| 【発明の名称】 |
柱支持装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】井上 武
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 取付ベース1上の支持パイプ2と、この支持パイプ2に嵌合支持させる長柱3との嵌合部間の上下端部に、上部弾性体4と下部弾性体5を介在したことを特徴とする柱支持装置。 【請求項2】 前記下部弾性体5によって長柱3の下端縁6を支持したことを特徴とする請求項1に記載の柱支持装置。 【請求項3】 前記下端縁6を支持する下部弾性体5の支持面7を径方向へ傾斜させて形成したことを特徴とする請求項1、または2に記載の柱支持装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、長い柱を支持する柱支持装置に関するもので、道路や鉄道等の電柱や、標識等の支持柱に利用される。 【従来の技術】従来の電柱の取付には、路肩のコンクリート壁部に埋め込まれた埋込ボルトに、ゴム板状の弾性体を介在させて、電柱下端部に一体の取付ベースを重ね合わせて嵌合させ、これらの重合部をナットの螺合で締め付けて防振可能に固定させている。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】道路端に設けられる電柱等は、交通機関の通行によって特に常時繰り返しの振動や、搖動を長期間にわたって受けるもので、長期間の間に疲労してひび割れを生じたり、折損し易いものである。このため、電柱の固定は、単に防振ゴム等の弾性体を介在させて固定するだけの不安定な構成では耐久性を維持しがたいものである。 【0003】 【課題を解決するための手段】この発明は、このような課題を解決するため次のような技術的手段を講ずるものである。すなわち、請求項1に記載の発明は、取付ベース1上の支持パイプ2と、この支持パイプ2に嵌合支持させる長柱3との嵌合部間の上下端部に、上部弾性体4と下部弾性体5を介在したことを特徴とする柱支持装置の構成とする。請求項2に記載の発明は、前記下部弾性体5によって長柱3の下端縁6を支持したことを特徴とする柱支持装置の構成とする。請求項3に記載の発明は、前記下端縁6を支持する下部弾性体5の支持面7を径方向へ傾斜させて形成したことを特徴とする柱支持装置の構成とする。 【0004】 【発明の効果】このような構成によって次のような技術的効果を有する。すなわち、請求項1に記載の発明では、簡単な支持構成でありながら、長柱3を、支持パイプ2に嵌合させて、この支持パイプ2との嵌合部間の上下に配置される上部弾性体4と下部弾性体5とで弾性的に支持させるため、長柱3の支持が安定し、防振効果を維持して、疲労を少なくしてひび割れ等を無くし、折損ないし破損しがたい構成とすることができ、耐久性を増すことができる。 【0005】請求項2に記載の発明では、前記下部弾性体5が長柱3の下端縁6を支持するため、さらに長柱3の上下振動をも吸収して、防振効果をさらに高めることができる。請求項3に記載の発明では、前記長柱3の下部弾性体5の支持面7を径方向へ傾斜形成することによって、長柱3の支持パイプ2に対する芯合わせが簡単であり、長柱3の嵌合支持を容易に行わせて、水平方向と垂直方向との防振効果を受け易くすることができる。 【0006】 【発明の実施の形態】この発明は、道路や鉄道等に沿って設けられる電柱や標識柱の設置に利用される。下端に取付ベースを有した支持パイプと、下部をこの支持パイプに嵌合させて支持させる長柱とによって構成される柱の支持構成は、下部の支持構成を安定させることができる。この形態で長柱部の防振を図ってより安定な構成とするものである。そこで、これらの支持パイプと長柱との間の嵌合部間の上下に上部弾性体と下部弾性体とを介在させる。 【0007】すなわち、請求項1に記載の発明は、取付ベース上の支持パイプと、この支持パイプに嵌合支持させる長柱との嵌合部間の上下端部に、上部弾性体と下部弾性体を介在したことを特徴とする柱支持装置の構成とするもので、防振効果を高めて、耐久性を高めるものである。また、請求項2に記載の発明では、前記下部弾性体によって長柱の下端縁を支持したことを特徴とするもので、長柱の上下振動をも吸収して防振効果をさらに高めるものである。さらには、請求項3に記載の発明では、前記下端縁を支持する下部弾性体の支持面を径方向へ傾斜させて形成したことを特徴とするもので、支持パイプに対する長柱の嵌合時の芯合わせを行い易くすると共に、水平方向と垂直方向との防振効果を受け易くするものである。 【0008】ここに、該支持パイプは、できるだけ長く形成することができる。また上、下部弾性体は支持パイプと長柱との嵌合部間の間隔部に介在させるもので、これら上部弾性体と下部弾性体との間の中間部にも、数箇所、ないし適当間隔にわたって中間部弾性体を配置することもできる。また、支持パイプを外側にしてこのうち側に長柱を嵌合させることができるが、逆に支持パイプの外側に支持パイプを嵌合させて支持することもできる。さらに、該下部弾性体の支持面は、長柱を内周に嵌合させる形態では内側下方へ傾斜し、外周に嵌合させる形態では外側下方へ傾斜させる。 【0009】 【実施例】この発明の実施例を図面に基づいて説明する。ここに、第一実施例を図1〜図4に基づいて説明し、第二実施例を図5に基づいて説明し、第三実施例を図6に基づいて説明し、第四実施例を図7に基づいて説明し、第五実施例を図8、図9に基づいて説明し、そして第六実施例を図10に基づいて説明する。 【0010】 【第一実施例】まず第一実施例を図1〜図4に基づいて説明する。取付ベース1、支持パイプ2、および長柱3は、それぞれ鋼製の円筒形状とするが、このうち長柱は鉄筋コンクリート製とすることもできる。取付ベース1は、支持パイプ2の下端部に溶接等によって一体的に固定される。この外周部には補強板8を配置溶接して、剛性の維持を図っている。取付ベース1の中央部には底穴9が形成される。このような取付ベース1は高速道路等の側壁部等の取付台10上面に、ボルト11によって締め付け固定される。 【0011】この支持パイプ2の内側に長柱3の基部を嵌合させるが、この長柱3の基端縁6を受ける下部弾性体5が、この支持パイプ2の下端部内に嵌合される。この下部弾性体5は、ゴム製のシールリング形態に成形されて、内周の支持面7を、上端の開口径を大きくすると共に下端の開口径を小さくしたテーパコーン形態に形成して、内側に長柱3の下端縁6の嵌合支持が容易にできる形態にしている。この下端縁6をこの支持面7の上下中間部で支持させることができ、この長柱3の下端部の水平方向と垂直方向の振動ないし搖動、衝撃等を受けて吸収する。この下部弾性体5の外周面には、スプライン状の凹凸条部21が形成されて、支持パイプ2の内周面への圧着性を良くして、長柱2が回動しないように固定維持できる。 【0012】上部弾性体4は、ゴム製でシールリング形態に成形されて、内周を長柱3の外周面に嵌合させ、外周部を該支持パイプ2の上端内周面との間に位置させて嵌合させる。この上部弾性体4の下端部の外周傾斜面12は、下端側が小径に形成されたテーパコーン形態に形成されて、この傾斜面12の下側に同形態の座金13を介在させて支持パイプ2の上端部に嵌合させることができる。この上部弾性体4の内周面には中間部に外側へ凹むリング状のリング溝14を形成して、長柱3の外周面に対する密着性を維持させる形態としている。また、上端外周部には段部15を形成して、スラスト座金16を重ね、この外周部にキヤップ17を嵌合させて支持パイプ2の上端部に螺合させるか、ないしは溶接させることによって固定する。 【0013】このようにして支持パイプ2の上端部と、これに対応する長柱3の外周面部との間に、上部弾性体4を密栓状態に介在させることによって、この長柱3の水平方向の振動や搖動、衝撃等を吸収することができると共に、雨水の浸入等をなくして、防水性を維持することができる。 【0014】このような支持パイプ2に対する長柱3の方向を決めて固定するために、長柱3の外周面には、長さ方向に沿う案内溝18を有した合成樹脂製の案内体19を取り付ける。この案内溝18に係合するビス20が外側の支持パイプ2に設けられて、このビス20を予め案内溝18に係合させておくことができる。 【0015】 【第二実施例】つぎに、第二実施例を主として図5に基づいて上例と異なる点を説明する。前記支持パイプ2の取付ベース1に対する支持を、さらに補強して安定させるために、支持パイプ2と取付ベース1との間にわたって適宜高さの補強リング22を設ける。この補強リング22はこの支持パイプ2の下端部の外周部に嵌合させて固定させる。補強板8はこの補強リング22の外側に固定される。そして、このような補強リング22で下部弾性体5による外方への押圧力を支持して、支持パイプ2の変形を防止ることができる。 【0016】 【第三実施例】また、第三実施例を主として図6に基づいて上例と異なる点を説明する。前記長柱3の下端縁6を下部弾性体5の支持面7に層うテーパコーン形態としたもので、支持面7との接触面を広く形成することによって、この下部弾性体5の破壊を防止すると共に、支持を安定させるものである。 【0017】 【第四実施例】さらに、第四実施例を主として図7に基づいて上例と異なる点を説明する。前記下部弾性体5の支持面7に段部23を形成したもので、これに対応する長柱3の下端縁6にも段部24を形成するもよい。これによるときは段部23によって長柱3の支持を安定させることができる。 【0018】 【第五実施例】さらにまた、第五実施例を主として図8、図9に基づいて上例と異なる点を説明する。まず、図8において、前記下部弾性体5を、取付ベース1の上面に敷設するマット部25と、長柱3の外周下端部に嵌合させるリング部26とによって構成する。長柱3の垂直方向の振動はマット部25で受け、水平方向の振動をリング部で受けるものである。27はこのマット部25に形成の底穴である。このような上下に分離された形態の下部弾性体5に代えて、図9では、マット部25とリング部26とを一体的に成形して凹形断面に形成したものである。 【0019】 【第六実施例】第六実施例を主として図10に基づいて上例と異なる点を説明する。前記長柱3の下部を支持パイプ2部にわたって径を大きく形成し、この内周を支持パイプ2の外周に嵌合させる。このとき予め上部弾性体4と下部弾性体5を、支持パイプ2か長柱3のうちのいずれかの側に嵌合させておくことができる。この形態では、下部弾性体5の外側に位置する補強リング22と、該長柱3の下端外周部との間の間隔部にゴム製の外部弾性体28を介在させて、防振させる構成としている。この外部弾性体5の上側には長柱3の外周面にリング29が溶接されて、該外部弾性体28上を押えることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】597161791 【氏名又は名称】井上 武
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| 【出願日】 |
平成12年2月3日(2000.2.3) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−214638(P2001−214638A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月10日(2001.8.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−65620(P2000−65620) |
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