| 【発明の名称】 |
シャワーホースハンガーや握りバーなどの固定に用いる回転式吸着盤。 |
| 【発明者】 |
【氏名】西岡 明
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| 【要約】 |
【課題】シャワーホースハンガーや握りバーなどを壁面に強固に固定可能な回転式の吸着盤を提供する。
【解決手段】回転式の吸着盤1として、壁面Wに吸着させる弾性材料製の吸盤6の中央部に、壁面Wに直交する方向のネジ部材8を設ける一方、シャワーホースハンガー2や握りバー21などの本体9,22に、前記ネジ部材8を挿通保持するための挿通孔aを設け、かつ、前記本体9,22の端面部を吸盤6の外周面部に当接させた状態で、前記吸盤6の中央部を壁面外方に引き寄せる回転操作具10をネジ部材8に螺着して、この吸盤中央部の引き寄せに伴って、吸盤6の中央部と壁面Wとの間に減圧空間を形成するように構成している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 壁面に吸着させる弾性材料製の吸盤の中央部に、壁面に直交する方向のネジ部材を設ける一方、シャワーホースハンガーや握りバーなどの本体に、前記ネジ部材を挿通保持するための挿通孔を設け、かつ、前記本体の端面部を吸盤の外周面部に当接させた状態で、前記吸盤の中央部を壁面外方に引き寄せる回転操作具をネジ部材に螺着して、この吸盤中央部の引き寄せに伴って、吸盤の中央部と壁面との間に減圧空間を形成するように構成して成ることを特徴とするシャワーホースハンガーや握りバーなどの固定に用いる回転式吸着盤。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、シャワーホースハンガーや握りバーなどの固定に用いる回転式吸着盤に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、シャワーホースハンガーや入浴補助用の握りバーなどに、弾性材料よりなる椀形状の吸盤を備えて、この吸盤を壁面に押圧することで発生する吸着力により、ハンガーや握りバーなどを浴室や浴槽の壁面などに固定するようにしたものがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この構成によれば、壁を傷つけることなく、吸盤を壁面に押圧するだけで、ハンガーや握りバーなどを好みの位置に固定することができるのであるが、壁面への吸着力は、弾性材料よりなる椀形状の吸盤の弾性復元力に頼るもので、吸着力が非常に弱い点で問題があった。 【0004】本発明は、かゝる実情に鑑みて成されたものであって、その目的は、シャワーホースハンガーや握りバーなどを壁面に強固に固定可能な回転式の吸着盤を提供する点にある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するに至った本発明による回転式の吸着盤は、壁面に吸着させる弾性材料製の吸盤の中央部に、壁面に直交する方向のネジ部材を設ける一方、シャワーホースハンガーや握りバーなどの本体に、前記ネジ部材を挿通保持するための挿通孔を設け、かつ、前記本体の端面部を吸盤の外周面部に当接させた状態で、前記吸盤の中央部を壁面外方に引き寄せる回転操作具をネジ部材に螺着して、この吸盤中央部の引き寄せに伴って、吸盤の中央部と壁面との間に減圧空間を形成するように構成した点に特徴がある。 【0006】即ち、吸盤の外周面部を壁面に当接させた状態で、この吸盤の中央部を壁面から引き剥がすように、回転操作具によって吸盤中央部に外力を付与することで、吸盤と壁面との間に、強い吸着力を発生する減圧空間が機械的に形成されるのであって、弾性復元力に頼るだけの従来の吸盤構造に比較して、かゝる構成の回転式吸着盤によれば、シャワーホースハンガーや握りバーなどの壁面への固定が強固に達成される。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は回転式の吸着盤1を備えて浴室の壁面Wに固定されたシャワーホースハンガー2を示し、このシャワーホースハンガー2は、例えば湯水混合栓3に接続されたシャワーホース4を巻き掛け保持するもので、ホース4先端にはシャワーヘッド5が取り付けられている。 【0008】上記の回転式吸着盤1は、図2及び図3(A),(B)に示すように、壁面Wに吸着される弾性材料製の円形吸盤6と、この吸盤6の中央部に埋設された板状部材7と、この板状部材7に連設されて壁面Wに直交する方向に突出したネジ部材8と、ネジ部材8を挿通保持するための挿通孔aを形成したハンガー本体9、及び、前記ネジ部材8に螺着の回転操作具10から構成され、かつ、前記吸盤6は、自由状態すなわち非使用の状態で、中央部が周縁部よりもやゝ凹入した皿形状に形成され、外周側部には吸盤引き剥がし用のリップbが連設されている。 【0009】ハンガー本体9は、例えば合成樹脂製であって、90度程度の範囲にわたるホース巻き掛け部10と、このホース巻き掛け部10に連設された基部11とから成り、かつ、このホース巻き掛け部10と基部11の端面部、即ち、吸盤6の外周面部に当接する端面部には、多数の鋸歯状の食い込み片による鋸歯部12が形成されている。 【0010】一方、吸盤6の外周面部にも、鋸歯部12と同様に、多数の鋸歯状の食い込み片による鋸歯部13が形成されており、前記基部11に形成の挿通孔aにネジ部材8を挿通すると共に、このネジ部材8に回転操作具10を螺着して、鋸歯部12,13を互いに噛合させることで、吸盤6とハンガー本体9との廻り止めを図るようにしている。 【0011】回転操作具10は、ネジ部材8に螺着されるナット部材14と、このナット部材14をインサート保持した操作摘み15とから成り、而して、シャワーホースハンガー2を壁面Wに固定するに際して、先ずは壁面Wを清掃してホコリ、汚れ等を除去した後、皿状吸盤6を壁面Wに押し付けて、この皿状吸盤6の中央部と壁面Wとの間に形成される空間を真空状態にし、壁面Wへのハンガー1の仮付けを行うのである。 【0012】次に、ハンガー本体9の端面部つまりホース巻き掛け部10と基部11の端面部を吸盤6の外周面部に押し付けつつ、回転操作具10を締め込み操作して、吸盤6の中央部を壁面Wから引き剥がすように、吸盤中央部を壁面Wの外方に引き寄せ、この吸盤6の中央部と壁面Wとの間に機械的に減圧空間を形成して、吸盤6の中央部に強力な吸着力を発生させるのであり、これによって、シャワーホースハンガー2を壁面Wに強固に固定することができる。 【0013】シャワーホースハンガー2を壁面Wから取り外すには、必要に応じて回転操作具10を戻し操作して、リップbをつまみ上げ、減圧空間を破壊することで、シャワーホースハンガー2を壁面Wから簡単に取り外すことができる。 【0014】図4及び図5は、回転式吸着盤1を備えた入浴補助用の握りバー21を示しており、この実施の形態では、上記のシャワーホースハンガー2に備えた吸着盤1のうち、ネジ部材8を壁面Wに直交する方向に突出させた吸盤6を用いて、この吸盤6をバー本体22の両端に備えて握りバー21を構成している。 【0015】即ち、バー本体22両端の筒部23の中間部に底面板24を連設して、この底面板24に挿通孔aを形成し、この挿通孔aに、前記吸盤6のネジ部材8を挿通保持させ、かつ、このネジ部材8に、凹入構造の操作摘み25とこれにインサートのナット部材26から成る回転操作具10を螺着して、握りバー21を構成しており、この握りバー21の吸着盤1による壁面Wへの装着と取り外しとは、上記したシャワーホースハンガー2の装着と取り外しと同じであることから、それについての説明は省略する。 【0016】図6及び図7は、別の実施の形態による入浴補助用の握りバー21を示し、この実施の形態においても、上記のシャワーホースハンガー2に備えた吸着盤1のうち、ネジ部材8を壁面Wに直交する方向に突出させた吸盤6を用いて、この吸盤6をバー本体22の両端に備えて握りバー21を構成している。 【0017】即ち、バー本体22として、これを滑り止め部材27を備えたパイプ28と、パイプ両端部の保持ブラケット29,29とから構成し、かつ、ブラケット29に円形基部30を連設すると共に、更に、ブラケット29に開口部31を形成して、この開口部31の下部面板32に挿通孔aを形成している。 【0018】そして、この挿通孔aに、前記吸盤6のネジ部材8を挿通保持させ、かつ、このネジ部材8に、ダイヤル式操作摘み33とこれにインサートのナット部材34から成る回転操作具10を螺着して、握りバー21を構成しており、この握りバー21の吸着盤1による壁面Wへの装着と取り外しとについても、上記したシャワーホースハンガー2の装着と取り外しと同じであることから、それについての説明は省略する。 【0019】尚、図4及び図5に示す握りバー21の筒部23の端面部と、図6及び図7に示す握りバー21の円形基部30の端面部のそれぞれに、吸盤6の鋸歯部13に噛合する鋸歯部12を形成して、バー本体22に対する吸盤6の廻り止めを図るようにしている。 【0020】 【発明の効果】以上説明したように、本発明にかゝる回転式の吸着盤によれば、強い吸着力を発生する減圧空間が、吸盤と壁面との間に機械的に形成されることから、弾性復元力に頼るだけの従来の吸盤構造に比較して、シャワーホースハンガーや握りバーなどを壁面に強固に固定することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000144072 【氏名又は名称】株式会社三栄水栓製作所
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| 【出願日】 |
平成12年2月4日(2000.2.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074273 【弁理士】 【氏名又は名称】藤本 英夫
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| 【公開番号】 |
特開2001−214484(P2001−214484A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月7日(2001.8.7) |
| 【出願番号】 |
特願2000−28091(P2000−28091) |
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