| 【発明の名称】 |
温水機能付き水栓柱 |
| 【発明者】 |
【氏名】亀井 潤介
【氏名】西岡 明
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| 【要約】 |
【課題】外面に突出部分の少ない見栄えの良い水栓柱を提供する。また水栓柱に、温水機能を持たせる。
【解決手段】水栓柱1は、中空の柱状ケース2の基部に給水部11,給湯部12が設けられ、柱状ケース2内に湯水混合栓3・切替弁6・給水管W・給湯管H・送給管M1 ,M2 が内蔵される。シャワーヘッド20と連絡するシャワー用吐出部7と通常のホース等を接続する下方吐出部10とが備えられ、切替弁6で湯水の吐出を選択する。湯水混合栓3から温水を吐出することができるので、寒冷期において洗車やペットの足洗いを快適に行える。湯水混合栓3を柱状ケース内に収納したから太陽光や風雨に直接曝されるおそれがなく、劣化が防止される。湯水混合栓や給湯管,送給管が湯の流通によって高温となっても、使用者が接触して火傷を負うのを防げる。突出部分が減るので見栄えが良くなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 中空の柱状ケースに水が導入される給水部、湯が導入される給湯部、及び、湯水を吐出する吐出部が設けられ、前記柱状ケース内に、水と湯とを混合するための湯水混合栓、前記給水部と湯水混合栓とを接続する給水管、前記給湯部と湯水混合栓とを接続する給湯管、及び、前記湯水混合栓から送出される温水を前記吐出部へ導く送給管が内蔵され、前記柱状ケースの外面に前記湯水混合栓の操作ハンドルを設けたことを特徴とする温水機能付き水栓柱。 【請求項2】 前記湯水混合栓に、給水量調節用の給水操作ハンドルと、給湯量調節用の給湯操作ハンドルとが設けられ、給水操作ハンドル及び給湯操作ハンドルは、柱状ケースの外面における当該柱状ケースの鉛直方向の中心軸線に対し実質的に対称となるように設けられている請求項1に記載の温水機能付き水栓柱。 【請求項3】 前記湯水混合栓に、湯水の吐出量調節用の流量調節ハンドルと、水温調節用の温度調節ハンドルとが設けられ、流量調節ハンドル及び温度調節ハンドルは、柱状ケースの外面における当該柱状ケースの鉛直方向の中心軸線に対し実質的に対称となるように設けられている請求項1に記載の温水機能付き水栓柱。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、庭,車庫,公園等の屋外に設置されるのに適した水栓柱に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、屋外に水栓設備を設置する場合、柱状の支持体を立設し、この柱状支持体内に配管を設けると共に、該柱状支持体の普通は上方領域に単水栓等の水栓器具を外部操作可能に取り付けた水栓柱を用いることがある。一般に、この種の水栓柱は、下部がコンクリートで固定されたり、移動可能なコンクリートブロック上に立設されたりする。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の水栓柱は、屋外に設置した場合、水栓器具が、外側に露出しているため太陽光による加熱を受けたり風雨に曝されたりするので、劣化し易いという問題がある。また水栓器具が柱状支持体の外面から突出しているため、見栄えが余り良いとは言えないのみならず、水栓器具と人とが衝突し易くなっている。さらに水栓柱を施工する際に、水栓器具の回りにある程度の作業空間が確保されるようにしなくてはならないという制約を受ける。 【0004】屋外に設置される水栓柱の用途は、打ち水,庭木への散水,洗車,散歩帰りの犬の足洗いなどであるが、従来の水栓柱に設けられる水栓器具は単水栓であるため、寒冷期にあっては、洗車をするのが苦痛となり、また犬などのペットに対して冷水を使用するのはペット、使用者双方にとって酷である。そこで従来は、別途、湯を用意して対処しているのが現状である。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、かかる実情に鑑み、必要に応じて温水を使用することを可能にした水栓柱を提供するものであって、その特徴とするところは、中空の柱状ケースに水が導入される給水部、湯が導入される給湯部、及び、湯水を吐出する吐出部が設けられ、前記柱状ケース内に、水と湯とを混合するための湯水混合栓、前記給水部と湯水混合栓とを接続する給水管、前記給湯部と湯水混合栓とを接続する給湯管、及び、前記湯水混合栓から送出される温水を前記吐出部へ導く送給管が内蔵され、前記柱状ケースの外面に前記湯水混合栓の操作ハンドルを設けたことにある。このように構成された本発明に係る温水機能付き水栓柱は、水栓の機能本体に相当する湯水混合栓が柱状ケース内に収納されて保護されるので、直射日光や風雨の影響を直接受けるのが防止される。湯水混合栓を柱状ケースに内蔵したことにより、水栓柱における突出部分を少なくできる。さらに、内蔵した湯水混合栓から温水を吐出させることができるから、寒冷期における洗車やペットの足洗い等の使用が快適となる。 【0006】なお前記水栓柱において、前記湯水混合栓に、給水量調節用の給水操作ハンドルと、給湯量調節用の給湯操作ハンドルとを設けた場合は、これら給水操作ハンドルと給湯操作ハンドルとを、柱状ケースの外面における当該柱状ケースの鉛直方向の中心軸線に対し実質的に対称となるように配置することが望ましい。上記構成を採用することにより、例えば水栓柱を正面視したときの左右両側面に二つの操作ハンドルが対称に配置されるから、操作性を向上させることができる。さらに両ハンドルの中央部に湯水混合栓の本体部を1つにして納めることができ、経済的でコンパクトな構造となる。また湯水混合栓に、吐水量調節用の流量調節ハンドルと、水温調節用の温度調節ハンドルとを設けた場合も同様に、これら流量調節ハンドル及び温度調節ハンドルを、柱状ケースの外面における当該柱状ケースの鉛直方向の中心軸線に対し実質的に対称となるように設ければよい。 【0007】 【発明の実施の形態】〔第1の実施形態〕図1〜図3に、本発明の第1の実施形態に係る温水機能付き水栓柱1を示す。本例の水栓柱1は、例えば図1に示すように、排水手段26を備えた屋外のコンクリート製の洗い場27に完全固定の状態で立設される。また、給水源から水を供給するための給水配管13、及び、給湯機器Q等の給湯源から湯を供給するための給湯配管14が、柱状ケース2の基部に接続されている。なお、これら給水配管13,給湯配管14は、洗面化粧台15やキッチンシンク等に設置される湯水混合水栓16へ、水又は湯を供給するための配管から分岐させて設けることができる。 【0008】前記水栓柱1は、図2に示す如く、中空の柱状ケース2内部の上方領域に湯水混合栓3が配置され、この湯水混合栓3の下側に止水機能を含む流路の切替弁6が設けられる。柱状ケース2には、給水配管13が接続される給水部11、給湯配管14が接続される給湯部12、シャワーヘッド20に接続したシャワーホース21との接続部7aを有するシャワー用吐出部7、及び、通常のホース等が接続される下方吐出部10が、壁部の内外を貫通するように設けられている。そして、給水部11と湯水混合栓3の水流入部とを連絡する給水管W、給湯部12と湯水混合栓3の湯流入部とを連絡する給湯管H、湯水混合栓3の温水流出部と切替弁6の流入口とを連絡する連絡管M、並びに、切替弁6の複数の流出口とシャワー用吐出部7及び下方吐出部10とをそれぞれ連絡する送給管M1 ,M2 が、柱状ケース2内に納められている。 【0009】前記シャワー用吐出部7のホース接続部7aには、シャワーホース21をワンタッチで着脱可能なカップリング部材を設けてもよい。さらにシャワー用吐出部7は回動可能としてもよい。他方、下方吐出部10における接続部10aについても、例えばホース30を押し込むだけのワンタッチで接続できるようなカップリング部材を設けてもよい。 【0010】柱状ケース2の左右外面には、前記湯水混合栓3を操作するための二つのハンドル4,5を実質的に左右対称となるように突出して設けると共に、柱状ケース2の正面には、前記切替弁6を操作する切替ハンドル6aを設けて、これら湯水混合栓3と切替弁6とを外部操作可能としてある。なお湯水混合栓3に設ける二つのハンドル4,5とは、給水量調節用の給水操作ハンドルと給湯量調節用の給湯操作ハンドルの組合せとするほか、サーモスタットを内蔵させて自動温度調節機能を持たせた場合は、前記操作ハンドル4,5の一方を流量調節ハンドル、もう一方を温度調節ハンドルとすることが考えられる。 【0011】柱状ケース2は、例えばステンレス鋼板等の金属・合成樹脂・表面を樹脂被覆した鋼板・セラミックなど、比較的強度が有って耐久性,耐候性に優れている部材で製作するのが望ましい。また柱状ケース2の形状は、角柱状,円柱状,多角柱状等、適宜選択することが可能である。また柱状ケース2の上部開口は着脱可能なキャップ2aで覆蓋され、このキャップ2aを取り外すことにより、ケース内部のメンテナンスを容易に行えるようなされている。さらに柱状ケース2の外面には、シャワーヘッド20を保持するためのシャワーフック22と、適宜形状のハンガー23とを設けてある。 【0012】ところで、湯水混合栓3,給湯管H,連絡管M及び送給管M1 ,M2 には高温の湯を流通させることがあるので、柱状ケース2を合成樹脂,樹脂被覆した金属板,セラミック等の断熱性部材で製作するのがよい。あるいは柱状ケース2を金属等の熱の良導体で製作した場合は、水栓柱1の表面が高温となるおそれがあるので、上記湯水混合栓3,給湯管H,連絡管M及び送給管M1 ,M2 の表面を断熱材で被覆してもよい。さらには必要に応じ、柱状ケース2内を、例えば発泡樹脂やモルタル等で充填してもよい。 【0013】前述の如く構成される水栓柱1は、基部に設けた給水部11及び給湯部12に給水配管13,給湯配管14を接続し、柱状ケース2を所定箇所に立設するだけで、施工することができる。必要に応じて温水を、シャワー用吐出部7を経由してシャワーヘッド20から、あるいは下方吐出部10に接続したホース等から吐出させることができるので、寒冷期における洗車やペットの足洗い等を快適に行うことができる。湯水の吐出を、シャワーホース21に連結したシャワーヘッド20から又は下方吐出部10に接続したホース30から行うので、湯水の吐出方向を任意の方向とすることができ、依って、打ち水や庭木への散水を容易に行える。なお積雪の多い地域では、本発明に係る温水機能付き水栓柱1を、道路等の融雪用として活用することができる。 【0014】柱状ケース2には、内蔵した湯水混合栓3から吐出される温水の流量及び温度を調節するためのハンドル4,5が設けられるが、本例では、これら操作ハンドル4,5を、水栓柱1を正面視したときの左右側面に中心軸に対し対称であって且つ回転軸が水平となるように配置した。ハンドル4,5をこのように実質的に水平で且つ左右対称に設置することにより、水栓柱1の正面側で作業する場合において、作業者が立っていても座っていても、左右の操作ハンドル4,5を操作するのが容易になる。また、柱状ケース2の外面に水栓器具を設けないから、突出部分を少なくすることができ、見栄えが向上する。水栓柱1にハンガー23を設けた場合は、これを、ペットの足洗いに際して引き綱を係止させたり、散水終了後に巻き取ったホースを引っかけたりするのに利用することができる。 【0015】〔第2の実施形態〕図4は、水栓柱1に内蔵される湯水混合栓3に、止水機能を含む流路の切替弁機構を一体に設けた実施形態を示すものである。従って、当該湯水混合栓3は、湯水の流出部を2個有するものとなっている。本例では、柱状ケース2内に配設した当該湯水混合栓3に、温度調節操作部を備えた流量調節ハンドル5と流路の切替ハンドル6aとを、柱状ケース2の外部から操作し得るよう設けると共に、この湯水混合栓3と、シャワー用吐出部7及び下方吐出部10とを、それぞれ送給管M1 ,M2 とで連絡した。そして、切替ハンドル6aを操作して、湯水混合栓3に内蔵した流路の切替弁機構を動作させることにより、水又は温水を、シャワー用吐出部7を通じてシャワーヘッド20から吐出させるか、または下方吐出部10に接続したホース(図示せず)等から吐出させるかを任意に選択することが可能なよう構成されている。 【0016】〔第3の実施形態〕図5及び図6に、本発明に係る水栓柱1の異なる実施形態を示す。同水栓柱1の基本構成は、前記第1,第2の実施形態と共通である。本例の特色とするところは、湯水混合栓3と給水部11とを接続する給水管Wの途中、及び、湯水混合栓3と給湯部12とを接続する給湯管Hの途中それぞれに逆止弁8,9を配設した点、そして、これら逆止弁8,9を、柱状ケース2の側面に形成した開孔から着脱操作できるよう構成した点にある。 【0017】かかる構成により、本例の水栓柱1にあっては、柱状ケース2内部に収納した各器具の点検を、上端に装着したキャップ2aを取り外すことにより行い、給水管W及び給湯管Hの途中に設けた逆止弁8,9のメンテナンスは、柱状ケース2の側面から行うことができる。 【0018】本例の水栓柱1は、柱状ケース2の基部(地面Gの下に埋設される部分)における片面に、給水部11及び給湯部12の両方を設けた点が若干相違している。また図6に示す如く、排水口(図示省略)を有する防水パン24を水栓柱1の基部に一体的に設けると共に、この防水パン24内にスノコ25等の水切り部材を配置した。スノコ25を防水パン24に設けておくことにより、例えばペットなどを洗ったあとで、水切りを行うのが容易になる。 【0019】なお前記実施形態は、水栓柱1が二つの吐出部を有している場合について述べたものであるが、本発明は、吐出部が一個だけの水栓柱、あるいは吐出部が三個以上の水栓柱にも適用することが可能である。 【0020】 【発明の効果】本発明に係る温水機能付き水栓柱は、以下に列挙する効果を発揮する。 ■水栓本体に相当する湯水混合栓を柱状ケース内に収納して保護するから、太陽光や風雨に直接曝されるおそれがない。よって、湯水混合栓の早期の劣化が防止される。 ■湯水混合栓や給湯管,送給管は、湯が流通することによって高温となるが、これらを柱状ケースに内蔵したので、使用者が直に接触して火傷を負うのを防止することができる。 ■従来のように水栓器具を外面に突出させることがなく、突出部分が減るので、見栄えが良くなるだけでなく、使用者との衝突を少なくできる。さらに水栓柱の施工に際し、吐出部の周囲に広い空間を確保する必要がない。 ■湯水混合栓を内蔵させて温水を吐出させる機能を持たせたから、寒冷期においても洗車やペットの足洗い等を快適に行える。 ■湯水混合栓に設ける二つの操作ハンドルを、柱状ケースの外面に、当該柱状ケースの鉛直方向の中心軸線に対し実質的に対称となるよう設けた場合は、ハンドルの操作性を向上させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000479 【氏名又は名称】株式会社イナックス 【識別番号】000144072 【氏名又は名称】株式会社三栄水栓製作所
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| 【出願日】 |
平成12年12月8日(2000.12.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082016 【弁理士】 【氏名又は名称】内田 敏彦
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| 【公開番号】 |
特開2001−288786(P2001−288786A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月19日(2001.10.19) |
| 【出願番号】 |
特願2000−374491(P2000−374491) |
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