| 【発明の名称】 |
住 宅 |
| 【発明者】 |
【氏名】桐川 悦治
【氏名】有馬 啓人
【氏名】小林 照子
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| 【要約】 |
【課題】間取り設計の自由度を制限されることなく高齢者の利便性を高めることができる住宅を提供する。
【解決手段】トイレ2に二つの出入口21、22が形成されるとともに、何れか一方の出入口21は、このトイレ2に隣接して設けられた寝室3のウォークインクローゼット31を介して寝室3に連通するようになされた住宅。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 トイレに二つの出入口が形成されるとともに、何れか一方の出入口は、このトイレに隣接して設けられた居室に連通するようになされたことを特徴とする住宅。 【請求項2】 トイレに二つの出入口が形成されるとともに、何れか一方の出入口は、このトイレに隣接して設けられた居室の収納部を介して居室に連通するようになされたことを特徴とする住宅。 【請求項3】 居室は寝室となされた請求項1または2記載の住宅。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、高齢者の居住に好適な住宅に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、住宅に設けられるトイレは、出入口が一つである。 【0003】従来より、このトイレの出入口は、廊下に面したり、洗面室に面したりするように設けられていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】身体機能の衰えた高齢者にとっては、簡単にトイレに出入りできることが好ましく、特に夜間長い時間を過ごす主寝室からトイレまでの距離が短いことが好ましいが、上記従来のように、廊下や洗面室に面して出入口が設けられていると、寝室から一旦出て、廊下や洗面室を介してトイレへ入らなければならないといった不都合を生じることとなる。そのため、寝室に面して専用のトイレを設けることが行われているが、限られた床面積内に複数のトイレを設けることは、居室のレイアウトの自由度が制限されてしまうといった不都合を生じることとなる。本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであって、間取り設計の自由度を制限されることなく高齢者の利便性を高めることができる住宅を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するための本発明の住宅は、トイレに二つの出入口が形成されるとともに、何れか一方の出入口は、このトイレに隣接して設けられた居室に連通するようになされたものである。 【0006】この構成により、居室に連通する一方の出入口からトイレへ出入りすることができるとともに、廊下や洗面室などの所望の位置に設けられた他方の出入口からも出入りすることができる。 【0007】また、上記課題を解決するための本発明の建物は、トイレに二つの出入口が形成されるとともに、何れか一方の出入口は、このトイレに隣接して設けられた居室の収納部を介して居室に連通するようになされたものである。 【0008】この構成により、収納部を介して居室に連通する一方の出入口からトイレへ出入りすることができるとともに、廊下や洗面室などの所望の位置に設けられた他方の出入口からも出入りすることができる。また、居室は、収納部を介してトイレへ連通するようになされているので、トイレでの音が居室に響くのを防止することができる。 【0009】さらに、上記住宅において、居室は、寝室となされたものである。この構成により、就寝時に暗くなった寝室からも容易にトイレへ出入りすることができる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。 【0011】図1は、マンションの一住宅1の間取りを示している。すなわち、この住宅1は、トイレ2に二つの出入口21、22が形成されるとともに、何れか一方の出入口21は、このトイレ2に隣接して設けられた寝室3のウォークインクローゼット31を介して寝室3に連通するようになされている。 【0012】住宅1は、内部廊下11aから玄関口11bを入って奥行きD方向に玄関土間11c、玄関ホール11dが設けられている。玄関土間11cの間口W方向に隣接した位置には、納戸11eが設けられている。玄関ホール11dからさらに奥行きD方向には、片開き戸11fを介してダイニング11gが設けられている。 【0013】このダイニング11gから奥行きD方向に沿った玄関側には、キッチン11hが設けられ、ダイニング11gから奥行きD方向に沿った反玄関側には、和室11iが設けられている。片開き戸11fからダイニング11gへ入ってすぐの位置から間口W方向に隣接した位置には洗面室11jが設けられている。 【0014】洗面室11jから奥行きD方向に沿った玄関側には、浴室11kが設けられ、洗面室11jから奥行きD方向に沿った反玄関側には、トイレ2、ウォークインクローゼット31、寝室3が設けられている。 【0015】トイレ2は、洗面室11jとの間に出入口22が設けられており、ウォークインクローゼット31との間にも出入口21が設けられている。このうち、トイレ2とウォークインクローゼット31との間の出入口21には、片開き戸21aが設けられている。トイレ2と洗面室11jとの間の出入口22は、車椅子でも出入りできるように大きく開口するようになされており、親子引違い戸22aが設けられている。 【0016】寝室3は、和室11iと間口W方向に隣接しており、これら寝室3および和室11iは、バルコニー11mに面している。寝室3とウォークインクローゼット31との間は、片引き戸32が設けられている。 【0017】このようにして構成される住宅1によると、寝室3からウォークインクローゼット31を介してトイレ2へ出入りすることができるので、寝室3を利用する高齢者は、何度もドアの開閉作業をすることなくトイレ2を利用することができ、負担が軽減される。また、トイレ2は、洗面室11j側からも出入りすることができる。したがって、例えば、日常活動している昼間は、ウォークインクローゼット31に連通する出入口21の片開き戸21aを施錠しておいて洗面室11jに連通する出入口22の親子引違い戸22aから出入りし、寝室3で就寝する夜間は、逆に洗面室11jに連通する出入口22の片引き戸22aを施錠しておいて、ウォークインクローゼット31に連通する出入口21の片開き戸21aから出入りするといった具合に、使い分けることができる。 【0018】寝室3とウォークインクローゼット31との間の片引き戸32は、ウォークインクローゼット31に連通する出入口21の片開き戸21aからトイレ2へ出入りする場合、開けた状態にしておくと、この片引き戸32の開閉作業が無くなる分、高齢者などにとっては負担が軽減される。もちろん、片引き戸32を閉めておけば、トイレ2の音が寝室3に響くのを防止して、寝室3での快適性とトイレ2でのプライバシーを確保することができる。 【0019】特に、寝室3で就寝する夜間は、片引き戸32を開けた状態にしておけば、暗くなった寝室3からでも、ウォークインクローゼット31を介して、出入口21の片開き戸21aを開閉するだけで簡単にトイレ2へ出入りすることができる。したがって、身体機能が低下してドアの開閉作業が煩わしい高齢者や、尿意を催す頻度が高く、尿意を催してから排泄までの時間を我慢できなくなった高齢者などにとっては、高い利便性が得られる。 【0020】なお、本実施の形態では、トイレ2は、出入口21からウォークインクローゼット31を介して寝室3と連通するようになされているが、図2に示すように、出入口21から直接寝室3と連通するようになされていてもよい。図2において、図1と同部位には同符号を付す。 【0021】また、本実施の形態では、住宅1は、マンションの一区画を示しているが、一戸建ての住宅建物であってもよい。 【0022】 【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の本発明によると、居室に連通する一方の出入口からトイレへ出入りすることができるので、居室を利用する高齢者は、何度もドアの開閉作業をすることなくトイレを利用することができ、負担が軽減される。また、トイレは、この居室へ出入りすることができる一方の出入口以外に、もう一つ出入口があり、このもう一つの出入口を、間取りの設計時に廊下や洗面室などの所望の位置に連通するように構成することができる。したがって、本発明の住宅は、トイレを二つ設けることなく、限られた床面積で自由度のある間取り設計が可能となる。 【0023】また、請求項2記載の本発明によると、トイレでの音が居室に響くのを、このトイレと居室との間に介在する収納部で防止することができるので、上記請求項1記載の効果に加えて、居室での快適性とトイレでのプライバシーが確保されることとなる。 【0024】さらに、請求項3記載の本発明によると、就寝時に暗くなった寝室からも容易にトイレへ出入りすることができるので、安全で、かつ、身体機能の低下した高齢者にとっては高い利便性が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000198787 【氏名又は名称】積水ハウス株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年12月27日(1999.12.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075502 【弁理士】 【氏名又は名称】倉内 義朗
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| 【公開番号】 |
特開2001−182338(P2001−182338A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月6日(2001.7.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−369396 |
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