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【発明の名称】 ドライブスルー用店舗
【発明者】 【氏名】加納 千之

【氏名】小松 双馬

【要約】 【課題】代金の支払いや商品の受領がスムーズとなり、待ち時間を少なくすること。また、人件費を抑えることができると共に注文受付場所で車両の滞留が生じにくくなり、効率的な販売を可能にすること。

【解決手段】このドライブスルー用店舗1は、商品を用意するための準備用設備2を内部に有した家屋3と、この家屋3の周りに沿って車4,5が移動できるようにした道路部6とを備えている。そして、道路部6に進入してきた車4,5の乗員が商品を注文する注文区域を設け、この注文区域で発注した注文内容に対応した予約カードを発行するカード発行手段14を注文区域の終わり部分に設け、注文区域からさらに車が進んだ場所に注文した商品の価格に相当する代金を受け入れる精算手段15を設け、この精算手段15が配置されている場所からさらに車が進んだ場所に精算が済んだ車の乗員に対して、注文された商品を渡す商品渡し部16を設けている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 商品を用意するための準備用設備を内部に有した家屋と、この家屋の周りに沿って車が移動できるようにした道路部とを備えるドライブスルー用店舗において、上記道路部に進入してきた車の乗員が商品を注文する注文区域を設け、この注文区域で発注した注文内容に対応した予約カードを発行するカード発行手段を上記注文区域の終わり部分に設け、上記注文区域からさらに車が進んだ場所に上記注文した商品の価格に相当する代金を受け入れる精算手段を設け、この精算手段が配置されている場所からさらに車が進んだ場所に精算が済んだ車の乗員に対して、注文された商品を渡す商品渡し部を設けたことを特徴とするドライブスルー用店舗。
【請求項2】 前記注文区域には、少なくとも商品の内容と価格が一覧的に示され、無線通信手段によって商品が選択可能とされたパネルが配置され、このパネルの各商品を示した部分のそれぞれに上記無線通信手段の信号を受信して受注可能とするための受信部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のドライブスルー用店舗。
【請求項3】 前記注文区域の始め部分には、注文情報を入力可能な携帯端末を渡す注文用機器渡し部を設け、前記カード発行手段は、上記携帯端末から無線で送信される注文情報を受信する受信部を有することを特徴とする請求項1記載のドライブスルー用店舗。
【請求項4】 前記精算手段は、前記カード発行手段で発行された前記予約カードを受け入れるカード受け入れ部と、代金を受け入れる代金受け入れ部とを有し、このカード受け入れ部に入れられた前記予約カードに記録された注文商品の価格に相当する代金が上記代金受け入れ部に入れられたときには、前記商品渡し部で商品を受け取るために必要となる精算済カードを発行することを特徴とする請求項1、2または3記載のドライブスルー用店舗。
【請求項5】 商品を用意するための準備用設備を内部に有した家屋と、この家屋の周りに沿って車が移動できるようにした道路部とを備えるドライブスルー用店舗において、上記道路部に進入してきた車の乗員が商品を注文する注文区域を設け、この注文区域には、少なくとも商品の内容と価格が一覧的に示され、無線通信手段によって商品が選択可能とされたパネルが配置され、このパネルの各商品を示した部分のそれぞれに上記無線通信手段の信号を受信して受注可能とするための受信部が設けられていることを特徴とするドライブスルー用店舗。
【請求項6】 商品を用意するための準備用設備を内部に有した家屋と、この家屋の周りに沿って車が移動できるようにした道路部とを備えるドライブスルー用店舗において、上記道路部に進入してきた車の乗員が商品を注文する注文区域を設け、この注文区域の始めの部分には、注文情報を入力可能な携帯端末を渡す注文用機器渡し部を設け、上記注文区域の終わり部分またはその後に続く区域に、上記携帯端末から無線で送信される注文情報を受信する受信部を設け、その受信部が配置される場所以後の区域に上記携帯端末を返却する注文用機器返却部を設けたことを特徴とするドライブスルー用店舗。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンバーグやフライドチキン等を販売するファーストフードの店等で採用されているドライブスルー(車に乗ったまま商品の購入やサービスの提供を受けることが可能となるシステム)用の店舗に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、その手軽さからドライブスルーの店舗が増加している。たとえば、ハンバーグ等を売るファーストフードのドライブスルー用店舗の場合、商品を用意するための設備やその設備を利用する店員がいる家屋と、その周りに、自動車が車道から入ってきて商品を購入した後、車道へ出ていくことができる道路部とから構成されている。
【0003】ドライブスルー用店舗に入ってきた車の乗員は、まず、入り口部分で注文を店員に行い、その後、車を家屋の周りに沿って進める。その後、出口あたりで、乗員は代金を支払うと共に注文した品を受け取る。注文品とレシートを受け取ると、その車は車道へ出ていく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の商品購入のためのドライブスルー用店舗では、入り口あたりで商品を注文して、さらに前進したとき、商品受け取りのための待ちの車が多く待機していることを発見することがある。このような場合、代金の支払いや商品の受領に各車両が多くの時間を割くこととなり、待ち時間が長くなってしまう。
【0005】また、従来のドライブスルー形式の店舗では、注文を受け付ける部分に人手を配し、その注文内容を確認する必要が生じている。このため、人件費の増大と、この注文受付場所での車の滞留が生じ、利益率の増大や効率的な販売を困難にしている。
【0006】本発明は、上述の問題点を解決するために出されたものであり、代金の支払いや商品の受領がスムーズとなり、待ち時間を少なくできるドライブスルー用店舗を提供することを目的とする。また、他の発明は、人件費を抑えることができると共に注文受付場所で車両の滞留が生じにくくなり、効率的な販売を可能にするドライブスルー店舗を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するため、本発明は、商品を用意するための準備用設備を内部に有した家屋と、この家屋の周りに沿って車が移動できるようにした道路部とを備えるドライブスルー用店舗において、道路部に進入してきた車の乗員が商品を注文する注文区域を設け、この注文区域で発注した注文内容に対応した予約カードを発行するカード発行手段を注文区域の終わり部分に設け、注文区域からさらに車が進んだ場所に注文した商品の価格に相当する代金を受け入れる精算手段を設け、この精算手段が配置されている場所からさらに車が進んだ場所に精算が済んだ車の乗員に対して、注文された商品を渡す商品渡し部を設けている。
【0008】このように、精算手段を商品受け渡し場所以前の部分に設けているので、商品受け渡し部では、代金や釣り銭の受け渡しが行われず、商品の受け渡しのみが行われることとなる。このため、流れがスムーズとなり、車両の待ち時間が減少する。
【0009】また、他の発明は、上述の発明に加え、注文区域には、少なくとも商品の内容と価格が一覧的に示され、無線通信手段によって商品が選択可能とされたパネルが配置され、このパネルの各商品を示した部分のそれぞれに無線通信手段の信号を受信して受注可能とするための受信部が設けられている。
【0010】このように、信号を受信する受信部を有するパネルによって、注文する商品を選択できるので、車の内部から無線通信手段によって遠隔的に商品を注文することが可能となる。このため、注文場所に人を配置する必要がなくなり、人件費が安くなる。しかも、注文場所からある程度離れても注文でき、車両が注文付近で滞留することがなくなり、効率的な販売が可能となる。
【0011】また、他の発明は、上述の発明に加え、注文区域の始め部分には、注文情報を入力可能な携帯端末を渡す注文用機器渡し部を設け、カード発行手段は、携帯端末から無線で送信される注文情報を受信する受信部を有している。
【0012】このように、注文用機器渡し部で注文情報を入力可能な携帯端末が渡されることで、車両内で注文入力が可能となる。このため、注文場所に注文受け付けのための専属の人を配置する必要がなくなり、人件費が安くなる。しかも、注文場所からある程度離れても注文でき、車両が注文付近で滞留することがなくなり、効率的な販売が可能となる。
【0013】さらに、他の発明は、上述の発明のドライブスルー用店舗に加え、精算手段は、カード発行手段で発行された予約カードを受け入れるカード受け入れ部と、代金を受け入れる代金受け入れ部とを有し、このカード受け入れ部に入れられた予約カードに記録された注文商品の価格に相当する代金が代金受け入れ部に入れられたときには、商品渡し部で商品を受け取るために必要となる精算済カードを発行している。
【0014】このため、車に乗っている者は、注文をした時にカードを発行手段で発行される予約カードを受け取り、次に、その予約カードを精算手段のカード受け入れ部に入れ、注文した金額に相当する代金を代金受け入れ部に入れることとなる。すると、商品を受け取るときに必要となる精算済カードが精算手段から発行される。このように、注文の予約、精算、商品受け渡しが別の場所で順に行われるため、車両の流れがスムーズとなり、一層効率的な販売が可能となる。
【0015】他の発明は、商品を用意するための準備用設備を内部に有した家屋と、この家屋の周りに沿って車が移動できるようにした道路部とを備えるドライブスルー用店舗において、道路部に進入してきた車の乗員が商品を注文する注文区域を設け、この注文区域には、少なくとも商品の内容と価格が一覧的に示され、無線通信手段によって商品が選択可能とされたパネルが配置され、このパネルの各商品を示した部分のそれぞれに無線通信手段の信号を受信して受注可能とするための受信部が設けられている。
【0016】このように、信号を受信する受信部を有するパネルによって、注文する商品を選択できるので、車の内部から無線通信手段によって遠隔的に商品を注文することが可能となる。このため、注文場所に注文受付専用の人を配置する必要がなくなり、人件費が安くなる。しかも、注文場所からある程度離れても注文でき、車両が注文付近で滞留することがなくなり、効率的な販売が可能となる。
【0017】さらに、他の発明は、商品を用意するための準備用設備を内部に有した家屋と、この家屋の周りに沿って車が移動できるようにした道路部とを備えるドライブスルー用店舗において、道路部に進入してきた車の乗員が商品を注文する注文区域を設け、この注文区域の始めの部分には、注文情報を入力可能な携帯端末を渡す注文用機器渡し部を設け、注文区域の終わり部分またはその後に続く区域に、携帯端末から無線で送信される注文情報を受信する受信部を設け、その受信部が配置される場所以後の区域に携帯端末を返却する注文用機器返却部を設けている。
【0018】このように、注文用機器渡し部で注文情報を入力可能な携帯端末が渡されることで、車両内で注文入力が可能となる。このため、注文場所に注文受付専用の人を配置する必要がなくなり、人件費が安くなる。しかも、注文場所から離れても注文でき、車両が注文付近で滞留することがなくなり、効率的な販売が可能となる。また、注文を行った後、携帯端末は、注文用機器返却部で返却されることとなるので、繰り返し使用が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態のドライブスルー用店舗について図を参照しながら説明する。なお、この実施の形態のドライブスルー用店舗は、ハンバーグ等を販売するファーストフード店のドライブスルー形式のものとなっている。
【0020】このドライブスルー店舗1は、商品を用意するための準備用設備2を内部に有した家屋3と、この家屋3の周りに沿って自動車4,5が移動できるようにした道路部6とを備えている。そして、道路部6は、車道7から自動車4,5等が入る入り口部8と、自動車4,5等が車道7へ出ていく出口部9とを備えている。
【0021】家屋3には、それぞれ外部に露出するように、複数の設備が配置されている。この設備は、商品を選択するための2つのパネル11,11と、パネル11に対応した道路部6に埋め込まれた車検知アンテナ12,12と、パネル11によって商品を選択した自動車4,5が移動していくのを検知する移動検知手段13と、予約カードを発行するカード発行手段14と、代金を入れ精算する精算手段15と、注文された商品を渡す商品渡し部16と、注文票発行手段17と、各部分を制御する制御部18等から構成される。
【0022】このドライブスルー用店舗1では、パネル11,11が配置される部分からカード発行手段14が配置される部分を注文区域とし、精算手段15が配置される前後を精算区域とし、商品渡し部16が配置される前後を商品受け渡し区域としている。
【0023】各パネル11は、入り口部8から少し入った部分に並べて設けられている。各パネル11には、図2に示すように、商品の内容が分かるようにするための商品の写真とその商品の価格が一覧的に示されている。そして、後述する無線通信手段によって商品を選択可能とするため、各写真の右上に注文受け用受信部21が、また、各写真の左下に注文を取り消すための注文取消用受信部22がそれぞれ設けられている。
【0024】また、パネル11の中央には、自動車4,5の移動に伴い、その表示内容が変化する案内表示部23が設けられ、パネル11の左側には、注文と取り消しの2つの重要な動作を常に表示する重要動作指示部24が設けられている。なお、パネル11を示す各図では、上部の3つの欄のみ例示的に示し、他の欄の写真等の表示は省略している。
【0025】パネル11の下端には、無線通信手段となる光を発信するポインタ25を置いておくポインタ載置部26が設けられている。このポインタ25は、電池式となっておりポインタ載置部26に置かれているときは発光せず、ポインタ載置部26からポインタ25を取り出したときに、図3に示すように発光するものとなっている。ポインタ25の光発信側には、「光発行側」の表示等からなる発光側表示部27と、注文や取り消しの際にその行為を確認させるための確定用動作部28とが設けられている。
【0026】確定用動作部28は、「オン」との表示がなされたボタンとなっており、このボタンを押すと、発信される光が短周期でオンオフ(発光と発光停止)を繰り返すようにされている。このオンオフの繰り返しによって、注文受け用受信部21と注文取消用受信部22は、それぞれ注文や取り消しの信号として理解する。
【0027】車検知アンテナ12は、それぞれループアンテナとなっており、自動車4,5がそれぞれこのループ部分上に進入してくると、検知信号を制御部18に送る。この信号によって、制御部18は、自動車4,5がパネル11と対向する部分にきたことを検知することとなる。
【0028】移動検知手段13は、超音波を発信するソナー発信部と、発信された超音波が自動車4,5にぶつかり反射してきたときに受信するソナー受信部とを有している。移動検知手段13は、ソナー受信部が反射してきた超音波を所定時間継続して受信すると、自動車検知信号を制御部18に送信する。
【0029】カード発行手段14は、制御部18からの指令によって予約カード31を発行するものである。予約カード31は、磁気カードとされており、パネル11の部分で予約された内容を記録している。予約カード31としては、磁気カード以外にICカード、マークシートカード等を採用しても良い。カード発行手段14は、図4に示すように、予約カード31を受け取るカード受取部32と、予約カード31が引き抜かれるまで、点滅を繰り返す受け取り注意表示部33とを有している。
【0030】精算手段15は、図5に示すように、予約カード31を受け入れるカード受け入れ部41と、商品の代金を受け入れる代金受け入れ部42と、予約カード31を入れたときに必要な代金を表示すると共に代金を入れたときにその金額を減算して新たな必要金額を表示する金額表示部43と、必要な代金を超える金額が入れられた場合にお釣りを出すお釣り返却部44と、購入商品の価格と同等な代金が入れられたときに既に代金が精算されたことを示す精算済カード45が出力されるカード出口部46と、各種の表示が適宜なされる表示部47とを有している。
【0031】代金受け入れ部42は、百円、5百円等の金銭コインや、金銭とは異なるが金銭とは同価値となるサービスコイン等のコイン受け入れ部42aと、千円札や5千円札等の紙幣を受け入れる紙幣受け入れ部42bと、この店舗1で使用できるプリペイドカードを受け入れるプリペイド受け入れ部42Cとから構成される。プリペイドカードは、常連客等に割引きサービスとして予め渡すものや、プレミアム付きの前払いカード等を含むもので、この実施の形態では磁気カードとなっている。
【0032】精算済カード45は、図6に示すように、切取線51の一方に予約注文内容が記載された注文内容記載部52が、他方にレシート部53が設けられている。注文内容記載部52は、後述する注文票との対比ができると共に、用意した商品との対比を店員が行うための部分で、これらを確認した後、切り取られる。レシート部53は、レシートとしての役割を果たす部分で注文内容記載部52が切り取られた後、商品購入者に商品と共に渡される部分となっている。なお、レシート部53の下方に次回来店時の際の割引券となる磁気コーティングした割引券部54を設けるようにしても良い。
【0033】注文内容記載部52には、その日の予約順等を示す予約番号と、予約カードが発行された時刻、すなわち予約時刻と、注文された内容を示す注文品とが記載されている。レシート部53には、購入された品物と、その単価と、個数と、金額等が表示されている。このレシート部53をプリペイドカードのようなカードとし、次回来店時の割引用のカードを兼ねるようにしても良い。
【0034】商品渡し部16の近くには、精算済カード45と用意された商品を対比し、確認して注文商品を渡す店員56が配置される。そして、この商品渡し部16は、車内の商品注文者に商品を手渡す場所となっている。
【0035】注文票発行手段17は、制御部18で制御される装置で、予約カード31が発行された時点で、予約された内容を注文票57として発行するものである。注文票57が発行された時点で、調理を行う店員58は、準備用設備2を利用して商品の調理を開始する。この注文票57は、図6に示す精算済カード45の注文内容記載部52と同形式とされているが、予約番号、予約時刻、注文品の他に予約に使用したパネル11の区別を示す番号等を付加したり、記載形式を異ならせるようにしても良い。
【0036】以上のように構成されるドライブスルー用店舗1に自動車4,5が入ってきて、商品を注文し購入する流れについて、以下に説明する。
【0037】自動車4が入り口部8に入ってきた時点で、車検知アンテナ12,12上には他の自動車が停車していないとする。このような場合に、自動車4が仮に手前のパネル11部分に停止すると、制御部18は、車検知アンテナ12,12の状況から、入り口部8から近いパネル11に自動車4が停止したことを検知すると共に、遠いパネル11の部分には自動車がいないことを検知する。この場合、制御部18は、入り口部8側のパネル11内または近傍に設置されたスピーカ(図示省略)から「もう一つ前のパネル部分にお進みください。」とのアナウンスを流すと共に入り口部8側のパネル11の案内表示部23にアナウンスと同様な表示を行う。
【0038】自動車4が前進し、奥側のパネル11に対面する部分に進むと(図1参照)、その部分に配置されている車検知アンテナ12が自動車4を検知し、制御部18にその旨の信号を送る。すると、制御部18は、奥側のパネル11を動作させ、その案内表示部23に図2に示すような表示を行う。このとき、来店時刻が午前7時から午前10時までのときは「ありがとうございます。」の表示がなされるが、他の時刻ときは、たとえば「お疲れさまです。」等の表示としても良い。また、正月のときに「おめでとうございます。…」の表示をさせる等、時節に対応した表示を行わせるようにしても良い。
【0039】自動車4が奥側のパネル11に対応する部分に停止すると、その後に続く自動車5は、入り口部8側のパネル11に対応する部分に停止させることができる。自動車5の停止によって、自動車5に対向するパネル11にも、同様に、図2に示すような表示がなされる。
【0040】自動車4の乗員は、パネル11の下方に置いてあるポインタ25の1つまたは複数を自動車4の窓を開けて車内へもってくる。ポインタ25は、ポインタ載置部26から取り出されると、光を発信し始める。そして、自動車4の乗員は、パネル11に表示された写真や価格を見ながら注文する品を決めていく。このとき、注文受け用受信部21をポインタ25の光で照射し、その状態のときに、ポインタ25の「オン」と表示されるボタンである確定用動作部28を押すと、ポインタ25の発信用の光が発光と発光停止を繰り返す。この繰り返しを注文受け用受信部21が検知し、その注文を確定する。
【0041】確定用動作部28を1回押すことで1個の注文がなされる。このため、3個同じものを申し込むときは、確定用動作部28を3回押すこととなる。なお、1個の注文がなされるたびに、案内表示部23は、図7に示す表示に切り替わる。すなわち、注文された品物の単価を示す単価欄61と、注文されたすべてのものの合計額を示す合計欄62と、すべての注文が終了したときに確定動作をなさしめる確定欄63とを有する表示となる。
【0042】一旦、注文した品物を取り消す場合は、ポインタ25の光を注文取消用受信部22に照射し、その状態のときにポインタ25の確定用動作部28を押すことで、注文時と同様の原理で注文の取り消しが確定する。このとき、図7に示すと同様な表示が案内表示部23に現れる。ただし、単価欄61には、マイナス表示された単価が現れると共にその金額を差し引いた合計金額が合計欄62に表示されることとなる。
【0043】確定欄63の所定部分にポインタ25の光を当て、確定用動作部28を動作させると注文がすべて終了することとなり、案内表示部23の表示は図8に示すような表示に切り替わる。この表示と同時に、この表示内容がアナウンスされる。なお、自動車4が入ってきてからここまでのアナウンスを行わせずに、単に文字表示のみとしても良い。また、各アナウンスの他に、注文の仕方や取消の仕方等他の案内もアナウンスするようにしても良い。
【0044】また、パネル11の一部に表示が切り替わる案内表示部23を設けているが、パネル11の全面が切り替わるようにしても良い。たとえば、自動車4が進入してくるまでは、商品の写真等を表示せずに、案内のみを全面に表示し、ポインタ25が取り出されたときに、図2等に示す写真や価格を一覧的に示す表示に切り替わるようにしても良い。また、商品の内容を示すものとしては、写真以外に動画像としても良く、商品、写真、価格以外にたとえば材料を併せて表示したり、おすすめ品のマークや言葉等を表示させたりしても良い。
【0045】自動車4の乗員が注文を終了すると、図8に示す表示がなされる。ポインタ25を持っていた乗員は、そのポインタ25をポインタ載置部26に返却する。その後、自動車4は、カード発行手段14の位置へ進んでいく。その際、移動検知手段13が自動車4の移動を検知し、制御部18に信号を送る。制御部18は、カード発行手段14に指示をし、奥側のパネル11から送られてき注文内容を記録した予約カード31を発行させる。
【0046】この予約カード31の発行と同時に、制御部18は、注文票発行手段17にも指示を出し、注文票57を発行させる。この注文票57に基づき、店員58は調理を開始する。一方、予約カード31を受け取った自動車4の乗員は、自動車4をさらに進め、精算手段15の位置で自動車4を停止させる。そして、精算手段15のカード受け入れ部41に予約カード31を入れ、表示された金額に相当する金額を代金受け入れ部42に入れる。
【0047】精算手段15は、この代金の受領によって精算済カード45を発行すると共に、制御部18へ精算がなされたことを通知する。制御部18は、注文票発行手段17から確定注文票を発行させる。確定注文票は、先に示した注文票57(精算済カード45の注文内容記載部52と同形式)と同一様式となっているが、「予約確定」の文字がさらに入るものとなっている。
【0048】精算済カード45を受け取った後、自動車4は、商品渡し部16の位置へ進む。この商品渡し部16では、精算済カード45を店員56に渡し、その後、自動車4の乗員は店員56から注文した商品と切り離されたレシート部53を受け取る。そして、出口部9から車道へ出て行く。自動車5についても同様の流れとなる。
【0049】上述した実施の形態は、本発明の好ましい実施の形態の例であるが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。たとえば、このドライブスルー用店舗1におけるカード発行手段14を各パネル11に隣接した奥側(車が進む側)に配置するようにしても良い。このような場合、注文区域が2つ存在することとなり、各注文区域の終わり部分にカード発行手段14が設けられていることとなる。
【0050】また、パネル11を無くし、入り口部8のパネル11部分に携帯端末を渡す注文用機器渡し部を設け、カード発行手段14の部分またはその前後近傍部分に当該携帯端末を返却する注文用機器返却部を設けるようにしても良い。
【0051】この携帯端末は、注文情報を入力可能とされているものである。また、カード発行手段には、携帯端末の通信部から発信される注文情報を受信する受信部が設けられる。通信手段としては、光通信が好ましいが、電波、音波を利用するようにしても良い。
【0052】この場合、携帯端末は、その表示部に図2等に示す商品の内容や価格を示す一覧が表示される。しかも、その一覧は、画面を切り替えることで他の一覧に切り替わるようになっている。そのため、多数の商品を表示できることとなる。また、商品内容や価格などを示す音声が出力されるようになっている。このため、操作ミスが防止される。なお、操作は、表示部のパネルに指をタッチするだけ等の簡単なものとすることによって、操作し易いものとすることが好ましい。
【0053】このような携帯端末を自動車4,5の乗員に配布する方式の場合、画面を簡単に変えることができるので、商品の内容や価格の変更が容易となる。また、子供や老人等にも簡単に扱えるものとなる。また、ポインタ25を利用する場合に比べ、手元を見つめるだけで商品の選択が可能となるため、扱い易いものとなる。しかも、外車等の左ハンドル車が来店しても商品の選択が簡単となる。
【0054】また、携帯端末の表示部に商品注文から商品受け取りまでの順路(地図を含む)と手順を表示させるにしても良い。このようにした場合、携帯端末の返却は商品渡し部16で行うようにしたり、精算手段15部分等で返却させるようにするのが好ましい。なお、返却された携帯端末は、店員が注文用機器渡し部の所まで戻すようにしても良いが、ベルトコンベア等を利用して自動的に注文用機器渡し部に戻すようにしても良い。
【0055】また、無線通信手段としては、ポインタ25のような光発信手段以外に、電波や音波を利用するものとしても良い。また、予約カード31に記録される情報としては、単に予約番号のみとしても良い。この場合、合計金額等他の情報は、その予約番号と共に制御部18に記憶させ、精算手段15に予約カード31が入れられたとき、予約番号をIDキーとしてその予約番号に対応する合計金額等の情報を精算手段15に表示させ、精算させることとなる。
【0056】このドライブスルー用店舗1は、ファーストフード店となっているが、玩具や家庭用品等の通常の商品を売る店舗、コンサート等のチケットを売るチケット店、ビール券、切符等を売る店舗、ビデオ、本等を売る書店等すべての店舗に適用できる。また、車としては、主に四輪自動車が対象となるが、二輪自動車等他の自動車や時には歩行者を対象としても良い。
【0057】
【発明の効果】本発明では、代金の支払いや商品の受領がスムーズとなり、待ち時間を少なくできるドライブスルー用店舗を得ることができる。また、他の発明では、人件費を抑えることができると共に注文受付場所で車両の滞留が生じにくくなり、効率的な販売を可能にするドライブスルー店舗を得ることができる。
【出願人】 【識別番号】390033961
【氏名又は名称】株式会社日本ティーエムアイ
【出願日】 平成12年2月3日(2000.2.3)
【代理人】 【識別番号】100087859
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 秀治 (外1名)
【公開番号】 特開2001−214628(P2001−214628A)
【公開日】 平成13年8月10日(2001.8.10)
【出願番号】 特願2000−26716(P2000−26716)