| 【発明の名称】 |
給水装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】小河原 朋宏
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| 【要約】 |
【課題】給水・止水の異なる動作モードに対応する複数の操作スイッチを備えた、使用者にとって使い勝手のよい給水装置を提供する。
【解決手段】本発明の給水装置は、冷水配管24aと温水配管24bとに連結された水栓金具21と、それらの冷水配管24aと温水配管24bとに連結され、給水又は止水を行う給水弁23a,23bと、この給水弁23a,23bに開閉弁信号を与える弁制御部26と、この弁制御部26の動作を制御する信号を与える人体感知スイッチ22A,22Bとから構成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 水栓具と、給水又は止水を行う給水弁と、この給水弁に開閉弁信号を与える弁制御部と、この弁制御部の動作の制御信号を与える操作スイッチとを備えた給水装置において、前記操作スイッチが複数備えられており、各操作スイッチからの制御信号により、前記弁制御部が異なる動作モードの開閉弁信号を給水弁に与えるようになされていることを特徴とする給水装置。 【請求項2】 前記操作スイッチが人体感知スイッチであることを特徴とする請求項1記載の給水装置。 【請求項3】 前記複数の操作スイッチが前記水栓具に備えられていることを特徴とする請求項1又は2記載の給水装置。 【請求項4】 前記給水具が吐水筒を有しており、前記操作スイッチの一つがその吐水筒の下面部に設けられており、他の操作スイッチが前記吐水筒の側面部に備えられていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の給水装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複数の操作スイッチを備えた給水装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、操作スイッチを操作して、弁制御部の作動を制御し、弁制御部から給水弁に開閉弁信号を与えて給水弁を開閉し、給水又は止水を行う給水装置が知られている。この給水装置の操作スイッチとしては、給水装置を備えた流し台等の設備機器の下端部に設けられた足踏式スイッチや、水栓金具に設けられた人体感知スイッチ等が知られている。これらの操作スイッチの操作方法の一つとして、使用者が操作スイッチをオンすると、そのオン信号が弁制御部に与えられ、弁制御部から給水弁に開信号が与えられて給水が開始し、再び使用者が操作スイッチをオンすると、そのオン信号が弁制御部に与えられ、弁制御部から給水弁に閉弁信号が与えられて止水するものが知られている。この操作方法によると、長時間の給水を得る場合には便利だが、短時間の給水を得る場合には操作スイッチの操作が煩雑であるという欠点がある。また、他の操作方法として、使用者が操作スイッチをオンすると、そのオン信号が弁制御部に与えられ、弁制御部から給水弁に開信号が与えられて給水が開始し、一定時間が経過すると弁制御部から給水弁に閉弁信号が与えられて止水するものが知られている。この操作方法によると、短時間の給水を得る場合には、設定時間を短くすることにより便利に使用できる。しかし、長時間の給水を得る場合には、給水装置の使用条件により給水の継続時間が異なり、設定時間を決定するのが難しいという欠点がある。また、これらの給水装置においては、操作スイッチによって、一つの給水・止水モードしか操作できなかった。 【0003】この欠点を改良した技術として、例えば特開平10−132121号公報において、操作スイッチとして足踏式スイッチを備え、その足踏式スイッチのオン継続時間に応じて、弁制御部から給水弁への開閉弁信号の動作モードを切り換えることのできるものが記載されている。つまり、所定時間以上足踏式スイッチをオンすると、足踏式スイッチをオフするまでの間、給水弁は開いた状態になり給水が継続する。一方、足踏式スイッチのオン時間を所定時間より短くすると、足踏式スイッチが再度オンされるまで給水弁は開いた状態となり、給水が継続できるようになされている。この給水装置は、足踏式スイッチのオン継続時間を変えることにより、給水・止水の動作モードを切り換えることができるものであった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特開平10−132121号公報における給水装置の場合以下の問題点があった。操作スイッチは足踏式スイッチのため、両足で踏ん張る必要のあるときには操作が困難であった。また、足踏式スイッチは目立たない位置に配置されることになり、給水装置の操作に不慣れな使用者には、使用が不便であった。また、操作スイッチの操作方法によって、給水時間を設定するため、不慣れな使用者には、使用方法に混乱をきたすことがあった。さらに、高齢者等の足の力の弱い使用者の場合、片足で体を支え、片足で足踏式スイッチを操作するのは困難であった。特に、車椅子使用者にとっては、操作が不可能であった。 【0005】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであって、給水・止水の異なる動作モードに対応する複数の操作スイッチを備えた、使用者にとって使い勝手のよい給水装置を提供することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため請求項1記載の発明は、水栓具と、給水又は止水を行う給水弁と、この給水弁に開閉弁信号を与える弁制御部と、この弁制御部の動作の制御信号を与える操作スイッチとを備えた給水装置において、前記操作スイッチが複数備えられており、各操作スイッチからの制御信号により、前記弁制御部が異なる動作モードの開閉弁信号を給水弁に与えるようになされていることを特徴とする給水装置である。 【0007】本発明における給水弁としては、電磁弁や電動弁を備えたものが開閉の制御が確実にできるので適している。また、操作スイッチとしては、足踏式スイッチや押しボタン式スイッチ等の機械的スイッチを用いてもよいが、赤外線等を利用した人体感知スイッチを用いると、人体が操作スイッチに直接触れる必要がなく衛生的で使い勝手がよい。また、各操作スイッチからの制御信号により、前記弁制御部が異なる動作モードの開閉弁信号を給水弁に与える方法としては、各操作スイッチから異なる制御信号を弁制御部に与え、その制御信号に応じて弁制御部から異なる動作モードの開閉弁信号を給水弁に与えてもよいし、同じ制御信号を各操作スイッチ毎に異なる動作モードに対応する弁制御部の入力部に与え、各入力部に応じて弁制御部から異なる動作モードの開閉弁信号を給水弁に与えるようにしてもよい。 【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1の発明において、前記操作スイッチが人体感知スイッチであることを特徴とする給水装置である。 【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2の発明において、前記複数の操作スイッチが前記水栓具に備えられていることを特徴とする給水装置である。 【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項1,2又は3の発明において、前記給水具が吐水筒を有しており、前記操作スイッチの一つがその吐水筒の下面部に設けられており、他の操作スイッチが前記吐水筒の側面部に備えられていることを特徴とする給水装置である。 【0011】 【作用】請求項1記載の発明の給水装置においては、操作スイッチが複数備えられており、各操作スイッチからの制御信号により、弁制御部が異なる動作モードの開閉弁信号を給水弁に与えるようになされている。従って、給水装置の複数の操作スイッチ毎に異なるモードの給水・止水動作を行うことができる。 【0012】請求項2記載の発明の給水装置においては、操作スイッチが人体感知スイッチである。従って、操作スイッチに手等の人体の一部を近づけるだけで、操作スイッチから制御信号を弁制御部に与えることができる。つまり、操作スイッチに直接触れる必要がない。 【0013】請求項3記載の発明の給水装置においては、複数の操作スイッチが水栓具に備えられている。従って、給水・止水状態を確認しながら操作スイッチを操作することができる。 【0014】請求項4記載の発明の給水装置においては、水栓具が吐水筒を有しており、操作スイッチの一つがその吐水筒の下面部に設けられており、他一つの操作スイッチが吐水筒の側面部に備えられている。従って、手を吐水筒の下に近づけたり、側方に近づけたりすることにより、異なるモードに設定された給水・止水動作を行うことができる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。図1は本発明の給水装置を備えた流し台を示す斜視図、図2は図1の給水装置の機器構成を示す模式図、図3は図2の水栓金具の斜視図、図4は図3の水栓金具に備えられた人体感知スイッチの動作を示す正面図、図5は図2の弁制御部の機能を説明するための模式図である。 【0016】図1において、1は台所の流し台であり、キャビネット11の上にシンク13を有する天板12が載置されている。また、天板12のシンク13の奥には水栓金具(水栓具)21が取り付けられている。この水栓金具21には、温度調整機能の付いたハンドル211と吐水筒212とが備えられており、ハンドル211を操作することにより、給水温度を適度に調整でき、また、吐水筒212から給水・止水ができるようになされている。また、この水栓金具21には、図3に示すように、吐水筒212の下面に人体感知スイッチ(操作スイッチ)22Aが、側面には人体感知スイッチ(操作スイッチ)22Bが備えられている。 【0017】次に、図2により、本発明の給水装置の構成を説明する。本発明の給水装置は、冷水配管24aと温水配管24bとに連結された水栓金具21と、それらの冷水配管24aと温水配管24bとに連結され、給水又は止水を行う給水弁23a,23bと、この給水弁23a,23bに開閉弁信号を与える弁制御部26と、この弁制御部26の動作を制御する信号を与える吐水筒212に備えられた人体感知スイッチ22A,22Bとから構成されている。破線で模式的に示すように、人体感知スイッチ22A,22Bと弁制御部26とはケーブル27aで、弁制御部26と給水弁23a,23bとはケーブル27bで電気的に接続されている。また、弁制御部26は電源28に接続されている。 【0018】なお、水栓金具21には、冷水配管24aと温水配管24bと並列に他の冷水配管と温水配管(不図示)とが連結してあり、停電や故障により給水弁23a,23bが閉じていても、水栓金具21のハンドル211を操作することにより、温度を適度に調節でき、給水又は止水ができるようになされている。 【0019】次に、人体感知スイッチ22A,22Bの作動を図4で説明する。人体感知スイッチ22Aは水栓金具21の吐水筒212の下面に備えられており、Aで示した破線の範囲の人体を感知できるようになされている。また、人体感知スイッチ22Bは水栓金具21の吐水筒212の側面に備えられており、Bで示した破線の範囲の人体を感知できるようになされている。 【0020】次に、図5により、弁制御部26の機能を説明する。弁制御部26は、給水弁23a,23bの作動を制御するものであり、マイクロコンピュター(以下、マイコンと略す)262と電磁弁駆動部263とを有している。マイコン262は、人体感知スイッチ22A,22Bの作動状態に基づいて、給水弁23a,23bに開閉弁信号を与えるようになされている。これらの給水弁23a,23bはそれぞれ電磁弁264が設けられている。また、電磁弁駆動部263は、マイコン262からの開閉弁信号に応じて給水弁22aの電磁弁264と給水弁22bの給水弁264とを同時に、同じ動作で駆動するようになされている。 【0021】また、給水弁23a,23bに設けられた電磁弁264は、電磁弁264に備えられたコイルに通電されることにより弁が開いて給水が行われ、通電が停止すると弁が閉じて止水されるようになされている。このように、給水弁23a,23bは、電磁弁264のコイルへの電圧の印加/停止(開/閉弁信号)により、電磁弁264に電流が流れたり、停止したりすることにより弁が開閉され、給水/止水が切り換えられる。 【0022】次に、本実施例の給水装置の操作方法について説明する。ここで、給水弁23bの動作は、給水弁23aと同一なので説明を省略する。一つの操作方法は、使用者が人体感知スイッチ22Aの人体感知範囲Aの範囲に手を入れて出すことで給水弁23aに対する開閉弁信号を与えられる方法である。つまり、手を人体感知範囲Aに入れて出すと、人体感知スイッチ22Aから弁制御部26にオン信号が与えられる。そして、弁制御部26から給水弁23aに開弁信号として一定時間電圧が印加され、電磁弁264に電流が流れることにより弁が開き水栓金具21からの給水が継続される。一定時間が経過すると、弁制御部26から給水弁23aに閉弁信号として電圧が停止され、電磁弁264の電流が停止することにより弁が閉じ水栓金具21からの給水が停止する。 【0023】他の操作方法は、使用者が人体感知スイッチ22Bの人体感知範囲Bの範囲に手を入れたり出したりすることで給水弁23aに対する開閉弁信号を与える方法である。つまり、手を人体感知範囲Bに一旦入れて出すと、人体感知スイッチ22Bから弁制御部26にオン信号が与えられる。そして、弁制御部26から給水弁23aに開弁信号として電圧が印加され、電磁弁264に電流が流れることにより弁が開き水栓金具21からの給水が継続される。弁制御部26から給水弁23aに開弁信号が与えられ、給水が継続している状態で、再度、手を人体感知範囲Bに一旦入れて出すと、人体感知スイッチ22Bから弁制御部26にオン信号が与えられる。そして、そのオン信号により弁制御部26から給水弁23bに閉弁信号として電圧が停止され、電磁弁264の電流が停止することにより弁が閉じ水栓金具21からの給水が停止する。 【0024】本実施例の給水装置は以上のように構成されているので、給水装置の使用者は、水栓金具21に直接触れることなく、給水又は止水を行うことができるので、衛生的に給水装置を使用することができる。また、人体感知スイッチ22Aは、設定時間を短くすることにより、短時間給水したいときに便利に使用することができる。そこで、節水することができる。また、人体感知スイッチ22Bは、任意の時間給水したいときに便利に使用することができる。 【0025】また、人体感知スイッチ22Aと人体感知スイッチ22Bとが水栓金具21に備えられているので、給水・止水状態を確認しながら人体感知スイッチ22A,22Bを操作することができ、使い勝手がよい。 【0026】以上、本発明の実施例を図面により説明したが、本発明の具体的構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。 【0027】例えば、冷水配管と温水配管はどちらか一方を備えているだけでもかまわない。また、操作スイッチは必ずしも水栓具にだけ備える必要はなく、車椅子の使用者等を考慮すると、流し台の前面に設けられていてもよい。また、本発明の給水装置は、流し台の他に、洗面台やトイレやシャワー等に用いられてもよい。 【0028】給水弁の動作モードとしては、使用者が操作スイッチをオンすることにより、水栓具から給水が継続され、操作スイッチをオフすることにより、水栓具からの給水が停止するようにしてもよい。 【0029】 【発明の効果】請求項1記載の発明の給水装置においては、各操作スイッチからの制御信号により、弁制御部が異なる動作モードの開閉弁信号を給水弁に与えるようになされているので、操作スイッチ毎に異なるモードの給水・止水動作を行うことができる。そのため、長時間給水したいときに使用する操作スイッチと短時間給水したいときに使用する操作スイッチというように、スイッチ毎に必要な動作モードを設定し、利便性の高い給水装置を構成することができる。 【0030】また、請求項2記載の発明の給水装置においては、操作スイッチが人体感知スイッチであるので、操作スイッチに手等の人体を接触することなく操作スイッチを操作することができる。そのため、衛生的で利便性の高い給水装置を構成することができる。 【0031】また、請求項3記載の発明の給水装置においては、複数の操作スイッチが水栓具に備えられているので給水・止水状態を確認しながら操作スイッチを操作することができる。そのため、使い勝手のよい給水装置を構成することができる。 【0032】また、請求項4記載の発明の給水装置においては、操作スイッチの一つがその吐水筒の下面部に設けられており、他一つの操作スイッチが吐水筒の側面部に備えられているので、手を吐水筒の下に近づけたりという行為に適した動作モードと、側方に近づけるという行為に適した動作モードで給水・止水を行うことができる。つまり、短時間給水したいときには、吐水筒の下に手を近づけ、任意の時間秋水したいときには、吐水筒の側方にてを近づける等自然な行為で給水・止水のできる給水装置を構成することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002174 【氏名又は名称】積水化学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年2月18日(2000.2.18) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−227015(P2001−227015A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月24日(2001.8.24) |
| 【出願番号】 |
特願2000−41187(P2000−41187) |
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