| 【発明の名称】 |
シンク取付構造およびその方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】仲村 崇広
【氏名】太田 篤佳
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| 【要約】 |
【課題】カウンターの端部とシンクのフランジ部との間に空隙が生じるのを防止するようにして衛生的に好ましいキッチンカウンターを提供する。
【解決手段】上端部から外周方向へ向けて張り出すフランジを形成したシンクをカウンターに形成したシンク穴に位置させるとともに、前記シンク穴の開口端がシンクの内壁面から突出しないようにして固定するシンク取付構造において、前記シンク穴の開口部の裏面にフランジ2Aの先端部の逃げ溝5を形成することにより、シンク穴の開口部裏面の端部に狭小縁6を形成し、該狭小縁にシンクのフランジを当接させて固定する。さらにカウンターの所定位置に形成したシンク穴の開口部の裏面に形成した逃げ溝6を基準にしてシンク2の取付位置を定めるようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上端部から外周方向へ向けて張り出すフランジを有するシンクをカウンターに形成したシンク穴に位置させるとともに、前記シンク穴の開口端がシンクの内壁面から突出しないようにして固定するシンク取付構造において、前記シンク穴の開口部の裏面に前記フランジの先端部の逃げ溝を形成することにより、シンク穴の開口部裏面の端部に狭小縁を形成し、該狭小縁にシンクのフランジを当接させて固定したことを特徴とするシンク取付構造。 【請求項2】 逃げ溝に封止材を充填したことを特徴とする請求項1記載のシンク取付構造。 【請求項3】 カウンターの所定位置に形成したシンク穴の開口部の裏面に形成した逃げ溝を基準にしてシンクの取付位置を定めるようにしたことを特徴とするシンク取付方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、システムキッチンなどにおけるカウンターへのシンク取付構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、システムキッチンにおいて図4に示すごとく合成樹脂製のカウンター30のシンク穴32にシンク31を取り付ける場合、一般に図5に示すごとくカウンター30のシンク穴32に裏面に堰部34を設け、シンク31の内壁面をカウンター30の端面35から後退させ、シリコンコーキング材36を介在させてシンク31のフランジ31Aをカウンター30の裏面に当接し、堰部34とシンク31の間に形成される空間にウレタン樹脂37などを充填して硬化させることにより固定するようにしている。 【0003】このようにシンク31の内壁面をカウンター30の端面35から後退させる取付構造の目的は、介在させたシリコンコーキング材36が接着時の押圧力によりシンクとカウンターの境界部に膨出して美観を損ねるため、これをカウンター30のシンク31からの突き出し部で覆い隠すようにしたことにある。ところが、このような構成の取付構造では入隅部Dが形成されることにより、この入隅部Dは、シンク内の食器の洗浄などによる水の飛沫に常に曝されることになる。 【0004】このような構成であると、入隅部Dは目につきにくく、清掃もし難い部分であることもあって、常に湿潤な状況となり、汚物が付着し易く、また水垢、黴の発生により衛生状態が悪化などの問題があった。 【0005】このような問題に鑑み、本願出願人は図6に示すごときシンクの取付構造を提案した。これは同図において、カウンター40のシンク穴41の表面側の端部にシンク底面に向けて下り勾配の傾斜面42を形成し、その傾斜面先端部42Aとシンク43のフランジ曲成部43Aとを突き合わせて固定し、これにより入隅部を解消するようにしたものである。 【0006】しかしながら、通常シンクはステンレス材を図7に示すごとくプレス加工によりフランジ部を外周方向へ折り曲げて形成されるが、その後のスプリングバックなどによりシンクのフランジが水平とならない、いわゆるバタツキが発生してしまい、僅かな傾斜θが生じる。 【0007】このような状態、特にフランジの先端部43Bが上方へ向かって傾斜している場合、この状態でカウンターのシンク穴開口部に図6のごとく取り付けた場合は、図8に示すようにフランジの先端部43Bのみがカウンター40の裏面に当接し、フランジの曲成部43Aとカウンターの先端部42Aとの間に隙間が生じてしまい、上述した入隅部と同様の問題が発生してしまうことになる。 【0008】また、このような状況になるとシリコンコーキングが目視できるようになるため、このシリコンコーキングが経年変化により黒ずみ、美観を損なうという問題があった。 【0009】さらに、このような取付方法によるとカウンターに対してシンクを位置決めする際、取り付けようとするシンクによってシンク穴が隠れてしまうため、正確に位置決めするのが困難であるという問題があった。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】本発明は前述のごとき従来の問題を解決するためのもので、シンクのフランジを成形した結果、該フランジが水平とならない場合でもシンク穴の開口部に密着するようにしたもので、併せてシンク取付の際の位置決めを正確にできるようにする。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するためになされたもので、上端部から外周方向へ向けて張り出すフランジを有するシンクをカウンターに形成したシンク穴に位置させるとともに、前記シンク穴の開口端がシンクの内壁面から突出しないようにして固定するシンク取付構造において、前記シンク穴の開口部の裏面に前記フランジの先端部の逃げ溝を形成することによりシンク穴の開口部裏面の端部に狭小縁を形成し、該狭小縁にシンクのフランジを当接させて固定する。さらに本発明は、カウンターの所定位置に形成したシンク穴の開口部の裏面に形成した逃げ溝を基準にしてシンクの取付位置を定めるようにしたものである。 【0012】 【発明の実施の形態】図1は本発明の基本的構成を示す断面図であり、同図において、符号1はシステムキッチンなどのカウンターであり、シンク2を取り付けるための所定位置に形成したシンク穴の端部に本実施例ではシンク底面に向けて下り勾配の傾斜面3を形成あるいは切削加工により形成し、さらにこの傾斜面3の先端部に垂壁面4を形成あるいは切削加工により形成する。そして、シンク穴の裏面の端部にシンク2のフランジ2Aの先端部に倣うように逃げ溝5を成形あるいは切削加工により形成する。これにより、シンク穴端部の裏面にこれもフランジ2Aに倣った狭小縁6が形成される。 【0013】つぎに本発明の組立作業は、まず、図2に示すごとくカウンター1およびシンク2を反転させて対向させ、つぎに、前述のごとくして加工の施されたカウンター1の裏面のシンク穴端部の狭小縁6にシンク2のフランジ2Aの曲成部に近い部位Aを当接させ、フランジ2Aの先端部Bを前記逃げ溝5に一致するようにして位置決めした後、アングル材7およびビス8とスペーサ9によりフランジ2Aの複数個所を固定する。 【0014】以上のごとくして組立作業が終了すると、カウンター1の垂壁面4とこの垂壁面から露呈したフランジ2Aで確定される領域に三角形状の空間が形成される。そして、この空間の全周に衝撃耐久性に優れた樹脂10を充填し、該樹脂が硬化した後、平面処理により平滑化して表面の仕上げを行う。一方、カウンター1の裏面においては、逃げ溝5の全周にシリコンコーキング材などの封止材11を充填し、外部から水気の浸入を防止する。 【0015】以上のごとく本発明は構成されているので、もし、フランジ2Aの先端部Bに傾斜が生じていても、図3のごとくフランジ2Aの先端Bは逃げ溝5によりカウンターの裏面に接触することがなく、フランジ2Aはその曲成部側の部位Aが狭小縁6に当接するのでカウンター1とフランジ2Aとの当接部は浮き上がることがなく、全周が密着した状態となる。 【0016】 【発明の効果】以上説明したごとく、本発明のシンク取付構造によればシンクのフランジとカウンター裏面とが接触する部分の全周に亘って密着性を向上させることができるので水密状態を高めることができるとともに、フランジ部の傾斜の状態を意識することなく取付作業を実行することができる。また、本発明においては、フランジによりカウンターのシンク穴が隠されても逃げ溝を基準として取付作業を行うことができるので、作業能率が向上し、正確な位置決めが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】392008529 【氏名又は名称】ヤマハリビングテック株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月14日(2000.3.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062225 【弁理士】 【氏名又は名称】秋元 輝雄
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| 【公開番号】 |
特開2001−254419(P2001−254419A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月21日(2001.9.21) |
| 【出願番号】 |
特願2000−70255(P2000−70255) |
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