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【発明の名称】 オープンバタ角とその用具による建築物及び擁壁類の型枠組み工法
【発明者】 【氏名】田口 耕平
【課題】型枠組及びバラシを簡単、敏速にしかも強固に行う。

【解決手段】オープンバタ角1を使用し、又長足丸セパ3を使用する事によりオープンバタ角の中心部を電動ドリルでナット締めする事が可能となり作業性が向上し、又其の取付取外しが煩わしいバタ角保持棒7,8を使用せず又、溝型ジョイントバタ角5を使用する事により其の接続部が驚くほど簡単、強固に接続出来る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 丸セパの型枠への止め金であるパットより外への長さが160mm〜210mmに作られた丸セパを型枠に通し、その型枠の外に突き出た部分にスリーブを差込み次に中央部又はその付近がその長て方向に空洞になったバタ角、オープンバタ角の空洞部を差し込んで乗せ、次にオープンバタ角固定板を丸セパに通し、その上から電動ドリルを用いナット締めする事により型枠を枠組する工法。
【請求項2】 その下部の内側に丸セパとの接続の為のネジの切られた穴を有し、またその上部にはオープンバタ角をナット締めにより固定するための長ネジ部を、そして其の頭部には自らの丸セパへの捻じ込み及び捻じ戻しをする為の角ネジ部を有するオープンバタ角保持棒を電動ドリルを用いて丸セパに接続し、次に其のバタ角保持棒に中央部又は其の付近が其の長手方向に空洞になったバタ角、オープンバタ角の空洞部を差し込んで乗せ次にオープンバタ角固定板を保持棒に通し其の上から電動ドリルを用いてナット締めすることにより型枠を枠組する工法。
【請求項3】 その下部の内側に丸セパとの接続の為のネジの切られた穴を有し、またその上部にはオープンバタ角をクサビによって止める為のクサビ溝を有し更に其の頭部には自らを丸セパへ捻じ込み及び捻じ戻しする為の角ネジ部を有するオープンバタ角保持棒を電動ドリルを用いて丸セパに接続し、次に其のバタ角保持棒に中央部または其の付近が空洞になったバタ角、オープンバタ角の空洞部を差し込んで乗せ、次にオープンバタ角固定板をその保持棒に通し保持棒のクサビ溝にクサビを打ち込みオープンバタ角を固定して枠組する工法。
【請求項4】 溝型鋼の中央部が其の長手方向に空洞になった型のバタ角、溝型ジョイントバタ角をオープンバタ角とオープンバタ角の接続部がおおよそ其の中心と成るように被せ其の上にオープンバタ角固定板を重ね請求項1.2.3いずれかの方法で固定し接続部の空間を補強する工法。
【請求項5】 其の中央部又は中央部付近を其の長手方向のおおよそ全般にわたって、丸セパ又はオープンバタ角保持棒を通す為の空洞部を持つバタ角。
【請求項6】 溝型鋼の中央部又は中央部付近を其の長手方向のおおよそ全般にわって、切り抜いた型の接続用のバタ角。
【請求項7】 オープンバタ角を固定する為の用具で、鉄板の中心部又は其の付近に丸セパ又はオープンバタ角保持棒を通す穴を持ち又、オープンバタ角の縦方向の中心に丸セパ又はオープンバタ角保持棒を導くと伴にオープンバタ角の空洞部に噛み込み其の固定をより強固にする為の突起部を持つオープンバタ角用固定板。
【請求項8】 中央部が空洞になったバタ角、オープンバタ角をバタ角を保持棒を使用せずに型枠に直接丸セパによって固定する為の丸セパで其の型枠への止め金であるパットの部分から外側への長さが型枠の厚み(72mm)、バタ角の厚み(60mm)、固定板の厚み(8mm)、溝型ジョイントバタ角の厚み(4mm)、及び充分なナットの締め込みに必要な長さを考慮した長さ、160mm〜210mmの長さの丸セパ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明によりコンクリート構造物の建設時に行う型枠組がよりいっそう簡便化され、敏速にしかもより強固に組上げる事が出来る。
【0002】又中央部を其の長手方向に空洞化しても其の縦方向の強度はあまり違わないと云う原理を利用してバタ角の中央部を其の長手法向に空洞化したオープンバタ角の開発により其の重量の軽量化が可能となり、其の労働時の肉体への負担を軽減する事が出来る。
【0003】同時に現在は鋼管バタ角が其の主流であるがオープンバタ角の開発によって2本の木材の組合せによるバタ角の製作が可能となり木製バタ角の需要にも繋がり、特に現在其の利用促進の重要さが叫ばれている間伐材の利用促進に繋がる。
【0004】
【従来の技術】従来の型枠組の方法は、まず型枠に丸セパを通し次にバタ角保持棒を丸セパに捻じ込み其の上に鋼管バタ角を乗せバタ角保持棒のクサビ溝にクサビを打ち込み固定する、これらの作業は手作業で行われいる。
【0005】又バタ角とバタ角の接続は其の接続部の上下に同じ方法でバタ角を固定し補強されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の工法には次のような欠点がある、現在其の型枠組に使用されているバタ角は鋼管バタ角が主流を占めているが重いと言う欠点がある。又木製バタ角は軽いが其の強度において劣り、アルミバタ角は其のコストが高くつく。
【0007】又バタ角止めをクサビを使用して行うので、クサビをはめ込む棒すなわちバタ角保持棒が必要であり其の丸セパへの取り付け取り外しは煩雑である。
【0008】又保持棒の上にバタ角が乗っており其れを保持棒のクサビ溝にクサビを打ち込み固定する、すなわちバタ角の中心部を固定しないので固定が悪い。
【0009】さらにバタ角とバタ角の接続部への補強は特に手間を要する。
【0010】
【課題を解決する為の手段】そこで本件発明者が考案したのが中央部の長手方向のほとんど全般に空洞部を有するバタ角、オープンバタ角と其れに伴う用具、すなわち中央部に空洞部の有るバタ角、オープンバタ角と丸セパの型枠への止め金であるパットより外への長さが160〜210mmに作られた丸セパ、長足丸セパを使用する事によりバタ角保持棒を介さずに直接オープンバタ角の中心部に丸セパを通す事が出来るので其の上にバタ角固定板を入れ電動ドリルを使用してナット締めすれば強固に固定できる。 バタ角保持棒の取付け取外しの必要がなく大幅な能率アップに繋がる。
【0011】又中央部に空洞部を設けるので重さの軽減が出来、又2本の木材の組合せによるオープンバタ角の製作も可能にしたので木材の持つ軽量さ、粘り強さ等の特質の利用を可能にした。
【0012】又この考案で特筆すべき事は、バタ角とバタ角の接続部の補強に溝型鋼の中央部を長手方向に空洞にした型の溝型ジョイントバタ角を使用する事に有る。
【0013】其の補強の仕方は、溝型ジョイントバタ角をオープンバタ角とオープンバタ角の上に被せ其の上に固定板を載せるだけで後は単に電動ドリルでナット締めをするだけで充分な補強が出来る。
【0014】
【作用及び発明の効果】其の長手方向の中央部に空洞を持ったバタ角の考案によって其の丸セパ又はバタ角保持棒への取付けが全てバタ角の中心部で行えるため其の取付は安定し又電動ドリルの使用によるナット締めが可能になった。
【0015】又バタ角の長手方向の中央部に空洞を設けても其の縦方向に働く圧力に対しては、何ら変わらないので空洞部を設ける事により軽量化が出来る。
【0016】バタ角は本来90mm角の木製であったが丸セパ及びそれに付属する金具の出現及び型枠の枠作りをする桟木の幅が60mmなので其の作業上の必要から60mm角に変わり現在は其の強度の関係から鋼管バタ角が主流である。
【0017】しかし本発明によるオープンバタ角の出現で2本の木材の組合せにより軽量かつ強固なバタ角の製作が可能になった。 特に現在間伐材の利用促進が叫ばれているが間伐材は1本の原木で1本の製品を作る為 製品の中に芯を含むので非常に強度は高いが芯の位置により曲りが生じ易い(間伐材の様な細い木材ほど生じ易い)為、其の使い勝手が悪く其の使用を敬遠されていたが当発明では2本の木材を波釘等によって組合せるので曲りを矯正することが出来る。間伐材を使った耐圧性が有りしかも真直ぐで軽い木材のオープンバタ角の製作が可能となる。
【0018】又バタ角とバタ角の補強は前述のオープンバタ角と溝型ジョイントバタ角の使用によって非常に簡便になり大幅な作業性の向上が出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下 本発明と其の使用する用具について図面示す具体例に基ずき詳細に説明する。
【0020】図1(a)は請求項1、図1(b)は請求項2、図1(c)は請求項3のそれぞれの工法を使用しての型枠組の完成図。
【0021】又は図2はバタ角とバタ角の接続部の状態を表す図で(a)は請求項4の工法で枠組をしたもの。 図2(b)は請求項4の工法を請求項2の工法で枠組したもの、図2(c)は請求項4の工法を請求項3の工法で枠組したもの。
【0022】以上各図において1 オープンバタ角2 バタ角固定板3 長足丸セパ4 丸セパ5 溝型ジョイントバタ角6 スリーブ7 バタ角保持棒8 バタ角保持棒9 ナット10 クサビ11 コンクリートパネル12 型枠桟木【0023】図3は請求項5の各種のオープンバタ角を表す、図3(a)は2本の木材を波釘で接続し作ったオープンバタ角、図3(b)は2本の角パイプを鉄板で接続して作ったオープンバタ角、図3(c)は帯鉄を枠状に作ったオープンバタ角。
1 木材2 波釘3 角パイプ4 帯鉄5 空洞部【0024】図4(a)は請求項6の溝型ジョイントバタ角の前面図と側面図。
1 溝型鋼2 空洞部【0025】請求項4の(b)は請求項7のオープンバタ角固定板の前面図と側面図。
1 鉄板2 穴3 突起部【0026】図4(c)は請求項8の長足丸セパ。
1 長足部2 長ネジ部3 パット【0027】図5は従来の工法による枠組完成図、図5(a)は側面図、図5(b)は従来の工法による枠組でバタ角とバタ角との接続部を表す前面図。
2 止金4 丸セパ8 バタ角保持棒10 クサビ11 コンクリートパネル12 型枠桟木14 バタ角
【出願人】 【識別番号】591170795
【氏名又は名称】田口 耕平
【出願日】 平成12年2月23日(2000.2.23)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−234629(P2001−234629A)
【公開日】 平成13年8月31日(2001.8.31)
【出願番号】 特願2000−95872(P2000−95872)