| 【発明の名称】 |
自転車用錠前 |
| 【発明者】 |
【氏名】大日向 貞弘
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| 【要約】 |
【課題】鍵を使用することなく、錠本体における鎖錠構造が簡易で、簡単に鎖錠、開錠できる自転車用錠前を提供すること。
【解決手段】錠本体1と開錠体2とから成り、錠本体1は、直方体状の取付け座3の内部に、軸心方向に往復動自在なピン軸13が案内され、該ピン軸13の一端には磁石体16が接合されるとともに、該磁石体16にはスプリング18が外嵌され、その一端側が非磁性材の閉塞板8で閉塞されて前記ピン軸13が他端側へ押圧され、該ピン軸13の他端が錠金21の鎖錠溝としてのピン嵌入溝23に位置決めされて成り、開錠体2は前記磁石体16を吸磁する磁石盤30を盤体28に内嵌し、外面に取手29を接合して成る。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所要形状の取付け座の内部に、軸心方向に往復動自在なピン軸が案内され、該ピン軸の一端には磁石体が接合されるとともに、該磁石体にはスプリングが外嵌され、その一端側が非磁性材の閉塞板で閉塞されて前記ピン軸が他端側へ押圧され、該ピン軸の他端が錠金の鎖錠溝に位置決めされてなる錠本体と、前記磁石体を吸磁する磁石盤を内嵌し、外面に取手を接合してなる開錠体とから成り、該開錠体を前記閉塞板を介してピン軸の磁石体に近傍させることにより、前記スプリングの押圧力に抗して該ピン軸の他端を前記鎖錠溝から脱却させることを特徴とする自転車用錠前。 【請求項2】 錠金が、ピン軸の往復動方向とその軸心が平行な軸において、回動自在に取付け座に軸支されて成る請求項1記載の自転車用錠前。 【請求項3】 錠金が、ピン軸の往復動方向と直交する方向で取付け座に摺動自在に案内されて成る請求項1記載の自転車用錠前。 【請求項4】 錠金が、ピン軸の往復動方向とその軸心が直交する軸において、回動自在に取付け座に軸支されて成る請求項1記載の自転車用錠前。 【請求項5】 錠本体は、閉塞板の外面中央に突起が立設され、開錠体は、磁石盤の中央に該突起を嵌入する嵌入孔が内設されて成る請求項1、2、3又は4記載の自転車用錠前。 【請求項6】 透明な取付け座の所要位置に、オンオフスイッチボタンを外面に突出した照明手段を内設して成る請求項1、2、3、4又は5記載の自転車用錠前。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自転車用錠前に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から提供されている自転車用錠前は、鍵を使用するものであるため、冬期寒冷時には鍵穴が凍結して開錠や鎖錠に手間取ったり、鍵穴が複雑でコスト高となるものであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑み、鍵を使用することなく、錠本体における鎖錠構造が簡易で、簡単に開錠できる自転車用錠前を提供するものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】第1発明の自転車用錠前は、所要形状の取付け座の内部に、軸心方向に往復動自在なピン軸が案内され、該ピン軸の一端には磁石体が接合されるとともに、該磁石体にはスプリングが外嵌され、その一端側が非磁性材の閉塞板で閉塞されて前記ピン軸が他端側へ押圧され、該ピン軸の他端が錠金の鎖錠溝に位置決めされてなる錠本体と、前記磁石体を吸磁する磁石盤を内嵌し、外面に取手を接合してなる開錠体とから成る。また、第2発明の自転車用錠前は、第1発明の自転車用錠前において、錠金が、ピン軸の往復動方向とその軸心が平行な軸において、回動自在に取付け座に軸支されて成る。さらに、第3発明の自転車用錠前は、第1発明の自転車用錠前において、錠金が、ピン軸の往復動方向と直交する方向で取付け座に摺動自在に案内されて成る。さらに、第4発明の自転車用錠前は、第1発明の自転車用錠前において、錠金が、ピン軸の往復動方向とその軸心が直交する軸において、回動自在に取付け座に軸支されて成る。さらに、第5発明の自転車用錠前は、第1発明、第2発明、第3発明又は第4発明の各自転車用錠前において、錠本体は、閉塞板の外面中央に突起が立設され、開錠体は磁石盤の中央に該突起を嵌入する嵌入孔が内設されて成る。さらに、第6発明の自転車用錠前は、第1発明、第2発明、第3発明、第4発明又は第5発明の各自転車用錠前において、透明な取付け座の所要位置に、オンオフスイッチボタンを外面に突出した照明手段を内設して成る。 【0005】 【発明の実施の形態】ピン軸への磁石体の接合は、該ピン軸の軸頭に磁石体を圧入するものから接着剤で接合するものまで選択され、また、取付け座の外形は直方体状のものから円柱状のものまで挙げられ、さらに、錠金の鎖錠溝としては、丸溝や丸長溝などが選択される。なお、本発明の錠前の自転車における取付け形態は、取付け座に付設する取付け手段を介して、従来のように、スポークに錠金を干渉させたり、或は、ペダルやハンドルの回転を阻止する状態で錠金を干渉させるなどである。 【0006】 【実施例】本発明の自転車用錠前aを実施例により説明すると、図1(a)に示すように、錠本体1と開錠体2とから成り、該錠本体1は、直方体状の取付け座3の幅方向中央で短手方向一側面に、所要径、所要深さの凹部4を掘設し、該凹部4に連接して他側面に向けて該凹部4より小径で所要深さの陥没部5と、該陥没部5に連通するとともに、それより小径で他側面に貫通した貫通孔6とを配設し、前記凹部4の底面に内嵌したリング座7の上面に非磁性材の閉塞板8を内設着座させるとともに、該凹部4に該閉塞板8を抜け止めするリング体9を、その中空ボス10において内嵌し、そのフランジ11を前記一側面にビス止めし、前記陥没部5には、ピン部12を貫通孔6に挿通するピン軸13の軸頭14を内嵌し、該軸頭14は、陥没部5に遊嵌する座盤15と、該座盤15上に立設し、該座盤15より小径で所要高さの磁石体16を一体に接合した案内頭17とから成り、かつ、一端を前記座盤15に係着し、他端を前記閉塞板8の裏面に係着したスプリング18を該案内頭17に外嵌し、さらに、前記ピン部12の長さは、軸頭14の座盤15がスプリング18の押圧力で陥没部5の底面に位置決めされた状態で、その突端が他側面より所要に突出する長さとして成り、幅方向中央で長手方向前部には、オンオフスイッチボタン19を前面より突出した照明手段20を内設し、前記他側面には、該側面の後端より所要に突出する長さの板状の錠金21を、前記貫通孔6より後方で取付け座3に軸着する支軸22に、図1(a)におけるP矢視の図1(b)に示すように、左右に揺動自在に軸支し、該錠金21の内面には該貫通孔6に対面する位置に、鎖錠溝としての丸溝のピン嵌入溝23を凹設するとともに、弾性体24で弾発押圧される位置決めボール25の位置決め溝26を凹設し、外面にはハンドル27を一体に接合して成り、開錠体2は前記リング体9の中空ボス10に内嵌する外径の盤体28の外面に取手29を接合し、内面には磁石盤30を内嵌して成る。 【0007】このようにして成る自転車用錠前aは、錠本体1の取付け座3に付設する取付け手段(図外)を介して、車輪のスポークに錠金21が干渉するように自転車の前フォークに接合されたり、或は、ペダルやハンドルを錠金21でロックできるように適宜に自転車の車体に接合されて使用されるものである。すなわち、鎖錠状態では、ピン軸13のピン部12の突端がピン嵌入溝23に嵌着した状態であり、開錠時には、開錠体2の磁石盤30の吸磁力によりピン軸13を磁石体16を介してスプリング18の押圧力に抗して引き上げ、該ピン軸13の突端を該ピン嵌入溝23より脱却させるものである。 【0008】次に、図2に示す自転車用錠前bについて説明すると、このものも図2(a)に示すように、錠本体1と開錠体2とから成り、該開錠体2は、前記自転車用錠前aにおけるものと同様で、リング体9の中空ボス10に内嵌する外径の盤体28の外面に取手29を接合し、内面に磁石盤30を内嵌して成り、錠本体1は、取付け座3の幅方向中央で長手方向の一側面に、所要径、所要深さの凹部31を掘設し、該凹部31に連接して該凹部31より小径の軸挿入孔32を所要深さに掘設し、長手方向の他側面からは幅方向両面に貫通するU溝33を所要深さに掘設し、該U溝33の開口部34を該他側面にビス止めする閉塞板35で閉塞し、該閉塞板35には該開口部34に貫通してネジ軸36を螺設し、前記軸挿入孔32には揺動軸37を遊嵌し、該揺動軸37の一方の軸端より螺設したネジ孔38に、前記U溝33の底面より、該底面に前記軸挿入孔32へ向けて貫設したビス穴を介して挿通するビス39を前記揺動軸37が揺動できる状態で螺合し、他方の軸端の小径軸40には図2(a)におけるQ矢視の図2(b)に示すように、円盤状の錠金41を偏心位置に貫設した嵌入孔42を介して軸着して抜け止めするとともに、前記凹部31に内挿した捩りバネ43の一端を該凹部31の底面に係着し、その他端を所要の捩り弾発力を内在させて前記錠金41に係着し、該錠金41の内面所要位置には開錠時の揺動端を位置決めするストッパー44を接合し、一方、取付け座3の幅方向中央前面より所要径、所要深さの凹部4を掘設し、該凹部4に連接して後面に向けて該凹部4より小径で所要深さの陥没部5と、該陥没部5に連通するとともに、それより小径で前記軸挿入孔32に向けて貫設した貫通孔6とを配設し、前記凹部4の底面に非磁性材の閉塞板8を内設着座させるとともに、該凹部4に該閉塞板8を抜け止めするリング体9を、その中空ボス10において内嵌し、そのフランジ11を前記前面にビス止めし、前記陥没部5にはピン部12を貫通孔6に挿通するピン軸13の軸頭14を内挿し、該軸頭14は陥没部5に遊嵌する座盤15と、該座盤15上に接合立設し、該座盤15より小径の磁石体16とから成り、かつ、一端を前記座盤15に係着し、他端を前記閉塞板8の裏面に係着したスプリング18を該磁石体16に外嵌して成り、さらに、前記ピン部12の長さは、軸頭14の座盤15がスプリング18による押圧状態で前記揺動軸37の周面に軸心方向へ掘設した長溝45に嵌入できる長さとして成り、また、幅方向中央で長手方向の前部にはオンオフスイッチボタン19を前面より突出した照明手段20を内設して成る。 【0009】このようにして成る自転車用錠前bは、錠本体1のU溝33を自転車の前フォークか後フォークに嵌着し、閉塞板35のネジ軸36により固定され、捩りバネ43の弾発力に抗して揺動突出した錠金41を車輪のスポークに干渉させて鎖錠するものである。すなわち、揺動突出状態の錠金41は、それと一体の揺動軸37の長溝45にピン軸13のピン部12の突端が嵌着しているから、固定姿勢が保持されているものであり、この状態で、開錠体2をリング体9に挿入すると、該開錠体2の磁石盤30の吸磁力によりピン軸13は磁石体16を介してスプリング18の押圧力に抗して引き上げられ、該ピン軸13の突端は長溝45より脱却し、同時に捩りバネ43の弾発力で錠金41はストッパー44が取付け座3に干渉する位置まで回動し、該錠金41をスポークから脱却させて開錠状態となるのである。 【0010】また、図3に示すように、自転車用錠前a、bにおいては、取付け座3の凹部4でリング体9により抜け止めされる閉塞板8に、その中心部で外面に突起46を立設したものも提供され、この場合に使用される開錠体2は、盤体28に内嵌する磁石盤30の中央に、前記突起46を嵌入する嵌入孔47が凹設されて成るものである。この場合には、市販の棒磁石をリング体9に挿入しようとしても、突起46によってその中心部に吸磁力を作用させることができず、防犯効果を挙げることができるのである。 【0011】次に、図4に示した自転車用錠前cについて説明すると、このものは自転車用錠前aにおいて、錠本体1における錠金21を揺動させるのではなく、アリ溝による摺動構造48で該錠金21をピン軸13の往復動方向と直交する方向で取付け座3に摺動自在に案内して成るものである。 【0012】 【発明の効果】以上のように本発明の自転車用錠前によれば、磁力によって開錠するものであるから、凍結による開錠上の支障もない上、鎖錠構造も極めて簡易であるから、鎖錠、開錠も簡便である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】392012250 【氏名又は名称】大日向 貞弘
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| 【出願日】 |
平成12年3月11日(2000.3.11) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−254556(P2001−254556A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月21日(2001.9.21) |
| 【出願番号】 |
特願2000−114432(P2000−114432) |
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