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【発明の名称】 水栓装置およびディスポーザー装置
【発明者】 【氏名】小野 元義

【要約】 【課題】ディスポーザーの誤操作を防ぐことができる水栓装置を提供する。

【解決手段】水栓装置3は、給水ハンドル11を備えた湯水混合水栓6と、第1のスイッチ装置21とを備えている。給水ハンドル11は、流し台1のシンク1aの排水口1bに取り付けられるディスポーザー2への、水の供給と止水とを切り替えるよう操作される。そして、第1のスイッチ装置21によって、ディスポーザー2の作動と停止とを切り替えることができる。ここで、第1のスイッチ装置21の操作ボタン16は、給水ハンドル11を止水側から必要流量の水の供給側に操作する途中では、ディスポーザー2の作動側への切替操作が阻止されて、給水ハンドル11が必要流量の水の供給側にあるときに、ディスポーザー2の作動側への切替操作が可能となるよう構成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 流し台のシンクの排水口に取り付けられるディスポーザーに、必要流量の水を供給する水栓装置であって、前記ディスポーザーへの前記水の供給と止水とを切り替えるよう操作される給水操作部と、前記ディスポーザーの作動と停止とを切り替えることができる第1のスイッチ装置とを備え、前記第1のスイッチ装置は、前記給水操作部を止水側から前記必要流量の水の供給側に操作する途中では、前記ディスポーザーの作動側への切替が不能であって、前記給水操作部が前記必要流量の水の供給側にあるときに、前記ディスポーザーの作動側への切替が可能となることを特徴とする水栓装置。
【請求項2】 流し台のシンクの排水口に取り付けられるディスポーザーに、必要流量の水を供給する水栓装置であって、前記ディスポーザーへの前記水の供給と止水とを切り替えるよう操作される給水操作部と、前記ディスポーザーの作動と停止とを切り替えることができる第1のスイッチ装置とを備え、前記第1のスイッチ装置のスイッチ操作部は、前記給水操作部を止水側から前記必要流量の水の供給側に操作する途中では、前記ディスポーザーの作動側への切替操作が阻止されて、前記給水操作部が前記必要流量の水の供給側にあるときに、前記ディスポーザーの作動側への切替操作が可能となることを特徴とする水栓装置。
【請求項3】 請求項1または2に記載の水栓装置において、前記第1のスイッチ装置は、前記ディスポーザーが作動しているとき、前記給水操作部を前記水の供給側から止水側に操作すると、自動的に前記ディスポーザーの停止側に切り替わることを特徴とする水栓装置。
【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の水栓装置において、前記給水操作部は、回動操作される給水ハンドルからなり、前記第1のスイッチ装置のスイッチ操作部は、前記給水ハンドルに取り付けられた操作ボタンを備えることを特徴とする水栓装置。
【請求項5】 請求項4に記載の水栓装置において、前記ディスポーザーの作動と停止とを切り替えることができる第2のスイッチ装置を備え、その第2のスイッチ装置は、前記給水操作部が止水側にあるときに、前記ディスポーザーの作動と停止との切替が可能となることを特徴とする水栓装置。
【請求項6】 請求項5に記載の水栓装置において、前記第2のスイッチ装置のスイッチ操作部は、前記操作ボタンからなることを特徴とする水栓装置。
【請求項7】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の水栓装置において、前記給水操作部が前記必要流量の水の供給側にあるときに、前記第1のスイッチ装置のスイッチ操作部を、前記ディスポーザーの作動側へ切替操作すると、前記ディスポーザーは、所要時間遅れて作動することを特徴とする水栓装置。
【請求項8】 流し台のシンクの排水口に取り付けられるディスポーザーに、必要流量の水を供給する水栓装置であって、前記ディスポーザーへの前記水の供給と止水とを切り替えるよう操作される給水操作部と、前記ディスポーザーの作動と停止とを切り替えることができる第1のスイッチ装置とを備え、前記第1のスイッチ装置のスイッチ操作部は、前記給水操作部に取り付けられていることを特徴とする水栓装置。
【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の水栓装置において、前記シンクに向かって吐水することができる吐水管を備え、前記給水操作部を前記水の供給側に操作すると、前記吐水管から水が吐出して、その吐出した水が、前記シンクの排水口を通って前記ディスポーザーに供給されることを特徴とする水栓装置。
【請求項10】 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の水栓装置において、前記シンクに向かって吐水することができる吐水管と、前記吐水管からの吐水と止水とを切り替えるよう操作される、前記給水操作部とは別の吐水操作部とを備えることを特徴とする水栓装置。
【請求項11】 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の水栓装置と、前記ディスポーザーとからなるディスポーザー装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流し台のシンクの排水口に取り付けられたディスポーザーに、水を供給することができる水栓装置およびディスポーザー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスポーザーとして、流し台のシンクの排水口に取り付けられて、投入された生ゴミを粉砕するディスポーザーが知られていた。このディスポーザーにおいては、ディスポーザーのーディスポーザー作動と停止とを切り替えるスイッチと、ディスポーザーに必要流量のへの水の供給と止水とを切り替えるよう操作される給水ハンドルとは、互いに関連し合うことなく独立に構成され、しかも別々の位置に配置されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスポーザーは、作動しているときには、そのディスポーザーに必要流量の水が供給されていなければならず、ディスポーザーのスイッチを入れる前に、予め、ディスポーザーへの水の供給を開始しておくことが好ましかった。しかし、従来のディスポーザーにあっては、そのディスポーザーのスイッチと給水ハンドルとが、互いに関連し合うことなく独立に構成されていたため、ディスポーザーへの水の供給・止水とは無関係に、ディスポーザーを作動させることができ、その結果、誤操作等により、ディスポーザーに水が十分に供給されていない状態でディスポーザーを作動させてしまう虞があった。
【0004】また、従来のディスポーザーにおいては、ディスポーザーのスイッチと給水ハンドルとが、別々の位置に配置されていたため、ディスポーザーに水を供給し、その後ディスポーザーを作動させるという一連の操作を、容易かつスムーズに行うことができなかった。
【0005】この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ディスポーザーの誤操作を防ぐことができる水栓装置およびディスポーザー装置を提供することにある。
【0006】また、他の目的は、ディスポーザーへ水を供給するための操作と、ディスポーザーを作動させるための操作との一連の操作を、容易かつスムーズに行うことができる水栓装置およびディスポーザー装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る水栓装置およびディスポーザー装置は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、請求項1に記載の発明に係る水栓装置は、流し台のシンクの排水口に取り付けられるディスポーザーに、必要流量の水を供給する水栓装置であって、前記ディスポーザーへの前記水の供給と止水とを切り替えるよう操作される給水操作部と、前記ディスポーザーの作動と停止とを切り替えることができる第1のスイッチ装置とを備える。そして、前記第1のスイッチ装置は、前記給水操作部を止水側から前記必要流量の水の供給側に操作する途中では、前記ディスポーザーの作動側への切替が不能であって、前記給水操作部が前記必要流量の水の供給側にあるときに、前記ディスポーザーの作動側への切替が可能となる。
【0008】これにより、ディスポーザーを作動させる場合には、予め、ディスポーザーに水を供給するために、給水操作部を、止水側から必要流量の水の供給側に操作する。こうすることで、第1のスイッチ装置は、ディスポーザーの作動側への切替が可能となる。そこで、ディスポーザーを作動させると、ディスポーザー内に予め投入された生ゴミは、必要流量の水の供給のもとに粉砕される。ここで、第1のスイッチ装置は、給水操作部を止水側から必要流量の水の供給側に操作する途中では、ディスポーザーの作動側への切替が不能となっており、ディスポーザーに供給される水の流量が必要流量に達していないときの、ディスポーザーの作動を防止することができる。
【0009】また、請求項2に記載の発明に係る水栓装置は、流し台のシンクの排水口に取り付けられるディスポーザーに、必要流量の水を供給する水栓装置であって、前記ディスポーザーへの前記水の供給と止水とを切り替えるよう操作される給水操作部と、前記ディスポーザーの作動と停止とを切り替えることができる第1のスイッチ装置とを備える。そして、前記第1のスイッチ装置のスイッチ操作部は、前記給水操作部を止水側から前記必要流量の水の供給側に操作する途中では、前記ディスポーザーの作動側への切替操作が阻止されて、前記給水操作部が前記必要流量の水の供給側にあるときに、前記ディスポーザーの作動側への切替操作が可能となる。
【0010】これにより、ディスポーザーを作動させる場合には、予め、ディスポーザーに水を供給するために、給水操作部を、止水側から必要流量の水の供給側に操作する。そして、第1のスイッチ装置のスイッチ操作部を、ディスポーザーの作動側に切替操作する。こうして、ディスポーザーを作動させると、ディスポーザー内に予め投入された生ゴミは、必要流量の水の供給のもとに粉砕される。ここで、第1のスイッチ装置のスイッチ操作部は、給水操作部を止水側から必要流量の水の供給側に操作する途中では、ディスポーザーの作動側への切替操作が阻止されており、ディスポーザーに供給される水の流量が必要流量に達していないときの、ディスポーザーの作動を防止することができる。
【0011】また、請求項3に記載の発明に係る水栓装置のように、請求項1または2に記載の水栓装置において、前記第1のスイッチ装置は、前記ディスポーザーが作動しているとき、前記給水操作部を前記水の供給側から止水側に操作すると、自動的に前記ディスポーザーの停止側に切り替わるのが望ましい。これにより、ディスポーザーによる生ゴミの粉砕が終了して、給水操作部を水の供給側から止水側に操作すると、第1のスイッチ装置が、自動的にディスポーザーの作動側から停止側に切り替わる。
【0012】また、請求項4に記載の発明に係る水栓装置のように、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の水栓装置において、前記給水操作部は、回動操作される給水ハンドルからなり、前記第1のスイッチ装置のスイッチ操作部は、前記給水ハンドルに取り付けられた操作ボタンを備えるのが望ましい。これにより、給水操作部となる給水ハンドルを回動操作することで、ディスポーザーへの水の供給と止水とが切り替わる。そして、ディスポーザーを作動させる場合には、この給水ハンドルに取り付けられた操作ボタンが操作される。
【0013】また、請求項5に記載の発明に係る水栓装置のように、請求項4に記載の水栓装置において、前記ディスポーザーの作動と停止とを切り替えることができる第2のスイッチ装置を備え、その第2のスイッチ装置は、前記給水操作部が止水側にあるときに、前記ディスポーザーの作動と停止との切替が可能となるものであってもよい。これにより、給水操作部が、止水側にある場合にも、ディスポーザーを作動させることができる。したがって、ディスポーザーを作動させる場合に、給水操作部を水の供給側に操作した後にディスポーザーを作動させることもできるが、例えば、ボール等に溜まった水をシンクに流すことで、このディスポーザーに水を供給しながら、ディスポーザーを作動させることもできる。
【0014】また、請求項6に記載の発明に係る水栓装置のように、請求項5に記載の水栓装置において、前記第2のスイッチ装置のスイッチ操作部は、前記操作ボタンからなってもよい。これにより、第1のスイッチ装置のスイッチ操作部を構成する操作ボタンが、第2のスイッチ装置のスイッチ操作部を兼ねることとなる。
【0015】また、請求項7に記載の発明に係る水栓装置のように、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の水栓装置において、前記給水操作部が前記必要流量の水の供給側にあるときに、前記第1のスイッチ装置のスイッチ操作部を、前記ディスポーザーの作動側へ切替操作すると、前記ディスポーザーは、所要時間遅れて作動してもよい。これにより、ディスポーザーを作動させる場合に、給水操作部を止水側から必要流量の水の供給側に操作して、第1のスイッチ装置のスイッチ操作部をディスポーザーの作動側に切替操作すると、所要時間遅れてディスポーザーが作動する。こうして、ディスポーザーが作動するまでに、ディスポーザー内に水を十分に行き渡らせることができる。
【0016】また、請求項8に記載の発明に係る水栓装置は、流し台のシンクの排水口に取り付けられるディスポーザーに、必要流量の水を供給する水栓装置であって、前記ディスポーザーへの前記水の供給と止水とを切り替えるよう操作される給水操作部と、前記ディスポーザーの作動と停止とを切り替えることができる第1のスイッチ装置とを備える。そして、前記第1のスイッチ装置のスイッチ操作部は、前記給水操作部に取り付けられている。
【0017】こうして、ディスポーザーの作動と停止とを切り替えることができる第1のスイッチ装置のスイッチ操作部は、ディスポーザーへの水の供給と止水とを切り替えるよう操作される給水操作部に取り付けられているので、給水操作部の操作と、スイッチ操作部の操作との一連の操作を、容易かつスムーズに行うことができる。
【0018】また、請求項9に記載の発明に係る水栓装置のように、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の水栓装置において、前記シンクに向かって吐水することができる吐水管を備え、前記給水操作部を前記水の供給側に操作すると、前記吐水管から水が吐出して、その吐出した水が、前記シンクの排水口を通って前記ディスポーザーに供給されてもよい。こうして、ディスポーザーへの水の供給は、吐水管からシンクに向かって吐水される水によって行なわれる。
【0019】また、請求項10に記載の発明に係る水栓装置のように、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の水栓装置において、前記シンクに向かって吐水することができる吐水管と、前記吐水管からの吐水と止水とを切り替えるよう操作される、前記給水操作部とは別の吐水操作部とを備えてもよい。こうして、給水操作部の操作によるディスポーザーへの水の供給とは別に、吐水操作部を操作することで、シンクにおいて、吐水管からの水を使用することができる。
【0020】また、請求項11に記載の発明に係るディスポーザー装置は、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の水栓装置と、前記ディスポーザーとからなる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る水栓装置およびディスポーザー装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0022】図1ないし図14は、本発明に係る水栓装置およびディスポーザー装置を、シングルレバー式の湯水混合水栓に適用した第一の実施の形態を示す。図中符号1は、流し台である。1aは、流し台1のシンクでる。2は、生ゴミを粉砕するディスポーザーであり、シンク1aの排水口1bに取り付けられる。3は、水栓装置であり、この水栓装置3により、ディスポーザー2に、必要流量、例えば、7リットル毎分以上の水を供給することができる。4は、ディスポーザー装置であり、ディスポーザー2と水栓装置3とで構成されている。
【0023】ここで、ディスポーザー2は、その上部に、生ゴミが投入されたりあるいは水が流し入れられる投入口(図示せず)が、シンク1aの排水口1bに開口するようにして設けられている。そして、ディスポーザー2には、このディスポーザー2に電気を供給するための電気ケーブル2aが設けられ、また、下部には、粉砕された生ゴミが水とともに流れる排水管5が接続されている。
【0024】水栓装置3は、湯水混合水栓6と、ディスポーザー2の作動と停止との切り替えを制御するための制御部7を備えている。そして、水栓6は、流し台1の天板1cに、上面施工方式によって取り付けられている。すなわち、予め、基台8が、天板1cにその天板1cの上面側から、図示しない取付具によって固定され、次いで、天板1cに固定された基台8に、水栓6が固定される。このように水栓6は、上面施工によって天板1cに取り付けられているが、その他に、例えば、水栓6から下方に延びて天板1cを貫通する螺筒部に、天板1cの下からナット等を螺合させることで、取り付けられてもよい。また、制御部7は、天板1cの下方のキャビネット1d内に配備されている。
【0025】また、水栓装置3は、その水栓6に、シンク1aに向かって吐水することができる吐水管9と、吐水操作部としてのレバー10と、給水操作部としての回動操作される給水ハンドル11を備えている。
【0026】レバー10は、水栓本体6aの上端に位置して、吐水管9からの吐水と止水とを切り替えるよう操作される。このレバー10は、湯水混合水栓におけるいわゆるシングルレバーであって、水栓本体6a内の混合弁12に連結されて、回動操作によって、吐水管9から吐出する水の温度が調節され、上下の操作によって、吐水と止水とが切り替わる。すなわち、水栓本体6a内には、給水管13が接続される水側の通路6b、給湯管14が接続される湯側の通路6c、および吐水管9が接続される混合通路6dが設けられている。そして、混合弁12は、水栓本体6a内において、入り口側は、水側および湯側の通路6b、6cに接続され、出口側は、混合通路6dに接続されている(図10、11参照)。
【0027】給水ハンドル11は、水栓本体6aの下部側面に位置して、ディスポーザー2への水の供給と止水とを切り替えるよう操作される。すなわち、水側の通路6bから分岐して、吐水管9につながる分岐通路6eの途中に、例えば定流量弁からなる、バルブ15が設けられており、このバルブ15に、給水ハンドル11が連結されている(図3参照)。こうして、給水ハンドル11を水の供給側に回動操作すると、バルブ15が開き、分岐通路6eを通って吐水管9から水が吐出し、その吐出した水が、シンク1aの排水口1bを通ってディスポーザー2に供給される(図10、11参照)。ここで、バルブ15は、図3に示すように、そのボディ15a内に、給水ハンドル11が取り付けられてその給水ハンドル11とともに回動することができる調節栓棒15bと、その調節栓棒15bの回動によって軸方向に移動することができるとともに弁体15cが取り付けられた止水栓棒15dが設けられている。そして、給水ハンドル11は、バルブ15の周囲を覆って調節栓棒15bと同心となる筒部11aと、バルブ15の先端を覆う頂部11bとからなり、この頂部11bの内側において、給水ハンドル11は、調節栓棒15bに取り付けられている。
【0028】また、図3に示すように、給水ハンドル11には、その筒部11aの外周部に、スイッチ操作部としての操作ボタン16が取り付けられている。この操作ボタン16は、給水ハンドル11の筒部11aに形成されたガイド孔11cに、飛び出し側と押し込み側との間をスライド可能に挿通されるとともに、スプリングからなる付勢部材17によって飛び出し方向に付勢されている。そして、操作ボタン16には、その底部に、水栓本体6a側に突出する被係止部16aが形成されている。さらに、操作ボタン16には、その底部に磁石16bが埋め込まれている。
【0029】そして、給水ハンドル11の内側には、筒状の止め部材18が、バルブ15に嵌るようにして取り付けられている。この止め部材18には、第1の係止片18aおよび第2の係止片18bが設けられている。第1の係止片18aは、給水ハンドル11が止水側にあるときに、操作ボタン16が押し込み側にある場合にのみ、給水ハンドル11が水の供給側に回らないように、操作ボタン16の被係止部16aを係止する(図5参照)。この第1の係止片18aは、給水ハンドル11の止水側から水の供給側に回動操作する方向(図4において、時計回り方向)と同一方向に延びており、その延びる先端は、底面側ほど先に延びる傾斜面18cとなっている。こうして、給水ハンドル11は、操作ボタン16が飛び出し側にあるときには(図4参照)、止水側から必要流量の水の供給側に回動操作されるが、その回動操作される途中では、第1の係止片18aの上面が、操作ボタン16が押し込み側に操作されないように、操作ボタン16の被係止部16aを係止する。
【0030】第2の係止片18bは、給水ハンドル11が必要流量の水の供給側にあるときに、操作ボタン16が飛び出し側にある場合にのみ、給水ハンドル11がさらに回らないように、操作ボタン16の被係止部16aを係止する(図6参照)。そして、この第2の係止片18bは、第1の係止片18aと同様に、給水ハンドル11の止水側から水の供給側に回動操作する方向と同一方向に延びている。つまり、この第2の係止片18bと前記第1の係止片18aとの間には段差があり、操作ボタン16を押し込むことなく、給水ハンドル11を、止水側からバルブ15の全開側に向かって回動操作し、給水ハンドル11が必要流量の水の供給側まで回動すると、操作ボタン16の被係止部16aが第2の係止片18bに当接することで係止されて、給水ハンドル11の回動が止められる(図6参照)。そして、給水ハンドル11が必要流量の水の供給側にあるときに、操作ボタン16を押し込み側に押し込み操作することで(図7参照)、給水ハンドル11は、バルブ15が全開になるまで、若干回動操作される(図8参照)。このとき、指を操作ボタン16から離しても、第2の係止片18bの底面が、操作ボタン16が飛び出し側に戻らないように、操作ボタン16の被係止部16aを係止しているので、操作ボタン16は、押し込み側に保持される。
【0031】そこで、給水ハンドル11を戻すように、止水側に向かって回動操作すると、操作ボタン16は、途中で、被係止部16aが第2の係止片18bから開放されて、付勢部材17の付勢力により飛び出し側に戻る(図6参照)。このとき、仮に、指が操作ボタン16に掛かり、その操作ボタン16が押し込み側にあった場合には、給水ハンドル11を止水側に向かって回動操作する途中で、操作ボタン16は、その被係止部16aが、第1の係止片18aの傾斜面18cを乗り上げるようにして、強制的に飛び出し側に導かれる(図9参照)。
【0032】また、止め部材18には、第1および第2のリードスイッチ19、20が埋め込まれている。第1のリードスイッチ19は、給水ハンドル11がバルブ15の全開側にあるときの、操作ボタン16の磁石16bと近接するよう位置しており(図8参照)、また、第2のリードスイッチ20は、給水ハンドル11が止水側にあり、操作ボタン16が押し込み側にあるときの、操作ボタン16の磁石16bと近接するよう位置している(図5参照)。そして、これら第1および第2のリードスイッチ19、20の電線19a、20aは、止め部材18の周囲を伝って、その止め部材18の下部に設けられた鉤状の電線支持部18dによって支持され、そして、水栓本体6a内を下方に導かれるとともに、天板1cに明けられた、例えば、水栓6取り付け用の取付孔を介して、天板1cの下方に配備された制御部7に接続される。そして、この制御部7に付設されたコンセントCに、ディスポーザー2の電気ケーブル2aが接続される。また、制御部7には、その制御部7に電気を供給するための電気ケーブル7aが設けられており、この電気ケーブル7aは、キャビネット1d内に設けられたコンセント(図示せず)に接続される。
【0033】そして、第1のリードスイッチ19、スイッチ操作部としての操作ボタン16、制御部7等が、第1のスイッチ装置21を構成しており、この第1のスイッチ装置21により、ディスポーザー2の作動と停止とを切り替えることができる。そして、この第1のスイッチ装置21における制御部7は、操作ボタン16の磁石16bが、第1のリードスイッチ19に近接して、その第1のリードスイッチ19がON状態となると、所要時間、例えば1秒遅れてディスポーザー2を作動させるように構成されており、また、操作ボタン16の磁石16bが、第1のリードスイッチ19から離れて、その第1のリードスイッチ19がOFF状態となると、ディスポーザー2を停止させるように構成されている(図12参照)。
【0034】こうして、給水ハンドル11が、必要流量の水の供給側にあるときに(図6参照)、操作ボタン16を押し込み側まで押し込み操作し(図7参照)、その押し込み側のままで、さらに給水ハンドル11をバルブ15の全開側に若干回動操作すると(図8参照)、操作ボタン16の磁石16bが、第1のリードスイッチ19に近接し、その第1のリードスイッチ19がON状態になる。そして、第1のリードスイッチ19がON状態となると、所要時間、例えば1秒遅れて、ディスポーザー2が作動する(図8、10、12参照)。ディスポーザー2による生ゴミの粉砕が完了した後に、給水ハンドル11を止水側に戻し始めると、操作ボタン16の磁石16bが第1のリードスイッチ19から離れて、その第1のリードスイッチ19がOFF状態となり、第1のスイッチ装置21は、自動的にディスポーザー2の停止側に切り替わる。また、以上のようにして、第1のスイッチ装置21のスイッチ操作部、つまり、操作ボタン16は、給水ハンドル11を止水側から必要流量の水の供給側に操作する途中では、第1の係止片18aによって、ディスポーザー2の作動側への切替操作(操作ボタン16を押し込み側にする)が阻止され、給水ハンドル11が必要流量の水の供給側にあるときに、ディスポーザー2の作動側への切替操作(操作ボタン16を押し込み側にする)が可能となっている。すなわち、制御部7を含む第1のスイッチ装置21として見ると、この第1のスイッチ装置21は、給水ハンドル11を止水側から必要流量の水の供給側に操作する途中では、ディスポーザー2の作動側への切替が不能であって、給水ハンドル11が必要流量の水の供給側にあるときに、ディスポーザー2の作動側への切替が可能となっている。
【0035】また、第2のリードスイッチ20、スイッチ操作部としての操作ボタン16、制御部7等が、第2のスイッチ装置22を構成しており、この第2のスイッチ装置22によっても、ディスポーザー2の作動と停止とを切り替えることができる。そして、この第2のスイッチ装置22における制御部7は、ディスポーザー2が停止しているときに、操作ボタン16の磁石16bが、第2のリードスイッチ20に近接し(第2のリードスイッチ20がON状態となる)、次いで離れる(第2のリードスイッチ20がOFF状態となる)と、ディスポーザー2を作動させるように構成されており、また、ディスポーザー2が作動しているときに、操作ボタン16の磁石16bが、第2のリードスイッチ20に近接し(第2のリードスイッチ20がON状態となる)、次いで離れる(第2のリードスイッチ20がOFF状態となる)と、ディスポーザー2を停止させるように構成されている(図13参照)。また、ディスポーザー2の作動は、制御部7内のタイマー回路により、作動が開始されてから所定時間経過後には、例えば、20秒経過後には停止されるように設定されている。したがって、ディスポーザー2の作動を停止させる操作を怠ったとしても、20秒経過後には、その作動が強制的に停止される(図13参照)。
【0036】こうして、給水ハンドル11が、止水側にあるときに、操作ボタン16を押し込み側まで押し込み操作し、次いで操作ボタン16から指を離すことで操作ボタン16を飛び出し側にすると、操作ボタン16の磁石16bが、第2のリードスイッチ20に近接し(第2のリードスイッチ20がON状態となる)、次いで離れて(第2のリードスイッチ20がOFF状態となる)、ディスポーザー2の作動と停止とが切り替わる(図4、5、11、13参照)。また、以上のようにして、第2のスイッチ装置22のスイッチ操作部、つまり、操作ボタン16は、給水ハンドル11が止水側にあるときに、ディスポーザー2の作動と停止との切替操作(操作ボタン16を押し込み側にし次いで飛び出し側にする)が可能となっている。すなわち、制御部7を含む第2のスイッチ装置22として見ると、この第2のスイッチ装置22は、給水ハンドル11が止水側にあるときに、ディスポーザー2の作動と停止との切替が可能となっている。
【0037】また、第1のスイッチ装置21と第2のスイッチ装置22との関係においては、第2のスイッチ装置22によって、つまりは第2のリードスイッチ20によってディスポーザー2が作動しているときに、第1のリードスイッチ19がON状態となると、ディスポーザー2の作動は維持され、次いで、第1のリードスイッチ19がOFF状態となると、ディスポーザー2は停止するように、制御部7は構成されている(図14参照)。
【0038】次に、以上の構成からなる、第一の実施の形態に係る、水栓装置3およびディスポーザー装置4の作用効果について説明する。ディスポーザー2を作動させる場合には、予め、ディスポーザー2に水を供給するために、給水ハンドル11を、止水側から必要流量の水の供給側に操作する(図6参照)。そして、第1のスイッチ装置21の操作ボタン16を、ディスポーザー2の作動側に切替操作する。つまり、操作ボタン16を押し込み側にし給水ハンドル11をバルブ15の全開側にすることで、操作ボタン16の磁石16bを第1のリードスイッチ19に近接させ、その第1のリードスイッチ19をON状態にする(図8参照)。こうして、ディスポーザー2を作動させると、ディスポーザー2内に予め投入された生ゴミは、必要流量の水の供給のもとに粉砕される。しかも、ディスポーザー2は、第1のリードスイッチ19がON状態となってから、所要時間遅れて作動するので、ディスポーザー2が作動するまでに、ディスポーザー2内に水を十分に行き渡らせることができる。
【0039】また、ここで、給水ハンドル11を止水側から必要流量の水の供給側に操作する途中では、操作ボタン16は、第1の係止片18aによって押し込み側への切替操作が阻止されており、つまりは、制御部7を含む第1のスイッチ装置21は、ディスポーザー2の作動側への切替が不能となっており、ディスポーザー2に供給される水の流量が必要流量に達していないときの、ディスポーザー2の作動を防止することができる。このように、ディスポーザー2の誤操作、つまり、ディスポーザー2に必要流量の水が供給されないままディスポーザー2を作動させてしまうことを防ぐことができる。
【0040】また、ディスポーザー2による生ゴミの粉砕が終了して、給水ハンドル11を水の供給側から止水側に操作すると、第1のスイッチ装置21が、自動的にディスポーザー2の作動側から停止側に切り替わり、ディスポーザー2は停止する。こうして、生ゴミの粉砕が終了した後に、ディスポーザー2の停止側への切替操作をする必要がなく、ディスポーザー2が不必要に作動したままになるのを防ぐことができる。
【0041】また、給水ハンドル11を回すと、ディスポーザー2に必要流量の水が供給され、その後、その給水ハンドル11に取り付けられた操作ボタン16を操作し給水ハンドル11を全開側に若干回すと、ディスポーザー2が作動するので、給水ハンドル11の操作と操作ボタン16の操作との一連の操作、つまりはディスポーザー2へ水を供給するための操作と、ディスポーザー2を作動させるための操作との一連の操作を、容易かつスムーズに行なうことができる。
【0042】また、給水ハンドル11が、止水側にある場合にも、第2のスイッチ装置22を介して、ディスポーザー2を作動させることができる。したがって、吐水管9からディスポーザー2に水を供給することなく、例えば、ボール等に溜まった水をシンク1aに流すことで、このディスポーザー2に水を供給しながら、ディスポーザー2を作動させることもでき、そのボール等に溜まった水を有効利用することができる。
【0043】また、第1のスイッチ装置21のスイッチ操作部を構成する操作ボタン16が、第2のスイッチ装置22のスイッチ操作部を兼ねており、同一の操作ボタン16で、二種類の使い方が可能となっており、この水栓装置3の使い勝手を向上させることができる。
【0044】また、バルブ15には、定流量弁が使用されており、流量が絞られて、ディスポーザー2に供給される水が必要流量を大きく超えることはないので、節水効果が期待できる。
【0045】また、水栓6は、給水ハンドル11とは別の、湯水混合水栓における通常のレバー10を備えており、給水ハンドル11の操作によるディスポーザー2への水の供給とは別に、レバー10を操作することで、シンク1aにおいて、吐水管9からの水を、調理や洗いに使用することができる。
【0046】図15ないし図22は、本発明に係る水栓装置およびディスポーザー装置の第二の実施の形態を示す。この実施の形態においては、第一の実施の形態と比較すると、給水ハンドル11、止め部材18、および第1のスイッチ装置21が異なるが、第2のスイッチ装置22等の他の構成はほぼ同様であり、以下に異なる部分を主に説明する。
【0047】給水ハンドル11は、操作ボタン16が手前にあるときに、止水側となっており(図15参照)、そこからこの給水ハンドル11をほぼ90°時計回り方向に回動操作して、操作ボタン16が上方にあるときに、必要流量の水の供給側となっている(図16、17参照)。また、給水ハンドル11には、操作ボタン16の他に、磁石16bとは別の他の磁石11dが取り付けられている。この磁石11dは、給水ハンドル11の筒部11aの内周部に固定的に取り付けられており、かつ、操作ボタン16が押し込み側にあるときのその操作ボタン16における磁石16bとは、この給水ハンドル11の回動中心を挟む対称の位置に位置している。
【0048】止め部材18には、第1の係止片18aは設けられているが、第2の係止片18bは設けられていない。そして、止め部材18には、第1および第2のリードスイッチ19、20とは別に、他のリードスイッチ23が埋め込まれている。そして、他のリードスイッチ23は、第1のリードスイッチ19とは、給水ハンドル11の回動中心を挟む対称の位置に位置している。
【0049】第1のスイッチ装置21は、第1のリードスイッチ19、他のリードスイッチ23、操作ボタン16、制御部7等から構成されており、この第1のスイッチ装置21により、ディスポーザー2の作動と停止とを切り替えることができる。そして、この第1のスイッチ装置21における制御部7は、ディスポーザー2が停止しているときに、操作ボタン16の磁石16bが、第1のリードスイッチ19に近接し(第1のリードスイッチ19がON状態となる)、次いで離れる(第1のリードスイッチ19がOFF状態となる)と、所要時間、例えば1秒遅れてディスポーザー2を作動させるように構成されており(図19、20参照)、また、ディスポーザー2が作動しているときに、操作ボタン16の磁石16bが、第1のリードスイッチ19に近接し(第1のリードスイッチ19がON状態となる)、次いで離れる(第1のリードスイッチ19がOFF状態となる)と、ディスポーザー2を停止させるように構成されている(図19参照)。さらに、第1のスイッチ装置21における制御部7は、ディスポーザー2が作動しているときに、給水ハンドル11の磁石11dが、他のリードスイッチ23から離れることで、他のリードスイッチ23がON状態からOFF状態に切り替わると、ディスポーザー2を停止させるように構成されている(図20参照)。
【0050】こうして、給水ハンドル11が、必要流量の水の供給側にあるときに(図16参照)、操作ボタン16を押し込み側まで押し込み操作し(図17参照)、次いで操作ボタン16から指を離すことで操作ボタン16を飛び出し側にすると(図16参照)、操作ボタン16の磁石16bが、第1のリードスイッチ19に近接し(第1のリードスイッチ19がON状態となる)、次いで離れて(第1のリードスイッチ19がOFF状態となる)、ディスポーザー2の作動と停止とが切り替わる(図19、20参照)。また、給水ハンドル11が、必要流量の水の供給側にあるときには(図16参照)、給水ハンドル11の磁石11dが、他のリードスイッチ23に近接し、他のリードスイッチ23がON状態となっているが、ここで、ディスポーザー2が作動しているときに、給水ハンドル11を止水側に回動操作し始めると(図18参照)、磁石11dが、他のリードスイッチ23から離れて、他のリードスイッチ23はOFF状態となり、第1のスイッチ装置21は、自動的にディスポーザー2の停止側に切り替わる(図20参照)。なお、第1のスイッチ装置21と第2のスイッチ装置22との関係については、そのタイミングチャートを図21および図22に示す。すなわち、第2のスイッチ装置22によって、ディスポーザー2の作動が開始された後、その作動中に給水ハンドル11が、必要流量の水の供給側に回動操作された場合には、第1のスイッチ装置21によって、前記ディスポーザー2の作動およびその停止の切替が可能である(図21参照)とともに、その後、給水ハンドル11が、止水側に回動操作されることにより、ディスポーザー2の作動が停止される(図21、22参照)。
【0051】そして、第二の実施の形態においても、第1のスイッチ装置21のスイッチ操作部、つまり、操作ボタン16は、給水ハンドル11を止水側から必要流量の水の供給側に操作する途中では、第1の係止片18aによって、ディスポーザー2の作動側への切替操作(操作ボタン16を押し込み側にする)が阻止され、給水ハンドル11が必要流量の水の供給側にあるときに、ディスポーザー2の作動側への切替操作(操作ボタン16を押し込み側にし、次いで飛び出し側にする)が可能となっている。すなわち、制御部7を含む第1のスイッチ装置21として見ると、この第1のスイッチ装置21は、給水ハンドル11を止水側から必要流量の水の供給側に操作する途中では、ディスポーザー2の作動側への切替が不能であって、給水ハンドル11が必要流量の水の供給側にあるときに、ディスポーザー2の作動側への切替が可能となっている。
【0052】以上のように、第二の実施の形態に係る、水栓装置およびディスポーザー装置は構成されており、第2のスイッチ装置22を含み、第一の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。しかも、第二の実施の形態においては、第1のスイッチ装置21により、給水ハンドル11が必要流量の水の供給側にあり、ディスポーザー2が作動しているときに、操作ボタン16を操作する(操作ボタン16を押し込み側にし、次いで飛び出し側にする)ことで、ディスポーザー2への水の供給を継続したまま、ディスポーザー2を停止させることもできる。
【0053】図23ないし図28は、本発明に係る水栓装置およびディスポーザー装置の第三の実施の形態を示す。この実施の形態においては、第二の実施の形態と比較すると、止め部材18、および第1のスイッチ装置21が異なり、第2のスイッチ装置22は設けられていないが、他はほぼ同様であり、以下に異なる部分を主に説明する。
【0054】止め部材18には、第2の係止片18bだけでなく第1の係止片18aもまた設けられていない。さらに、止め部材18には、第1のリードスイッチ19および他のリードスイッチ23は設けられているが、第2のリードスイッチ20は設けられていない。
【0055】そして、第三の実施の形態においても、第二の実施の形態と同様に、第1のスイッチ装置21は、第1のリードスイッチ19、他のリードスイッチ23、操作ボタン16、制御部7等から構成されており、この第1のスイッチ装置21により、ディスポーザー2の作動と停止とを切り替えることができる。そして、この第1のスイッチ装置21における制御部7は、ディスポーザー2が停止しているときに、操作ボタン16の磁石16bが、第1のリードスイッチ19に近接し(第1のリードスイッチ19がON状態となる)、次いで離れる(第1のリードスイッチ19がOFF状態となる)と、所要時間、例えば1秒遅れてディスポーザー2を作動させるように構成されており(図27参照)、また、ディスポーザー2が作動しているときに、操作ボタン16を操作して、第1のリードスイッチ19のON状態とOFF状態とを切り替えても、第二の実施の形態とは異なり、ディスポーザー2の作動が維持されるように構成されている(図28参照)。さらに、第1のスイッチ装置21における制御部7は、第二の実施の形態と同様に、ディスポーザー2が作動しているときに、給水ハンドル11の磁石11dが、他のリードスイッチ23から離れることで、他のリードスイッチ23がON状態からOFF状態に切り替わると、ディスポーザー2を停止させるように構成されている(図27、28参照)。
【0056】こうして、給水ハンドル11が、必要流量の水の供給側にあり(図24参照)、ディスポーザー2が停止しているときに、操作ボタン16を押し込み側まで押し込み操作し(図25参照)、次いで操作ボタン16から指を離すことで操作ボタン16を飛び出し側にすると(図24参照)、操作ボタン16の磁石16bが、第1のリードスイッチ19に近接し(第1のリードスイッチ19がON状態となる)、次いで離れて(第1のリードスイッチ19がOFF状態となる)、ディスポーザー2は作動する(図27、28参照)。また、操作ボタン16を押し込み側まで押し込み操作したまま、給水ハンドル11を、止水側から必要流量の水の供給側まで回動操作し(図25参照)、そこで、操作ボタン16から指を離すことで操作ボタン16を飛び出し側にすると(図24参照)、上記と同様にして、第1のリードスイッチはON状態からOFF状態に切り替わり、ディスポーザー2は作動する。また、第二の実施の形態と同様に、第三の実施の形態においても、給水ハンドル11が、必要流量の水の供給側にあるときには、給水ハンドル11の磁石11dが、他のリードスイッチ23に近接し、他のリードスイッチ23がON状態となっているが、ここで、ディスポーザー23が作動しているときに、給水ハンドル11を止水側に回し始めると(図26参照)、磁石11dが、他のリードスイッチ23から離れて、他のリードスイッチ23はOFF状態となり、第1のスイッチ装置21は、自動的にディスポーザー2の停止側に切り替わる(図27、28参照)。
【0057】なお、給水ハンドル11を止水側(図23参照)から必要流量の水の供給側(図24参照)に操作する途中では、操作ボタン16を押し込み操作することはできるものの、第1のリードスイッチ19は、ON状態となることはなく、したがって、ON状態からOFF状態に切り替わることもない。よって、制御部7を含む第1のスイッチ装置21は、給水ハンドル11を止水側から必要流量の水の供給側に操作する途中では、ディスポーザー2の作動側への切替が不能であって、給水ハンドル11が必要流量の水の供給側にあるときに、ディスポーザー2の作動側への切替が可能となっている。
【0058】以上のように、第三の実施の形態に係る、水栓装置およびディスポーザー装置は構成されており、第二の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
【0059】なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、ディスポーザー2への水の供給にあたって、吐水管9からシンク1aの排水口1bを介して供給しなくとも、供給するための管を直接ディスポーザー2に接続してもよい。また、ディスポーザー2へ供給する水は、冷水、温水等、いずれの水であってもよい。
【0060】また、この水栓装置3における水栓6は、流し台1の天板1cに取り付けられているが、その他に、流し台1の背面側に位置する壁等に取り付けられるなど、他の箇所に取り付けられるものであってもよい。
【0061】また、この水栓6に、浄水器やアルカリイオン整水器の機能を付加してもよい。この場合、浄水器やアルカリイオン整水器の操作ハンドルを、給水ハンドル11と兼用してもよく、また別に設けてもよい。そして、さらにアルカリイオン整水器の場合には、その整水器の電気部分を、ディスポーザー装置4の制御部7に設けてもよい。
【0062】また、水栓6は、シングルレバー式の混合水栓でなくとも、サーモスタット式の混合水栓や、2バルブ式の混合水栓、あるいは、単水栓等であってもよい。
【0063】また、水栓装置3には、その水栓6に、吐水操作部としてのレバー10が設けられているが、このレバー10および混合弁12等を無くすことで、水栓装置3を、ディスポーザー2専用の水栓装置にしてもよい。
【0064】また、第1または第2のスイッチ装置21、22のスイッチ部分に、リードスイッチ19、20、23と磁石16b、11dとを使用しているが、これらスイッチ要素に限定されるものでなく、例えば、水銀スイッチ、マイクロスイッチ、あるいは、光センサー、磁力センサー(フォールセンサー)等のセンサーなど、その他のスイッチ要素を使用してもよい。
【0065】また、第1のスイッチ装置21の操作ボタン16をディスポーザー2の作動側へ切替操作すると、そのディスポーザー2は、所要時間遅れることなく、直ちに作動するように構成されてもよい。
【0066】また、バルブ15は、機械的なバルブであり、そのバルブ15に連結される給水ハンドル11の回動操作により直接開閉されるが、機械的なバルブ15の代わりに電気で作動するバルブとして電磁弁等を使用し、給水ハンドル11を、前記電磁弁等を作動させるためのスイッチ操作部としてもよい。この場合、前記電磁弁等は、必ずしも水栓本体6a内にある必要はなく、例えば、キャビネット1d内に配備されてもよく、また、回動操作される給水ハンドル11の代わりに押しボタン等を使用してもよい。
【0067】また、バルブ15は、定流量弁でなくとも、通常の弁であってもよい。
【0068】また、制御部7は、天板1cの下方のキャビネット1d内に単独で配備されているが、その他に、ディスポーザー2または水栓6と一体に設けられてもよく、また、二つの部分に分割されて、それぞれがディスポーザー2と水栓6とに一体に設けられてもよい。さらには、制御部7は、キャビネット1d外に単独で配備されてもよく、また、他の機器と一体に設けられてもよく、その形態は任意に定めることができる。
【0069】また、スイッチ操作部は、操作ボタン16でなくとも、例えば、給水ハンドル11に対して倒したり起こしたりすることができるレバー等であってもよい。また、給水操作部は、給水ハンドル11でなくとも、例えば、遥動操作されるレバーや、押し引きされるノブ等であってもよい。
【0070】また、第一の実施の形態において、給水ハンドル11をバルブ15の全開側まで回動操作したときに、第1のリードスイッチ19がON状態となるように、その第1のリードスイッチ19が配置されているが、給水ハンドル11が必要流量の水の供給側にあって、操作ボタン16を押し込み側まで押し込み操作した時点で、第1のリードスイッチ19がON状態となり、さらに、そこから給水ハンドル11がバルブ15の全開側に至るまで、第1のリードスイッチ21のON状態が維持されるように、第1のリードスイッチ19の位置や磁石16bのサイズ等を調整してもよい。さらには、給水ハンドル11が必要流量の水の供給側にあって、操作ボタン16を押し込み側まで押し込み操作した時点で、第1のリードスイッチ19がON状態となるとともに、その位置で操作ボタン16が保持されるような構造であれば、給水ハンドル11のそれ以上の回動操作は必要ない。
【0071】また、第二の実施の形態において、給水ハンドル11が、必要流量の水の供給側にあるときに、操作ボタン16が押し込み側から飛び出し側に移るときに、ディスポーザー2の作動と停止とが切り替わるが、反対に、操作ボタン16が飛び出し側から押し込み側に移るときに、ディスポーザー2の作動と停止とが切り替わるように、制御部7を設定してもよい。
【0072】また、ディスポーザー2の誤操作を防ぐことのみを目的とするのであれば、以下のように変更してもよい。例えば、スイッチ装置21、22における操作ボタン16は、給水ハンドル11に取り付けられていなくとも、水栓本体6a、その他水栓6近辺の壁等いずれの場所に取り付けられるものであってもよい。また、バルブ15に、機械的なバルブの代わりに電気的なバルブとして電磁弁等を使用する場合には、その電磁弁等を作動させるためのスイッチ操作部、およびディスポーザー2を作動させるためのスイッチ操作部を、タッチパネルタイプにしてもよい。また、スイッチ操作部として、操作ボタン16の代わりに回動操作されるハンドルを使用し、このハンドルを、給水ハンドル11と同軸上に並べてもよい。また、スイッチ操作部としての操作ボタン16の機能を、給水ハンドル11で兼用させ、この給水ハンドル11を、必要流量の水の供給側まで回動操作した後、さらに回動操作したり、あるいは軸方向に押し引き等することで、ディスポーザー2を作動させたり停止させたりしてもよい。また、スイッチ操作部としての操作ボタン16の機能を、吐水管9に持たせ、例えば、吐水管9を側方に回動操作することで、ディスポーザー2を作動させるようにしてもよい。
【0073】また、ディスポーザー2へ水を供給するための操作と、ディスポーザー2を作動させるための操作との一連の操作を容易かつスムーズに行うことのみを目的とするのであれば、以下のように変更してもよい。ディスポーザー2の作動を、給水ハンドル11の必要流量の水の供給側までの回動操作とは関連づけることなく、例えば、必要流量の水の供給前に、スイッチ操作部としての操作ボタン16を操作することにより、ディスポーザー2の作動が可能となるように第1のスイッチ装置21を構成してもよい。また、操作ボタン16は、給水ハンドル11の筒部11aの外周部のみならず、その頂部11bなど、給水ハンドル11のいずれの箇所に取り付けられてもよい。
【0074】
【発明の効果】以上、詳述したところから明らかなように、この発明に係る水栓装置およびディスポーザー装置によれば、次の効果がある。
【0075】請求項1に記載された水栓装置によれば、ディスポーザーに供給される流量が必要流量に達していないときには、第1のスイッチ装置は、ディスポーザーの作動側への切替が不能となっており、ディスポーザーの誤操作を防ぐことができる。
【0076】請求項2に記載された水栓装置によれば、ディスポーザーに供給される流量が必要流量に達していないときには、第1のスイッチ装置のスイッチ操作部は、ディスポーザーの作動側への切替操作が阻止されており、ディスポーザーの誤操作を防ぐことができる。
【0077】また、請求項3に記載された水栓装置によれば、請求項1または2の効果に加えて、ディスポーザーによる生ゴミの粉砕が終了して、給水操作部を水の供給側から止水側に操作すると、第1のスイッチ装置が、自動的にディスポーザーの作動側から停止側に切り替わるので、ディスポーザーの停止側への切替操作をする必要がなく、ディスポーザーが不必要に作動したままになるのを防ぐことができる。
【0078】また、請求項4に記載された水栓装置によれば、請求項1ないし3のいずれかの効果に加えて、給水ハンドルを回すことで、ディスポーザーに水を供給し、その給水ハンドルに取り付けられた操作ボタンを操作してディスポーザーを作動させることができるので、この一連の操作を、容易かつスムーズに行なうことができる。
【0079】また、請求項5に記載された水栓装置によれば、請求項4の効果に加えて、第2のスイッチ装置によって、給水操作部が止水側にあるときにも、ディスポーザーを作動させることができ、ディスポーザーに供給する水に、ボール等に溜まった水を利用することで、その水を有効利用することができる。
【0080】また、請求項6に記載された水栓装置によれば、請求項5の効果に加えて、第1のスイッチ装置のスイッチ操作部を構成する操作ボタンが、第2のスイッチ装置のスイッチ操作部を兼ねており、この水栓装置の使い勝手を向上させることができる。
【0081】また、請求項7に記載された水栓装置によれば、請求項1ないし4のいずれかの効果に加えて、ディスポーザーの作動が、第1のスイッチ装置のスイッチ操作部をディスポーザーの作動側へ切替操作した後、所要時間遅れるので、ディスポーザーが作動するまでに、ディスポーザー内に水を十分に行き渡らせることができる。
【0082】また、請求項8に記載された水栓装置によれば、ディスポーザーを作動させるためのスイッチ操作部は、ディスポーザーに水を供給するための給水操作部に取り付けられているので、給水操作部の操作と、スイッチ操作部の操作との一連の操作、つまりはディスポーザーへ水を供給するための操作と、ディスポーザーを作動させるための操作との一連の操作を、容易かつスムーズに行うことができる。
【0083】また、請求項9に記載された水栓装置によれば、請求項1ないし8のいずれかの効果に加えて、吐水管からシンクに向かって吐水される水によって、ディスポーザーへの水の供給が行なわれる。
【0084】また、請求項10に記載された水栓装置によれば、請求項1ないし8のいずれかの効果に加えて、給水操作部とは別の吐水操作部を操作することで、シンクにおいて、吐水管からの水あるいは湯あるいは湯水混合水を使用することができる。
【0085】また、請求項11に記載されたディスポーザー装置によれば、対応する請求項1ないし10に記載の水栓装置を備えたディスポーザー装置の提供が可能である。
【出願人】 【識別番号】000114097
【氏名又は名称】ミズタニバルブ工業株式会社
【識別番号】500429907
【氏名又は名称】日商岩井機電販売株式会社
【識別番号】500429918
【氏名又は名称】原 茂
【出願日】 平成12年4月11日(2000.4.11)
【代理人】 【識別番号】100079968
【弁理士】
【氏名又は名称】廣瀬 光司
【公開番号】 特開2001−288789(P2001−288789A)
【公開日】 平成13年10月19日(2001.10.19)
【出願番号】 特願2000−109171(P2000−109171)