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【発明の名称】 コンクリート構造物腐食防止リサイクル工法
【発明者】 【氏名】杉沢 実

【要約】 【課題】従来の工法で施工した時、各種排液処理槽解体工事に際し、従来コンクリート構造物と防食防水剤が完全接着を目的に浸透性溶剤型プライマーを使用するのが一般的であったが、構造物解体時にコンクリートと防食材の分離が行えず、コンクリート構造体と劣化汚染防食材との焼却処分を行う為、焼却費の増加と共に環境公害の増大につながるため、再利用を行う必要がある。

【解決手段】コンクリート構造物表面の砂利面無溶剤樹脂接着剤を使用する事で、樹脂熱変形温度以上に加熱する事で、コンクリート構造物リホーム再使用可能となり劣化防食FRPのみの処理で、環境公害処理費低減に役立つ工法である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】コンクリート構造物は、酸性物質による劣化が著しく特に排水処理施設では硫化ガス等の発生で劣化したコンクリートは、再使用出来ず尚、廃棄処理に莫大な焼却費用を要するが、建設時に構造物表面に防食性樹脂防食ライニング施工をする場合、補強繊維を用い、接着用樹脂には、無溶剤系を使用し、下地コンクリート表面をサンダー掛けにより砂利表面に接着を行う事で、コンクリート構造物解体の際に、防食ライニング樹脂表面を樹脂熱変形温度以上に加熱する事で、補強繊維の働きにより、防食ライニング材とコンクリート構造物とを完全に分離を行い、コンクリート構造物再利用及び構造物解体による二次公害防止のリサイクル方法
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術】従来コンクリート構造水処理槽の防食防水ライニング施工に就いて、コンクリート面に浸透し接着性を良くする為、一般下塗り接着剤に溶剤等を混合し粘度を低下させ、浸透による接着力強化を行っている為、解体に際し、コンクリート面に浸透している為、防食ライニング層とコンクリートが剥離出来ず、分離処理が行えず、焼却処理費及びコンクリートの、解体リホームが出来ないが、防食ライニング施工前に表面サンダー処理を行い、砂利表面を出し、其の上に無溶剤型接着剤を使用し、FRPライニング施工を行って置くと解体時にFRPライニング表面を熱変形温度まで加熱する事でコンクリート本体とFRPライニングを分離する事が出来、コンクリート本体解体後、骨材としてリホーム可能となり、FRPライニング材のみ処理する事で、環境公害防止に役立つ事である。
【0002】
【従来の技術】コンクリート構造物はアルカリ性には強いが、酸性に弱く、劣化防止にコンクリート表面に防食性樹脂(ペンキ)等の塗布を行ったり排水処理施設等の硫化ガスの発生する場所に防食性樹脂によるFRP防食ライニングを行っているがコンクリート表面との接着を良くする為、樹脂に溶剤等を混合し、樹脂粘度を低下させ、コンクリート表面の浸透を良くして接着力を強くして使用する為、コンクリート構造物解体時にコンクリートと樹脂防食ライニング材とを分離する事がむづかしく、焼却処分を行うので、焼却の為コンクリート構造物の再利用が行えなく、焼却費用と焼却による二次公害が発生し、莫大な損失となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】此の発明は、従来新しくコンクリート建造物の建設に際し、其の都度コンクリートの砂利は、山を削る事で骨材を生産し使用して建造を行い、旧建造物は劣化の為再利用に役立たず放置されて来た、特に排水処理施設のコンクリート構造物は一般に表面を防食浸透性塗料の塗布を行って来た為、コンクリート構造物解体の際に腐食した防食塗料とコンクリートを分離する事が不可能な為、再利用が行えず放棄され公害発生の原因となっているのが現状である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンクリート構造物を酸性物質劣化防止する事による樹脂防食ライニング施工の際、コンクリート表面をサンデング処理し、砂利面を無溶剤樹脂にて接着を行い、樹脂防食ライニングに補強繊維を使用し、表面に防食性樹脂コーテングを行って、防食FRPライニングを行い、防食維持管理をし、建造物解体時にコンクリート構造物と防食樹脂FRPライニング材とを樹脂熱変形温度まで加熱を行う事で、コンクリート構造物と防食樹脂ライニング材と分離、解体する事で、山林を再度破壊を行わず自然を守る建造物再利用する工法である。
【0005】
【発明の実施の形態】各種地下コンクリート構造物、下水排水処理槽は、有害物質、酸性物質、廃油廃液を多量に含んでいる為、コンクリート構造物劣化が進行する為コンクリート表面に防食防水性FRPライニング塗布を行う際に、コンクリート面のセメント分を除去し、サンダー処理を行い、砂利面に無溶剤型防食性樹脂を塗布硬化を行う事で、コンクリート構造物との一体化防食防水FRPライニング施工が行える。
【0006】
【実施例】東京都立川流域下水処理場汚泥濃縮槽のコンクリート処理槽重防食FRPライニング施工に際し、濃縮槽硫化ガス防食に、コンクリート構造物劣化完全防止を目的に、防食FRPライニング厚を2プライとして防食FRP劣化改修時に、コンクリート構造物とFRPライニングを完全に分離させる事を目的にコンクリート表面をサンダー処理し、清掃後無溶剤樹脂配合品をコンクリート砂利面に完全接着を行い、改修時に樹脂FRP面を樹脂熱変形温度まで加熱を行う事で、コンクリート構造物本体と完全に分離除去を行う事で、コンクリート構造物の劣化防止を行い、再利用を可能にし、劣化FRPライニング材のみの処理を行う事で、コンクリート構造物による環境公害防止を行った。
【0007】
【発明の効果】下水処理場コンクリート槽防食ライニング施工後のライニング層の劣化調査EPMAによる硫化ガス浸透度検査にコンクリート接着FRPライニングとコンクリート構造体とをFRP面加熱を行う事で、コンクリートとFRPライニング材の完全分離を行う事で、FRP防食ライニング層硫化ガスによるFRPライニング材硫化ガス浸透度EPMA試験が行え、コンクリート構造物の再利用を行った。
【出願人】 【識別番号】390022758
【氏名又は名称】杉沢 実
【出願日】 平成11年7月15日(1999.7.15)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−26977(P2001−26977A)
【公開日】 平成13年1月30日(2001.1.30)
【出願番号】 特願平11−233081