| 【発明の名称】 |
キーレスエントリーシステム、ドア装置、及び輸送手段 |
| 【発明者】 |
【氏名】松原 学
【氏名】吉村 実
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| 【要約】 |
【課題】オートクローザー機能を備えた車両に採用されるキーレスエントリーシステムにおいて、ユーザーがドアのロックが行われたことを確実に確認することのできるキーレスエントリーシステムを提供すること。
【解決手段】送信機からのロック指令コードを受信したとしても、オートクローザー機能が作動中である場合には、ドアのロック制御を行わず、オートクローザー機能の作動終了後にドアのロック制御を行うようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定の条件に基づいて、ドアのロック/アンロックを行うドアロック駆動機構部を制御するドアロック制御手段と、ドアのロック/アンロックの遠隔操作を行うための操作手段とを備え、オートクローザー機能を備えたドア装置に採用されるキーレスエントリーシステムにおいて、前記オートクローザー機能が作動しているか否かを判断するオートクローザー作動判断手段を備え、前記ドアロック制御手段が、前記所定の条件に基づけば、ドアをロックすべきタイミングになったとしても、前記オートクローザー作動判断手段からの判断結果に基づいて、前記オートクローザー機能が作動中であると判断した場合にはドアのロック制御を行わず、前記オートクローザー機能の作動終了後にドアのロック制御を行うものであることを特徴とするキーレスエントリーシステム。 【請求項2】 所定の条件に基づいて、ドアのロック/アンロックを行うドアロック駆動機構部を制御するドアロック制御手段と、ドアのロック/アンロックの遠隔操作を行うための操作手段とを備え、オートクローザー機能を備えたドア装置に採用されるキーレスエントリーシステムにおいて、前記オートクローザー機能が作動しているか否かを判断するオートクローザー作動判断手段と、ドアのロックが行われる際に、前記オートクローザー作動判断手段からの判断結果に基づいて、前記オートクローザー機能が作動中であると判断した場合には、ドアのロックが行われたことをユーザーに知らせる報知手段とを備えていることを特徴とするキーレスエントリーシステム。 【請求項3】 前記報知手段が、前記オートクローザー作動判断手段からの判断結果に基づいて、前記オートクローザー機能の作動終了後にドアのロックが行われたことをユーザーに知らせるものであることを特徴とする請求項2記載のキーレスエントリーシステム。 【請求項4】 所定の条件に基づいて、ドアのロック/アンロックを行うドアロック駆動機構部を制御するドアロック制御手段と、ドアのロック/アンロックの遠隔操作を行うための操作手段と、該操作手段による遠隔操作でドアのロック/アンロックが行われたことを第1の音声によりユーザーに知らせる第1の音声報知手段とを備え、オートクローザー機能を備えたドア装置に採用されるキーレスエントリーシステムにおいて、前記オートクローザー機能が作動しているか否かを判断するオートクローザー作動判断手段と、ドアのロックが行われる際に、前記オートクローザー作動判断手段からの判断結果に基づいて、前記オートクローザー機能が作動中であると判断した場合には、ドアのロックが行われたことを第2の音声によりユーザーに知らせる第2の音声報知手段とを備え、前記第1の音声報知手段と前記第2の音声報知手段との報知形態が異なっていることを特徴とするキーレスエントリーシステム。 【請求項5】 前記第2の音声報知手段による報知音量が、前記第1の音声報知手段による報知音量よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項4記載のキーレスエントリーシステム。 【請求項6】 前記第2の音声報知手段による報知時間が、前記第1の音声報知手段による報知時間よりも長く設定されていることを特徴とする請求項4記載のキーレスエントリーシステム。 【請求項7】 前記オートクローザー機能を実現するための駆動機構部が駆動しているか否かを検出するオートクローザー駆動検出手段を備え、前記オートクローザー作動判断手段が、前記オートクローザー駆動検出手段による検出結果に基づいて、前記オートクローザー機能が作動しているか否かを判断するものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載のキーレスエントリーシステム。 【請求項8】 前記オートクローザー機能の作動終了を検出するオートクローザー作動終了検出手段を備え、前記オートクローザー作動判断手段が、所定の開始時点から前記オートクローザー作動終了検出手段による検出結果に基づいて、前記オートクローザー機能の作動が終了するまでを該オートクローザー機能の作動期間であると判断するものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載のキーレスエントリーシステム。 【請求項9】 前記オートクローザー作動判断手段が、所定の開始時点から所定の時間が経過するまでを前記オートクローザー機能の作動期間であると判断するものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載のキーレスエントリーシステム。 【請求項10】 ドアの閉状態近傍位置到達を検出するドア閉状態近傍位置検出手段を備え、前記オートクローザー機能が、前記ドアが閉状態近くに位置すると作動を開始するようになっている場合、前記所定の開始時点が、前記ドアが閉状態近くに位置した時点であることを特徴とする請求項8又は請求項9記載のキーレスエントリーシステム。 【請求項11】 前記オートクローザー機能が、スライドドアに採用されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかの項に記載のキーレスエントリーシステム。 【請求項12】 前記オートクローザー機能が、サイドオープンヒンジ式、はね上げ式、あるいは電動式で閉鎖されるドアに採用されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかの項に記載のキーレスエントリーシステム。 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかの項に記載のキーレスエントリーシステムを備えていることを特徴とするドア装置。 【請求項14】 請求項13記載のドア装置を備えていることを特徴とする輸送手段。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はキーレスエントリーシステム、ドア装置、及び輸送手段に関し、より詳細には、ドアのロック/アンロックの遠隔操作を行うことのできるキーレスエントリーシステム、該キーレスエントリーシステムを備えたドア装置、及び該ドア装置を備えた車両等の輸送手段に関する。 【0002】 【従来の技術】図11は従来のキーレスエントリーシステムの要部を概略的に示したブロック図であり、このキーレスエントリーシステムは携帯可能な送信機1と車両受信機11とを含んで構成されている。送信機1はロックスイッチ2、アンロックスイッチ3、制御手段4、送信回路5、アンテナ6、及びIDコードを記憶するIDコード記憶部7を含んで構成されている。 【0003】ロックスイッチ2及びアンロックスイッチ3は制御手段4の入力端子に接続され、ロックスイッチ2又はアンロックスイッチ3がプッシュされると、制御手段4は各スイッチに対応するドアロック指令コードをROM(図示せず)から取り込み、IDコード記憶部7から読み込んだIDコードに前記ドアロック指令コードを付加した信号を送信回路5を介してアンテナ6から受信機11へ送信するようになっている。 【0004】例えば、ロックスイッチ2がプッシュされた場合の前記ドアロック指令コードを「10」とし、アンロックスイッチ3がプッシュされた場合の前記ドアロック指令コードを「01」とする。なお、IDコードの前には同期コードも付与されているが、ここではその説明を省略する。 【0005】一方、受信機11は制御手段12、受信回路13、アンテナ14、IDコードを記憶するIDコード記憶部15、ドアの開閉状態を検出するドアカーテシスイッチ16、ドアのロック/アンロックを行うDL用アクチュエータ17、ロックスイッチ18、及びアンロックスイッチ19を含んで構成されている。 【0006】制御手段12はアンテナ14及び受信回路13を介して受信された信号(IDコード+ドアロック指令コード)に含まれるIDコードがIDコード記憶部15に記憶されたIDコードと一致するか否かを判断し、一致する場合には前記信号に含まれる前記ドアロック指令コードに応じた処理を施すようになっている。 【0007】例えば、前記ドアロック指令コードが「10」であれば、ドアをロックするようにDL用アクチュエータ17に駆動信号を出力し、一方、前記ドアロック指令コードが「01」であれば、ドアをアンロックするようにDL用アクチュエータ17に駆動信号を出力するようになっている。図12(a)に、送信機1を使ってドアのロックを行う場合のタイミングチャートを示す。 【0008】このように、キーレスエントリーシステムを車両に搭載することによって、車両のドアのロック/アンロックを車両から離れた場所から行うことができ、大変利便性に優れたものとすることができる。 【0009】また、車両側のロックスイッチ18及びアンロックスイッチ19は制御手段12の入力端子に接続され、ロックスイッチ18又はアンロックスイッチ19がオンされると、制御手段12は各スイッチに応じた処理を施し、例えば、ロックスイッチ18がオンされると、ドアをロックするようにDL用アクチュエータ17に駆動信号を出力するようになっている。 【0010】ところでユーザーの操作通りにドアがロックされたか否かについては、DL用アクチュエータ17の作動音(図12参照)により確認するのが一般的であるが、送信機1を使って遠隔操作を行った場合(すなわち車両から離れてロック操作を行った場合)にはDL用アクチュエータ17の作動音が聞こえにくくなるため、遠隔操作によりドアロックが行われたときにはヘッドランプ等を点灯させたり(視覚的報知)、ホーンやブザー等を鳴らすこと(聴覚的報知)によって、ドアのロックを確認させる方法が知られている。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】最近、1ボックスのスタイルをした車両(いわゆる1ボックスカー)が増加しており、それに伴い、キーレスエントリーシステムが搭載された1ボックスカーも多くなってきている。 【0012】一般に、乗用車のドアはヒンジによって手前に押し広げるタイプのものが多いが、1ボックスカーなどでは車体に沿って動くドア、つまりスライドするドア(いわゆるスライドドア)が採用されることが多くなっている。スライドドアについては、半ドア状態を回避するために、ドアが完全に閉鎖した状態となるように作動させる、いわゆるオートクローザー(auto closure)機能が装備されたものが多くなってきている。 【0013】またオートクローザー機能は、その機能の作動対象となるドアが閉状態近くに位置したときや、作動対象となるドアの半ドア状態が検出されたときに作動を開始するのが一般的である。図12(b)に、オートクローザー機能が駆動することにより、ドアが完全に閉鎖される場合のタイミングチャートを示す。但し、ここでは作動対象となるドアが閉状態近くに位置すると、オートクローザー機能の作動が開始する場合について説明する。 【0014】図12(b)に示したように、作動対象となるドア(例えばスライドドア)が閉状態近くに位置すると、オートクローザー機能を実現するためのAC用アクチュエータへ駆動信号が出力され、AC用アクチュエータが駆動してドアが完全に閉鎖されるようになっている。 【0015】上記したように、ドアロックを行う場合、及びオートクローザー機能が作動する場合のいずれも、ドアが閉状態近くに位置した直後になることが多いため、図12(c)に示したように、DL用アクチュエータの駆動期間とオートクローザー機能を実現するためのAC用アクチュエータの駆動期間とが重なる場合がある。 【0016】AC用アクチュエータの駆動期間とDL用アクチュエータの駆動期間とが重なると、当然のことではあるが、AC用アクチュエータの作動音とDL用アクチュエータの作動音とが重なってしまい、DL用アクチュエータの作動音がAC用アクチュエータの作動音に掻き消される虞れがあり、DL用アクチュエータの作動音に基づいてドアのロックが行われたことを確認することが難しくなるといった問題を生じる。 【0017】また、ドアロックが行われたときに、DL用アクチュエータの作動音ではなく、ホーンやブザー等を鳴らして確認するといった場合についても、オートクローザー機能を実現するためのAC用アクチュエータの作動音と、前記ホーンやブザー等の報知音とが重なると、上記と同様の理由から、ドアのロックが行われたことを確認することが難しくなってしまう。 【0018】このような問題を解決する手段として、AC用アクチュエータの作動音と前記ホーンやブザー等の報知音とが重なったとしてもユーザーの耳に届くように、前記ホーンやブザー等の報知音を大きくすることが考えられる。 【0019】これら報知音を大きくすると、AC用アクチュエータの作動音と重なったとしても、ドアのロックが行われたことを確認することができ、大変有効なものとなる。しかしながら、オートクローザー機能が作動していない場合(すなわち、AC用アクチュエータの作動音と重ならない場合)には、前記ホーンやブザー等の報知音だけが大きく鳴り響いてしまい、ユーザー自身はともかくとしても、周囲に迷惑をかけてしまう虞れがある。 【0020】本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、オートクローザー機能を備えた車両に採用されるキーレスエントリーシステムにおいて、周囲に迷惑をかけることなく、ユーザーがドアのロックが行われたことを確実に確認することのできるキーレスエントリーシステム、該キーレスエントリーシステムを備えたドア装置、及び該ドア装置を備えた輸送手段を提供することを目的としている。 【0021】 【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を達成するために本発明に係るキーレスエントリーシステム(1)は、所定の条件に基づいて、ドアのロック/アンロックを行うドアロック駆動機構部を制御するドアロック制御手段と、ドアのロック/アンロックの遠隔操作を行うための操作手段とを備え、オートクローザー機能を備えたドア装置に採用されるキーレスエントリーシステムにおいて、前記オートクローザー機能が作動しているか否かを判断するオートクローザー作動判断手段を備え、前記ドアロック制御手段が、前記所定の条件に基づけば、ドアをロックすべきタイミングになったとしても、前記オートクローザー作動判断手段からの判断結果に基づいて、前記オートクローザー機能が作動中であると判断した場合にはドアのロック制御を行わず、前記オートクローザー機能の作動終了後にドアのロック制御を行うものであることを特徴としている。 【0022】上記したキーレスエントリーシステム(1)によれば、前記所定の条件に基づいて、ドアをロックすべきタイミングになったとしても、前記オートクローザー機能が作動中である場合には、ドアのロック制御を行わず、前記オートクローザー機能の作動終了後にドアのロック制御を行うため、前記オートクローザー機能を実現するためのアクチュエータの作動音とドアロックを実現するためのアクチュエータの作動音とが重なるのを避けることができる。 【0023】すなわち、ドアロックを実現するためのアクチュエータの作動音が、オートクローザー機能を実現するためのアクチュエータの作動音に掻き消されるのを避けることができる。従って、ドアロックを実現するためのアクチュエータの作動音を前記オートクローザー機能を実現するためのアクチュエータの作動音と区別してユーザーが聴取することができるため、ユーザーはドアのロックが行われたことを確実に確認することができる。 【0024】なお、前記所定の条件に基づいたドアをロックすべきタイミングとしては、例えば、ドアのロックを示すドアロック指令コードを受信した場合や、ドアが閉状態であるときに、ドアのロックを示すドアロック指令コードを受信した場合等が挙げられる。 【0025】また本発明に係るキーレスエントリーシステム(2)は、所定の条件に基づいて、ドアのロック/アンロックを行うドアロック駆動機構部を制御するドアロック制御手段と、ドアのロック/アンロックの遠隔操作を行うための操作手段とを備え、オートクローザー機能を備えたドア装置に採用されるキーレスエントリーシステムにおいて、前記オートクローザー機能が作動しているか否かを判断するオートクローザー作動判断手段と、ドアのロックが行われる際に、前記オートクローザー作動判断手段からの判断結果に基づいて、前記オートクローザー機能が作動中であると判断した場合には、ドアのロックが行われたことをユーザーに知らせる報知手段とを備えていることを特徴としている。 【0026】また本発明に係るキーレスエントリーシステム(3)は、上記キーレスエントリーシステム(2)において、前記報知手段が、前記オートクローザー作動判断手段からの判断結果に基づいて、前記オートクローザー機能の作動終了後にドアのロックが行われたことをユーザーに知らせるものであることを特徴としている。 【0027】上記したキーレスエントリーシステム(2)又は(3)によれば、ドアのロックが行われる際に、前記オートクローザー機能が作動中である場合には、ドアのロックが行われたことをユーザーに知らせるための前記報知手段を備えているため、前記オートクローザー機能を実現するためのAC用アクチュエータの作動音とドアロックを実現するためのDL用アクチュエータの作動音とが重なったとしても、前記報知手段からの報知により、ユーザーはドアのロックが行われたことを確実に確認することができる。なお、前記報知手段による報知形態としては、例えば、ホーンやブザー等の聴覚的報知や、ランプの点灯等による視覚的報知などが挙げられる。 【0028】さらに上記したキーレスエントリーシステム(3)によれば、前記オートクローザー機能の作動終了後にドアのロックが行われたことをユーザーに知らせるようになっているため、ユーザーはドアのロックが行われたことをより一層確実に確認することができる。 【0029】また本発明に係るキーレスエントリーシステム(4)は、所定の条件に基づいて、ドアのロック/アンロックを行うドアロック駆動機構部を制御するドアロック制御手段と、ドアのロック/アンロックの遠隔操作を行うための操作手段と、該操作手段による遠隔操作でドアのロック/アンロックが行われたことを第1の音声によりユーザーに知らせる第1の音声報知手段とを備え、オートクローザー機能を備えたドア装置に採用されるキーレスエントリーシステムにおいて、前記オートクローザー機能が作動しているか否かを判断するオートクローザー作動判断手段と、ドアのロックが行われる際に、前記オートクローザー作動判断手段からの判断結果に基づいて、前記オートクローザー機能が作動中であると判断した場合には、ドアのロックが行われたことを第2の音声によりユーザーに知らせる第2の音声報知手段とを備え、前記第1の音声報知手段と前記第2の音声報知手段との報知形態が異なっていることを特徴としている。 【0030】また本発明に係るキーレスエントリーシステム(5)は、上記キーレスエントリーシステム(4)において、前記第2の音声報知手段による報知音量が、前記第1の音声報知手段による報知音量よりも大きく設定されていることを特徴としている。 【0031】また本発明に係るキーレスエントリーシステム(6)は、上記キーレスエントリーシステム(4)において、前記第2の音声報知手段による報知時間が、前記第1の音声報知手段による報知時間よりも長く設定されていることを特徴としている。 【0032】「発明が解決しようとする課題」の項目でも説明したように、ホーンやブザー等の報知音と、前記オートクローザー機能を実現するためのAC用アクチュエータの作動音とが重なったとしても、これら報知音がユーザーの耳に届くように、前記ホーンやブザー等の報知音を大きくすると、前記オートクローザー機能が作動していない場合(すなわち、AC用アクチュエータの作動音と重ならない場合)には、前記ホーンやブザー等の報知音だけが大きく鳴り響いてしまい、周囲に迷惑をかけてしまう虞れがある。 【0033】上記したキーレスエントリーシステム(4)〜(6)のいずれかによれば、前記オートクローザー機能が作動中である場合と、作動中でない場合とでは、ドアのロックが行われたことをユーザーに知らせるための報知形態が異なっているため、上記のような問題を生じることなく、これら報知音をユーザーの耳に届くようにすることができる。 【0034】例えば、前記オートクローザー機能が作動している場合には、該オートクローザー機能を実現するためのAC用アクチュエータの作動音と重なったとしてもユーザーの耳に届くように、前記ホーンやブザー等の報知音量を大きくしたり、報知時間を長くしたりし、一方、前記オートクローザー機能が作動していない場合には、周囲に迷惑とならない程度の報知音量や報知時間にする。 【0035】また本発明に係るキーレスエントリーシステム(7)は、上記キーレスエントリーシステム(1)〜(6)のいずれかにおいて、前記オートクローザー機能を実現するための駆動機構部が駆動しているか否かを検出するオートクローザー駆動検出手段を備え、前記オートクローザー作動判断手段が、前記オートクローザー駆動検出手段による検出結果に基づいて、前記オートクローザー機能が作動しているか否かを判断するものであることを特徴としている。 【0036】上記したキーレスエントリーシステム(7)によれば、前記オートクローザー機能を実現するための駆動機構部が駆動している期間(例えば、AC用アクチュエータの駆動期間)を前記オートクローザー機能の作動期間と判断するため、例えば、ドアロックを実現するためのアクチュエータの作動音と、前記オートクローザー機能を実現するためのAC用アクチュエータの作動音とが重なるのを適切に回避することができる。 【0037】また本発明に係るキーレスエントリーシステム(8)は、上記キーレスエントリーシステム(1)〜(6)のいずれかにおいて、前記オートクローザー機能の作動終了を検出するオートクローザー作動終了検出手段を備え、前記オートクローザー作動判断手段が、所定の開始時点から前記オートクローザー作動終了検出手段による検出結果に基づいて、前記オートクローザー機能の作動が終了するまでを該オートクローザー機能の作動期間であると判断するものであることを特徴としている。 【0038】上記したキーレスエントリーシステム(8)によれば、前記所定の開始時点から前記オートクローザー機能の作動が終了するまでの期間(例えば、スライドドアが閉状態近傍位置に到達してから、AC用アクチュエータの駆動が終了するまでの期間)を、前記オートクローザー機能の作動期間であると判断するため、例えば、ドアロックを実現するためのアクチュエータの作動音と、前記オートクローザー機能を実現するためのAC用アクチュエータの作動音とが重なるのを適切に回避することができる。 【0039】また本発明に係るキーレスエントリーシステム(9)は、上記キーレスエントリーシステム(1)〜(6)のいずれかにおいて、前記オートクローザー作動判断手段が、所定の開始時点から所定の時間が経過するまでを前記オートクローザー機能の作動期間であると判断するものであることを特徴としている。 【0040】上記したキーレスエントリーシステム(9)によれば、前記所定の開始時点から前記所定の時間が経過するまでの期間(例えば、スライドドアが閉状態近傍位置に到達してから、2秒間経過するまでの期間)を、前記オートクローザー機能の作動期間であると判断するため、例えば、ドアロックを実現するためのアクチュエータの作動音と、前記オートクローザー機能を実現するためのAC用アクチュエータの作動音とが重なるのを適切に回避することができる。 【0041】また本発明に係るキーレスエントリーシステム(10)は、上記キーレスエントリーシステム(8)又は(9)において、ドアの閉状態近傍位置到達を検出するドア閉状態近傍位置検出手段を備え、前記オートクローザー機能が、前記ドアが閉状態近くに位置すると作動を開始するようになっている場合、前記所定の開始時点が、前記ドアが閉状態近くに位置した時点であることを特徴としている。 【0042】上記したキーレスエントリーシステム(10)によれば、前記オートクローザー機能の作動開始の起点となる、作動対象のドアが閉状態近傍位置に到達した時点を前記所定の開始時点とするため、前記オートクローザー機能の作動期間の判断をより一層適切に行うことができる。 【0043】また本発明に係るキーレスエントリーシステム(11)は、上記キーレスエントリーシステム(1)〜(10)のいずれかにおいて、前記オートクローザー機能が、スライドドアに採用されていることを特徴としている。 【0044】また本発明に係るキーレスエントリーシステム(12)は、上記キーレスエントリーシステム(1)〜(10)のいずれかにおいて、前記オートクローザー機能が、サイドオープンヒンジ式、はね上げ式、あるいは電動式で閉鎖されるドアに採用されていることを特徴としている。 【0045】上記したキーレスエントリーシステム(11)又は(12)によれば、スライドドア、もしくはサイドオープンヒンジ式、はね上げ式、あるいは電動式で閉鎖されるドアが採用されたドア装置に対して、有効かつ利便性の高いシステムを実現することができる。 【0046】また本発明に係るドア装置(1)は、上記キーレスエントリーシステム(1)〜(12)のいずれかを備えていることを特徴としている。上記したドア装置(1)によれば、ドアのロック/アンロックを遠隔操作したり、ドアを自動的に完全に閉鎖した状態にするができ、さらにはユーザーがドアのロックが行われたことを確実に確認することのできるドア装置を実現することが可能になる。 【0047】また本発明に係る輸送手段(1)は、上記ドア装置(1)を備えていることを特徴としている。上記した輸送手段(1)によれば、ドアのロック/アンロックを遠隔操作したり、ドアを自動的に完全に閉鎖した状態にするができ、さらにはユーザーがドアのロックが行われたことを確実に確認することのできるドア装置を備えているため、有効かつ利便性に大変優れた輸送手段を実現することができる。また該輸送手段としては、例えば、汽車、電車、自動車等の車両や、飛行機、ヘリコプター等の航空機や、船などが挙げられる。 【0048】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係るキーレスエントリーシステムの実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態(1)に係るキーレスエントリーシステムの要部を概略的に示したブロック図である。但し、ここでは図11に示したキーレスエントリーシステムと同様の構成部分については、同符号を付しその説明を省略する。 【0049】図中21は受信機を示しており、受信機21は制御手段22、受信回路13、アンテナ14、IDコード記憶部15、ドアの開閉状態を検出するドアカーテシスイッチ16、ドアのロック/アンロックを行うためのDL用アクチュエータ17、スライドドアの閉状態近傍位置(例えば、半ドア位置)の到達を検出する検出スイッチ23、及びスライドドアを完全に閉鎖するためのAC用アクチュエータ24を含んで構成されている。なおドアカーテシスイッチ16は、通常、スライドドアを含めた全ドアに1つずつ設けられるものであるが、スライドドアのドアカーテシスイッチについては検出スイッチ23と兼用させても良い。 【0050】制御手段22はアンテナ14及び受信回路13を介して受信された信号(IDコード+ドアロック指令コード)に含まれるIDコードがIDコード記憶部15に記憶されたIDコードと一致するか否かを判断し、一致する場合には前記信号に含まれる前記ドアロック指令コードに応じた処理を施すようになっている。 【0051】また、車両側のロックスイッチ18及びアンロックスイッチ19は制御手段22の入力端子に接続され、ロックスイッチ18又はアンロックスイッチ19がオンされると、制御手段22は各スイッチに応じた処理を施し、例えば、ロックスイッチ18がオンされると、ドアをロックするようにDL用アクチュエータ17に駆動信号を出力するようになっている。 【0052】次に、実施の形態(1)に係るキーレスエントリーシステムにおける制御手段22の行う動作を図2に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、スライドドアに対してオートクローザー機能が作動しているか否かを示すフラグf1と、ドアのロック制御を行うのに必要となる下記イ、ロの条件を満たしているか否かを示すフラグf2 を0にする(ステップS1)。 イ)IDコード記憶部15に登録されているIDコードの受信があり、さらにそのIDコードにロック指令コードが含まれていること。 ロ)全ドアが閉状態にあること。 但し、条件ロについては必須ではない。 【0053】ステップS1における処理後、IDコード記憶部15に登録されているIDコードの受信があり、さらにそのIDコードにロック指令コードが含まれているか否かを判断する(ステップS2)。ロック指令コードが含まれていると判断すれば、ドアカーテシスイッチ16からの出力信号に基づいて、全ドアが閉状態であるか否かを判断する(ステップS3)。全ドアが閉状態であると判断すれば、フラグf1 が0であるか否か、すなわち(スライドドアに対して)前記オートクローザー機能が作動しているか否かを判断する(ステップS4:図3のステップS23に関連)。 【0054】前記オートクローザー機能が作動していない(フラグf1 =0)と判断すれば、ドアをロックさせるようにDL用アクチュエータ17を制御し(ステップS5)、その後ステップS2へ戻る。これにより、AC用アクチュエータ24の駆動期間とDL用アクチュエータ17の駆動期間とが重なるのを回避することができる。一方、前記オートクローザー機能が作動している(フラグf1 =1)と判断すれば、ドアのロック制御を行うのに必要となる上記イ、ロの条件を満たしていることを示すフラグf2 を1にし(ステップS6)、その後ステップS2へ戻る。 【0055】ステップS2における判断で、ロック指令コードを含むIDコードの受信がないと判断すれば、IDコード記憶部15に登録されているIDコードの受信があり、さらにそのIDコードにアンロック指令コードが含まれているか否かを判断する(ステップS7)。アンロック指令コードが含まれていると判断すれば、ドアをアンロックさせるようにDL用アクチュエータ17を制御し(ステップS8)、その後ステップS2へ戻る。 【0056】またステップS7における判断で、アンロック指令コードを含むIDコードの受信がないと判断すれば、フラグf2 が1であるか否か、すなわちドアのロック制御を行うのに必要となる上記イ、ロの条件を満たしているか否かを判断する(ステップS9)。 【0057】上記イ、ロの条件を満たしていると判断すれば、フラグf1 が0であるか否か、すなわち(スライドドアに対して)前記オートクローザー機能が作動しているか否かを判断する(ステップS10:図3のステップS23に関連)。 【0058】前記オートクローザー機能が作動していない(フラグf1 =0)と判断すれば、ドアをロックさせるようにDL用アクチュエータ17を制御し(ステップS11)、フラグf2 を0にし(ステップS12)、その後ステップS2へ戻る。これにより、AC用アクチュエータ24の駆動終了後にDL用アクチュエータ17を駆動させることができる。 【0059】またステップS3における判断で、開放しているドアがあると判断した場合や、ステップS9における判断で、フラグf2 が0であると判断した場合や、ステップS10における判断で、フラグf1 が1であると判断した場合には、そのままステップS2へ戻る。 【0060】次に、実施の形態(1)に係るキーレスエントリーシステムにおける制御手段22の行う別の動作を図3に示したフローチャートに基づいて説明する。なおこの動作については、数ミリ秒に1回のペースで繰り返し、割り込み処理されるものとする。 【0061】まず、検出スイッチ23からの出力信号に基づいて、スライドドアが開放状態から閉状態近くに位置したか否かを判断する(ステップS21)。スライドドアが閉状態近くに位置したと判断すれば、タイマtをスタートさせ(ステップS22)、前記オートクローザー機能が作動していることを示すフラグf1 を1にし(ステップS23)、オートクローザー用の駆動信号をAC用アクチュエータ24へ所定時間出力して(ステップS24)、ステップS25へ進む。一方、スライドドアが開放状態から閉状態近くに位置していないと判断すれば、ステップS22〜ステップS24を飛ばして、そのままステップS25へ進む。 【0062】ステップS25では、タイマtが所定時間t0 (例えば、2秒間)以上であるか否か、すなわちスライドドアが閉状態近くに位置してから所定時間t0 が経過しているか否かを判断し(ステップS25)、所定時間t0 が経過していると判断すれば、前記オートクローザー機能の作動が終了したと判断して、フラグf1を0に戻す(ステップS26)。なお、ここではドアが閉状態近くに位置してから、所定時間t0 が経過するまでの期間を前記オートクローザー機能の作動期間としている。 【0063】図4に、スライドドアが閉状態近傍に到達してから、ドアのロックが完了するまでのタイミングチャートを示す。図4に示したタイミングチャートから明らかなように、ドアが閉状態近くに位置したことが検出されてから、所定時間t0 が経過するまでの期間(すなわち、前記オートクローザー機能の作動期間と看做す期間)内にAC用アクチュエータ24の駆動期間が収まっていることが分かる。 【0064】上記実施の形態(1)に係るキーレスエントリーシステムによれば、上記イ、ロの条件を満たしたとしても、前記オートクローザー機能が作動中である場合には、ドアのロック制御を行わず、前記オートクローザー機能の作動終了後にドアのロック制御を行うため、前記オートクローザー機能を実現するためのAC用アクチュエータ24の作動音とドアロックを実現するためのDL用アクチュエータ17の作動音とが重なるのを避けることができる。すなわち、DL用アクチュエータ17の作動音が、AC用アクチュエータ24の作動音に掻き消されるのを回避することができる。 【0065】従って、ドアロックを実現するためのDL用アクチュエータ17の作動音をAC用アクチュエータ24の作動音と区別してユーザーが聴取することができるため、ユーザーはドアのロックが行われたことを確実に確認することができる。 【0066】また上記実施の形態(1)に係るキーレスエントリーシステムでは、スライドドアが閉状態近くに位置してから、所定時間t0 が経過するまでの期間を前記オートクローザー機能の作動期間としているが、オートクローザー機能の作動開始時点としては、スライドドアが閉状態近くに位置してからAC用アクチュエータ24の開始するまでの期間T(図4参照)内に収まる時点であれば、どの時点であっても良い。 【0067】図5は、実施の形態(2)に係るキーレスエントリーシステムの要部を概略的に示したブロック図である。但し、ここでは図1に示したキーレスエントリーシステムと同様の構成部分については、同符号を付しその説明を省略する。 【0068】図中31は受信機を示しており、受信機31は制御手段32、受信回路13、アンテナ14、IDコード記憶部15、ドアの開閉状態を検出するドアカーテシスイッチ16、ドアのロック/アンロックを行うDL用アクチュエータ17、スライドドアの閉状態近傍位置の到達を検出する検出スイッチ23、スライドドアを完全に閉鎖するためのAC用アクチュエータ24、及びブザー音発生装置33を含んで構成されている。 【0069】またブザー音発生装置33から発生されるブザー音は、AC用アクチュエータ24の作動音と重なったとしても、ユーザーが聴取することができるように、比較的大音量に設定されている。 【0070】実施の形態(2)に係るキーレスエントリーシステムにおける制御手段32の行う動作を図6に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、スライドドアに対してオートクローザー機能が作動しているか否かを示すフラグf1 を0にし(ステップS31)、次にIDコード記憶部15に登録されているIDコードの受信があり、さらにそのIDコードにロック指令コードが含まれているか否かを判断する(ステップS32)。 【0071】ロック指令コードが含まれていると判断すれば、ドアカーテシスイッチ16からの出力信号に基づいて、全ドアが閉状態であるか否かを判断する(ステップS33)。全ドアが閉状態であると判断すれば、フラグf1 が0であるか否か、すなわち(スライドドアに対して)前記オートクローザー機能が作動しているか否かを判断する(ステップS34:図3のステップS23に関連)。 【0072】前記オートクローザー機能が作動していない(フラグf1 =0)と判断すれば、ドアをロックさせるようにDL用アクチュエータ17を制御し(ステップS35)、その後ステップS32へ戻る。一方、オートクローザー機能が作動している(フラグf1 =1)と判断すれば、ドアをロックさせるようにDL用アクチュエータ17を制御すると共に(ステップS36)、ブザー音(大音量)が鳴るようにブザー音発生装置33を制御し(ステップS37)、その後ステップS32へ戻る。 【0073】ステップS32における判断で、ロック指令コードを含むIDコードの受信がないと判断すれば、IDコード記憶部15に登録されているIDコードの受信があり、さらにそのIDコードにアンロック指令コードが含まれているか否かを判断する(ステップS38)。アンロック指令コードが含まれていると判断すれば、ドアをアンロックさせるようにDL用アクチュエータ17を制御し(ステップS39)、その後ステップS32へ戻る。 【0074】またステップS33における判断で、開放しているドアがあると判断した場合や、ステップS38における判断で、アンロック指令コードを含むIDコードの受信がないと判断すれば、そのままステップS32へ戻る。 【0075】なお実施の形態(2)に係るキーレスエントリーシステムにおける制御手段32で、数ミリ秒に1回のペースで繰り返し割り込み処理される別の動作については、図3に示した、実施の形態(1)に係るキーレスエントリーシステムにおける制御手段22の行う動作と同様であるため、ここではその説明を省略する。 【0076】上記実施の形態(2)に係るキーレスエントリーシステムによれば、ドアのロックが行われる際に、前記オートクローザー機能が作動中である場合には、ドアのロックが行われたことをユーザーに知らせるための大音量のブザー音を鳴らすため、前記オートクローザー機能を実現するためのAC用アクチュエータ24の作動音とドアロックを実現するためのDL用アクチュエータ17の作動音とが重なったとしても、ユーザーはドアのロックが行われたことを確実に確認することができる。またドアのロックが行われる際に、前記オートクローザー機能が作動していなければブザー音を鳴らすことなく、DL用アクチュエータ17の作動音でロック確認が行えるため、周囲に迷惑をかけることがない。 【0077】なお、ここではブザー音発生装置33から発生されるブザー音は、AC用アクチュエータ24の作動音と重なったとしても、ユーザーが聴取することができるように比較的音量を大きく設定しているが、別の実施の形態では、音量を大きくするのではなく、AC用アクチュエータ24の作動音の出力時間よりもブザー音の出力時間を長く設定しても良い。 【0078】図7は、実施の形態(3)に係るキーレスエントリーシステムの要部を概略的に示したブロック図である。但し、ここでは図1に示したキーレスエントリーシステムと同様の構成部分については、同符号を付しその説明を省略する。 【0079】図中41は受信機を示しており、受信機41は制御手段42、受信回路13、アンテナ14、IDコード記憶部15、ドアの開閉状態を検出するドアカーテシスイッチ16、ドアのロック/アンロックを行うDL用アクチュエータ17、スライドドアの閉状態近傍位置の到達を検出する光センサ23、スライドドアを完全に閉鎖するためのAC用アクチュエータ24、及びブザー音発生装置43を含んで構成されている。 【0080】実施の形態(3)に係るキーレスエントリーシステムにおける制御手段42の行う動作を図8に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、スライドドアに対してオートクローザー機能が作動しているか否かを示すフラグf1 と、ドアロックを行った後、ブザー音を鳴らしたか否かを示すフラグf3 とを0にし(ステップS41)、次にIDコード記憶部15に登録されているIDコードの受信があり、さらにそのIDコードにロック指令コードが含まれているか否かを判断する(ステップS42)。 【0081】ロック指令コードが含まれていると判断すれば、ドアカーテシスイッチ16からの出力信号に基づいて、全ドアが閉状態であるか否かを判断する(ステップS43)。全ドアが閉状態であると判断すれば、フラグf1 が0であるか否か、すなわち(スライドドアに対して)前記オートクローザー機能が作動しているか否かを判断する(ステップS44:図3のステップS23に関連)。 【0082】前記オートクローザー機能が作動していない(フラグf1 =0)と判断すれば、ドアをロックさせるようにDL用アクチュエータ17を制御すると共に(ステップS45)、ブザー音が鳴るようにブザー音発生装置43を制御し(ステップS46)、その後ステップS42へ戻る。一方、前記オートクローザー機能が作動している(フラグf1 =1)と判断すれば、ドアをロックさせるようにDL用アクチュエータ17を制御し(ステップS47)、フラグf3 を1にし(ステップS48)、その後ステップS42へ戻る。 【0083】ステップS42における判断で、ロック指令コードを含むIDコードの受信がないと判断すれば、IDコード記憶部15に登録されているIDコードの受信があり、さらにそのIDコードにアンロック指令コードが含まれているか否かを判断する(ステップS49)。アンロック指令コードが含まれていると判断すれば、ドアをアンロックさせるようにDL用アクチュエータ17を制御し(ステップS50)、その後ステップS42へ戻る。 【0084】またステップS49における判断で、アンロック指令コードを含むIDコードの受信がないと判断すれば、フラグf3 が1であるか否か、すなわちドアロックを行った後、ブザー音を鳴らしたか否かを判断する(ステップS51)。 【0085】ドアロックを行った後、ブザー音を鳴らしていない(フラグf3 =1)と判断すれば、フラグf1 が0であるか否か、すなわち(スライドドアに対して)前記オートクローザー機能が作動しているか否かを判断する(ステップS52:図3のステップS23に関連)。 【0086】前記オートクローザー機能が作動していない(フラグf1 =0)と判断すれば、ブザー音が鳴るようにブザー音発生装置43を制御し(ステップS53)、フラグf3 を0にし(ステップS54)、その後ステップS42へ戻る。 【0087】またステップS43における判断で、開放しているドアがあると判断した場合や、ステップS51における判断で、フラグf3 が0であると判断した場合や、ステップS52における判断で、フラグf1 が1であると判断した場合には、そのままステップS42へ戻る。 【0088】なお実施の形態(3)に係るキーレスエントリーシステムにおける制御手段42で、数ミリ秒に1回のペースで繰り返し割り込み処理される別の動作については、図3に示した、実施の形態(1)に係るキーレスエントリーシステムにおける制御手段22の行う動作と同様であるため、ここではその説明を省略する。 【0089】上記実施の形態(3)に係るキーレスエントリーシステムによれば、ドアのロックが行われる際に、前記オートクローザー機能が作動中である場合には、該オートクローザー機能の作動終了後に、ドアのロックが行われたことをユーザーに知らせるためのブザー音を鳴らすため、前記オートクローザー機能を実現するためのAC用アクチュエータ24の作動音とドアロックを実現するためのDL用アクチュエータ17の作動音とが重なったとしても、ユーザーはその後に鳴らされるブザー音によりドアのロックが行われたことを確実に確認することができる。 【0090】また、ここではオートクローザー機能が作動中でない場合にも、ブザー音を鳴らすようになっているが(ステップS44〜ステップS46参照)、オートクローザー機能が作動中でない場合には、AC用アクチュエータ17の作動音とDL用アクチュエータ24の作動音とが重なることはないため、別の実施の形態では、ステップS46の処理動作を行わない(前記二つの作動音が重ならない場合にはドアロック報知音のブザー音を鳴らさない)ようにしても良い。 【0091】また上記実施の形態(3)に係るキーレスエントリーシステムでは、オートクローザー機能が作動中のときにはブザー音を鳴らさず、作動が終了してからブザー音を鳴らすようにしているが、別の実施の形態では、ステップS47とステップS48との間に「ブザー音を鳴らす」ステップを設けて、オートクローザー機能が作動中のときにドアロックが行われた場合には、作動中と作動終了後との2回、ブザー音を鳴らすようにしても良い。 【0092】図9は、実施の形態(4)に係るキーレスエントリーシステムの要部を概略的に示したブロック図である。但し、ここでは図1に示したキーレスエントリーシステムと同様の構成部分については、同符号を付しその説明を省略する。 【0093】図中51は受信機を示しており、受信機51は制御手段52、受信回路13、アンテナ14、IDコード記憶部15、ドアの開閉状態を検出するドアカーテシスイッチ16、ドアのロック/アンロックを行うDL用アクチュエータ17、スライドドアの閉状態近傍位置の到達を検出する検出スイッチ23、スライドドアを完全に閉鎖するためのAC用アクチュエータ24、及び音量切換手段を備え音量の異なるブザー音を鳴らすことのできるブザー音発生装置53を含んで構成されている。 【0094】ブザー音発生装置53は、比較的音量の大きいブザー音と音量の小さいブザー音とを切り換えて鳴らすことができ、大音量のブザー音については、AC用アクチュエータ24の作動音と重なったとしても、ユーザーが十分聴取することができる程度の音量に設定されている。 【0095】実施の形態(4)に係るキーレスエントリーシステムにおける制御手段52の行う動作を図10に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、スライドドアに対してオートクローザー機能が作動しているか否かを示すフラグf1 を0にし(ステップS61)、次にIDコード記憶部15に登録されているIDコードの受信があり、さらにそのIDコードにロック指令コードが含まれているか否かを判断する(ステップS62)。 【0096】ロック指令コードが含まれていると判断すれば、ドアカーテシスイッチ23a〜23cからの出力信号に基づいて、全ドアが閉状態であるか否かを判断する(ステップS63)。全ドアが閉状態であると判断すれば、フラグf1 が0であるか否か、すなわち(スライドドアに対して)前記オートクローザー機能が作動しているか否かを判断する(ステップS64:図3のステップS23に関連)。 【0097】前記オートクローザー機能が作動していない(フラグf1 =0)と判断すれば、ドアをロックさせるようにDL用アクチュエータ17を制御すると共に(ステップS65)、ブザー音(小音量)が鳴るようにブザー音発生装置53を制御し(ステップS66)、その後ステップS62へ戻る。一方、前記オートクローザー機能が作動している(フラグf1 =1)と判断すれば、ドアをロックさせるようにDL用アクチュエータ17を制御する共に(ステップS67)、ブザー音(大音量)が鳴るようにブザー音発生装置53を制御し(ステップS68)、その後ステップS62へ戻る。 【0098】ステップS62における判断で、ロック指令コードを含むIDコードの受信がないと判断すれば、IDコード記憶部15に登録されているIDコードの受信があり、さらにそのIDコードにアンロック指令コードが含まれているか否かを判断する(ステップS69)。アンロック指令コードが含まれていると判断すれば、ドアをアンロックさせるようにDL用アクチュエータ17を制御し(ステップS70)、その後ステップS62へ戻る。 【0099】またステップS63における判断で、開放しているドアがあると判断した場合や、ステップS69における判断で、アンロック指令コードを含むIDコードの受信がないと判断すれば、そのままステップS62へ戻る。 【0100】なお実施の形態(4)に係るキーレスエントリーシステムにおける制御手段52で、数ミリ秒に1回のペースで繰り返し割り込み処理される別の動作については、図3に示した、実施の形態(1)に係るキーレスエントリーシステムにおける制御手段22の行う動作と同様であるため、ここではその説明を省略する。 【0101】上記実施の形態(4)に係るキーレスエントリーシステムによれば、ドアのロックが行われる際に、前記オートクローザー機能が作動中である場合には、ドアのロックが行われたことをユーザーに知らせるためのブザー音(大音量)を鳴らすため、前記オートクローザー機能を実現するためのAC用アクチュエータ24の作動音とドアロックを実現するためのDL用アクチュエータ17の作動音とが重なったとしても、ユーザーはドアのロックが行われたことを確実に確認することができる。 【0102】またオートクローザー機能が作動中でない場合にも、ドアのロックが行われたことを知らせるためのブザー音(小音量)を鳴らしているが、このときのブザー音は比較的音量が小さいため、周囲に迷惑をかけるといった問題が生じるのを回避することができる。 【0103】なお、ここではAC用アクチュエータ24の作動音と重なったとしても、ブザー音をユーザーが聴取することができるように比較的前記ブザー音の音量を大きくしているが、別の実施の形態では、前記ブザー音の音量を大きくするのではなく、AC用アクチュエータ24の作動音よりもブザー音が長くなっているように前記ブザー音の出力時間を長く設定しても良い。 【0104】上記実施の形態(2)〜(4)のいずれかに係るキーレスエントリーシステムでは、ユーザーがドアのロックを確実に確認することができるために、ブザーを用いているが、別の実施の形態では、ブザーではなく、ホーンやパーキングランプ等を報知手段として採用しても良い。 【0105】また図6、図8、図10に示したように、上記実施の形態(2)〜(4)のいずれかに係るキーレスエントリーシステムでは、ドアのロック制御(ステップS35、ステップS36、ステップS45、ステップS47、ステップS65、ステップS67)をオートクローザー機能が作動しているか否かの判断処理(ステップS34、ステップS44、ステップS64)後に行っているが、別の実施の形態では、オートクローザー機能が作動しているか否かの判断処理前に、ドアのロック制御を行うようにしても良い。 【0106】また上記実施の形態(1)〜(4)のいずれかに係るキーレスエントリーシステムでは、スライドドアが閉状態近傍に位置してから、所定時間t0 が経過するまでの期間をオートクローザー機能の作動期間と判断して各処理を行うようになっているが、別の実施の形態では、オートクローザー機能が作動しているか否かを下記a、bのようにして判断しても良い。 【0107】a)オートクローザー機能を実現するためのAC用アクチュエータ24が駆動しているか否かを検出するオートクローザー駆動検出手段を装備し、該オートクローザー駆動検出手段による検出結果に基づいて、オートクローザー機能が作動しているか否かを判断する。 【0108】b)AC用アクチュエータ24の駆動終了を検出するオートクローザー駆動終了検出手段を装備し、スライドドアが閉状態近傍に位置してから、AC用アクチュエータ24の駆動が終了するまでの期間をオートクローザー機能の作動期間と判断する。 【0109】また上記実施の形態(1)〜(4)のいずれかに係るキーレスエントリーシステムでは、スライドドアの場合についてのみ説明しているが、別の実施の形態では、スライドドアではなく、通常のサイドオープンヒンジ式のドア、ガルウィングドア等のはね上げ式ドアや、電動式に閉鎖されるドア等にオートクローザー機能が採用されている場合であっても良い。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000237592 【氏名又は名称】富士通テン株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月10日(2000.3.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100096080 【弁理士】 【氏名又は名称】井内 龍二
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| 【公開番号】 |
特開2001−254553(P2001−254553A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月21日(2001.9.21) |
| 【出願番号】 |
特願2000−66029(P2000−66029) |
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