OK)の場合には、S217に進み、退室不許可(NG)の場合には、S220に進む。 【0067】S217において、入室時にカード10に記憶した入室履歴情報を消去して、代わりに、正規に退記したことを示す退室履歴情報を、カード10に書き込む。S217終了後は、S218に進む。 【0068】S218において、ホストコンピュータ20は、退室許可であることを示す信号を退室ゲート装置1B又は2Bに伝え、退室ゲート装置1B又は2Bは、ゲート開放信号を鍵開閉制御部1D,2Dに送信する。S218終了後は、S219に進み、鍵開閉制御部1D,2Dにより退室ゲートの開放が行われる。 【0069】S220において、退室ゲートの閉鎖状態を保持し、利用者に、カードの再確認等を促す。 【0070】本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、退室時には、非接触状態で通信を行う入退室管理システムに、指紋認証装置、室内における特定の処理実行の確認、入室履歴の確認等を追加したので、利便性を高く維持したまま、セキュリティをより高めることができる。 【0071】(変形形態)以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。 (1)第1実施形態において、入室時に暗証番号の入力が必要な例を示したが、これに限らず、安全性のレベルを下げても、利便性を高くしたい場合には、暗証番号の入力を省略してもよい。 【0072】(2)各実施形態において、カード10は、メモリ共有タイプのカードを用いているが、これに限らず、メモリ独立タイプであっても構わない。また、カード10は、CPUを備えているが、CPUを備えないカードであってもよいし、接触機能、非接触機能いずれか片方のみCPUによって処理を行うカードであってもよい。 【0073】(3)各実施形態において、入室ゲート装置及び退室ゲート装置は、2つずつ設けられている例を示したが、これに限らず、例えば、1つずつであってもよいし、3つずつ以上あってもよく、1箇所のゲート装置が入室ゲート装置及び退室ゲート装置を兼ねていてもよい。 【0074】(4)各実施形態において、入室時には、接触状態で通信を行い、退室時には、非接触状態で通信を行う例を示したが、これに限らず、例えば、入室時には、非接触状態で通信を行い、退室時には、接触状態で通信を行うようにしてもよい。 【0075】(5)各実施形態において、入室時及び退室時の通信方式を予め決めている例を示したが、これに限らず、例えば、入室時の通信方式は、任意として、入室者の選択に任せて、退室時までに、接触状態で通信を行っていれば、退室ゲート装置においては、非接触でも退室可能として、接触状態での通信を1回も行っていない場合のみ、退室ゲート装置で、接触状態での通信を必要とするようにしてもよい。 【0076】(6)各実施形態において、ホストコンピュータ20により、各種判定等を行う例を示したが、これに限らず、例えば、入室ゲート装置及び退室ゲート装置にこれらの機能を持たせてもよく、この場合、更に、ホストコンピュータ20を省略してもよい。 【0077】(7)第2実施形態において、入室履歴情報及び処理情報は、カード10に記憶する例を示したが、これに限らず、例えば、これらの一部又は全てをホストコンピュータ20側に記憶して、カード10には、記憶しないようにしてもよいし、両方に記憶するようにして、双方のデータを照合して更にセキュリティを高めるようにしてもよい。 【0078】(8)各実施形態において、接触/非接触共用ICカードであるカード10を、媒体として使用した例を示したが、これに限らず、例えば、入室用と、退室用とのそれぞれに別の機能を備えたカードを使用してもよいし、カードの形態をしていなくてもよい。 【0079】 【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によれば、入室ゲート装置又は退室ゲート装置のいずれか一方は、接触状態で情報の授受を行うので、入室時、退室時ともにアクセスを管理することができ、接触型ICカードと同等なセキュリティを備えた入退室管理システムの利便性を高くする事ができる。 【0080】また、非接触情報記憶媒体及び接触情報記憶媒体は、一枚のICカードとしたので、カードを複数枚所持する必要がなく、所持が容易になり、更に利便性を高くすることができる上に、利用者が退室用のカードを所持せずに入室してしまうようなトラブルが発生することもなくなる。 【0081】更に、非接触情報記憶領域及び接触情報記憶領域の少なくとも一部が共通の記憶領域を使用するので、入室時及び退室時に共通のデータを読み書きすることができるので、アクセス管理を容易に行うことができる。 【0082】更にまた、所定の処理、入室履歴及び指紋認証等の本人確認情報等を併用するので、よりセキュリティを高くすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002897 【氏名又は名称】大日本印刷株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年5月17日(2000.5.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092576 【弁理士】 【氏名又は名称】鎌田 久男
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| 【公開番号】 |
特開2001−323695(P2001−323695A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月22日(2001.11.22) |
| 【出願番号】 |
特願2000−144419(P2000−144419) |
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