| 【発明の名称】 |
マグネット式二輪車用錠 |
| 【発明者】 |
【氏名】南 完治
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| 【要約】 |
【課題】ロックピン嵌挿穴やマグネットの極性を適宜選択することにより、多数の組合わせができるマグネット式自転車用錠の提供。
【解決手段】複数の環状に配列したロックピン挿入穴を形成し、ロックピン6をばね7を介して挿入してなるロックボディ3と、このロックボディに対し回動可能に対設し、ロックピン嵌挿穴に対応する位置にロックピン嵌挿穴の口径より大径のマグネット5を嵌挿してなるスピンドル2とを本体ケース1内に配設するとともに、スピンドルの軸端にロックカム4を固定し、キーKに埋設したマグネットMとの反発作用により、ばねの付勢力に抗してロックピンをロックボディのロックピン嵌挿穴内に押し込むようにマグネット5を移動させ、スピンドルとの係止を解除する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数のロックピン嵌挿穴を環状に配列するように形成し、各ロックピン嵌挿穴のうち任意に選択した複数のロックピン嵌挿穴に、ばねを介してロックピンを嵌挿してなるロックボディと、該ロックボディに対して回動可能に対設し、かつロックピンを嵌挿したロックピン嵌挿穴に対応する位置に、マグネット嵌挿穴を形成し、該マグネット嵌挿穴にロックピン嵌挿穴の口径よりも大径のマグネットを嵌挿してなるスピンドルとを本体ケース内に配設するとともに、前記スピンドルの軸端にロックカムを固定し、キーに埋設したマグネットとの反発作用により、スピンドルのマグネット嵌挿穴に嵌挿したマグネットを移動させて、ばねの付勢力に抗してロックピンをロックボディのロックピン嵌挿穴内に押し込んで、スピンドルとの係止を解くようにしたことを特徴とするマグネット式二輪車用錠。 【請求項2】 マグネット嵌挿穴を多角形形状に形成し、該マグネット嵌挿穴に円柱状のマグネットを嵌挿したことを特徴とする請求項1記載のマグネット式二輪車用錠。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、自転車やバイク等の二輪車に適したマグネット式二輪車用錠に関し、特に、簡単な機構にもかかわらず、ロックピンを嵌挿するロックピン嵌挿穴やマグネットの極性を適宜選択することにより、多数の組み合わせを実現することができるマグネット式二輪車用錠に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、自転車やバイク等の二輪車の錠は、自転車のフレームに錠全体を固定し、施錠時円弧形又はロック桿を突設させ、リムのスポーク間に挿入し、車輪の回転を阻止するようにしたものが汎用されている。そして、錠本体には、シリンダ錠や番号合わせ錠等を用いている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の二輪車用錠では、施錠や解錠を行う錠本体に、シリンダ錠や番号合わせ錠等を用いることから、同一種の錠で、キーや合わせ番号の異なるものを製作するにも限度があり、また、キーや合わせ番号の異なる錠は、それぞれ構造を異にして製作する必要があるので、制作費が高くなるという問題があった。 【0004】本発明は、従来の二輪車用等の錠が有する問題点に鑑み、簡単な機構にもかかわらず、ロックピンを嵌挿するロックピン嵌挿穴やマグネットの極性を適宜選択することにより、多数の組み合わせを実現することができるマグネット式二輪車用錠を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明のマグネット式二輪車用錠は、複数のロックピン嵌挿穴を環状に配列するように形成し、各ロックピン嵌挿穴のうち任意に選択した複数のロックピン嵌挿穴に、ばねを介してロックピンを嵌挿してなるロックボディと、該ロックボディに対して回動可能に対設し、かつロックピンを嵌挿したロックピン嵌挿穴に対応する位置に、マグネット嵌挿穴を形成し、該マグネット嵌挿穴にロックピン嵌挿穴の口径よりも大径のマグネットを嵌挿してなるスピンドルとを本体ケース内に配設するとともに、前記スピンドルの軸端にロックカムを固定し、キーに埋設したマグネットとの反発作用により、スピンドルのマグネット嵌挿穴に嵌挿したマグネットを移動させて、ばねの付勢力に抗してロックピンをロックボディのロックピン嵌挿穴内に押し込んで、スピンドルとの係止を解くようにしたことを特徴とする。 【0006】このマグネット式二輪車用錠は、ロックボディのロックピンがばねにより、スピンドルのマグネット嵌挿穴に突出することにより、ロックピンがスピンドルと係止し、ロックボディとスピンドル相互の回転が阻止されて施錠される。一方、開錠時は、キーに埋設したマグネットとの反発作用により、スピンドルのマグネットをロックピン側に移動させ、ばねの付勢力に抗してロックピンをロックボディのロックピン嵌挿穴内に押し込み、ロックピンとスピンドルとの係止を解くようにする。この場合、ロックピンを嵌挿するロックピン嵌挿穴やマグネットの極性を適宜選択することにより、多数の組み合わせを実現することが可能となり、かつ正規のキー以外ではシリンダ錠の如く不正に解錠できず、防犯効果が向上するものとなる。また、マグネット径をロックピン嵌挿穴の径よりも大きくしているので、解錠時にスピンドルのマグネットを反発させてロックピンを押し込んだ際に、マグネットがロックピン嵌挿穴に嵌入することなく、ロックボディとの摺接面で止まることができ、これにより、マグネットやロックピンの無用の噛み込みを防止して、キー操作による安定したスピンドルの回転及び解錠操作を行うことができる。そして、施錠時には、磁石ではなく、ロックピンをスピンドルに係止させることから、このロックピンを頑丈な金属等で形成することにより、錠の耐久性を大きく向上させることができる。 【0007】この場合において、マグネット嵌挿穴を多角形形状に形成し、該マグネット嵌挿穴に円柱状のマグネットを嵌挿させることができる。 【0008】これにより、マグネットのマグネット嵌挿穴との接触面積を減じ、マグネットの移動動作を円滑にすることができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明のマグネット式二輪車用錠の実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0010】図1〜図8に、本発明のマグネット式二輪車用錠の第1実施例を示す。本実施例のマグネット式二輪車用錠は、複数のロックピン嵌挿穴31を環状に配列するように形成し、各ロックピン嵌挿穴31のうち任意に選択した複数のロックピン嵌挿穴31に、ばね7を介してロックピン6を嵌挿してなるロックボディ3と、このロックボディ3に対して回動可能に対設し、かつロックピン6を嵌挿したロックピン嵌挿穴31に対応する位置に、マグネット嵌挿穴22を形成し、マグネット嵌挿穴22にロックピン嵌挿穴31の口径よりも大径のマグネット5を嵌挿してなるスピンドル2とを、錠の本体ケース1内に配設している。そして、スピンドル2の軸端にロックカム4を固定し、キーKに埋設したマグネットMとの反発作用により、スピンドル2のマグネット嵌挿穴22に嵌挿したマグネット5を移動させて、ばね7の付勢力に抗してロックピン6をロックボディ3のロックピン嵌挿穴31内に押し込んで、スピンドル2との係止を解くようにしている。 【0011】本体ケース1は、図3に示すように筒状体で、その一端のキー差し込み穴側内周面に一部を切り欠いてキーの差し込み方向を規制するための1又は2の切り欠き11a,11aを形成した鍔11を一体に形成し、内周面の軸心方向に沿って溝13a,13bを互いに対向する位置に刻設し、この溝13a,13bとほぼ90度周回方向に位置をずらしてロックボディ係止用の係止穴14,15,16,17を穿設し、この軸心方向に隣接する2つの係止穴14,16の両外側に沿って長溝18,18を形成して構成する。なお、内周面の軸心方向に沿い、かつ対向するように形成される2つの溝13aと13bは、図示のように一方、例えば、溝13aを長く、溝13bを短くして、この溝を利用して廻り止め状にして嵌挿するロックボディの挿入方向の位置決めを簡単に行うもので、この2つの溝13a,13bとも同じ長さのものとすることもできる。 【0012】また、スピンドル2は、図1〜図2及び図4に示すように、本体ケース1内に嵌挿される外径を備えた円盤状のスピンドル本体20の片側面中央部に軸部21を突設している。また、スピンドル本体20の外周部には、ロックボディ3の切り欠き36に嵌挿され、ロックボディ3に対し、設定された角度の範囲内でスピンドル2の回転を許容する係止突起23を突設している。軸部21を形成する側の側面には、軸部の外周を取り囲む同一軸心径に沿って環状に一定間隔、即ち一定角度毎に定めた位置、例えば、図示の実施例では、72度毎で、そのうち任意の位置に、複数のマグネット嵌挿穴22(図示の実施例では任意の3カ所の窪みとした)を穿設している。また、軸部21と反対側には、キー当接面28を、正規のキーの当接面の凹凸と一致した時のみ密に添うようにして形成し、その外周にはキーの位置決め突起と一致するように、前記本体ケースの鍔に形成した切り欠きと一致するように、切り欠き部25a,25bを切り欠いて形成した周壁部24を形成して構成する。 【0013】なお、マグネット嵌挿穴22は、円形、あるいは図示のように多角形でもよく、各マグネット嵌挿穴22内には、この穴の軸心方向に摺動可能にして穴の深さよりも短いマグネット5を嵌挿して、マグネット5がマグネット嵌挿穴22内にてその長手方向に移動できる状態とし、また軸部21の先端には、ロックカム4が廻り止め状にして嵌合係止できるように円柱状軸部21の周面の一部を平坦になるように刻設して係止部21aを形成する。マグネット嵌挿穴22内に嵌挿するマグネット5は、キー当接面28側が全て同じ極性となるようにすることも、あるいは異極性とすることもでき、これは正規のキーKに埋設する複数個のマグネットMの1つずつと極性が反発するようにして設定するものである。これにより、軸部21の外周を取り囲むように、環状に定間隔に定めた位置にマグネット嵌挿穴22を穿設するか、また、マグネット嵌挿穴22に嵌挿するマグネットの極性を定めるかによって、幾通りもの組み合わせにより、複数種の錠を構成することができ、さらにはマグネット嵌挿穴22の穿設位置を異にしたスピンドルとの交換により簡単に錠の組み替えが行えるものとなる。なお、マグネット嵌挿穴22を多角形形状に形成し、マグネット嵌挿穴22に円柱状のマグネット5を嵌挿させることにより、マグネット5のマグネット嵌挿穴22との接触面積を減じ、マグネット5の移動動作を円滑にすることができる。 【0014】一方、ロックボディ3は、図1〜図2及び図5に示すように、本体ケース1内に嵌挿されるように円盤状の本体を有し、この本体30の外周面の対向位置に、その軸心方向に沿って長さの異なる2つの係止突片33a,33bと、係止穴14と係止される1つの係止爪34とを突設し、かつ係止爪34と対向する外周面には係止穴35を穿穴している。また、軸心部には前記スピンドル2の軸部21を貫通する軸孔32を穿穴し、かつ、軸孔32の外周部に、スピンドル本体20に形成したマグネット嵌挿穴22と同様に、軸孔32の外周を取り囲む同一軸心径の円周線(スピンドル本体20の同一軸心径の円周線と同じ)に沿って環状に定間隔、即ち一定角度毎に定めた位置、例えば、図示の実施例では、72度毎に計5つのロックピン嵌挿穴31を穿穴して構成する。なお、この場合、ロックピン嵌挿穴31の穿穴数は、図示のものに限定されることなく、軸孔32の外周を囲む環状の円形線の径がスピンドル側と一致し、かつロックピン嵌挿穴31の設定角度と、マグネット嵌挿穴22の設定角度とが互いに等角度となっていれば任意に設定することができる。また、この係止突片33a,33bは、本体ケース1の溝13a,13bに嵌合係止されるようにして定め、ロックピン嵌挿穴31の底部には、使用時にこの穴内に侵入する雨水等を外部に排出するための小さな透穴31aを穿穴する。 【0015】ロックピン嵌挿穴31のうち、任意のロックピン嵌挿穴31内には、図1〜図2に示すように、ロックピン嵌挿穴31の深さよりも短く、かつ完全にこの穴内に押し込め可能としたロックピン6を嵌挿する。このロックピン6は、ロックピン嵌挿穴31内に、例えば、コイルばね等のばね7を嵌挿し、ばね7の押圧力を受けてロックピン6の先端面が、ロックピン嵌挿穴31内より常に突出するようにする。この場合、ロックピンの後端側をコイルばね7の内部に挿通できるように細い軸部を段付に形成することができる。この複数個穿穴したロックピン嵌挿穴31のうち、ロックピン6を嵌挿する位置は、前記スピンドル2に形成したマグネット嵌挿穴22の位置と同一軸心上で一致するようにして定める。また、ロックピン6の頭部は、図1〜図2に示すように、半円球形、その他のスピンドルの当接面と当接して摺動する際、円滑に摺動できるような形状とする。 【0016】これにより、ロックピン嵌挿穴31内にばね圧下に嵌挿されたロックピン6と、このロックピン6と対向し、スピンドル2内に摺動可能に嵌挿されたマグネット5とが同一軸心上となって一致したとき、図1〜図2に示すように、ばね圧にて押し出されれるロックピン6にて、マグネット5をマグネット嵌挿穴22の底部側に押圧するようにして、ロックピン6はスピンドル2側のマグネット嵌挿穴22内に嵌挿し、ロックピン6にて係止されてスピンドル2とロックボディ3とが一体となって回転が不可能となる。なお、このスピンドル2とロックボディ3との接触面は、ばね圧にて突出するロックピン6にて嵌合係止されていないとき、ロックボディ3に対しスピンドル2が円滑に摺動回転するように互いに平滑面とし、ばね圧にて突出せんとするするロックピン6の頭部が、スピンドル2側の平滑な側面に接触して摺動移動できるようにする。 【0017】ロックカム4は、図1〜図2及び図6に示すように、ロックカム4の本体部40の軸心部にスピンドル2の軸部先端の係止部21aを嵌合係止できるように、係止部21aの断面形状と同じ形状の係止穴41を穿穴し、片側面中央部に係止穴41を囲むようにして突出したボス部43を、反対側側面にはカム片42を突設し、図示していない錠の固定側等にロックカム4の回転動作にて掛止、すなわち、施錠あるいは解錠するようにする。 【0018】キーKは、図7に示すように、手指でもって旋回できるようにした羽根状の摘み部K1を有するキー本体K0は、本体ケース1のキー穴に挿入するできる大きさの短円柱形で、キー本体K0の外周部に、本体ケース1の切欠き部11aにより方向位置を定めて挿入可能とする突起K2を形成し、さらにキー本体K0内にマグネットMを埋設する。このマグネットMの埋設位置は、スピンドルのマグネット嵌挿穴22内に挿入したマグネット5の配置位置と一致するようにし、環状位置に配置し、かつ極性はマグネット5とそれぞれ反発し合うようにしたものとする。また、キー本体K0のスピンドル2のキー当接面と接触する面は、このスピンドル2のキー挿入穴のキー当接面28と同じように凹凸にしている。これによりキー本体をキー穴内、即ち本体ケース1内に挿入したとき、スピンドル2のキー挿入穴のキー当接面28と密に接するようにするとともに、マグネットMとマグネット5の位置は完全に一致するものとする。したがって、このマグネットMは、キー本体K0内にスピンドル2に挿入したマグネット5の配設位置と同じ径を有する同一軸心径の円環状の円周線上に配置される。 【0019】ところで、上記部品を用いて二輪車用錠を組み立てるには、本体ケース1内に、マグネット嵌挿穴22内にそれぞれマグネット5を嵌挿したスピンドル2を挿入し、次に、ばね圧下にロックピン6をロックピン嵌挿穴31内に嵌挿したロックボディ3を本体ケース1内に挿入する。このとき、ロックボディの係止突片33a,33bは、本体ケース1の溝13a,13bに嵌合係止されるようにし、またスピンドルの軸部21をロックボディ3の軸孔32内を貫通するようにし、かつ係止爪34が係止穴14と係止されるようにするとともに、本体ケースの15から止めピンを挿入してロックボディの35に嵌合して掛止する。これにより、ロックボディ3は本体ケースに固定されるも、スピンドルは、ロックボディの外周面に形成された円弧形の切り欠き36の円周方向の長さだけ、即ち円弧形の切り欠き36の端部に係止突起23が当接するまでの角度を許容された回転角度とされ、また、スピンドル2の軸部端にロックカム4を固定して一体に構成される。 【0020】次に、本発明の作用について説明する。図1は施錠された状態を示す。この施錠状態から解錠するには、図2及び図7に示すキーKを本体ケース1のキー穴に挿入する。この場合、キー挿入方向は切り欠き11aにて定められ、マグネットMの配置数とその位置及び極性が、スピンドル側のマグネット5と一致したものを正規のキーKとする。この正規のキーKを本体ケースのキー穴に挿入すると、図2に示すように、キーKの先端とスピンドル2のキー当接面28とが密に接触する。これにより、キーK側のマグネットMと一致するスピンドル側のマグネット5は互いに反発して、スピンドル2側のマグネット5がマグネット嵌挿穴22より押し出されるようになり、スピンドル2と当接したロックボディ3の当接面に押圧されるようなる。この場合、マグネット5の径がロックピン嵌挿穴31の径よりも大となっているので、マグネット5はこれ以上突出することはなく、またこのマグネット5とばね圧にて当接していたロックピン6は、ばね圧に抗してロックピン嵌挿穴31内に完全に押し込められるようになり、ロックピン6の先端面は、スピンドルとの係止を解除されるとともに、スピンドルの当接面に接触する。 【0021】この状態で、キーKを回転させると、キーKと共にスピンドル2も本体ケース1に固定されたロックボディ3に対して、ロックボディ3の円周方向に形成された切り欠き36の端部に、スピンドル2側の係止突起23が当接するまでの角度を回転して停止する。このスピンドル2はロックカム4も固定されているので、ロックカム4も共に回転して、カム片42による施錠を解除するものとなる。 【0022】また逆に、施錠する際には、カム片42が自動的に係止するなどして、従来の二輪車用錠と同じようにキーKを用いなくても施錠することができる。 【0023】このようにして、図8に示すように、ロックピン6を挿入するロックピン嵌挿穴31及びマグネット5を挿入するマグネット嵌挿穴22の位置の組み合わせを変えることにより、幾通りもの組み合わせを作ることができる。図示の場合は、ロックボディ3側に円周方向に72度ずつ環状にロックピン嵌挿穴31を形成し、スピンドル2側に同じ角度で1又は2のマグネットを嵌挿した場合を示し、これにより組み合わせは48通りのものが形成できるが、ロックピンを挿入する位置と、これにあわせたスピンドル側のマグネット嵌挿位置とを一致させながらその角度を変えることにより、組み合わせ数はこれにより変わるものである。なお、図中、マグネット嵌挿穴22のうち、黒く塗りつぶした部分にマグネット5が嵌挿されている。 【0024】また、図9〜図11に、本発明のマグネット式二輪車用錠の第2実施例を示す。この実施例は、本体ケース1を二輪車の本体フレーム等(図示省略)に固定するとき、その固定方法が異なるようにしたものであり、係止穴16の代わりに細長い溝16aを形成したもの、またスピンドル2の係止片27の形状が異なるもの、ロックカム4のカム片42の形状が異なるものをそれぞれ示したが、その他の基本的構成及び作用効果は、第1実施例のマグネット式二輪車用錠と同じである。 【0025】以上、本発明のマグネット式二輪車用錠について、2つの実施例に基づいて説明したが、本発明は、上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。 【0026】そして、本発明のマグネット式二輪車用錠は、リムのスポーク間に挿入し、車輪の回転を阻止するようにした、例えば、馬蹄型錠のほか、二輪車のハンドルを固定する形式の錠など、各種形式の二輪車用錠に広く適用できるものである。 【0027】 【発明の効果】本発明のマグネット式二輪車用錠によれば、ロックボディのロックピンがばねにより、スピンドルのマグネット嵌挿穴に突出することにより、ロックピンがスピンドルと係止し、ロックボディとスピンドル相互の回転が阻止されて施錠する一方、開錠時は、キーに埋設したマグネットとの反発作用により、スピンドルのマグネットをロックピン側に移動させ、ばねの付勢力に抗してロックピンをロックボディのロックピン嵌挿穴内に押し込み、ロックピンとスピンドルとの係止を解くことができる。そして、ロックピンを嵌挿するロックピン嵌挿穴やマグネットの極性を適宜選択することにより、多数の組み合わせを実現することが可能となり、かつ正規のキー以外ではシリンダ錠の如く不正に解錠できず、防犯効果が向上するものとなる。また、マグネット径をロックピン嵌挿穴の径よりも大きくしているので、解錠時にスピンドルのマグネットを反発させてロックピンを押し込んだ際に、マグネットがロックピン嵌挿穴に嵌入することなく、ロックボディとの摺接面で止まることができ、これにより、マグネットやロックピンの無用の噛み込みを防止して、キー操作による安定したスピンドルの回転及び解錠操作を行うことができ、さらに、施錠時には、磁石ではなく、ロックピンをスピンドルに係止させることから、このロックピンを頑丈な金属等で形成することにより、錠の耐久性を大きく向上させることができる。 【0028】また、マグネット嵌挿穴を多角形形状に形成し、マグネット嵌挿穴に円柱状のマグネットを嵌挿させることにより、マグネットのマグネット嵌挿穴との接触面積を減じ、マグネットの移動動作を円滑にすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000205476 【氏名又は名称】大阪金具株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年12月28日(1999.12.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100102211 【弁理士】 【氏名又は名称】森 治 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−182411(P2001−182411A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月6日(2001.7.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−372046 |
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