| 【発明の名称】 |
取替用湯水混合栓 |
| 【発明者】 |
【氏名】森崎 雅智
【氏名】畑中 良雄
【氏名】中山 圭太
【氏名】竹下 徹洋
【氏名】中尾 正文
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| 【要約】 |
【課題】2ハンドル水栓の本体や配管を工事すことなく新しい水栓へ取替えができ、工事費用が安く抑えられ、工事時間が短縮され、工事内容も簡単・確実なものになる取替用湯水混合栓、及びその取替方法を提供すること。
【解決手段】既設の2ハンドル水栓のハンドルを取外した後の取付部を利用して本体を固定することができる混合栓本体本体の左右に中空の外側管と中空の内側管をOリングにてシールしながら伸縮自在に嵌合する伸縮機構を有することとした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 湯水混合栓において、少なくとも湯と水を開閉・混合するバルブ部と、開閉・混合操作のためのハンドルと、混合後の湯水を吐水させるスパウトを有し、既に設置されている状態にてハンドルを本体から取外す事が出来るタイプの2ハンドル水栓のハンドルを取外した後の取付部を利用して本体を固定することができる固定部と、2ハンドル水栓のシート部に密着して湯水を混合栓本体へ導く連接管を備えることを特徴とし、本体の左右に中空の外側管と中空の内側管をOリングにてシールしながら伸縮自在に嵌合する伸縮機構を有し取付対象2ハンドル水栓の湯水ハンドル芯々にあわせて取付け部の位置の間隔を可変できる、2ハンドル水栓からの取替用湯水混合栓。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は湯水混合栓に係り、特に既存の2ハンドル水栓から新しい混合栓への取替を行なう場合に、好適な施工方法を提供する取替用湯水混合栓と、その取替作業の方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、既存の2ハンドル水栓が老朽化したり故障したりして新たな混合栓に交換する場合、2ハンドル水栓の本体はもとより、給水・給湯配管まで取り外す工事が必要であった。 【0003】特に図1に見られるような台付2ハンドル水栓を取替える場合は、給水・給湯配管が流しの裏に隠蔽されている場合が多く、わざわざ流しを取り外して複雑でめんどうな配管工事や本体取替工事を行った後に再度流しをもとの状態へ施工しなおす必要があり、工事の費用・時間・内容どれをとっても大がかりなものにならざるをえなかった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来の2ハンドル水栓の取替は上記の様に工事が繁雑で費用もかかるため、最悪の場合は取替えをあきらめざるをえなくなる。 【0005】更に隠蔽部の配管工事を伴う取替えの場合は万一水漏れがあった時に発見が遅れるため、マンションなどの集合住宅では敬遠されている。 【0006】また、賃貸住宅では配管工事を行なうことは実質的に不可能なので、居住者の意志によって2ハンドル水栓を取替えることができない。 【0007】本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は2ハンドル水栓の本体や給水・給湯配管を工事することなく、新しい湯水混合栓へ簡単・確実に取替えることの出来る取替用湯水混合栓を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明は、湯水混合栓において、少なくとも湯と水を開閉・混合するバルブ部と、開閉・混合操作のためのハンドルと、混合後の湯水を吐水させるスパウトを有し、既に設置されている状態にてハンドルを本体から取外す事が出来るタイプの2ハンドル水栓のハンドルを取外した後の取付部を利用して本体を固定することができる固定部と、2ハンドル水栓のシート部に密着して湯水を混合栓本体へ導く連接管を備えることを特徴とし、本体の左右に中空の外側管と中空の内側管をOリングにてシールしながら伸縮自在に嵌合する伸縮機構を有し取付対象2ハンドル水栓の湯水ハンドル芯々にあわせて取付け部の位置の間隔を可変できる、2ハンドル水栓からの取替用湯水混合栓とするものである。 【0009】本発明によれば、例えば図1のような台付隠蔽配管の2ハンドル水栓であっても、流しを取り外して水栓本体や配管を工事すことなく取替えができるので、工事費用は安く抑えられ、工事時間は短縮され、工事内容も簡単・確実なものになる。 【0010】更に配管工事を伴わないため万一の水漏れを心配することなく、マンションなどの集合住宅でも安心して取替えができる。 【0011】また、賃貸住宅において居住者の意志により既存の2ハンドル水栓を本発明品に取替えたとしても、退去時にハンドルなどを元に戻すことは容易であり、何ら問題はない。 【0012】 【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例について説明する。図2は本発明の取替用湯水混合栓の外観図、図3は取付構造を詳細に示す組立図である。図7は本発明の芯々を可変にする機構に関する実施例である。 【0013】既に設置されている2ハンドル水栓より湯側・水側のハンドル、スピンドル、こま、袋ナット、パッキン、およびスパウトなどの部材を取り除き本体のみにした状態が2ハンドル本体1である。2ハンドル本体1は依然として湯側配管2−1、水側配管2−2と接続され、湯水の供給を受けることが可能な状態にある。 【0014】スピンドル用穴3には連接管である通水アダプター4がスピンドル用ねじ5を介して螺合されている。通水アダプター4下部にはシートパッキン6がはめ合わされており、2ハンドル水栓のシート部7に圧着されてシールしている。 【0015】一方混合栓本体8には、袋ナット9を回転自在に保持した鍔付ブッシュ10が螺合されている。この袋ナット9を2ハンドル水栓の袋ナット用ねじ11に螺着することにより、平パッキン12を介して鍔付ブッシュ10と通水アダプター4が圧着され、シールされると同時に、混合栓本体8が2ハンドル本体1に固定される。 【0016】ここで、袋ナット9は鍔付ブッシュ10にある程度左右のがたをもって装着されているため、2ハンドル本体のスピンドル用穴3の湯水間芯々距離のばらつきを吸収することができる。 【0017】また、通水アダプター4はスピンドル用ネジ5に螺合しないようにネジを落とした状態にて鍔付ブッシュ10と一体で設けても良く、このとき袋ナット9を締める事により混合栓本体8が2ハンドル本体1に固定されると同時に、シートパッキン6がシート部7に圧着される。 【0018】塞ぎぶた13は、湯水ハンドルの芯々距離が違うタイプの2ハンドル水栓にも共通して使えるように、鍔付ブッシュ10をはめかえるために予め設けられたねじ穴14を塞いでいる。 【0019】塞ぎぶた15は食器洗い器などの周辺機器へ湯を分配するために予め設けられたサービスアダプター16を塞いでいる。 【0020】袋ナット9により2ハンドル本体1と混合栓本体8を固定した後、本体カバー17の下端外周形状にあわせて前後2当分に形成された化粧カバー18、19を、2ハンドル本体1を前後から覆うようにしてはめ合せる。 【0021】このとき化粧カバー18、19は同一部材であり、爪20を各々はめ合せることによって固定される。また、本体カバー17には調整壁21が設けられており、化粧カバー18、19の位置が上下方向に移動しても保持できるので、2ハンドル本体1の高さのばらつきを吸収することができる。 【0022】さて、湯側配管2−1から流入した湯は湯側脚22、通水アダプター4、鍔付ブッシュ10、通水路23を経由して混合部24に至る。水側配管2−2から流入した水も同様にして混合部24に至る。 【0023】従って2ハンドル本体1内部には湯水が通らないので、スパウト用穴25は塞いでも塞がなくてもよい。 【0024】ハンドル26を操作することで、混合部24に流入した湯水は任意の温度と量に調整されてスパウト27から吐水される。なお混合栓本体8は、2ハンドル水栓、シングルレバー水栓、サーモスタット水栓、ミキシング水栓など様々なものが考えられる。サーモスタット水栓などの、ストレーナーが必要な水栓を混合本体部8に設ける場合には、通水アダプター4などの中にストレーナーを組み込む。 【0025】図4は、上述の説明と同様に2ハンドル本体1に袋ナット9により連接固定された台座部28上に、混合栓部29と清水器部30が設置されている例を示す。 【0026】湯側鍔付ブッシュ10−1より流入した湯は、湯側通水路31−1を介して混合栓部29に至る。一方、水側鍔付ブッシュ10−2より流入した水は、水側通水路31−2−2を介して清水器部30に至ると同時に、通水路32に分配される。通水路32は台座部28を横断して水側通水路31−2−1に連通しており、混合栓部29に水を導く。 【0027】混合栓部29のハンドル33を操作することにより、流入した湯水は任意の温度と量に混合され、スパウト34より吐水される。清水器部30のハンドル35を操作することにより、流入した水は清水カートリッジ36を経て浄化された後、スパウト37より吐水される。 【0028】なお、台座部28と混合栓部29および清水器部30はワンタッチで着脱できる機構にしてもよく、混合栓としてシングルレバーやサーモスタット、また清水器の代わりに以下の実施例で示す分岐水栓等を様々なデザインで着脱自在に交換することもできる。 【0029】図5は清水器の代わりに、食器洗い器や据置型の清水器などの市販の周辺機器に水を分岐するための分岐水栓38を搭載した例を示す。分岐口39は周辺機器への給水ホース40に接続されており、ハンドル41にてバルブを開くことによって周辺機器へ水を供給することができる。 【0030】図6は清水器の代わりに、アルカリイオン水生成器に水を分岐するための分岐水栓42を搭載した例を示す。ハンドル43にてバルブを開くと、水は行き側ホース44を通ってアルカリイオン水生成器へ供給され、アルカリイオン水に加工された後戻り側ホース45を通って分岐水栓42へ再び戻り、スパウト46より吐水される。 【0031】図7−1、図7−2は本発明の芯々を可変にする機構に関する実施例であり、混合栓側台座部47から突出した中空の外側管49に外周を抱き込まれるようにして、清水器側台座部48から突出した同じく中空の内側管50が、Oリングにてシールされながら伸縮自在に嵌合されている。 【0032】これにより取替対象の2ハンドル水栓の湯水ハンドル芯々51に合わせて外側管から露出する内側管の長さを決めた後に、袋ナット9によって混合栓側台座部47と清水器側台座部48を2ハンドル本体1に固定する事が出来る。 【0033】図7−1は取替対象の2ハンドル水栓の湯水ハンドル芯々51が大きい場合、図7−2は取替対象の2ハンドル水栓の湯水ハンドル芯々51が小さい場合の取付け状況を示す。 【0034】ここで外側管49と内側管50の中空部は、図4に示す通水路32と同様に、清水器側台座部48に流入した水を混合栓側台座部47へ分配する通水路の役割も備えている。 【0035】また、混合栓側台座部47と清水器側台座部48を2ハンドル本体1に固定したのちに、長さが数種類準備されたカバ−52、53、54を、芯々距離に合わせて選択し、装着する。 【0036】図8は取替用湯水混合栓のうち、壁付2ハンドル水栓に取付けるタイプの実施例を示す。ハンドルとスパウトを取り外した2ハンドル本体55の上に、混合栓本体57が袋ナット56にて固定されている。 【0037】混合部58への湯水の通水路は、2ハンドル水栓の湯水シート部に各々水密に連通しており、湯水の供給を受ける。見栄えを良くするために、2ハンドル本体55を化粧カバーなどで覆っても良い。 【0038】図9は取替用湯水混合栓のうち、主に洗面所で使われるセンターセットタイプの2ハンドル水栓に取付ける実施例を示す。この時、2ハンドル本体はカウンター下に設置されており、またスパウトはカウンター上からは取り外す事が出来ないものが多い。 【0039】2ハンドル水栓のハンドルを取り外した後に、袋ナット59にて混合栓本体60が固定されている。混合部61への湯水の通水路は、2ハンドル水栓の湯水シート部に各々水密に連通しており、湯水の供給を受ける。 【0040】見栄えを良くするために、スパウト62を覆うようにして化粧カバーなどをかぶせても良い。なお、取替後はこのスパウト62から湯水が吐水される事はない。 【0041】 【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮する。取付け対象の2ハンドル水栓の湯水ハンドル芯々の間隔によらず、また、2ハンドル水栓の本体や配管を工事することなく新しい水栓へ取替えができるので、工事費用は安く抑えられ、工事時間は短縮され、工事内容も簡単・確実なものになる。また、配管工事を伴わないため万一の水漏れを心配することなく、マンションなどの集合住宅でも安心して取替えができる。その上、賃貸住宅でも、居住者の意志により既存の2ハンドル水栓を本発明品に取替え、退去時には元の状態に戻す事が出来る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000010087 【氏名又は名称】東陶機器株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年7月10日(1998.7.10) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−248194(P2001−248194A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月14日(2001.9.14) |
| 【出願番号】 |
特願2001−25595(P2001−25595) |
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