| 【発明の名称】 |
平面ハンドル装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐々木 俊二
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| 【要約】 |
【課題】押ボタンを押したとき、ハンドルが初期突出位置まで確実に浮き上がり、一旦浮き上がったハンドルを更に最終突出位置まで引き出すとき軽快に作動する平面ハンドル装置を提供する。
【解決手段】ハンドル20の跳ね上げ用バネを板バネ30とし、その根元に補助板バネ34を重ねる。これら2枚の板バネ構成は、ハンドル20を初期突出位置まで浮き上がらせるときは硬いバネ定数が作用する一方、更にハンドル20を最終突出位置まで引き出すときには柔らかいバネ定数が作用するように設定する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 扉に固定されるケーシングの基部の筒状軸受部に回転可能かつ軸方向に移動不能に回転軸が設けてあり、この回転軸の後端には止め金板が固着してあり、前記ケーシングの前面にはハンドル収納窪みが設けてあり、これに出没自在のハンドルの基部は前記回転軸とは直角な水平横断軸によって枢着してあり、前記ハンドルの基部近傍と、回転軸の外端面間にはハンドルを起立させるためのバネが設けてあり、前記ハンドルの先端はケーシングに設けた押ボタンの係止部に押ボタン保持バネの付勢力により係止してあり、前記押ボタンは、前記保持バネに抗して押圧することにより、押ボタンの第2横断枢軸の周りに回動し、前記係止部はハンドルの自由端から外れ、また、ハンドルを起立位置からハンドル収納窪みに閉じるとき、ハンドルの自由端と、押ボタンの先端との接触によって、押ボタンはハンドルの自由端が通過位置まで前記第2横断枢軸の周りに回動可能としてある装置において、前記ハンドル20のバネは板バネ30よりなり、その板バネ30はその根元31が横断枢軸23の近傍であって、少し自由端寄りのハンドル20の内面に適宜の固着手段32によって固着してあり、板バネ30はその中間部分はハンドル20の内面よりも離れて、回転軸5の前端面5aに若干押圧し、ハンドル20が横断枢軸23の周りに回転して収納位置より所要角度突出した初期突出位置で、ハンドル20を安定させる第1安定面32が設けてあり、板バネ30の先端部には前記回転軸5の前端面5aと当接し、ハンドル20を収納位置より所要角度突出した最終突出位置で安定させる第2安定面33が設けてあり、更に板バネ30の根元部分には補強板バネ35が重ねて取付けてあることを特徴とする平面ハンドル装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は配電盤収納ボックス、その他の扉などに用いられる平面ハンドル装置に関する。 【0002】 【従来の技術】 この種の平面ハンドル装置としては、本出願人が先に開発した特許第251548号公報が知られている。この平面ハンドル装置では、扉に固定されるケーシングの基部の筒状軸受部に回転可能かつ軸方向に移動不能に回転軸が設けてあり、この回転軸の後端には止め金板が固着してあり、前記ケーシングの前面にはハンドル収納窪みが設けてあり、これに出没自在のハンドルの基部は前記回転軸とは直角な水平横断軸によって枢着してあり、前記ハンドルの基部近傍と、回転軸の外端面間にはハンドルを起立させるためのバネが設けてあり、前記ハンドルの先端はケーシングに設けた押ボタンの係止部に押ボタン保持バネの付勢力により係止してあり、前記押ボタンは、前記保持バネに抗して押圧することにより、押ボタンの第2横断枢軸の周りに回動し、前記係止部はハンドルの自由端から外れ、押ボタンと一体のハンドル押し上げアームによってハンドルを起立方向に押出し、また、ハンドルを起立位置からハンドル収納窪みに閉じるとき、ハンドルの自由端と、押ボタンの先端との接触によって、押ボタンはハンドルの自由端が通過位置まで前記第2横断枢軸の周りに回動可能としてある。 【0003】 この平面ハンドル装置においても、一応の成果を納めているが、装置自体を長期間にわたって使用しているとき、摺動や嵌合部分において、その表面が摩耗によってめくれ出し、相手方部材との摩擦力が増大し、押ボタンを押しても、ハンドルが例えば5度内外の初期突出位置まで確実に浮き上がらないことが、時たま起こる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 そこでこの発明はこのような場合においても、押ボタンを押せば、ハンドルが確実に初期突出位置まで浮き上がり、また、その後ハンドルを更に例えば約45°程度の最終突出位置まで引き起こすときにも、軽快に操作ができる平面ハンドル装置を提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】 本発明の平面ハンドル装置では、扉1に固定されるケーシング2の基部の筒状軸受部3に回転可能かつ軸方向に移動不能に回転軸5が設けてあり、この回転軸5の後端には止め金板4が固着してあり、前記ケーシング2の前面にはハンドル収納窪み6が設けてあり、これに出没自在のハンドル20の基部21は前記回転軸5とは直角な水平横断軸23によって枢着してあり、前記ハンドル20の基部21近傍と、回転軸5の外端面5a間にはハンドル20を起立させるためのバネが設けてあり、前記ハンドル20の先端はケーシング2に設けた押ボタン23の係止部24に押ボタン保持バネ25の付勢力により係止してあり、前記押ボタン23は、前記保持バネ25に抗して押圧することにより、押ボタン23の第2横断枢軸26の周りに回動し、前記係止部24はハンドル20の自由端27から外れ、ハンドル20を起立方向に押出し、また、ハンドル23を起立位置からハンドル収納窪み6に閉じるとき、ハンドル20の自由端27と、押ボタン23の先端との接触によって、押ボタン23はハンドル20の自由端27が通過位置まで前記第2横断枢軸26の周りに回動可能となっている。本発明の特徴事項は、前記ハンドル20のバネが板バネ30よりなり、その板バネ30は根元31が横断枢軸23の近傍であって、少し自由端寄りのハンドル20の内面に適宜の固着手段32によって固着してあり、板バネ30はその中間部分はハンドル20の内面よりも離れて、回転軸5の前端面5aに若干押圧し、ハンドル20が横断枢軸23の周りに回転して収納位置より所要角度突出した初期突出位置で安定させる第1安定面33を設けてあり、板バネ30の先端部には前記回転軸5前端面5aと当接し、ハンドル20を収納位置より所要角度突出した最終突出位置で安定させる第2安定面34を設け、更に板バネ30の根元31部分には補強板バネ35が重ねて取付けたことである。 【0006】この平面ハンドル装置では、図2に示したようにハンドル20が横断枢軸21の周りに例えば45度内外の最終突出位置まで回転した状態とすると、回転軸5の内端の止め金板4は配電盤、その他の扉1の固定枠側に設けてある受座(図示してない)に掛合した状態にある。このとき、ハンドル20の位相は回転軸5周りの収納窪み6と丁度一致した位相にある。 【0007】このようにハンドル20が大きく引き出されているときは、板バネ30の第2当接面34が回転軸5の前端面5aと当接しているため、ハンドル20は当該最終突出位置で安定しその姿勢を保持している。次にハンドル20の自由端27を板バネ30に抗して押圧すると、板バネ30はその先端部分は一枚であるから、容易に撓み、今度は第1当接面33が回転軸5の前端面5aと当接する状態となり、ハンドル20はケーシング1の表面から例えば約5度傾斜した初期突出位置にて再び安定する。 【0008】更にハンドル20を今度は板バネ30及び補助バネ35に抗して、前よりは強く押圧すると、ハンドル20の自由端27は押ボタン23の上端部に当たり、ハンドル20の先端若しくは押ボタン23の上端の何れか一方若しくは双方に設けたカム面29が接触し、押ボタン23はその第2横断枢軸26の周りに図1において、反時計方向に回動し、押ボタン23はハンドル20の自由端27が通過可能な位置まで回動する(図1符号23部分の鎖線参照)。 【0009】このとき押ボタン23と一体の押し上げアーム28も若干持ち上げられ、前記ハンドル20の自由端27が押ボタンを通過するとき、ハンドル20の内面の一部に前記押し上げアーム28は接触し、ハンドル20の自由端27が押ボタン23位置を通過し、押ボタン23の係合部24がハンドル20の外側となり、押ボタン保持バネ25で復帰して、ハンドル20の自由端27を押え、同時に押し上げアーム28もケーシング1の後壁内面8に当接し、再びハンドル20は、外方にみだりに浮き上がらない(図1の実線参照)。 【0010】しかして、ハンドル20の自由端27近くに設けられた錠前ユニット40に図示してない鍵を挿入し、錠前ユニット20内のロータと一体のロックプレート41を回動させて、ロックプレート41の先端部をケーシング1に設けたロック溝7に掛合させる。これによってハンドル20はケーシング1に収納された位置に錠止される。 【0011】次にこのハンドル20を使用するには、先ず鍵によって、ロックプレート41とケーシング1のロック溝7との掛合を外す。そして、押ボタン23の下端寄りを押圧すると、押ボタン23は第2横断枢軸26の周りに図示において反時計方向に回動し、押ボタン23の上端部がハンドル20の自由端から後退する(図1の符号23の鎖線参照)。ハンドル20は板バネ30及び補助バネ34のやゝ強い復元力と、また押し上げアーム28によって、ハンドル20の一部背面を押出し、約5度の初期突出位置まで急速に浮き上がり、板バネ30の第1当接面33が外端面5aに平たく当たり、その状態で安定する。 【0012】次に押ボタン23より指を離すと、押ボタン保持バネ25の復元力により、押し上げアーム28がケーシング1の後壁内面8に当接する位置で押ボタン23は停止する。このとき押ボタン23の表面はケーシング1の表面とほぼ面一となる。 【0013】次にハンドル20の自由端27を更に引き上げると、板バネ30の一枚の部分のみが撓み、その第1当接面33から第2当接面34が回転軸の外端面5aに当接し、この姿勢を保持する。以下開閉するたびにこの操作が繰り返される。 【0014】 【発明の実施の形態】 図1及び図2において、発明の課題を解決する手段及び発明の作用の項で説明したところは重ねての説明は省略する。ケーシング1は、通常丈夫なダイキャスト成形品よりなり、その一端に回転軸5が挿通される筒状軸受部3が形成してあり、表面側に前記収納窪6及びこれに連ねて押しボタン取付室8が形成してある。また、ケーシング1の背面外側には、これを扉などに固定するための2箇のネジ孔45と、座板46及び固定ボルト及びビスが設けてある。 【0015】前述の板バネ30は通常燐青鋼板、バネ鋼板により形成してあり、その根元31は横断枢軸23よりもやや下側のハンドル20の内面に固定してあり、クランク形状に折り曲げ,横断枢軸23の位置より上方まで延在させて、第1当接面33が形成してあり、その先端は再びハンドル20の表面側に屈曲させて、第2の当接面34が形成してある。補助板バネ35は短く、第1当接面33の根元付近までの長さであり、板バネ30とは単に重ね合わせてあるだけである。また、その材質は板バネ30と同じである。したがって、板バネ30の根元部分は補助板バネ34と合わされた硬いバネ定数を有し、先端寄りは、その長さと一体であることにより柔らかいバネ定数としてある。 【0016】 【発明の効果】 以上の通り構成し作用をなすから、本発明の平面ハンドル装置では、ケーシング2とハンドル一部との摺動部や回動部に摩耗若しくはめくれ現象が生じて、相手方部材との摩擦力が増大したとしても、押ボタン23を押せば、ハンドル20は所要の初期突出位置まで確実に浮き上がり、その姿勢で安定し、更に所要の最終突出位置まで引き上げる時には、一枚の板バネ30のみであるから抵抗は少なく、また最終突出位置においても姿勢は安定し、ハンドル20の回動操作も容易となるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000108708 【氏名又は名称】タキゲン製造株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年2月18日(2000.2.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100069590 【弁理士】 【氏名又は名称】増田 守
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| 【公開番号】 |
特開2001−227209(P2001−227209A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月24日(2001.8.24) |
| 【出願番号】 |
特願2000−41166(P2000−41166) |
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