| 【発明の名称】 |
排水器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】久野 岳人
【氏名】神野 晃一
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| 【要約】 |
【課題】排水器具3の受口11とオーバーフローアダプター8の流入口9との位置合わせをせずとも、オーバーフロー水の流れのよい排水器具3を提供する。
【解決手段】排水器具3のオーバーフロー水受口11の開口していない部分の周側壁12の一つの幅Wと、オーバーフローアダプター8の流入口9の内径Dとの関係をW<Dとし、また前記周側壁12の一つの幅Wと、オーバーフロー水受口11の幅Hとの関係を、W<Hとすることにより、Wの幅を有する周側壁12の一つがいずれの位置にあっても、流入口9の内径Dより大きくなることはなく、オーバーフロー水の排水器具3内への流れが良くなり、洗面器からオーバーフロー水が溢れ出るということはない。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】洗面器の排水口に排水器具を取り付け、該排水器具の周側面部にオーバーフロー水の受口を開口すると共に、周側面部にオーバーフローアダプターを外嵌装着して二重筒構造とし、オーバーフローアダプターをオーバーフロー口へ連通接続した排水器具において、排水器具のオーバーフロー水受口の開口していない部分の周側壁の一つの幅Wをオーバーフローアダプターの流入口の内径Dよりも小さくし、且つ前記幅Wをオーバーフロー水受口の幅Hよりも小さくしたことを特徴とする排水器具。 【請求項2】排水器具のオーバーフロー水受口の開口していない部分の周側壁の一つの幅Wが、オーバーフローアダプターの流入口の内径Dの1/2〜2/3である請求項1に記載の排水器具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、洗面器の排水器具にオーバーフローアダプターを外嵌装着し、オーバーフローアダプターとオーバーフロー口とを連通接続してオーバーフロー水を排水器具内へ導入して排出するようにした排水器具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来にあっては、図2に示すように、洗面器本体1の排水口2に排水器具3を取り付け、洗面ボール内の水を排水器具3及び図示しない排水トラップを通じて下水等へ排水するようにしている。また排水器具3が閉塞されたままの状態で湯水混合水栓等から水が出っ放しになると、洗面器から溢れて床等を濡らすため、洗面器本体1の上部側にオーバーフロー口4を開口している。そして、オーバーフロー口4に雄螺子部を備えたフランジ5を洗面器本体1の内側から挿通し、オーバーフローエルボ6の雌螺子部を螺着している。 【0003】一方、排水器具3の周側面には、図3に示すように、オーバーフロー水の受口7を開口し、更にその外周側にオーバーフローアダプター8を外嵌装着して二重筒構造としている。そして、オーバーフローエルボ6とオーバーフローアダプター8の流入口9側とを蛇腹ホース10で連通接続し、オーバーフロー水をオーバーフロー口4のフランジ5からオーバーフローエルボ6、蛇腹ホース10、オーバーフローアダプター8を通じて排水器具3内へ流入させ、下水等へ排出している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のこのようなオーバーフロー水を受け入れる排水器具3にあっては、図4に示すように、オーバーフロー水の受口7が対向する位置に二個設けられており、その幅は排水器具3の外周のおよそ1/4である。そのため、同図の図(A)に示すように、受口7とオーバーフローアダプター8の流入口9とが正常に向き合っている場合は、オーバーフロー水の流れは問題とはならないが、図(B)に示すように、受口7とオーバーフローアダプター8の流入口9との位置がズレた場合には、オーバーフロー水の排水器具3内への流入が悪くなり、洗面器から水が溢れだすという問題があった。またこれを避けるためには、排水器具3の取付作業と、オーバーフローアダプター8の取付作業とを慎重に行う必要があり、極めて煩わしいものであった。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は従来の前記課題に鑑みてこれを改良除去したものであって、排水器具の受口とオーバーフローアダプターの流入口との位置合わせをせずとも、オーバーフロー水の流れのよい排水器具を提供せんとするものである。 【0006】而して、前記課題を解決するために本発明が採用した請求項1の手段は、洗面器の排水口に排水器具を取り付け、該排水器具の周側面部にオーバーフロー水の受口を開口すると共に、周側面部にオーバーフローアダプターを外嵌装着して二重筒構造とし、オーバーフローアダプターをオーバーフロー口へ連通接続した排水器具において、排水器具のオーバーフロー水受口の開口していない部分の周側壁の一つの幅Wをオーバーフローアダプターの流入口の内径Dよりも小さくし、且つ前記幅Wをオーバーフロー水受口の幅Hよりも小さくしたことを特徴とする排水器具である。この発明によれば、排水器具のオーバーフロー水受口の開口していない部分の周側壁の一つの幅Wと、オーバーフローアダプターの流入口の内径Dと、オーバーフロー水受口の幅Hとの関係を、W<D,W<Hとしており、Wの幅を有する周側壁の一つがいずれの位置にあっても、流入口の内径Dより大きくなることはなく、オーバーフロー水の排水器具内への流れが悪くなるようなことはなく、洗面器からオーバーフロー水が溢れ出るというようなことはない。 【0007】本発明が採用した請求項2の手段は、排水器具のオーバーフロー水受口の開口していない部分の周側壁の一つの幅Wが、オーバーフローアダプターの流入口の内径Dの1/2〜2/3である請求項1に記載の排水器具である。またこの発明では、周側壁の一つの幅Wを、オーバーフローアダプターの流入口の内径Dの1/2〜2/3としている。そのため、周側壁の位置がどの位置にあっても、流入口と受口とが向き合って合致する部分の幅が、ミニマムで流入口の内径の1/3を確保することができ、オーバーフロー水の十分な流れを確保することが可能である。 【0008】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の構成を図面に示す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りである。なお、従来の場合と同一符号は同一部材である。図1は本発明の一実施の形態に係るものであり、図(A)及び図(B)はそれぞれ排水器具3のオーバーフロー水受口11の開口していない部分の周側壁12の位置が違う場合を説明するための排水器具3の横断平面図である。同図に示す如く、この実施の形態にあっては、排水器具3のオーバーフロー水受口11を合計四個設け、受口11の開口していない部分の排水器具3の周側壁12の幅Wを、オーバーフローアダプター8の流入口9の内径Dよりも小さくなるように、W<Dの寸法関係にしている。また前記周側壁12の幅Wを、オーバーフロー水受口11の幅Hよりも小さくなるように、W<Hの寸法関係にしている。これらの寸法関係は、好ましくは、周側壁12の幅Wが、流入口9の内径Dの1/2〜2/3の範囲にあればよい。 【0009】このように、排水器具3のオーバーフロー水受口11の開口していない部分の周側壁12の一つの幅Wと、オーバーフローアダプター8の流入口9の内径Dとの関係をW<Dとし、また前記周側壁12の一つの幅Wと、オーバーフロー水受口11の幅Hとの関係を、W<Hとすることにより、Wの幅を有する周側壁12の一つがいずれの位置にあっても、流入口9の内径Dより大きくなることはなく、オーバーフロー水の排水器具3内への流れが悪くなるようなことはなく、洗面器からオーバーフロー水が溢れ出るというようなことはない。 【0010】また周側壁12の一つの幅Wを、オーバーフローアダプター8の流入口9の内径Dの1/2〜2/3としている。そのため、周側壁12の位置がどの位置にあっても、流入口9と受口11とが向き合って合致する部分の幅Xが、ミニマムで流入口9の内径の1/3を確保することができ、オーバーフロー水の排水器具3内への流入をし易くし、十分な流れを確保することが可能である。 【0011】 【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、排水器具のオーバーフロー水受口の開口していない部分の周側壁の一つの幅Wと、オーバーフローアダプターの流入口の内径Dと、オーバーフロー水受口の幅Hとの関係を特定している。これにより、Wの幅を有する周側壁の一つがいずれの位置にあっても、流入口の内径Dより大きくなることはなく、オーバーフロー水の排水器具内への流れを良くすることができ、洗面器からオーバーフロー水が溢れ出るというようなことはない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000479 【氏名又は名称】株式会社イナックス
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| 【出願日】 |
平成12年2月2日(2000.2.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082016 【弁理士】 【氏名又は名称】内田 敏彦
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| 【公開番号】 |
特開2001−214488(P2001−214488A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月7日(2001.8.7) |
| 【出願番号】 |
特願2000−24576(P2000−24576) |
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