| 【発明の名称】 |
自動車用ドアロック装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】小林 二三雄
【氏名】中村 仁
【氏名】赤堀 正和
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| 【要約】 |
【課題】インサイドハンドルのドア開扉操作を有効にしたり、または無効にしたりする施解錠機能を備えた自動車用ドアロック装置において、構成を簡単にし、かつドアロック装置全体の小型化を図る。
【解決手段】切替レバー24の基部24dの一端部に設けた軸部24cを、ベースプレート2の案内孔3bに、摺動かつ回動しうるように嵌合し、基部24dの他端部に設けた突部24aを、インサイドレバー19及び作動レバー21に、軸20に対して離心方向に移動可能に連結し、インサイドレバー19に設けた係合部19bに係合可能な解錠位置と、係合部19bから離脱した施錠位置とに移動可能とする。切替レバー24が、解錠位置にあるとき、インサイドレバー19のオープン方向への移動によって、突部24aと係合部19bとが係合することにより、軸部24cを中心に回動して、インサイドレバー19のオープン方向への移動を作動レバー21に伝達する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ドアに固定されたベースプレートと、前記ベースプレートに装着され、オープン方向へ移動させられることにより、ドアと車体との噛合状態を解除するオープンレバーと、前記ベースプレートに枢着され、かつドアの車内側に設けられたハンドルの操作により、オープン方向に移動するインサイドレバーと、前記インサイドレバーと同軸をもって前記ベースプレートに枢着され、かつ前記インサイドレバーによりオープン方向に移動させられることにより、前記オープンレバーをオープン方向へ移動させる作動レバーと、一端部に設けた突部が、前記インサイドレバーと作動レバーとの共通の軸に対して離心方向に移動可能に前記インサイドレバーと作動レバーとに連係され、前記突部がインサイドレバーと作動レバーとのいずれか一方に設けた係合部に係合することにより、インサイドレバーのオープン方向への移動を作動レバーに伝達する解錠位置と、前記突部が前記係合部に対して空振りして、前記インサイドレバーのオープン方向への移動を作動レバーに伝達しない施錠位置とに移動可能であり、かつ他端部に設けた軸部が、ベースプレートに設けた案内孔に嵌合されて、解錠位置と施錠位置とに移動可能であり、さらに前記軸部を中心として回動可能な切替レバーとを備えることを特徴とする自動車用ドアロック装置。 【請求項2】 インサイドレバーと作動レバーとの共通の軸を境にして、一方に案内孔、他方に係合部を配置し、切替レバーを前記軸を迂回するようにほぼC字状に形成した請求項1記載の自動車用ドアロック装置。 【請求項3】 切替レバーにおける軸部の近傍に、ベースプレートに設けられた凹凸状のチェック部に弾圧係合して、前記切替レバーを解錠位置と施錠位置とに安定して弾圧保持する弾性片を設けた請求項1または2記載の自動車用ドアロック装置。 【請求項4】 ベースプレートに取り付けられ、かつ適宜の操作スイッチの操作によって作動可能なアクチュエータにおける出力レバーの遊端部に、切替レバーの軸部を枢着し、アクチュエータの作動により、切替レバーを解錠位置と施錠位置とに移動可能にした請求項1〜3のいずれかに記載の自動車用ドアロック装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ドアの車内側に設けられたインサイドハンドルのドア開扉操作を有効にしたり、または無効にしたりする施解錠機能を備えた自動車用ドアロック装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の自動車用ドアロック装置においては、ドアの車内側に設けられたインサイドハンドルに連結され、かつベースプレートに枢着されたインサイドレバーと、上端部がインサイドレバーに枢着され、上下方向に移動可能な作動レバー(コネクティングレバー)と、ベースプレートに枢着され、かつ作動レバーの下端部を上下動可能に支持して、適宜の操作手段により解錠位置と施錠位置とに移動可能な切替レバー(チャイルドプルーフレバー)とを備え、切替レバーが解錠位置にあるときは、作動レバーとオープンレバーとが接続されて、インサイドハンドルの操作によりドアを開けることができ、また、切替レバーが施錠位置にあるときは、作動レバーとオープンレバーとの接続が解除されて、インサイドハンドルによりドアを開けることができないようにしたものがある(例えば、特開平8−333936号公報参照)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような従来のドアロック装置によると、インサイドレバーと作動レバーと切替レバーとが、それぞれが離れた位置に設けられているため、各レバーの連結部が複雑になるとともに、各レバーを支持するためのベースプレートが大型になり、ひいてはドアロック装置全体が大型化になる。 【0004】本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、構造を簡単にするとともに、かつベースプレートの小型化を可能にし、ひいては、ドアロック装置全体の小型化を図った自動車用ドアロック装置を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。 (1) ドアに固定されたベースプレートと、前記ベースプレートに装着され、オープン方向へ移動させられることにより、ドアと車体との噛合状態を解除するオープンレバーと、前記ベースプレートに枢着され、かつドアの車内側に設けられたハンドルの操作により、オープン方向に移動するインサイドレバーと、前記インサイドレバーと同軸をもって前記ベースプレートに枢着され、かつ前記インサイドレバーによりオープン方向に移動させられることにより、前記オープンレバーをオープン方向へ移動させる作動レバーと、一端部に設けた突部が、前記インサイドレバーと作動レバーとの共通の軸に対して離心方向に移動可能に前記インサイドレバーと作動レバーとに連係され、前記突部がインサイドレバーと作動レバーとのいずれか一方に設けた係合部に係合することにより、インサイドレバーのオープン方向への移動を作動レバーに伝達する解錠位置と、前記突部が前記係合部に対して空振りして、前記インサイドレバーのオープン方向への移動を作動レバーに伝達しない施錠位置とに移動可能であり、かつ他端部に設けた軸部が、ベースプレートに設けた案内孔に嵌合されて、解錠位置と施錠位置とに移動可能であり、さらに前記軸部を中心として回動可能な切替レバーとを備える。 【0006】(2) 上記(1)項において、インサイドレバーと作動レバーとの共通の軸を境にして、一方に案内孔、他方に係合部を配置し、切替レバーを前記軸を迂回するようにほぼC字状に形成する。 【0007】(3) 上記(1)または(2)項において、切替レバーにおける軸部の近傍に、ベースプレートに設けられた凹凸状のチェック部に弾圧係合して、前記切替レバーを解錠位置と施錠位置とに安定して弾圧保持する弾性片を設ける。 【0008】(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、ベースプレートに取り付けられ、かつ適宜の操作スイッチの操作によって作動可能なアクチュエータにおける出力レバーの遊端部に、切替レバーの軸部を枢着し、アクチュエータの作動により、切替レバーを解錠位置と施錠位置とに移動可能にする。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、図1における左方を自動車の「前方」、右方を「後方」とする。 【0010】(1)は、ドアのサイドパネルに複数のボルト(図示略)をもって固定される噛合機構本体で、その内部には、噛合機構として、ドアの開閉に伴い、車体側に固着されたストライカ(図示略)と係脱可能なラッチ(図示略)と、ラッチに係合することにより、ラッチの回動を阻止して、ドアを閉扉状態に拘束する係合部材(図示略)とが、それぞれ回動可能に収容されている。 【0011】(2)は、噛合機構本体(1)の前面に固定されたベースプレートで、前方に折曲されたその取付片(2a)の下部には、後方を向く上下の案内孔(3a)(3b)を有する案内孔(3)が穿設されている。上案内孔(3a)の上側の内縁には、凹凸状のチェック部(3c)が設けられている。 【0012】図1において、(4)は、ベースプレート(2)の取付片(2a)に固定されたアクチュエータで、そのハウジング(4a)内には、運転席近傍に設けられた操作スイッチの操作により予め定めた正逆方向に回転可能な第1モータ(5)と、他の操作スイッチの操作によって、予め定めた正逆方向に回転可能な第2モータ(6)とが収容され、ハウジング(4a)外には、軸(4b)(4c)をもって、ノブレバー(7)及び出力レバー(9)が枢着されている。 【0013】第1モータ(5)は、ハウジング(4a)内に枢着されたセクターギヤ(8)を介してノブレバー(7)を回動させる。第2モータ(6)は、ハウジング(4a)内に枢着されたセクターギヤ(10)を介して出力レバー(9)を回動させる。 【0014】ノブレバー(7)は、下端部に係合部(7a)を、また上部にスリット(7b)と、後方を向くアーム(7c)とを有しており、第1モータ(5)の回転により、図1に示す解錠位置と、図3に示す施錠位置とに移動可能となっている。 【0015】スリット(7b)には、取付片(2a)の上部に枢着されたキーレバー(11)の下端部(11a)が係合している。キーレバー(11)は、ドアの車外側に設けられたキーシリンダ(図示略)に連係され、キーシリンダの操作により、ノブレバー(7)を施錠位置及び解錠位置に移動させることができる。なお、ノブレバー(7)は、ドアの車内側に設けられたロックノブ(図示略)の手動による操作によっても、施錠位置及び解錠位置に移動しうるように、ケーブル(図示略)を介してロックノブに連結されている。 【0016】図4において、(12)は、軸部(12a)をもってベースプレート(2)に枢着された施解錠レバーで、その左端部に穿設された連結孔(12b)には、ノブレバー(7)のアーム(7c)が係合しており、施解錠レバー(12)は、ノブレバー(7)の施錠位置及び解錠位置への移動に連動して、図4に示す解錠位置と、図5に示す施錠位置とに移動することができる。 【0017】施解錠レバー(12)における軸部(12a)と連結孔(12b)間に設けられた弾性片(12c)は、噛合機構本体(1)に設けた凸状のチェック部(1a)に圧接することにより、施解錠レバー(12)を施錠位置及び解錠位置に安定して保持している。 【0018】(13)は、噛合機構本体(1)の前面に突出する係合部材の軸部(14)に固着されたオープンレバーで、その右端部には、前方に折曲された係合部(13a)が設けられており、オープン方向(図4及び図5において時計方向)に回動させられることにより、係合部材とラッチとの係合を解除させて、ドアを開くことができるようになっている。 【0019】(15)は、ベースプレート(2)の下部に軸(15a)をもって枢着されたアウトサイドレバーで、ドアの車外側に設けられたアウトサイドハンドル(図示略)にケーブル(図示略)を介して連結され、その操作により、オープン方向(図4及び図5において反時計方向)に回動させられる。 【0020】(16)は、上部に設けられた上下方向の長孔(16a)が、施解錠レバー(12)の下部に設けられた突部(12d)に上下方向に摺動可能に嵌合し、かつ下端部に設けられた軸部(16b)をもってアウトサイドレバー(15)に枢着された第1サブレバーで、施解錠レバー(12)の解錠位置及び施錠位置への移動に従動して、図4に示す解錠位置と、解錠位置から反時計方向に回動した図5に示す施錠位置とに移動するとともに、アウトサイドレバー(15)のオープン方向への移動により、下方に移動するようになっている。 【0021】(17)は、下端部が第1サブレバー(16)の軸部(16b)によりアウトサイドレバー(15)に枢着された第2サブレバーで、その上部には、オープンレバー(13)の係合部(13a)に係合可能な鈎状の解除部(17a)が設けられ、解除部(17a)の右側縁には、係合部(13a)の左側面に当接可能な当接部(17b)が設けられている。 【0022】第1サブレバー(16)の軸部(16b)の下方に設けられた湾曲状の収容部(16c)には、図10及び図11に示すように、圧縮コイルばね(18)が収容されている。収容部(16c)の開口は、第2サブレバー(17)によって閉塞されている。 【0023】ばね(18)は、右端が収容部(16c)の右壁面に当接し、左端が第2サブレバー(17)の折曲片(17c)に当接して、第2サブレバー(17)を図4及び図5において時計方向に付勢している。なお、ばね(18)の付勢力は、弾性片(12c)の施解錠レバー(12)を弾圧保持する力より小さく設定されている。 【0024】第2サブレバー(17)は、通常は、図4及び図5に示すように、上部に設けられたストッパー(17d)が第1サブレバー(16)に当接して、第1サブレバー(16)に対して所定の角度を有する元位置に保持されており、第1サブレバー(16)とともに施錠位置及び解錠位置に移動可能であり、また上下方向に移動可能である。 【0025】図4に示すように、施解錠レバー(12)が解錠位置にあるときには、アウトサイドレバー(15)のオープン方向への移動により、第1、2サブレバー(16)(17)が下方に移動させられると、第2サブレバー(17)の解除部(17a)がオープンレバー(13)の係合部(13a)に当接して、オープンレバー(13)をオープン方向に回動させて、ドアを開けることができる。 【0026】また、図5に示すように、施解錠レバー(12)が施錠位置にあるときには、アウトサイドレバー(15)のオープン方向への移動により、第1、2サブレバー(16)(17)が下方に移動しても、図6に示すように、解除部(17a)が係合部(13a)に対して空振りして、ドアを開けることができないようになっている。 【0027】図1〜図3において、(19)は、左右方向の軸(20)をもってベースプレート(2)の取付片(2a)に枢着されたインサイドレバーで、その後部には、軸(20)を中心とする円弧状の空振り部(19a)と、空振り部(19a)の下端から軸(20)に対して離心方向に連設された係合部(19b)とが穿設され、下端部に設けられたケーブル連結孔(19c)が、ドアの車内側に設けたインサイドハンドル(図示略)にケーブル(図示略)を介して連結され、インサイドハンドルの開扉操作によって、オープン方向(図1〜図3において時計方向)に回動させられるようになっている。 【0028】(21)は、インサイドレバー(19)を枢着するのと同じ軸(20)をもって取付片(2a)に枢着され、インサイドレバー(19)とアウトサイドレバー(15)との間の伝達経路に設けられた作動レバーで、オープン方向(図1〜図3において時計方向)に回動させられることにより、アウトサイドレバー(15)の左端部に設けられた当接部(15b)に当接して、アウトサイドレバー(15)をオープン移動させうる解除部(21a)と、取付片(2a)に左右方向の軸(22)をもって枢着された連係レバー(23)の下部(23a)に当接させ、連係レバー(23)をばね(25)の付勢力に抗して、図1に示す位置から図2に示す位置に移動させうる連係部(21b)と、インサイドレバー(19)の係合部(19b)に左右方向に重合するように、軸(20)に対して離心方向を向く長孔(21c)とを有している。 【0029】連係レバー(23)は、作動レバー(21)によって、図1に示す位置から図2に示すキャンセル位置に移動することにより、上方を向くアーム(23b)が、ノブレバー(7)の係合部(7a)に当接し、ノブレバー(7)を施錠位置から解錠位置に移動させて、施解錠レバー(12)及び第1、2サブレバー(16)(17)を施錠位置から解錠位置に移動させる。 【0030】(24)は、合成樹脂材料によって形成された切替レバーで、ベースプレート(2)の取付片(2a)とインサイドレバー(19)との間に、前後方向に摺動可能に挾持されており、軸(20)の下方を迂回するようにC字状に形成されたその基部(24d)の後端部には、インサイドレバー(19)の空振り部(19a)及び係合部(19b)、並びに作動レバー(21)の長孔(21c)内をほぼ前後方向に移動可能として係合するピン状の突部(24a)が突設され、基部(24d)の前端部には、図9に示すように、下案内孔(3b)の上縁に形成されたチェック部(3c)に摺動可能に嵌入する舌片状の弾性片(24b)と、摺動及び回動可能に嵌入する軸部(24c)とが設けられている。軸部(24c)は、アクチュエータ(4)の出力レバー(9)の遊端部に回動可能に連結されている。 【0031】切替レバー(24)は、インサイドレバー(19)及び作動レバー(21)とほぼ同一平面上で、前後方向に移動可能であり、かつ軸部(24c)を中心に回動することができ、図1に示すように、突部(24a)が係合部(19b)に係合する解錠位置と、図3に示すように、突部(24a)が空振り部(19a)に位置する施錠位置とに移動可能である。この移動は、モータ(6)の回転による出力レバー(9)の回動によって行われる。 【0032】弾性片(24b)は、上述のようにチェック部(3c)に圧接しており、その弾性力によって、切替レバー(24)を解錠位置及び施錠位置に弾圧保持するとともに、解錠位置にあるときには、軸部(24c)を中心として回動できるように、弾性片(24b)の後側縁と上案内孔(3a)の後端との間には、隙間が形成されるようになっている。 【0033】図1に示すように、切替レバー(24)が解錠位置にあるときに、インサイドレバー(19)がオープン方向へ移動すると、図2に示すように、突部(24a)が係合部(19b)に係合して、作動レバー(21)及びアウトサイドレバー(15)がオープン方向へ移動させられるように、インサイドレバー(19)と作動レバー(21)とは、突部(24a)によって接続される。すなわち、インサイドレバー(19)とアウトサイドレバー(15)との間の伝達経路が接続される。 【0034】切替レバー(24)は、インサイドレバー(19)の回動にともない、軸部(24c)を中心として時計方向に回動するとともに、弾性片(24b)は、上案内孔(3c)を空動する。 【0035】図3に示すように、切替レバー(24)が施錠位置にあるときには、インサイドレバー(19)がオープン方向に回動しても、係合部(19b)が突部(24a)に対して空振りして、インサイドレバー(19)の回動が作動レバー(21)に伝達されないように、インサイドレバー(19)と作動レバー(21)との接続が解除される。すなわち、インサイドレバー(19)とアウトサイドレバー(15)との間の伝達経路が切断される。 【0036】なお、上述実施形態においては、空振り部(19a)及び係合部(19b)を作動レバー(21)に、また、長孔(21c)を作動レバー(21)に設けてあるが、これに変えて、空振り部(19a)及び係合部(19b)を作動レバー(21)に、また、長孔(21c)をインサイドレバー(19)に設けてもよい。この場合には、空振り部(19a)は係合部(19b)の前方下側に連設される。 【0037】次に、本発明における実施形態の作用について説明する。 (A)(施解錠レバー及び切替レバーが、共に解錠位置にあるとき) 図4に示す状態において、車外からアウトサイドハンドルを操作することにより、アウトサイドレバー(15)、第2サブレバー(17)の解除部(17a)を介して、オープンレバー(13)をオープン方向に回動させて、ドアを開けることができる。 【0038】図1に示す状態において、車内からインサイドハンドルを操作することにより、インサイドレバー(19)、切替レバー(24)、作動レバー(21)、アウトサイドレバー(15)及び第2サブレバー(17)の解除部(17a)を介して、オープンレバー(13)をオープン方向に回動させて、ドアを開けることができる。 【0039】(B)(施解錠レバーが施錠位置で、切替レバーが解錠位置にあるとき) 図5に示す状態において、アウトサイドハンドルを操作した場合、第2サブレバー(17)がアウトサイドレバー(15)を介して下方に移動しても、図6に示すように、解除部(17a)がオープンレバー(13)の係合部(13a)に対して空振りするため、ドアを開けることはできない。 【0040】次に、インサイドハンドルを操作した場合、インサイドレバー(19)、切替レバー(24)、作動レバー(21)、及びアウトサイドレバー(15)を介して、第1、2サブレバー(16)(17)が下方に移動して、図6に示すように、解除部(17a)がオープンレバー(13)の係合部(13a)の側方を空振り移動する。 【0041】これと同時に、作動レバー(21)のオープン移動に連動して、連係レバー(23)がキャンセル位置に移動させられることより、ノブレバー(7)、及び施解錠レバー(12)を介して、図7に示すように、第1、2サブレバー(16)(17)は施錠位置から解錠方向に移動させられ、第2サブレバー(17)の当接部(17b)が、オープンレバー(13)の係合部(13a)の側面に当接して、第1サブレバー(16)のみが、ばね(18)の付勢力に抗して、施解錠レバー(12)と共に解錠位置に移動する。 【0042】この状態において、インサイドハンドルの操作を解放すると、アウトサイドレバー(15)が移動前の元位置に復帰して、第1、2サブレバー(16)(17)が上方に移動するため、第2サブレバー(17)の当接部(17b)がオープンレバー(13)の係合部(13a)から外れることにより、第2サブレバー(17)は、ばね(18)の付勢力により解錠位置に移動させられる。 【0043】次に、再度、インサイドハンドルを操作すると、施解錠レバー(12)が解錠位置にあるので、上記(A)と同様にしてドアを開けることができる。 【0044】すなわち、インサイドハンドルの第1回目の操作により、施解錠レバー(12)を施錠位置から解錠位置に移動させ、第2回目の操作により、ドアを開けることがことができる、いわゆるダブルアクション・オーバーライド操作によってドアを開けることができる。 【0045】(C)(施解錠レバーが解錠位置で、切替レバーが施錠位置にあるとき) この状態においては、アウトサイドハンドルの開扉操作により、上記(A)と同様にしてドアを開くことができる。 【0046】一方、インサイドハンドルからの操作においては、インサイドレバー(19)がオープン移動しても、空振り部(19a)が切替レバー(24)の突部(24a)に対して空振りして、そのオープン移動が作動レバー(21)に伝達されないため、インサイドハンドルを操作しても、ドアを開けることができない。この状態においては、車内の子供等の悪戯等によるドアの開扉を防止できる。 【0047】(D)(施解錠レバー及び切替レバーが、共に施錠状態) この状態においては、車外からアウトサイドハンドルを操作しても、上記(B)と同様にしてドアを開けることができない。また、車内からインサイドハンドルを操作しても、上記(C)と同様にしてドアを開けることができない。 【0048】すなわち、切替レバー(24)を施錠位置にすることにより、ダブルアクション・オーバーライド操作を不能にして、インサイドハンドルによってドアを開けることができないようになる。したがって、不正行為により車外からインサイドハンドルを操作してドアを開けようとしても開けることはできない。 【0049】 【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏することができる。 (a)請求項1記載の発明によると、インサイドレバー、作動レバー及び切替レバーを、一か所に集中させることができるので、配置スペースが小さくてすみ、各レバーを支持するベースプレートの小型化が可能になり、ひいてはドアロック装置全体の小型化を図ることができる。また、切替レバーは、それ自体に長孔等を一切有しておらず、インサイドレバー及び作動レバーと共に回動することができるので、切替レバーの小型化が可能であり、かつ構成の簡素化を図ることができる。 【0050】(b)請求項2記載の発明によると、切替レバーを狭いスペースに効果的に配設することができ、かつインサイドレバー及び作動レバーと共に円滑に回動することができる。 【0051】(c)請求項3記載の発明によると、簡単な構成で、かつ確実に、切替レバーを解錠位置及び施錠位置に弾圧保持できる。 【0052】(d)請求項4記載の発明によると、アクチュエータを切替レバーに簡単に連結することができる。また、遠隔操作により、切替レバーを解錠位置及び施錠位置に移動させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000148896 【氏名又は名称】株式会社大井製作所
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| 【出願日】 |
平成12年3月24日(2000.3.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100060759 【弁理士】 【氏名又は名称】竹沢 荘一 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−271530(P2001−271530A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月5日(2001.10.5) |
| 【出願番号】 |
特願2000−84438(P2000−84438) |
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