トップ :: E 固定構造物 :: E05 錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫




【発明の名称】 自動車のドアのための安全システム
【発明者】 【氏名】チエリー ベルナール

【要約】 【課題】自動車のドアの安全システムを、簡単で信頼できる機構として構成する。

【解決手段】車体パネル(2)の内側に取り付けられた支持体(1)に枢着された外側グリップレバーを備えたハンドルを含み、このハンドルは、ドアロックを解除するようにユーザーによって制御可能となっている自動車ドア用安全システムである。レバーの運動を検出するための手段が設けられている。この手段は、リードタイプの接点(9)を含むセンサー(8)と、磁石(9)とを含み、このセンサーと磁石との間に通路(16)が形成されており、磁気シールドを形成する部品(10)がレバーを使用することによって、この通路に沿って移動できようになっている。この部品は、レバーが静止位置にあり、この位置において、接点が第1状態となる位置から、少なくとも1つの別の位置に移動することができ、レバーを静止位置から移動させると、接点が、別の位置からスタートして第2状態に移動するようになっている。この検出手段は、手がハンドルに接近したことを検出する手段と共に使用される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ハンドル支持体(1)に枢着された外側グリップレバー(3)を備える御ハンドルを有し、このレバーが、ユーザーにより、静止位置から閉位置にドアを維持するロックを制御するための少なくとも開位置まで制御できるようになっており、かつ静止位置からのグリップレバー(3)の運動を検出する手段を備える、自動車のドアのための安全システムにおいて、前記運動検出手段が、リードタイプの接点を有するセンサー(8)と制御磁石(9)とを含み、これらセンサーと制御磁石との間に通路(16)が形成されており、グリップレバー(3)が静止位置にあり、接点が第1スイッチング状態にある初期位置から、少なくとも1つの第2位置まで、磁気シールド形成部品(10)が通路(16)に沿って移動することができ、グリップレバーが静止位置から移動させられると、接点が第2位置から移動して、第2スイッチング状態に変化するようになっていることを特徴とする、自動車のドアのための安全システム。
【請求項2】 磁気シールドを形成する部品が、補助レバー(7)によって支持されており、かつ補助レバー(7)が、中間運動伝達装置(6)を介してグリップレバーに機械的に接続されている、請求項1記載の安全システム。
【請求項3】 遠隔検出手段の起こり得る故障を克服するために、電磁波信号により、ハンドルへの手の接近を遠隔検出する手段(12、13、14)と共に、静止位置からのグリップレバーの運動を検出する手段(8、9、10)が設けられている、請求項1または2に記載の安全システム。
【請求項4】 遠隔検出手段および運動検出手段の少なくとも一部が、ハウジング(11)内にグループとしてまとめられており、ハウジング(11)が、前記運動検出手段のセンサー(8)および磁石(13)と、遠隔検出手段の送信機(12)および受信機(13)とを含み、センサー(8)と磁石(13)とが通路(16)の両側に配置されており、この通路(16)に沿って、磁気シールド形成部品(10)が長手方向に自由に移動することができ、前記通路がハウジング内に進入し、その外側がハウジングの外側を向いた閉じた開口部状となっている、請求項3記載の安全システム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドア制御ハンドルの手による最初の運動を検出するための手段を含む自動車ドアのための安全システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ドア制御ハンドルが、ドアの車体パネルの外側に把持レバーが設置されたタイプである場合には、ドア制御ハンドルは、パネルの内側に取り付けた支持体に枢着されている。この把持レバーは、ドアを閉じた位置に保持するロックに対して作用するよう、ユーザーが、把持レバーを静止位置から移動させることができるように設計されている。
【0003】公知例では、前記安全システムは、手が把持レバーに接近したこと、特に手がレバーとパネルとの間に接近したことを、例えば、電磁波により遠隔検出する手段を含んでいる。このような検出は、自動車に対する動作、例えば特定の条件下で、ドアをアンロックする動作を制御するのに使用されている。
【0004】また、電磁波手段の故障を補償するために、安全目的のために設けられる別の検出手段も公知である。この付加的手段は、グリップレバーが移動させられたことを検出する。この付加的手段は、把持レバーが移動させられた時に、2位置スイッチに作用して、スイッチをある位置から別の位置に移動させることができる補助レバーを備えている。この補助レバーは、この目的のために、把持レバーに機械的にリンクされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、把持レバーからスイッチを制御するのに使用される機構には、次のような欠点がある。すなわち、長期間にわたって、安全かつ信頼できる動作を維持するよう、グリップレバー、スイッチ、およびある部品から別の部品に運動を伝達するのに必要な種々の中間部品を有する組立体を構成し、かつ取り付けるための公差を相当に厳密として、この機構を製造しなければならないという欠点がある。
【0006】そのため、特に前記組立体の製造を容易にし、かつコストを低減するために、よりゆるやかな公差で、少なくとも同じ信頼性を提供することができる、より簡単な解決案を提供するための研究が行われている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハンドル支持体に枢着された外側グリップレバーを備えた制御ハンドルを有し、このレバーが、ユーザーにより、静止位置から、閉位置にドアを維持するロックを制御するための少なくとも開位置まで制御できるようになっており、かつ静止位置からのグリップレバーの運動を検出する手段を備える、自動車のドアのための安全システムを提案するものである。
【0008】本発明の特徴によれば、前記運動検出手段は、リードタイプの接点を有するセンサーと、制御磁石とを含み、これらセンサーと制御磁石との間に通路が形成されており、グリップレバーが静止位置にあり、接点が第1スイッチング状態にある初期位置から、少なくとも1つの第2位置まで、磁気シールド形成部品が通路に沿って移動することができ、グリップレバーが静止位置から移動させられると、接点が第2位置から移動して、第2スイッチング状態に変化するようになっている。
【0009】グリップレバーの静止位置からの移動を検出する手段は、手のハンドルへの接近を検出する遠隔手段の起こり得る故障に対処できるよう、この遠隔検出手段と連動するようになっている。
【0010】磁気シールドが、グリップレバーの移動により駆動される補助レバーによって支持されており、初期検出手段が配置されているハウジング内において、センサーと磁石との間に設けられた突出する閉じた孔からなる通路内をスライドするようになっており、初期検出手段は接点と連動するようになっている。
【0011】遠隔検出手段および運動検出手段の少なくとも一部は、ハウジング内にグループにまとめられており、ハウジングは、特に前記運動検出手段のセンサーおよび磁石と、遠隔検出手段の送信機および受信機とを含み、センサーと磁石とは、通路の両側に配置されており、この通路に沿って、磁気シールド形成部品が長手方向に自由に移動することができ、前記通路は、ハウジング内に進入し、その外側がハウジングの外側に向って閉じた開口部状となっている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の安全システムは、支持体1に設置された制御ハンドルが取り付けられた公知のタイプの自動車ドアで使用されるようになっている(図1および図2参照)。
【0013】支持体1は、グリップレバー3が取り付けられることになっている、ドアを形成する車体パネル2の内側面に接触するように位置決めされるようになっている。グリップレバー3は、外側パネル2の外側に設置され、グリップレバー3の一端部は、パネル2を貫通し、中心線AA’において、端部がハンドル支持体1に枢着されている。グリップレバー3の他端部も、外側パネルを貫通し、取り付け脚部4を介して、中間運動伝達装置6の回転ラッチ5と協働するようになっている。
【0014】グリップレバー3は、安全システムの運動を検出する手段に作用する補助レバー7に機械的に接続されている。
【0015】グリップレバー3を、手動により初期静止位置から移動させると、回転ラッチは作用させられて、回転ラッチは、補助レバー7を第1位置から駆動し、グリップレバーが所定距離だけ移動した後に、第2位置を越えるように補助レバー7を駆動する。
【0016】当業者には公知のように、必要に応じ、例えば初期位置からスタートする走行中のグリップレバーの中間位置、またはリミットスイッチにあるこのグリップレバーの位置に対応するように、補助レバーの第2位置を選択してもよい。このような補助レバー7およびグリップレバー3の変位方向は、当業者に公知のように、中間運動伝達装置6に単に合わせることにより、必要に応じて、同一方向または反対方向とすることも可能である。
【0017】いずれのケースにおいても、本発明の安全システムは、グリップレバーの相対的運動を検出する手段と、このようなドアハンドルの組立体との組み合わせを可能にするものである。
【0018】特定のある実施例では、この安全システムは、グリップレバーの運動を検出する手段と、このグリップレバー3が一部を形成するハンドルへの手の接近を遠隔検出する手段、例えば電磁波手段とを組み合わせてなっている。
【0019】例えば、このような連動は、電磁波の遠隔検出手段の起こり得る故障に対処できるよう、安全のために行うことができる。
【0020】この場合には、グリップレバー3の運動は、シールされたセンサー、例えばフランス国のセルデュック(Celduc)社によって製造されているILSセンサーに封入され、磁界が存在するか否かに応じて、互いに磁気的に接続されたり、切断される、リードタイプの接点から成るリレーによって検出される。
【0021】このように作動する理由は、組立体内に接点が封入されているセンサー8と磁石9とが連動するからである。組立体には、通路16が形成されており、通路16において、図2に示すように、この磁石とこのセンサーとの間に、磁気シールド10を挿入することが可能である。
【0022】既に知られているように、センサーと磁石との間にシールドを挿入たことにより、接点を第1スイッチング状態とすることができ、シールドを除くと、これら接点は第2状態となる。
【0023】例えば、固定された金属ブレード状とすることができる磁気シールド10は、例えば補助レバー7の端部に接着される。このブレードはセンサーと磁石との間に、このブレードのために形成された通路内に収容され、補助レバー7によって格納される。
【0024】グリップレバーが、その静止位置から移動させられると、磁石9の磁界は、センサー内に収納されている接点に作用する。この接点は、発生した磁界の変化を検出し、その結果を安全システムに通知する回路に電気的に接続されている。この安全システムについては、詳細には説明しないが、例えば与えられる情報を活用するようにプログラムされた制御ロジックを含むものとすることができる。
【0025】安全システムが、遠隔検出手段を含み、これら検出手段が、電磁波送信機12および受信機13を含む場合、これら送信機および受信機を、例えばハウジング11内に公知の態様で設けることができる。ハウジング11をシールすることが好ましい。
【0026】このハウジングは、送信機12および受信機13(図2)を収容し、送信機および受信機は、グリップレバー3に取り付けられた反射器14(図1)に向いており、障害物がない場合、特に手がない場合、送信機により送信された電磁波を、ハンドル支持体に取り付けられたハウジングと、この支持体に取り付けられたグリップレバーとの間の通路に沿って、送信機から受信機へ戻すようになっている。
【0027】好ましい実施例では、センサー8と磁石9は、ハウジング11内に収容されており、このハウジング11によって、これらセンサーおよび磁石は、部品支持プレート15、例えばプリント回路基板に取り付けられている。この基板は、例えばその中心部が開口しており、シールドがセンサーと磁石との間を通過できるようになっている。
【0028】上記実施例では、基板15は、シールド通路16を囲んでおり、シールド通路16は、ハウジング11の内部にて突出しており、外側からは、送信機12および受信機13が設けられた開口部と反対側において、ハウジングの底部から突出した閉じた開口部のように見える。
【0029】この通路16は、ハンドル支持体1の壁17内に形成された開口部内に設けられており、ハウジングの底部は、この支持体に接触するように配置されている。従って、補助レバー7がグリップレバー3によって移動させられると、シールド10が通路の内部にて前後に移動できるようになっている。
【0030】このようなレイアウトのために、運動検出手段と手の存在検出手段とを、単一ハウジング内に少なくとも部分的にグループにまとめることが可能である。このケースにおいては、ハウジングは取り外し自在であり、支持体1に対して設けられたリセスの底部に支持体1自身が載り、クリック嵌合できるようになっている。
【出願人】 【識別番号】590005335
【氏名又は名称】ヴァレオ エレクトロニク
【氏名又は名称原語表記】VALEO ELECTRONIQUE
【出願日】 平成13年2月13日(2001.2.13)
【代理人】 【識別番号】100060759
【弁理士】
【氏名又は名称】竹沢 荘一 (外2名)
【公開番号】 特開2001−254554(P2001−254554A)
【公開日】 平成13年9月21日(2001.9.21)
【出願番号】 特願2001−35283(P2001−35283)