| 【発明の名称】 |
ベランダ補修作業用足場 |
| 【発明者】 |
【氏名】宮原 征郎
【氏名】荒川 潤一
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| 【要約】 |
【課題】大掛かりな足場を用いることなく、極めて容易にかつ作業日時の制約を受けずにベランダの補修作業を行うことを可能にする。
【解決手段】建築物AのベランダBの柵SにパーティションPを介して固定脚部3を固定し、固定脚部3にブリッジ部4を設置し、ブリッジ部4に柵部5を立設させてベランダブリッジ1を設置する。上階のベランダブリッジ1に、昇降用梯子2を係合させて上下のベランダブリッジ1間を昇降用梯子2によって移動可能とし、ベランダブリッジ1及び昇降用梯子2によって各階におけるそれぞれのベランダBへ移動しながら各ベランダBでの補修作業を行うことを可能とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 集合住宅等の建築物のベランダを補修する際に、ベランダを構成する柵に取り付けて用いられるベランダ補修作業用足場であって、ベランダを構成する柵に、ベランダ間に設けられて各ベランダを仕切るパーティションを跨いだ位置にそれぞれ固定されて、この柵の外側へ略水平に突出される固定脚部と、これら固定脚部の上部に掛け渡されて固定される板部を有するブリッジ部と、該ブリッジ部の上方側におけるベランダ側を除く三方向を囲うようにブリッジ部の周囲に立設される柵部とを具備し、前記ベランダの柵の外側に通路を形成するベランダブリッジを有することを特徴とするベランダ補修作業用足場。 【請求項2】 前記ベランダブリッジは、前記ブリッジ部を構成する板部が上方側へ開閉可能とされていることを特徴とする請求項1記載のベランダ補修作業用足場。 【請求項3】 上下階に設置されたベランダブリッジ同士の間に掛け渡される昇降用梯子を有することを特徴とする請求項2記載のベランダ補修作業用足場。 【請求項4】 前記ベランダブリッジの前記柵部は、前記ブリッジ部のベランダと反対側に立設される前面側柵部と、前記ブリッジ部の両側部に立設される側面側柵部とから構成され、前面側柵部に対して側面側柵部が回動可能に連結されて折り畳み可能とされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のベランダ補修作業用足場。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、アパート、マンション等の集合住宅におけるベランダ補修作業用足場に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、アパートやマンション等のベランダは、老朽化に伴い、その防水加工部分等を補修する必要がある。この補修を行う場合、従来では、各居住者の了解の元で、ベランダに通じる部屋内を通って補修用の資材をベランダへ運び、作業を行っていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のように、部屋内を通ってベランダへ資材を搬送する場合、居住者が在宅しているときしか作業を行うことができず、作業日時に制約を受けてしまうという問題があった。また、部屋内を通るため、部屋内が汚れてしまったり、あるいは防水剤等の資材の臭いが部屋内にこもってしまうことがあり、しかも、玄関及びベランダへ通じる窓を開放しなければならないため防犯上も問題があった。 【0004】この場合、低層部分については、建物の外側から脚立や梯子を用いてベランダへ入り込んで補修作業を行うことができるが、隣りのベランダとの間は、パーティションが設けられているので、隣接するベランダの補修作業を行うには、一旦脚立や梯子によって外に降り、その後、隣接するベランダへ脚立や梯子をかけ直して昇らなければならず、極めて非効率的であった。 【0005】したがって、ベランダの補修作業は、建物の外装の補修工事を行う際に設置される大掛かりな足場を利用して、外装の補修工事の合間に建物の外側からベランダへ入り込んで行わざるを得ないのが現状であった。 【0006】この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、大掛かりな足場を用いることなく、極めて容易にかつ作業日時に制約を受けずに作業を行うことを可能とするベランダ補修作業用足場を提供することを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1記載のベランダ補修作業用足場は、集合住宅等の建築物のベランダを補修する際に、ベランダを構成する柵に取り付けて用いられるベランダ補修作業用足場であって、ベランダを構成する柵に、ベランダ間に設けられて各ベランダを仕切るパーティションを跨いだ位置にそれぞれ固定されて、この柵の外側へ略水平に突出される固定脚部と、これら固定脚部の上部に掛け渡されて固定される板部を有するブリッジ部と、該ブリッジ部の上方側におけるベランダ側を除く三方向を囲うようにブリッジ部の周囲に立設される柵部とを具備し、前記ベランダの柵の外側に通路を形成するベランダブリッジを有することを特徴としている。 【0008】このように、ベランダ同士を仕切るパーティションを介してベランダの柵に設置されたベランダブリッジによって、ベランダの柵の外側に、柵部によってベランダ側を除く三方向が囲われた通路が形成されるので、パーティションによって仕切られたベランダ同士の間を、ベランダブリッジによって行き来することが可能となる。したがって、少なくとも1箇所のベランダへ入れば、ベランダへ通じる部屋内を通ることなく、隣接する各ベランダへ行き来して補修作業を行うことができる。これにより、居住者が在宅していなくてもベランダの補修作業を行うことができ、作業日時の制約が緩和され、補修作業の効率を大幅に向上させることができる。また、ベランダへ通じるドアや窓の開放が不要であるので、防犯上も問題がなく、しかも、資材を運搬する際に、部屋内を汚したり、防水剤等の資材の臭いを部屋内にこもらせてしまうような不具合をなくすことができる。さらには、大掛かりな足場を設置して作業を行う場合と比較して、設備費を大幅に低減させることができる。また、ベランダの柵に固定される固定脚部と、この固定脚部に掛け渡されるブリッジ部と、ブリッジ部のベランダ側を除く三方向を囲うように立設される柵部とから構成されたもの、つまり、これら固定脚部、ブリッジ部及び柵部からなる三分割された部品だけで構成されているので、運搬、搬出入の容易化を図ることができる。これにより、例えば、大型車両を用いることなく、乗用車程度の大きさの車両でも、容易に運搬することができる。 【0009】請求項2記載のベランダ補修作業用足場は、請求項1記載のベランダ補修作業用足場において、前記ベランダブリッジが、前記ブリッジ部を構成する板部が上方側へ開閉可能とされていることを特徴としている。 【0010】つまり、ベランダブリッジの板部が上方側へ開閉可能とされているので、下方側から梯子等に昇ってベランダブリッジの板部を開き、ベランダブリッジの上方側へ移動することができ、資材の運搬等を容易に行うことができる。 【0011】請求項3記載のベランダ補修作業用足場は、請求項2記載のベランダ補修作業用足場において、上下階に設置されたベランダブリッジ同士の間に掛け渡される昇降用梯子を有することを特徴としている。 【0012】すなわち、昇降用梯子によって上下階のベランダブリッジ間における移動が可能となり、上下階における資材の運搬、移動等を容易に行うことができる。 【0013】請求項4記載のベランダ補修作業用足場は、請求項1〜3のいずれか1項記載のベランダ補修作業用足場において、前記ベランダブリッジの前記柵部が、前記ブリッジ部のベランダと反対側に立設される前面側柵部と、前記ブリッジ部の両側部に立設される側面側柵部とから構成され、前面側柵部に対して側面側柵部が回動可能に連結されて折り畳み可能とされていることを特徴としている。 【0014】このように、柵部を構成する側面側柵部を、前面側柵部側へそれぞれ回動させることにより、極めて容易に、柵部が折り畳まれて、運搬、搬出入の容易化が図られる。また、不使用時には、折り畳んだ状態で重ねて保管することができ、保管スペースの無駄な占有をなくすことができる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態のベランダ補修作業用足場について説明する。図1及び図2において、符号1は、ベランダブリッジであり、符号2は、昇降用梯子である。 【0016】まず、ベランダブリッジ1の構成について参照して説明する。ベランダブリッジ1は、建築物AのベランダBを構成する柵Sに、ベランダBを仕切るパーティションPを跨いで取り付けられることにより、このベランダBの柵Sの外側に、作業者が通行可能な通路を形成するもので、柵Sに固定される一対の固定脚部3と、これら固定脚部3に載置されて固定されるブリッジ部4と、このブリッジ部4に立設されてベランダB側を除く3方向を囲う柵部5とを有している。 【0017】次に、このベランダブリッジ1を構成する各構成部材の構造について図3及び図4を参照して説明する。固定脚部3は、柵Sの内側に係合する係合部6と、係合部6を柵Sに係合させた際に、柵Sの外側に突出するアーム部7とを有する側面視L字状に形成された角柱からなるもので、アーム部7には、その下面側に、係合部6と平行に固定アーム部8が固定されている。この固定アーム部8には、その先端に、固定機構9が設けられている。なお、符号8aは、固定アーム部8とアーム部7とに連結されてそれぞれを補強する補強アームである。 【0018】この固定機構9は、固定アーム部8の先端部に設けられた図示しないネジ孔にねじ込まれたボルト部11と、このボルト部11の柵S側に設けられた当接板12と、ボルト部11の、柵Sと反対側に設けられたハンドル13とを有するもので、このハンドル13を把持して回動することにより、ボルト部11のねじ孔へのねじ込み量に応じて、その当接板12が、柵Sに対して進退されるようになっている。 【0019】つまり、この固定脚部3は、その係合部6を柵Sの内側に係合させてアーム部7を柵Sから外側へ突出させた状態にてハンドル13を回動させて当接板12を突出させることにより、係合部6と当接板12とによって柵Sが挟持されて固定されるようになっている。なお、固定脚部3には、柵部5の下端部が嵌合可能な支持筒32が設けられている。 【0020】ブリッジ部4は、断面コ字状に形成された一対のチャンネル材21と、これらチャンネル材21の上面側に設けられた板部22とを有している。図4にも示すように、チャンネル材21の内側には、それぞれ連結板23が設けられており、これらチャンネル材21と連結板23とが一端にて連結されている。チャンネル材21と連結板23との連結箇所には、互いに連通する挿通孔(図示略)が形成されており、これら挿通孔に挿通されたボルト24によって、これらチャンネル材21と連結板23とが互いに回動可能に連結されている。また、連結板23には、その上部側に、角パイプからなる連結パイプ25が掛け渡されており、連結板23に固定されている。 【0021】そして、上記構成のブリッジ部4の両側部のチャンネル材21を、固定脚部3に上方側から嵌合させることにより、ブリッジ部4が固定脚部3上に設置され、さらに、固定脚部3に形成された後述する係合切欠部26に、チャンネル材21と連結板23とを連結しているボルト24を係合させることにより、固定脚部3上にブリッジ部4が係合されて載置された状態に固定されるようになっている。また、このとき、連結パイプ25は、固定脚部3に掛け渡された状態に設置されるようになっている。 【0022】そして、このように、固定脚部3にブリッジ部4を載置させた状態にて、板部22を下方側から押し上げることにより、この板部22がチャンネル材21と連結板23との連結箇所を中心として、チャンネル材21とともに上方側へ回動するようになっている。つまり、ブリッジ部4は、その板部22が開閉可能になっており、この板部22を開くことにより、このベランダブリッジ1のブリッジ部4の上下への移動が可能となる。 【0023】柵部5は、コ字状に屈曲させたパイプ31から構成されたもので、その下端を、固定脚部3に設けられた支持筒32へ、その上方側から嵌合させることにより、ブリッジ部4のベランダB側を除く3辺を囲うように立設されるようになっている。この柵部5は、前面側柵部5aと、この前面側柵部5aの両側部に設けられた側面側柵部5bとを有するもので、前面側柵部5aに対して側面側柵部5bが連結部33によって回動可能に連結されて折り畳み可能とされている。なお、符号34は、パイプ31に溶接固定されて前面側柵部5a及び側面側柵部5bをそれぞれ補強する補強板である。 【0024】昇降用梯子2は、その上端に、鉤形に形成されたフック41が固定されたもので、これらフック41は、ブリッジ部4の柵S側の連結パイプ25に係合されて吊り下げられるようになっている。また、この昇降用梯子2には、パイプ42を組み合わせたガード43が設けられている。このガード43を構成するコ字状のガード枠43aは、その両端部が昇降用梯子2に回動可能に連結されて折り畳み可能とされている。 【0025】そして、上記構造のベランダ補修作業用足場によれば、ベランダB同士を仕切るパーティションPを介してベランダBの柵Sに設置されたベランダブリッジ1によって、ベランダBの柵Sの外側に、柵部5によってベランダB側を除く三方向が囲われた通路が形成されるので、パーティションPによって仕切られたベランダB同士の間を、ベランダブリッジ1によって行き来することが可能となる。したがって、少なくとも1箇所のベランダBへ入れば、ベランダBへ通じる部屋内を通ることなく、隣接する各ベランダBへ行き来して補修作業を行うことができる。これにより、居住者が在宅していなくてもベランダBの補修作業を行うことができ、作業日時の制約が緩和され、補修作業の効率を大幅に向上させることができる。 【0026】また、ベランダBへ通じるドアや窓の開放が不要であるので、防犯上も問題がなく、しかも、資材を運搬する際に、部屋内を汚したり、防水剤等の資材の臭いを部屋内にこもらせてしまうような不具合をなくすことができる。さらには、大掛かりな足場を設置して作業を行う場合と比較して、設備費を大幅に低減させることができる。 【0027】また、ベランダBの柵Sに固定される固定脚部3と、この固定脚部3に掛け渡されるブリッジ部4と、ブリッジ部4のベランダB側を除く三方向を囲うように立設される柵部5とから構成されたもの、つまり、これら固定脚部3、ブリッジ部4及び柵部5からなる三分割された部品だけから構成されたものあるので、運搬、搬出入の容易化を図ることができる。これにより、例えば、大型車両を用いることなく、乗用車程度の大きさの車両でも、容易に運搬することができる。 【0028】しかも、ベランダブリッジ1の板部22が上方側へ開閉可能とされているので、下方側から梯子等に昇ってベランダブリッジ1の板部22を開き、ベランダブリッジ1の上方側へ移動することができ、資材の運搬等を容易に行うことができる。さらに、昇降用梯子2によって上下階のベランダブリッジ1間における移動が可能となり、上下階への資材の運搬、移動等を容易に行うことができる。また、柵部5を構成する側面側柵部5bを、前面側柵部側5aへそれぞれ回動させることにより、極めて容易に、柵部5が折り畳まれて、運搬、搬出入の容易化が図られる。また、不使用時には、折り畳んだ状態で重ねて保管することができ、保管スペースの無駄な占有をなくすことができる。 【0029】なお、本発明は前記の実施の形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない限り種々の設計的変更が可能である。例えば、前記の例では固定脚部3が、係合部6とアーム部7とを有する側面視L字状に形成された角柱と、アーム部7の下面側に固定された固定アーム部8とからなっているものの、特にこのような構成においては、製造上の理由により、例えば図5に示すような構成とすることができる。すなわち、アーム部7、係合部6、固定アーム部8をそれぞれアルミニウムの引抜材からなる角状のパイプとし、アーム部7と係合部6との連結を鋼板等からなる補助板50aで行い、同様にアーム部7と固定アーム部8との連結を鋼板等からなる補助板50bを用いて行うことができる。ここで、補助板50a、50bによる連結については、これら補助板50a、50bを各部材の両側面にそれぞれに跨った状態に当接させ、その状態で各部材にリベット止めすることにより、簡単に行うことができる。なお、アーム部7には、その支持筒32の形成箇所に、補強のため該支持筒32に連通する開口(図示せず)を有した鋼板等からなる補強部材51を設けている。 【0030】このようにして固定脚部3を構成すれば、アルミニウムのパイプを用いることにより軽量でかつ安価となる。また、溶接でなく補助板50a、50bによって各部材を連結していることから、長期の使用により腐食やひび割れが生じた場合に、溶接したものでは全体を廃棄しなくてはならないのに対し、図5に示した構成のものでは劣化箇所のみを交換することでその使用を続けることができ、よって経済的なものとなる。 【0031】また、柵部5についても、例えば図6に示す変更が可能である。図6に示した柵部60が図3に示した柵部5と異なるところは、主にパイプ間の連結の仕方にある。すなわち、図3に示した柵部5では、前面側柵部5aのパイプ31と側面側柵部5bのパイプ31とを連結部33で連結し、補助板34をパイプ31に溶接固定しているのに対し、図6に示した柵部60では、パイプ間を連結具61によって連結している。 【0032】連結具61は、図7(a)に示すようにステンレス等の金属板をU字状に曲げてなる連結具本体61aと、ピン61bと、C字状の止め輪61cとを備えてなるものである。連結具本体61aにはその両側に孔61dが二つずつ形成されており、これら孔61dのうちの対向する一対の孔61d、61dに前記ピン61bが挿通されるようになっている。ピン61bには、その両端部にそれぞれ溝61eが周方向に沿って形成されており、これら溝61eに前記止め輪61cが係合させられて取り付けられるようになっている。 【0033】柵部60は、図6に示したように、前記構成からなる連結具61によってパイプ間が連結されたもので、前面側柵部60aとこれの両側部に設けられた側面側柵部60bとを有したものである。前面側柵部60aは、コ字上のパイプ62と、これの両側部に渡される横パイプ63と、パイプ62の中央部と横パイプ63との間に渡される縦パイプ64とから構成されている。また、側面側柵部60bは、前記パイプ62に連結されるL字状のパイプ65と、このパイプ65と前記パイプ62との間に渡される横パイプ66とから構成されている。なお、横パイプ63および縦パイプ64のそれぞれの両端部、パイプ65の一端部と横パイプ66の両端部、さらにこれら各パイプが連結される各所には、図7(a)に示したように前記連結具61のピン61bを挿通させるための孔67が形成されている。 【0034】ここで、柵部60におけるパイプ間の各連結部分では、以下の3通りの連結方法が採用されている。図6中Xで示す、前面側柵部60aにおけるコ字上のパイプ62と横パイプ63との間の連結、およびパイプ62および横パイプ63と縦パイプ64との間の連結は、図7(a)から分かるように、パイプ62に連結具61の曲がった中央部分を係合し、その状態で連結具61の孔61d、パイプ62の孔67、連結具61の孔61dの順にピン61bを挿通し、その状態で溝61eに止め輪61cを係合させて固定する。そして、この連結具61の両側部で横パイプ63の端部を挟み込み、その状態で連結具61の孔61d、横パイプ63の孔67、連結具61の孔61dの順にピン61bを挿通し、その状態で溝61eに止め輪61cを係合させて固定する。このような連結方法にすれば、パイプ62に対してパイプ63を、強固に固定した状態で連結することができるようになる。 【0035】図6中Yで示す、前面側柵部60aにおけるコ字上のパイプ62と側面側柵部60bにおけるL字状のパイプ65との間の連結は、図7(b)に示すように、連結具61とパイプ62との間にピン61bを挿通させることなく、連結具61とパイプ65との間にのみピン61bを挿通させて止め輪61cで固定するようにしている。このような連結方法にすれば、パイプ62に対してパイプ65を自由に回動させることができるようになる。 【0036】図6中Zで示す、前面側柵部60aにおけるコ字上のパイプ62、および側面側柵部60bにおけるL字状のパイプ65と、横パイプ66との間の連結は、図7(c)に示すように、二つの連結具61を用いて行っている。すなわち、ここでの連結には、一方の連結具61については図7(a)に示したものを用いるものの、他方の連結具61としては、その中央部と両側部とに計3つの孔61dを形成したものを用いており、またピン61bについてもこれを3本用いている。 【0037】そして、パイプ62(65)に一方の連結具61の曲がった中央部分を係合し、その状態で連結具61の孔61d、パイプ62(65)の孔67、連結具61の孔61dの順にピン61bを挿通し、その状態で溝61eに止め輪61cを係合させて固定する。続いて、この連結具61の両側部の間に他方の連結具61の中央部分を入れ、その状態で一方の連結具61の孔61d、他方の連結具61の孔67、一方の連結具61の孔61dの順にピン61bを挿通し、その状態で溝61eに止め輪61cを係合させて固定する。その後、前記他方の連結具61の両側部で横パイプ66の端部を挟み込み、その状態で連結具61の孔61d、横パイプ63の孔67、連結具61の孔61dの順にピン61bを挿通し、その状態で溝61eに止め輪61cを係合させて固定する。 【0038】このような連結方法にすれば、図6、図7(c)に示したように横パイプ66をパイプ62、パイプ65より外側に外れた状態に取り付けることができ、したがって図8に示すように、ブリッジ部4の板部22を上方側に回動させてこれを開いた際、該板部22は前記横パイプ66に干渉されることなく、これら横パイプ66、66間を自由に通り抜けることができるようになる。 【0039】このように、図6に示した柵部60にあっては、各パイプ間を連結具61によって連結していることから、例えば一部のパイプが破損した場合など、連結具61を外すことによって容易にこれを交換することができ、また連結方法も種々の仕方が採用可能となることから、組立の仕方の自由度も大となって例えば特殊な構造のベランドなどにも十分対応可能となる。 【0040】 【発明の効果】以上、説明したように、本発明のベランダ補修作業用足場によれば、下記の効果を得ることができる。請求項1記載のベランダ補修作業用足場によれば、ベランダ同士を仕切るパーティションを介してベランダの柵に設置されたベランダブリッジによって、ベランダの柵の外側に、柵部によってベランダ側を除く三方向が囲われた通路が形成されるので、パーティションによって仕切られたベランダ同士の間を、ベランダブリッジによって行き来することが可能となる。したがって、少なくとも1箇所のベランダへ入れば、ベランダへ通じる部屋内を通ることなく、隣接する各ベランダへ行き来して補修作業を行うことができる。これにより、居住者が在宅していなくてもベランダの補修作業を行うことができ、作業日時の制約が緩和され、補修作業の効率を大幅に向上させることができる。また、ベランダへ通じるドアや窓の開放が不要であるので、防犯上も問題がなく、しかも、資材を運搬する際に、部屋内を汚したり、防水剤等の資材の臭いを部屋内にこもらせてしまうような不具合をなくすことができる。さらには、大掛かりな足場を設置して作業を行う場合と比較して、設備費を大幅に低減させることができる。また、ベランダの柵に固定される固定脚部と、この固定脚部に掛け渡されるブリッジ部と、ブリッジ部のベランダ側を除く三方向を囲うように立設される柵部とから構成されたもの、つまり、これら固定脚部、ブリッジ部及び柵部からなる三分割された部品から構成されたものであるので、搬出入の容易化を図ることができる。これにより、例えば、大型車両を用いることなく、乗用車程度の大きさの車両でも、容易に運搬することができる。 【0041】請求項2記載のベランダ補修作業用足場によれば、ベランダブリッジの板部が上方側へ開閉可能とされているので、下方側から梯子等に昇ってベランダブリッジの板部を開き、ベランダブリッジの上方側へ移動することができ、資材の運搬等を容易に行うことができる。 【0042】請求項3記載のベランダ補修作業用足場によれば、昇降用梯子によって上下階のベランダブリッジ間における移動が可能となり、上下階への資材の運搬、移動等を容易に行うことができる。 【0043】請求項4記載のベランダ補修作業用足場によれば、柵部を構成する側面側柵部を、前面側柵部側へそれぞれ回動させることにより、極めて容易に、柵部が折り畳まれて、運搬、搬出入の容易化が図られる。また、不使用時には、折り畳んだ状態で重ねて保管することができ、保管スペースの無駄な占有をなくすことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599143014 【氏名又は名称】宮原 征郎 【識別番号】599143025 【氏名又は名称】株式会社大久 【識別番号】000133342 【氏名又は名称】株式会社ダイフレックス
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| 【出願日】 |
平成12年7月31日(2000.7.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064908 【弁理士】 【氏名又は名称】志賀 正武 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−182312(P2001−182312A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月6日(2001.7.6) |
| 【出願番号】 |
特願2000−232323(P2000−232323) |
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