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【発明の名称】 車両ドア用ハンドル
【発明者】 【氏名】アストレ アゴスティニ

【氏名】アンブロージョ マルティーノ

【要約】 【課題】スイッチやばねの交換が安価であり、関連のロックのセキュリティ機能を作動させ、製造が安価で容易である装置を有するハンドルを提供する。

【解決手段】車両ドアに適合可能なフレームと、フレームにヒンジ留めされた手動制御レバーと、ドア上にロックを機械的に接続するために、フレームに形成された、摺動可能に通路と係合した制御部と、スイッチと、スイッチを作動させるプッシュボタン作動手段とを備え、ロックのセキュリティ機能を作動させるためにロックを電気的に制御する電気制御手段と備えている車両ドア用ハンドルにおいて、スイッチは通路の側面に配置され、プッシュボタン作動手段は、制御部と、制御部とスイッチとの間に介挿された伝達手段と、ロックを解放する引出し位置とスイッチを切り換える前進位置との間の中間の当接位置に制御部を保持するために付与されている柔軟な位置決め手段とを備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車両ドア(3)に適合可能なフレーム(5)と、前記フレーム(5)にヒンジ留めされた手動制御レバー(7)と、前記ドア(3)上にロック(4)を機械的に接続するために、前記フレーム(5)に形成された、摺動可能に通路(10)と係合した制御部(9)と、スイッチ(18)と、前記スイッチ(18)を作動させるプッシュボタン作動手段(23)とを備え、前記ロック(4)のセキュリティ機能を作動させるために前記ロック(4)を電気的に制御する電気制御手段(16)と備えている車両ドア(3)用ハンドル(1)において、前記スイッチ(18)は前記通路(10)の側面に配置され、前記プッシュボタン作動手段(23)は、前記制御部(9)と、前記制御部(9)と前記スイッチ(18)との間に介挿された伝達手段(24)と、前記ロック(4)を解放する引出し位置と前記スイッチ(18)を切り換える前進位置との間の中間の当接位置に前記制御部(9)を保持するために付与されている柔軟な位置決め手段(39)(25,35)とを備えていることを特徴とする車両ドア(3)用ハンドル(1)。
【請求項2】 前記伝達手段(24)がレバートランスミッションを備えていることを特徴とする請求項1に記載のハンドル。
【請求項3】 前記レバートランスミッションが一つのロッカーアームレバー(25)を備えていることを特徴とする請求項2に記載のハンドル。
【請求項4】 前記ロッカーアームレバー(25)は、前記制御部(9)とほぼ直角なヒンジ軸(28)回りに回転するように、前記フレーム(5)にヒンジ留めされた中間部(26)を備え、前記ロッカーアームレバー(25)の二つの対向する端部(29)(30)は、前記制御部(9)と、前記スイッチ(18)を切り換えるための移動可能な切換部材とに接触して協働することを特徴とする請求項3に記載のハンドル。
【請求項5】 前記レバートランスミッション(24)は、前記ロッカーアームレバーが前記スイッチ(18)から離れて前記制御部(9)と接触している基準位置に前記ロッカーアームレバー(25)を保持するために、前記ロッカーアームレバー(25)と前記フレーム(5)との間に介挿された弾性手段(35)をさらに具備することを特徴とする請求項4に記載のハンドル。
【請求項6】 前記弾性手段は、前記ヒンジ軸(28)周りに巻かれた部分を有するねじりばね(35)を備えていることを特徴とする請求項5に記載のハンドル。
【請求項7】 前記柔軟な位置決め手段(25,35)は、前記制御部(9)を支持するための支持面(37)を具備し、前記支持面(37)は、前記通路(10)の内側で摺動する前記制御部(9)の自由端部に面して延びていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のハンドル。
【請求項8】 前記支持面(37)は、前記トランスミッション手段(24)の可動部材(25)を側面に形成していることを特徴とする請求項7に記載のハンドル。
【請求項9】 前記柔軟な位置決め手段(25,35)は、前記制御部(9)に向けて前記支持面(37)を押すための弾性スラスト手段(35)をさらに備えていることを特徴とする請求項7又は8に記載のハンドル。
【請求項10】 前記柔軟な位置決め手段(39)は、使用時に前記ドア(3)と接触して位置決めされる支持部(40)を備えている位置決め部材と、前記制御部(9)を部分的に包囲しかつ前記支持部(40)に一体に接続されたエラストマー材料の襟部(41)とを備えていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のハンドル。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両ドア用ハンドルに関する。
【0002】
【従来の技術】特に自動車のドア用のハンドルなどの一般的な車両ドア用ハンドルは、ハンドルによって開放させられる。このハンドルでは、細長フレームがドアの内側に適合し、かつ制御レバーを支持しており、この制御レバーは、使用時に関連のロックに接続される制御端部と、引っ込んだ当接位置とロックを解放する引出し位置との間においてヒンジ軸回りで回転させるための、普通は垂直な回転軸を有するヒンジによってフレームに接続されている反対の端部とを有する。
【0003】各ドアロックを遠隔制御して特にキーを使用することなくロックのセキュリティ機能を作動又は作動解除するための電子装置を備えている車両が多くなっている。例えば、送信機又はいわゆる「バッジ」が使用されており、この送信機は、車両の使用者によって持ち運ばれ、かつ車両上の中央制御ユニットに信号を送信する。中央制御装置は信号を受信して認識する時、ロックのセキュリティ機能を作動解除する。
【0004】同じ送信機がロックのセキュリティ機能を作動させるために使用されることもできる。すなわち、送信機が車両から所定距離にある時、中央制御ユニットが送信機によって発せられる信号を受信することができず、信号がない時にロックのセキュリティ機能を自動的に作動させるようにプログラムされることができる。
【0005】信頼性があるが、多くの場合、上記の電子装置は、送信機が車両から所定の距離にある時にセキュリティ機能が自動的になされるのを待つことなく、車両の使用者がロックのセキュリティ機能をすぐに作動させたがるという欠点を有する。
【0006】ロックのセキュリティ機能がすぐに作動されかつチェックされることができるように、フレームにヒンジ留めされたレバーの端部のすぐ下でフレーム内に配置されたスイッチを備えかつスイッチの切換部材がレバーの端部によって直接的に移動可能である、ハンドルが使用されている。このため、フレームとレバーの端部との間に介挿されたヒンジは、スイッチを掛け外してロックのセキュリティ機能を作動させるように、端部が回転だけでなくドアの内側に半径方向に当接位置から切換え位置へ移動させることを可能とするように形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のハンドルはいくつかの欠点を有する。特に、ドアの内側への移動のために当接位置にある時にフレームとレバーの端部との間において一定量のクリアランスを必要とし、スイッチは簡単に損傷し、機能悪化しやすい。このクリアランスにより、付与されている複雑なシールが正確に位置決めされていない又は例えばレバーの通常の操作によって損傷される時特に、スイッチが外部環境と直接的に連通してしまう。さらに、レバー自体に直接的に作用しているスラストばねによって当接位置にレバーが保持されており、ロックを解放している時にすらレバーには力が加えられ、ハンドルの有効性及び信頼性が外部の物質によって徐々に損なわれ、ロックのセキュリティ機能が永久に作動されたままとなることがよくある。最後に、ハンドル自体は形状が複雑であり、弾性スラスト要素の存在と共に、使用される特別なヒンジ及びシールのため、スイッチ及び/又はばねが故障した時に、スイッチ又はばねを交換することは、特に扱いづらく、比較的に時間がかかり、それゆえ、費用のかかる仕事である。
【0008】本発明の目的は、関連のロックのセキュリティ機能を作動させ、前述の欠点をなくしかつ安価で製造容易である装置を有するハンドルを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、車両ドアに適合可能なフレームと、フレームにヒンジ留めされた手動制御レバーと、ドア上にロックを機械的に接続するために、フレームに形成された、摺動可能に通路と係合した制御部と、スイッチと、スイッチを作動させるプッシュボタン作動手段とを備え、ロックのセキュリティ機能を作動させるためにロックを電気的に制御する電気制御手段と備えている車両ドア用ハンドルにおいて、スイッチは通路の側面に配置され、プッシュボタン作動手段は、制御部と、制御部とスイッチとの間に介挿された伝達手段と、ロックを解放する引出し位置とスイッチを切り換える前進位置との間の中間の当接位置に制御部を保持するために付与されている柔軟な位置決め手段とを備えている自動車ドア用ハンドルが付与されている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の非制限的実施形態について添付図面を参照して例として記載する。図1中の番号1は、ドア3上のロック4を制御するために車両(図示せず)のドア3(部分的に示されている)の本体2に接続可能なハンドルを全体的に示している。
【0011】ハンドル1は、ドア3の内側に適合可能なフレーム5と、キー組立体(図示せず)を支持するためかつフレーム5の端部5aに公知の方法で接続されている本体6と、車両の使用者によって把持されるほぼL字形状のレバー7とを備えている。特に、レバー7は、ヒンジ軸(図示せず)回りにフレーム5に関して回転するために、フレーム5の端部、長手方向に反対の部分5aにヒンジ留めされた端部を有する細長部又はグリップ8と、本体6に隣接した細長部8の一部分と一体の細長制御部9とを備えている。制御部9は、細長部8にほぼ直角な方向にフレーム5を通って延び、フレーム5を通して形成されている通路10と緩く係合し、ピン12を有する自由端部で終わっている。ピン12は細長部8に面して突出し、ピン12はレバー7及び13と共にロック4を機械的に作動させるための組立体15を形成しているボーデンケーブル14によってロック4に接続された公知のレバー13と適合している。
【0012】図1を参照すると、ハンドル1は、ロック4のセキュリティ機能を作動させるための電子制御組立体16をさらに備えている。電子制御組立体16は、通路10の側面に配置され、かつフレーム5のキャビティ19内に収納された公知のプッシュボタンスイッチ18を備え、フレーム5のキャビティの内壁20は、通路10を形成し、かつピン12に部分的に面して延びている。示されている例において、スイッチ18は、スイッチ18にクリック留めする各保持歯22で終わっている二つの弾性付属部材21によって、フレーム5に解放可能に接続されている。スイッチ18は、さらにロックのセキュリティ機能の作動を制御するための中央制御ユニット(図示せず)に公知の方法で電気的に接続されており、外から手動で使用者に操作されかつ電子制御組立体16の一部分を形成するプッシュボタン作動装置23によって制御される。
【0013】制御部9が装置23の一部分を形成し、装置23は、制御部9とスイッチ18の間に介挿されたレバートランスミッション24を備えている。示されている例では、トランスミッション24は、一つのロッカーアームレバー25を備え、ロッカーアームレバー25は壁20にまたがって延びかつピン12にほぼ平行であり、ロッカーアームレバー25は、ピン12に直角でありかつレバー7のヒンジ軸(図示せず)に平行であるヒンジ軸28回りで旋回するように、壁20に隣接しかつヒンジ27によってフレーム5へヒンジ留めされる中間部26を有する。ロッカーアームレバー25は、二つの対向する端部29及び30を備えており、端部29はピン12の自由端部に面して延び、端部30はスイッチ18の可動部材に面して延びている。図2を参照すると、ヒンジ27はフォークを備え、このフォークのアーム31はフレーム5と一体であり、このフォークは各筒状座部32を形成し、この座部32は、軸線28と同軸であり、かつ中間部26と一体のそれぞれの対向しているヒンジピン33によって回転可能に係合させられ、ヒンジピンは、座部32内でクリック留めする。ピン33の各々は、二つの対向する端部を有する公知のワイヤのねじりばね35の各中間部に巻かれている。これらの端部の一方が、フレーム5に当接し、他方が端部30の内面に当接し、図1に示されるように、端部30をスイッチ18から離れた状態に保ち、端部29の支持面37をピン12に対して押し、制御部9が通路10の外側に部分的に延びている、ロック4を制御する引き出し位置と、制御部9がフレーム5に向けて押されかつロッカーアームレバー25が図1中の点線によって示されているように回転させられた、ロック4のセキュリティ機能を作動させる前進位置との間の中間の当接位置にレバー7、それゆえ制御部9を保持する。
【0014】図1、特に図3を参照すると、レバー25に加えて、レバー7は柔軟な部材39によって中間の当接位置で保持されており、柔軟な部材39は、レバー25・ばね35組立体に平行に配置されており、柔軟な部材39はレバー7に接続され、かつ本体2の外面に当接している強固な形付けられた支持部40を備え、柔軟な、例えばエラストマー材料でつくられた襟部41は、支持部40と一体であり、レバー7の細長部8の内面8aに向けて延びかつ接触している。特に、襟部41は、互いに面しかつ互いに対して平行な二つの平坦な長手方向の壁43と、制御部9に面して延びかつ長手方向壁43を互いに接続する平坦な横断壁44とを備えている。
【0015】実際の使用では、図1に示されている状態では、レバー7は、当接位置にあり、ロッカーアームレバー25の端部30は、スイッチ18の切換部材から分離され、引き出し位置へレバー7を移動させてロック4を解放するため、又は、ばね35と柔軟な部材39の襟部41の弾性抵抗と反対に、ドア3の内側に制御部9を押して、ロックのセキュリティ機能を作動させかつロッカーアームレバー25の端部30がスイッチ18を掛け外す引っ込み位置にレバー25を反対に回転させるために、細長部8が把持されることができる。
【0016】前述から明らかなように、最初に、ハンドル1は、固定されたヒンジ軸回りに回転させるためにフレーム5に簡単にヒンジ留めされ、かつ公知のハンドルに通常使用されているレバーと同じ形状であるレバー7によって、非常に簡単である。
【0017】さらに、スイッチ18は、スイッチ18が到達されることができかつドアの内側から容易に取り外されることができる位置においてフレーム5に適合され、制御部9によって直接的に作動される簡単なレバートランスミッションによって制御され、この制御部9は、スイッチ18を切り換え、中間の当接位置でレバー7を保持する。ハンドル1を簡単化しかつ信頼性を改良する他に、簡単なレバートランスミッションを使用することによって、スイッチ18が、制御部9の通路10から一定距離離れて側面に配置されることが可能であり、特に、スイッチ18は、キャビティ19の内側でドアの内側に向けて開放し、通路10に侵入する任意の他の物質がスイッチ18には何の影響も生じない。それゆえ、その信頼性及び有効性は、時間を経ても変わらない。
【0018】ハンドル1、特にプッシュボタン作動装置23の信頼性及び有効性は、機械的なトランスミッションとエラストマー部材の両方によってレバー7が中間の当接位置で保持されることによってさらに高められる。レバー7は、協働するように平行に配置されており、トランスミッションとエラストマー部材は互いに適合するように形成され、手動の調節が要求されない。柔軟な部材39の特別な形状により、弾性変形可能な部材として機能してレバー7を中間の当接位置に保持するだけでなく、シール部材としても機能し、中間の当接位置又は引っ込んだセキュリティ機能作動位置において、柔軟な部材39の襟部41が常にレバー7に対して押される。
【0019】明らかに、本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書に記載されているハンドル1を変更することができる。特に、もしスイッチ18が通路10から幾分距離があるならば、スイッチ18は、示されている位置以外の位置に配置してもよい。ロッカーアームレバー25は異なる機械的なトランスミッションと交換できる。最後に、もし支持本体6に隣接したレバー7の一部分をドアの内方向に押すことによってスイッチ18が作動させられるならば、記載された以外の保持シール部材や、柔軟な部材39の機能の一つを遂行する部材が、レバー7とドア本体の間に付与されてもよい。
【出願人】 【識別番号】500210578
【氏名又は名称】バレオ シキュレッツア アビタコロ ソチエタ ペル アツィオニ
【出願日】 平成13年2月23日(2001.2.23)
【代理人】 【識別番号】100077517
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 敬 (外3名)
【公開番号】 特開2001−288935(P2001−288935A)
【公開日】 平成13年10月19日(2001.10.19)
【出願番号】 特願2001−48662(P2001−48662)