| 【発明の名称】 |
共同住宅 |
| 【発明者】 |
【氏名】坂本 博孝
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| 【要約】 |
【課題】バルコニー等との調和を図り、陰影のある高級感を漂わせるファサードを形成し、住居者が戸建に近い感覚で住める共同住宅を提供する。
【解決手段】共用の正面玄関2を挟んで左右に各住戸3a〜3dが各階毎に複数設けられてなる共同住宅1であって、少なくとも上層階の住戸の正面開口部4に、前方に張り出したバルコニー5が設けられるとともに、バルコニー5の両側部に前方に張り出した柱状部材6、7が立設される一方、前記正面玄関2が左右の柱状部材6、6により若干奥まった位置に配置されてなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 共用の正面玄関を挟んで左右に各住戸が各階毎に複数設けられてなる共同住宅であって、少なくとも上層階の住戸の正面開口部に、前方に張り出したバルコニーが設けられるとともに、バルコニーの両側部に前方に張り出した柱状部材が立設される一方、前記正面玄関が左右の柱状部材により若干奥まった位置に配置されてなることを特徴とする共同住宅。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、共同住宅に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、例えば2階建ての共同住宅は、各階毎にそれぞれ複数に区画された住居に各住居者が住むように横長ないわゆる長屋住宅になれており、各階に住む各住居者は外部階段などの共用部分を通じて各住居に出入するタイプが一般的である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の共同住宅は、複数の住居者を受け入れ可能なように単に横長に構築して、結果的にファサードを形成しているだけであり、正面開口部にバルコニーなどを設けたものなどは見受けられるが、意匠上の工夫が乏しい。このため、戸建の建物とは全く異なる印象を与え、一見しただけで共同住宅であることがわかり、住居者は単に住むだけの場所という割り切った感覚で住んでいるのが実状であった。 【0004】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、バルコニー等との調和を図り、陰影のある高級感を漂わせるファサードを形成し、住居者が戸建に近い感覚で住める共同住宅を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の共同住宅は、共用の正面玄関を挟んで左右に各住戸が各階毎に複数設けられてなる共同住宅であって、少なくとも上層階の住戸の正面開口部に、前方に張り出したバルコニーが設けられるとともに、バルコニーの両側部に前方に張り出した柱状部材が立設される一方、前記正面玄関が左右の柱状部材により若干奥まった位置に配置されてなるものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。 【0007】図1は、本発明の共同住宅の全体構成を示している。なお、本実施の形態では、2階建ての共同住宅を例に採って説明する。 【0008】この共同住宅1は、1階中央部正面に設けられた共用の正面玄関2を挟んで左右上下階に計4世帯が住居できるよう4戸の住戸から構築されたものである。 【0009】左右上下階の各住戸3a〜3dの正面にはサッシからなる2つの窓(正面開口部)4がそれぞれ設けられ、室内への採光や換気を良好にしている。 【0010】この2階の左右の窓4、4には、バルコニー5がそれら窓4、4から外方に張り出して設けられ、このバルコニー5に室内から窓4を通じて出入自在になされている。これら左右のバルコニー5は、両者とも構成が同様であり、以下、一方のバルコニー5の構成について説明し、他方のバルコニー5の説明は省略する。 【0011】バルコニー5は、前記窓4、4の横幅と略同じ横幅を有し、その左右両側部には中空の柱状部材6、7が1階から2階全体にかけて立設された構造になされている。 【0012】上記柱状部材6、7は、図2に示すように矩形状の中空体であり、その内部が収納物を収納可能な収納部6a、7aになされている。 【0013】そして、例えば図2に示す1階の住戸3a、3cでは、前記一方の柱状部材6は、室内に面する一側面に開閉自在な扉61が設けられており、扉61を通じて室内側から収納物を出し入れ自在にしている。扉61は例えば折戸タイプのものが使用されている。 【0014】また、他方の柱状部材7には、室外に面する内側一側面に開閉自在な扉71が設けられており、扉71を通じて室外側から収納物を出し入れ自在にしている。扉71は例えば片開きタイプのものが使用されている。 【0015】この1階の住戸3a、3cにおいて、柱状部材6、7で挟まれた前記バルコニー5の直下の部位は、前記バルコニー5と略同じ広さのテラス5′が窓4、4に面して形成されている。 【0016】上述した柱状部材6、7内の収納部6a、7aは、1階の住戸3a、3cに限らず、2階の住戸3b、3dにも同様にして設けられており、2階の住戸3b、3dにおいては柱状部材7の収納部7aへの収納物の出し入れは室外となるバルコニー5側から行うようになされている。 【0017】また、上記柱状部材6、7には、冬などに室内側に結露が生じないよう適所に断熱材が配設されている。 【0018】前記共用の正面玄関2は、前述した柱状部材6、6間に、図2に示すように若干奥まった位置に設けられており、柱状部材6、6及び正面玄関2の上方に設けられた踊り場21(図1参照)によりアルコープ状に構成されている。この踊り場21は、一階から2階の住戸3b、3dに通じる階段の途中に設けられたものである。 【0019】そして、各階の住居者は、共用の正面玄関2を通じて共同住宅内に出入りするとともに、一階の住居者は図2に示す個別の玄関2aを通じて各住戸3a、3cに出入りし、2階の住居者は図1に示す2階中央正面に設けられた個別の玄関2bを通じて各住戸3b、3dに出入りする。 【0020】また、この共用の正面玄関2を開閉する玄関ドア22を、オートロック式にすることで、住居者のセキュリティの向上を図ることができる。 【0021】このように、正面玄関2、バルコニー5、柱状部材6、7を配置することで、正面玄関2及びバルコニー5が全体的に調和して共同住宅全体に陰影のある高級感が漂う意匠性の高いファサードを演出することができ、住居者等には戸建に近い感覚を与える快適な住居を提供することができる。 【0022】また、窓4に面し、柱状部材6、7で挟まれてなるバルコニー5及びテラス5′には、奥行き感が出る結果、その空間部が室内空間に近いたものになっている。 【0023】さらに、この共同住宅1の正面向かって右側の住戸3b、3d上の屋根部が切妻屋根1aになされている。また、前記バルコニー5の上下端縁部に化粧胴差し8が設けられるとともに、柱状部材6、7の2階部出隅コーナには化粧付け柱9aが、並びに切妻屋根1aの下方垂壁下縁端に化粧付け柱9bがそれぞれ設けられている。このように屋根の一部を切妻にして屋根のイメージを変えるとともに、バルコニー周辺部にアクセントを付けることで、共同住宅の意匠性をさらに高めることができる。 【0024】次に、図2に示す各住戸の間取りについて簡単に説明する。図2は1階の住戸3a、3cの間取りを示している。なお、この住戸3a、3cの間取りは左右が略対称になっているが、基本的には左右非対称として各住居者に与える戸建感覚を高めるようにするのが好ましい。 【0025】これら住戸3a、3cは、前記窓4、4に面してリビング・ダイニング10が配置されている。このリビング・ダイニング10に臨む奥行き方向には左右に和室11とキッチン12が配置され、さらにその奥に玄関ホールを13を通じてサニタリールーム14、洋室15が配置されている。上記和室11は、その奥の書斎等の小部屋11aに通じている。また、2階の各住戸3b、3dの間取りも基本的には同様になされている。 【0026】なお、本実施の形態では、2階の住戸3b、3dにのみバルコニー5を設けた共同住宅について説明したが、1階の住戸3a、3cにも2階と同様なバルコニーを設けることも可能である。 【0027】図3は、共同住宅の右側の屋根を前述した切妻屋根に代えて寄棟屋根になされたものを示している。 【0028】このように屋根の一部を寄棟屋根1bにすることによっても、共同住宅の意匠性を高めることができる。なお、屋根の形以外の構成は前述した共同住宅と同様であり、前述の説明において用いた符号を付して説明は省略する。 【0029】また、右側の屋根に限らず、左側の屋根を切妻屋根1aや寄棟屋根1bにしても良い。 【0030】 【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係る発明によれば、玄関及びバルコニーが全体的に調和して共同住宅全体に陰影のある高級感が漂う意匠性の高いファサードを演出することができ、住居者等には戸建に近い感覚を与える快適な住居を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000198787 【氏名又は名称】積水ハウス株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年12月24日(1999.12.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075502 【弁理士】 【氏名又は名称】倉内 義朗
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| 【公開番号】 |
特開2001−182344(P2001−182344A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月6日(2001.7.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−366054 |
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