トップ :: E 固定構造物 :: E04 建築物




【発明の名称】 手摺子固定具及び階段構造
【発明者】 【氏名】八尋 謙一

【氏名】福田 亜紀彦

【氏名】西川 太

【氏名】親川 勝之

【要約】 【課題】側板1や手摺2に手摺子嵌入孔を形成しないで、手摺子4を側板1や手摺2に取り付け得るようにする。

【解決手段】側板1及び手摺2に、例えば断面が円形の手摺子4が、その上下端部に設けられた手摺子固定具5を介して取り付けられている。前記手摺子取付具5は、側板1又は手摺2に取り付けられる第1部材6と、この第1部材6に任意の方向に向き変更自在に設けられた、手摺子4が嵌まる凹所8を有する第2部材7とを有している。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 手摺又は側板に取り付けられる第1部材と、この第1部材に任意の方向に向き変更自在に設けられた、手摺子が取り付けられる第2部材とを有する手摺子固定具。
【請求項2】 前記第2部材に手摺子が嵌まる凹所が形成されている請求項1記載の手摺子固定具。
【請求項3】 前記第2部材を第1部材に固定する固定手段が設けられている請求項1又は2記載の手摺子固定具。
【請求項4】 手摺と、手摺子と、手摺と手摺子の上端部とを連結する手摺子固定具とを有し、前記手摺子固定具が、手摺に取り付けられる第1部材と、この第1部材に任意の方向に向き変更自在に設けられた、手摺子が取り付けられる第2部材とを有している階段構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手摺子固定具及び階段構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の階段は以下のようにして施工されていた。側板を施工現場に施工した後、側板の上面から側板に手摺子嵌入孔を手摺子取り付け間隔で形成し、その後、側板の手摺子嵌入孔と対向するようにして手摺にその下面から手摺子嵌入孔を形成し、その後、手摺子の下端部に接着剤を塗布して手摺子の下端部を側板の手摺子嵌入孔に入れ、その後、手摺子の上端部に接着剤を塗布して手摺子の上端部が手摺の手摺子嵌入孔に対向するように手摺を位置させた後、手摺を下側に押し下げて手摺子の上端部を手摺子嵌入孔に嵌め、その後、手摺を建物に固定するようにしていた。
【0003】
【従来技術の欠点】前記従来の階段の施工方法には以下の如き欠点があった。手摺子嵌入孔の軸心が垂直となるように側板及び手摺に手摺子嵌入孔をあけるのが困難であり、また、側板に立設された多数の手摺子の上端部が、手摺の手摺子嵌入孔に対向するようにして手摺を下側に押し下げる作業も困難であるとい欠点があった。
【0004】
【前記欠点を解消するための手段】本発明は前記欠点を解消するために以下の如き手段を採用した。
■請求項1の発明は、手摺又は側板に取り付けられる第1部材と、この第1部材に任意の方向に向き変更自在に設けられた、手摺子が取り付けられる第2部材とを有するものである。
■請求項2の発明は、前記第2部材に手摺子が嵌まる凹所が形成されている請求項1記載のものである。
■請求項3の発明は、前記第2部材を第1部材に固定する固定手段が設けられている請求項1又は2記載のものである。
■請求項4の発明は、手摺と、手摺子と、手摺と手摺子の上端部とを連結する手摺子固定具とを有し、前記手摺子固定具が、手摺に取り付けられる第1部材と、この第1部材に任意の方向に向き変更自在に設けられた、手摺子が取り付けられる第2部材とを有している階段構造である。
【0005】
【発明の効果】本発明は前記した如き構成によって以下の如き効果を奏する。
■請求項1の発明の手摺子固定具を使用することにより、側板や手摺に手摺子嵌入孔を形成する必要がなく、その結果、従来の階段の施工方法の欠点を解消することが出来る。また、第2部材が第1部材に任意の方向に向き変更自在に設けられているので、手摺子を側板や手摺に垂直状態に取り付ける作業が行ないやすい。
■請求項2の発明によれば、手摺子の第2部材への取り付けが行ないやすい。
■請求項3の発明によれば、第2部材に手摺子を固定すると共に第2部材を固定手段により第1部材に固定することにより、手摺子がその中心線を中心として水平に自転しないようにすることが出来る。
■請求項4の発明によれば、手摺に手摺子嵌入孔を形成することなく階段を施工することが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明する。なお、この説明において、前とは図1右側を、後とは同図左側をいい、左とは図1紙面裏側を、右とは同表側をいう。
【0007】建物に公知の手段で取り付けられた、階段の側板1の上方に位置するようにして、手摺2が建物に公知の手段で取り付けられている。
【0008】側板1及び手摺2に、例えば断面が円形の手摺子4が、その上下端部に設けられた手摺子固定具5を介して取り付けられている。
【0009】前記手摺子取付具5は、側板1又は手摺2に取り付けられる第1部材6と、この第1部材6に任意の方向に向き変更自在に設けられた、手摺子4が嵌まる凹所8を有する第2部材7とを有している。前記第2部材7は外表面の一部が球面となされ、この第2部材7が第1部材6に形成された凹所9内で任意の方向に向き変更自在に嵌められている。
【0010】第1部材6の貫通孔10を通じて第2部材7の凹所8に嵌められた手摺子4は、第2部材7に形成された貫通孔を通じてねじ11を手摺子4にねじ嵌めることにより第2部材7に固定されている。なお、手摺子4を第2部材7に取り付けた状態において、第2部材7の向き変更の可動量は限定されたものとなる。また、第1部材6は、それに形成された貫通孔を通じてねじ12を側板1又は手摺2にねじ嵌めることにより、側板1又は手摺2に固定されている。
【0011】前記第1部材6には凹所9と外部とを連通させるねじ孔13が形成され、このねじ孔13にねじ14(請求項3の発明でいう固定手段)がねじ嵌められ、このねじ14を第2部材7に押し付けることにより、第2部材7を第1部材6に固定することが出来る。
【0012】
【変形例等】以下に変形例等について説明を加える。
(1)第2部材7に手摺子4用の凹所8が形成されない場合もある。
(2)第1部材6と第2部材7との連結手段は、第1部材6に対して第2部材7が任意の方向に向き変更し得るものであればよい。
【出願人】 【識別番号】000000413
【氏名又は名称】永大産業株式会社
【識別番号】591145461
【氏名又は名称】榎本金属株式会社
【出願日】 平成12年6月14日(2000.6.14)
【代理人】 【識別番号】100084179
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 哲夫
【公開番号】 特開2001−355321(P2001−355321A)
【公開日】 平成13年12月26日(2001.12.26)
【出願番号】 特願2000−177852(P2000−177852)