| 【発明の名称】 |
引き手 |
| 【発明者】 |
【氏名】八木 克巳
【氏名】八木 準人
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| 【要約】 |
【課題】操作性のよい引き手を提供する。
【解決手段】扉に設けられる取付穴に固着して使用される引き手であって、前記引き手における操作凹部の対向する内壁面に膨出部が形成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 扉に設けられる取付穴に固着して使用される引き手であって、前記引き手における操作凹部の対向する内壁面に膨出部が形成されてなる引き手。 【請求項2】 扉に設けられる取付穴に固着して使用される引き手であって、前記引き手における操作凹部の対向する内壁面に突起が形成されてなる引き手。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は引き手に関する。さらに詳しくは、襖、障子、玄関扉など、スライドタイプの扉に用いられる引き手に関する。なお、本明細書において「扉」とは玄関に用いられる通常の扉以外に、部屋と部屋の間仕切りとして、または押入れ、納戸、倉庫などの入口に用いられるスライドタイプの襖、障子、扉などを含む広範な概念である。 【0002】 【従来の技術】図4および図5に従来の引き手の一例を示す。図4に示される引き手21は、縦方向に長く、指を挿入する凹部22と、扉の側面に接する板部23とからなる。凹部22の左右の側面24は、縦方向に長い円弧形状を呈しており、板部23に対して垂直で指を引っ掛けやすくなっている。また、板部23は、凹部22の周囲に延設され、その裏面が扉31の取付穴32の周囲33に固着される。板部23の上下には2つのネジ孔25が穿設されており、該ネジ孔25にネジ27が、板部23の面に対して垂直に螺入され、引き手21は扉31に螺着される。 【0003】一方、図5に示される引き手41も、凹部42と板部43とからなるが、凹部42の側面44はほぼ全周にわたって板部43に対して垂直であり、この側面44の上下に設けられた2つの小孔45に、釘47を打ち込んで引き手41を扉31に固定する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる引き手21、41の凹部22、42のうち、指が触れる側面は平坦な面である。 【0005】このため、かかる引き手の凹部に指を入れて扉を押し引きするときに、該扉の動きがわるいときなどには指が凹部から滑りやすくなる。 【0006】本発明は、叙上の事情に鑑み、操作性のよい引き手を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の引き手は、扉に設けられる取付穴に固着して使用される引き手であって、前記引き手における操作凹部の対向する内壁面に膨出部が形成されてなることを特徴とする。 【0008】また、本発明の引き手は、扉に設けられる取付穴に固着して使用される引き手であって、前記引き手における操作凹部の対向する内壁面に突起が形成されてなることを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき本発明の引き手を説明する。図1は本発明の引き手の一実施の形態を示す分解斜視説明図、図2は図1の引き手の断面説明図および図3は本発明の引き手の他の実施の形態を示す断面説明図である。 【0010】図1〜2に示される引き手は、引き手本体1および該引き手本体1の操作凹部(以下、凹部という)3の対向する内壁面3aに形成される膨出部1aから構成されている。この引き手は、扉Dに設けられた取付穴Hとのあいだに介在して前記扉Dに固着させるためのホルダ2を用いて扉に取り付けられる。 【0011】引き手本体1は、凹部3と板部4とから構成される。この引き手本体1は、たとえば、アルミニウム、鉄、真ちゅう、ステンレスなどの金属製の薄板をプレス加工するなどして凹部3および板部4を一体成形することにより、作製される。 【0012】しかも、引き手本体1の外周部の両側面には、前記膨出部1aにより後述するホルダ2の突条7が嵌合する一対の溝5が形成されている。溝5は、半円形断面を呈しており、引き手本体1の両壁面を内側へ凹ませることにより形成される。 【0013】本実施の形態にかかわる引き手は、凹部の対向する内壁面3aに形成される膨出部1aに指がひっかりやすくなるため、操作性が非常によくなり、扉の押し引きが確実となる。 【0014】つぎに本実施の形態の引き手の使用例を説明する。 【0015】引き手とともに使用されるホルダ2は、断面コ字状を呈する部材からなり、たとえば、ABSまたはPOMなどの合成樹脂、または合成ゴムなどの比較的弾性を有する材料を用いて作製される。なお2aは、引き手本体1の凹部3を支持するための支持板である。弾性材料を用いると取付穴Hの寸法とのクリアランスが小さい場合でも穴内にホルダを押し込むことができるというメリットがある。 【0016】ホルダ2の外側面には、前記扉Dの取付穴Hの内周面に係合する係合部として、複数本の突条6が設けられている。この突条6は、前記扉Dの取付穴Hを出る方向に向かうにつれて前記ホルダ2の外側面から突出する略楔形断面を呈しているため、ホルダ2を扉Dの取付穴Hに挿入する場合には、突条6は取付穴Hの内周面に対してひっかからずに円滑にホルダ2を取付穴H内部に挿入することができるが、一方、ホルダ2を取付穴Hから抜き出そうとすれば、突条6が取付穴Hの内周面に対してひっかかるため、容易にはホルダ2が外れないようになっている。なお、突条6は、1本または複数本いずれの場合でも前記作用を奏することができる。 【0017】本実施の形態では、ホルダの係合部として、楔形断面を呈する突条を例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の係合部の例として、前記ホルダ2の外側面において、扉Dの取付穴Hを出る方向に向く爪のようなものを適宜の本数だけ設けたものであってもよい。 【0018】さらに、ホルダ2の内側面には、前記引き手本体1の一対の溝5に嵌合するための一対の突条7が形成されている。突条7は、前記溝5に対して相補的な半円形断面形状を呈している。 【0019】図1〜2に示される引き手においては、引き手本体1の溝5およびホルダ2の突条7が半円形断面形状を呈しているため、嵌合しやすく、しかも破損しにくいという利点を有している。なお、これらの嵌合部の他の例として、前記膨出部1aを楔形状になるように成形することにより、たとえば、図3に示されるような溝8および突条9が楔形断面形状を呈するものでもよく、この場合、より強固に引き手本体1をホルダ2に嵌合させることができる。 【0020】なお、本実施の形態では、前記引き手本体外周部の凹部と前記ホルダ内側面の凸部との組合せの例として、溝と突条との組合せを例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、穴と突起との組合せであってもよい。かかる突起により、前記膨出部と同様に指がひっかりやすくなるため、操作性が非常によくなり、扉の押し引きが確実となる。 【0021】図1〜2に示される引き手を扉Dに取り付ける場合、まず、扉Dの取付穴H内部にホルダ2を挿入すれば、突条6が前記取付穴Hの内周面に係合するため、ホルダ2は取付穴H内部に固着される。ついで、ホルダ2に引き手本体1を挿入して引き手本体1の溝5にホルダ2の内側面の突条7を嵌合させることにより、引き手本体1がホルダ2から外れなくなる。したがって、ネジまたは釘を用いずに容易に引き手を取り付けることができる。 【0022】なお、これまでの説明では、ホルダを扉の取付穴内部に固着させる手段として、ホルダの外側面に設けられた係合部を例にあげて説明したが、これに限定されるものではなく、係合部を設ける代わりに、接着剤を用いてホルダを前記扉の取付穴内部に接着させてもよい。 【0023】 【発明の効果】本発明によれば、膨出部または突起に指がひっかりやすくなるため、操作性が非常によくなり、扉の押し引きが確実となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000153867 【氏名又は名称】株式会社八木
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| 【出願日】 |
平成8年7月11日(1996.7.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100065226 【弁理士】 【氏名又は名称】朝日奈 宗太 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−227207(P2001−227207A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月24日(2001.8.24) |
| 【出願番号】 |
特願2001−58722(P2001−58722) |
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