| 【発明の名称】 |
ユニット建物及び建物ユニット |
| 【発明者】 |
【氏名】加納 浩之
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| 【要約】 |
【課題】建物ユニットによって構成されるユニット建物において、配管類を建物ユニットの床下に簡易に設置すること。
【解決手段】ユニット建物において、建物ユニット10の桁床梁21の溝形鋼内に床梁21に沿わせて配管類41、42、51が設置され、隣り合う建物ユニット10間において妻床梁22の下に配管類41、42、51をくぐらせて配管類が接続されてなるもの。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 建物ユニットの桁方向の床梁の溝形鋼内に床梁に沿わせて配管類が設置され、隣り合う建物ユニット間において妻方向の床梁の下に配管類をくぐらせて配管類が接続されてなるユニット建物。 【請求項2】 建物ユニットの桁方向の床梁の溝形鋼内に床梁に沿わせて配管類が設置され、前記桁方向の床梁に沿う部分の床板が建物ユニット中央付近の床板とは分割せられてなり、前記床梁に沿う部分の床板の適宜個所に開口が設けられ、配管類の立上がり部が前記開口を挿通して床面上に位置されてなる建物ユニットを構成体とするユニット建物。 【請求項3】 建物ユニットの桁方向の床梁の溝形鋼内に床梁に沿わせて配管類が設置され、該配管類の端部の余長分を妻方向の床梁付近に曲成されてなる建物ユニット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ユニット建物及び建物ユニットに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ユニット建物を構成する建物ユニットの配管類設置構造として、建物ユニットの床梁の溝形鋼内に床梁に沿わせて配管類を設置してなるものがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術には、以下の問題点がある。 ■隣り合う建物ユニットに渡る配管類は、両建物ユニットの床梁に配管挿通部を切欠形成する必要があり、切欠による床梁の強度低下を招く。 【0004】■建物ユニットを構成する床構造体の内部に配管を設置した後、床構造体の上に床面材を取着するものであり、作業者は、床面材のない床梁と根太の上に立ち、歩行する不安定な姿勢で、配管の配置、固定を行なう必要があり、配管作業性が悪い。 【0005】本発明の課題は、建物ユニットによって構成されるユニット建物において、配管類を建物ユニットの床下に簡易に設置することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明は、建物ユニットの桁方向の床梁の溝形鋼内に床梁に沿わせて配管類が設置され、隣り合う建物ユニット間において妻方向の床梁の下に配管類をくぐらせて配管類が接続されてなるユニット建物である。 【0007】請求項2に記載の本発明は、建物ユニットの桁方向の床梁の溝形鋼内に床梁に沿わせて配管類が設置され、前記桁方向の床梁に沿う部分の床板が建物ユニット中央付近の床板とは分割せられてなり、前記床梁に沿う部分の床板の適宜個所に開口が設けられ、配管類の立上がり部が前記開口を挿通して床面上に位置されてなる建物ユニットを構成体とするユニット建物である。 【0008】請求項3に記載の本発明は、建物ユニットの桁方向の床梁の溝形鋼内に床梁に沿わせて配管類が設置され、該配管類の端部の余長分を妻方向の床梁付近に曲成されてなる建物ユニットである。 【0009】 【作用】請求項1の発明によれば下記■の作用がある。 ■配管類は、建物ユニットの桁方向の床梁を構成する溝形鋼の内部を通り、相隣る建物ユニット間ではそれらの妻方向の床梁の下で接続される。従って、建物ユニットの床梁、床小梁、根太等の構成材に配管挿通部を極力切欠形成することなく通管でき、それら床構成材の強度低下を招くことがない。更には、切欠部の態様毎に、部品点数を増してしまうこともない。 【0010】請求項2の発明によれば下記■の作用がある。 ■桁方向の床梁に沿う床板を貼る前に、建物ユニットの中央付近の床板を足場として、床上から床下配管できる。そして、桁方向の床梁に沿う床板を貼る際には、配管類の立上がり部をこの床板に設けてある開口に挿通して床面上に位置せしめることができ、配管類の設置作業性を向上できる。 【0011】請求項3の発明によれば下記■の作用がある。 ■建物ユニットに設けられた配管類の端部の余長分を妻方向の床梁付近に曲成させることにより、建物ユニットの工場内での移送、施工現場への輸送時に、その端部が邪魔にならず、いためることもない。 【0012】 【発明の実施の形態】図1は床構造体を示す斜視図、図2は建物ユニットへの配管類設置状態を示す斜視図、図3は建物ユニットの床面材取着完了状態を示す斜視図、図4は建物ユニットへの配管類設置状態を示すユニット中央断面図、図5は配管類設置状態を示し、(A)は要部斜視図、(B)は要部断面図、図6は相隣る建物ユニットのつなぎ部での配管類設置状態を示すユニット中央断面図である。 【0013】建物ユニット10は、工場生産段階で、図2、図3に示す如く、床構造体11の4コーナー部に角鋼管等からなる柱12を接合し、柱12の上部に天井構造体13を接合して製造される。 【0014】床構造体11は、図1〜図3に示す如く、2本の溝形鋼製桁床梁21と2本の溝形鋼製妻床梁22からなる床枠組内で、相対する桁床梁21、21の長手方向複数位置に角鋼管製床小梁23(連結材)のC字状ジョイント部材23Aを交差状に接合し、床小梁23の上に床根太24を取着し、床根太24の上に床面材25(床板)(後述の床面材25A、25B)を取着することにて構成される。即ち、床構造体11にあっては、桁床梁21を構成する溝形鋼の溝21Aが該床構造体11の内部に向けて配置され、床小梁23が溝形鋼の溝21Aを閉塞することのない状態で該溝形鋼に接合される。桁床梁21の溝21Aの内部には、後述する配管類41、42、51が該溝21Aに沿うように設置可能とされる。 【0015】天井構造体13は、図2、図3に示す如く、2本の溝形鋼製桁天井梁31と2本の溝形鋼製妻天井梁32からなる天井枠組内で、相対する桁天井梁31、31の長手方向複数位置に根太33を交差状に接合し、根太33の下に天井面材(不図示)を取着することにて構成される。 【0016】そして、建物ユニット10にあっては、工場生産段階で、図4に示す如く、床構造体11の内部の床面材25の裏側に、流し台40のための給水配管41、給湯配管42、ガス台50のためのガス管51等の配管類を設置するとともに、それらの流し台40、50を床面材25の上に設置し、流し台40、ガス台50へのそれら配管類41、42、51の接続を完了するものとしている。 【0017】然るに、建物ユニット10にあっては、工場生産ラインでの配管類41、42、51の設置作業性を向上するため、それらの配管類41、42、51を以下の手順で設置するものである。 【0018】(1)床構造体11の床面材25のうち、1本の桁床梁21に沿う部分の床面材25Bを、中央付近の床面材25Aとは分割し、この1本の桁床梁21に沿う一部の床面材取着領域を配管類設置用開口スペース26として定める。このとき、床面材25Bの適宜個所には、配管用孔41A、42A、51A(開口)が設けられている。 【0019】(2)床構造体11の配管類設置用開口スペース26を除く床面材取着領域に床面材25Aを取着する(図2)。 【0020】(3)配管類41、42、51を、配管類設置用開口スペース26を用いて、桁床梁21に沿う位置に設置する(図2)。作業者は、上述(2)の床面材25Aの上に立ち、歩行し、この(3)の設置作業を行なう。このとき、配管類41、42、51は、桁床梁21を構成する溝形鋼の溝21Aの内部において該溝21Aに沿うように設置される(図5)。 【0021】(4)床構造体11の配管類設置用開口スペース26に床面材25Bを取着する(図3)。このとき、配管類41、42、51の立上がり部は床面材25Bに設けた孔41A、42A、51Aに挿通されて床面上に位置される(図5)。 【0022】(5)床構造体11の床面材25Bの上に流し台40、ガス台50を設置し、流し台40に給水配管41、給湯配管42を、ガス台50にガス管51を接続する(図4)。 【0023】(6)配管類41、42、51の端部の余長分41B、42B、51Bは、妻床梁22付近に曲成されて建物ユニット10の内部に納められる。 【0024】更に、上述の如くに製造された建物ユニット10は、工場から建築現場に輸送され、予め構築された基礎の上に据付けられてユニット建物を構成する。このとき、相隣る建物ユニット10、10に渡る配管類41、42、51の端部の余長分41B、42B、51Bが、図6に示す如く、両建物ユニット10、10の例えば妻床梁22、22の下にくぐらせて継手60を用いて接続される。 【0025】従って、本実施形態によれば、以下の作用がある。 ■配管類41、42、51は、建物ユニット10の桁方向の床梁21を構成する溝形鋼の内部を通り、相隣る建物ユニット10間ではそれらの妻方向の床梁22の下で接続される。従って、建物ユニット10の床梁21、22、床小梁23、根太24等の構成材に配管挿通部を極力切欠形成することなく通管でき、それら床構成材の強度低下を招くことがない。更には、切欠部の態様毎に、部品点数を増してしまうこともない。 【0026】■桁方向の床梁21に沿う床面材25Bを貼る前に、建物ユニット10の中央付近の床面材25Aを足場として、桁方向の床梁21に沿う床面材25Bを貼る際には、配管類41、42、51の立上がり部をこの床面材25Bに設けてある孔41A、42A、51Aに挿通して床面上に位置せしめることができ、配管類41、42、51の設置作業性を向上できる。 【0027】■建物ユニット10に設けられた配管類41、42、51の端部の余長分41B、42B、51Bを妻方向の床梁22付近に曲成させることにより、建物ユニット10の工場内での移送、施工現場への輸送時に、その端部が邪魔にならず、いためることもない。 【0028】以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明が適用される配管類は、配管に限らず、電気配線等の配線も含む。 【0029】また、本発明により設置される配管類をさや管とし、さや管の内部に給水管等、配線等を延在せしめることもできる。このさや管を用いた場合には、給水管等や配線等の交換時に、さや管を交換する必要はなく、さや管が設置されている構造体の内部(床下等)に入ったり、それらの構造体を壊すことなく、給水管等や配線等をさや管に対して出し入れすることにて交換できる。 【0030】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、建物ユニットによって構成されるユニット建物において、配管類を建物ユニットの床下に簡易に設置することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002174 【氏名又は名称】積水化学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年2月2日(2000.2.2) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−214531(P2001−214531A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月10日(2001.8.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−25433(P2000−25433) |
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