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コンクリート製側溝蓋 - 特開2001−3445 | j-tokkyo
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【発明の名称】 コンクリート製側溝蓋
【発明者】 【氏名】福島 司

【要約】 【課題】本発明はコンクリート製側溝蓋に関し、側溝本体の外側にグレーチング部材が側溝本体の上方開口部に対向して設けた係止段部または側溝本体の幅方向における隣接する側溝蓋相互間に取付けられて側溝本体に側溝蓋を固定化して雨水の集水をはかり、自動車等の走行時に騒音を発生するのを無くす。

【解決手段】側溝本体1の上方開口部3に対向して設けた係止段部1a,1aに被冠されるコンクリート製の側溝蓋4の外側に鉄板等の剛性材料よりなるグレーチング部材5が側溝本体1の長手方向Xまたは長手方向Xに交又する幅方向Yに取付けられた。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 側溝本体の上方開口部に対向して設けた係止段部に被冠されるコンクリート製の側溝蓋の外側に側溝本体内に集水を行う鉄板等の剛性材料よりなるグレーチング部材が取付けられることを特徴とするコンクリート製側溝蓋。
【請求項2】 前記グレーチング部材は側溝本体の前記係止段部に側溝本体内に略垂直に埋設されたインサート部材と該インサート部材内に挿入固定される取付杆部とにより側溝本体の外側に取付けられることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート製側溝蓋。
【請求項3】 前記グレーチング部材はコンクリート製の側溝本体の外側に適宜固着手段を介して取付けられることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート製側溝蓋。
【請求項4】 前記グレーチング部材は側溝本体の長手方向にわたり側溝蓋の外側に取付けられることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート製側溝蓋。
【請求項5】 前記グレーチング部材は側溝蓋の隣接する相互間に側溝蓋の長手方向に交又する幅方向に設けられることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート製側溝蓋。
【請求項6】 前記グレーチング部材はコンクリート製の側溝蓋の外側に設けられる複数個の係止受材に適宜固着部品によりグレーチング本体部が組付けられることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート製側溝蓋。
【請求項7】 前記グレーチング部材はグレーチング本体部の背面に略水平に突出して設けられコンクリート製の側溝蓋内に埋設されるアンカー筋または取付ボルトが螺入可能なインサートナットが側溝蓋内に配筋される鉄筋と協同して構造材として使用されることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート製側溝蓋。
【請求項8】 前記グレーチング部材は金属板もしくは金属鉄棒よりなる複数本のベアリングバーと該ベアリングバーに任意間隔にて交又して設けられるクロスバーとにより格子状に形成されるか、また金属板に多数の孔部が設けられたパンチングプレートにより形成されることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート製側溝蓋。
【請求項9】 前記グレーチング部材は、前記取付杆部が挿入可能に上方または下方の厚み方向に閉鎖して設けられる取付壁面と上方、または左右何れかの少なくとも一側、さらに前方の少なくとも何れかの一面に設けられる開放部とにより形成される取付部がグレーチング本体部の適宜個所に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のコンクリート製側溝蓋。
【請求項10】 前記取付部は側面もしくは正面が略L字状、略コ字状、略ロ字状の何れかの外形にグレーチング本体部に対して形成されたことを特徴とする請求項9に記載のコンクリート製側溝蓋。
【請求項11】 前記係止受材は上方、または左右の一側、前方の少なくとも何れかの一面に開放部が形成され側面もしくは正面が略L字状、略コ字状、略ロ字状の何れかの外形に形成されたことを特徴とする請求項6に記載のコンクリート製側溝蓋。
【請求項12】 前記係止受材の背面には略水平に側溝蓋内に埋設されるアンカー筋または取付ボルトが螺入可能なインサートナットが突出して設けられコンクリート製の側溝蓋内に配筋される鉄筋と協同して構造材として使用されることを特徴とする請求項6に記載のコンクリート製側溝蓋。
【請求項13】 隣接する側溝蓋相互の対向する外側に設ける係止受材の衝合端には側溝蓋の厚み方向に取付杆部を挿入、固定する取付孔を形成する孔半部が組合わせ可能に分担して設けられることを特徴とする請求項6に記載のコンクリート製側溝蓋。
【請求項14】 前記側溝本体の上方開口部に被冠される側溝蓋は道路側から縁石ブロックの敷設側に下り勾配にて被冠されることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート製側溝蓋。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート製側溝蓋に関し、側溝本体の外側に鉄板等の剛性材料よりなるグレーチング部材が側溝本体の上方開口部に対向して設けた係止段部または側溝本体の幅方向における隣接する側溝蓋相互間に取付けられて側溝本体にさらに側溝蓋を固定化することにより特に雨水等の集水をはかるとともに自動車等の走行時に騒音が発生するのを無くす。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート製の側溝蓋には例えば図24ないし図25に示すものがある。すなわち、道路Dと歩道Jとの境界部分に連続して敷設される側溝本体aの上方開口部bに左右対向して設けた係止段部c,cに多数の側溝蓋dを着脱可能に被冠するものであった。この側溝蓋dは、例えば荷搬性を考慮して長さL′が400〜500mm程度と短く、断面略矩形の同一厚みt′例えば100mm程度にてコンクリートにより形成され、しかも長手方向Xの側端には手掛孔a1 が設けられる。そして、道路Dに降った雨水は道路Dの勾配θに沿って道路Dの表面を流れ、側溝蓋dの手掛孔a1 を通じて側溝本体a内の排水孔fに流れ落ち、排水される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図24ないし図25に示す上記従来の側溝蓋は、道路Dに降った雨水は側溝蓋dの端部に設けた手掛孔a1 を通じて側溝本体aの内部に流入され、排水されるのにすぎないので、降雨量が多くなると、手掛孔a1 を通じての雨水の導入能力に欠けるという不都合があった。しかも、側溝本体aの上方開口部bに左右対向して設けた係止段部c,cに多数が着脱可能に被冠されるので、自動車が走行する等して側溝蓋dに荷重が加わった場合には、側溝本体aの係止段部c,cと側溝蓋dとの間に生ずる間隙により側溝蓋は騒音を発生していた。この時、隣接する対向端は破損したり、かけを生じていた。また暗渠形の排水管ブロックにおいては自動車が走行して荷重がかかった場合に構造堅牢であり、騒音が発生しないという利点があるが、排水管ブロック自体の重量が重く施工や運搬が容易には行えず、能率的に施工が行えなかった。また排水管ブロック内を掃除したり、接続部における漏水個所に漏水防止処理を施す等の保守、管理が容易には行えなかった。本発明は上記従来の不都合を解決し、雨水等の側溝本体に対する導入能力が高く効率良く集水が行え、また自動車が走行する等して荷重が加わった場合に、側溝蓋相互の対向端が破損したりかけを生ずるのを防止して構造を堅牢化し、しかも掃除や接続部における漏水個所での防水処理を施す等の保守、管理も容易に行え、構造簡単にして製作、組付が容易で製作コストを安価な側溝蓋を提供しようとする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の不都合を解決してなされその請求項1は、側溝本体の上方開口部に対向して設けた係止段部に被冠されるコンクリート製の側溝蓋の外側に側溝本体内に集水を行う鉄板等の剛性材料よりなるグレーチング部材が取付けられることを特徴とするという手段を採用した。
【0005】また本発明の請求項2は、請求項1において前記グレーチング部材は側溝本体の前記係止段部に側溝本体内に略垂直に埋設されたインサート部材と該インサート部材内に挿入固定される取付杆部とにより側溝本体の外側に取付けられることを特徴とするという手段を採用した。
【0006】た本発明の請求項3は、請求項1において前記グレーチング部材はコンクリート製の側溝本体の外側に適宜固着手段を介して取付けられることを特徴とするという手段を採用した。
【0007】また本発明の請求項4は、請求項1において前記グレーチング部材は側溝本体の長手方向にわたり側溝蓋の外側に取付けられることを特徴とするという手段を採用した。
【0008】また本発明の請求項5は、請求項1において前記グレーチング部材は側溝蓋の隣接する相互間に側溝蓋の長手方向に交又する幅方向に設けられることを特徴とするという手段を採用した。
【0009】また本発明の請求項6は、請求項1において前記グレーチング部材はコンクリート製の側溝蓋の外側に設けられる複数個の係止受材に適宜固着部品によりグレーチング本体部が組付けられることを特徴とするという手段を採用した。
【0010】また本発明の請求項7は、請求項1において前記グレーチング部材はグレーチング本体部の背面に略水平に突出して設けられコンクリート製の側溝蓋内に埋設されるアンカー筋または取付ボルトが螺入可能なインサートナットが側溝蓋内に配筋される鉄筋と協同して構造材として使用されることを特徴とするという手段を採用した。
【0011】また本発明の請求項8は、請求項1において前記グレーチング部材は金属板もしくは金属棒よりなる複数本のベリングバーと該ベアリングバーに任意間隔にて交又して設けられるクロスバーとにより格子状に形成されるか、また金属板に多数の孔部が設けられたパンチングプレートにより形成されることを特徴とするという手段を採用した。
【0012】また本発明の請求項9は、請求項1において前記グレーチング部材は、前記取付杆部が挿入可能に上方または下方の厚み方向に設けられる取付壁面と上方、または左右何れかの少なくとも一側、さらに前方の少なくとも何れかの一面に設けられる開放部とにより形成される取付部がグレーチング本体部の適宜個所に設けられることを特徴とするという手段を採用した。
【0013】また本発明の請求項10は、請求項9において前記取付部は側面もしくは正面が略L字状、略コ字状、略ロ字状の何れかの外形にグレーチング本体部に対して形成されたことを特徴とするという手段を採用した。
【0014】また本発明の請求項11は、請求項6において前記係止受材は上方、または左右何れかの一側、前方の少なくとも何れかの一面に開放部が形成され側面もしくは正面が略L字状、略コ字状、略ロ字状の何れかの外形に形成されたことを特徴とするという手段を採用した。
【0015】また本発明の請求項12は、請求項6において前記係止受材の背面には略水平に側溝蓋内に埋設されるアンカー筋または取付ボルトが螺入可能なインサートナットが突出して設けられコンクリート製の側溝蓋内に配筋される鉄筋と協同して構造材として使用されることを特徴とするという手段を採用した。
【0016】また本発明の請求項13は、請求項6において隣接する側溝蓋相互の対向する外側に設ける係止受材の衝合端には側溝蓋の厚み方向に取付杆部を挿入、固定する取付孔を形成する孔半部が組合わせ可能に分担して設けられることを特徴とするという手段を採用した。
【0017】また本発明の請求項14は、請求項1において前記側溝本体の上方開口部に被冠される側溝蓋は道路側から縁石ブロックの敷設側に下り勾配にて被冠される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の具体例を図面を参照して説明する。図1ないし図5は本発明の第1実施例である。1は図2に示すように内部の長手方向Xに排水孔2を有するコンクリート製の側溝本体であり、この側溝本体1は道路Dの歩道Jとの境界面に敷設され、この側溝本体1の上方開口部3にはコンクリート製の平面略矩形の側溝蓋4が被冠される対向した係止段部1a,1aが設けられている。図示する実施例では、側溝蓋4は側溝本体1の長手方向Xの前端および後端の上方部に位置して設けた閉鎖天面部1b,1bの間に形成される前記係止段部1a,1aに側溝蓋4は被冠される。
【0019】5はコンクリート製の側溝蓋4の外側に適宜固着手段6を介して取付けられる鉄板等の剛性材料に多数の孔部7が設けられたパンチングプレートよりなるグレーチング部材であり、このグレーチング部材5は例えば図示するように側溝本体1の幅方向Yに向けて図示する実施例では側溝蓋4の左右両側に側溝本体1に対して着脱可能に取付けられる。
【0020】図示する実施例では側溝蓋4の大きさは、側溝本体1の長手方向Xの長さlが400〜500mm、幅方向Yの長さwが385mm程度、厚さhが95mm程度である。しかしながらこれらの寸法は例示であり、これに限ることなく図には示さないが長手方向Xの長さlは小型の側溝蓋4では500mm程度から大型の側溝蓋4では2000mm程度であり、また幅方向Yの長さwは小型の側溝蓋4では250mm程度から大型の側溝蓋4では2000mm程度まであり、さらに厚さhは60mm程度から200mm程度まである。
【0021】また前記グレーチング部材5は図1および図4に示すように側溝本体1の前記係止段部1a,1aに側溝本体1内に略垂直に埋設されたインサート部材8と該インサート部材8内に挿入、固定される取付杆部としてのインサートボルト9とにより側溝本体1に着脱可能に取付けられる。
【0022】10は取付杆部としてのインサートボルト9により側溝蓋4を側溝本体1に着脱可能に取付けるための取付部であり、この取付部10は図1に示す実施例ではインサートボルト9が挿入可能に上方または下方の厚み方向に設けられる取付壁面5aと左右の両側に設けられる開放部k,kとにより外形が本実施例では側面略ロ形に形成される。しかし取付部10はこれに限ることなく例えば図1および図4に示すように厚み方向に設けられる取付壁面4aと、図には示さないが上方、または左右何れかの一側、図に示す実施例では左右の両側、さらには図には示さないが前方に設けられる開放部k,k,kとにより例えば側面略L形に形成されることもある。
【0023】また11はグレーチング部材5のグレーチング本体部5bの背面に略水平方向に突出して設けられたアンカー筋であり、このアンカー筋11はコンクリート製の側溝蓋4内に成形時に埋設されることにより側溝蓋4内に配筋される鉄筋12と協同して構造材として使用されて圧縮または引張に対して側溝蓋4の強度を向上し、構造堅牢な仕上がりに形成される。
【0024】図6はコンクリート製の側溝蓋4を成形するのと同時にグレーチング部材5を側溝蓋4の外側に一緒に取付けるのではなく側溝蓋4を成形固化した後に側溝蓋4の外側に側溝蓋4とは個別に形成したグレーチング部材5を後から取付ける場合に使用される他の実施例である。そして、側溝蓋4に対するグレーチング部材5の取付けには、側溝蓋4に予め略水平に埋設されたインサートナット20に取付ボルト21が略水平方向から側溝蓋4に対して螺入されることによりインサートナット20は側溝蓋4内に配筋される鉄筋12と協同して構造材として使用されることにより側溝蓋4を圧縮または引張に対して強度を向上し、構造堅牢な仕上がりに形成するものである。
【0025】22は車道Dと歩道Jとの境界部に連続して敷設される縁石ブロックであり、この縁石ブロック22は側溝本体1の歩道J側に位置する係止段部1aの外側の係止縁部1cに係止されることにより敷設位置を縦横に迅速かつ確実に位置決めして連続して敷設される。23は道路Dの舗装部である。
【0026】本発明の第1実施例は以上の構成からなり、道路Dと歩道Jとの境界面に敷設した側溝本体1の上方開口部3に対向して設けた係止段部1a,1aに被冠されるコンクリート製の側溝蓋4の幅方向Yの外側、図1および図2では側溝蓋4の左右にグレーチング部材5が取付けられるので、道路Dに雨が降った場合に、道路Dの敷設勾配θに沿って舗装部23の表面を流れ落ちる雨水はグレーチング部材5を介して側溝本体1の排水孔2内に流れ落ちて集水され、排水孔2を通じて排水される。
【0027】この際、道路Dに降る雨の降雨量が多い場合にも、側溝蓋4の幅方向Yの外側、すなわち側溝蓋4の左右に取付けられたグレーチング部材5,5を介して道路Dの舗装部23に降った雨水は舗装部23の敷設勾配θに沿って路肩に敷設される側溝本体1内に導入され、効率良く集水がなされ、側溝本体1を通じて排水される。このため、道路Dの路面が雨水により溢れることなく、道路Dが冠水されるのが防止される。こうして、自動車が走行する時に、タイヤがスリップするのが防止され、安全運転に寄与できる。
【0028】また道路Dと歩道Jとの境界に道路Dに沿って路肩に敷設される側溝本体1の上方開口部3に対向して設けた係止段部1a,1aに被冠される側溝蓋4は、側溝蓋4の外側、すなわち側溝蓋4の幅方向Yの左右に図1ないし図4に示す実施例では鉄板に多数の孔部7を有するグレーチング部材5,5は、その背面に突出して設けた複数本のアンカー筋6がコンクリート製の側溝蓋4内に埋設されることにより側溝蓋4の外側に一体化して取付けられるので、自動車が道路Dを走行して荷重が加わった場合に、コンクリート製の側溝蓋4の強度を向上することができる。この時、グレーチング本体部5bの裏面に突出したアンカー筋6は、コンクリート製の側溝蓋4内に配筋される鉄筋12と協同してアンカー筋6は構造材として側溝蓋4の強度を発揮するとともに側溝蓋4の外側に幅方向Yに取付けられたグレーチング部材5,5と協同して側溝蓋4は圧縮または引張に対して強度を向上することができる。
【0029】また図6に示す本発明の他の実施例ではコンクリート製の側溝蓋4に予めインサートナット20を埋設しておき、側溝蓋4を成形した後に取付ボルト21を略水平方向から螺入することによりグレーチング部材5,5を側溝蓋4の外側、例えば側溝蓋4の幅方向Yの左右に取付けるようにしたものであるので、この実施例では、側溝蓋4とグレーチング部材5との単独または部材相互の製作精度および組付精度に制約されずに側溝蓋4の成形と組付とを容易かつ確実に行える利点がある。
【0030】しかも、グレーチング部材5,5は、グレーチング本体部5bの厚み方向に設けられる取付壁面5aと左右の両側に設けた開放部k,kとよりなる図1に示すような取付部10,10がグレーチング本体部5bの適宜個所に形成されているので、この取付部10,10の取付壁面5aに取付杆部としてのインサートボルト9を側溝本体1の上方開口部3において対向して設けた係止段部1a,1aに埋設したインサート部材8,8内に施工現場にて上方から螺挿することにより係止段部1a,1aに被冠される側溝蓋4は側溝本体1に着脱可能に固定される。従って、自動車等の荷重が側溝蓋4に加わった場合に、側溝蓋4の外側が側溝本体1の係止段部1a,1aの対向した壁面に衝突する等の衝撃が加わって騒音が生ずることなく、かけを生じたり、破損されることはない。またグレーチング部材5,5により側溝蓋4の外側は保護されるので、かけがさらに大きくなるのが防止される。しかも、グレーチング部材5,5により保護される側溝蓋4を側溝本体1に被冠する場合に、グレーチング部材5,5が側溝本体1の閉鎖天面部1b,1bの内壁に対して滑動することにより容易かつ迅速に側溝本体1の所定位置に被冠することができる。
【0031】また、側溝本体1の掃除を行うには、取付杆部としてのインサートボルト9をインサート部材8,8から螺退することにより側溝本体1の係止段部1a,1aに被冠した側溝蓋4を側溝本体1から取外し、側溝本体1の排水孔2に溜まったゴミや汚泥を外部に取出して掃除を行うことができる。掃除後はインサートボルト9をインサート部材8,8内に螺挿することにより側溝蓋4を再び側溝本体1の係止段部1a,1aに被冠し、固定することができる。しかも側溝蓋4は、図24に示すような従来の側溝蓋dのような手掛孔d1 を設けなくても済むので、ハイヒールの踵が手掛孔d1 に入り込む余地はない。
【0032】図7に示すものは本発明の第3実施例である。この実施例ではグレーチング部材5に設けた取付部10,10;10,10が上方および左右の何れかの一側および前方に開放部k,k,kを設けた正面略L字状に形成されたことにより側溝蓋4の天面よりも低位置に側溝本体1に対してインサートボルト9が螺挿される取付壁面5aが設けられた点が前記実施例とは異なる構成、作用である。
【0033】図8に示すものは本発明の第4実施例である。この実施例では、グレーチング部材5が金属板に多数の孔部7が設けられたパンチングプレートにより形成された前記各実施例とは異なり、金属板よりなる複数本のベアリングバー30と該ベアリングバー30に任意間隔に交又して設けられるクロスバー31とにより格子状に形成したことによりパンチングプレートにより形成する場合に比して集水効率を向上するようにした点が前記第1実施例とは異なるほかは、前記第1実施例と同様の構成、作用がある。
【0034】また図9および図10に示すものは本発明の第5実施例である。この実施例では、グレーチング部材5に設ける取付部10,10;10,10が金属板よりなる複数本のベアリングバー30と該ベアリングバー30に任意間隔に交又して設けられるクロスバー31とにより格子状に形成する点は前記第4実施例と同様であるが、取付部10は金属板によりインサートボルト9が挿入可能に厚み方向の下方に設けられる取付壁面5aと左右の何れかの一側と上方と前方との三方向に設けられる開放部k,k,kとにより側面略L字形の外形に形成される点が前記第4実施例とは異なる構成であり、取付部10,10;10,10においては三方向に開放部k,k,kを設けてインサートボルト9の挿入作業を行い易くして側溝蓋4の側溝本体1に対する取付施工を効率的に行うようにしたほかは、第4実施例と同様の構成、作用がある。
【0035】また図11に示すものは本発明の第6実施例である。この実施例では、グレーチング部材5が金属棒よりなる複数本のベアリングバー30′と該ベアリングバー30′に任意間隔に交又して設けられるクロスバー31′とにより格子状に形成したことにより前記第5実施例よりも軽量に形成されたほかは前記第5実施例と同様の構成、作用がある。
【0036】図12および図13に示すものは本発明の第7実施例である。この実施例ではグレーチング部材5は、コンクリート製の側溝蓋4の外側に設けられる複数個の側面略L字状の係止受材40,40に固着部品としてのインサートボルト9とインサートナット8とによりグレーチング本体部5bを組付けることによりグレーチング部材5を側溝蓋4の外側に取付けるようにした。また係止受材40,40の背面にコンクリート製の側溝蓋4内に埋設されるアンカー筋6を適宜複数本突出して設けることにより側溝蓋4内に配筋される鉄筋12と協同してアンカー筋12を構造材として使用するようにした。また係止受材40,40を側溝本体1に固着するための固着手段としては、図には示さないが係止受材40,40に載置されるグレーチング部材5の取付部10,10における取付壁面5aに取付ボルト21をインサートナット20に対して略水平方向に螺挿することにより係止受材40,40を側溝蓋4に取付けるようにすることもできる。
【0037】図14および図15に示すものは本発明の第8実施例である。この実施例では、コンクリート製の側溝蓋4の外側に設けられる複数個の側面略逆L字状の係止受材40′,40′をグレーチング部材5の取付部10,10に載置し、インサートボルト9を係止受材40′,40′とグレーチング部材5の取付壁面5a,5aとに対して側溝本体1の係止段部1a,1aに埋設したインサート部材8,8内に螺挿することにより係止受材40′,40′を介してグレーチング部材5を側溝蓋4の外側に取付けるようにした。
【0038】なお、図16は本発明の第9実施例である。この実施例では、図12および図13に示す上記実施例は係止受材40,40の裏面にコンクリート製の側溝蓋4内に埋設されるアンカー筋12を突設しているが、この実施例ではアンカー筋12の代わりにインサートナット20を略水平に突出して側溝蓋4内に埋設し、係止受材40′の取付時に取付ボルト21をインサートナット20内に螺挿することにより係止受材40′を側溝蓋4の成形後に取付けて使用することもできる。
【0039】図17および図18に示すものは本発明の第10実施例である。この実施例ではグレーチング部材5が載置固定される係止受材40″,40″が側面略コ字状に形成されるとともにグレーチング部材5を側面略コ字状に形成することにより係止受材40″,40″にグレーチング部材5を溶接したり接着剤を用いて接着する等グレーチング部材5を全体的に側面ロ字状に組付けるようにしてグレーチング部材5に構造的に強度をもたせるようにした点が第9実施例とは異なる。
【0040】図19ないし図21に示すものは本発明の第11実施例である。この実施例では隣接する側溝蓋4…相互の対向する外側に設ける側面略L字状の係止受材40,40;40,40の衝合端に側溝蓋4…の厚み方向に取付杆部としてのインサートボルト9を側溝本体1の係止段部1a,1aに所定間隔毎に埋設したインサートナット8,8内に螺挿、固定する取付孔40aを形成するための孔半部40a1 ,40a1 を組合わせ可能に分担して設けるようにした。そして、側溝本体1の対向する係止段部1a,1aに係合、載置される多数の側溝蓋4…の外側、例えば図20に示すように隣接する側溝蓋4…の幅方向Yの間に取付けられる係止受材40,40;40,40の対向する衝合端に形成した孔半部401 ,40a1 ;40a1 ,40a1 が組合わされる取付孔40a,40a内にインサートボルト9をインサートナット8に対して螺挿することにより対向する係止受材40,40;40,40に載置されるグレーチング部材5を隣接して並設する側溝蓋4…間の外側に取付けるようにした。
【0041】図22および図23に示すものは本発明の第12実施例である。この実施例ではグレーチング部材5は、側溝本体1の長手方向Xにわたり側溝蓋4の外側に取付けられるようにした。そして、側溝蓋4に対するグレーチング部材5の取付は、例えばグレーチング部材5の背面に突出して略水平方向に設けたアンカー筋11,11を側溝蓋4内に埋設するか、または図には示さないが側溝蓋4の成形時に埋設するインサートナット20内に取付ボルト21を略水平に螺挿することにより側溝蓋4の成形後にグレーチング部材5を側溝蓋4の外側に取付けることもできる。また側溝蓋4の外側に例えば側面略L字状や側面略コ字状の係止受材40,40がアンカー筋11やインサートナット20と取付ボルト21を用いて取付けられている場合には、この係止受材40,40を介してグレーチング部材5を側溝蓋4の外側に長手方向Xに取付けるようにした。なおこの実施例において図中50は側溝蓋4の道路D側の他縁を側溝本体1の対応する係止段部1aに固定するための取付杆部としてのインサートボルトである。そして、この実施例では道路Dに降った雨水は道路Dの敷設勾配θに伴って流れ落ちて側溝蓋4の上面から道路Dと歩道Jとの境界に連続して敷設される縁石ブロック22の敷設側の側溝蓋4の外側に側溝本体1の長手方向Xに沿って取付けられたグレーチング部材5を介して側溝本体1内に導入されて効率良く集水し、排水孔2により排水するようにした。従って、降雨量が多い場合にも、道路Dに降った雨水は冠水することなく容易かつ確実に側溝本体1内に集水し、排水できる利点を有する。
【0042】
【発明の効果】本発明は以上のように雨水等の側溝本体に対する導入能力が高く効率良く集水が行え、また自動車が走行する等して荷重が加わった場合に、側溝蓋相互の対向端が破損したりかけを生ずるのが防止されて構造が堅牢化し、しかも側溝本体内を掃除する場合や側溝本体相互の接続部における漏水個所での防水処理を施す等の保守、管理も容易に行え、構造簡単にして製作、組付けが容易で製作コストが安価になる。
【出願人】 【識別番号】596059956
【氏名又は名称】株式会社フジックス
【出願日】 平成11年6月23日(1999.6.23)
【代理人】 【識別番号】100060690
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 秀雄
【公開番号】 特開2001−3445(P2001−3445A)
【公開日】 平成13年1月9日(2001.1.9)
【出願番号】 特願平11−177062