トップ :: E 固定構造物 :: E05 錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫




【発明の名称】 車両用ドア開閉装置
【発明者】 【氏名】大江 剛司

【氏名】山内 伸浩

【要約】 【課題】レバーユニット及びインサイドハンドルユニットのモジュール化を提供すること。

【解決手段】車両ドアのドアインナパネルに固定されたベースユニット9と、ベースユニット9に揺動自在に支持された室内側開操作部材61と、ベースユニット9に回動自在に支持され室内側開操作部材61及び車両ドアを車両ボデーに対して閉状態で保持するラッチユニット3に連係されたオープンレバー43とを有し、インサイドハンドルユニット6にレバーユニット4を支持した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車両ドアを車両ボデーに対して閉状態で保持するラッチユニットに連係され前記ラッチユニットを作動させるレバーユニットと、該レバーユニットに連係され前記レバーユニットを作動させるインサイドハンドルユニットとを有する車両用ドア開閉装置において、前記インサイドハンドルユニットに前記レバーユニットを支持したことを特徴とする、車両用ドア開閉装置。
【請求項2】 前記レバーユニットは、前記車両ドアのドアインナパネルの室内側の面に配置され室内トリムにより覆われると共に前記インサイドハンドルユニットは、前記室内トリムに形成された車両ドアの閉方向縁部開口に配置される、請求項1記載の車両用ドア開閉装置。
【請求項3】 車両ドアのドアインナパネルに固定されたベースユニットと、該ベースユニットに揺動自在に支持された室内側開操作部材と、前記ベースユニットに回動自在に支持され前記室内側開操作部材及び前記車両ドアを車両ボデーに対して閉状態で保持するラッチユニットに連係されたオープンレバーとを有する車両用ドア開閉装置。
【請求項4】 前記ベースユニットを、車両ドアのドアインナパネルに固定され前記オープンレバーを回動自在に支持するベースブラケットと、該ベースブラケットに固定され前記室内側開操作部材を揺動自在に支持するハンドルベースとを有して構成した、請求項3記載の車両用ドア開閉装置。
【請求項5】 前記ベースユニット又は前記ベースブラケットに回動自在に支持され前記ラッチユニットと前記オープンレバーとの連係を係脱するロッキングレバーと、該ロッキングレバーに連係され前記ベースユニット又は前記ハンドルベースに可動自在に支持された室内側施錠操作部材とを有する、請求項3、4記載の車両用ドア開閉装置。
【請求項6】 前記ベースユニット又は前記ベースブラケットに回動自在に支持され前記ラッチユニットに連係されたリフトレバーと、該リフトレバーに摺動自在に支持され前記ロッキングレバーに連結されると共に前記オープンレバーと係脱自在なスライドブッシュを有する、請求項5記載の車両用ドア開閉装置。
【請求項7】 前記リフトレバー及び前記オープンレバーを回動自在に支持する同軸シャフトと、前記ロッキングレバーに形成され前記同軸シャフトを中心とした円弧状長穴と、前記スライドブッシュに形成され前記円弧状長穴に挿通される連結ピン部とを有する、請求項6記載の車両用ドア開閉装置。
【請求項8】 前記ベースユニット又は前記ベースブラケットに支持され前記ロッキングレバーに連結され且つ前記室内側施錠操作部材に連結された出力レバーを備えたロッキングアクチュエータを有する、請求項5記載の車両用ドア開閉装置。
【請求項9】 前記ベースユニット又は前記ベースブラケットは、前記ドアインナパネルの室内側の面に固定される、請求項3、4記載の車両用ドア開閉装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用スライドドア等の車両用ドア開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用ドア開閉装置としては、特開平10−24737号公報に示されるものが知られている。これは、ラッチユニット、レバーユニット及びインサイドハンドルユニットをそれぞれ独立して車両ドアに配置し、各々をロッドで連係させた車両用ドア開閉装置である。
【0003】この車両ドア開閉装置のレバーユニットは、ラッチユニット及び室内側開操作部材にロッドを介して連係されたオープンレバーを備えており、室内側操作部材を操作することでオープンレバーを回動させ、ラッチユニットを作動させている。
【0004】この車両ドア開閉装置のオープンレバーは、室内側開操作部材を支持するベースとは別個の独立したレバーユニットを車両ドアのドアパネルに支持するベースブラケットに回動自在に支持されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来装置であると、レバーユニット及びインサイドハンドルユニットがそれぞれ独立して車両ドアに配置されているため、車両ドア内に両者を繋ぐロッドを配索しなければならず、車両ドアに対する組み付け作業が煩雑なものとなるばかりでなく、ウインドガラスが昇降する車両ドアにおいては、その配索自体が困難なものとなる恐れがある。
【0006】故に、本発明は、レバーユニット及びインサイドハンドルユニットのモジュール化を提供することを、その技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決するために本発明おいて講じた技術的手段は、基本的には、インサイドハンドルユニットにレバーユニットを支持した、ことである。
【0008】より具体的な技術的手段は、ドアのドアインナパネルに固定されたベースユニットと、該ベースユニットに揺動自在に支持された室内側開操作部材と、前記ベースユニットに回動自在に支持され前記室内側開操作部材及び前記車両ドアを車両ボデーに対して閉状態で保持するラッチユニットに連係されたオープンレバーとを有した、ことである。
【0009】この技術的手段によれば、ベースユニットにより室内側開操作部材とオープンレバーが支持され、インサイドハンドルユニットとレバーユニットとが一体化される。よって、車両ドア内にインサイドハンドルユニットとレバーユニットとを連係するロッド、ワイヤ、ケーブル等の配索が不要とし得る。
【0010】より好ましくは、前記ベースユニットを、車両ドアのドアインナパネルに固定され前記オープンレバーを回動自在に支持するベースブラケットと、該ベースブラケットに固定され前記室内側開操作部材を揺動自在に支持するハンドルベースとを有して構成する、と良い。
【0011】より好ましくは、前記ベースユニット又は前記ベースブラケットに回動自在に支持され前記ラッチユニットと前記オープンレバーとの連係を係脱するロッキングレバーと、該ロッキングレバーに連係され前記ベースユニット又は前記ハンドルベースに可動自在に支持された室内側施錠操作部材とを有する、と良い。
【0012】より好ましくは、前記ベースユニット又は前記ベースブラケットに回動自在に支持され前記ラッチユニットに連係されたリフトレバーと、該リフトレバーに摺動自在に支持され前記ロッキングレバーに連結されると共に前記オープンレバーと係脱自在なスライドブッシュを有する、と良い。
【0013】より好ましくは、前記リフトレバー及び前記オープンレバーを回動自在に支持する同軸シャフトと、前記ロッキングレバーに形成され前記同軸シャフトを中心とした円弧状長穴と、前記スライドブッシュに形成され前記円弧状長穴に挿通される連結ピン部とを有する、と良い。
【0014】より好ましくは、前記ベースユニット又は前記ベースブラケットに支持され前記ロッキングレバーに連結され且つ前記室内側施錠操作部材に連結された出力レバーを備えたロッキングアクチュエータとを有する、と良い。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に示されるように、車両のスライドドア1には、スライドドア1を車両ボデー2に対して閉状態で保持する前後一対のラッチユニット3、ラッチユニット3を作動させるリモートコントロールユニット4、リモートコントロールユニット4を作動させるインサイドハンドルユニット6及びアウトサイドハンドルユニット7、スライドドア1を車両ボデーに対して開状態で保持する全開ロックユニット10が配設されている。尚、ラッチユニット3は、車両ボデー2のストライカと係脱する回転自在なラッチ及びラッチと係合してラッチの回転を規制する回転自在なポールを備えた周知の構造であり、又、アウトサイドハンドルユニット7は、ハンドルベースに揺動自在に支持されたアウトサイドハンドルを備えた周知の構造あり、更に、全開ロックユニット10は、車両ボデーの係合ピンと係脱する回転自在なフックを備えた周知の構造であって、その詳しい説明は、省略する。
【0016】リモートコントロールユニット4と前後一対のラッチユニット3、アウトサイドハンドルユニット7とリモートコントロールユニット4、全開ロックユニット10とリモートコントロールユニット4とは、それぞれ、スライドドア1に配索されたケーブルやロッドにより連係されており、インサイドハンドルユニット6とリモートコントロールユニット4とは、一体化されてドア開閉装置8を構成している。
【0017】図2及び図3に示されるように、ドア開閉装置8は、スライドドア1のドアインナパネル11の室内側の面に支持されている。ドア開閉装置8のリモートコントロールユニット4は、ドアインナパネル11に取り付けられた室内トリム12により覆われており、ドア開閉装置8のインサイドハンドルユニット6は、室内トリム12に形成されたスライドドア1の閉方向縁部開口に配置されている。
【0018】リモートコントロールユニット4は、ベースブラケット91、リフトレバー41、インサイドレバー42、オープンレバー43、ロッキングレバー44、チャイルドロックレバー45、全開ロックレバー46を有して構成されている。又、インサイドハンドルユニット6は、ハンドルベース92、インサイドハンドル61、ロックノブ62、全開ロックハンドル63を有して構成されている。
【0019】図4に示されるように、ベースブラケット91は、金属製の板材よりなり、ドアインナパネル11にボルト等で締結固定されている。ハンドルベース92は、合成樹脂製であって、ボルト等でベースブラケット91に締結固定されている。このベースブラケット91及びハンドルベース92によりドア開閉装置8をドアインナパネル11に支持するベースユニット9を構成している。尚、ベースユニット9は、ベースブラケット91及びハンドルベース92を金属又は合成樹脂で単体で一体化した構成としても良い。
【0020】ベースブラケット91には、同軸シャフト93がかしめにより立設されている。この同軸シャフト93には、リフトレバー41、インサイドレバー42、オープンレバー43、全開ロックレバー46が回動自在に支持されている。
【0021】リフトレバー41は、その長手方向略中央部位で同軸シャフト93に回動自在に支持されており、その両端でケーブル41bを介してラッチユニット3に連係されている。このリフトレバー41には、同軸シャフト93の径方向に延びる長穴41aが形成されており、この長穴41aには、スライドブッシュ47が長穴41aに沿って摺動自在に支持されている。
【0022】オープンレバー43は、その一端で同軸シャフト93に回動自在に支持されており、その他端でケーブル43eを介してアウトサイドハンドルユニット7のアウトサイドハンドルに連結されている。これにより、オープンレバー43の回動は、アウトサイドハンドルを揺動操作してロッドを押し引きすることで成される。
【0023】このオープンレバー43には、同軸シャフト91を中心とした円弧状の長穴43a及び長穴43aから連続し径方向に延びる凹部43bが形成されている。スライドブッシュ47には、係脱ピン部47aが一体に形成されており、この係脱ピン47aは、長穴43a内に摺動可能且つ凹部43b内に係脱自在に挿通されている。又、オープンレバー43には、脚部43cが延在形成されている。
【0024】インサイドレバー42は、略L字状を呈しており、そのコーナ部位で同軸シャフト93に回動自在に支持されており、一端でロッド61aを介してインサイドハンドル61に連結されている。このインサイドレバー61の他端には、スライドブッシュ48が同軸シャフト93の径方向に摺動自在に支持されている。スライドブッシュ48には、脚部43cと係脱自在な係脱ピン部48aが一体に形成されている。
【0025】ロッキングレバー44は、ベースブラケット91にスナップ係合により回動自在に支持されている。このロッキングレバー44には、同軸シャフト93を中心とした円弧状長穴44aが形成されている。スライドブッシュ47には、係脱ピン部47aとは反対側に延びる連結ピン部47bが一体に形成されており、この連結ピン部47bは、円弧状長穴44aに挿通されている。このような構成において、ロッキングレバー44を回動させることで、円弧状長穴44aの壁部で連結ピン部47bを押し、スライドブッシュ47を長穴41aに沿って摺動させ、これにより、係脱ピン部47aを凹部43bと係脱させてリフトレバー41とオープンレバー43つまりラッチユニット3とオープンレバー43(リモートコントロールユニット4)との連係を係脱し、スライドドア1の解錠状態及び施錠状態(インサイドハンドルユニット6及びアウトサイドハンドルユニット7を操作してもラッチユニット3が作動しない)を作り出している。
【0026】図5に示されるように、チャイルドロックレバー45は、ハンドルベース92にスナップ係合により回動自在に支持されている。このチャイルドロックレバー45には、操作部分45aとピン部45bが一体に形成されている。ベースブラケット91には、二股状の連結レバー49がスナップ係合により回動自在に支持されている。この連結レバー49の一方の脚部分には、長穴49aが形成されており、他方の腕部分には、同軸シャフト93を中心とした円弧状長穴49bが形成されている。ピン部45bは、長穴49aが挿通されており、これにより、チャイルドロックレバー45と連結レバー49とを連結している。スライドブッシュ48の係脱ピン部48aは、円弧状長穴49bに挿通されている。このような構成において、チャイルドロックレバー45を回動させることで、連結レバー49を回動させ、円弧状長穴49bの壁部で係脱ピン部48aを押し、スライドブッシュ48を摺動させ、これにより、係脱ピン部48aを脚部43cと係脱させてオープンレバー43とインサイドレバー42つまりオープンレバー43(リモートコントロールユニット4)とインサイドハンドルユニット6との連係を係脱し、チャイルドロック解除状態及びチャイルドロック状態(インサイドハンドルユニット6を操作してもラッチユニット3が作動しない)を作り出している。
【0027】インサイドハンドル61は、ピン61cによりハンドルベース92に揺動自在に支持されている。このインサイドハンドル61は、その腕部分61bでインサイドレバー42の一端にロッド61aを介して連結されている。これにより、インサイドレバー42の回動は、インサイドハンドル61を揺動操作してロッド61aを押し引きすることで成される。
【0028】ベースブラケット91には、ブラケット94によりロッキングアクチュエータ50が固定されている。このロッキングアクチュエータ50は、電動モータにより駆動し且つ初期位置復帰する周知の構造のものであって、その出力レバー51aは、一体に形成されたピン部51aによりロッキングレバー44に形成された長穴44bを介してロッキングレバー44に連結されている。
【0029】ロックノブ62は、ハンドルベース92にスライド自在に支持されている。このロックノブ62は、ロッド62aを介して出力レバー51aに連結されている。これにより、ロッキングレバー63の回動は、ロックノブ62をスライド操作してロッド62aを押し引きし、出力レバー51を揺動させること及びロッキングアクチュエータ50の駆動で出力レバー51を揺動させることで成される。尚、ロッキングアクチュエータ10を駆動した場合、その出力レバー51がロッド62aを介してロックノブ62に連結されているので、ロックノブ62も出力レバー50の揺動に応じてスライド操作される。
【0030】全開ロックレバー46は、その長手方向中央部位で同軸シャフト93に回動自在に支持されている。この全開ロックレバー46は、その一端でケーブル46dを介して全開ロックユニット10に連係されており、他端でロッド63aを介して全開ロックハンドル63に連結されている。
【0031】全開ロックハンドル63は、ピン63cによりハンドルベース92に揺動自在に支持されている。この全開ロックハンドル63は、その腕部分63bで前記ロックレバー46の他端にロッド63aを介して連結されている。これにより、全開ロックレバー46の回動は、前記ロックハンドル63を揺動操作してロッド63a押し引きすることで成される。
【0032】全開ロックレバー46の一端及び他端には、対の係合フランジ46a、46bが形成されている。係合フランジ46aは、インサイドレバー42に形成された係合フランジ42aと対向しており、インサイドハンドル61の操作でインサイドレバー42が回動した際に係合フランジ42aと係合フランジ46aとが係合して全開ロックレバー46が回動するようになっている。係合フランジ46bは、オープンレバー43に形成された係合フランジ43dと対向しており、アウトサイドハンドルユニット7のアウトサイドハンドルの操作でオープンレバー43が回動した際に係合フランジ43dと係合フランジ46aとが係合して全開ロックレバー46が回動するようになっている。このように、全開ロックレバー46は、オープンレバー43及びインサイドレバー42の回動つまりアウトサイドハンドルユニット7のアウトサイドハンドル及びインサイドハンドル61の操作で回動するようになっている。全開ロックハンドル63を操作して全開ロックレバー46を回動させた場合、係合フランジ46a、46bは、係合フランジ42a、43dから離れるので、オープンレバー43及びインサイドレバー42は回動せず、全開ロッドレバー46のみが単独で回動する。
【0033】同軸シャフト93回りには、一端が全開ロックレバー46に係止され且つ他端が同軸シャフト93に係止されたスプリング95が配設されており、全開ロックレバー46は、このスプリング95の付勢力を受けて係合フランジ46a,46bが係合フランジ43d、42aと係合する方向に常時付勢され、図7に示す初期位置に保持されている。オープンレバー43及びインサイドレバー42も係合フランジ46a、46bと係合フランジ43d、42aとの係合を介してスプリング95の付勢力を受け、図7に示す初期位置に保持されている。尚、この初期位置は、周知のように、インサイドハンドル61、全開ロックハンドル63、アウトサイドハンドルユニット7のアウトサイドハンドルのストッパで設定される。
【0034】ベースブラケット91には、スイッチ96が固定されている。このスイッチ96の接点は、全開ロックレバー63と接している。全開ロックレバー63は、インサイドハンドル61、全開ロックハンドル63、アウトサイドハンドルユニット7のアウトサイドハンドルの操作で回動するので、この一つのスイッチ96で例えば、パワースライドドア駆動装置の起動用スイッチを構成することができる。
【0035】ハンドルベース92には、インサイドハンドルユニット6を覆う図6に示すガーニッシュ97が固定されている。このガーニッシュ97は、図6に示されるように、スライドドア1の室内トリム12と略面一となるトリム面97aを備えており、このトリム面97aに第1、第2、第3開口部97a、97b、97cが形成されている。この第1、第2、第3開口部97a、97b、97cには、インサイドハンドル61、全開ロックハンドル63、ロックノブ62の操作部分が配置されており、インサイドハンドル61の操作方向は、スライドドア1の開動作方向と一致し、全開ロックハンドル63の操作方向は、スライドドア1の閉動作方向と一致している。又、トリム面97aとは直交する側面97dにも第4開口部97eが形成されており、この第4開口部97eには、チャイルドロックレバー45の操作部分45aが配置されている。操作部分45aが配置される第4開口部97eは、スライドドア1の閉方向端面に位置しており、スライドドア1が車両ボデー2に対して閉状態に際、車両ボデー2により閉塞され、これにより、チャイルドロックレバー45の操作が不可能とされる。
【0036】次に作動について説明する。
【0037】図7は、リモートコントロールユニット4の初期状態を示し、スライドブッシュ47は、凹部43bと係合した解錠状態で、スライドブッシュ48は、脚部43cと係合したチャイルドロック解除状態である。
【0038】スライドドア1を開動作させるべく、インサイドハンドル61を操作すると、インサイドレバー42が図7示時計方向に回動する。この時、係合フランジ42aが係合フランジ46bと係合して全開ロックレバー46をスプリング95の付勢力に抗して図7示時計方向に回動させる。インサイドレバー42の回動は、スライドブッシュ48を円弧状長穴49bに沿って図7示下方に移動させて脚部43cを押し、オープンレバー43を図7示時計に回動させ、オープンレバー43の回動は、スライドブッシュ47を円弧状長穴44aに沿って図7示左方に移動させてリフトレバー41を図7示時計方向に回動させる。これにより、ラッチユニット3が作動してスライドドア1が開動作する(図8示)。
【0039】スライドドア1を回動させるべく、アウトサイドハンドルユニット8のアウトサイドハンドルを操作すると、オープンレバー43が図7示時計方向に回動する。この時、係合フランジ42aが係合フランジ46bと係合して全開ロックレバー46をスプリング95の付勢力に抗して図7示時計方向に回動させる。オープンレバー43の回動は、スライドブッシュ47を円弧状長穴44aに沿って図7示左方に移動させてリフトレバー41を図7示時計方向に回動させる。これにより、ラッチユニット3が作動してスライドドア1が開動作する(図9示)。
【0040】スライドドア1を閉動作させるべく、全開ロックハンドル63又はアウトサイドハンドルユニット8のアウトサイドハンドルを操作すると、全開ロックレバー46がスプリング95の付勢力に抗して図7示時計方向に回動する。これにより、全開ロックユニット10が作動してスライドドア1が閉動作する(図10示)。
【0041】ロックノブ62を操作すると、出力レバー51を介してロッキングレバー63が図7示反時計方向に回動する。ロッキングレバー63の回動は、スライドブッシュ47を長穴41aに沿って図7示下方へ摺動させ、その係脱ピン部47aを凹部43bから係合解除させる(図11示)。これにより、スライドドア1が施錠状態となる。この時、インサイドハンドル61又はアウトサイドハンドルユニット8のアウトサイドハンドルを操作しても、オープンレバー43がリフトレバー41に対して空振りするだけでラッチユニット3は作動しない(図13示)。
【0042】チャイルドロックレバー45を操作すると、連結レバー49が図7示反時計方向に回動する。連結レバー49の回動は、スライドブッシュ48をインサイドレバー42に対して図7示左方へ摺動させ、その係脱ピン部48aを脚部43cから係合解除させる(図12示)。これにより、スライドドア1がチャイルドロック状態となる。この時、インサイドハンドル61を操作しても、インサイドレバー42がオープンレバー43に対して空振りするだけでラッチユニット3は作動しない(図14示)。アウトサイドハンドルユニット8のアウトサイドハンドルを操作した場合は、オープンレバー43が回動するので、スライドドア1が施錠状態にないかぎりラッチユニット3は作動する。
【0043】本実施の形態においては、ドア開閉装置8をインサイドハンドルユニット6及びリモートコントロールユニット4から構成して、スライドドア1用としたが、旋回ドアのドア開閉装置としても応用できる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、レバーユニットをインサイドハンドルユニットに取り付けて一体化したので、車両ドア内にインサイドハンドルユニットとレバーユニットとを連係するロッド、ワイヤ、ケーブル等の配索を不要とすることができ、車両ドアに対する組み付け作業の簡素化及び部品点数の削減を実現して大幅コストダウンを図ることができる。又、本発明によれば、レバーユニットをインサイドハンドルユニットに取り付けて一体化したので、レバーユニットをドアインナパネルの室内側の面に配置することができ、盗難防止性を向上させることができると共に防水性も向上させることができる。
【出願人】 【識別番号】000000011
【氏名又は名称】アイシン精機株式会社
【識別番号】000110321
【氏名又は名称】トヨタ車体株式会社
【出願日】 平成11年12月22日(1999.12.22)
【代理人】 【識別番号】100070518
【弁理士】
【氏名又は名称】桑原 英明
【公開番号】 特開2001−182402(P2001−182402A)
【公開日】 平成13年7月6日(2001.7.6)
【出願番号】 特願平11−365183