| 【発明の名称】 |
共同利用車両の予約方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】近藤 修五
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| 【要約】 |
【課題】車両を予約するに際して、予約した利用者がポートに到着するまでに、車両が他人に貸出されること防止すると共に、利用者の利便性を確保しつつ、利用者がポートで車両の状態を確認したのち車両を選択することができる共同利用車両の予約方法を提供する。
【解決手段】携帯端末13から共同利用車両4毎に設定された車両IDであるカーナンバーを送信することを条件に携帯端末13で特定された共同利用車両4の少なくともドアロック解除を可能として共同利用車両4を利用する共同利用システムであって、携帯端末13の操作によって利用者の位置の近傍の共同利用車両駐車用のポートとそのポートで使用可能な共同利用車両数を通知して、車両IDを特定せず使用可能な共同利用車両4を予約させることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 携帯端末から車両毎に設定された車両IDを送信することを条件に携帯端末で特定された車両の少なくともドアロック解除を可能として車両を利用する共同利用システムであって、携帯端末の操作によって利用者の位置の近傍の車両駐車用のポートとそのポートで使用可能な車両数を通知して、車両IDを特定せず使用可能な車両を予約することを特徴とする共同利用車両の予約方法。 【請求項2】 上記携帯端末で特定された車両とは、携帯端末の番号を暗号化したIDを登録した車両とすることを特徴とする請求項1に記載の共用車両の予約方法。 【請求項3】 上記携帯端末と車両との通信は、携帯端末の電話回線とは別に、両者間で行なわれる短距離ワイヤレス通信であることを特徴とする請求項2に記載の共同利用車両の予約方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、共同利用車両の予約方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、環境問題が大きくクローズアップされる中で、大気汚染や交通渋滞の問題を改善するために電気自動車等の環境対応車両を特定の地域において共用して利用する技術が提案されてきている。例えば、交通機関が発達した大都会の特定の地域で利用される車両を予約により利用できれば、環境問題を改善して利用者の利便性を確保しつつ、車両の利用効率を高めることができる。 【0003】このように、共同利用車両を利用するにあたっては、利用者毎に配布されたICカードにより共同利用車両の駐車場(ポート)により予約を行ない、そのICカードを車両のキーとして使う方法が知られている。一方、情報通信の発達により携帯端末から予約センターにアクセスして、車両の予約を行ない、携帯端末を車両のキーとする方法が知られている(例えば、特開平11−293978号公報参照)。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の携帯端末を使用して車両の予約を行なう方法にあっては、携帯端末自体が車両のキーとしての機能を持っておりきわめて便利ではあるが、車両と利用者の位置によらず予約が可能である為、利用者が車両から離れた位置で予約すると、予約された車両の番号が通知された後にポートに行ってみたら、予約車両の前に他の車両が駐車しており、予約した車両を移動させることができない場合や、予約車両が気に入らず使用したくない場合でも、車両を変更することができないという問題がある。 【0005】逆に、利用者が車両を選択後に予約を行なうようにすると、ポートに行くまで使用可能な車両の有無が確認できず、確認できてもその利用者がポートに向かっている間に、他人に車両を貸出され、車両を利用することができなくなるという問題がある。 【0006】したがって、利用者が所持している前記携帯端末を有効利用して共同利用車両の予約を行なえる予約方法が要望されている。そこで、この発明は、車両を予約するに際して、予約した利用者がポートに到着するまでに、車両が他人に貸出されること防止すると共に、利用者の利便性を確保しつつ、利用者がポートで車両の状態を確認したのち車両を選択することができる共同利用車両の予約方法を提供するものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、携帯端末(例えば、実施形態における携帯端末13)から車両(例えば、実施形態における共同利用車両4)毎に設定された車両ID(例えば、実施形態におけるカーナンバー)を送信することを条件に携帯端末で特定された車両の少なくともドアロック解除を可能として車両を利用する共同利用システムであって、携帯端末の操作によって利用者の位置の近傍の車両駐車用のポートとそのポートで使用可能な車両数を通知して、車両IDを特定せず使用可能な車両を予約させることを特徴とする。 【0008】このように構成することで、車両の使用希望者は携帯端末により利用者の位置の近傍のポートと、このポートにおける車両の利用状況、つまり使用可能な車両の台数とを把握して、車両を特定しないで車両の予約を行なうことが可能となる。請求項2に記載した発明は、上記携帯端末で特定された車両とは、携帯端末の番号を暗号化したIDを登録した車両とすることを特徴とする。このように構成することで、車両と携帯端末間における秘匿性を維持することが可能となる。請求項3に記載した発明は、上記携帯端末と車両との通信は、携帯端末の電話回線とは別に、両者間で行なわれる短距離ワイヤレス通信であることを特徴とする。このように構成することで、予約操作以外では車両と携帯端末との間で電話回線を用いない通信が可能となる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面と共に説明する。図1は共同利用車両を駐車するためのポートの全体配置図を示す。駅1の周囲には駅エリアE、駅1から延びる道路2に沿って、企業エリアBと商業エリアAが配置され、前記道路2と交差する道路3には企業エリアCと住宅エリアDが配置されている。各エリア内にはエリアの施設や地域に対応して複数のポート(図1に円形で示す)が数100m間隔で分散配置されている。そして、各ポートには共同利用可能な例えば電気自動車等の共同利用車両4(以下共用車両4という)が配置されている。尚、エリア内の各共用車両4の位置、車両状態等は後述する予約管理センタ10によって管理されている。 【0010】このように、エリア単位でポートの配置を行なったのは、利用者が望む目的地近くや経路での貸出し、返却が可能となるからである。これにより、自宅、職場に最も近いポートを選択したり、出発地から目的地までの経路で短いルートの選択や混雑するルートの迂回が選択できる。また、上記ポートは既存の駐車場を利用し、この既存の駐車場の中に、特定の場所、あるいは任意の場所に何台か共用車両4を駐車できるスペースが設けられている。このように既存の駐車場を有効利用することで、集中して共用車両4の駐車場所を確保することが不要となり、共用車両4の駐車場の確保を容易化している。 【0011】図2は通信環境の概略図である。ホテル、レストラン、自宅の各端末5,6,7は、クレジット会社、交通管制センタ、予約管理センタの各サーバ8,9,10にインターネット11を介して接続されている。また、利用者への請求はクレジット会社により行なわれる。交通管制センタからは交通情報を取得する。一方、前者の通信網であるインターネット11が有線系の通信網であるのに対し、共用車両4は無線対応通信網12を介して接続され、この無線対応通信網12に利用者の携帯端末13が連係している。ここで、携帯端末13による予約は予約管理センタのサーバ10に対してアクセスすることで行なわれる。また、後述するように携帯端末13により共用車両4に対してアクセスできるようになっている。 【0012】ここで、携帯端末13はその位置を特定することができるものであり、例えば、GPSを搭載した携帯電話やPHS等を使用している。尚、携帯端末13の位置を特定できれば携帯端末13の種類は問わない。また、それ自身に位置特定する機能を持たない携帯端末の場合はその端末の電波を受信する複数の局から電波強度や受信方向から位置特定を通信電話会社で特定した情報を用いることができる。尚、携帯端末13は、予約操作を行なうための表示部13Aを備え、現在位置とポートを含む周辺の地図が表示できる。これにより、視覚的にポートの位置等を確認できるため、利用者が共用車両4のある位置を迷うことなく簡単に探し出せるため、利用者の利便性が向上する。また、携帯端末13を用いた通信形態はパケット通信等の様々な態様が採用可能である。 【0013】図3は前記予約管理センタのサーバ10の構成を示す概略構成図である。サーバ10内には制御手段14を介して、メインプログラム15、店予約管理ファイル16、地図ファイル17、顧客管理ファイル18、ポート管理ファイル19、車両管理ファイル20が接続され、同様に制御手段14に接続された入・出力手段21を介して通信回線に接続されている。この入出力装置21は前記携帯端末13との間で相互に電話回線通信を行なうものである。 【0014】上記店予約管理ファイル16の内容は、店ID別に店名、エリア、近隣ポートルート・距離(推奨順)、カテゴリ、値段帯、予約受付可能数(日時毎)となっている。エリヤとは前記図1に示した、商業エリアA、企業エリアB、企業エリアC、住宅エリアD、駅エリアEを示している。エリア毎で管理を行なうことで各店毎にした場合に比較して管理が行ない易くなる。尚、この店予約管理ファイル16は別のサーバとして独立させても良い。地図ファイル17には道路地図や鉄道路線時刻表が含まれている。尚、道路地図にはエリア、店名、エリア間所要時間が記録されている。この地図ファイル17の情報を携帯端末13を表示部13Aに表示させる。ここで、GPS装置を搭載した携帯端末13の場合は、GPSの地図情報を表示することができる。 【0015】顧客管理ファイル18は、登録ID別に管理されている。登録IDは、携帯端末13の携帯電話番号を使用し、携帯端末13の発信者番号通知機能を有効利用している。登録内容は、登録者氏名、パスワード、歩行速度(速い、普通、遅い)、使用履歴(予約を含む)である。使用履歴の内容は使用開始日時・時刻・ポートID、使用終了日時・時刻・ポートIDであり、課金のデータとしても使用できる。歩行速度をいれたのは、歩行者によって速度の違いが無視できない大きさだからである。 【0016】ポート管理ファイル19はポートID別に管理されている。登録内容は名称、エリア、近隣主要施設及びポートとのルート・エリア間距離、平均速度(曜日・時刻のデータを含む)、駐車可能数、車両数(日時毎・状態毎の台数)である。平均速度はそのポートを使用した共用車両が曜日、時刻においてどのくらいの平均速度で移動したかを登録しておく。車両管理ファイル20は車両ID別、具体的にはカーナンバー別に管理されている。登録内容は使用状態(使用中、空き、メインテナンス)、車両位置、充電量である。 【0017】このように構成されたサーバ10により、共用車両4を借りて例えばレストランで食事を行なう場合に、共用車両4の予約と同時に、例えば、顧客管理ファイル18から得られた歩行速度、店予約管理ファイル16から得られたレストランの位置、ポート管理ファイル19から得られたポート間距離等に基づいてレストランの到着時間を算出して、レストランの予約を同時に行なうことが可能となる。 【0018】次に、実際に共用車両4を予約する場合の手順を図4、図5に示す携帯端末13の表示部13Aの変化と共に説明する。尚、ここで「予約」とはポートに到着する前に、利用する共用車両4(車両IDであるカーナンバー)を特定しないで使用可能な共用車両4を確保することをいう。 【0019】利用者が携帯端末13により予約管理センタに携帯端末13でアクセスすると、画面01に示すようにパスワード(及び「#」の入力)の入力を促すために「パスワードを入力してください?」の表示がなされる。尚、「#」の入力に関しては以後の説明は省略する。ここで利用者が予め登録してあるパスワードを「1234」と入力する。尚、この入力結果は「****」となり画面上では確認できない。画面01において、誤って「1237」と入力した場合は、画面02に示すように、「パスワードが違います」「パスワードを入力してください?」と表示される。これにより認証ステップが終了する。 【0020】前記画面01及び画面02において正しいパスワードの入力「1234」が確認されると、画面03において「ポートを選択してください?」という表示と共に道路、更に目印となる店舗の表示を含む地図(地図ファイル17のデータ)が表示される。この地図は前記駅エリアEを示すもので、各ポートの候補が番号(○で囲まれている)と残り車両台数と共に表示される。尚、利用者の現在位置は星印★で表示される。例えば、候補は「■1、■5、■0、■2」の各ポートであり、その番号の入力を促す。例えば、「ポート■」が選択されると図5の画面04に進む。これにより予約ステップが終了する。 【0021】画面04では「予約の手続きをしています」の表示がなされる。予約を希望するポート■に共用車両4がない場合、つまり画面03においては残り台数があったが、予約手続きまでの間に他の利用者に予約されて空きがなくなった場合は、画面05において「予約できませんでした」「ポートを選択してください?」という表示と共に道路、店舗の表示を含む地図が再度表示される。尚、この画面05ではポート■に共用車両4の残数がないため車両台数が「0」となっている。そこで、ポート■を選択すると再度画面04が表示され、予約手続きが実行されると画面06が表示される。前記画面03において選択したポート■が予約できたときも画面04を経由して画面06が表示される。これにより手続き実行ステップが終了する。 【0022】画面06においては、「■ポートで予約を終了しました。」「予約の有効時間は15分間です」「ポートまでの地図が必要ですか?、Y:1 N:2」の表示がなされる。画面06において「1」が選択されると、画面07において、地図上に利用者の位置が星印★で表示されると共に■ポートが●で表示され手続き終了ステップを終えて図4、図5の処理を終了する。画面06において「2」が選択されると、ポートの地図を表示しないで図4、図5の処理を終了する。ここで、予約の有効期限を限定したのは、予約後から貸出しまでの時間が長いとその間の時間が無駄になり共用車両4の利用率が低下するためである。したがって、このように有効期限を限定することで利用率を高め、共用車両4を効率よく利用できる。 【0023】次に、上記利用者の携帯端末13による予約操作に対応した予約管理センタのサーバ10側の処理を図6、図7のフローチャートによって説明する。ステップS1において利用者の携帯端末13(携帯電話番号)を受信すると、ステップS2で前記画面01を送信し、ステップS3において利用者のパスワード入力に対応して顧客管理ファイル18によりパスワード検索を行なう。ステップS4において利用者のパスワードの入力回数をカウントし、ステップS5における判定結果が「YES」(C1≦3)、つまり入力回数が3回以下である場合にステップS6に進む。ステップS5における判定結果が「NO」、つまり入力回数が4回以上(C1≧4)である場合にはステップS9に進み、回線を切断してセキュリティを確保する。 【0024】ステップS6においてパスワードを受信し、次のステップS7において照合を行なう。ステップS7においてパスワードが不一致の場合はステップS8に進み、画面02を表示してステップS4に進む。ステップS7における照合の結果パスワードが一致した場合は図7のステップS9.5に進む。これにより認証ステップを終了する。次に、ステップS9.5では携帯端末から受取った位置特定情報から利用者の位置を含むエリアを特定し、エリア内のポートと利用できる車両数を加えた地図を作成し、ステップS10では画面03を送信し、ステップS11においてポートNOを受信し、ステップS12において画面04を送信する。そして、ステップS13において手続きが「OK」か「NG」かを判定する。ステップS13における判定の結果が「OK」、つまり予約が終了した場合にはステップS14に進む。これにより予約手続きステップが終了する。尚、ステップS9.5は予約手続きステップ側に入れても良い。 【0025】次に、ステップS14において画面06を送信しステップS15に進む。ステップS13における判定の結果が「NG」、つまり予約ができなかった場合はステップS17に進み、画面05を送信してステップS11に進む。ステップS15においては地図を要求されたか否かを判定する。地図が要求された場合はステップS16において画面07を送信して手続き終了ステップを終え図6、図7の処理を終了する。ステップS15において地図を要求されていない場合も処理を終了する。 【0026】次に、利用者が共用車両4の予約を終えた後、予約したポートにおいて共用車両4を貸出す場合の全体フローチャート図を図8によって説明する。尚、このフローチャートは利用者の携帯端末13と共用車両4と予約管理センタのサーバ10との関連を概略的に示したものである。ステップS30において利用者から携帯端末13でサーバ10にアクセスがあると予約管理センタでは制御をスタートし、ステップS38において利用者に認証要求を行なう。これに対してステップS31において利用者が携帯端末13でパスワードを送信する。このパスワードが顧客管理ファイル18で検索した登録IDである携帯電話番号に対応したパスワードと一致すると、サーバ10側ではステップS39で車両IDであるカーナンバーを要求する。 【0027】利用者はカーナンバーの要求に対して、ステップS32においてポート内で利用したい共用車両4のカーナンバーを送信する。これにより、利用者は、使用できる状態になっている共用車両4のうち、使用したい共用車両4を特定することができる。したがって、従来のように、予約はしたがポートに行ってみると予約した共用車両4の前に他の車両が停車して、予約車両を移動することができなかったり、自分の好みに合わない共用車両4を使用しなければならないというようなことが生じない。 【0028】この間、ステップS33においてID設定モードに移行する(画面上にその旨の表示がなされる)。ここで、このID設定モードは、後述するように共用車両4から利用者の携帯端末へのID要求があるまでスタンバイしているモードである。また、ここにいう「ID」とは携帯端末13の携帯電話番号を暗号化したものである。一方、サーバ10ではステップS40において共用車両4に処理を始めるべくアクティブにする旨の指示を出すためのID設定(アクセス)を行ない処理を終了する。これに対して共用車両4からアクティブにした旨の通知がされると共用車両4での処理がスタートする。最初に共用車両4はステップS36においてIDを要求する。ここで、この共用車両4と携帯端末13との間の通信は、後述する短距離を対象としたBluetooth等のワイヤレス通信で行なう。尚、電話回線通信で行なっても良い。共用車両4から要求を受けた利用者の携帯端末13はステップS34において上記IDを送信して処理を終了する。そして、これを受信した共用車両4はステップS37において、予約された共用車両4に前記IDを設定し処理を終了する。 【0029】次に、予約を済ませた利用者が共用車両4の貸出し操作を行なう場合の手順を図9に示す携帯端末13の表示部13Aの変化と共に説明する。利用者が携帯端末13により予約管理センタに携帯端末13でアクセスして認証されると(アクセスステップ)、画面1に示すように利用したいカーナンバー(車両ID)の入力を促すために「カーナンバーを入力してください?」の表示がなされる。ここで利用者が利用を希望する共用車両4を確認してそのカーナンバーを「7776」と入力すると画面3が表示される。 【0030】例えば、利用者が「7777」と入力したが、該当する共用車両4がない場合は画面2に移行し、「該当するカーナンバーが見つかりません」「カーナンバーを入力してください?」の表示と、「*#:インフォメーションに接続」の表示がなされる。ここで、利用者がカーナンバーが見つからないことの説明を聞く等の理由から「*」を押した場合はインフォメーションから情報を得ることができ、この情報は画面に表示されたり、音声によりアナウンスされる。画面2においてカーナンバーの「7776」を入力すると画面3に表示される。これにより、カーナンバー送信ステップが終了する。 【0031】画面3においては「車にIDを設定しています。」「このままでお待ち下さい。」との表示がなされる。このID設定時に異常があると、画面4において「異常が発生しました。」「インフォメーションとお話下さい。」との表示がなされ、インフォメーションからの指示で図9の処理を終了する。これによりID設定モードステップは終了する。画面3におけるIDの設定が終了すると画面5が表示される。画面5は「貸出し手続きを終了しました」「お気をつけて行ってらっしゃいませ」の表示がなされ、手続き終了ステップを終え図9の処理を終了する。 【0032】次に、上記利用者の携帯端末13による貸出し操作に対応した予約管理センタのサーバ10側の処理を図10のフローチャートによって説明する。ステップS50において利用者の携帯端末13(携帯電話番号)のアクセスを受信すると(アクセスステップ)、ステップS51で前記画面1を送信し、次に、ステップS52において利用者の入力によるカーナンバーを受信してステップS53に進む。 【0033】そして、ステップS53において該当するカーナンバーの確認を行ない該当する共用車両4があると判定された場合はステップS54に進み、ここで画面3を送信する。ステップS53において判定の結果、該当する共用車両4がない場合はステップS59に進み前記画面2を送信し、次に、ステップS61において利用者がインフォメーションにアクセスしたか否かを判定する。「*」が押された場合はステップS60においてインフォメーションに接続しステップS61に進む。ステップS61において数字キー、つまりカーナンバーが押された場合はステップS52に進む。これによりカーナンバー要求ステップが終了する。 【0034】ステップS54において前記画面3を送信した後にステップS55において共用車両4にアクセスする。これにより図8で説明したように共用車両4側からのID要求(ステップS36)に対して、利用者の携帯端末13から前記IDが送信される(ステップS34)と共用車両4側ではID設定を行ない、IDを設定した旨をサーバ10側に送信する。この共用車両4側からサーバ10側への送信に対し、ステップS56においてID設定終了した旨を受信をしたか否かを判定する。これによりID設定ステップは終了する。 【0035】ステップS56における判定の結果、ID設定終了を受信した場合は、ステップS57に進み、前記画面5を送信し回線を切断して図10の処理を終了する。ステップS56における判定の結果、ID設定終了を受信していないと判定された場合は、ステップS62において異常を受信しているか否かを判定する。ステップS62において異常を受信していない場合は、ステップS56に進む。ステップS62において異常を受信している場合は、ステップS63において前記画面4を送信してステップS64においてインフォメーションに接続し、手続き終了ステップを終えて図10の処理を終了する。 【0036】次に、図11は共用車両4と予約管理センタのサーバ10と携帯端末13との関係を示す図である。この図11により前述した貸出し操作及び返却操作(フローチャートでの説明は省略する)の手順について説明する。ここで、上記携帯端末13には電話としての機能と短距離通信デバイスとしての機能を併せ持っており、例えば、短距離(10m程度)のワイヤレス通信を行なえるチップを備えたもので、共用車両4側にも対応するチップを設け、両者間で送受信を行なうものである。尚、短距離のワイヤレス通信を行なうことができれば、その形態は自由に選択できる。したがって、ワイヤレス通信を使用するため電話回線を使用した場合に比較して電話料金がかからずコストを下げることができる。 【0037】貸出し操作を行なう場合には、先ず携帯端末13により予約管理センタのサーバ10に電話回線によりアクセスする(1)。するとサーバ10は携帯端末13の携帯電話番号から登録者名を照合する。これによりサーバ10は携帯端末13に対してパスワードを要求する(2)。要求されたパスワードが携帯端末13から送信されると(3)、個人認証が完了する。その後、サーバ10側からポートの選択の要求があり(4)、これに対して利用者がポートの選択をすると(5)、予約が終了する。 【0038】次に、利用者が目的とするポートに到着すると、前記サーバ10は車両IDであるカーナンバーを要求する(6)。利用者は利用したい共用車両4を選択して、カーナンバー、つまり対象車両のナンバープレート番号を入力して送信する(7)。これにより貸出される共用車両4が決定される。そして、利用される共用車両4が決定されると、サーバ10から当該共用車両4に対して車載PC22の電話端末23に対してID登録のアルゴリズムの実行指示がなされる(8)。そして、共用車両4は利用者の携帯端末13に対してIDを要求し(9)、携帯端末がID、つまり携帯電話番号を暗号化したIDを送信すると(10)、共用車両4では車載PCに車内LANで接続されたKEYECU25に前記IDがセットされる。これにより貸出しが終了する。尚、KEYECU25にはイグニッションスイッチ26とドアロック装置27が接続されている。 【0039】次に、共用車両4のドアロックを解除する場合は携帯端末13のキーに割り当てられたドアロック解除指示キーを入力すると、暗号化されたIDと解除指示が送信される。すると、共用車両4側ではアンテナ24を介してこれをKEYECU25が受信し、ここでIDの照合ができたら、KEYECU25によりドアロックを解除する。ドアロックが解除されると、KEYECU25からドアロックが解除された旨がアンテナ24から携帯端末13に送信され表示部13Aに表示される。尚、利用者の利便性を向上する為に利用者の接近により自動的にドアロックを解除しても良い。短距離通信可能な領域への接近によって携帯端末13と割り当てられた共用車両間でIDの照合を自動的に行ない、ID照合の結果によりドアロック解除を行なう。 【0040】次に、返却操作を行なう場合には携帯端末13によりサーバ10に電話をして、返却のために指示されたキーを入力する(1)。すると、サーバ10から車載PC22に対してKEYECU25からIDを抹消する指示を行なう(8)。また、これと同時にサーバ10からインターネットを介して図2に示すクレジット会社のサーバ8に課金を行なう(11)。これにより共用車両4の返却手続きを完了する。 【0041】したがって、図1に示すように携帯端末13が通常の車両共同利用システムにおける、ポートに設置してあるポート端末としての機能を発揮すると共に、共用車両4のドアロックをロックアンロックするカードキーとして機能し、さらに、この携帯端末13によりクレジット会社への課金請求のためのクレジットカードとして機能することになる。つまり、上述したポート端末、カードキー、クレジットカードの機能(現金の引き落としのための手続きを行なう機能)を、1台の携帯端末13にもたせることにより、設備費を大幅に減少でき、利用者の所持している携帯端末13で簡単に共用車両4の予約、貸出し、返却を行なうことができる。 【0042】上記実施形態によれば、携帯端末13から共用車両4毎に設定された車両IDであるカーナンバーを予約管理センタのサーバ10に送信することを前提にして、前記IDによって携帯端末13で特定された共用車両4の少なくともドアロック解除を可能とした共用車両4の共同利用システムが実現されるため、利用者にとっての利便性が向上し、サービスを提供する側においては、共用車両4の利用者の携帯端末13を有効利用するため、従来のようにポート端末を設置する等の大掛かりな設備も必要なく、低コストでサービスを提供できる。また、セキュリティの面では、携帯端末13と共用車両4との間で暗号化されたIDのやり取りを行ない、サーバ10側はIDの送受信には関与せず、サーバ10側にはIDに関する情報を持たないため、秘匿性を維持でき違法アクセスに対しても被害を受けることがなくなる。 【0043】また、携帯端末13の操作によって利用者の位置の近傍のポートとそのポートで使用可能な共用車両4の数を通知し、車両IDを特定せず使用可能な共用車両4を予約することにより予め予約を確保しておき、ポートに到着してから気に入った共用車両4をカーナンバーを指定して利用できるという効果がある。したがって、予約してからポートに到着する間に、全ての共用車両4が他人に貸出されてしまい自分が利用する共用車両4がなくなるという事態を防止できると共に、ポートに到着して実際に共用車両4を見てから、利用可能でかつ自分の気に入った共用車両4を特定することができ、利用者の意思を尊重することができる。 【0044】尚、この発明は上記実施形態に限られるものではなく、目的地であるレストランやホテルを予約する場合に利用される共用車両4の予約・貸出しを例にしたが、共用車両4を単独で予約・貸出する共同利用システムに適用できることは勿論である。また、使用される共用車両4は電気自動車に限られず、ハイブリッド車両、燃料電池車両、あるいは通常のガソリンエンジン車両であっても良い。 【0045】 【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記載した発明によれば、車両の使用希望者は携帯端末により利用者の位置の近傍のポートと、このポートにおける車両の利用状況、つまり使用可能な車両の台数とを把握して、車両を特定しないで車両の予約を行なうことが可能となるため、ポートに到着して始めて気に入った車両を指定し車両を特定することで利用できるという効果がある。したがって、予約してからポートに到着する間に、全ての車両が他人に貸出されてしまい自己が利用する車両がなくなってしまうという事態を防止できると共に、ポートに到着して実際に車両を見てから、利用可能でかつ自分の気に入った車両を特定することができ、利用者の意思を尊重することができる。 【0046】請求項2に記載した発明によれば、車両と携帯端末間における秘匿性を維持することが可能となるため、違法なアクセスから保護できるという効果がある。請求項3に記載した発明によれば、予約操作以外では車両と携帯端末との間で電話回線を用いない通信が可能となるため、通信コストを下げることができる効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005326 【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年4月4日(2000.4.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064908 【弁理士】 【氏名又は名称】志賀 正武 (外5名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−288940(P2001−288940A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月19日(2001.10.19) |
| 【出願番号】 |
特願2000−102220(P2000−102220) |
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