| 【発明の名称】 |
水回り衛生室のLED発光装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】松本 修
【氏名】鈴木 雅喜
【氏名】水野 智之
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| 【要約】 |
【課題】大掛りな電気配線工事を行う必要がなく、また頻繁に電球交換を行ったり或いは定期的且つ頻繁に電池交換を行ったりする必要のない、LEDを光源とした発光装置を提供する。
【解決手段】LED発光装置を、水流の勢いで回転する羽根車32を有し、水流にて発電を行う発電機34と、発電機34で発生した電力により発光するLED30とを含むように構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 水流の勢いで回転する羽根車を有し、該水流にて発電を行う発電機と、該発電機で発生した電力により発光するLEDとを有することを特徴とする水回り衛生室のLED発光装置。 【請求項2】 請求項1において、前記発電機で発生した電力を蓄える蓄電手段を有し、該蓄電手段を電源として前記LEDを発光させるようになしたことを特徴とする水回り衛生室のLED発光装置。 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記LEDが配管を通じて送られた水を出水口から出水する吐水装置に取り付けられており、前記発電機が水の流通経路上に配設されていることを特徴とする水回り衛生室のLED発光装置。 【請求項4】 請求項1,2の何れかにおいて、前記LEDが浴槽の照明灯として構成されており、前記発電機が浴水の循環経路上に配設されていることを特徴とする水回り衛生室のLED発光装置。 【請求項5】 請求項4において、前記発電機が気泡水流噴射装置の循環ポンプによる浴水の循環経路上に配設されていることを特徴とする水回り衛生室のLED発光装置。 【請求項6】 請求項5において、前記LEDが浴槽内に噴射される気泡水流に光を直接照射するものとされていることを特徴とする水回り衛生室のLED発光装置。 【請求項7】 請求項4において、前記発電機が浴槽と追炊き付給湯機とを連絡する浴水の循環経路上に配設されていることを特徴とする水回り衛生室のLED発光装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明はキッチン,浴室,トイレ,洗面室等の水回り衛生室のLED発光装置に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、キッチンや浴室或いはトイレや洗面室には室内照明用又は設備機器用の各種の主照明装置や補助照明装置が用いられている。従来これら照明装置の光源として白熱灯や蛍光灯その他の電球が用いられている。しかしながらこれら電球を光源とした照明装置にあっては、電球の寿命が短く、電球切れを起すために頻繁に電球交換を行わなければならない外、消費電力が大きいといった問題があり、更に電球を光源とした照明装置の場合、照明装置が大型化せざるを得ず、かかる照明装置を室内の設備機器に備え付ける場合、照明装置が大型化することから設備機器の美観,デザインが損われてしまうといった問題を生じていた。 【0003】また電球を光源とした照明装置の場合、消費電力が大きいことから商用電源(AC100V)を電源として用いることとなるが、この場合電気配線工事又は室内に電気配線を巡らせることが必要となって、取付施工が面倒になるといった問題があった。尚乾電池(一次電池)を電源として用いる場合においても、電池交換を定期的且つ頻繁に行わなければならないといった問題が発生する。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題を解決するためになされたものである。而して請求項1の水回り衛生室のLED発光装置は、水流の勢いで回転する羽根車を有し、該水流にて発電を行う発電機と、該発電機で発生した電力により発光するLEDとを有することを特徴とする。 【0005】請求項2のものは、請求項1において、前記発電機で発生した電力を蓄える蓄電手段を有し、該蓄電手段を電源として前記LEDを発光させるようになしたことを特徴とする。 【0006】請求項3のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記LEDが配管を通じて送られた水を出水口から出水する吐水装置に取り付けられており、前記発電機が水の流通経路上に配設されていることを特徴とする。 【0007】請求項4のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記LEDが浴槽の照明灯として構成されており、前記発電機が浴水の循環経路上に配設されていることを特徴とする。 【0008】請求項5のものは、請求項4において、前記発電機が気泡水流噴射装置の循環ポンプによる浴水の循環経路上に配設されていることを特徴とする。 【0009】請求項6のものは、請求項5において、前記LEDが浴槽内に噴射される気泡水流に光を直接照射するものとされていることを特徴とする。 【0010】請求項7のものは、請求項4において、前記発電機が浴槽と追炊き付給湯機とを連絡する浴水の循環経路上に配設されていることを特徴とする。 【0011】 【作用及び発明の効果】上記のように本発明は、水流の勢いで発電を行う発電機と、その発電機で発生した電力により発光するLEDとを含んで発光装置を構成したものである。このLED発光装置はキッチンや浴室或いはトイレや洗面室等の室照明用の装置として、或いは室内の各種設備機器の照明装置ないし光表示装置等として好適に用いることができる。 【0012】本発明のLED発光装置は、光源としてLEDを用いていることから装置自体をコンパクトに構成することができ、従ってこれを水回り衛生室の各種設備機器に組み込んだ場合、設備機器の美観,デザインを損わない利点がある。またLED自体の寿命が著しく長いために、電球を光源として用いた場合のように電球交換を頻繁に行うといった必要はなく、実質的にメンテナンスフリーであってしかも消費電力が少なくて済むなどの利点が得られる。 【0013】本発明のLED発光装置はまた、水流の勢いで発電を行う発電機を備え、その発電機で発生した電力によりLEDを発光させるようになしていることから、電源として商用電源を用いた従来の照明装置等の発光装置のように電気配線工事を含む大掛りな電源供給工事を行う必要がなく、取付施工が極めて簡単である利点を有する。更にまた乾電池を電源として用いた場合のように定期的且つ頻繁に電池交換を行わなければならないといった面倒もない。このように本発明において水流により発生した電力にて光源の発光を賄うことができるのはLEDの消費電力が小さいことによる。 【0014】本発明においては、発電機で発生した電力を蓄電池(二次電池)等の蓄電手段に蓄えておき、これを電源としてLEDを発光させるようになすことができる(請求項2)。このようにした場合、水流が発生していないときでもスイッチ等の操作によって所望時にLEDを発光させることが可能となる。 【0015】本発明のLED発光装置は、水の流れのある個所であれば基本的にどこにでも設置可能である。例えば浴槽や洗面器,キッチンシンクやトイレの洗浄タンクの排水口その他様々な個所に設置して各種照明や光表示用に用いることができる。その他本発明のLED発光装置は、配管を通じて送られて来た水を出水口から出水する吐水装置、例えばキッチンや浴室或いは洗面化粧台自身ないし洗面室若しくはトイレの給水管の水栓器具等の吐水装置に取り付けることができる。 【0016】この場合、出水口への水の流通経路上に上記発電機を配設しておくことができる(請求項3)。このようにした場合、吐水装置周り若しくは吐水装置自体にLEDの光を当てることができ、各種照明用として或いはまた光による演出効果を高めるためのもの等として広く活用することができる。 【0017】本発明のLED発光装置はまた、浴室における浴槽の照明装置として適用することができる。即ちLEDを浴槽の照明灯として構成することができる。この場合、浴水の循環経路上に上記発電機を配設しておくことができる(請求項4)。このようにすれば、簡単に既存の浴室設備に対し浴槽の照明装置を後付けで付加することができる。 【0018】この場合においてその浴槽に気泡水流噴射装置が取り付けられている場合、その気泡水流噴射装置の循環ポンプによる浴水の循環経路上に発電機を配設しておくことが好都合である(請求項5)。 【0019】請求項6のものは、浴槽内に噴射される気泡水流に光を直接照射するように上記LEDを配設したもので、このようにしておけば、気泡水流噴射装置の使用時に噴射水流がLEDの光によって照らし出され、光の演出効果によって浴槽ないし気泡水流噴射装置の使用フィーリングが向上する。 【0020】本発明はまた、LEDを浴槽の照明灯として用いる場合において、浴槽と追炊き付給湯機とを連絡する浴水の循環経路上に上記発電機を配設しておくことができる(請求項7)。追炊きに際して浴槽内の浴水は循環経路を通じて循環流通させられることから、そこに発電機を配設しておくことで、その循環経路内の水流を利用して発電を行うことができる。 【0021】 【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。図1は本発明のLED発光装置を吐水装置に備え付けた場合の実施例を示している。同図において10はキッチンに設置されたカウンターで、シンク12が設けられている。14は本例の吐水装置における吐水管で、カウンター10から起立する状態で位置固定に設けられた吐水管本体16と、吐水管14の先端部を構成する吐水ヘッド18とを有している。 【0022】吐水ヘッド18にはホース20が接続されており、吐水ヘッド18がホース20とともに吐水管本体16から引出し可能とされている。ここでホース20は管状の吐水管本体16を挿通し、更にカウンター10下側においてガイド管22を挿通した後、吐水管14と離隔してカウンター10に設置された吐水装置の本体、即ちサプライ管を通じて供給された水と湯とを混合し且つ流量調整する本体に接続されており、その本体からの水又は湯若しくはそれらの混合水(以下単に混合水とする)がホース20を通じて吐水ヘッド18へと送られる。 【0023】吐水ヘッド18は、その下面の中心部に一本の整流束として出水する整流出水口24と、その周りにシャワー状に出水するシャワー出水口26とを有している。またその前面には、吐水を整流吐水からシャワー吐水に若しくはその逆に切り替えるための切替操作部28が設けられている。 【0024】本例においては、吐水ヘッド18の下面且つ整流出水口24及びシャワー出水口26周りに複数(この例では4個)のLED(発光ダイオード)30が下向きに設けられている。本例においては、図2に示しているように出水口24,26への水(混合水)の流通経路上に、羽根車32を水流の勢いで回転させて発電を行う発電機34が設けられており、そこで発生した電力が蓄電手段としての蓄電池(二次電池)36に蓄えられ、これを電源としてLED30が発光するようになっている。 【0025】尚この例のLED発光装置は操作スイッチ38を有しており、その操作スイッチ38のオン操作によってLED30が発光するようになっている。 【0026】本例のLED発光装置は、光源としてLED30を用いていることから発光装置自体をコンパクトに構成することができ、従って吐水装置の美観,デザインを損うといったことがない。またLED30自体の寿命が著しく長いために、電球を光源として用いた場合のように電球交換を頻繁に行うといった必要がなく、実質的にメンテナンスフリーであって消費電力も少なくて済むなどの利点を有する。 【0027】また本例のLED発光装置は、商用電源を用いた従来の照明装置等の発光装置のように電気配線工事を含む大掛りな電源供給工事を行う必要がなく、取付施工が極めて簡単である利点を有する。更にまた乾電池を電源として用いた場合のように定期的且つ頻繁に電池交換を行わなければならないといった問題も生じない。 【0028】尚、この例ではLED30を吐水ヘッド18の下面に設けているが、LED30を吐水ヘッド18の他の個所或いは吐水管14の他の個所、更にはまたその吐水管14を含む吐水装置の他の個所に設置することも可能であるし、又はその他各種の吐水装置にLED30及び発電機34を含む発光装置を設置することも可能である。 【0029】図3は本発明のLED発光装置を浴槽の照明装置として適用した場合の実施例を示している。この例において、浴槽40は内面側の透光性のアクリル層42と、外面側のバックアップ層44と、それらの間の加飾層46との積層構造をなしている。 【0030】この例において、浴槽40の底部には泡を浴水中に上向きに噴き上げる泡噴上部材48が設けられており、また側壁には浴水を吸入するとともに気泡水流を噴射口50から浴槽40内に噴射する吸入噴射部材52が設けられている。一方浴槽40の外部には、浴水を外部循環させるための循環管路(循環経路)54が設けられており、その循環管路54上に循環ポンプ56が設けられている。本例では、吸入噴射部材52,循環管路54及び循環ポンプ56を含んで気泡水流噴射装置が構成されている。 【0031】この例の場合、循環ポンプ56により浴槽40内の浴水が吸入噴射部材52を通じて外部に吸い出され、そして吸入管路58を通じて流通した後、送出管路60を通じて流通し、気泡混じりの水流として吸入噴射部材52から浴槽40内に噴射される。 【0032】浴槽40の側壁には、浴槽照明灯としてLED30が開口61においてケーシング62内部に収納された状態で取り付けられている。また一方上記循環管路54、詳しくは送出管路60上には発電機34が設けられており(吸入管路58上であっても良い)、その発電機34で発生した電力によってLED30が発光するようになっている。 【0033】尚この例では低電圧回路64が設けられている。またこの例において、蓄電池を設けておいてそこに電力を蓄えておき、これを電源としてLED30を点灯させるようになすこと、或いはスイッチ手段を設けておいてそのスイッチ手段の操作によりLED30を点灯させるようになすことができる。 【0034】図4は本発明の他の実施例を示している。この例では吸入噴射部材52と循環ポンプ66とが一体的に組み付けられており、そしてその循環ポンプ66による浴水の循環経路68上に発電機34が設けられ、そこで発生した電力によりLED30が発光するようになっている。本例では、吸入噴射部材52及び循環ポンプ66を含んで気泡水流噴射装置が構成されている。尚、図4中49は浴水の吸入口を示している。 【0035】この例において、発電機34で発生した電力は蓄電池36に蓄えられ、これを電源としてLED30が発光するようになっている。但し場合によって蓄電池36を省略することも可能である。本例ではまた、LED30が噴射口50から浴槽40内に噴射される気泡水流に光を当てるように設置されている。 【0036】図3及び図4の実施例においては、発電機34を浴水の循環経路上に配設しているため、簡単に既存の浴室設備に対し浴槽40の照明装置を後付けで付加することができる。また図4の実施例においては、浴槽40内に噴射される気泡水流に光を直接照射するようにLED30を配設しており、このようにしておくことで、気泡水流噴射装置の使用時に噴射水流がLED30の光によって照らし出され、これによる光の演出効果によって浴槽40ないし気泡水流噴射装置の使用フィーリングが向上する。 【0037】本発明のLED発光装置は、上記のように循環ポンプ56,66及び循環管路54,循環経路68が設けられない浴槽の照明装置として適用することも可能である。図5はその一例を示している。同図において70は追炊き付給湯機であり、この追炊き付給湯機70と浴槽40とが循環管路(循環経路)72で連絡されている。尚図中74は吸入管路であり、76は送出管路である。本例ではその送出管路76上に発電機34が設けられており、ここで発生した電力が蓄電池36に蓄えられる。 【0038】78は浴室内に設けられた、LED30の点灯・消灯用のスイッチ(手動操作スイッチ)であって、このスイッチ78をオン操作するとLEDオン・オフ回路80によりLED30が点灯する。また一方スイッチ78をオフ操作するとLED30が消灯する。この例では、追炊きの際に浴槽40外部の循環管路72を流通する水流の勢いで電力を発生させることができ、これを用いてLED30を点灯させることができる。 【0039】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本発明は上例以外にキッチンや浴室或いはトイレや洗面室における様々な個所に、また室内の様々な設備機器に設置することも可能であるし、更には照明,光表示その他各種のLED発光装置として適用することも可能であるなど、その主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000479 【氏名又は名称】株式会社イナックス
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| 【出願日】 |
平成12年2月15日(2000.2.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089440 【弁理士】 【氏名又は名称】吉田 和夫
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| 【公開番号】 |
特開2001−227011(P2001−227011A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月24日(2001.8.24) |
| 【出願番号】 |
特願2000−36768(P2000−36768) |
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