トップ :: E 固定構造物 :: E04 建築物




【発明の名称】 屋 根
【発明者】 【氏名】田中 稔

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 屋根は固定板と可動板との2重構造により構成され、前記屋根の中央部には合掌材を、左右端縁には軒用合掌材を延設し、前記合掌材を中心として左右に分割された前記固定板は同一幅員に区分された遮光部と採光部とを交互に形成してなり、この固定板の上端縁は前記合掌材に取着し、下端縁は前記軒用合掌材に固着し、前記固定板の下面に前記可動板を設け、該可動板は前記固定板の遮光部と採光部の幅員と等しく区分された遮光部と空間部とを有すると共に前記可動板を左右に移動させることにより日光の照射調整を行うように構成したことを特徴とする屋根。
【請求項2】 固定板の上面に可動板を設けたことを特徴とする請求項1記載の屋根。
【請求項3】 可動板の上端縁下面及び下端縁にコロを複数取り付け、合掌材及び軒用合掌材の長手方向に沿って電動機構により移動させることを特徴とする請求項1又は2記載の屋根。
【請求項4】 可動板の長さを細分割して各別に移動ができるようにしたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の屋根。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は屋根、更に詳しくは日光の照射調整機能を有する屋根に関するものであり、特に街路屋根に用いるのに適した屋根に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根例えば街路屋根は、一種類の透明製部材を用いて街路の距離に応じて構築されているので、日光の照射を調整する機能を有していなかった。そこで、このような街路屋根においては、直射日光があたる時間帯には商品の日焼け防止のため、通常、テント或いは幕類等を使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたように、商品の日焼け防止のためテントを使用すると商品の高級感を損なわせ、或いは幕類等を使用すると需要者の目に触れないので、業績の振興を阻害するという問題点があった。
【0004】そこで、本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡単な作業により確実に日光の照射調整ができると共に屋根の機構が目立たず外観的にも美しい屋根を提供使用とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、屋根は固定板と可動板との2重構造により構成され、前記屋根の中央部には合掌材を、左右端縁には軒用合掌材を延設し、前記合掌材を中心として左右に分割された前記固定板は同一幅員に区分された遮光部と採光部とを交互に形成してなり、この固定板の上端縁は前記合掌材に取着し、下端縁は前記軒用合掌材に固着し、前記固定板の下面に前記可動板を設け、該可動板は前記固定板の遮光部と採光部の幅員と等しく区分された遮光部と空間部とを有すると共に前記可動板を左右に移動させることにより日光の照射調整を行うように構成したことを特徴とする。
【0006】本発明のうち請求項2記載の発明は、固定板の上面に可動板を設けたことを特徴とする。
【0007】本発明のうち請求項3記載の発明は、可動板の上端縁下面及び下端縁にコロを複数取り付け、合掌材上面及び軒用合掌材の上面を長手方向に沿って電動機構により移動させることを特徴とする。
【0008】本発明のうち請求項4記載の発明は、可動板の長さを細分割して各別に移動ができるようにしたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例を図面に基づいて説明する。各図面において、図1は街路屋根の正面図、図2は固定板と可動板と電動機構の構成状態を示す説明断面図、図3は可動板が移動した状態を示す説明断面図、図4は屋根の斜視図、図5は固定板の上面に可動板を有する可動板と固定板と電動機構の構成状態を示す斜視図、図6は可動板が移動した状態を示す説明断面図である。
【0010】ここで図示した実施の形態では、本発明を街路屋根に応用した場合を示している。まず、図1から図4において、半円形状に湾曲した屋根1は、中央部に合掌材4を、左右に軒用合掌材5を延設しており、この合掌材4を中心として左右に分割された上面を固定板2と下面を可動板3とよりなる2重構造に構成されている。合掌材4はI形状をしており、左右固定板2の上端縁は合掌材4の内側面上方に取着し、下端縁は軒用合掌材5上面に固着し、固定板2には同一幅員を有する遮光部6と採光部7に区分され、これら遮光部6と採光部7は交互に並設されている。固定板2の遮光部6の下面には、固定板2に沿って骨材が11が取り付けられ、骨材11の上端縁は遮光部6と共に合掌材4の内側面上方に取着し、下端縁は軒用合掌材5上面に固着されている。
【0011】左右可動板3の上端縁下面にはコロ9が複数取り付けられて合掌材4の内側下面のガイドレール14に載置され、下端縁にもコロ9が複数軸支されて軒用合掌材5上面に設けられているガイドレール10に載置されている。可動板3は遮光部6と空間部8とに区分され、これら遮光部6と空間部8は交互に並設されている。遮光部6と採光部7と空間部8は同大に形成されている。可動板3の前後にはチェーン12が取り付けられ、電動機構例えばモーター13によってこのチェーン12を介して可動板3を移動させる。
【0012】次に実際の作動について説明する。午前中のような日光の照射が弱い時間帯は、図2で示されるように固定板2の遮光部6の下面に可動板3の遮光部6が、固定板2の採光部6の下面に可動板3の空間部8が位置するようにする。日中、日光照射が強くなると例えば商店間口の距離に応じて分割された可動板3の前後に取り付けられたチェーン12を介してモーター13の正逆回転により、図3で示されるように固定板2の採光部6の下面に可動板3の遮光部6が位置するように移動させ、日光照射を遮蔽するものである。また、日光照射角度によって、左右の可動板3を夫々別々に移動することができる。
【0013】図5及び図6に示される実施の形態は、固定板2の上面に可動板3を設けて2重構造に構成した屋根1である。なお、本実施の形態では、図1から図4で説明した実施の形態と同一作用をなすものは同一符号で説明する。合掌材4は王形状をなし、骨材11に支承された固定板2の上端縁と骨材11の上端縁は合掌材4の内側面下方に取着され、下端縁は軒用合掌材5上面に固着されている。固定板2の上面に配置している可動板3の先端縁下面にはコロ9が複数取り付けられ、合掌材4の高さ方向の略中央部に突出しているガイドレール14に載置され、下端縁にもコロ9が複数軸支され、軒用合掌材5上面に設けられているガイドレール10に載置されている。あとの構成は図1から図4で示される実施の形態と同様なのでその説明を省略する。
【0014】本発明の屋根の形状は、半円形状のものを説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば三角形状、多角形状等の形状にすることも勿論可能である。
【0015】また、本発明は街路屋根を一例にとって説明したが、工場、サンルームの屋根等あらゆる屋根に使用することができるものである。
【0016】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているので、次に記載される効果を奏する。屋根を、遮光部と採光部とを備えた固定板と遮光部と空間部とを有する可動板との2重構造にして可動板を移動可能にしたので、街路屋根下における日光の照射量を容易に調整が出きるため、例えば商店の陳列商品の品質保持が可能となり、殊に季節、天候、時間を問わず光の照射を調整することが可能となったので、常に街路屋根内部が快適な温度となり、省エネルギー化を図り地球温暖化の防止を推進することができるという効果がある。
【0017】左右の可動板を細分割し各別に移動ができるので、必要に応じて任意に日光の照射を調整することができるという効果がある。
【出願人】 【識別番号】597025080
【氏名又は名称】神村鉄工株式会社
【出願日】 平成12年3月12日(2000.3.12)
【代理人】 【識別番号】100050901
【弁理士】
【氏名又は名称】長尾 貞吉
【公開番号】 特開2001−254470(P2001−254470A)
【公開日】 平成13年9月21日(2001.9.21)
【出願番号】 特願2000−115920(P2000−115920)