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【発明の名称】 耐振動型扉用ロック装置
【発明者】 【氏名】駒田 久子

【要約】 【課題】電磁アクチュエータの通電によって施錠が成立し、車両走行時の振動衝撃によって無意図的に解錠されることがない扉用ロック装置を提供する。

【解決手段】電磁アクチュエータ2の出力軸3に旋回アーム4を固着し、旋回アーム4の駆動ピン8を操作レバー6の受動孔9に挿入し、操作レバー6に第1可動枢軸10で連動リンク11を連結し、連動リンク11に第2可動枢軸12でラッチ手段5を連結し、第2可動枢軸12の移動領域を操作レバー6の固定枢軸7と出力軸3を結ぶ第2基準直線L2に関して正面パネル13側に設定し、施錠状態において第1可動枢軸10が固定枢軸7と第2可動枢軸12を結ぶ第1基準直線L1および前記第2基準直線L2を正面パネル13側に越えた位置に来るように配置する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 固定ベース1に装着した電磁アクチュエータ2の出力軸3に旋回アーム4を固着し、出力軸3に関してラッチ手段5の反対側の位置において操作レバー6を固定枢軸7によって固定ベース1に取付け、旋回アーム4の先端部の駆動ピン8を操作レバー6の中間部の受動孔9に挿入し、操作レバー6の先端部に第1可動枢軸10によって連動リンク11の基端部を連結し、連動リンク11の先端部に第2可動枢軸12によってラッチ手段5の基端部を連結し、直線往復運動する第2可動枢軸12の移動領域を固定枢軸7と出力軸3を結ぶ第2基準直線L2に関して固定ベース1の正面パネル13側に設定し、ラッチ手段5が受金部14に係合した施錠状態において、第1可動枢軸10が固定枢軸7と第2可動枢軸12を結ぶ第1基準直線L1および前記第2基準直線L2を正面パネル13側に越えた位置に来るようにした耐振動型扉用ロック装置。
【請求項2】 ラッチ手段5が受金部14に係合した施錠状態において、第1可動枢軸10が固定枢軸7と第2可動枢軸12を結ぶ第1基準直線L1および前記第2基準直線L2を正面パネル13側に越えた位置に保持されるように、リンクバネ15によって操作レバー6を回転付勢したことを特徴とする、請求項1に記載の耐振動型扉用ロック装置。
【請求項3】 第1可動枢軸10に当接してラッチ手段5が受金部14から離脱する方向に移動するのを阻止するストッパー手段16を固定ベース1に設けたことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の耐振動型扉用ロック装置。
【請求項4】 ラッチ手段5を、直線往復運動するように固定ベース1とガイドケース17によって案内されたラッチ棒18と、基端部が連動リンク11の先端部に第2可動枢軸12によって連結され、先端部の引掛け部19aがラッチ棒18の移動方向に形成したスロット20に挿入された牽引プレート19と、前記スロット20の基端側内壁20aに当接する牽引プレート19の引掛け部19aとスロット20の先端側内壁20bの間に挿入されて、ラッチ棒18を突出方向に移動付勢するラッチバネ21とで構成したことを特徴とする、請求項1ないし請求項3に記載の耐振動型扉用ロック装置。
【請求項5】 第2可動枢軸11にローラ22を嵌合装備し、固定ベース1には該ローラ22の移動領域の両側にガイドプレート23,24を配備したことを特徴とする、請求項1ないし請求項4に記載の耐振動型扉用ロック装置。
【請求項6】 固定枢軸7に関してラッチ手段5の反対側において錠前ユニット25を固定ベース1の正面パネル13に設け、錠前ユニット25のロータ26に操作カム板27を固着し、操作カム27の先端部に非常開放用レバー28の基端部を連動装備し、固定枢軸7に関して正面パネル13の反対側に張り出した操作レバー6の張り出し部6aに非常開放用レバー28の先端部を第3可動枢軸29によって連結したことを特徴とする請求項1ないし請求項5に記載の耐振動型ロック装置。
【請求項7】 非常開放用レバー28の先端部に張り出し形成した指掛け部28aを固定ベース1の側面パネル30に設けた窓孔31に対面させたことを特徴とする請求項1ないし請求項6に記載の耐振動型ロック装置。
【請求項8】 固定ベース1の正面パネル13に覗き孔32を設け、牽引プレート19の基端部に該覗き孔32の背後を移動する動作標示部33を設けたことを特徴とする、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の耐振動型扉用ロック装置。
【請求項9】 作業員への報知手段の動作回路に組み込んだマイクロスイッチ34を固定ベース1に設け、ラッチ手段5に設けた検知ピン35によってマクロスイッチ34のアクチュエータレバー36を押すようにしたことを特徴とする、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の耐振動型扉用ロック装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、清涼飲料水などのボトル運搬用車両の商品保管庫などに使用される耐振動型の扉用ロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 ボトル運搬車両などの荷台に搭載された商品保管庫には、最近金庫が設置されるようになって来ており、そのため防犯対策の強化が要求されている。しかしながら、防犯対策のためにロック装置を附加したときには、ボトルケースの搬出入に当たる作業員は、扉の開閉の度にロック装置を操作しなければならない。作業員に余分の手間をかけさせないためには、ロック装置の操作は簡便になされるものであることが望ましい。また、車両走行時の振動衝撃によってロック装置が無意図的に解錠されるときには、商品の逸失脱落や落下商品による交通事故を招く危険性があり、ロック装置には高い耐振動性が求められる。さらにまた、不特定多数の者が行き交う路上で商品の搬出入を行なうボトル運搬車両では、作業員が商品保管庫内に入っているときに他人の悪戯によって扉が閉められたとしても、作業員が自力で庫内から脱出できる必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の目的は、電磁的なスイッチ操作によって施解錠操作が簡便に行なえるとともに、振動衝撃による偶発的な解錠に対して強く、電気系統の故障時には手動操作によって容易に解錠できるほか、閉じ込められても庫内側から簡単に解錠操作できる耐振動型ロック装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 前記課題を解決するために、請求項1の発明の耐振動型扉用ロック装置では、固定ベース1に装着した電磁アクチュエータ2の出力軸3に旋回アーム4を固着し、出力軸3に関してラッチ手段5の反対側の位置において操作レバー6を固定枢軸7によって固定ベース1に取付け、旋回アーム4の先端部の駆動ピン8を操作レバー6の中間部の受動孔9に挿入し、操作レバー6の先端部に第1可動枢軸10によって連動リンク11の基端部を連結し、連動リンク11の先端部に第2可動枢軸12によってラッチ手段5の基端部を連結し、直線往復運動する第2可動枢軸12の移動領域を固定枢軸7と出力軸3を結ぶ第2基準直線L2に関して固定ベース1の正面パネル13側に設定し、ラッチ手段5が受金部14に係合した施錠状態において、第1可動枢軸10が固定枢軸7と第2可動枢軸12を結ぶ第1基準直線L1並びに前記第2基準直線L2を正面パネル13側に越えた位置に来るように配置する。
【0005】請求項2の発明の扉用ロック装置では、上記構成に加えて、ラッチ手段5が受金部14に係合した施錠状態において、第1可動枢軸10が固定枢軸7と第2可動枢軸12を結ぶ第1基準直線L1および前記第2基準直線L2を正面パネル13側に越えた位置に保持されるように、リンクバネ15によって操作レバー6を回転付勢する。
【0006】請求項3の発明の扉用ロック装置では、上記構成に加えて、第1可動枢軸10に当接してラッチ手段5が受金部14から離脱する方向に移動するのを阻止するストッパー手段16を固定ベース1に設ける。
【0007】請求項4の発明の扉用ロック装置では、上記構成に加えて、ラッチ手段5を、直線往復運動するように固定ベース1とガイドケース17によって案内されたラッチ棒18と、基端部が連動リンク11の先端部に第2可動枢軸12によって連結され、先端部の引掛け部19aがラッチ棒18の移動方向に形成したスロット20に挿入された牽引プレート19と、前記スロット20の基端側内壁20aに当接する牽引プレート19の引掛け部19aとスロット20の先端側内壁20bの間に挿入されて、ラッチ棒18を突出方向に移動付勢するラッチバネ21とで構成する。
【0008】請求項5の発明の扉用ロック装置では、上記構成に加えて、第2可動枢軸11にローラ22を嵌合装備し、固定ベース1には該ローラ22の移動領域の両側にガイドプレート23,24を配備する。
【0009】請求項6の発明の扉用ロック装置では、上記構成に加えて、固定枢軸7に関してラッチ手段5の反対側において錠前ユニット25を固定ベース1の正面パネル13に設け、錠前ユニット25のロータ26に操作カム板27を固着し、操作カム27の先端部に非常開放用レバー28の基端部を連動装備し、固定枢軸7に関して正面パネル13の反対側に張り出した操作レバー6の張り出し部6aに非常開放用レバー28の先端部を第3可動枢軸29によって連結する。
【0010】請求項7の発明の扉用ロック装置では、上記構成に加えて、非常開放用レバー28の先端部に張り出し形成した指掛け部28aを固定ベース1の側面パネル30に設けた窓孔31に対面させる。
【0011】請求項8の発明の扉用ロック装置では、上記構成に加えて、固定ベース1の正面パネル13に覗き孔32を設け、牽引プレート19の基端部に該覗き孔32の背後を移動する動作標示部33を設ける。
【0012】請求項9の発明の扉用ロック装置では、上記構成に加えて、作業員への報知手段の動作回路に組み込んだマイクロスイッチ34を固定ベース1に設け、ラッチ手段5に設けた検知ピン35によってマクロスイッチ34のアクチュエータレバー36を押す。
【0013】
【発明の作用】 このように構成された扉用ロック装置を例えばボトル運搬車両の商品保管庫に使用するとき、固定ベース1はスライド式の扉38によって開閉される側面開口部の立てフレーム37内に収容固定される。ラッチ棒18は固定ベース1の上面開口部から出没し、扉38側に固設した受金部14に係脱する。作業員が手持ちのスイッチ手段によって電磁アクチュエータ2の通電回路を閉成すると、図1において出力軸3が反時計回り方向に回転し、同方向に回転した旋回アーム4の駆動ピン8に押された操作レバー6は、固定枢軸7を中心に同じく反時計回り方向に回転する。この回転は第1可動枢軸10が第1基準直線L1上に来るまではリンクバネ15の付勢に抗してなされる。
【0014】第1可動枢軸10が第1基準直線L1を正面パネル13の反対側に越えても、引き続いてさらに第2基準直線L2を越えるまでは、リンクバネ15の時計回り方向への回転付勢が効いており、旋回アーム4と操作レバー6と連動リンク11とからなるリンク機構には、施錠状態に戻ろうとする力が依然として働いている。第1可動枢軸10が第2基準直線L2を越えて図1の仮想線位置に到達する過程において、ローラ22がガイドプレート23,24に転接し、第2可動枢軸12が下方向に直線移動する。前記リンク機構が図1の仮想線で示す解錠位置に到達したとき、牽引プレート19によって下向きに牽引されたラッチ棒18は、ラッチバネ21の付勢に抗してガイドケース17内に引き込まれ、受金部14とラッチ棒18の係合が解かれる。ラッチ棒18が解錠位置に移動したことは、検知ピン35がマイクロスイッチ34のアクチュエータレバ36を押すことによって、作業員に報知される。かくして、解錠状態を確認した作業員は、扉38を適当なハンドル手段の使用によって開放位置へとスライドさせる。
【0015】扉38の開放後、電磁アクチュエータ2のスイッチを切り換えて出力軸3を時計回り方向に駆動すると、前記リンク機構は施錠方向に逆転作動し、ラッチ棒18がガイドケース17から突出する。商品の搬出入等の作業終了後に、扉38を閉鎖方向にスライドさせると、扉閉鎖の直前段階で受金部14の前縁部14aがラッチ棒18の斜面カム部18aに突き当たり、ラッチバネ21の付勢に抗してラッチ棒18を一旦ガイドケース17内に押し戻す。扉38が完全に閉鎖されて、受金部14の受孔14bがラッチ棒18に対面する位置にきたとき、ラッチ棒18はラッチバネ21の付勢によってガイドケース17から再度突出し、該受孔14bに係合する。この間、前記リンク機構はラッチ棒18の動きとは無関係に静止状態にある。前記リンク機構が施錠状態にあることは、牽引プレート19の基端部の動作標示部33が、覗き孔32の背面側に見えないことによって確認される。
【0016】電磁アクチュエータ2の故障、スイッチ手段の故障、電源手段の消耗や故障、あるいは電気配線系統の損傷などによって、電磁アクチュエータ2を作動させることができないときには、作業員は錠前ユニット25のロータ26に鍵39を挿入し、ロータ26を図2において反時計回り方向に回す。この回転操作によって非常開放用レバー28が下方向に引かれ、操作レバー6が図1において固定枢軸7反時計回り方向に回転させられるため、前記リンク機構は電磁アクチュエータ2に通電したのと同じように作動して、解錠状態に転移する。
【0017】作業員が商品保管庫に入っているときに第三者の悪戯や風圧などによって扉38が閉鎖施錠されてしまったときには、閉じ込められた作業員は、固定ベースの側面パネル30の窓孔31から非常開放用レバー28の指掛け部28aをを押すことによって、前記リンク機構を解錠状態へ直ちに転移させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】 図示の実施例では、固定ベース1の正面パネル13の内面にはブラケット42を電磁アクチュエータ2の背面と平行に張り出して固着してあり、操作レバー6の固定枢軸7は該ブラケット42に固着されている。ブラケット42にはバネ受けピン43が装備されている。リンクバネ15は引っ張りコイルバネで構成され、一方端のループ部は駆動ピン8に掛けられ、他方端のループ部は該バネ受けピン43に掛けられている。ガイドプレート23、24は固定ベース1の側面パネル30に固着されており、ガイドプレート23の下方部分には第1停止板部41が折り曲げ形成されている。前記リンク機構が解錠位置まで移動したとき、第1可動枢軸10のスペーサ40が該第1停止板部41に当接するようになっている。
【0019】ガイドプレート24の下方部分には第2停止板部44が折り曲げ形成されており、前記リンク機構が施錠位置まで移動したとき、第1可動枢軸10の前記スペーサ40が第2停止板44に当接するようになっている。前記ストッパー手段16は、第2停止板部44の一部を水平に切り曲げることによって形成され、その上面側に前記スペーサ40が当接する。操作カム板27は、その基端部の小判形透孔45にロータ26の同形断面の後端部を嵌め、ビス48で締め付けることによって、ロータ26に固着されている。操作カム27のオフセット状に形成された先端部には、カムスロット46が縦長に設けられており、該カムスロット46には非常開放用レバー28の基端部に固設したカムピン47が挿入されている。
【0020】検知ピン35はガイドケース17の縦長の逃げスロット49から背面側に突出している。電磁アクチュエータ2としては、電動モータとギヤ機構やラック機構の組合せ、電磁ソレノイドとリンク機構やラック機構の組合せなどがある。
【0021】
【発明の効果】 以上のように構成された請求項1の発明の耐振動型扉用ロック装置では、管理権限を有する作業員がスイッチ操作によって電磁アクチュエータ2を作動させることによって、電磁アクチュエータ2に連動する操作レバー6と連動リンク11が駆動され、ラッチ手段5が受金部14に係脱するものであるから、扉の施解錠が簡便になされる。また、ラッチ手段5が施錠位置と解錠位置に間で直線往復運動するとき、ラッチ手段5に追随する第2可動枢軸12の移動領域が、固定枢軸7と出力軸3を結ぶ第2基準直線L2に関して固定ベース1の正面パネル13側に設定されているとともに、施錠状態においては第1可動枢軸10が固定枢軸7と第2可動枢軸12を結ぶ第1基準直線L1および前記第2基準直線L2に関して正面パネル13側に位置しているため、車両走行時の通常の振動衝撃によっては、第1可動枢軸10が前記第1基準直線L1と第2基準直線L2の両方を正面パネル13とは反対側に越えることがないから、当初の施錠状態は安定に保持されることになり、作業員が電磁アクチュエータ2に通電しない限り、扉の開放は不可能であり、商品保管庫に搭載した金庫や商品を盗犯者から確実に防護することができる。
【0022】請求項2の発明の扉用ロック装置では、第1可動枢軸10が固定枢軸7と第2可動枢軸12を結ぶ第1基準直線L1および前記第2基準直線L2を正面パネル13側に越えた位置に保持されるように、リンクバネ15によって操作レバー6を回転付勢したので、当初の施錠状態は更に強固に維持されることになり、耐振動性が向上する。
【0023】請求項3の発明の扉用ロック装置では、施錠状態において第1可動枢軸10に当接するストッパー手段16を固定ベース1に設けてあるため、ラッチ手段5を解錠位置へと押し戻そうとする外力が作用しても、操作レバー6と連動リンク11からなるリンク機構が解錠方向に動くことがなく、施錠状態が安定に確保される。
【0024】請求項4の発明の扉用ロック装置では、ラッチ手段5は、固定ベース1とガイドケース17によって案内されたラッチ棒18と、連動リンク11に連結された牽引プレート19と、ラッチ棒18のスロット20に挿入されたラッチバネ1とで構成され、該ラッチバネ21が牽引プレート19の引掛け部19aとスロット20の先端側内壁20bの間に配置されているため、扉の施錠は扉の閉鎖動作の終端で自動的に成立することになり、別個の施錠操作を必要としないので操作性に優れている。
【0025】請求項5の発明の扉用ロック装置では、第2可動枢軸11にローラ22を嵌合装備し、固定ベース1にはローラ22の移動領域の両側にガイドプレート23,24を配備してあるため、ローラ22が該ガイドプレート23,24に転接することによって、ラッチ手段5は施錠位置と解錠位置の間を円滑に作動することになる。これによって、電磁アクチュエータ2に要求される駆動力の大きさを低く抑えることができ、小容量化によって製造コストの低減を図ることができる。
【0026】請求項6の発明の扉用ロック装置では、固定ベース1の正面パネル13に設けた錠前ユニット25のロータ26に操作カム板27を固着し、操作カム27の先端部に非常開放用リンク28の基端部を連動装備し、操作レバー6の張り出し部6aに非常開放用リンク28の先端部を第3可動枢軸29によって連結してあるため、電磁アクチュエータ2や電気系統の故障によって操作レバー6を電磁的に駆動できないときには、錠前ユニット25に挿入した鍵39でロータ26を回すことによって、手動操作によって操作レバー6を駆動することができる。
【0027】請求項7の発明の扉用ロック装置では、非常開放用レバー28に形成した指掛け部28aを固定ベース1の側面パネル30に設けた窓孔31に対面させてあるため、誤って商品保管庫内に作業員が閉じ込められたときには、作業員は窓孔31を通して非常開放用レバー28の指掛け部28aを押すことによって、操作レバー6を解錠方向に駆動することができ、自力で脱出することができる。
【0028】請求項8の発明の扉用ロック装置では、固定ベース1の正面パネル13に覗き孔32を設け、牽引プレート19の基端部に該覗き孔32の背後を移動する動作標示部33を設けてあるため、作業員は覗き孔32を通して動作標示部33を目視することによって、施錠が成立しているかどうかを確認することができ、施錠不成立または不完全なまま車両を発進させて、商品の逸失や落下事故を起こす危険性がなくなる。
【0029】請求項9の発明では、作業員への報知手段の動作回路に組み込んだマイクロスイッチ34を固定ベース1に設け、ラッチ手段5に設けた検知ピン35によってマクロスイッチ34のアクチュエータレバー36を押すようにしたので、施錠不成立または不完全なまま車両を発進させて、商品の逸失や落下事故を起こす危険性がなくなる。
【出願人】 【識別番号】000108708
【氏名又は名称】タキゲン製造株式会社
【出願日】 平成12年4月26日(2000.4.26)
【代理人】 【識別番号】100069590
【弁理士】
【氏名又は名称】増田 守
【公開番号】 特開2001−311335(P2001−311335A)
【公開日】 平成13年11月9日(2001.11.9)
【出願番号】 特願2000−126539(P2000−126539)